2016 1 第106号 『日本新三大夜景』として選ばれた札幌市の夜景 全国統一安 全就業スローガン 『見逃すな ヒヤリで済んだ あの経験』 公益社団法人 ●新年の挨拶 理事長 前田 龍一 ●年頭あいさつ 札幌市長 秋元 克広 ●各種会議が開催されました ●地域班活動の様子 ●就業先探訪 ●リフレサッポロ会議室ご利用について ●シルバー人材センター事業とは ●事故が多発しています! ●札幌市に対して要望活動を実施 ●平成27年度パネル展について ●第16回大通公園清掃奉仕活動の中止について ●凍結路面での転倒に気を付けよう ●配分金に関わる確定申告について ●税務署からお知らせ ●第22回会員交流大会のお知らせ ●第2回『チ・カ・ホ』パネル展のお知らせ ●年末年始の緊急連絡先について ●年会費お支払いのお願い ●事業実績・編集後記 札幌市シルバー人材センター ( ホームページ URL http://www.s-silver.jp ) 2 3 4 5∼6 7 7 8 9 10 10 10 10 11 11 12 12 12 12 12 理事長 前田 龍一 新年明けましておめでとうございます。 役員・会員・職員の各位におかれましてはご家族共々お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申 し上げます。 さて、昨年の我が国の経済は、一部に弱さは見られますが、穏やかな回復基調が続き、雇用者数 は増加しています。シルバー事業につきましても、全国集計では受注件数、受注金額とも増加に転 じておりますが、道内そして本市におきましてはあと一押しが待たれるところです。また、会員数は、 団塊世代が六十五歳を超え、全国的にも会員と成り得る層が増加しているにも関わらず伸び悩んで おりますが、その動きはここにきてようやく底打ちと成りつつあります。 一方、高齢化が進む中で、シルバー人材センターの果たすべき役割は、一層大きくなっています。 昨年二月の国会で、安倍内閣総理大臣は、 「高齢者の皆さんに多様な就業機会を提供する。シルバー 人材センターには、さらにその機能を発揮してもらいます。」と施政方針で演説されました。このよ うに「シルバー人材センター」の名を出された施政方針は初めてです。また、厚生労働省の「生涯 現役社会の実現に向けた雇用・就業環境の整備に関する検討会」の報告書でも、 「センターが高年齢 者の就業ニーズの変化・多様化に対応して・・・積極的に就業機会・職域を開拓していくことが必要 である」とされています。また、秋元克広市長は市政ビジョンの中にシルバー人材センターの一層 の活性化を期待する旨を訴えて来られました。私共は、このことにしっかりと応えて前進いたしま しょう。 このようにシルバー人材センターには各所から大きな期待が寄せられており、会員増及び事業の 拡大・多様化を進めていくことが当センターの最重要課題と言えましょう。このため、理事・会員・ 職員が心を一つにして、会員増・事業拡大に向けた一層のご努力をお願い申し上げます。 新たな事業展開については、昨年から本格的に取り組みましたシルバー派遣が予想をはるかに超 える勢いで展開いたしております。 また九月には、労働者派遣法が改正され、いわゆる「派遣期 間三年問題」が解消されており、このことを契機に一気に派遣 就労の広がりが期待されます。 加えて昨年来懸案といたしております女性会員の増並びに職 域の拡大なども是非とも進展させたいテーマです。 今年も役員・会員そして職員がそろって健康で手応えのしっ かり実感出来る一年になりますよう祈念いたします。 2 札幌市長 秋元 克広 新年あけましておめでとうございます。謹んで新年のごあいさつを申し上げます。 昨年の5月に札幌市長に就任いたしましてから、8カ月が経過しました。この間、早期に着手す べき課題については補正予算を編成し、また、今後5年間の具体的な取り組みを掲げる「札幌市ま ちづくり戦略ビジョン・アクションプラン 2015」をとりまとめるなど、これまでの経験を活かし、 スピード感を持って市政運営に取り組んでまいりました。 私は194万人の市民が暮らす道都・札幌のかじ取りを担うに当たり、〝人を大事にする〟こと を原点に掲げ、 「徹底した地域主義」によるまちづくりと、 「市民感覚」を大切にした行政運営を行っ ていきたいと考えています。