- 1 - 平成28年2月定例会 滑川市教育委員会会議録 1 開 催 日 時 平成

平成28年2月定例会 滑川市教育委員会会議録
1 開 催 日 時
平成28年2月23日(火)午後3時00分~
2 開 催 場 所
本館3階第2委員会室
3 委員の定数
5名
4 委員の現在数
5名
5 出席委員氏名
吉田達郎 水野敏江 千保史雄 石原大三 伊東眞
6 欠席委員氏名
なし
7 説明のため出
教 育 次 長
嶋川 渡
席した者の職
学 務 課 長
上島 陽一郎
氏名
スポーツ課長
上田 博之
子ども課長
砂田 志賀子
教育センター所長
松井 美之
学務課副主幹
永田 光司
8 会議に付した事項
日程第1 前回会議録の承認について
日程第2 教育長の報告
日程第3 検討事項
・平成28年度教育委員会重点施策(案)について
日程第4 報告事項
・指定校変更・区域外就学について
・卒業証書授与式について
・平成28年度始業式・終業式等の日程について
日程第5 その他
・市政功労表彰について
・予算の概要について
・新児童館について
・平成27年度 第2回子ども・子育て会議について
・その他
9 会議の要旨
吉田委員長
それでは、ただいまから2月定例会を開会します。
吉田委員長
日程第1「前回会議録の承認」について、事前に会議録を送付しています
が、これについてご意見、ご質疑等がありませんか。
石原委員
P5の土曜授業に係る発言について「子供の面倒」を「子供の良さ」に「た
くさんの目で」を「たくさんの目に見守られて」に「はっきりと分ける必要は
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ないので」を「通常授業と土曜授業をはっきりと分ける必要がある」に変更し
たい。
土曜日に先生方の授業の負担が無いようにした方が良いと思っての発言であ
った。正規の授業は先生方が月曜日から金曜日までやって、土曜日は子供たち
の興味関心が沸くようなものを地域の方にお願いしてやれば良いのではないか
という趣旨の発言である。
吉田委員長
平日の授業の一部を土曜日に持っていくという土曜授業の趣旨と、土曜日に
は地域の方が入るので学校の先生方は出なくて良いというところが矛盾してし
まうのでは。
石原委員
子供たちの興味関心をひく内容として、実験実習をきちんとするのは基本で
あるが、例えば花の観察をするにしても学校のそばで好きな花を摘んで図書館
で調べてというようなことは土曜日でもできるのではないか。
吉田委員長
そのような形もできれば良いとは思うが、そのためには土曜授業を月に2回
程度やらないと間に合わないのではないか。
石原委員
学校ごとに地域のことを知ろうという学習をする際に、地域の方の協力を得
て土曜日にしようということで良いのではないか。全員参加ではないのであれ
ば、応用部分を地域の方の協力を得てやれば良いのではないか。
吉田委員長
議事録の修正は修正として、土曜授業の在り方についてはまた協議する機会
を持ちたいと思う。大阪に視察に行ったときに「どてら」という土曜学習を見
学して非常に面白いと思った。全学校でなくてもどこかでやれば良いのではな
いか。学校図書館を開放して、近所の方や大阪大学の学生や高校生が勉強を教
えていたり、中学生と色々な話をするなど、勉強を教えるだけでなく、新聞を
読んだり何気なく過ごすなどしていた。授業の他に、史跡を見たり地域の見学
をする時間が持てれば良いと思うが、学校でやれば何らかの負担は先生方にか
かるのではないか。
石原委員
私が現場で高校の教師をしている時に、週休5日制が始まり、9月から急に
隔週で休むことになった。当時は図書館が土曜日の児童生徒の受け皿になった
り、家族との時間が増えたなど、週休2日は非常に良いというアンケート結果
も出ていたが、その後、土曜日にほったらかされる子供たちも出てきて、土曜
日に塾に行ける子供は学力が上がるなど、差がついてきた。公立学校と私立学
校でも差が出てきて私立学校が土曜日も関係なく授業を行うのに対して、公立
学校は休まなければならないということで非常に困っていた。学習指導要領の
内容が減らないのに、週休2日になり、授業時数が減ってしまった。高校では
土曜授業を復活させる動きも出てきている。土曜授業をするならするできちん
とやって、夏休みに先生方を休ませる方が良いのではないか。一度整理しなけ
ればならないのではないか。
吉田委員長
非常に大きな問題である。
伊東教育長
修正すれば、元と正反対の表現となるがそれで良いか。
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石原委員
通常授業は通常授業としてきちんと行い、土曜授業は先生方がタッチしない
