新聞閲覧室兼学習室開設 2学期(8/19~12/26)始動。全校 72 名元気に

大原中学校通信
平成 28 年度
第 11 号
2016 年 8 月 22 日 発行
学校教育目標 「考え 交わり 鍛え合う」
【復興の絆 ヘブンリー・ブルー】
電話 0191-72-2239
2学期(8/19~12/26)始動。全校 72 名元気に登校!
8月19日(金)27日間の夏休みを終え、2学期始業
式を行いました。夏休み期間中は大きな事故やケガもなく、
様々な奉仕活動や部活動(詳細は『千思万考』参照)駅伝練
習などに一生懸命取り組む生徒の姿が見られました。
夏休み期間中の主な活動を紹介します。
7/24(日) PTA 資源回収 全校生徒・保護者 参加
始業式では、1年 佐藤茜さん、2年 千葉 恒陽さん、3
年 菅原大智さんの各学年代表3人が「夏休みの反省と3学
期の決意」を発表し86日間の2学期がスタートしました。
始業式の後は、早速、夏休み中の家庭学習の成果を確認
する実力テストを行いました。1年生にとっては初めての
実力テスト、2年生はクラブ活動等との両立が出来たか、
3年生にとっては進路達成に向けての模試的な要素のテス
トとそれぞれの学年に応じて実力テストの意味合いも違い
ます。さて成果は如何だったでしょうか?
新聞閲覧室兼学習室開設
26(火) 地区生徒会一斉奉仕活動(公民館清掃等)
27(水)「陸前高田災害復興支援ボランティア」
【生徒会執行部の呼びかけに参加した 28 名の有志】
27 日(水)~30 日 一関市教委主催「英語の森キャンプ」
2年 保坂涼聖さん・南野楓太さん 2名参加
8/6 日(土)やまぶき荘夏祭り 吹奏楽部出演、
ボランティアスタッフ 6名参加
8 日(月)~10 日(水)最先端科学体験(茨城県つくば市)
3年 勝部優璃杏さん・鈴木文菜さん 2名参加
1学期末、3階図書室と1年教室の間に『閲覧室兼学習
室』を設けました。この部屋は、旧大原商業高校時代には
司書室として使われていたようですが、大原商と大東高が
統合した際、大東高へ搬入しなかった大原商の蔵書が図書
室に残されました。大原中がこの校舎に移転してきてから、
中学校の蔵書が図書室に入ったため、大原商の蔵書は司書
室に運ばれ、司書室は実質物置の状態になっていました。
佐藤読書普及員と菅原用務員が少しずつ古い蔵書や物品
の整理を進めていましたが、このたび生徒に新聞を読んで
ほしいという思いから、閲覧室として整理し直して、生徒
に開放しました。閲覧室の入り口には「閲覧室兼学習室が
できました。図書館に行くと『自習室』
『閲覧室』
『レファレ
ンス(文献紹介)
』とがあります。
『自習室』は学習をすると
ころ『閲覧室』
『レファレンス』は、図書室から持ち出せな
い資料や新聞を見たり読んだりするところです。この部屋
は両方を兼ねています。ルールを厳守して利用してくださ
い。
」という説明書きを掲示し生徒の利用を待っています。
ヘブンリーブルー咲いた!
