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学際科学実験センター年報 - 金沢大学学際科学実験センター

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金沢大学
学際科学実験センター年報
2008
第 6 号
Annual Report No.6
Advanced Science Research Center
Kanazawa University, 2008
は
じ
め
に
学際科学実験センター長
浅野
雅秀
平成 15 年に発足した学際科学実験センターも今年で7年目を迎えます。センターの立ち上げに
ご尽力いただきましたゲノム機能解析分野の山口和男先生とトレーサー情報解析分野の森厚文先
生が定年で退職され,残された私がセンター長を拝命することになりました。森先生の後任には准
教授であった柴和弘先生が昇任されましたので,本学における RI の管理運営はこれまで通り万全
の体制で継続できそうです。平成 22 年4月にはがん研究所が角間に移転するのに伴い,新しく角
間動物施設(マウス専用,2,500 ケージ収容)が開設されますが,がん研のご配慮により,そこを
担当する教員として遺伝子改変動物分野に新しい助教を迎えました。また,子どものこころの発達
研究センターやテニュアトラックの一部の教員の方々も,本センターと連携して研究を行っていま
す。さらに,平成 21 年4月から3大学連合の大学院小児発達学研究科が発足し,本センターから
も数名の教員が参加しています。このように本センターも世代交代が進み,新たな研究支援や先端
研究の発展を目指しているところです。
研究手法は日々進歩しており,本センターがカバーしなければいけない分野も大きく変化してい
ます。10 年前の動物施設でのマウスは約 1,500 ケージでしたが,遺伝子改変マウスの普及に伴い急
速に増加して,昨年度は約 6,000 ケージと4倍に増加し,これ以上収容できない状況となりつつあ
ります。角間動物施設の開設により,最大収容数が 8,500 ケージに増えることはよいタイミングと
言えるかと思います。RI の分野では,非 RI 標識法や定量 PCR 法の進歩により 32P の使用は激減し
て,PET や SPECT などの分子イメージング研究が盛んとなってきました。本学ではまだ研究用 PET
は整備されていませんので,今後の導入に向けて本センターの役割は重要です。分子生物学的手法
も網羅的な解析が主流となり,DNA マイクロアレイや質量分析装置,高速シークエンサーなどの
高額機器の導入が研究の質を左右するようになってきました。しかし.これらの機器は数千万円か
ら1億円を超えるものばかりであり,そう簡単に新規導入や更新ができるものではありません。汎
用性の高い高額の研究機器の導入は,本センターが主導して全学的な視野から,戦略的・計画的に
進めていかなければいけません。
このように研究方法の進歩にあわせて,本センターの研究支援や先端研究の方向性も大きく変化
しています。大学法人としても試行錯誤であった第一期の中期目標・中期計画が終了し,第二期が
始まろうとしています。第二期ではそれぞれの大学の特色をさらに明確に打ち出す必要があり,少
子化の時代を迎えて,大学も生き残りをかけて知恵を絞らなければいけません。自然科学・医学系
の研究・教育において,本センターの果たす役割はますます重要となってきており,本センターの
活性化が本学の研究・教育の質の向上に直結するとの気概をもって,これからの改革に取り組んで
いく所存です。大学執行部と教職員の皆様のこれまでのご支援に感謝するとともに,本センターの
更なる発展のために,今後もご指導・ご支援をお願いいたします。
学際科学実験センター年報 2008
目
はじめに
Ⅰ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
センター長
浅 野
雅 秀
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
1.理念・目標
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2.設立の経緯
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
3.組
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
センターの概要
織
Ⅱ
センターの事業報告
Ⅲ
研究分野の研究教育活動状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
遺伝子改変動物分野
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
ゲノム機能解析分野
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27
トレーサー情報解析分野
機器分析分野
Ⅳ
次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
29
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
29
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
34
研究施設の活動状況
実験動物研究施設
遺伝子研究施設
・・・・・・・・・・・・・
36
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
52
アイソトープ総合研究施設・アイソトープ理工系研究施設
機器分析研究施設
学際科学実験センター利用業績一覧
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
53
経費節減のため,従来掲載しておりました項目の一部を割愛させていただきました.
センター関連諸規定や設備機器一覧等につきましては,下記 URL 内の「刊行物」のコーナー
に付録として掲載しております.
※URL
http://web.kanazawa-u.ac.jp/%7Easrc/index.html
Ⅰ
セ ンタ ー の概 要
1.理念・目標
現代社会を支える学問研究が加速度的に進展する中で,学際的な研究領域が広く展開され,次々
と新しい研究領域が誕生している。そして今やライフサイエンス分野に物質科学・工学の技術は不
可欠であり,一方で,物質科学・工学分野は DNA 分子をコンピューターの素子に用いることにも
見られるようにライフサイエンスの成果を貪欲に取り込もうとしている。このような研究領域の多
様化・ボーダーレス化に対応するためには,多角的な視点に立つ学際的な複合領域の教育・研究と
その支援システムを確立することが必要となっている。金沢大学学際科学実験センターの設立理念
もまさにそこにある。
本センターの目標は第一に,教育を重視した研究大学を目指す金沢大学における動物実験,遺伝
子実験,アイソトープ実験及び精密機器分析に係わる施設を使用して行う教育研究の円滑かつ安全
な推進を図ることにある。優れた研究環境が提供できれば,自然と施設利用者の利用意欲が高まり,
研究の進展へとつながる。また,学際的なニーズに対して,センター内の各施設が連携して対応で
きる体制を作ることも重要である。
第二に,遺伝子改変動物,ゲノム機能解析,トレーサー情報解析及び機器分析の各分野での先端
的研究を展開していくと同時に,これら異なる研究分野の知識・実験技術を連携させ,新しい研究
領域の開拓を目指し,その成果に基づいて学際的,先端的研究を支援・推進することである。実際
にセンター内でプロジェクト研究「ヒト疾患モデルマウスの開発と発症機構の解明」を設定し,具
体的にターゲットとする疾患の選定も終え,動き出した。各研究施設の管理・運営と各分野独自の
研究を進める中でのプロジェクト研究の遂行は決して容易なことではないが,センター全体で是非
成功させたい。
第三に,これらの研究分野に関わる主にアイソトープ・核燃料物質使用実験,動物実験,組換え
DNA 実験など先端的研究の遂行に不可欠な実験技術の学内における安全管理・教育に主導的な役
割を果たすことである。これは大変地味で目立たない活動であるが,現代科学の信頼性を獲得する
上でも大学が全体として取り組むべき極めて重要な課題であると認識している。
以上のようなセンターの活動はいずれも学内だけが対象ではなく,広く社会にも向けられたもの
であり,各種のトレーニングコースや市民公開講座等を通じて社会に還元していく。このように,
学際科学実験センターはこれらの研究開発,研究支援活動を通して医薬科学・自然科学の研究領域
及び学際的な複合領域における教育研究並びに産業振興の進展に貢献することを目的としている。
­ 1 ­
2.設立の経緯
平成 13 年度の時点で金沢大学では総合移転計画が順調に進行し,すでに角間キャンパス移転を
完了していた理学部,薬学部と移転計画のあった工学部(平成 18 年度に移転完了)とがん研究所
(平成 22 年度までに移転予定)を合わせ,自然科学系の横断的大学院である自然科学研究科の研
究棟を中心に,広域理系アカデミックゾーンが形成される計画であった。その結果,生命科学分野
について見れば,宝町キャンパスは医科学の拠点となるのに対し,角間キャンパスではより広い生
命科学領域をカバーし,ポストゲノム解析時代の生命機能解析に必要な多分野にわたる協力・連携
が展開しやすい環境が整備されることになる。このように自然科学分野を中心に,生命科学と物質
科学・工学が融合し,学際的な新しい研究領域の創成をめざす時,これらを具体的,かつ効率的に
推進していくための中核的拠点となる研究センターの設置が強く望まれた。そこで関連部局の再編
による新研究センターや,宝町キャンパスにある遺伝子実験施設を研究センターに発展させ,角間
キャンパスに設置するなどの計画が立案されてきたが,折からの財政難などの厳しい情勢の中でそ
の実現は困難を極めた。
一方で,国立大学の法人化が次第に現実のものとなる過程で,研究大学を目指す金沢大学では研
究体制充実の必要性が強く認識され,研究教育に対する支援センターの強化についての全学的な合
意が得られた。その結果,既存の学内共同教育研究施設であるアイソトープ総合センター(昭和
55 年設置)
,遺伝子実験施設(昭和 60 年設置)
,機器分析センター(平成 13 年設置)
,学内共同利
用施設であるアイソトープ理工系実験施設(平成4年設置),及び医学系研究科附属の動物実験施
設(昭和 51 年設置)の統合と学内教官定員の移行による再編を行い,宝町・角間両キャンパスに
軸足を置く研究開発・支援センターの設置が平成 13 年 11 月に立案された。この計画は文部科学省
の理解も得られ,ここに学際科学実験センター(4研究分野,5研究施設)が平成 15 年 4 月に設
置された。
現在,機器分析分野は固有の施設を持たないため,所有する機器は各部局に分散配備された状態
が続いている。最先端分析機器を備えた機器分析分野の活動拠点となる学際科学実験センター棟の
角間キャンパスでの建設に向けて努力が払われている。現在,宝町キャンパスにあるがん研究所は,
平成 22 年度までに角間キャンパスに移転し,そのがん研究所新棟に動物実験室が設けられるが,
その管理運営は当センター遺伝子改変動物分野・実験動物研究施設が行なうことになっている。
­ 2 ­
3. 組
織
学際科学実験センターは,研究教育組織として 4 つの研究分野とプロジェクト研究領域から構成
され,共同教育研究施設として 5 施設がある。すなわち,研究教育組織は遺伝子改変動物分野,ゲノム
機能解析分野,トレーサー情報解析分野,機器分析分野の 4 つの研究分野と革新脳科学プロジェクト
分野であり,施設は実験動物研究施設,遺伝子研究施設,アイソトープ総合研究施設,アイソトープ理
工系研究施設,機器分析研究施設の 5 施設である。
平成 16 年度は国立大学法人化に伴い管理運営体制が変更になった。すなわち,センター委員会や
各施設運営委員会(各学部の代表から構成)は廃止され,センターの管理運営はすべて教員会議(教授
会相当)にて審議されるようになった。教員会議には予算専門委員会,教育研究推進専門委員会,広報
専門委員会,点検評価専門委員会が設置されており,専門的あるいは具体的な事項について審議を行
う体制をとっている。
なお,平成 19 年 10 月 1 日付けで「子どものこころの発達研究センター」の発足に伴い,「学際
科学実験センター・子どものこころの発達研究センター合同協議会」が設置されている。
­ 3 ­
Ⅱ
セ ンタ ー の事 業 報告
1.センター事業日誌(平成
年
月
日
20 年 4 月 ∼ 平 成 21 年 3 月 )
事
業
内
容
4 月 17 日 (木) 第 66 回学際科学実験センター教員会議
5 月 8 日 (木) 第 67 回学際科学実験センター教員会議
5 月 12 日 (月) 第 7 回北陸地域アイソトープ研究フォーラム
6 月 2 日 (月) 第 68 回学際科学実験センター教員会議(人事委員会)
6 月 14 日 (土) 第 33 回北陸実験動物研究会
6 月 24 日 (火) 第 69 回学際科学実験センター教員会議
7 月 3 日 (木) 第 70 回学際科学実験センター教員会議(書面付議)
7 月 10 日 (木) 施設長会議
7 月 29 日 (火)
第 10 回
∼8 月 1 日 (金)
生命工学トレーニングコース「遺伝子工学・基礎技術コース」
8 月 5 日 (火) 第 71 回学際科学実験センター教員会議(書面付議)
8 月 5 日 (火) 第 72 回学際科学実験センター教員会議(人事委員会)
8 月 27 日 (水) 第 73 回学際科学実験センター教員会議(人事委員会)
9 月 6 日 (土)
金沢大学公開講座「実験で確かめる放射能と放射線」
∼10 月 4 日 (土)
9 月 11 日 (木) 第 74 回学際科学実験センター教員会議
10 月 9 日 (木) 第 75 回学際科学実験センター教員会議
10 月 20 日 (月) 第 76 回学際科学実験センター教員会議(書面付議)
10 月 30 日 (木) 施設長会議
11 月 12 日 (水)
第 11 回生命工学トレーニングコース「発生工学・基礎技術コース」
∼14 日 (金)
11 月 13 日 (木) 第 77 回学際科学実験センター教員会議
1 月 8 日 (木) 第 78 回学際科学実験センター教員会議,施設長会議
1 月 15 日 (木) 第 79 回学際科学実験センター教員会議(人事委員会)
2 月 9 日 (月) 施設長会議
2 月 12 日 (木) 第 80 回学際科学実験センター教員会議
2 月 16 日 (月) 第 81 回学際科学実験センター教員会議(人事委員会)
2 月 21 日 (土) 小学生・中学生対象の放射線教室
3 月 12 日 (木) 第 82 回学際科学実験センター教員会議,施設長会議
3 月 28 日 (土) 高校生対象の放射線セミナー・実習
­ 4 ­
2. 第 7 回北陸地域アイソトープ研究フォーラム
5 月 12 日(月),医学部十全講堂において,第 7 回北陸地域アイソトープ研究フォーラム(金
沢大学主催)が開催された。フォーラムでは,世界に先駆けて染色体を自在に改変する染色体工学
技術を確立された押村光雄先生(鳥取大学大学院医学系研究科教授)による,「遺伝子・再生医療
を目指した染色体工学技術開発−ヒト人工染色体と幹細胞との出会い−」と題した特別講演が行わ
れた。300 名を超える多数の参加者があり,講演後も活発な質疑応答があって,最先端の染色体工
学技術を使った様々なモデル動物や医薬品としてのヒト型抗体産生動物の作製などの有用性や遺
伝子・再生医療を目指した染色体工学技術の現状と展望について理解を深める絶好の機会となった。
3. 第 33 回北陸実験動物研究会
若手研究者の競争的自立研究環境の整備と重点プログラムの強化をサポートするために設置さ
れた本学フロンティアサイエンス機構(FSO)では,科学技術振興調整費によりテニュア・トラッ
ク制度を運営しており,現在 10 名の特任教員を配置している。遺伝子改変動物分野の浅野雅秀教
授が会長を務める北陸実験動物研究会では,特に動物実験を研究手法に取り入れている 4 名のテニ
ュア・トラック教員を招き,「テニュアトラック若手研究者の動物を用いた研究」と題して,第
33 回研究会を開催した。
主
催:北陸実験動物研究会(金沢大学十全医学会後援)
開催日:平成 20 年 6 月 14 日(土)
場
所:医学部 G 棟第3講義室
プログラム
「テニュアトラック若手研究者の動物を用いた研究」
講演1「脂肪肝の成因としてのインスリン抵抗性と小胞体ストレスの意義」
太田嗣人(金沢大学フロンティアサイエンス機構・特任助教)
講演2「肥満・インスリン抵抗性状態における IL-6/STAT3 の個体糖代謝調節における役割」
井上
啓(金沢大学フロンティアサイエンス機構・特任准教授)
講演3「Rett 症候群の発症機構:MeCP2 によるクロマチンループを介した遺伝子発現制御機
構の解明」
堀家慎一(金沢大学フロンティアサイエンス機構・特任助教)
講演4「Transgenic mice model of nucleoporins」
Richard Wong(金沢大学フロンティアサイエンス機構・特任准教授)
­ 5 ­
4. 第 10 回 生命工学トレーニングコース
「遺伝子工学・基礎技術コース」
生命工学トレーニングコースは真核生物の遺伝子発現解析およびクローニングを中心にした内
容で4日間の日程で行った。発現解析については,各自が抽出した RNA を用いて比較的簡便な
RT-PCR 法及び定量性の高い real-time PCR を用いた方法により行った。また,増幅した遺伝子をプ
ラスミドベクターにクローニングした。講義では,それぞれの方法の原理,利点に加え,遺伝子組
み換え実験に関わる法規制と取り扱いの注意について講習を行った。
開催日:平成
場
20 年 7 月 29 日(火)∼8 月 1 日(金)
所:遺伝子研究施設
2階,3階
主な内容は以下の通りであった。
1.
