2010 年 10 日 1 日 発行 第28号 読書に最適な秋の夜長となりましたが、 皆さんはいかがお過ごしですか? 今月もおすすめの作品を3作ピックアップしましたので、 ぜひ読んでみてください♪ *図書館サポーター推薦図書・DVD* 今月も、図書館サポーターズがオススメする図書や DVD を紹介します!書評には、それぞれ請求記号と 配置場所が書いてありますので、資料を探す際の参考にして下さい。 ●『世界一の美女になるダイエット』(498.583||A49)B1F 閲覧室 エリカ・アンギャル著 東京:幻冬舎 《あらすじ》 この本は、「ミス・ユニバース・ジャパン」で日本人ファイナリストに栄養や生活のアドバイスをしている、公式 栄養コンサルタント、エリカ・アンギャルが正しいダイエット方法をつづった本です。 《感想》 私が読んだ感想は、ダイエット本というよりは、美しく健康でいられる秘訣を学ぶことができるという感じで す。 食べるべきもの、食べてはいけないものが具体的に書いてあり、食べてはいけないものに関しては代わりに なる物も書いているので、とても実践しやすく親切な内容です。また、「おばあちゃんの知らない原料が入っ ているものは食べない」や、「いま口にしたものが、10年後のあなたを決める」などのインパクトのある言葉 の数々が印象的で、より一層、食べるものには気を付けないといけないなと思いました。(E.F) ●『死神の精度』 (913.6||I68)B1F 閲覧室 伊坂幸太郎 著 文春文庫 この物語は死神が対象の人間を一週間観察してその人間の生死を判断するというストーリーです。物語自 体は6つの短編集になっており、私は夢中になってスラスラと読んでしまいました。また、ストーリーの背景描 写や登場人物の心情などもこの本をオススメするポイントです。 そして、この作品はAVライブラリーにDVD が置いてあるため(DVD1||ス)、気になる方は図書館に足を運んでください。 (R.O) ●『星の王子さま』(953 || Sa22)1F 閲覧室ヤングアダルト サン=テグジュペリ作 ; 内藤濯訳 岩波書店 《あらすじ》 操縦士の「ぼく」が、1 週間分の水しかなく、周囲 1000 マイル以内に誰もいないであろうサハラ砂漠に不 時着する。孤独で不安な夜を過ごした翌日、「ぼく」は、1 人の少年と出会う。話すうちに、「ぼく」は少年が ある小惑星からやってきた王子であることを知る。というものである。 《感想》 私が好きな場面は、王子は数千本のバラの群生に出会い、自分の星を愛し、バラの花をいとおしく特別に 思っていた王子は、自分の星のバラよりずっとたくさんのバラを見つけて、自分の愛したバラはありふれた、 つまらないものであったのかと思い、泣く。そこにキツネが現れる。悲しさを紛らわせるために遊んで欲しい と頼む王子に、仲良くならないと遊べない、とキツネは言う。キツネによれば、「仲良くなる」とは、あるものを 他の同じようなものとは違う特別なものだと考えること、あるものに対して他よりもずっと時間をかけ、何か を見るにつけそれをよすがに思い出すようになることだという。これを聞いた王子は、いくらほかにたくさん のバラがあろうとも、自分が美しいと思い精一杯の世話をしたバラはやはりいとおしく、自分にとって一番の バラなのだと悟る、というところが好きです。他人から見れば同じバラでも、その人には価値が違う。「大切 なものは、目に見えない」というフレーズも心に響きました。 また、内容はもちろんのこと、私は押絵もとても好きです。素朴な主人公や脇役の絵が愛らしいからです。 ぜひ、読んだことがない人もある人も、もう一度手にとってもらいたい作品です。(R.T) 「アイスィーちゃん」トートバック Get キャンペーン第2弾! 10 月 1 日(金)から開始 図書館の本を読んで感想を書いてくれた方に「アイスィーちゃん」トートバッグ1枚をプレゼントする企画で、 一人何度でも参加可能です。みなさんも私達と一緒にこの企画に参加しましょう!!
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