気仙中学校から 6 月 7 日にいただいたへブンリーブルー
【学校通信 第 7 号参照】が大きな花を咲かせました。そし
て、その葉はグリーンカーテンとなって校舎を守り涼しく
してくれています。復興のシンボルとして、また震災を風
化させないためにも、被災地との絆としてこれからも大事
にしていきましょう。今号の学校通信から、タイトルの右
に、今年咲いたヘブンリーブルーを掲載しています。
千思万考 2 学期始業式 式辞 『自分の“すばらしい力”を見つけよう!』
(前略) 夏休み中には、
「PTA資源回収」
「生徒会地区奉仕活動」
「生徒会陸前高田復興支援ボランティア活動」などの奉仕活
動と「地区駅伝競走」や「新人戦」に向けての練習、また「全校トレーニング」等々に一生懸命取り組む姿が見られ、充実した
夏休みを過ごしていることを嬉しく思っていました。何よりも 27 日間の休み中に事故や大きなケガもなく本当に良かったと思
っています。さて、今日から 86 日間の2学期が始まりました。
1年生は、地区新人戦で公式戦にはじめて出場する人が多くいると思います。しっかりと準備し悔いの残らないデビュー戦を
飾ってほしいと思います。また、仙萩祭では初めて行う取り組みも多いと思います、学年研修旅行もあります。一人ひとりの力
を結集して素晴らしい取り組みになることを期待しています。 2年生は、今月末には3日間の「社会体験学習」があります。
学校では学ぶことができない貴重な体験から働くことの意義とやりがいを学んできてください。また、3年生から生徒会を引き
継ぎ大原中のリーダーとして大いに活躍することを期待しています。 3年生は、今まで大原中のリーダーとして立派に役目を
果たしてきましたが、仙萩祭はその集大成です。特に歌の上手な3年生ですので、全校合唱は大いに期待しています。1・2年
生をしっかり指導して体育館や一関文化センターの大ホールに素晴らしいハーモニーを響かせ「みんなで取り組み、みんなで感
動する!」という大原中の伝統をしっかり継承してくれることを大いに期待しています。また、3年生は進路選択の重要な2学
期です。自分の力を信じて、怠けることなく自己実現に向けて着実に歩んでください。
さて、今日は2学期の始業式にあたり、自分の「すばらしい力」についてお話します。
(中略) 動物作家の椋鳩十さんは、こんなことを言っています。
「人間は動物として生きるため
の力のほかに、一人一人にそれぞれ別の力が与えられている。絵の上手な人、歌の上手な人、足
の速い人、口の達者な人、全員それぞれ『すばらしい力』を持っている。君達は、自分の中にす
ばらしい宝物を持っている。そういう力を出すために、勉強したり、本を読んだり、感動したりし
て自然と力が沸いてくる。力が出たとき初めて『あっ、自分にこんな力があったのか』と思う。
」 【全校一丸の応援 中総体壮行式】
さて、皆さんは自分にどんな「すばらしい力」があるのか、それぞれさまざまな可能性がいっぱい溢れていますが、必ずみん
な、役に立つ力を持っています。1学期の体育祭を振り返ってみると、応援団長やチアリーダーとなってみんなを引っ張った人、
また、目立たないけれど応援合戦の小道具を一生懸命作った人。こつこつとスローガンパネルづくりに貢献していた人。最後ま
で責任をもってグランドの白線ラインを引いてくれた人。それぞれに人の見えるところで活躍する人もいれば、見えないところ
で力を発揮する人もいました。必ずみんな役に立つ力をもっていて、この大原中学校を支えていました。ただ残念な人がいます。
それは「自分にはできない!」
「無理!」と実行する前に結論を出して逃げてしまう人です。
「失敗は人間をつくる」という名言もあります。世の中で成功した人たちは、普通の人の何倍も失敗を重ねながら、何度でも
立ち上がって挑戦しています。大切なことは、つらくてもあきらめないことです。今開催されているリオのオリンピックでメダ
ルを取った卓球やバドミントン、レスリング、柔道などの日本選手や甲子園での盛大付属の戦いぶりを見ていると「何度でも立
ち上がって挑戦することや、つらくてもあきらめないこと」の大切さが良くわかります。
「努力はたし算。協力はかけ算。努力は
増えて“プラス”に、協力は一人でも協力しない人がいれば“ゼロ”になる」という名言もあります。全員で協力すれば二倍・
三倍の力が発揮できます。オリンピックでも、個人種目ではメダルが取れなくとも、みんなで協力した団体種目では金メダルを
取った男子体操競技や銅メダルを取った女子卓球競技、銀メダルを取った男子400m リレー等があります。これ等は、世界中
に日本人の励ましあい協力する団結力のすばらしさを示した良い例だと思います。
「
『こころ』はだれにも見えないけれど『こころづかい』は見える。
『思い』は見えないけれど
『思いやり』はだれにでも見える。温かい心も、優しい思いも、行為によって初めて見える」の
です。人に見える「こころづかい」と「思いやり」を学級や部活動で発揮してください。そして、
1学期の終業式で言いましたが、
「STOP!言葉の暴力!」を忘れないでください。
一人ではありません。学級の仲間がいて、先生がいて、家族も協力してくれて、みんなで高め
合い、力を発揮できるそんな2学期にしてください。一人一人が持つ「すばらしい力」を大いに
発揮してくれることを期待し2学期始業式の式辞とします。