組織からの RNA の抽出
2.
逆転写反応による cDNA の合成
3.
RT-PCR 法による遺伝子の発現解析
4.
増幅した cDNA のプラスミドベクターへのクローニング
5.
プラスミド抽出と制限酵素処理
参加者は学内 12 名,学外 5 名(内民間企業 2 名),計 17 名であった。
5.金沢大学公開講座「実験で確かめる放射能と放射線」
一般の方々に講義だけでなく実験を通して実際に体験して頂くことにより,「放射能」と「放射
線」に関する基本的な理解を深めて頂くこと,さらに,放射線利用によって我々の生活が便利で豊
かになってきたことについても理解を深めて頂くことを目的として開催した。
開催日:平成 20 年 9 月 6 日(土)∼10 月 4 日(土)
場
所:学際科学実験センターアイソトープ総合研究施設
1階
会議室
講座内容:
第1回:
放射能と放射線
横山
第2回:
簡易霧箱検出器の自作
柴
第3回:
身の回りの放射能・放射線の測定
鷲山
幸信(保健学類)
第4回:
半減期測定と放射線遮へい実験
中西
孝(物質化学類)
第5回:
放射線利用の最前線
森
参加者:6 名
­ 6 ­
明彦(物質化学類)
和弘(学際科学実験センター)
厚文(学際科学実験センター)
6 . 第 11 回 生 命 工 学 ト レ ー ニ ン グ コ ー ス
「発生工学・基礎技術コース」
遺伝子改変マウス作出の基礎技術であるマウス胚の基本操作の習得を目的とした技術研修が,11
月 12 日から 3 日間にわたり,学内 7 名,学外 4 名の参加により開催された。発生工学基礎技術コ
ースとしては 3 回目となる本研修では,マウスの系統保存や受精卵での系統の授受に直ちに応用可
能なマウス初期胚の取扱,体外受精,受精卵の凍結と融解,卵管内移植について実習した。また,
学外講師による特別セミナーでは ES 細胞が樹立できていないラットで人為的に遺伝子改変動物を
作出する手段として ENU ミュータジェネシスについて紹介された。
主
催:遺伝子改変動物分野
開催日:平成 20 年 11 月 12 日(水)∼14 日(金)
場
所:実験動物研究施設,アイソトープ総合研究施設
プログラム
11 月 12 日(水):
実習
「偽妊娠受容雌作成のための雄の精管結紮手術」
「ホルモン処理による過剰排卵誘導」
セミナー「ENU ミュータジェネシスを利用した標的遺伝子変異ラットの作製方法」
真下知士(京都大学大学院医学研究科附属動物実験施設・准教授)
11 月 13 日(木):
実習
「精子と未受精卵の採取と体外受精」
「2細胞期卵の採取と凍結保存」
11 月 14 日(金):
講義「適正な動物実験と遺伝子組換え実験」
浅野雅秀(学際科学実験センター教授)
実習「凍結卵の融解と卵管内移植」
­ 7 ­
Ⅲ
研究 分 野の 研 究教 育 活動 状 況
【遺伝子改変動物分野】
1. 研究活動
1−1
研究概要
遺伝子改変動物分野では,発生工学的手法を駆使して様々なタイプの遺伝子改変マウスを作出し,
個々の遺伝子の生体内での機能を解明すると共に,ヒトの遺伝子変異に基づいたヒト疾患モデルマ
ウスの開発を行っている。平成 20 年度は,教員4名(平成 20 年 11 月より神村助教が参加)の他
に,ポスドク1名,博士課程大学院生3名,修士課程大学院生2名の総勢 10 名が以下の研究を行
った。また,学内外と遺伝子改変マウスの作出と解析の共同研究を精力的に進めると共に,技術職
員によるマウス受精卵の凍結保存や受精卵移植,体外受精などの研究支援を行っている。
1 ) 糖 転 移 酵 素 遺 伝 子 ノ ッ ク ア ウ ト ( KO ) マ ウ ス を 用 い た 糖 鎖 機 能 の 解 析
糖鎖の生合成の鍵となる糖転移酵素遺伝子の KO マウスを作出することにより生体内の糖鎖をリ
モデリングして,細胞表面の糖鎖が細胞の増殖や分化,移動などに果たす役割を明らかにする。主
なものとして,β-1,4-ガラクトース転移酵素(β4GalT)遺伝子群の KO マウスやシアル酸合成酵素
(GNE)遺伝子点変異マウスの解析を行っている。20 年度の成果としては, (1)糖鎖異常 IgA によ
る IgA 腎症発症機構の解析,(2)β4GalT-II KO マウスの脳神経系の解析(JBC に掲載),(3)GNE 点
変異マウスにおける筋疾患や腎疾患の解析,(4)β4GalT-V KO マウスの初期発生における解析,(5)
血球幹細胞のホーミングにおける糖鎖の役割などである。
2 ) エ ピ ジ ェ ネ テ ィ ッ ク 制 御 に お け る HP1γ の 解 析
へテロクロマチンプロテイン(HP1)は3つの遺伝子からなるファミリーを形成し,ヒストン
H3 の9番目のメチル化されたリジンに結合して,遺伝子発現を負に制御していると言われている。
我々が改良遺伝子トラップ法で作出した HP1γ変異マウスは,出生前後にかなりが死亡し,生存す
るマウスも不妊であった。始原生殖細胞(PGC)の形成と減数分裂に異常があることがわかり,そ
の分子機構の解析を行った。
3)アスパラギンエンドペプチダーゼ遺伝子欠損マウスの解析
京大理学研究科の西村先生らと共同で作出したアスパラギンエンドペプチダーゼ(AEP)KO
マウスが,血球貪食症候群(HPS)様病態を発症することを明らかにし,マクロファージの貪食能
と赤血球膜の異常を見いだした(PNAS に掲載)。
­ 8 ­
1−2
研究成果リスト
1) 学術論文
(1)
*Kaneda T, *Naruse C, Kawashima A, Fujino N, Oshima T, Namura M, Nunoda S, Mori S, Konno T,
Ino H, Yamagishi M, Asano M. A novel β-myosin heavy chain gene mutation, p.Met531Arg, identified
in isolated left ventricular noncompaction in humans, resulted in left ventricular hypertrophy that
progressed to dilation in a mouse model. Clinic. Sci. 2008; 114: 431-440. (*equal contribution)
(2)
Okumura A, Saito T, Otani I, Kojima K, Yamada Y, Ishida-Okawara A, Nakazato, K, Asano M,
Kanayama K, Iwakura Y, Suzuki K, Yamagoe S. Suppressive role of leukocyte cell-derived chemotaxin 2
in mouse anti-type II collagen antibody-induced arthritis. Arthritis & Rheumatism 2008; 58: 413-421.
(3)
Fukusumi Y, Naruse C, Asano M. Wtap is required for differentiation of endoderm and mesoderm in
the mouse embryo. Dev. Dyn. 2008; 237: 618-629.
(4)
Zhang G, Njauw C-N, Park JM, Naruse C, Asano M, Tsao H. EphA2 is an essential mediator of
ultraviolet radiation-induced apoptosis. Cancer Research 2008; 68: 1691-1696.
(5)
Liu Z, Jang S-W, Liu X, Cheng D, Peng J, Yepes M, Li X, Matthews S, Watts C, Asano M,
Hara-Nishimura I, Luo HR, Ye K. Neuroprotective actions of PIKE-L by inhibition of SET proteolytic
degradation by asparagine endopeptidase. Mol. Cell 2008; 29: 665-678.
(6)
Iwanaga A, Wang G, Gantulga D, Sato T, Shimizu K, Takumi K, Hayashi M, Sugihara K, Asano M,
Yoshioka K. Ablation of the scaffold protein JLP causes reduced fertility in male mice. Transgenic
Research 2008; 17: 1045-1058.
(7)
Sato T, Torashima T, Sugihara K, Hirai H, Asano M, Yoshioka K. The scaffold protein JSAP1
regulates proliferation and differentiation of cerebellar granule cell precursors by modulating JNK
signaling. Mol. Cell. Neurosci. 2008; 39: 569-578.
(8)
Ueno M, Itoh M, Sugihara K, Asano M, Takakura N. Both alleles of PSF1 are required for
maintenance of pool size of immature hematopoietic cells and acute bone marrow regeneration. Blood
2009; 113: 555-562.
(9)
*Chan C-B, *Abe M, Hashimoto N, Hao C, Williams IR, Liu X, Nakao S, Yamamoto A, Li S-Y,
Hara-Nishimura I, #Asano M, #Ye K. Mice lacking asparaginyl endopeptidase (AEP) develop disorders
resembling hemophagocytic syndrome. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 2009; 106: 468-473. (*equal
contribution. #equal correspondence)
(10) *Yoshihara T, *Sugihara K, Kizuka Y, Oka S, Asano M. Learning/memory impairment and reduced
expression of the HNK-1 carbohydrate in β4-galactosyltransferase-II-deficient mice. J. Biol. Chem. 2009;
284: 12550-12561. (*equal contribution)
(11) Irie N, Takada Y, Watanabe Y, Matsuzaki Y, Naruse C, Asano M, Iwakura Y, Suda T, Matsuo K.
Bidirectional
signaling
through
ephrinA2-EphA2
enhances
osteoclastogenesis
and
suppresses
osteoblastogenesis. J. Biol. Chem. 2009; 284: 14637-14644.
(12) Takahashi I, Noguchi N, Nata K, Yamada S, Kaneiwa T, Mizumoto S, Ikeda T, Sugihara K, Asano M,
Yoshikawa T, Yamauchi A, Shervani NJ, Uruno A, Kato I, Unno M, Sugahara K, Takasawa S, Okamoto
H, Sugawara A. Important role of heparan sulfate in postnatal islet growth and insulin secretion. Biochem.
Biophys. Res. Commun. 2009; 383: 113-118.
2) 総説・資料・報告書
(1)
浅野雅秀 「免疫グロブリン A の糖鎖不全と腎臓疾患」 蛋白質核酸酵素(2008 年 9 月号増
刊)Vol.53, No.12, 1611-1616, 2008.
­ 9 ­
(2)
る
浅野雅秀
クバプロ
「IgA 腎症の発症には糖鎖がからんでいる」
第3の生命鎖:糖鎖の謎が今,解
123-130,2009.
3) 学術発表(共同研究は除く)
(1)
杉原一司,浅賀知也,伊藤光俊,吉原亨,山本章嗣,浅野雅秀「縁取り空胞型遠位型ミオパチーモ
デルマウスの開発と発症機序の解析」第 55 回日本実験動物学会,仙台(2008. 5)
(2)
西江敏和,福住好恭,座間宏太,引持陽子,伊東信,浅野雅秀「LacCer 合成酵素活性を担う
β4-ガラクトース転移酵素-5 はマウス初期発生に必須である」第 55 回日本実験動物学会,仙台
(2008. 5)
(3)
成瀬智恵,高田幸,Yael Costa,阿部可奈恵,柿内太,James Turner,古関明彦,浅野雅秀「減
数分裂および PGC における HP1γの機能」第2回日本エピジェネティクス研究会,三島(2008. 5)
(4)
Asano, M. “What do mice tell us about IgA nephropathy?” ASN Renal Week 2008, Philadelphia, PA,
USA. (2008. 11). 招待講演
(5)
引持陽子,西江敏和,福住好恭,座間宏太,伊東信,浅野雅秀「β4-ガラクトース転移酵素
-5 はマウス初期胚の胚体外組織の形成に必須である」第 31 回日本分子生物学会年会・第 81 回日
本生化学会大会合同大会,神戸(2008. 12)
(6)
成瀬智恵,高田幸,Yael Costa,阿部可奈恵,柿内太,James Turner,古関明彦,浅野雅秀「減
数分裂における HP1γの機能解析」第 31 回日本分子生物学会年会・第 81 回日本生化学会大会合
同大会,神戸(2008. 12)
(7)
吉原亨,杉原一司,伊藤光俊,浅賀智也,浅野雅秀「GNE 点変異マウスにおける不安行動の
亢進—GNE V572L マウスの行動特性および組織学的解析—」第 31 回日本分子生物学会年会・第
81 回日本生化学会大会合同大会,神戸(2008. 12)
(8)
伊藤光俊,浅賀知也,杉原一司,吉原亨,山本章嗣,浅野雅秀「GNE V572L 点変異マウスに
おける DMRV 様病態発症機序と糖鎖の関係」第 31 回日本分子生物学会年会・第 81 回日本生化
学会大会合同大会,神戸(2008. 12)
4) 研究交流(共同研究)
学
内
「トランスポーターの機能解析」(薬学部・創剤科学)
「足場タンパク質 JSAP1 の機能解析」
(がん研・シグナル伝達)
「消化器癌におけるケモカインの役割」
(がん研・腫瘍遺伝学)
「Nucleospemin と幹細胞」(がん研・遺伝子染色体構築)
「PYNOD の機能解析」(がん研・免疫炎症制御)
「S1P-Edg 受容体情報伝達系の解析」(医学系研究科・血管分子生理学)
「IgA 腎症モデルマウスの病態解析と治療薬の薬効検定」(附属病院・血液情報統御学)
「セルトリ細胞の貪食機能の解析」(医学系研究科・生体防御応答学)
「血球貪食症候群の解析」(医学系研究科・細胞移植学)
「超音波によるコミュニケーション」(医学系研究科・脳細胞遺伝子学)
「分泌型 RAGE の解析」(医学系研究科・血管分子生物学)
­ 10 ­
国
内
「ヘパラン硫酸と糖尿病」(東北大学・医学研究科)
「プロテオグリカン合成酵素の解析」(神戸薬科大学・生化学)
「シアル酸合成酵素遺伝子変異マウスの解析」
(国立七尾病院)
「AEP 欠損マウスの解析」(京都大学・理学研究科)
「HP1γの精子形成及び骨格形成における役割」(理化学研究所・免疫・アレルギー総合科学
研究センター)
「脳神経系におけるガラクトース糖鎖の役割」
(京都大学・医学部保健学科)
「糖鎖異常による筋ジストロフィー発症機構の解析」(東京都老人総合研究所)
「骨形成における EphA 遺伝子群の解析」(慶応大学医学部)
「免疫・炎症における糖鎖の役割」(大阪大学医学系研究科)
「細胞死における AEP の役割」
(東京医科歯科大学・難治疾患研究所)
「循環器系における HP1γの役割」(大阪大学医学系研究科)
「HP1 遺伝子ファミリーの解析」
(鳥取大学・生命機能研究支援センター)
「電顕による腎臓や筋肉の解析」(長浜バイオ大学)
「ガングリオシドの生合成の解析」(九州大学生物資源環境科学府)
「ガラクトース転移酵素欠損マウスにおける糖鎖構造解析」(産業技術総合研究所・糖鎖医工
学研究センター)
「PGC の形成と維持の分子機構」(理化学研究所・発生再生科学総合研究センター)
海
外
「EphA 遺伝子群の腫瘍形成における役割」
(オーストラリア・Queensland Institute for Medical
Research)
「メラノーマ形成における EphA2 の役割」(米国・Massachusetts General Hospital)
「PEV システムにおける HP1γの機能」
(英国・MRC Clinical Sciences Centre, Imperial College)
「神経系の損傷における AEP の役割」(米国・Emory University School of Medicine)
「生殖細胞分化における HP1γの役割」
(英国・MRC NIMR)
5) 研究費
(1) 浅野雅秀(代表)
,文科省科研費
基盤研究 B:糖鎖異常に起因するヒト疾患モデルマウスの
開発と発症機構の解析, 5,000 千円
(2) 橋本憲佳(代表)
,文科省科研費
基盤研究 C:血球貪食症候を自然発症する新規動物モデル
の開発と発症機構の解析,1,000 千円
(3) 成瀬智恵(代表),文科省科研費
若手研究 B:不妊症を呈する HP1γ変異マウスの機能解析,