方法でできないかということである。
伊東教育長
視察の件については大阪のことであるので、「教育委員での視察で」の前に
「県外で」を付け加えてもらいたい。大阪の大きな中学校でやっている土曜学
習を視察した時は17名の参加しかなく、本当に来てほしい子供が来ていないと
いうことであった。「どてら」という非常に面白い取り組みであり、ボランテ
ィアの方も子供たちも満足していたが、教育効果としては一部であり、形式と
してはそのようなやりかたも一つの方法であるということだと思う。全員参加
の土曜授業か希望者参加の土曜学習かどちらの方法をとるかということであ
り、滑川市において土曜日の活動の場が十分提供されているということであれ
ば、土曜学習でも良いということにはなると思うが、現在はそれほど充実して
いないという前提で土曜授業をやっている。
吉田委員長
授業時数は確保されているという前提で、正規授業の外で先生が関与しない
状態でどれくらいできるかということではないか。色々な議論が必要になると
思う。
伊東教育長
放課後学習でも国が新たな支援策を打ち出しているので、本市でも活用を考
えていきたい。今年度は学習よりも活動に重点を置いて、児童館で土曜学習を
スタートした。今後、学校外での土曜学習を広めていければ良いと考えてい
る。
吉田委員長
それでは、ただ今ご指摘の箇所を訂正することとし、前回会議録は承認され
たものとしてよろしいですか。
(異議なし)
吉田委員長
異議がないので、前回会議録は承認されたものとします。
続いて、日程第2 教育長の報告をお願いします。
伊東教育長
(業務経過等について 資料に基づき報告)
吉田委員長
ただいまの教育長報告について、ご意見、ご質疑等がありませんか。
吉田委員長
キラリン絵本は市販されるのか。
嶋川次長
小学校1年生から3年生に配布することとしており、非売品となる予定であ
る。見たいという方は図書館、子ども図書館で見ていただくことになる。
吉田委員長
ネットで見ることができるということはないか。
嶋川次長
今のところ予定はない。
吉田委員長
非売品ということなので、ネットで見られれば良いのではないか。
嶋川次長
検討させていただきたい。
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吉田委員長
著作権等で難しければ仕方がないが、そういった問題がないのであればぜひ
お願いしたい。19日の理数教育委員会で話が出た理数教育推進指定校はどこ
か。
伊東教育長
寺家小、北加積小、西部小の3校である。その3校において2月13日の土曜
授業でNPO法人リアルサイエンスの授業を行った。28年度はこの3校において理
数教育の検討、カリキュラムについて研究していただくこととしている。
吉田委員長
推進委員会の構成メンバーはどのようになっているのか。
伊東教育長
推進委員会は学校のみならず、機電工業会や理数担当の教員OB等に委員にな
っていただき、市全体の理数教育について協議いただいている。会の中でさら
に3つの部会をつくり、それぞれのテーマについて検討を行う予定である。
吉田委員長
市のイメージアップ映像ができたということだが、新しくできた県のアンテ
ナショップに関与はしているのか。市の特産品等は置かないのか。
嶋川次長
これまでは主に県の推奨土産品がアンテナショップに置いてあったと思う。
規模を拡大すると言う事であるが、どのようなものが置かれるかは把握してい
ない。
砂田課長
アンテナショップのイベントとして、滑川市の日などを設定して、各市の特
産品を置くということもあった。
伊東教育長
まだイメージアップ映像の具体的な活用方法は決まっていない。
水野委員
交通会館のアンテナショップでは、滑川市のお酒「千代鶴」が非常に人気が
あったと聞いた。
吉田委員長
交通会館は色々な県のアンテナショップや商品があり、とても役に立つ。教
育委員会には直接関係はないが、ぜひ今後滑川市の商品も置いていっていただ
きたい。
吉田委員長
引き続き、日程第3 平成28年度教育委員会重点施策(案)について説明願
います。
永田副主幹
吉田委員長
(平成28年度教育委員会重点施策(案)について 説明)
案を見ていただき、ご意見がある方は、3月初めまでに事務局に連絡してい
ただくこととしたい。
他になければ日程第4報告事項 指定校変更・区域外就学について説明願い
ます。
永田副主幹
(指定校変更・区域外就学について説明)
吉田委員長
ただ今の説明について、何かご意見、ご質問はありませんか。
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吉田委員長
引き続き卒業証書授与式について説明願います。