そして、札幌の二つの未来の姿を描きました。一つは「誰もが安心して 暮らし、生涯現役として輝き続ける街」、もう一つは「世界都市としての魅力と活力を創造し続ける 街」です。誰もが生涯現役として輝き続ける街であることが、都市の魅力と活力を創造する源泉と なり、そこから生み出された都市の魅力と活力が、働く場の確保や経済の活性化へとつながり、人々 の暮らしをより豊かにするといった、 「まちづくりの好循環」を形成していきたいと考えています。 私たちの街・札幌は、充実した都市機能と豊かな自然を兼ね備え、多くの市民から愛される街で ある一方で、人口減少や超高齢社会の到来と公共施設などの都市基盤の老朽化といった大きな課題 も抱えています。このようなソフト・ハードの両面に困難な課題が存在する今の札幌ですが、私は これを、街の魅力をさらに高めるチャンスであると捉えています。高齢社会や省エネルギー社会な ど、これからの時代に対応した街に変えていくために、 「市民力」を結集し、北海道や道内市町村と もしっかり手を携えるときです。 高齢者への就労機会の提供を通じて地域社会への貢献を続けてこられた、札幌市シルバー人材セ ンターにおかれましては、札幌市が目指す社会の実現のため、いままで以上に大きな役割を果たし ていただけるものと、期待を寄せさせていただいております。 今後とも、貴センターの益々のご発展と会員の皆さんのご健康を祈念申し上げまして、挨拶とさ せていただきます。 監 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 常務理事 副理事長 副理事長 副理事長 理 事 長 西田 史明 佐田 重光 馬場 伸哉 花田 秀二 上田 厚子 坂口 敏春 小島 修一 神野 政幸 鶴田 喜昭 井浦 弘 奥井 欽也 高橋 春之 角田 敏秋 北林 貴人 立花 邦雄 田中 洋一 中村 暁生 前田 龍一 謹んで新年の ご祝詞を 申し上げます 監 事 他 職 員 一 同 3 各種会議が開催されました 【平成27年度 第2回理事会】平成27年8月28日(金) 1.報告事項 報告第1号 会員の入退会について( ∼ 7月) 報告第2号 事業実績について ( ∼ 7月) 報告第3号 前回理事会以降の会議・行事について 報告第4号 今後実施の会議・行事について 報告第5号 就業期限基準の対象者について 報告第6号 安全・適正就業委員及び事故措 置審議委員について 報告第7号 適正就業審査委員について 2.議 案 議案第1号 札幌市への要請活動の件 議案第2号 業務執行理事の選定の件 3.その他 100 万人会員達成のためのロードマップの策 定について 第2回地域班運営委員長連絡会議の様子 【平成27年度 第2回地域班運営委員長連絡会議】 平成27年7月31日(金) 1.報告事項 ①傷害・賠償事故発生状況について ②就業期限基準の対象者について ③安全・適正就業委員及び事故措置審議委員に ついて ④適正就業審査委員について 2.協議事項 ①第 16 回大通公園清掃奉仕活動の実施について ②平成 27 年パネル展の開催について ③札幌市への要請活動について ④第22回会員交流大会実行委員の選出について 3.その他 ①平成 27 年度地域班運営委員会活動実施報告 書(上半期分)の提出について 【平成27年度 第3回理事会】平成27年11月27日(金) 1.報告事項 報告第1号 会員の入退会について( ∼ 10月) 報告第2号 賛助会員の入会状況について( ∼ 10月) 報告第3号 事業実績について( ∼ 10月) 報告第4号 前回理事会以降の会議・行事について 報告第5号 今後実施の会議・行事について 報告第6号 第16回大通公園清掃奉仕活動の実 施結果について 報告第7号 平成27年度パネル展の実施結果に ついて 2.議 案 議案第1号 平成27年度「会員継続調査」実施の件 議案第2号 諸規定の改廃の件 3.その他 【平成27年度 第3回地域班運営委員長連絡会議】 (平成27年度第1回職群班長会議) 平成27年10月30日(金) 【平成27年度 第1回会員交流大会実行委員会】 平成27年10月23日(金) 職群班議題 1.協議事項 ①各研修会技能判定結果の配布について ②自主研修会での費用負担について ③「ゴミ出しのお手伝い」について ④事故当事者の研修再受講について 2.