1,800 千円
(4) 浅野雅秀(分担),21 世紀 COE「発達・学習・記憶と障害の革新脳科学の創成」,
総額 77,100 千円
(5) 成瀬智恵(代表),金沢大学重点研究経費(女性研究者支援):生殖細胞の形成における HP1g
の機能解明,400 千円
­ 11 ­
2. 教 育 活 動
1) 大学院教育
授業科目
大学院医学系研究科修士課程:動物実験学演習(医科学専攻)
大学院自然科学研究科博士前期課程:遺伝子改変動物学(生命薬学専攻)
大学院医学系研究科:
基礎系教育セミナーとフロンティア医学セミナー(初期総合カリキュラム),
先端医科学と Up-to-date セミナー(専攻共通科目),
遺伝子改変動物学特論(研究分野開設科目),
生命工学トレーニングコース(博士課程共通科目)
博士論文指導
「AEP 欠損マウスにおける血球貪食症候群様病態の解析」安陪道代
「生殖細胞形成における Heterochromatin Protein 1γの役割」阿部可奈恵
修士論文指導
「GNE 点変異マウスにおける筋疾患の病態と糖鎖異常の解析」伊藤光俊
「テトラプロイドレスキューによる胎盤機能の解析」引持陽子
「血球幹細胞のホーミングにおける糖鎖の役割」高垣聡一郎
2) 学部教育
授業科目
バイオテクノロジー(共通教育科目,分担)
ヒトの遺伝子解析と動物実験(医学部医学科,分担)
基礎配属(医学部医学科)
3) 動物実験基礎講習(新規利用講習)
動物実験基礎講習(新規利用講習):9回(詳細は「Ⅳ 研究施設の活動状況」を参照)
4 ) 生 命 工 学 ト レ ー ニ ン グ コ ー ス ( 第 11 回 )
「発生工学・基礎技術コース」受講生:学内 7 名,学外 4 名
(詳細は「Ⅱ センターの事業報告」を参照)
­ 12 ­
【ゲノム機能解析分野】
1. 研究活動
ゲノム機能解析分野では,様々な研究分野とかかわり合う学際的な「遺伝子研究」推進し,マイ
クロアレイ等による包括的な発現解析や二次元電気泳動装置と質量分析計を用いたプロテオーム
解析,バイオインフォマティクス等の先端的な研究技術の全学的な導入・活用支援を進めている。
同時に,シロイヌナズナやイネ,ヒメツリガネゴケ,シャジクモ等の緑色植物において転写因子,
キナーゼなどの重要な役割を担う遺伝子の構造と機能を明らかにする事で,病傷害ストレス応答の
分子機構,世代交代システムの進化などの解明を目標とした研究を行っている。主な研究テーマは
以下の通りである。
1−1
研究概要
1 ) シ ロ イ ヌ ナ ズ ナ を 用 い た 赤 か び 病 菌 抵 抗 性 の 分 子 機 構 の 解 明 (西 内 )
ムギ類赤カビ病菌が産生するトリコテセンは,ファイトトキシンであり,宿主植物への感染過程
で病原性因子として作用することが示唆されている。赤カビ病菌に羅病性であるシロイヌナズナに
用いて,トリコテセン応答遺伝子を同定し,逆遺伝学的な解析を行っている。トリコテセン応答を
制御する転写因子やシグナル伝達因子を多数同定し,その分子機構について解析を進めており,病
原性因子としてのトリコテセン作用を抑制した植物を作出しており,現在は赤かび病菌に対する抵
抗性について解析を行っている。トリコテセンはマイコトシキンとしても作用し,汚染された穀物
は人畜の健康を脅かすことから,赤かび病菌抵抗性植物の作出により,トリコテセンを含まない作
物の開発を目指している。
2)植物における迅速な全身的傷応答シグナル伝達機構の解明(西内)
高等植物は傷ストレスを受けた時,転写因子などの初期応答遺伝子が傷を受けた葉だけでなく,
無傷の葉でも迅速な発現誘導を示すことが知られている。器官間コミュニケーションのモデル実験
系として,葉と根の間でシステミックな傷応答を示す遺伝子について,マイクロアレイを用いて解
析し,根に傷を付けた時の葉で迅速な発現応答を示す多くの遺伝子を同定した。また,器官間のシ
ステミックな傷応答にもジャスモン酸等が関与していることを明らかにし,さらに器官間傷応答遺
伝子のプロモーター領域と蛍ルシフェラーゼ遺伝子との融合遺伝子を導入した形質転換植物を用
いて,根と葉の間のシグナルの伝播の様子を明らかにしている。
3)陸上植物の世代交代進化の解明(西山)
陸上植物の祖先は,1倍体のみが多細胞性の体をもち,受精して生じた接合子はすぐに減数分裂
する緑藻類であり,そこから体細胞分裂をして多細胞性の2倍体を作る陸上植物が進化した。この
­ 13 ­
2倍体の多細胞性の進化を解明するため,陸上植物に最も近縁なシャジクモ藻類のゲノム解析を推
進し,2倍体の多細胞化に伴ってどのような遺伝子が獲得されたかを特定する研究を行っている。
まず,シャジクモ藻類のシャジクモ及びヒメミカヅキモの完全長 cDNA ライブラリーを作成し EST
解析することによってシャジクモ藻類がどのような遺伝子をもっているかの解明を進めている。
4)陸上植物最初期の系統関係の解明(西山)
陸上植物進化の最初期に分岐した植物が何であるかという問題は,陸上植物の体制進化を理解す
る上で鍵となる問題点である。これまでの葉緑体にコードされているタンパク質のアミノ酸配列の
解析ではセン類・タイ類・ツノゴケ類のコケ植物が単系統で維管束植物とわかれたと推定される一
方,核酸レベルでの解析ではコケ植物のうちタイ類が最も基部で分岐しセン類が継いで分岐し,ツ
ノゴケ類が維管束植物の姉妹群であるという見解もある。いずれも,十分に決定的な結果を示せて
はいない。そこで,核ゲノムにコードされているタンパク質の配列を多数決定することによって系
統関係を解明する研究を行っている。
5)新型シーケンサーのデータ処理システムの開発(西山)
イルミナ社 Solexa, アプライドバイシステムズ社 SOLiD などの新型シーケンサーでは,数十塩基
の配列を一回の実験で数千万ないし数億個決定する事ができる。こういったシステムとなると従来
のシーケンサーとは概念がことなってきて,変異解析の他に,発現解析,クロマチン修飾解析等の
定量解析も可能になってくる。しかし,これらの解析を行う方法は未だ確立はされておらず,適切
な方法を開発する必要がある。SOLiD のデータを用いた発現解析,クロマチン修飾解析,および低
分子 RNA の解析法の開発を行った。
1−2
研究成果リスト
1) 学術論文
(1)
Asano T, Masuda D, Yasuda M, Nakashita H, Kudo T, Kimura M, Yamaguchi K, Nishiuchi T.
AtNFXL1, an Arabidopsis homologue of the human transcription factor NF-X1, functions as a negative
regulator of the trichothecene phytotoxin-induced defense response. Plant J. 53: 450-464 (2008).
(2)
Takahashi-Ando N, Ochiai N, Tokai T, Ohsato, S., Nishiuchi T, Yoshida M, Fujimura M, Kimura M.
A screening system for trichothecene biosynthesis inhibitors; hydroxylation of trichothecene as a target of
pathway step. Biotechnol. Lett. 30: 1055-1059 (2008).
(3)
Asano T, Yasuda M, Nakashita H, Kimura M, Yamaguchi K, Nishiuchi T. The AtNFXL1 gene
functions as a signaling component of the type A trichothecene-dependent response. Plant Signal.
Behavior 30: 991-992 (2008).
(4)
Sakakibara K, Nishiyama T, Deguchi H, Hasebe M. Class 1 KNOX genes are not involved in shoot
development in the moss Physcomitrella patens but do function in sporophyte development. Evol. Dev.
10:555-566 (2008)
­ 14 ­
2) 総説・資料・報告書
(1) 須藤宇道,浅野智哉,玉置大介,唐原一郎,西内巧, 神阪盛一郎
する過重力の影響についてのプロテオーム解析
シロイヌナズナの花芽に対
Sutoh T, Asano T, Tamaoki D, Karahara I,
Nishiuchi T, Kamisaka S. Proteome analysis of hypergravity effect on Arabidopsis flower buds. (in
Japanese) Space Utiliz. Res. 25: 12-15 (2009).
3) 学術発表
(1)
Tamaoki D, Karahara I, Nishiuchi T, Wakasugi T, Yamada K, Kamisaka S. Effects of hypergravity
stimulus on the expression level of genes during reproductive growth in Arabidopsis. Cospar 2008
Montriol, CANADA, July, 2008
(2)
Nishiyama T, Kurata T, Hiwatashi Y, Hasebe M. Toward a better understanding of the Physcomitrella
patens genome. Moss2008, Tampere, Finland, August, 2008
(3)
Nishiuchi, T. Trichothecene chemotype is thought to play a key role in the phytopathogenicity of
individual Fusarium strains. The 5th World Congress on Allelopathy. New York, USA, September, 2008
(4)
Asano T, Yasuda M, Nakashita H, Kimura M, Yamaguchi K, Nishiuchi T. An Arabidopsis
transcription factor, AtNFXL1 gene negatively regulates Fusarium phytotoxin trichothecene-induced
defense response. Second World Conference Magic Bullets (Ehrlich II) Nürnberg, Germany, October,
2008
(5)
Nishiyama T. Evolution of developmental regulatory system in plants based on large scale
phylogenetic analyses utilizing whole genome shotgun sequence data
日独コロキウム Bad Honnef,
Germany, March, 2009
(6)
倉田哲也,西山智明,長谷部光泰 体細胞から幹細胞への分化転換における動物と植物の違い
日本進化学会第 10 回年会 東京 2008年8月
(7)
玉置大介,唐原一郎,西内
巧,若杉達也,山田恭司,山口和男,神阪盛一郎
ズナの花茎におけるオーキシン動態に対する過重力刺激の影響
シロイヌナ
第 22 回宇宙生物科学会大会
東京 2008年9月
(8)
西村一馬,西内
巧,児玉浩明,川口善夫,中野年継,進士秀明,鈴木
cDNA マイクロアレイを用いたエリシター(TvX)応答遺伝子の解析
馨
タバコ完全長
日本植物学会第 72 回大会
高知 2008年9月
(9)
玉置大介,唐原一郎,西内
巧,若杉達也,山田恭司,山口和男,神阪盛一郎
ズナ花茎における細胞壁形成とオーキシン動態に与える過重力刺激の影響
シロイヌナ
日本植物学会第 72
回大会 高知 2008年9月
(10) 西山智明,倉田哲也,日渡祐二,長谷部光泰 ヒメツリガネゴケゲノムの高精度解読に向けて
日本植物学会第72回大会 高知 2008年9月
(11) 古賀博則,土肥浩二,加藤智朗,西内
巧,森
正之,小松節子
いもち病菌の感染により
全身特異的抵抗性または真性抵抗性を発現しているイネのプロテオーム解析日本植物病理学会
関西支部会 和歌山2008年9月
(12) 浅野智哉,山口和男,西内
巧
植物病原菌が産生するトリコテセンによって誘導されるシ
ロイヌナズナの新規 MAPKKK の解析
会合同大会
(13) 程
神戸
第 31 回日本分子生物学会年会・第 81 回日本生化学会年
2008年12月
朝陽,岩田美根子,小野寺直子,長谷部光泰,西山智明,倉田哲也
次世代シーケンサ
ーSOLiD によるヒメツリガネゴケ体細胞と幹細胞におけるヒストン修飾のゲノムワイド解析 第
31 回日本分子生物学会年会 神戸 2008年12月
­ 15 ­
(14) 宮脇香織,大島真澄,岩田美根子,長谷部光泰,西山智明,倉田哲也
SOLiD シーケンサー
を用いたヒメツリガネゴケ葉細胞から多能性幹細胞への分化転換過程における digital gene
expression 解析 第 31 回日本分子生物学会年会 神戸 2008年12月
(15) 西山智明, 倉田哲也, 長谷部光泰
ヒメツリガネゴケ葉細胞幹細胞化における SOLiD シーケ
ンサーを用いたデジタル発現解析,クロマチン免疫沈降解析及び低分子 RNA の検出 学術振興
会ゲノムテクノロジー第 164 委員会第 29 回研究会東京 2009年2月
(16) 西山智明 全ゲノムショットガンデータを用いた大規模系統解析による植物発生制御システ
ムの進化 基礎生物学研究所研究会
(17) 安田美智子,西内
巧,篠崎
岡崎 2009年3月
聰,仲下英雄
解析 日本農芸化学会 2009 年度大会 福岡
(18) 杉原寛之,浅野智哉,加藤智朗,西内
細菌エンドファイトが誘導する病害抵抗性の
2009年3月
巧,水野
聡,森
正之,古賀博則
ケイ酸施用に
よっていもち病菌抵抗性が増強されたイネのプロテオーム解析及び感染部位における過酸化水
素の検出
(19) 水野
賀博則
レイ解析
(20) 晝間
平成20年度日本植物病理学会年会 山形 2009年3月
聡,加藤智朗,西内
巧,森
正之,田中茂之,辻
元人,久保康之,杉原寛之,古
イネいもち病菌の mgssd1 遺伝子破壊株を接種したイネの細胞反応と cDNA マイクロア
平成20年度日本植物病理学会年会 山形 2009年3月
敬,西内
巧,加藤智朗,浅野智哉,奥野哲郎,高野義孝
に依存しない非宿主抵抗反応を正に制御している。
EDR1 キナーゼは PEN2
平成20年度日本植物病理学会年会 山形
2009年年3月
(21) 中原歩夢,長谷川
浩,浅川壮太郎,牧
輝弥,西内
巧,浅野智哉,上田一正
を用いた鉄制限状態における植物プランクトン膜タンパク質の分離分析
MALDI-TOFMS
第 70 回分析化学討論
会 和歌山 2009年3月
(22) 浅野智哉,水野宏美,幸節
健,町田泰則,山口和男,西内
巧
植物病原菌が産生するト
リコテセンによって誘導されるシロイヌナズナの新規 MAPKKK の解析
学会年会
名古屋
2009年3月
(23) 永島明知,宮脇香織,大島真澄,小原真理,久保
謙一郎,長谷部光泰,倉田哲也
子の解析
(24) 倉田
第 50 回日本植物生理
稔,篠原直貴,佐藤良勝,西山智明,林
ヒメツリガネゴケ葉細胞の分化転換に関わるオーキシン応答因
第 50 回植物生理学会年会 名古屋 2009年3月
哲也,西山
智明,宮脇
香織,程
朝陽,岩田
美根子,大島
泰 陸上植物における分化細胞と幹細胞間のクロマチン修飾の違い
真澄,長谷部
光
第 50 回植物生理学会年会
名古屋 2009年3月
(25) 宮脇香織,岩田美根子,大島真澄,星野恭子,曾我慶子,小原真理,久保
谷部光泰,倉田哲也
定
稔,西山智明, 長
ヒメツリガネゴケにおける多能性幹細胞化に必要な bZIP 型転写因子の同
第 50 回植物生理学会年会
名古屋 2009年3月
(26) 久保 稔,小栗康子,小原真理,秋田朝日,今井章裕,石川雅樹,日渡裕二,西山智明,倉田
哲也,佐藤良勝,長谷部光泰
「ヒメツリガネゴケの逆遺伝学的解析のための分子ツール」第
50 回植物生理学会年会 名古屋 2009年3月
(27) 岡野陽介,青野直樹,日渡祐二,村田 隆,西山智明,久保稔,長谷部光泰 ヒメツリガネゴ
ケのアポガミー制御遺伝子の発見,枝分かれし無限成長する胞子体,そして,テローム説再考 第
8回日本植物分類学会大会
仙台 2009年3月
­ 16 ­
4 ) 研 究 交 流 (共 同 研 究 )
学 内
相手部局
研究課題
自然科学研究科生物科学
専攻
ヒメツリガネゴケにおける SCR ホモログの解析
医学部分子情報薬理学
S-ニトロリ化による細胞内情報伝達の解析
工学部分子設計
鉄制限下における植物プランクトンの外膜タンパク質組成の解析
国 内
相手機関
研究課題
理化学研究所
植物におけるトリコテセンの作用機構の解明
理化学研究所
病害応答性遺伝子の機能解析
京都大学農学研究科
植物における炭そ病菌の感染初期応答遺伝子の解析
石川県立大学
親和性いもち病菌に対するイネの抵抗性反応における包包括的遺伝
子発現解析
富山大学大学院地球生命
環境科学専攻
シロイヌナズナの遺伝子発現に及ぼす重力変化の影響
日環科学㈱
好熱性微生物が動物の腸管細胞等に与える遺伝学的影響評価
石川県畜産総合センター
クローン牛の遺伝子解析
科学技術振興機構,
ERATO 長谷部分化全能
性プロジェクト
分化全能性進化の解明
自然科学研究機構基礎生
物学研究所
ヒメツリガネゴケの転写産物解析・遺伝学的地図の作成
東京大学
陸上植物の系統解析,シャジクモのゲノム解析
東京大学
シャジクモ・ヒメミカヅキモ完全長 cDNA ライブラリー作製
遺伝学研究所
ヒメミカヅキモ EST シークエンシング
日本女子大学
ヒメミカヅキモのゲノム解析