永田副主幹
(卒業証書授与式について説明)
(平成28年度始業式・終業式等の日程について説明)
吉田委員長
ただ今の事務局案に関して欠席やご意見等あればお願いします。
(滑川中学校に吉田委員長、早月中学校に石原委員、寺家小学校に水野職務
代理、田中小学校に嶋川次長、東部小学校に伊東教育長、北加積小学校に上田
課長、東加積小学校に上島課長、南部小学校に千保委員、西部小学校に吉田委
員長が出席することで決定)
吉田委員長
引き続き日程第5その他 市政功労表彰について説明願います。
永田副主幹
(市政功労表彰について説明)
吉田委員長
ただ今の説明について、何かご意見、ご質問はありませんか。
(質疑なし)
吉田委員長
引き続き予算の概要について説明願います。
上島課長
嶋川次長
(学務課分説明)
(生涯学習課分説明)
吉田委員長
図書館整備費について、第2期工事で5,300万円となっている。第1期は
5,000万円程度みてあったと思うが。
嶋川次長
当初予算で5,000万円を計上していた。工事だけではなく備品購入や委託料も
含めたもので、工事だけであれば3,800万円程度である。
吉田委員長
合わせて約1億円かかるということか。
嶋川次長
2カ年で1億円ということである。
吉田委員長
1階から2階への階段が設営されたが、階段の材質については昇り降りの音
がうるさくないようなものにしてもらいたい。
嶋川次長
本日図書館協議会があり、その時に現地を確認してきた。3階については音
が出ないようなフローリングになると聞いているが、階段についても確認した
い。
吉田委員長
せっかく設置した階段がうるさいということがないようにしていただきた
い。
上田課長
(スポーツ課分説明)
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(子ども課分説明)
石原委員
砂田課長
吉田委員長
北加積幼稚園が新制度に移行するということだが、どういったものか。
平成27年度から新しい保育・教育制度がスタートしている。今までは幼稚園
が自分たちで授業料や給食費を集め、県からの助成を受けて運営をしていたも
のが、市の保育料の単価を使って授業料や給食費を集め、運営費との差額を
市、県、国が給付費として払うという新しい形の幼稚園になるということであ
る。すでに早月加積幼稚園は新型の幼稚園になり、平成28年度は認定こども園
に変わる予定である。希望幼稚園だけが従来の幼稚園として残っている。
谷井選手のパブリックビューイングはどこで行う予定か。
嶋川次長
現在はテレビでの放送予定もはっきりと決まっていないため、決まった段階
で検討したい。
上田課長
レースは現地時間では朝早くのスタートで、日本時間で夜8時くらいになる
と聞いている。
嶋川次長
上田課長
レース時間は4時間位になるのではないか。
パブリックビューイングの場所については交流プラザや市民大ホール等が考
えられるが、検討させていただきたい。放映権等の問題もある。
伊東教育長
北京大会の時はCSで放送されていたと思う。
吉田委員長
引き続き新児童館について説明願います。
砂田課長
(新児童館について説明)
吉田委員長
児童館の木材については滑川市の木が使われていることをしっかりと表示し
てもらいたい。
砂田課長
銘板の中で表示する予定である。
吉田委員長
引き続き平成27年度 第2回子ども・子育て会議について説明願います。
砂田課長
(平成27年度 第2回子ども・子育て会議について説明)
石原委員
第2子保育料無料化の対象になる人数はどれくらいになるのか。
砂田課長
石原委員
第2子については480名である。第2子と第3子を合わせると、保育所へ通っ
ている子供の約半分弱となる。発表を受けて、これから第2子を保育園に入れ
ようとか第2子を産もうとか滑川に住もうと思っているといった反響もある。
県内では初めてか。
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砂田課長
所得制限を設けない完全無料化は滑川市が1番である。
石原委員
財源は大丈夫なのか。
砂田課長
先日、子供向けの救急救命法講習会があり、市長に挨拶をしていただいた。
その際に、財源の関係で第2子の保育料無料化がすぐに終わるのではないかと
いう質問があったが、市長からは大丈夫だという回答をいただいた。今後、も
しかしたら第3子無料化の時のように、国が制度を追いかけてくる可能性はあ
る。
水野委員
絵画教室の生徒の方がこの話を聞いて、高齢者にしわ寄せが来るのではとい
う心配をしておられた。
砂田課長
そのようなことはないと思う。
伊東教育長
国全体の一般的な話として、今まではどちらかというと高齢者へお金を掛け
