国立台湾師範大学 翻訳研究所 1995 年設立、台湾で最初の国立大学に

国立台湾師範大学
翻訳研究所
1995 年 設 立 、台 湾 で最 初 の国 立 大 学 に設 けら れ た翻 訳 通 訳 学 大 学 院 。
設 立 の目 的
1.広 く社 会 のニ ー ズ に応 え ら れ る 翻 訳 通 訳 のプ ロ を 育 成 する 。
2.翻 訳 通 訳 の学 術 理 論 研 究 を 促 進 する 。
沿革
わ が国 で は優 秀 な中 英 翻 通 訳 者 不 足 、理 論 研 究 およ び 教 育 研 究 の欠 如 が以 前 から 問 題 に な っ
て い た 。本 校 で は英 語 学 科 が中 心 と なり 、国 文 科 、史 学 科 、地 理 学 科 と協 力 し 、 1992 年 から
準 備 を は じめ 、1996 年 八 月 に翻 通 訳 学 修 士 課 程 を 設 立 し た 。翻 通 訳 者 に対 する ニ ー ズ は非 常
に大 き い が 、現 在 の と ころ わ が国 に お ける 学 部 およ び 大 学 院 の翻 通 訳 学 教 育 は 、輔 仁 大 学 翻 訳
学 研 究 所( 1992 年 設 立 の大 学 院 )と長 栄 管 理 学 院 翻 通 訳 学 科( 1996 年 度 から 開 講 )の二 私 立
大 学 が ある の み で 、国 公 立 大 学 に は学 科 や 修 士 課 程 が設 置 され て い な か っ た 。そ の ため 、本 大
学 院 が 1996 年 度 に設 立 して から 、国 立 大 学 の充 実 し た設 備 と教 授 陣 が多 く の志 望 者 を 集 め て
いる 。
専 攻 と入 学 試 験
翻訳専攻
中国語、英語、翻訳(中英双方向)
通訳専攻
中国語、英語、翻訳(中英双方向)
、面接試験
入試参考書:なし
入試要綱:二月上旬より配布開始
必修科目
1. 言語学
2. コミュニケーション理論
3. 言語能力
4. 文学
5. 専門分野科目:科学技術、政治法律、経済貿易、歴史文学
6. 学術と実務:通訳研究、研究方法、通訳業務紹介、論文、プロフェッショナル試験
コース・デザイン
1. 第一学年修了時に資格試験を受ける。
2. 資格試験合格後に「理論コース」と「実務コース」のいずれかを選択する。
3. 卒業必須単位数は翻訳(理論、実務)専攻が 37 単位、通訳理論専攻が 52 単位、通訳実務専攻が 69 単位。
4. 翻訳理論コースの学生は「プロフェッショナル・トレーニング」
(一)科目から最低 4 単位、選択科目から最低
12 単位を選択する。
「翻・通訳学理論研究」と「翻訳研究指導」を選択する。
5. 翻訳実務コースの学生は「プロフェッショナル・トレーニング」
(一)科目から最低 8 単位、選択科目から最低
8 単位を選択する。
「翻訳専業実務」と「翻訳専業実習」は必ず選択する。
6. 通訳理論コースの学生は「プロフェッショナル・トレーニング」
(二)科目から最低 8 単位、
「九.その他」科目
から「翻・通訳学理論研究」と「通訳研究指導」を選択する。
7. 通訳実務コースの学生は「プロフェッショナル・トレーニング」科目から最低 24 単位を選択する。そのうち、
「逐次通訳(三)
」
「逐次通訳(四)
」の双方向計 4 単位は必修。また「九.その他」科目から「通訳実務」と「通
訳実習」を選択する。
8. 学生は申請登録の手続きにより、大学院修士課程のその他の専攻から文学、言語学、教育学その他の科目を履修
することができる。
翻訳通訳専攻科 履修の流れ
翻訳専攻
通訳専攻
一 第一学年
共通必修科目 12
共通必修科目+専攻必修科目+専攻選択科目(+教職単位)
共通必修科目 12
翻訳必修 9
通訳必修 8
二 試験
必修選択 14
試験の範囲 ―― 翻訳専攻 一般テーマ(双方向)
通訳専攻 一般テーマ
サイトラ、逐次(双方向)
通訳併修
同時(単方向)
no
翻訳併修
yes
yes
no
時期 ―― 六月下旬
三 海外研修
翻訳資格試験
通訳資格試験
第一学年または第二学年修了時に海外留学
翻訳必修 9
翻訳専攻は最低三ヶ月、通訳専攻は最低六ヶ月
通訳必修 16
通訳必修選択 6
四 第二学年以降の課程
A 理論コース
+ 教職単位
B 実務コース
一学期で最低 6 単位
理論コース
実務コース
理論コース
実務コース
翻訳専門科目 4
翻訳専門科目 8
通訳専門目 8 通訳専門科目 24
翻訳理論 8
実務実習 5
通訳理論 4
実務自習 5
その他 4
その他 3
その他 6
その他 6