国 外
相手機関
研究課題
リーズ大学,フライブル
グ大学
ヒメツリガネゴケの詳細な遺伝学的地図の作成
5) 研 究 費
(1) 西内
巧(代表)
,共同研究(石川県畜産総合センター):クローン牛の遺伝子解析,420 千円
(2) 西内
巧(代表),共同研究(日環科学㈱)
:好熱性微生物が動物の腸管細胞等に与える遺伝学
的影響評価,420 千円,
(3) 西内
巧(分担),宇宙環境利用科学委員会研究班ワーキングループ「高等植物の生活環」,
1,810 千円
­ 17 ­
(4) 西山
智明(代表),文科省科研費
若手研究(B)(継続):
多数の核マーカーによる陸上植物
の初期系統分化の解明,1,400 千円
(5) 西山
智明(代表),文科省科研費
特定領域研究「比較ゲノム」:
植物の多細胞体制進化の
鍵となったゲノム進化の特定,2,100 千円)
(6) 西山
智明(代表),共同研究(ERATO 長谷部分化全能性プロジェクト)
:
インフォマティ
クスを用いた分化全能性研究,525 千円
6) 講習会・説明会・実習等
(1) 第 10 回生命工学トレーニングコース「遺伝子工学・基礎技術」
参加者学内 12 名,学外5名(内民間企業2名)
,計 17 名
(2) 質量分析計の説明会
質量分析計 MALDI TOF-TOF (ABI 4800plus)に関する講習会を5回開催(24 名参加)
(3) 二次元電気泳動講習会
8回開催,10 名参加
2. 教育活動
1) 大学院教育
授業科目
大学院自然科学研究科(後期)
:ゲノム機能学,植物分子生物学(生命科学専攻)
大学院医学研究科(後期):遺伝子工学基礎技術コース
大学院自然科学研究科(前期)
:ゲノム生物学(生命薬学専攻)
­ 18 ­
【トレーサー情報解析分野】
1. 研究活動
1-1 研 究 概 要
トレーサー情報解析分野では,臨床応用を視野に入れた,短半減期放射性核種(123I, 99m Tc,11C, 18F)
標識化合物を利用した腫瘍及び心臓,脳などの各臓器疾患の画像診断を目的とした研究を行ってい
る。主に,認知症を含む精神・神経疾患における脳内生化学現象の複合解析に基づく脳機能解明及
びそれらの脳疾患の客観的早期画像診断用放射性分子イメージング剤の開発研究に取り組んでい
る。また,がんの早期診断並びにがんの鑑別診断による治療法の最適化が行えるシステムの開発研
究を行っている。
1 ) ア ル ツ ハ イ マ ー 病 の 早 期 診 断 を 目 的 と し た i n v iv o 分 子 イ メ ー ジ ン グ 剤 の 開 発
アルツハイマー病では,記銘・記憶・学習等に深く関係しているアセチルコリン神経系に顕著な
変化が見られる。本研究では,アセチルコリン神経系のうち,コリンアセチルトランスフェラーゼ
(ChAT),アセチルコリントランスポーター(VAChT)及びコリントランスポーター(ChT)に着目し,
これらに特異的に結合する新規化合物を発見し,短寿命シングルフォトン核種(123I)やポジトロ
ン核種(11C,18F)で標識合成することにより,それらの部位の変化を鋭敏に捕らえることができる
アルツハイマー病の早期診断薬の開発を目指している。これまでに,SPECT 用の VAChT イメージ
ング剤,放射性ヨウ素標識(-)-o-iodovesamicol((-)-oIV)を開発している。また,PET 用として[11C]-OMV
を開発し,学習障害モデルサルを用いた実験において,その有用性を確認している。
さらに,ChAT イメージング剤の開発を目指し,新規 ChAT 活性物質並びに高親和性物質の探索
のための新しいスクリーニング法を開発した。これまでに,3000種類のカビ試料のスクリーニ
ングを完了し,さらにHPLCによる精製の結果,ChAT に作用する物質の結晶化に成功した。 現
在,構造の特定を行っている。
2)シグマ受容体をターゲットにした脳内分子イメージング剤の開発
1990 年代に発見されたシグマ受容体は記憶・学習やストレスにも深く関係し,さらにそのアゴ
ニストは神経保護作用や神経突起伸長作用もあるとされている。
VAChT イメージング剤の開発
研究の過程で発見した(+)-p-iodovesamicol( (+)-pIV)は従来から知られている pentazocine や DTG 等の
シグマリガンドより数十倍シグマ受容体親和性が高いことがわかった。そこで,放射性ヨウ素標識
(+)-pIV でのインビボ動物実験を行い,脳内シグマ受容体イメージング剤として有用であることを
見いだした。また,PET 用として (+)-p-methylvesamicol((+)-PMV)が高いシグマ受容体親和性を有し
ていることを確認した。現在,(+)-[11C]PMV の有用性を検討している。
­ 19 ­
3 ) 核 医 学 癌 診 断 ・ 放 射 線 内 用 療 法 を 目 的 と し た RI 標 識 シ グ マ リ ガ ン ド の 評 価
シグマレセプターの分子機能は,未だ完全には明らかになっていないが,種々の癌において高密
度に発現していることが報告されている。我々はこれまでに脳レセプターイメージングの開発を目
的としてシグマレセプターへ高い親和性を有する化合物を開発しているため,その癌イメージング
剤への応用を目指し,更には,β−線放出核種で標識することにより放射線内用療法への可能性を
検討している。
4)癌の内用放射線治療を目的とした薬剤・新規標識法の開発
細胞殺傷性の β−線放出核種を用いた内用放射線治療は,副作用が少なく,一回の投与で複数の
部位に効果が期待できるといった利点を有する新しい治療法として期待されている。本分野では,
腫瘍に特異的に集積する化合物(抗体など)を輸送担体として用い,β−線放出核種で標識した化
合物を設計,作製し,評価を行っている。
5)東部太平洋海域におけるプルトニウム同位体濃度の分布に関する研究
大気圏内核実験(1945∼1980 年)や
238
Pu 電池 SAP-9A 搭載人工衛星の大気圏再突入(1964 年,
インド洋上空)によって長半減期のプルトニウム同位体が地球環境に放出された。原子力利用に伴
う Pu の生産と取り扱いが増加している現状において,海洋に放出されたプルトニウムが海底に除
去される過程に関する知見の蓄積は重要である。本研究では,海面に降下したフォールアウト・プ
ルトニウムが海水中から海底堆積物へと除去されていく生物地球化学的過程に関するデータを蓄
積するために,2003 年に東部太平洋の 10 測点で採取された海水(深度別)と海底堆積物について
プルトニウム同位体の分析を行った。東部太平洋域はプルトニウムのデータが乏しい海域である。
分析の結果,海水中 239,240Pu 濃度は,東部太平洋の北半球では,表層で低濃度であるが深度 600m
付近に明瞭な濃度極大があって中層∼低層で低濃度となり海底直上で濃度が上昇するという深度
分布パターンを示した。一方,東部太平洋の南半球では表層で低濃度であるが深度 400m∼1500m
に幅広い高濃度層(ただし,最高濃度は北半球の濃度極大の 20%程度)があり中層∼低層で低濃
度となり海底直上で濃度が上昇する深度分布パターンを示した。また,海底堆積物中の 239,240Pu 蓄
積量は海水柱中蓄積量の 5%∼23%であり,南半球の 400m∼1000m 海水に SNAP 由来の 238Pu が検
出された。
これらのことから,海面に降下したフォールアウト・プルトニウムは相当長年月にわたって溶存
態で海水中に存在し,北半球の海水と南半球の海水の間でプルトニウムの混合が進んでおらず,海
底に一旦沈降した 239,240Pu の一部は再溶解していると推論される。
­ 20 ­
1−2
研究成果リスト
1) 学術論文
(1)
Akhter N, Shiba K, Ogawa K, Tsuji S, Kinuya S, Nakajima K, Mori H. A Change of in Vivo
Characteristics Depending on Specific Activity of Radioiodinated (+)-2-[4-(4-iodophenyl) piperidino]
cyclohexanol [(+)-pIV] as a Ligand for Sigma Receptor Imaging. Nucl. Med. Biol. 2008: 35(1); 29-34.
(2)
Doue T, Ohtsuki K, Ogawa K, Ueda M, Azuma A, Saji H, Strauss H, Matsubara H. Cardioprotective
effects of erythropoietin in rats subjected to ischemia-reperfusion injury assessment of infarct size with
99m
(3)
Tc-Annexin V. J Nucl. Med. 2008: 49(10); 1694-1700.
Yoshimoto M, Ogawa K, Washiyama K, Shikano N, Mori H, Amano R, Kawai K
αvβ3
Integrin-targeting radionuclide therapy and imaging with monomeric RGD peptide. Int. J. Cancer. 2008:
123(3); 709-15.
(4)
Shiba K, Torashima T, Hirai H, Ogawa K, Akhter N, Nakajima K, Kinuya S, Mori H. Potential
usefulness of D2R reporter gene imaging by IBF as gene therapy monitoring for cerebellar
neurodegenerative diseases. J. Cereb. Blood Flow Metabol advance online publication, November 12,
2008; doi:10.1038/jcbfm.2008.137.
(5)
田崎和江, 野村正純, 森井一誠, 佐藤和也, 馬場奈緒子, 中西
孝, 横山明彦, Chaerun S.K. 新
潟県中越沖地震直後の空間放射能. 地球科学 2008:62; 325-330
(6)
田崎和江, 中西
孝, 横山明彦, Chaerun S.K. 新潟県中越沖地震直後の海水の性質. 地球科学
2008:62;367-368
(7)
Kinoshita N, Hashimoto T, Nakanishi T, Yokoyama A, Amakawa H, Mitsugashira T, Ohtsuki T,
Takahashi N, Ahmad I, Greene J.P, Henderson D.J, Jiang C.L, Notani M, Pardo R.C, Patel N, Rehm K.E,
Scott R, Vondrasek R, Jisonna L, Collon P, Robertson D, Schmitt C, Tang X.D, Kashiv Y, Nassar H, Paul
M. Ultra-sensitive detection of p-process nuclide 146Sm produced by (γ, n), (p, 2nε) and (n, 2n) reactions. J.
Phys. G: Nucl. Part. Phys. 2008:35;014033 (7pp)
(8)
Yoshida Y, Yoshikawa H, Nakanishi T. Partition coefficients of Ra and Ba in calcite. Geochem. J.
2008: 42; 295-304
(9)
Shiba K, Nishiyama S, Tsukada H, Ishiwata K, Kawamura K, Ogawa K, Mori H. The potential of
(-)-o-[11C]methylvesamicol for diagnosing cholinergic deficit dementia. Synapse 2009: 63(2); 167-171.
(10) Ogawa K, Mukai T, Kawai K, Takamura N, Hanaoka H, Hashimoto K, Shiba K, Mori H, Saji H:
Usefulness of competitive inhibitors of protein binding for improving the pharmacokinetics of
186
Re-MAG3-conjugated bisphosphonate (186Re-MAG3-HBP), an agent for treatment of painful bone
metastases. Eur. J Nucl. Med. Mol. Imag 2009: 36(1); 115-121.
(11) Ogawa K, Kawashima H, Shiba K, Washiyama K, Yoshimoto M, Kiyono Y, Ueda M, Mori H, Saji H:
Development of
90
Y-DOTA conjugated bisphosphonate for treatment of painful bone metastases. Nucl.
Med. Biol 2009: 36(2); 129-135.
2) 学会発表
(1)
Akhter K, Shiba K, Ogawa K, Tsuji S, Nakajima K, Kinuya S, Mori H. Depending on Species
Specificity Influence of Difference Metabolic Function in the Biodistribution of Radiolabeled Sigma
Ligand as the Tumor Seeking Agent. 38th Annual Scientific Meeting of the Australian and New Zealand
Society of Nuclear Medicine 2008. Gold Coast, Australia (2008.5)
(2)
上原知也, 李宗
, 内田雪絵, 秋澤宏行, 小川数馬, 辻厚至, 小泉満, 佐賀恒夫, 荒野泰: 骨機
能の分子イメージングを目的とした
99m
Tc 標識薬剤の新たな分子設計 第 3 回日本分子イメージ
­ 21 ­
ング学会総会・学術集会, 大宮 (2008.5)
(3)
河嶋秀和, 小川数馬, 絹谷清剛, 柴和弘, 木村寛之, 橋本和幸, 森厚文, 佐治英郎: 放射性レニ
ウム-トリカルボニル錯体を用いた標識抗体の作製と体内動態に関する基礎的検討 第 18 回金属
の関与する生体関連反応シンポジウム, 名古屋 (2008.6)
(4)
Doue T, Ohtsuki K, Hikosaka T, Ogawa K, Ueda M, Sawada T, Azuma A, Strauss WH, Saji H,
Matsubara H: The feasibility of Tc-99m annexin A5 to evaluate the anti-atherosclerotic therapy by
pravastatin in cholesterol-fed rabbits: Comparative study with 18F-FDG. Society of Nuclear Medicine 55th
Annual Meeting. New Orleans (2008.6)
(5)
Akhter N, Shiba K, Ogawa K, Tsuji S, Nakajima K, Kinuya S, Mori H. Influence of different
metabolic function by the species specificity in the biodistribution of radiolabeled sigma ligand as the
tumor seeking agent. Society of Nuclear Medicine 55th Annual Meeting. New Orleans (2008.6)
(6)
Yeh H, Ogawa K, Balatoni J, Mukhapadhayay U, Pal A, Young D, Volgin A, Alauddin M, Gelovani
J: Imaging the expression-activity and Mutational status of EGFR in four different non small cell
carcinoma xenografts in mice using PET with [18F]F-PEG6-IPQA. 2008 World Moleccular Imaging
Congress. Nice (2008.9)
(7)
Tian M, Ogawa K, Yeh H, Balatoni J, Mukhapadhayay U, Pal A, Jackson J, Mawlawi O, Wendt R,
Uthamanthil R, Borne A. Brammer D, Lepera C. Alauddin M, Gelovani J: Pharmacokinetics
biodistribution, metabolism, and radiation dosimetry of
[18F]F-PEG6-IPQA in non-human primates: a
pre-IND study. 2008 World Moleccular Imaging Congress. Nice (2008.9)
(8)
Mukhapadhayay U, Young D, Ogawa K, Volgin A, Gelovani J, Alauddin M: Proliferative activity in
mice using N3-[18F]fluoroethyl thymidine ([18F]FET) and N3-[18F]fluoropropyl thymidine ([18F]FPrT).