その他 1.協議事項 ①実行委員長選出 ②副実行委員長(2名)の選出 ③会員交流について ④会員研修について ⑤作品展等について ⑥実行委員について 2.その他 地域班議題 1.報告事項 ①第 16 回大通公園清掃奉仕活動の実施結果に ついて ②平成 27 年度パネル展の実施結果について ③平成 27 年度安全・適正就業委員会就業現場 視察の実施結果について ④平成 27 年度第1回安全・適正就業委員会事 故措置審議会の審議結果について 2.協議事項 ①平成 27 年度「会員継続調査」の実施について ②平成 28 年度地域班活動費及び組織活動費に ついて 3.その他 ①チ・カ・ホ パネル展の実施に伴う協力依頼 について 第1回会員交流大会実行委員会の様子 4 地域班活動の様子 中央支部 ●東区地域班 〈剪定と冬囲いの自主研修〉 新緑の季節を迎え植木類の庭仕事が始まる頃、毎年取組ん できている自主研修会(剪定年4回・冬囲い年1回)の企画 を立案しました。 剪定は6月 23 日に 26 名で開催したのを皮切りに、7月は 23 名、8月は 21 名、9月は 19 名でした。各回とも新会員 の参加があり、また他の地域班からの参加者もあった。研修 会の会場は仕事の依頼者宅の庭園をお借りして早朝8時∼ 14 時まで実施した。研修は樹木の種類毎に未経験者・経験 者・熟練者のグループに分かれ、知識・技能を習得しました。 特に剪定の基礎である①剪定目的 ②剪定の時期を間違えない ③正しい枝の切り方を覚えよう ④いろいろな樹形 ⑤不要な枝の種類等々を学び、参加者は奥の深さ を知り真剣に取り組んでいました。 冬囲いは1回のみでしたが 10 月6日に 24 名で開催し参加者全員が同時に研修を受けました。花木 の冬囲いやむしろ掛け、またマツ類では雪吊り等の研修(縄の張り方、美観を重点に)を実施しました。 剪定、冬囲いの自主研修会には毎回新入会員が多く参加し今回も実り多き研修となりました。今後 も会員が単独で就業できるよう研修会の継続を図りたいと考えております。 (記 松村 信夫) 東支部 ●清田区地域班 〈職群班の取組みと活動〉 これまで清田区の職群班自主研修は、残念ながら平成 24 年に機械除草を開催したのみである。このため、剪定や冬囲 い等の技能・知識等についてベテラン会員から新入会員への 継承が円滑に行われていないのが現状である。 この現状を打破し、会員の意識改革を図り、職群班を活性 化することを目的に清田区地域班は今年度から次の取組みと 活動を行うこととした。 1.新入会員への就業機会を積極的に創出 2.共同作業による後継者の育成 3.自主研修会の開催(剪定・冬囲い・機械除草) 〈自主研修会の開催〉 上記の目的を達成するために、下記の自主研修会を開催しました。 【剪 定】 7月 30 日 20 名出席 平岡小学校にご協力をいただき、午前中は教室で庭木の管理とマナーの座学、午後は校庭木(イチイ・ ツゲ・ドウダンツツジ)を使って、先輩と新人がペアとなり実技訓練を行った。 【冬囲い】 9月 26 日 16 名出席 シルバーで仕事をさせていただいている、あるお宅の庭を会場に冬囲いの基本と応用や、むしろ掛 け、吊りの方法について、新谷会員から指導を受けました。 【機械除草】 9月 26 日 12 名出席 住宅地の空地を利用し、笠野会員から安全指導を受け実技訓練をした後、町内会館で除草機の座学 を行った。 (記 塩谷 正美) 5 地域班活動の様子 西支部 ●北区地域班 平成 27 年度活動報告 〈平成 27 年度職群班自主研修会の報告〉 【機械除草グループ】 日時:6月 18 日 8時 30 分∼ 参加者 10 名 場所:北区屯田 1015 番地 【剪定作業グループ】 日時:7月 30 日 9時 30 分∼ 参加者 12 名 場所:北区太平 12 条5丁目 【冬囲い作業グループ】日時:10 月 21 日 10 時∼ 参加者 20 名 場所:北区東茨戸 50 番 327 各職種グループの研修会議においては、平成 26 年度以降の事故事 例を参照し注意喚起を行い、また加齢に伴う諸機能の低下を意識し無 理をしないことや就業先への行き帰りの交通事故・転倒等を再度確認 した。 