一般的な使用手順

逆相(非極性な化合物を極性マトリックスから分離)
A.コンディショニング
▶充てん床に 3 ~ 5mL のメタノールを流す。
▶充てん床に 3 ~ 5mL 脱イオン水、もしくはバッファー液を流す。
※次のステップまでに充てん床を乾燥させないように注意してください。
B.サンプルロード
▶ サンプルを充てん床の上に負荷する。サンプルを 1 ~ 5mL/ 分の流量で注入もしくは減圧して、充てん床に通す。保持
成分が分析対象成分でない場合には、カートリッジを通過したサンプルを採取して分析に回す。
C.洗浄
▶ 分析対象成分をカートリッジに保持させている場合には、弱く保持されている不要な成分を 5 m L の極性溶媒(脱イオ
ン水、バッファー液、水:メタノール =95:5 など)で洗い落とす。
D.溶出
▶分析対象成分を 1 ~ 2mL の非極性溶媒(メタノール、アセトニトリルなど)で溶出して採取し、分析に回す。
※場合によっては、二次相互作用を防ぐ為、強酸や塩基~有機溶媒を加える必要があります。
順相(極性化合物を非極性マトリックスから分離)
A.コンディショニング
▶充てん床に 3 ~ 5mL の非極性溶媒を流す。
B.サンプルロード
▶ サンプルを充てん床の上に負荷する。サンプルを 1 ~ 5mL/ 分の流量で注入もしくは減圧して、充てん床に通す。保持
成分が分析対象成分でない場合には、カートリッジを通過したサンプルを採取して分析に回す。
C.洗浄
▶ 分析対象成分をカートリッジに保持させている場合には、弱く保持されている不要な成分を 5 m L の非極性溶媒(ヘキ
サン、ヘキサン:IPA=98:2 など)で洗い落とす。
D.溶出
▶ 分析対象成分を 1 ~ 2mL の極性溶媒(IPA、酢酸エチル、アセトン、ヘキサン:IPA=50:50 など)で溶出して採取し、
分析に回す。
イオン交換(荷電化合物もしくは荷電の可能性のある化合物を分離)
A.コンディショニング
▶充てん床に 5 ~ 10mL の脱イオン水、もしくはイオン強度の低い(例:0.001M ~ 0.01M)バッファー液を流す。
※次のステップまでに充てん床を乾燥させないように注意してください。
B.サンプルロード
▶ サンプルを充てん床の上に負荷する。サンプルを 1 ~ 2mL/ 分の流量で注入もしくは減圧して、充てん床に通す。保持
成分が分析対象成分でない場合には、サンプルを採取して分析に回す。
※イオン交換の反応速度は逆相や順相よりも遅いことを考慮して流量を決定してください。
C.洗浄
▶ 分析対象成分をカートリッジに保持させている場合には、弱く保持されている不要な成分を脱イオン水、メタノール:
イオン強度の低いバッファー液(10:90)などで洗い落とす。
D.溶出
▶ 分析対象成分を 1 ~ 5mL のイオン強度の高 い(0.1M ~ 0.5M)溶媒、もしくは サンプル成分がイオン化しないように
溶出 pH 値を調整したバッファー液で溶出して採取し、分析に回す。
※場合によっては、疎水性相互作用を防ぐ為、有機溶媒を加える必要があります。
Solid Phase Extraction Solid Phase Extraction Solid Phase Extraction Solid Phase Extraction
一般的な使用(抽出)手順