2008 World Moleccular Imaging Congress. Nice (2008.9)
(9)
Yeh H, Pal A, Balatoni J, Ogawa K, Flores L, Volgin A, Young D, Gelovani J: Imagign
expression-activity and mutational status of EGFR in intracerebral glioma xenografts in mice with
[124I]I-PEG6-IPQA and PET. 2008 World Moleccular Imaging Congress. Nice (2008.9)
(10) Yeh H, Soghomonyan S, Mukhapadhayay U, Young D, Flores L, Pal A, Ogawa K, Gibson R,
Alauddin M, Tong W, Gelovani J: Quantifivation of valporic acid-induced dose-dependent inhibition of
HDACs activity in the rat brain using In Vivo PET imaging with [18F]-FAHA. 2008 World Moleccular
Imaging Congress. Nice (2008.9)
(11) Balatoni J, Mukhapadhayay U, Pal A, Ogawa K, Lepera C, Tong W, Alauddin M, Gelovani J: A novel
radiotracer, [18F]F-PEG6-IPQA, for imaging the expression of active-mutant EGFR in tumors: synthesis
and In vitro evaluation in lung carcinoma cell lines. 2008 World Moleccular Imaging Congress. Nice
(2008.9)
(12) 隅
貴弘,木下哲一,横山明彦,中西
孝:東部太平洋における海水柱中の 239,240Pu の分布.
第 52 回放射化学討論会,広島(2008. 9)
(13) 永岡美佳,和泉拓郎,隅
貴弘,横山明彦,中西
孝,木下哲一,山田正俊:Am-241 の海
水中濃度分布:1997 年東部インド洋,2003 年東部太平洋.第 52 回放射化学討論会,広島(2008.
9)
(14) 山田記大,上杉正樹,清水健彦, 横山明彦,中西 孝:能登半島地震後における地下水の自
然放射性核種濃度(続報).第 52 回放射化学討論会,広島(2008. 9)
(15) 上杉正樹,横山明彦,中西
孝:地下水の Pb-210 と Po-210 分析のための予備濃集操作にお
ける問題と対策.第 52 回放射化学討論会,広島(2008. 9)
(16) 滝淳一, 稲木杏里, 若林大志, 福岡誠, 萱野大樹, 小川数馬, 柴和弘, 廣江道昭, 今中恭子, 中
­ 22 ­
嶋憲一, 絹谷清剛: ラット心筋虚血再還流モデルにおける Tenascin C 発現の経時的変化:I-125-抗
Tenascin C 抗体による検討 第 48 回日本核医学会総会, 千葉 (2008.10)
(17) 上杉正樹,山田記大,横山明彦,中西
孝:地下水のラドン濃度評価のための測定法に関す
る改善.第 10 回「環境放射能」研究会,つくば(2009. 3)
(18) 山田記大,上杉正樹,清水健彦,日南宗一郎,横山明彦,中西
孝:能登半島地震後の輪島
市における地下水中自然放射性核種濃度の経時変動に関する研究.第 10 回「環境放射能」研究
会,つくば(2009. 3)
3) 共同研究
学
内
相手部局
研究課題
医学系研究科・バイオトレーサー診療学
心筋間質の病態変化の画像化
医学部保健学科・量子医療技術学
ストレス性精神疾患の進行・治療指針予測用分
子イメージング法の開発
医学部保健学科・量子医療技術学,
核医学癌診断・放射線内用療法を目的とした RI
医学系研究科・バイオトレーサー診療学
標識シグマリガンドの評価
医学部保健学科・量子医療技術学
非平衡型複数 α 線放出 in vivo ジェネレーター
用いた転移性骨腫瘍治療法の開発
自然システム学類
国
地震後の空間と海水の放射能
内
相手機関
研究課題
東京都老人総合研究所,浜松ホトニクス株式会
PET用アセチルコリントランスポーターマッ
社
ピング剤の開発研究
東京都老人総合研究所,浜松ホトニクス株式会
PET用シグマレセプターマッピング剤の開発
社
研究
浜松医科大学
PET/SPECT/CT を用いた骨転移モデル動物の病
態変化と RI 集積の評価
京都大学大学院薬学研究科
放射性ヨウ素標識(+)-p-iodovesamicol の早期腫
瘍診断薬としての可能性
京都大学大学院薬学研究科
抗体の新規レニウム標識法の開発
長崎大学医歯薬学総合研究科
新規アポトーシスイメージング剤の開発
京都府立医科大学
動脈硬化治療に対する核医学的評価
東北大学大学院理学研究科,東北大学金属材料
Pa-231 の光核分裂反応の研究
研究所,大阪大学大学院理学研究科,京都大学
原子炉実験所
東北大学大学院理学研究科,東北大学金属材料
Sm-146 の製造と壊変特性の研究
研究所,大阪大学大学院理学研究科,東京大学
海洋研究所
­ 23 ­
海
外
相手機関
研究課題
Racah Institute of Physics, Hebrew University,
Israel,
Physics
Division,
Argonne
Production and half-life measurement of 146Sm
National
Laboratory, USA
Department
of
Physics
and
Astronomy,
Northwestern University, USA
Department of Physics, University of Notre Dame,
USA
Department of Nuclear Medicine and Molecular
Early diagnosis of tumor by the sigma receptor
Imaging, Groningen University, The Netherland.
imaging
4) 研究費
(1) 森
厚文(代表),文科省科研費
基盤研究(C):シグマレセプター標的包括的癌治療法の確
立を目指した新規放射性薬剤の開発と評価,2,200 千円
(2) 柴
和弘(代表)
,文科省科研費
基盤研究(B):アルツハイマー病の早期診断用シナプス前
コリン作動性神経分子イメージング剤の開発,2,340 千円
(3) 小川
数馬, 大学改革推進等補助金
海外先進教育研究実践支援(研究実践型):
小動物用PETを用いた癌分子イメージング, 3,000 千円
(4) 中西 孝(代表)
,学長裁量経費(特別教育研究費)
: 能登半島地震の学術調査 1,000 千円
(5) 柴
和弘(分担)文科省科研費
基盤研究(C)
:認知症及びストレス性精神疾患の進行・治療
指針予測を可能にするイメージング剤の開発, 1,430 千円
(6) 柴
和弘 (分担), 文科省科研費 基盤研究(C):虚血心筋障害,リモデリングにおける心筋間
質の病態変化とその画像化に関する研究, 1,820 千円
2. 教育活動
1) 大学院教育
授業科目
大学院医学系研究科:脳情報伝達解析学(脳医科学専攻)
トレーサー実験法,トレーサー実験法実習(初期総合プログラム)
大学院自然科学研究科(後期)
:放射活性物質機能解析学,
放射活性物質情報解析学(生命科学専攻)
海洋物質動態特論(物質科学専攻)
大学院自然科学研究科(前期)
:宇宙・地球化学(物質化学専攻)
放射化学ゼミナール(物質化学専攻,分担)
­ 24 ­
演習(物質化学専攻)
物質化学概論(物質化学専攻,分担)
博士論文指導
「鉱物へのラジウムの取り込み反応に関する研究」,吉田
泰(社会人)
「紀伊半島南部地域の地熱履歴に関する研究」
,花室孝広(社会人)
「環境試料の 210Pb,210Po 分析法の研究」,上杉正樹
修士論文指導
「東部太平洋海域における海水中プルトニウム同位体濃度の深度分布に関する研究」,
隅
貴弘
「能登半島地震後の輪島市における地下水中自然放射性核種濃度の経時変動に関する研
究」
,山田記大
「東部太平洋海域における海水中 241Am 濃度の深度分布に関する研究」,永岡美佳
2) 学部教育
授業科目
臨床化学特論(医学部保健学科
分担)
放射性同位元素検査技術学演習(医学部保健学科
放射化学B(理学部
分担)
化学科)
放射化学実験(理学部
化学科,分担)
化学文献指導(理学部
化学科)
物質化学序論(物質化学類,分担)
卒業論文指導
「Ba と Ra の二酸化マンガンへの共沈挙動」
,小川雄太郎
「東部太平洋海底における 239,240Pu 蓄積量」,瀧本清貴
「147Sm から 146Sm と 146Pm を生成する光核反応の断面積測定」,都築達朗
「フィッション・トラック法による Pa-231 の光核分裂反応断面積の測定」
,西川
恵
「キレート樹脂による地下水試料からのウランとトリウムの予備濃縮」,日南宗一郎
3) 共通教育
授業科目
放射能・放射線と人間(総合科目,分担)
化学の基礎の基礎(テーマ別科目)
­ 25 ­
初学者ゼミ(全学共通科目,分担)
4) 新規・継続登録者安全講習会
新規登録者安全講習会
18 回(詳細は「Ⅳ
研究施設の活動状況」を参照)
継続登録者安全講習会
30 回(詳細は「Ⅳ
研究施設の活動状況」を参照)
5) RI取扱基礎講習会
RI取扱基礎講習会(実習) 15 回(詳細は「Ⅳ
研究施設の活動状況」を参照)
6) 核燃料物質取扱者講習会
核燃料物質取扱者講習会
3 回(詳細は「Ⅳ
研究施設の活動状況」を参照)
7) 教育研究用エックス線安全取扱講習会
教育研究用エックス線安全取扱講習会
2 回(詳細は「Ⅳ
­ 26 ­
研究施設の活動状況」を参照)
【機器分析分野】
1. 研究活動
1 ­1
研究概要
ラジカルC­C結合形成反応は種々の有機化合物を合成するうえで非常に有用な反応である。し
かし,ラジカルという化学種は非常に反応性が高く,通常のイオン的な反応では困難な箇所に新し
く化学結合を形成できるといった利点がある反面,その反応性の高さ故に反応の制御が難しいとい
った問題が依然として残されている。また,現在最も広く用いられているラジカル反応剤が,毒性
が強く反応後の除去が困難な有機スズ化合物であるということも大きな問題である。我々は,ラジ
カルC­C結合形成反応におけるこれら2つの問題点の解決を目指して,各種ラジカル発生法の中
から一電子酸化によるラジカル発生法に着目し,これを用いた新規ラジカルC­C結合形成反応の
開発研究を行っている。
一 電 子 酸 化 剤 を 用 い た 新 規 ラ ジ カ ル C ­C 結 合 形 成 反 応 の 開 発
ラジカルC­C結合形成反応に用いられる一電子酸化剤として,Mn(OAc)3 や CAN(硝酸二アン
モニウムセリウム)などが知られているが,中でも Mn(OAc)3 を用いた反応に関してはこれまでに
系統的な研究が行われ,天然物合成等への応用も数多く報告されている。一方,CAN に関しては,
Mn(OAc)3 に比べて反応性が高いが無水条件を必要とせず,取り扱いが容易であるうえ,比較的毒
性が低く安価であるなど優れた特徴を有している反面,水やメタノール,アセトニトリルなどの極
性溶媒には可溶であるが,有機合成によく用いられる非極性溶媒にはほとんど溶解しないといった
使い勝手の悪さから,これまでその利用には大きな制限があった。そのため,CAN を用いたラジ
カルC­C結合形成反応はいまだ実用的とは言えず,その応用もほとんど報告されていない。そこ
で我々は,これらの問題を解決すべく,CAN の構造に着目し,水と非極性溶媒から成る二相系に
て 4 級アンモニウム塩を相間移動触媒として用いれば,水中に溶解している Ce(IV) を非極性溶媒
中に取り込むことができ,目的とする反応を有機相中にて行うことが出来るものと考えた。また,
用いる 4 級アンモニウム塩を光学活性なものとすれば反応の不斉化ができ,反応により生じた
Ce(III) を水中にて別の酸化剤で Ce(IV) へと再酸化すれば,用いる CAN の量を触媒量へと減らす
ことが出来るものと考え,研究を行なっているところである。
さらに, 4 級アンモニウム塩以外で,水中から Ce(IV) を有機相へと移行させることが可能な
di-2-ethylhexyl phosphoric acid (HDEHP) を金属抽出剤として用いる二相系反応についても検討中で
ある。この反応系では,化学量論量以上の硝酸ナトリウムや硝酸アルミニウムなどの硝酸塩を加え
ることによって,用いる Ce(IV) 反応剤を触媒量に減らすことが出来る上,必ずしも始めから Ce(IV)
を用いる必要がなく Ce(III) も使用可能であることを確認しており,更なる展開が期待される。
­ 27 ­
1−2
研究成果リスト
1) 研究費
(1) 内山
正彦(代表),学術振興会科研費
基盤研究(C):Ce(IV)とフッ素アニオンを用いる有
機ケイ素化合物からの新規ラジカル発生法の開発,1,400 千円
2. 教育活動
1) 大学院教育
授業科目
創薬論(自然科学研究科博士前期課程・生命薬学専攻,分担)
2) 学部教育
授業科目
薬学英語演習Ⅰ(薬学部薬学科・創薬科学科,分担)
有機化学Ⅳ(薬学部薬学科・創薬科学科)
有機化学演習Ⅳ(薬学部薬学科・創薬科学科)
有機機器分析(薬学部薬学科・創薬科学科)
有機化合物の扱い方を学ぶ(薬学部薬学科・創薬科学科,分担)
­ 28 ­
IV
研究 施 設の 活動 状 況
【実験動物研究施設】
1. 実験動物研究施設利用課題
37 課題
医薬保健研究域医学系(基礎)
103 課題
医薬保健研究域医学系(臨床・病院)
医薬保健研究域保健学系
11 課題
がん研究所
26 課題
医薬保健研究域薬学系
16 課題
学際科学実験センター
13 課題
保健管理センター
2 課題
フロンティアサイエンス機構
6 課題
環日本海域研究センター
1 課題
215 課題
合計
2. 動物実験委員会による動物実験計画審査・承認件数
審査301件,承認285件(内,実験動物研究施設を使用しない実験48件)
3. 利用登録者
3−1
部局別登録者(施設の技術職員・外注職員を含まず)
登録総数
カード発行者数
医薬保健研究域医学系(基礎)
90人
医薬保健研究域医学系(臨床・病院)
244
224
医薬保健研究域保健学系
39
32
がん研究所
73
72
医薬保健研究域薬学系
80
64
学際科学実験センター
12
12
保健管理センター
6
5
環日本海域研究センター
3
3
フロンティアサイエンス機構
6
6
553
498
合計
­ 29 ­
80人
3−2
登録者内訳(施設の技術職員・外注職員を含まず)
課題登録総数
カード発行者数
教員
180人
164人
医員
37
36
その他の研究者
47
45
220
202
学部生
31
17
技術職員(含非常勤)
37
34
552
498
大学院生
合計
備考
研究員,研究生他
博士課程125,修士課程95
技術職員,実験補助
4. 入館者数
4 − 1 . 部 局 別 延 べ 入 館 者 ( 平 成 20 年 4 月 ∼ 21 年 3 月 )
医薬保健研究域医学系(基礎)
5,631
医薬保健研究域医学系(臨床・病院)
9,291
527
医薬保健研究域保健学系
10,085
がん研究所
医薬保健研究域薬学系
866
学際科学実験センター
16,516
環日本海域研究センター
119
フロンティアサイエンス機構
710
50
保健管理センター
43,795
合計
­ 30 ­
4−2. 月別延べ入館者数
(平 成 20 年 4 月 ∼ 21 年 3 月 , 括 弧 内 : 一 日 平 均 )
延べ人数(1日平均)
前年比
4月
3,413 (114)
0.90
5月
3,519 (114)
0.90
6月
3,927 (131)
0.97
7月
4,050 (131)
0.94
8月
3,473 (112)
0.89
9月
4,024 (134)
1.03
10月
4,394 (142)
1.01
11月
3,836 (129)
0.94
12月
4,009 (129)
1.08
1月
3,644 (118)
1.05
2月
3,497 (125)
1.04
3月
3,677 (119)
1.07
合計
45,463 (125)
0.98
平日
39,897 (166)
0.99
休日
5,566 (45)
0.93
5. 利用講習開催・受講者数
9回開催(春期3回,臨時6回)
合計 225 名受講
6. 受託サービス(胚操作関係)
マウス受精卵の凍結保存:9 系統(前年度 14 系統)
受精卵移植による感染マウスのクリーニング:16 系統(前年度 25 系統)
体外受精によるマウスの作成:33 系統(前年度 1 系統)
凍結受精卵からのマウス作成:17 系統(前年度 7 系統)
7. 機器利用状況
X線撮影装置
54 回
X線照射装置
182 回
­ 31 ­
8. 月別一日平均収容ケージ数
ハムス モルモ ウサギ
ター
ット
イヌ
ネコ
ブタ
ウシガ
エル
マウス
ラット