実技においては、その作業に適した服装(ヘルメット含む)の点検か ら始まり、さらに機械・用具・飛散防止ネット・安全柵・脚立等の取 り扱い、また就業場所の事前確認や樹木の種類に対する作業方法等に ついて講師(世話役含め)と密着した会話の中で技能向上を図る実習が 行われた。 〈北区地域班女性部会の活動報告〉 【第 23 回女性会員の集い】 日時:7月7日 11 時∼ 参加者 16 名 今回は、介護老人保健施設『サンビオーズ新琴似』様で施設見学を実施。施設における目的等の説明 を受けその感想や就業状況・困りごとなどが話され、センターで就業先の拡大を検討して頂きたいと の意見の中、時間一杯有意義な交歓会となった。 (記 神野 政幸) 西支部 ●西区地域班 〈地域班活動〉 シルバー事業の一つは健康な高齢者が就業(働くこと)を通じて社会に参加し、そこに働く喜びと生 きがいを見出そうとすることを目的としています。会員が早く技術を学び、仕事を覚えて、仲間が出 来ることが生きがいになります。西区地域班では今年度から3ヶ月毎に、入会した新入会員に地域班や 職群班について説明し、早く地域班に溶け込むことができるようにしています。職群班会議や庭の手 入れ班、機械刈り班では世話役を中心として自主研修を行い、これに参加することにより技術を学び 仲間が出来るよう地域班と職群班では世話役や先輩会員が新入会員に早期就業を呼びかけています。 〈西区地域班女性部活動の紹介〉 女性部では会員が知り合う機会として、西区の皆さんが良く 知っている三角山への登山を計画しました。数人の男性会員も 参加し心と体をリフレッシュできる健康的な行事でした。ちょ うど大きな台風が接近していて、予報では雨や雪がひどくなる とのことであったものの、当日の朝は曇っており風も弱く、日 が射す時もあり心地よく登山は行われました。途中、幼稚園の 元気な子供達に出合い皆元気をもらい、お互いに親睦を深める ことが出来ました。また下山後は皆で昼食をいただき楽しいひ とときを得ることが出来ました。 これからも会員同士が仲よく元気に活動出来る地域班を目指 して行こうと思います。 (記 小島 修一) 6 山頂にて記念写真 就 業 先 探 訪 <中央支部> 【 札幌新陽高等学校での校内清掃業務】 就業先である学校法人札幌慈恵学園札幌新陽高等学校 は、南区澄川の眺望に恵まれた高台に昭和 33 年4月に開 校した慈恵女子高等学校が前身で、その後昭和 62 年4月 に男女共学の現校名に改称されて現在に至っています。在 校生は 650 人(特進・国際コース、進学コース、総合コー ス)が通学し勉強と部活に励んでいます。 清掃業務には女性会員4人(南区、豊平区)が、年度毎 に継続し就業しており、就業日は毎週月曜日∼金曜日(休 校日を除く)までの5日間で、就業時間帯は午前7時から 11 時までの4時間です。就業形態は毎日2人組でローテ ーションを組んで就業しています。仕事の内容は生徒さん の登校前に1階から4階の男女別トイレの清掃を最初に行 い、ペーパーの補充も同時に行います。登校後は廊下、階 段等のゴミ取り、水拭きのモップ掛けが一連の流れになっ ています。校内は大変広いため清掃作業が効率よく出来る よう4人で確認しながら行っております。なお、事務室、 職員室、教室、体育館等は対象外となっております。 思春期の男女生徒が大勢在校していますから、校内の清 潔さと安心感を持って頂ける清掃を今後も心掛けていきた いと思っております。 (記 豊平区 守谷 征子) シルバー人材センターの会議室をご利用ください リフレサッポロに移転したことにより、2つの会議室を独自に利用できます。 会議室の規模や利用方法については、次のとおりです。 1.会議室の規模 ○ 会議室A(1F) 面積:120㎡ 机:19台 椅子:60脚 ○ 会議室B(4F) 面積: 56㎡ 机:10台 椅子:36脚 ※ 設備など マイク プロジェクター スクリーン ホワイトボード 2.会議室の利用可能日 ○ 平日(土、日曜日、祝祭日、年末年始を除く)午前9時~12時 午後1時~4時まで。 3.利用対象となる活動例 ○ 地域班、職群班での各会議 地域班会議、運営委員長会議、地域懇談会、女性部連絡会議、代表世話役連絡調整会議 世話役連絡調整会議、職種グループ会議 ○ 地域班、職群班で行う自主研修 マナー研修、健康維持研修、植木の手入れ研修、除草研修(機械)研修などの座学 ○ 普及啓発活動あるいはボランティア活動等の準備・配布物の準備など ※同好会活動や福利厚生活動は対象となりません。 ※原則として、シルバー人材センター会員の利用となります。 4.利用時の注意事項 ○ 駐車場はありますが、できるだけ公共交通機関の利用をお願いします。 ○ 各人用のロッカーなどはありませんので貴重品、私物については自己管理でお願いします。 ○ ゴミの持ち帰り、および、使用したテーブルの整理などもお願いします。 5. 申込み先・お問い合わせ ○ 札幌市シルバー人材センター 本部 総務課 担当:早坂まで TEL:011-826-3419 FAX:011-826-3439 7 シルバー人材センター事業 とは? ◉ シルバー人 材 セ ン タ ー 事 業 と は 定年退職後等において雇用関係でない「臨時的かつ短期的またはその他の軽易な仕事」を通じて、自己の 労働能力を活用し、追加的収入を得るとともに働く喜びと生きがいの充実を目的とするものであり、生計を維 持することを目的とするものではなく、また就業日数や収入を保障するものではありません。あくまでも健康 な高齢者が働くことを通じて社会参加をし、そこに働く喜びと生きがいを見出そうとする事業です。 『自主・自立、共働・共助』の理念のもと、高齢者が自分達の手で運営していく団体です。 ◉「 臨 時 的 か つ 短 期 的 、ま た は 軽 易 な 業 務 に係 る 就 業 」とは ○臨時的・短期的な就業 : 目安として月10日を超えない就業 ○軽易な業務に係る就業 : 目安として週20時間を超えない就業 センターが扱うことができる仕事は、 「地域社会に密着した仕事であって、一般の職業紹介事業にはなじま ないもの」であることから法令等でいろいろな制約があり、これに配慮しなければ適正な事業運営をすること はできません。 「シルバー派遣事業」って? ■シルバー派遣事業について 「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」の一部改正に伴い、シルバー人材センターでも「一般労働者 派遣事業」を行うことが可能になりました。 当センターでは、これまでの「請負・委任」 (受託事業)による就業に加え、多様な就業メニューのひとつと して「一般労働者派遣事業」を平成26年6月から実施しています。 ■当センターが行う「一般労働者派遣事業」について シルバー派遣事業で働く場合、会員は労働契約により派遣労働者として北海道シルバー人材センター連 合会に雇用され、就業場所である会社などに派遣され、その派遣先の指揮命令を受けて業務に従事します。 派遣契約料支払 北海道シルバー人材センター連合会 (札幌市事務所:札幌市シルバー人材センター) 指揮命令関係 労働契約 賃金支払 会 員︵ 派 遣 労 働 ︶ 事 業 主︵ 派 遣 先 ︶ 派遣契約 ※労働契約により雇用された会員は、拠点の札幌市事務所から会社などに派遣され、派遣先の指 揮命令を受け業務に従事します。 ※社会保険や雇用保険の適用はありませんが労働者災害補償保険(労災保険)が適用されます。 ■シルバー派遣事業の特色 ①派遣できる業務は? 臨時的・短期的な就業(会員一人あたりの就業日数がおおむね月10日程度以内) または軽易な業務に係る就業(会員一人あたりの就業時間がおおむね週20時間を 超えない) ②派遣できる期間は? 同一事業所へ派遣できるのは、労働者派遣法により原則、3年が限度となります。 派遣先が3年を超えて受け入れる場合は、派遣先の過半数労働組合等からの意見 を聴く必要があります。※ ③実施体制は? 公益社団法人北海道シルバー人材センター連合会が派遣元事業主となり、札幌市 事務所(公益社団法人札幌市シルバー人材センター)が実施事業所となります。 ④派遣先エリアは? 札幌市内に限られます。 ※平成27年9月に労働者派遣法が改正され②の通りになりました。 ■「シルバー派遣事業」と「請負・委任による就業」の比較 項 目 シルバー派遣事業 請負・委任による就業 仕事の期間・内容 臨時的・短期的な就業(就業日数がおおむね月10日程度以内) 軽易な業務に係る就業(就業時間がおおむね週20時間を超えない) 雇用関係の有無 お客様からの指揮命令 有り 受ける 無し 受けない 傷害時に適用される保険 労働者災害補償保険(労災保険) シルバー人材センターが加入している 傷害保険 お客様(仕事の依頼主) 公益社団法人 との契約当事者 北海道シルバー人材センター連合会 公益社団法人 札幌市シルバー人材センター 社会保険・雇用保険の適用 就業に対する報酬 無し 配分金 無し 賃金・給与 8 事故が多発しています! 