るという方向であったが、近年、子供たちへという大きな政策転換があった。
滑川市はそれが早いということで、ようやく県や国が追いかけてきている状況
である。高齢者層へお金を掛けても、貯金にまわされてなかなか使われないと
いわれる一方で、若い子供たちを持つ保護者が大変厳しいということで、文科
省でも未就学児の教育について無償化を図ろうとしており、そういった方向へ
進んでいくと思われる。
砂田課長
今、どの市町村でも新年度の予算発表を行っているが、各市町村の実情に応
じた様々な施策がされている。市町村の人口を増やさなければならない、出生
率を上げていかなければならないという危機感の中でこのような政策が出てき
ているものである。
石原委員
この施策によって、子供は増えていくと思う。保護者にとっては小学校へ上
がるまでの負担が大きい。
砂田課長
発表があってから、第2子無料化についてはありがたいという声は良く聞
く。
吉田委員長
引き続きその他何かありますか。
嶋川次長
(子ども図書館1周年記念イベントについて説明)
(魚躬遺跡展について説明)
(生涯学習講座について説明)
上田課長
(生涯スポーツプランについて説明)
(市民体育祭について説明)
上島課長
(調理実習での火傷事故に係る訴訟の進行状況について説明)
(市内小中学校におけるインフルエンザの流行について説明)
(市内中学校におけるいじめ事案について説明)
(市内児童の警察への通報事案について説明)
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(理数教育推進について説明)
石原委員
いじめ問題対策連絡会議がうまく機能したということだったが、いじめ事案
があった場合には必ず開催されるのか。
上島課長
市の方針では、重大な事案があった場合にも開催することとなっている。重
大な事案というのは生命、身体に重大な被害がある場合、不登校になった場
合、財産に損害がある場合となっている。今回の事案は不登校や後遺障害にな
るようなけがを負ったということはないが、保護者からの訴えがあったため、
きちんとした対応をとるということで会議を開催した。
石原委員
どのような方が集まっているのか。
上島課長
今年7月に組織作りをして、今回で3回目の開催である。日頃から市内の小
中学校のいじめの状況を報告して、いじめ防止、対応のためのご意見をいただ
いている。児童相談所の所長、警察の生活安全課長、スクールカウンセラー、
スクールソーシャルワーカー、校長先生方に入っていただいている。
伊東教育長
平成25年度に市のいじめ対策に関する方針を作成した。方針の中で会議につ
いて位置づけ、今年度3回開催した。いじめ防止や対応のアドバイスをいただ
くとともに、外部の専門家の方々に応援をいただくということである。緊急の
場合にはこの会議をいじめ問題対策支援チームとして調査活動をすることとし
ている。今回は所謂重大な案件ではないため、チームとしての調査ではなく学
校での調査を報告していただいた。今回は、保護者からの申し出を受けて対応
したところである。今後も同様の対応をしていきたいと考えているが、緊急の
場合や必要な場合にはチームとして調査に当たることや、医療関係者、法務関
係者等にも入っていただくことを考えている。
石原委員
相談する窓口があり、対応をしてもらえるということは保護者にとっても安
心できる。
水野委員
中学生は不登校にはならなかったのか。
上島課長
該当する生徒についてはきちんと学校に来ている。
吉田委員長
部活動での関係はどうか。
上島課長
学校で生徒同士での話し合いの場も設けており、謝罪の機会も設けた。
伊東教育長
被害生徒自身には余り事を大きくしてほしくないという思いもあったようだ
が、岩手県での事例にもあったように、個々の事例は小さくても人数が多かっ
たり、毎日続いたりすると重大な事例につながる可能性もあるため、今回この
ような対応をとった。
石原委員
保護者にとっては、今回のように市がチームを組んで対応してくれたという
ことが安心感につながるのではないか。
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吉田委員長
他にないようなので、3月の行事予定をお願いします。
永田副主幹
(3月行事予定について説明)
(次回の定例会の開催を3月22日(火)午後3時に決定)
吉田委員長
以上で本日の日程は全て終わりました。他になければこれで教育委員会2月
定例会を閉会いたします。本日はどうもご苦労さまでした。
(午後5時20分終了)
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