4月
4,547
237
17
15
109
12
0
2
16
1
5月
4,469
213
16
29
108
14
0
3
16
1
6月
4,624
205
16
44
98
12
0
3
16
-
7月
4,958
221
16
46
79
9
0
0
16
-
8月
5,149
233
18
47
79
13
0
0
16
-
9月
5,406
240
19
48
83
11
0
0
16
-
10 月
5,544
222
20
45
83
11
0
0
16
-
11 月
5,663
230
20
34
79
12
0
0
16
-
12 月
5,634
229
20
31
82
18
0
0
16
-
1月
5,650
199
20
20
76
17
0
0
16
-
2月
5,851
205
20
21
72
13
0
0
16
-
3月
5,865
202
19
14
77
14
0
0
16
-
年平均
5,278
220
18
33
86
13
1
16
-
-
サル
前年度
年平均
5,186
346
19
14
78
11
-
4
9
-
前年比
1.02
0.64
0.95
2.36
1.10
1.18
-
0.25
1.78
-
最大収容
ケージ数
7,965
448
-
80
120
20(15)
18
7
20
66%
(74)
49%
(54)
-
41%
(60)
72%
(91)
65%
(90)
0%
(0)
14%
(43)
80%
(80)
年平均
(最大月)
収容率
括弧内収容率は最大月平均収容率
※個別ケージ飼育のウザギ・イヌ・ネコ・ブタ・サルは実飼育匹数より算定,
ウシガエル水槽は1槽
※1ケージ当たり標準収容数:マウス(5),ラット(3),ハムスター(3),モルモット(4)
※最大収容ケージ数は年度当初の飼育棚配置による計算値
注)マウス最大収容数は,追加設置棚を含み,検疫室・P2動物室を含まず
­ 32 ­
9. 月別入舎匹数(上段:購入,下段:自家繁殖)
マウス ラット
ハムス モルモ スナネ
ウサギ
ター
ット
ズミ
イヌ
ネコ
ブタ
ウシガ
エル
サル
4月
670
-
154
-
0
-
0
-
0
-
49
-
10
-
0
-
0
-
0
-
7
-
5月
886
-
226
-
0
-
128
-
0
-
31
-
0
-
0
-
6
-
0
-
12
-
6月
976
-
336
-
0
-
91
-
0
-
15
-
10
-
0
-
3
-
0
-
0
-
7月
1,725
-
436
-
0
-
58
-
0
-
16
-
0
-
0
-
0
-
0
-
0
-
8月
1,085
-
292
-
0
-
102
-
0
-
25
-
10
-
0
-
0
-
0
-
0
-
9月
1,506
-
238
-
0
-
88
-
0
-
13
-
0
-
0
-
0
-
0
-
0
-
10 月
980
-
164
-
0
-
82
-
0
-
15
-
10
-
0
-
0
-
0
-
0
-
11 月
1,150
-
169
-
0
-
84
-
0
-
12
-
10
-
0
-
0
-
0
-
0
-
12 月
894
-
104
-
0
-
20
-
0
-
10
-
0
-
0
-
0
-
0
-
0
-
1月
910
-
118
-
0
-
52
-
0
-
8
-
1
-
0
-
0
-
0
-
0
-
2月
792
-
284
-
0
-
70
-
0
-
22
-
1
-
0
-
2
-
0
-
0
-
3月
864
-
135
-
0
-
0
-
0
-
23
-
7
-
0
-
0
-
0
-
0
-
合計
12,438
23,334
2,656
279
123
775
-
-
239
-
59
-
0
-
11
-
0
-
19
-
昨年度 10,662
合 計 17,121
2,983
367
0
77
256
-
0
-
224
-
69
-
0
-
43
-
10
-
39
-
1,037
1,945
221
23
0
10
65
-
0
-
20
-
5
-
0
-
1
-
0
-
2
-
1.17
0.89
-
3.03
-
1.07
0.86
-
0.26
-
0.49
1.36
1.37
0.24
-
-
-
-
-
-
-
-
月平均
前年比
­ 33 ­
【遺伝子研究施設】
1 . 平 成 20 年 度 登 録 従 事 者 人 数
職員
大学院生
研究生等
学部学生
その他
計
医学部医学科(臨床系)*
13
5
0
0
18
医学部医学科(基礎系)
15
19
0
0
34
医 学 部 保 健 学 科
2
2
2
1
7
薬
部
6
4
0
0
10
自然科学研究科
0
0
0
0
0
が ん 研 究 所
6
5
0
3
14
学際科学実験センター
4
3
0
0
7
工
学
部
2
4
0
0
6
理
学
部
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
48
42
2
4
96
学
保健管理センター
計
*:附属病院を含む
2. 施設利用研究テーマ一覧
部局
医学系
研究科
講座等
研究代表者
研究テーマ
組織発達構築学
井関
マウス・ラット組織における遺伝子発現
血管分子生理学
多久和
分子情報薬理学
小澤健太郎
脳細胞遺伝子学
東田
陽博
脳情報分子学
松川
通
尚一
陽
(基礎系)
医学系
イオンチャネル・神経伝達物質受容体の遺伝子
クローニングと神経機能調節機構の解明
動物モデルを用いた新薬候補化合物による抗ク
寄生虫感染症制御学 所
正治
恒常性制御学
山下
太郎
肝細胞癌幹細胞の分化誘導療法の開発
臓器機能制御学
武田
仁勇
内分泌性高血圧症の遺伝子解析
血液情報統御学
古市
賢吾
腎障害時のタンパク発現解析
三邊
義雄
高
栄哲
田中
正二
河原
栄
(臨床系) 脳情報病態学
集学的治療学
保健学科
S-ニトロリ化による細胞内情報伝達の解析
サカナ視神経再生に関与する遺伝子について
研究科
医学部
心血管系における細胞内情報伝達機構の解析
リハビリテーション
科学
検査技術科学専攻
リプトスポリジウム効果の解析
コカイン投与ラット側座核のシナプス後膜肥厚タンパ
ク質輸送動態ならびにスパイン形態変化の解析
特発性不妊症患者の精子形成候補遺伝子の変異
に関する研究
運動負荷に対する骨格筋応答の解析
エリンギ由来リパーゼ阻害物質の精製
­ 34 ­
部局
薬学部
がん研究
講座等
研究代表者
研究テーマ
薬物学
中村
暢宏
Y1PF3 結合タンパク質の同定
遺伝情報制御学
松永
司
生物有機化学
盛崎
大貴
薬物代謝化学
中島
美紀
ゲノム分子病態
小林
昌彦
組織分子
向田
直史
腫瘍動態制御
中村
隆弘
分子設計
長谷川 浩
分子設計
牧
所
工学部
輝弥
DDB1 により制御されるタンパク質の同定とその解析
タンパク質の新規アフィニティーラベル
化法の開発
薬物代謝酵素の発現調節機構の解明および発現
系の構築
ストレスに対する細胞応答機構の解析
サイトカインならびその関連遺伝子導入による
生体防御反応の制御
増殖因子活性制御による細胞癌化の制御と生理
機能の研究
鉄制限下における植物プランクトンの外膜タン
パク質組成の解析
植物プランクトンのストレス状況下で誘導発現
する遺伝子群のスクリーニング
学際科学
実験セン
遺伝子改変動物分野 浅野
雅秀
遺伝子改変マウスの作製と解析
ター
­ 35 ­
【 アイソトープ総 合 研 究 施 設 ・ アイソトープ理 工 系 研 究 施 設 】
Ⅰ
利用状況
1 . 平 成 20 年 度 登 録 従 事 者 人 数
アイソトープ総合研究施設
職員
(研究員等含)
大学院生
研究生等
学部学生
計
医学系研究科
0
120
0
120
医学部保健学科
0
0
113
113
薬学部
0
0
88
88
医薬保健研究域医学系
80
0
0
80
附属病院
65
0
0
65
0
49
0
49
がん研究所
33
0
0
33
医薬保健研究域保健学系
31
0
0
31
医薬保健研究域薬学系
15
0
0
15
学際科学実験センター
13
0
0
13
フロンティアサイエンス機構
8
0
0
8
工学部
0
0
4
4
理工研究域自然システム学系
3
0
0
3
理工研究域物質化学系
2
0
0
2
理工研究域環境デザイン学系
1
0
0
1
理学部
0
0
1
1
保健管理センター
1
0
0
1
ベンチャービジネス・ラボラトリー
1
0
0
1
13
1
0
14
266
170
206
642
自然科学研究科
他大学・他機関
計
­ 36 ­
アイソトープ理工系研究施設
職員
(研究員等含)
大学院生
研究生等
学部学生
計
教育学部
0
4
3
7
理学部
0
0
68
68
工学部
0
0
3
3
薬学部
0
0
10
10
自然科学研究科
1
86
0
87
医学系研究科
0
1
0
1
人間社会研究域人間科学系
1
0
0
1
理工研究域数物科学系
9
0
0
9
理工研究域物質化学系
7
0
0
7
14
0
0
14
理工研究域機械工学系
1
0
0
1
医薬保健研究域薬学系
11
0
0
11
医薬保健研究域保健学系
2
0
0
2
環日本海域環境研究センター
7
0
0
7
保健管理センター
1
0
0
1
学際科学実験センター
2
0
0
2
ベンチャービジネス・ラボラトリー
1
0
0
1
フロンティアサイエンス機構
1
0
0
1
58
91
84
233
理工研究域自然システム学系
計
­ 37 ­
2. 施設利用研究テーマ
アイソトープ総合研究施設
部
局
講 座 等
研究代表者
組織発達構築学
井関
神経分子標的学
堀
血管分子生理学
岡本
尚一
修
安雄
研
究
テ
ー
マ
ラット組織における遺伝子発現
小胞体ストレス関連遺伝子の機能解析
心血管系における細胞内情報伝達機構の解析
インフルエンザウィルス遺伝子発現の制御系
分子遺伝学
畑田 恵利子
AID遺伝子機能解析
蛋白質・RNA間の相互作用の解析
血管分子生物学
山本
博
吉本
谷博
小川
和宏
細菌感染症制御学 大谷
郁
分子情報薬理学
医薬保健
研究域
医学系
環境生体分子応答学
西條
清史
環境生態医学
人見
嘉哲
再生分子医学
小出
寛
寄生虫感染症制御学
所
脳情報分子学
松川
通
脳細胞遺伝子学
東田
陽博
原田
真市
教育研究支援センタ
ー
正治
放射性アイソトープを用いた血管機能調節・障
害,神経機能,がん浸潤転移に関する研究
生理的,病理的環境下の酸化ストレスによる情
報伝達の検討
遺伝子発現調節とその意義
ウェルシュ菌の病原因子発現調節機構の解析
部位特異的又はストレス応答情報伝達に関連し
た遺伝子の解析
ビタミン C 生合成能欠損マウスを用いた抗酸化
機能の研究
幹細胞の未分化性維持機構の解析
腸管寄生原虫における含流アミノ酸,アデノシ
ン代謝の解析
魚の網膜視神経の障害と再生
イオンチャンネル・神経伝達物資受容体等の遺
伝子クローニングと神経機能調節機構の解明
unc-18 転写因子の制御機構とその関連遺伝子と
の共役的発現調節の解明
マウスの肝化学発癌モデル
C型肝炎ウィルスとアポートシス
B型肝炎ウィルスとアポートシス,サイトカイン
医薬保健
研究域
がん遺伝子治療学 中本
医学系
血液情報統御学
安成
肝発癌におけるp53 の意義
肝細胞に対する遺伝子治療の基礎的検討
コラーゲン遺伝子の転写調節
附属病院
C型肝炎ウィルスのインターフェロン反応性
初代培養肝細胞制御
篁
俊成
肥満・糖尿病の病態をつくる臓器間ネットワー
ク
­ 38 ­
部
局
講 座 等
研究代表者
古市
賢吾
酒井
佳夫
川尻
剛照
武田
仁勇
高見
昭良
吉川
弘明
西村
良成
高仲
強
濱口
儒人
二宮
致
喜多
大輔
溝上
敦
臓器機能制御学
細胞移植学
輸血部
脳老化・神経病態
学
保健管理センター
血管発生発達病態
学
経血管診療学
血管新生・結合組織代
医薬保健
謝学
研究域
医学系
附属病院
がん局所制御学
脳・脊髄機能制御
学
集学的治療学
高
視覚科学
分子移植学
栄哲
桜井 真由美
可西
京
直之
哲
研
究
テ
ー
マ
実験腎炎,各種サイトカイン,ケモカイン発現
の検討
免疫担当細胞の遺伝子発現と機能の解明
脂質代謝異常症のコレステロール引き抜き能に
関する研究
ミネラロコルチコイド高血圧症の成因に関する
研究
自己免疫性造血障害における標的抗原の同定及
び免疫学機序の解析
神経性免疫疾患の自己抗体アッセイ法に関する
研究
マウス骨髄移植モデルにおける CVHD の制御
電離放射線による細胞障害
膠原病患者の自己抗体(抗核抗体)の同定
核酸の標識とその測定
ラジオガイド下手術とそれに続くγ線の測定
脳腫瘍における PI3K シグナル伝達経路遺伝子
異常の探索
前立腺癌の再燃機序の解明
特発性男性不妊症における精子形成候補遺伝子
の変異に関する研究
プロスタグランジン FP レセプター遺伝子の発
現解析
エストロゲン依存性腫瘍におけるアロマターゼ
の解析
テロメレース遺伝子発現機構の解析
遺伝子改変マウスを用いた統合失調症の病態生
脳情報病態学
橋本
隆紀
手術部
伊藤
博徳
重症筋無力症ラットにおける筋弛緩薬の作用
吉崎
智一
頭頚部がんの転移機構に関する研究
三輪
高喜
滝
淳一
絹谷
清剛
感覚運動病態学
バイオトレーサ診療
学
理の研究
嗅神経シンチ法開発のための,嗅覚障害モデル
を用いた基礎的研究
虚血心筋における細胞死,生存性,代謝,交感
神経機能の解析
癌親和性放射性医薬品による癌診断法・治療法
の開発
­ 39 ­
部
局
講 座 等
研究代表者
薬剤部
長田
直人
看護科学
中谷
壽男
河原
栄
馬渡
一浩
検査技術科学
研
究
テ
ー
マ
薬物透過と代謝機構における薬物間相互作用の
機序解明
エストロゲンが創傷治癒過程においてリンパ管
新生,血管新生に与える影響
肺癌の刷り込み遺伝子異常
神経の変性・再生の分子機構
森下英理子
先天性血液凝固異常症の病態解析
稲津
明広
高比重リポ蛋白の機能解析
桜井
博
田中
正二
運動強度に対する骨格筋応答の解析
天野
良平
各種 RI の医学・生物学への応用
高山
輝彦
川井
惠一
薬物学
中道
範隆
薬物動態学
加藤
将夫
研究域
遺伝情報学
若杉
光生
薬学系
臨床薬剤学
松下
良
薬物代謝化学
横井
毅
臨床薬物情報学
荒井
國三
薬物動態に影響を及ぼす生体内因子の同定
滝野
隆久
がん浸潤・転移機構の解明
久野
耕嗣
ADAM ファミリー遺伝子群の機能解析
遠藤
良夫
遺伝子染色体構築 平尾
敦
黒木
和之
木戸
敬治
核小体 RNA の構造と機能
シグナル伝達
佐藤
時春
jSap1 遺伝子改変マウスの解析
ゲノム分子病態
小林
昌彦
ストレスに対する細胞応答機構の解析
分子生体応答
向田
直史
医薬保健
研究域
保健学系
リハビリテーション
科学
放射線技術学
医薬保健
細胞機能統御
がん研究所
細胞情報調節
熱ショック応答の調節機構に関する研究
疾患モデルラットを用いた血流動態,機能評価
などによる疾患機序の解明
放射性同位元素の医学への応用と管理
放射性医薬品の開発及び評価
グルタミントランスポーターによるアストログ
リア細胞の機能調節に関する分子薬理学的研究
薬物トランスポーターの機能解析とドラッグデ
リバリーへの応用
遺伝情報維持機構の分子メカニズムに関する解析
薬物の体内動態に関する研究
チトクロム p450 の発現調節及びトランスポー
タを介した薬物輸送に関する検討
細胞機能を標的とした抗がん剤の開発と作用機
序の解明
肝細胞の自己複製機構の解明
低分子 RNA の分子生物学
B 型肝炎ウィルスの分子生物学
サイトカインおよびその関連遺伝子導入による
生体防御反応の制御
­ 40 ­
部
局
がん研究所
講 座 等
研究代表者
免疫炎症制御
須田
貴司
腫瘍遺伝学
大島
浩子
機能ゲノミクス
鈴木
健之
腫瘍動態制御
中村
隆弘
腫瘍制御
源
理工研究域
物質化学系
究
テ
ー
マ
アポートシスと炎症の分子機構とその制御機構
消化器腫瘍発生における CXCL14 及び組織
マクロファージの役割
ウィルス挿入変異による新しいがん分子標的の探索
受容体シグナル抑制機構を介した細胞分化と癌
化の制御
利成
消化器がんの分子腫瘍学及び腫瘍外科学的研究
Richard,Wong
フロンティアサイエンス機構
研
核膜孔複合体因子 Nucleoporin と関連因子のin vitro と
in vivo での動的構造解析・機能解析
中枢神経インスリン作用の末梢臓器糖代謝調節
井上
啓
堀家
慎一
放射化学
中西
孝
遺伝子改変動物
橋本
憲佳
における役割の解明
X 染色体上の自閉症関連遺伝子の同定
粒子トラック法による核反応の研究
環境試料分析におけるラジウム定量法に関する研究
遺伝子改変マウスの作出と解析
学際科学実 ゲノム機能解析
西内 巧
験センター トレーサー情報解
柴 和弘
析
植物のストレス応答における分子機構の解析
種々神経精神疾患の病態解明及び早期診断を
目的とした放射性医薬品の開発研究
アイソトープ理工系研究施設
部局
人間社会研究
域人間科学系
講座等
研究申請者
技術教育
佐々木敏彦
疲労部材における材料強度評価
ユニカルスリットによる内部応力分布に関する研究
超低温
鈴木
治彦
低温X線を用いた相転移の研究
量子物性物理学
藤下
豪司
X線・中性子線による固体物性の研究
村上
敏夫
人工衛星搭載用ガンマ線検出器の回路部品の放射
線耐性試験
鎌田
啓一
大強度相対論的電子ビームとプラズマ金属壁との
相互作用
安藤
利得
大強度相対論的電子ビームとプラズマ金属壁との
相互作用
中西
孝