〈危険予知と安全確認〉 平成27年度の事故発生状況は11月末時点で、傷害事故が18件、一方、賠償事故は20件発生しています。これは 平成26年度期末の事故件数に比べ、すでに傷害事故では4件、賠償事故では10件上回っており、昨年よりハイ ペースで事故が発生していることになります。 今年の傷害事故の特徴として、盛夏から初秋にかけて除草(手刈り)や植木の手入の作業中、ハチに刺される事 故が6件発生しています。また賠償事故については冬囲い作業中にロードヒーティングのパイプを損傷させた事故 が3件、事業所の駐車場においてショッピングカートの整理中に自家用車に接触し損傷を与えた事故が2件、除草 (手刈り・機械)作業中の灯油の送油パイプ・エアコンのホース切断などもそれぞれ1件ずつ発生しております。 事故は、慣れと油断という過信が原因で起きています。そしてその過信がより重大な事故につながっています。 慣れた仕事ほど用心を怠らないということが大切です。 そして作業前にはお客様と十分に打合せを行い、「思い込み」や「勘違い」に起因するトラブルが発生しないよ うお願いします。特に剪定作業の場合、お客様からの指示に対する理解不足や、打合せが不十分なまま作業を進め たため剪定予定のなかった植木を剪定したり、また強剪定により木が枯れそうになる事態が発生しています。お客 様のご意向をよく聞き、理解してお客様が納得された上で作業するようにして下さい。 また、例年これからの季節は就業先への行き帰りで転倒する傷害事故も多発する時期でもあります。冬場は防寒 対策とともに滑りやすい路面にも十分注意を払って下さい。 いま一度、会員の皆様ひとりひとりが安全対策について考えていただき、より一層安全・適正就業に努めていた だくようお願いします。 平成 27 年度 事故発生状況(11 月末現在)及び前年の事故件数 傷 害 事 故 就業別 平成26年度 平成27年度 傷 害 事 故 増 減 傷害内容 平成26年度 平成27年度 増 減 除草(手刈り) 3件 7件 + 4件 転倒(就業途中) 3件 1件 植木の手入 2件 4件 + 2件 転倒(就業中) 3件 3件 なし 屋内清掃 1件 2件 + 1件 毛虫によるかぶれ 3件 4件 + 1件 2件 + 2件 蜂に刺される 1件 6件 + 5件 墜落・転落 1件 3件 + 2件 + 1件 動作の反動・無理 な姿勢等 1件 △1件 落下・飛来 屋外作業 除草(機械) 1件 駐輪場管理 1件 1件 封入れ 1件 植木の冬囲い 1件 営 業 1件 △1件 施設管理 3件 △3件 集 金 1件 △1件 小 計 14 件 1件 18 件 なし その他 小 計 + 4件 賠 償 事 故 就業別 平成26年度 平成27年度 △1件 1件 + 1件 △2件 2件 14 件 △2件 18 件 + 4件 賠 償 事 故 増 減 賠償内容 平成26年度 平成27年度 なし 送油ホース損傷 1件 植木の冬囲い 4件 + 4件 自転車を損傷 1件 屋外作業 4件 + 4件 ロードヒーティン グパイプ損傷 3件 + 3件 除草(手刈り) 2件 + 2件 エアコンホースを 切断 1件 + 1件 2件 + 1件 自動車・建物を 損傷 6件 8件 + 2件 1件 + 1件 物品の破損 1件 5件 + 4件 1件 なし 強剪定等 1件 1件 なし 1件 + 1件 20 件 +10 件 家事手伝い 6件 1件 屋内清掃 植木の手入 1件 駐輪場管理 2件 小 計 10 件 △2件 20 件 トイレ詰まり 小 計 +10 件 ※表中の件数のうち、平成26年が年度末・平成27年は11月末での件数。 9 10 件 1件 増 減 6件 除草(機械) なし △1件 札幌市に対して要請活動を実施 (平成27年9月2日) 前田理事長、中村副理事長、田中副理事長、立 花副理事長、北林常務理事の5名が札幌市役所を 訪れ秋元市長と同席した花田雇用推進部長に対 し、 「介護予防・日常生活支援総合事業」への参加 要望 「補助金の拡大要請」 「随意契約条項の活用に よる委託業務拡大要請」の要請文を手交し、札幌 市の支援と助成を強くお願いしました。 