修了必要単位 37 修了必要単位 37 修了必要単位 52 修了必要単位 69
五 プロフェッショナル・テスト
申請 五月上旬 十一月上旬
中国翻訳史
双方向翻訳
中国翻訳史
逐次/同時通訳
試験 五月中旬 十一月中旬
翻訳理論
一般テーマ
通訳理論
一般(双方向)
専門テーマ
六 論文研究
課程修了後に執筆開始
申請書提出 → 指導教授、所長の許可
専門(一方向)
英語論文
翻訳作品
英語論文
3 万字以上
5 万字及び
3 万字以上
評価分析
1 万字(英語)
論文審査、口頭試問の申請
八 卒業
退学手続き締め切り 八月下旬、二月下旬
評価分析 1 万字
(英語)
申請 五月下旬 十一月下旬
国立図書館に修士、博士論文納本、概要データ登録
逐次または同時
5回以上および
七 学位試験
口頭試問修了時期 六月下旬 十二月下旬
国際会議
修了、卒業
私立輔仁大学 翻訳学研究所
輔仁大学翻訳学研究所は 1988 年に設立された中華民国で最初の翻訳通訳大学院である。
設立の目的はプロの翻訳者
および通訳者の育成によって、わが国の国際的な情報交流と技術移転のニーズに応えることにある。学生は本研究所
修士課程修了と論文審査通過により、文学修士の学位を授与される。また、修士学位とは別に「翻訳専業証書」
、
「会
議通訳及び翻訳専業証書」のプロフェッショナル・ライセンスも授与される。
専 攻コースと募 集 人 数
甲:翻訳専攻
中英/中日
3~ 8 名
乙 : 会 議 通 訳 及 び翻 訳 専 攻
中英/中日
3~ 6 名
* い ずれ も 合 格 者 3 名 以 下 の場 合 は開 講 し な い
* フ ラ ン ス 語 は 2000 年 度 から 募 集 な し 。
科 目 の概 要
科目名
単位数
内容
逐次通訳基礎
4
中英/中日 双方向
逐次通訳の基礎となる訓練。スピーカーのメッセージをいかに解釈するか、流暢な話し方の訓練、口語表現能力の向
上、ノートの要領、口語による伝達の要領。演習後にノートと通訳結果を比較検討する。
サイトラ基礎
4
中英/中日 双方向
同時、逐次の準備訓練。文章を口語形式で訳出する。なめらかさ、口語としての自然さ、アイ・コンタクトを重視。
同時通訳基礎
1
中英/中日 一方向
経済貿易、国際関係に関する知識強化、聴取と訳出を同時に行うことに慣れる。母語方向への同時通訳においてスピ
ーチを簡潔でわかりやすい口語によって伝達することを目標とする。
逐次通訳応用
4
中英/中日 双方向
授業は演習、コメント、模範通訳の形式で行う。経済貿易、科学技術、環境保護、国際政治など比較的専門的なテー
マを取り上げ、事前準備と逐次通訳の技巧を学び、丁寧な準備による精確で適切な通訳を追求する習慣を養う。さら
に実務経験、通訳現場の情況などについて紹介する。
サイトラ応用
4
中英/中日 双方向
演習、相互批評を通じて臨機応変な表現力を身につける。聞きやすい目標言語で流暢かつ適切な口語で伝達すること
を目標とする。テーマは経済貿易、科学技術、環境保護、国際政治など。前期は複雑な情報をいかに処理するかに重
点を置き、後期は言語表現の洗練を重視する。さらに実務経験、通訳現場の情況などについて紹介する。
同時通訳応用
4
中英/中日 双方向
実習、
模範通訳見学などを通じて同時通訳と事前準備の技術を十分に身につける。
前期は一般的な題材で訓練を行い、
後期はサイトラ応用に呼応した専門的なテーマを設定し、各分野における専門知識を系統だって強化し、学内講演会
での同時通訳実習を通じて臨機応変に対応する能力を養う。
通訳入門
4
中/英/日
逐次通訳の準備段階。通訳に対する基本的な考え方を固める。一言語のみを用いる練習により、談話の構造を分析し、
さまざまなスピーチのスタイルを学ぶ。学生は授業を通じて各種の情報を分析的に聞き分ける技術を学び、言語によ
る効果的な伝達と適切な言い換えを目指す訓練を行い、逐次通訳へのスムーズな移行に備える。
通訳翻訳実習(二年生)1
通訳/翻訳
修士課程二年生は実際の通訳翻訳業務に携わり、事前準備、リサーチ、通訳翻訳技術の適切な運用によって、クライ
アントの期待に応える。
トピック実習
4(後期は「財政経済」
)通訳/翻訳
一学期に十回のセミナーを開催する。学生は政治、経済、法律、翻通訳市場、翻通訳技術など各種分野に関する講演
を聴き、積極的に質問を行い、学期末にセミナー参加レポートを提出する。
一般翻訳
8
中英/中日/中仏
翻訳能力、翻訳速度をコントロールする能力を養う。翻訳の基本的な概念、さまざまなメディアによる文体の相違な