核反応と環境放射性核種に関する放射化学的研究
アクチノイドの相互分離に関する研究(核燃料物
質関係)
横山
明彦
核化学的手法による重元素の核的および化学的特
性の研究
無機化学
磯邉
清
錯体化学
鈴木
正樹
酵素活性化金属タンパクのモデル研究
分子設計
上田
一正
微量化学種を用いた植物種の生長制御
理工研究域
数物科学系
複雑系物理学
放射化学
理工研究域
物質化学系
研究題目
結晶光応答錯体のダイナミックスの解明
­ 41 ­
部局
講座等
自然史
研究申請者
小藤累美子
陸上植物の遺伝的進化の解析
坂本
敏夫
陸棲ラン藻の環境適応の分子機構
福森
義宏
生物の環境応答
ヘモグロビン超分子複合体の X 線結晶解析
生体材料を用いた重金属元素の回収(核燃料物質関係)
岩見
雅史
昆虫変態の分子生物学的研究
理工研究域自 生命機構
然システム学
系
研究題目
東
浩
繊毛虫類の核アポトーシス及び接合初期過程の解
析
地球計測物質学
奥野
正幸
X線回折法による無機結晶及び非晶質物質の構造
科学的研究
地球環境進化学
荒井
章司
土砂堆積物中の粒子長軸及び中・短軸配向分布解
析
応用物性
直江
俊一
AlGaN 系の内殻励起スペクトル
信頼性システム
廣瀬
幸雄
SR 光を用いた機械材料の強度物性に関する研究
薬物学
米田
幸雄
ゴルジ体から核への情報伝達経路の解析
薬物動態
玉井
郁巳
薬物トランスポーターの機能解析とドラックデリ
バリーへの応用
生体防御応答学
中西
義信
食細胞による不要細胞排除機構の解析
医薬保健
薬物代謝化学
中島
美紀
薬物代謝酵素の発現調節に関する研究
研究域
遺伝情報
松永
司
遺伝情報維持機構の分子メカニズムに関する研究
分子薬物治療学
加藤
将夫
薬物トランスポーターの機能解析とドラックデリ
バリーへの応用
臨床分析
小谷
明
機能性分子設計学
石橋
弘行
双極性活性種の発生と合成反応への応用
運動生化学
北浦
孝
骨組織に及ぼす薬物の影響に関する解析
理工研究域機
械工学系
自然科学研究
科
薬学系
医薬保健
研究域
先端医療技術学
天野
良平
遺伝子・染色体構築 平尾
敦
保健学系
がん研究所
生理活性金属錯体の構造と活性
マルチトレーサーを用いた半導体検出器計数効率
測定用標準線源の開発
アクチノイド元素の核医学治療応用のための基礎
的検討(核燃料物質関係)
造血幹細胞の未分化性繊維機構の解明
低レベル放射能
山本 政儀
環日本海域環 実験施設
境研究センタ
柏谷 健二
ー
自然計測部門
長谷部徳子
環境中の天然および人工放射性核種の分布と挙動
の研究
フロンティアサイエンス機構
地下深部起源物質と流体の反応
森下
知晃
湖沼堆積物を用いた環境解析
放射年代測定による地球表層部の研究
­ 42 ­
3. 放射性同位元素受入・使用・保管・廃棄状況
アイソトープ総合研究施設
使用・保管量
核
種
繰越保管量*
受
入
量
使
用
量
保
管
量**
単
位
Pd-103
0
0.5
0.5
0
kBq
Ag-105
0
1.7
1.7
0
kBq
Cd-109
0
3
1.6
1.4
MBq
In-111
0
37
37
0
MBq
I-123
0
111
111
0
MBq
I-125
289.9
1667.75
1730
227.7
MBq
C-14
116.5
54.39
116.7
54.2
MBq
Re-188
0
20
20
0
MBq
W-188
5800
0
5723.9
76.1
kBq
Tl-201
0
703
703
0
MBq
Ac-227
17
2
1.5
17.5
kBq
Pa-231
368
0
0
368
kBq
Np-237
5.18
0
0
5.18
kBq
Am-241
916.2
0
1.5
914.7
kBq
1459.7
379.3
590
1249
MBq
P-32
12.7
974.5
966.8
20.4
MBq
S-35
403.2
2741
2974.7
169.5
MBq
Sc-46
0
1.7
1.7
0
kBq
Cr-51
79.8
1036
1021.2
94.6
MBq
Fe-55
0
74
14.5
59.5
MBq
Co-56
0
1.7
1.7
0
kBq
Co-57
0
1.7
1.7
0
kBq
Zn-65
0
3.7
2.4
1.3
MBq
Be-7
0
2.5
2.5
0
kBq
Rb-86
0
0.5
0.5
0
kBq
Zr-88
0
501.7
409.1
92.6
kBq
Ag-110m
0
1.7
1.7
0
kBq
Pb-203
0
24.1
24.1
0
MBq
Na-22
0
1.7
1.7
0
kBq
Ti-44
0
1.7
1.7
0
kBq
V-48
0
0.5
0.5
0
kBq
Mn-54
16.1
0
9.2
6.9
MBq
Co-58
0
1.7
1.7
0
kBq
H-3
­ 43 ­
核
種
繰越保管量*
受
入
量
使
用
量
保
管
量**
単
位
Fe-59
0
18.5
17.9
0.6
MBq
Co-60
0
1.7
1.7
0
kBq
As-74
0
0.5
0.5
0
kBq
Se-75
0
1.7
1.7
0
kBq
Rb-83
0
1.7
1.7
0
kBq
Sr-85
0
1.7
1.7
0
kBq
Y-88
0
1.7
1.7
0
kBq
Zr-95
0
1.7
1.7
0
kBq
Nb-95
0
0.5
0.5
0
kBq
Tc-95m
0
1.7
1.7
0
kBq
*:平成 20 年 4 月 1 日現在の数量
**:平成 21 年 3 月 31 日現在の数量
RI 廃棄物引渡し量(平成 20 年 6 月 4 日引渡し)
廃棄物の種類
動
無
機
液
容量(L)・規格
引渡し量
物
50L・ドラム缶
7本
体
25L・ドラム缶入りポリビン
2本
可
燃
物
50L・ドラム缶
7本
難
燃
物
50L・ドラム缶
34 本
不
燃
物
50L・ドラム缶
7本
109L・段ボール箱入り
1箱
焼却型ヘパフィルタ
アイソトープ理工系研究施設
使用・保管量
核種
繰越保管量*
受入量
使用量
保管量**
単位
Cs-137
14.310
0.000
0.325
13.985
kBq
Ba-140
0.498
242.000
242.460
0.038
kBq
Eu-149
1.117
0.000
1.117
0.000
kBq
161.393
28.911
45.379
144.924
MBq
Eu-152
4.087
0.000
0.209
3.878
MBq
Eu-154
15.636
0.000
1.224
14.412
MBq
Dy-159
0.459
0.000
2.200
0.079
kBq
Yb-169
0.000
2.800
2.612
0.188
kBq
Hf-175
181.783
687.000
799.677
69.106
kBq
W-181
1.138
15.000
8.803
7.335
MBq
Re-183
0.048
0.000
0.048
0.000
kBq
Tl-204
1.900
0.000
0.318
1.580
MBq
Bi-207
148.402
0.000
3.225
145.177
kBq
C - 14
­ 44 ­
核種
繰越保管量*
受入量
使用量
保管量**
単位
Po-209
34.036
0.000
0.231
33.805
kBq
Pb-210
4.032
0.000
0.123
3.909
MBq
Ra-226
10.974
0.000
0.005
10.969
kBq
Ac-227
248.285
0.000
7.781
240.504
kBq
Ra-228
709.959
0.000
80.370
629.589
kBq
Na- 22
106.190
0.000
24.835
81.355
kBq
Pa-231
1.932
0.000
0.000
1.932
MBq
Np-237
1.945
0.000
0.000
1.945
MBq
Am-241
1.943
0.000
0.003
1.940
MBq
Am-243
19.972
0.000
0.002
19.970
kBq
Cf-252
0.159
0.000
0.037
0.122
kBq
P - 32
0.000
131.750
121.755
9.994
MBq
S - 35
87.503
391.500
327.206
0.000
MBq
Cl- 36
739.974
0.000
0.001
739.973
kBq
H-3
598.062
117.878
119.613
596.326
MBq
59,107.768
0.000
3,227.365
55,880.402
MBq
Ca- 45
0.191
0.000
0.150
0.041
kBq
Fe- 55
117.406
0.000
38.481
78.925
MBq
Co- 57
1.252
0.000
0.759
0.493
MBq
Co-58
63.192
0.000
61.418
1.774
kBq
Fe- 59
0.539
0.000
0.537
0.002
kBq
Co- 60
310.187
0.000
38.219
271.968
kBq
Kr- 85
3.469
0.000
0.217
3.251
MBq
Zr-88
481.970
952.000
1,258.531
174.439
kBq
Sr- 90
779.285
0.000
55.128
724.157
kBq
Zr- 95
0.000
123.000
123.000
0.000
kBq
FP
2.000
0.000
0.000
2.000
MBq
h -t
*:平成 20 年 4 月1日現在の数量
**:平成 21 年 3 月 31 日現在の数量
RI廃棄物引渡し量(平成 20 年 6 月 4 日引渡し)
廃棄物の種類
無
機
液
容量(L)・規格
引渡し量
体
25L・ドラム缶
2本
可
燃
物
50L・ドラム缶
5本
難
燃
物
50L・ドラム缶
15 本
不
燃
物
50L・ドラム缶
1本
非圧縮性不燃物
50L・ドラム缶
0本
通常型プレフィルタ
19L
通常型チャコール
109L
­ 45 ­
Ⅱ
教育活動
1. 新規登録者安全講習会
アイソトープ総合研究施設
年月日(曜日)
実
施
場
所
平成 20 年 4 月 30 日(水) 自然科学研究棟薬学部集会室
備
考
薬学部 3 年
5 月 2 日(金) RI 総合研究施設会議室
5 月 23 日(金) RI 総合研究施設会議室
5 月 23 日(金) RI 総合研究施設会議室
登録希望者(外国人)
5 月 26 日(月) RI 総合研究施設会議室
5 月 27 日(火) RI 総合研究施設会議室
5 月 28 日(水) RI 総合研究施設会議室
5 月 29 日(木) RI 総合研究施設会議室
5 月 30 日(金) RI 総合研究施設会議室
7 月 4 日(金) RI 総合研究施設会議室
9 月 4 日(木) RI 総合研究施設会議室
10 月 3 日(金) RI 総合研究施設会議室
医学部保健学科放射線学専攻3 年
10 月 21 日(火) RI 総合研究施設会議室
10 月 23 日(木) RI 総合研究施設会議室
11 月 5 日(水) RI 総合研究施設会議室
12 月 8 日(月) RI 総合研究施設会議室
医学部保健学科検査学専攻 3 年
アイソトープ理工系研究施設
年月日(曜日)
実施場所
平成 20 年 5 月 16 日(金)
インキュベーション施設セミナー室
9 月 30 日(火)
インキュベーション施設セミナー室
­ 46 ­
備考
(理学部化学科 3 年)
2. 継続登録者安全講習会
アイソトープ総合研究施設
年月日(曜日)
実
施
場
所
備
平成 20 年 4 月 1 日(火) RI 総合研究施設会議室
考
管理区域立入業者
4 月 23 日(水) 自然科学研究科図書館棟大会議室
5 月 2 日(金) RI 総合研究施設会議室
動物実験時の注意
5 月 2 日(金) RI 総合研究施設会議室
5 月 12 日(月) 医学部十全講堂
5 月 13 日(火) RI 総合研究施設会議室
5 月 14 日(水) RI 総合研究施設会議室
5 月 15 日(木) RI 総合研究施設会議室
5 月 16 日(金) RI 総合研究施設会議室
5 月 19 日(月) RI 総合研究施設会議室
7 月 4 日(金) RI 総合研究施設会議室
9 月 4 日(木) RI 総合研究施設会議室
10 月 21 日(火) RI 総合研究施設会議室
10 月 23 日(木) RI 総合研究施設会議室
11 月 5 日(水) RI 総合研究施設会議室
アイソトープ理工系研究施設
年月日(曜日)
平成 20 年 4 月 15 日(火)
実
施
場
所
インキュベーション施設セミナー室
4 月 23 日(水)
自然科学研究科図書館棟大会議室
4 月 25 日(金)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 1 日(木)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 7 日(水)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 9 日(金)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 13 日(火)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 15 日(木)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 16 日(金)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
6 月 2 日(月)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
6 月 12 日(木)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
6 月 18 日(水)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
6 月 24 日(火)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
7 月 29 日(火)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
平成 21 年 2 月 5 日(木)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
­ 47 ­
備
考
3 . RI 安 全 取 扱 者 基 礎 講 習 ( 実 習 )
アイソトープ総合研究施設
年月日(曜日)
実
施
場
所
備
考
所
備
考
平成 20 年 5 月 26 日(月) RI 総合研究施設会議室
5 月 27 日(火) RI 総合研究施設会議室
5 月 28 日(水) RI 総合研究施設会議室
5 月 29 日(木) RI 総合研究施設会議室
5 月 30 日(金) RI 総合研究施設会議室
アイソトープ理工系研究施設
年月日(曜日)
実
施
場
平成 20 年 5 月 15 日(水)
アイソトープ理工系研究施設
6 月 3 日(火)
アイソトープ理工系研究施設
6 月 4 日(水)
アイソトープ理工系研究施設
6 月 10 日(火)
アイソトープ理工系研究施設
6 月 11 日(水)
アイソトープ理工系研究施設
6 月 30 日(月)
アイソトープ理工系研究施設
10 月 28 日(火)
アイソトープ理工系研究施設
10 月 29 日(水)
アイソトープ理工系研究施設
10 月 30 日(木)
アイソトープ理工系研究施設
11 月 6 日(木)
アイソトープ理工系研究施設
4 . 学 部 学 生 RI 実 習
年月日(曜日)
平成 20 年 5 月 1 日(木)
∼5 月 8 日(木)
学部・学科(専攻)学年
薬学部総合薬学科 3 年
平成 20 年 10 月 3 日(金) 医学部保健学科
∼12 月 1 日(月) (放射線技術学専攻 3 年)
平成 20 年 12 月 8 日(月) 医学部保健学科
15 日(月),22 日(月) (検査技術学専攻 3 年)
平成 20 年 9 月 29 日(月)
∼11 月 10 日(月)
理学部化学科3年
場
所
アイソトープ総合研究施設実習室
アイソトープ総合研究施設実習室
アイソトープ総合研究施設実習室
アイソトープ理工系研究施設
(9 月 29 日は施設見学)
5. 核燃料物質取扱者講習会
アイソトープ理工系研究施設
年月日(曜日)
実施場所
備
考
平成 20 年 4 月 15 日(火) インキュベーション施設セミナー室
4 月 23 日(水) 自然科学研究科図書館棟大会議室
9 月 30 日(火) インキュベーション施設セミナー室
­ 48 ­
(理学部化学科 3 年)
6. 教育研究用エックス線安全取扱講習会
年月日(曜日)
実施場所
平成 20 年 6 月 18 日(水) 医学類G棟2階
備
考
第3講義室
7 月 11 日(金) アイソトープ総合研究施設 会議室
Ⅲ
全学的安全管理
1. 放射性同位元素委員会
平成 20 年
6 月 9 日(月)
第 100 回放射性同位元素委員会
平成 20 年
7 月 24 日(木)
第 101 回放射性同位元素委員会
平成 20 年 12 月 24 日(水)
第 102 回放射性同位元素委員会