席上、秋元市長から、高齢者の役割が「福祉の 受け手」ではなく「社会の担い手」との自覚の下 に、その方々の「活躍の場」となるシルバー人材 センター事業は大変重要であると思う。また、地 域社会がシルバー事業に求めることも徐々に変 わってきており、時代のニーズに合った事業展開 も大切だと思う。 会員の皆様の就業機会の確保については、札幌 市としても出来る限り応援、協力していきたいと の言葉がありました。 秋元市長へ要請する前田理事長 平成27年度 市役所ロビーにおいてパネル展を実施 毎年恒例の札幌市シルバー人材センター主催の パネル展が、札幌市役所1階ロビーで9月7日(月) ∼ 11 日(金 ) までの5日間、開催されました。各 地域班より、其々、2名の会員さんにご協力をい ただき、相談コーナーも設置しました。期間中に 約 250 名の来場者が有り、興味深げにパネルを見 たり、熱心に係員にシルバー事業について質問し ている姿が見受けられました。 第16回 大通公園清掃奉仕活動の中止について 平成 27 年 10 月9日に予定していた第 16 回大通公園清掃奉仕活動は8日午前に北海道東 部に接近した超大型の台風 23 号による猛烈な風や雨による天候のため、活動実施は危険と 判断し8日午後に中止と決定しました。 凍結路面 での 転 倒 に 気を付けよう! 昨年度、当センターでは就業先に向かう途中、凍結路面に足を滑らせ転倒する事故が2件発生して います。一人は左足の半月板を損傷、もう一人は右足首及び右ひざの関節骨折するといった事故あり ました。札幌市では 70 歳代の転倒で骨折の割合が約 40%と高くなっています。道路に雪が積もり、 一段と滑りやすくなってきています。日頃から体を動かして転倒防止を図るとともに防寒対策を施し た洋服や、滑りにくい靴、リュックサックなどで両手をフリーにするなど、着る物や履物・持ち物な どに気を配り怪我のない冬シーズンを過ごしたいものですね。 10 配 分 金に関 わる確 定 申 告につ い て シルバー人材センターの仕事をして得た『配分金』は所得税法では「雑所得」として取り扱われますので、 課税対象者になると思われる会員の方は、各自において最寄りの税務署に申告が必要となります。計算方法な どは下記の事例を参考にしてください。 なお、『配分金』については65万円の特例控除が認められています。当センターでは平成27年分の『配分金 支払証明書』を発行いたしますので、必要な方は、1月29日(金)までに各支部事務所までご連絡ください。 2月1日(月)以降送付いたします。 配分金収入、公的年金収入以外の収入のある方は、事例の取り扱いと異なりますので、最寄りの税務署へご相談ください。 税務署からの 年金を受給されている方へ お知らせ!∼確定申告が不要な場合があります∼ 公的年金等の収入金額の合計額が400万円以下で、 かつ、公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20万 円以下である場合には、所得税及び復興特別所得税の 確定申告が不要です(外国の制度に基づき国外において 支払われる年金など源泉徴収の対象とならない公的年 金等の受給がある場合を除きます) 。 左記に該当しない場合や、 還付を受けるための確定申告書を 提出する場合は・・・ 国税庁ホームページ www.nta.go.jp 「確定申告書等作成コーナー」で 確定申告書が作成できます! ! ( 注1 ) 源泉徴収された税額の還付を受ける場合や上場 株式等の譲渡損失を翌年に繰り越す場合などは、 確定申告書を提出することができます。 ※ 確定申告書を提出する際は、復興特別所得 税の記載漏れにご注意ください。 ( 注2 ) 税務署への確定申告が必要ない場合であっても、 住民税の申告が必要な場合があります。住民税に 関する詳しいことはお住まいの市町村(市税事務 所)にお尋ねください。 平成27年分から、給与所得者又は 公的年金所得者向けの申告書作成画 面を新設しました。初めての方でも 操作がしやすい画面となっておりま すので、是非ご利用ください。 確定申告 検索 平成 27 年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告の相談及び申告書の受付は、平成 28 年2月 16 日(火) から3月 15 日(火)までです。 