どを教授する。また名翻訳家の翻訳作品を分析する。学生は毎週、翻訳の課題を与えられ、訳文に対する批評を受け
る。また口頭による翻訳評論を行い、クラス参加者とともに討議する。
翻訳習作
8
中英/中日/中仏
翻訳に用いる各種ツールと各言語の翻訳における特殊技術に関して講義し、
職業としての翻訳について理解を深める。
学生に対しては、翻訳の流暢さ、速さ、正確さを要求し、市場のニーズに応えられる能力をやしなう。授業では訳文
の検討、討論、比較を行う。
文学翻訳
2
中英/中日/中仏(一方向)
文学作品を母語に翻訳する。誤訳の指摘、用語の推敲、文体の指導を通じて、SL と TL の概念および表現法の違いを
検討する。
科学技術翻訳
2
中英/中日/中仏(双方向)
科学技術分野の関連理論紹介、専門用語解説、科学技術論文で常用する文法構造などを講義する。学生の翻訳練習が
正確な翻訳を目標とする。
法律翻訳
2
中英/中日/中仏(双方向)
常用する法律、法律用語、司法関連文書、司法特有の文体について講義する。法律文の厳密な翻訳を学ぶ。
論文執筆
2
英/日/仏
異なる個別言語間の通訳翻訳をいかに行うか、比較分析のアプローチ方法、観察の方法、言語分析、言語現象の整理
と理論化に関して指導する。指導教官と学生は相互の連絡を密にし、よりよい論文の完成を目指す。
専門職としての翻通訳
1
通訳/翻訳
通訳、翻訳の業界および実務に関する各種テーマに関する講義。翻訳通訳の歴史、職業倫理、業界団体、市場環境、
各種翻訳通訳市場の動向、翻訳通訳認定制度などについて紹介する。
通訳理論/翻訳理論
1
講義および討論の形式で、通訳理論、翻訳理論の概念と現在までの発展状況、関連理論、文献を紹介する。
特別規定
翻訳専攻の学生で、その第一外国語を使用する国家地域における生活体験を持たない者は修士二年進級前の夏期休暇
期間を利用して二ヶ月の海外研修を行わなければならない。通訳専攻の学生で、その第一外国語を使用する国家地域
における生活体験を持たない者は修士二年進級前に休学手続きをとり、一年間の海外留学を義務づけられる。費用は
自弁とするが、海外留学奨学金を申請することができる。
コース履 修 の概 要
基 礎 科 目 / 応 用 科 目 およ び中 心 科 目 / 周 辺 科 目 から 構 成 され る 。
【中 心 科 目 】
【基 礎 科 目 M1】
→→→
【応 用 科 目 M2】
M1 】
M2 】
通訳技術
基 礎 的 反 復 性 の高 い通 訳 技 術
→ 現 場 の実 務 およ び応 用
通訳入門
ディスコース分析
情報聴解技術
なし
情 報 処 理 のス ト ラ テ ジ ー
口語表現技術
サイトラ
文章分析
事 前 準 備 の方 法
チャンキング
知 識 の拡 充
文 の接 続 方 法
チャンキング
口語表現技術
情 報 の補 足
アイコンタクト
逐次通訳
情報分析
事前準備
ノートテイキング
知 識 の拡 充
段落処理
長 文 の段 落 処 理
文 の接 続
ボディ・ランゲージ
口語表現技術
同時通訳
口 語 によ る 情 報 伝 達 の分 析
事前準備
情 報 の篩 い分 け
知 識 の拡 充
同 時 に聞 き 、話 す技 術
情 報 の予 測
洗 練 され た口 語 表 現
情 報 の補 足
原稿付同通
事前準備
なし
知 識 の拡 充
チャンキング
情 報 の補 足
不 測 の事 態 へ の対 応
【周 辺 科 目 】
コ ン ピ ュ ー タ と翻 訳
なし
資 料 調 査 、文 書 処 理 、
各種ツール
言語学トピック講義
なし
口 語 テ キ ス ト 分 析 、常 用 表 現 、
文 の接 続 技 術 、口 語 表 現 研 究
現 代 中 国 語 言 語 研 究 と翻 訳
なし
中 国 語 文 法 、修 辞 法 、比 較 分 析
研 究 法 、翻 訳 と言 語 の関 係
テ ー マ 別 講 義 、経 済 学 講 義
翻 訳 通 訳 実 務 で重 要 な分 野 の
現 場 で の見 学
知 識 拡 充 の ため の講 義 。
会 議 のビ デ オ を 利 用 し 、
専 門 家 を 招 き講 演 形 式 で行 う 。
同 時 通 訳 訓 練 を 兼 ね て行 う
一般翻訳
一 般 的 な文 章 の翻 訳
専 門 的 内 容 の翻 訳
書 式 、文 体 、翻 訳 方 法 な ど
知 識 の拡 充
基 本 的 な翻 訳 のル ー ル と練 習
読 者 のニ ー ズ 把 握
翻訳通訳職業紹介
なし
市 場 の情 況 、職 業 倫 理
業 務 の原 則 、制 度 な ど
論文指導
なし
客 観 的 な記 述
翻 訳 通 訳 分 析 の筋 道