平成 21 年 2 月 17∼23 日(書面付議)
第 103 回放射性同位元素委員会
2. 放射線施設・核燃料物質施設立入調査
平成 21 年 2 月 19 日(木)
アイソトープ理工系研究施設,低レベル放射能実験施設
平成 21 年 3 月 2 日 (月)
アイソトープ総合研究施設(RI遺伝子実験室を含む)
,
医学部保健学科
平成 21 年 3 月 9 日(月)
医学部附属病院
3. 核燃料物質・国際規制物資保有状況調査
平成 20 年 6 月 10 日(火)∼平成 20 年 6 月 11 日(水)及び
平成 20 年 12 月 8 日(月)∼平成 20 年 12 月 9 日(火)
学際科学実験センターアイソトープ理工系研究施設,環日本海域環境研究センター低
レベル放射能実験施設,理工研究域自然システム学系,理工研究域環境デザイン学系,
医薬保健研究域医学系,医薬保健研究域薬学系,医薬保健研究域保健学系,附属病院
Ⅳ
社会的活動
1. 北陸地域アイソトープ研究フォーラム
(詳細は「センターの事業報告」を参照)
2. 金沢大学市民公開講座―市民のための放射能・放射線の話―
(詳細は「センターの事業報告」を参照)
­ 49 ­
3. 日本放射線安全管理学会
(大会長:
森
厚文
第7回学術大会
(金沢大学学際科学実験センター教授))
主
催:
日本放射線安全管理学会
共
催:
金沢大学学際科学実験センター,日本保健物理学会
後
援:
金沢大学十全医学会
日
時:
平成 20 年 12 月 3 日(水)∼5 日(金)
場
所:
金沢歌劇座
プログラム:
招待講演:2,特別講演:3,シンポジウム:1,パネルディスカッション:1,
企画セッション:1,一般演題:47,ポスター演題:56
特別講演1
中尾
「失敗の予防学−人はなぜ似た失敗を繰り返すのか−」
政之
特別講演2
南戸
(東京大学大学院工学系研究科教授)
「匂いセンサシステムの開発とその応用」
秀仁
(金沢工業大学高度材料科学開発センター教授)
4 . 小 学 校・ 中 学 校・高 等 学 校 教 員 対 象 の「 北 陸 地 区 エ ネ ル ギ ー・ 環 境 ・
放射線セミナー」
主
催:文部科学省
企画運営:(財団法人)放射線利用振興協会,NPO法人放射線教育フォーラム
後
援:富山県教育委員会,石川県教育委員会,福井県教育委員会,富山市教育委員会,
金沢市教育委員会,小松市教育委員会,能美市教育委員会,福井市教育委員会,
敦賀市教育委員会
事務局:金沢大学学際科学実験センターアイソトープ総合研究施設内
北陸地区セミナー実行委員会事務局
日
時:平成 20 年 12 月 6 日(土)10:40∼17:00
場
所:石川県能美市,能美市根上学習センター
プログラム
開会の挨拶 中西
柴田
基調講演
講師
講
孝(金沢大学理工研究域物質化学系教授)
功(財団法人放射線利用振興協会)
「石油ピークは農業ピーク,そして文明ピーク 」
石井吉徳(東京大学名誉教授)
演 「放射線で植物の中の水や養分を見る」
講師
中西
友子(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
模擬授業・実践授業
「理科教育の一分野としての放射線教育実践─生徒とともに新しい発見をしながら」
­ 50 ­
講師
実
大津浩一(愛知県立熱田高校教諭)
習 「ガイガー計数管を自作して自然放射能を検出してみよう」
講師
三門正吾(千葉大学先進科学センター准教授)
閉会の挨拶
森
厚文(金沢大学学際科学実験センター教授)
5. 小学生・中学生対象の放射線教室
日
時:平成 21 年 2 月 21 日(土)9:30∼15:00
場
所:(財)金沢子ども科学財団実験室
対
象:小学 5 年生∼中学生
プログラム
飯盛里安博士の生涯と業績について
岩石や鉱石の放射能測定,霧箱の観察
いろいろな場所の放射線量の測定
参加者:16 名(内
保護者 2 名)
6. 北陸地域アイソトープ研究会
開催日:平成 21 年 3 月 10 日(火)9:30∼13:00
開催場所:金沢勤労者プラザ (金沢市北安江 3 丁目 2 番 20 号)
講演1:「放射性同位元素等の規制に係わる最近の動向」
遠藤
正志(文部科学省原子力安全課放射線規制室
専門官)
講演2:元素の周期表はどこまで続く−超重元素の化学−」
横山
明彦(金沢大学理工研究域化学系
教授)
参加者:50 名
7. 高校生対象の放射線セミナー・実習
「なあるほど サイエンス
∼ ようこそ金沢大学の研究室へ ∼」
日
時:平成 21 年 3 月 28 日(土)
10:30∼15:00
場
所:金沢大学学際科学実験センター アイソトープ総合研究施設
対
象:高校生・高校教員
(10 名参加)
プログラム
講
話: (1) 放射能・放射線の主な性質
孝
教授)
(2) 放射能・放射線による病気の診断(柴
和弘
准教授)
(3) 放射能・放射線による病気の治療(森
厚文
教授)
施設見学:
金沢大学附属病院 放射線部
実
放射能・放射線の基本的性質
験:
(中西
(中西
孝
教授,鷲山幸信
(半減期,霧箱,物質による放射線の吸収)
­ 51 ­
助教)
【機器分析研究施設】
1. 平成 20 年度利用状況
機
器
名
機
種
名
使用時間/件数
利用者数
元素分析装置
ヤナコ CHN コーダー
MT-5
258 時間/516 件
72 名
質量分析装置
日本電子 JMS­SX102A
541 時間/811 件
85 名
質量分析装置(EI-ローマスのみ測定
可)
日本電子 JMS­GCmate
64 時間/181 件
9名
誘導結合プラズマ質量分析装置
セイコー電子 SPQ8000 特
型
94 時間/63 件
8名
ガスクロマトグラフ/質量分析計
ヒューレットパッカード
HP-5973
265 時間/491 件
7名
高分解能フーリエ変換核磁気共鳴装置
日本電子 JNM-GSX500
4574 時間/4259 件
115 名
高分解能フーリエ変換核磁気共鳴装置
日本電子 JNM-EX270
1790 時間/3944 件
124 名
試料構造評価装置
島津 XD-D1
1650 時間/400 件
16 名*
単結晶自動X線回析装置
理学電気 AFC-7S
1156 時間/20 件
2名
自動X線回析装置
理学電気 RINT-2200
2054 時間/128 件
23 名
電子プローブマイクロアナライザー
日本電子 JXA-8800R
1520 時間/152 件
21 名
電子線マイクロアナライザー
島津 EPMA-1500
200 時間/40 件
6 名*
走査型トンネル顕微鏡
日本電子 JSTM-4200D
365 時間/53 件
1名
粘弾性特性測定装置
オリエンテック DDV­
01FP
2 時間/2 件
1名
円二色性分散計
日本分光 J-820
115 時間/49 件
15 名
*平成 19 年度実績
2. 主要活動報告
平成 20 年6月5日
第 18 回講習会「質量分析装置」開催(8名受講)
­ 52 ­
学際科学実験センター利用業績一覧
(2008 年 1 月∼12 月)
医薬保健研究域・医学系
(1) Tonchev AB, Boneva NB, Kaplamadzhiev DB, Kikuchi M, Mori Y, Sahara S, Yamashima T. Expression
of neurotrophin receptors by proliferating glia in postischemic hippocampal CA1 sector of adult monkeys.
J Neuroimmunol. 2008; 205(1-2): 20-4.
(2) Lu L, Tonchev AB, Kaplamadzhiev DB, Boneva NB, Mori Y, Sahara S, Ma D, Nakaya MA, Kikuchi M,
Yamashima T. Expression of matrix metalloproteinases in the neurogenic niche of the adult monkey
hippocampus after ischemia. Hippocampus. 2008; 18(10): 1074-84.
(3) Yamashima T. A putative link of PUFA, GPR40 and adult-born hippocampal neurons for memory. Prog
Neurobiol. 2008; 84(2): 105-15.
(4) Ma D, Lu L, Boneva NB, Warashina S, Kaplamadzhiev DB, Mori Y, Nakaya MA, Kikuchi M, Tonchev
AB, Okano H, Yamashima T. Expression of free fatty acid receptor GPR40 in the neurogenic niche of adult
monkey hippocampus. Hippocampus. 2008; 18(3): 326-33.
(5) Oyama O, Sugimoto N, Qi X, Takuwa N, Mizugishi K, Koizumi J, Takuwa Y. The lysophospholipid
mediator sphingosine-1-phosphate promotes angiogenesis in vivo in ischemic hindlimbs of mice.
Cardiovasc Res. 2008; 78: 301-307.
(6) Takuwa Y, Okamoto Y, Yoshioka K, Takuwa N. Sphingosine-1-phosphatesignaling and biological
activitiesin the cardiovascular system. Biophys. Biochim. Acta 2008; 1781(9): 483-488.
(7) Takashima S, Sugimoto N, Takuwa N, Okamoto Y, Yoshioka K, Takamura M, Takata S, Kanekob S.
and Takuwa Y. G12/13 and Gq mediate S1P2-induced inhibition of Rac and migration in vascular smooth
muscle in a manner dependenton Rho but not Rho kinase. Cardiovasc Res 2008; 79(4): 689-697.
(8) Takabatake M, Takuwa T, Takuwa N, Yasuno H, Matsumoto S, Shibutani M, Mitsumori K. A case
report of a renal mixed epithelial and stromal tumor in a heterozygous S1P2 receptor deficient mouse. J Vet
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(9) Nishitsuji M, Fujimura M, Oribe Y, Nakao S. Effect of montelukast in a guinea pig model of cough
variant asthma. Pulm Pharmacol Ther. 2008; 21(1): 142-145..
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pressure stress applied to the airway on cough reflex sensitivity in guinea pigs. Am J Respir Crit Care Med
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(11) Waseda Y, Yasui M, Nishizawa Y, Inuzuka K, Takato H, Ichikawa Y, Tagami A, Fujimura M, Nakao S.
Angiotensin II type 2 receptor antagonist reduces bleomycin-induced pulmonary fibrosis in mice. Respir
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Thallium transport and the evaluation of olfactory nerve connectivity between the nasal cavity and
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(13) Shiga H, Kinoshita Y, Washiyama K, Amano R, Hirota K, Tsukatani T, Furukawa M, Miwa T.: Odor
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detection ability and thallium-201 transport in the olfactory nerve of traumatic olfactory-impaired mice.
Chemical Senses 2008; 33: 633-637.
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Lin, Ping Zhao, Huijie Zhang, Shiping Liu, Xingfu Zha, Chunfeng Li, Aichun Zhao, Minhui Pan, Guoqing
Pan, Yihong Shen, Zhihong Gao, Zilong Wang, Genhong Wang, Zhengli Wu, Yong Hou, Chunli Chai,
Quanyou Yu, Ningjia He, Ze Zhang, Songgang Li, Huanming Yang, Cheng Lu, Jian Wang, and Zhonghuai
Xiang. Japanese group: Kazuei Mita, Masahiro Kasahara, Yoichiro Nakatani, Kimiko Yamamoto, Hiroaki
Abe, Brudrul Ahsan, Takaaki Daimon, Koichiro Doi, Tsuguru Fujii, Haruhiko Fujiwara, Asao Fujiyama,
Ryo Futahashi, Shin-ichi Hashimoto, Jun Ishibashi, Masafumi Iwami, Keiko Kadono-Okuda, Hiroyuki
Kanamori, Hiroshi Kataoka, Susumu Katsuma, Shinpei Kawaoka, Hideki Kawasaki, Yuji Kohara,
Toshinori Kozaki, Reginaldo M. Kuroshu, Seigo Kuwazaki, Kouji Matsushima, Hiroshi Minami, Yukinobu
Nagayasu, Tatsuro Nakagawa, Junko Narukawa, Junko Nohata, Kazuko Ohishi, Yukiteru Ono, Mizuko
Osanai-Futahashi, Katsuhisa Ozakis, Wei Qug, Ladislav Rollerf,t, Shin Sasakig, Takuji Sasakiu, Atsushi
Seinof, Masaru Shimomuraf, Michihiko Shimomura, Tadasu Shin-I, Tetsuro Shinoda, Takahiro Shiotsuki,
Yoshitaka Suetsugu, Sumio Sugano, Makiko Suwa, Yutaka Suzuki, Shigeharu Takiya, Toshiki Tamura,
­ 64 ­
Hiromitsu Tanaka, Yoshiaki Tanaka, Kazushige Touhara, Tomoyuki Yamada, Minoru Yamakawa, Naoki
Yamanaka, Hiroshi Yoshikawa, Yang-Sheng Zhong, Toru Shimadai and Shinichi Morishita.
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金沢大学学際科学実験センター年報第6号
編集委員(広報専門委員会委員)
柴
和弘(委員長)
橋本 憲佳
内山 正彦
西山 智明
2009 年 8 月印刷
2009 年 8 月発行
編集・発行 金沢大学学際科学実験センター
印 刷 所 田中昭文堂印刷株式会社
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