税務署は土・日・祝日は閉庁日となっており、確定申告の受付はおこなっておりません。 各支部 に 相談コーナー を 設置しています 各支部(中央・東・西)に、会員の入会・退会や就業に関 する悩みや不安などの相談窓口を開設しています。相談 員は各区地域班の役員が担当します。 お気軽にご相談下さい。 相談日は毎週月曜日の 午前 10 時から午後3時までです。 (午前中は11 時 30 分までに、 午後は1 時∼2 時 30 分の間においで下さい。) 中央支部 / 中央区大通西19丁目1-1 札幌市社会福祉総合センター2階 ☎ 614-2155 東 支部 / 白石区本通16丁目南4-26 リフレサッポロ1階 ☎ 826-3279 西 支部 / 西区琴似2条2丁目1-5 高道ビル2階 ☎ 615-8228 11 就業経験の交流を通し、共に学び合い、分かり合い、明日への英気を 養う場とすることを目的として第 22 回会員交流大会を開催いたします。 日 時:平成 28 年2月 17 日(水) 午後 1 時 ∼3 時 50 分頃まで 会 場:札幌市社会福祉総合センター4F 大研修室 札幌市中央区大通西 19 丁目1ー1 今回のプログラム 交流の部【私の就業体験について】 東区・豊平区・清田区の各地域班からそれぞれ会員一名が発表します。 研修の部【講演会】 作品展も テーマ:マイナンバー制度とは 講 師:札幌市総務局情報課 同時開催 しま す 詳細は地域班役員にお問い合わせ願います。 27 昨秋に『チ・カ・ホ』(札幌駅前通地 下歩行空間)で開催しました『チ・カ・ホ』 パネル展を今年も開催致します。日程 は年明けの1月 20 日(水)に開催する ことが決まりました。開催日が真冬と いうこともあり歩行者は昨年よりも多 くなると思われ、昨年以上の賑わいが 想定されます。 表紙の写真について 全国各地にはたくさんの素敵な夜景ス ポットがありますが今年 10 月9日(金) に兵庫県神戸市で開かれた「夜景サミット 2015 IN 神戸」で札幌市の夜景が「日本 新三大夜景」の第2位に、長崎市の第1位、 神戸市の第3位とともに選ばれました。 ㈱札幌振興公社様のご厚意により写真は HPから使用させていただきました。 <年末年始(平成27年12月29日∼平成28年1月3日まで)の休みの期間の緊急連絡先一覧表です。> お住まいの区 中央 支部 中央区・東区・南区 東 支部 白石区・厚別区 豊平区・清田区 西支部 北区・西区・手稲区 年会費の お支払いは ! お済ですか 緊 急 連 絡 先 (第1次連絡先) 中央支部事務所長 携帯 090-3777-3324 下記のいずれかに連絡して下さい。 090-3899-9711 事務局長 携帯 東支部事務所長 携帯 西支部事務所長 携帯 090-3899-9671 員 総務課長 携帯 090-6218-2155 090-3899-9693 年会費未納の会員の皆様に、10 月に会費納入通知書を送らせていただき ましたが、いまだお支払いされていない方は至急納入願います。 なお、3年以上未納の方は、退会処理をさせていただきます。 事 業 実 績 会 第 2 次 連 絡 先 (担当支部事務所長と連絡が取れない場合) 数 3,607 人 受 注 件 数 19,069 件 受 注 金 額 686,445千円 平成27年11月末 現在 12 16 26 リフレサッポロ4F ☎826ー3296 担当支部 月 公益社団法人 札幌市シルバー人材センター会報編集委員会 札幌市白石区本通 丁目南4ー 12 昨年と同じく4階フロアーに作品の展示コーナーを設置します。新作あるいは手持ちの作品の出展をお待ちして います。出展される方は作品名、サイズ、会員番号、氏名等を総務課:山﨑(☎826-3296)までご連絡ください。 出展申込の締切は2月5日(金)です。 搬入は2月 17 日、当日 10 時 30 分∼ 12 時、搬出は交流大会終了後になります。 第2回『 チ・カ・ホ 』パネル 展 開 催 の おしらせ 発行/平成 年 第 22 回 会 員 交 流 大 会 の お し ら せ
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