犯罪事件発生状況 2016年6月

犯罪事件発生状況(2016年6月期)
在マダガスカル日本大使館
【マダガスカル全土における犯罪事件発生状況】※公開情報
2016年6月の
発生件数
2015年6月の
発生件数
武装強盗
58件
98件
減少
殺人事件
65件
70件
減少
誘拐事件
6件
7件
減少
前年同月比
【マダガスカル全土における犯罪事件発生件数推移(2016 年)】※公開情報
2016
1月
2月
3月
4月
5月
6月
武装強盗
73
67
66
67
61
58
殺人事件
48
51
30
43
28
65
誘拐事件
10
10
4
19
4
6
傷害事件
18
48
27
40
35
126
※当月はマハマシナスタジアムで発生した爆破事件の被害により傷害者数が激増
【アンタナナリボ市内周辺エリアで発生した主な事件の概要】
※方位距離は概算、公開情報
(1)
3日、アンドゥラヌフチ地区(Andoharanofotsy:首都中心部より10km南)
にて、複数の武装強盗団が民家を襲撃、現金、携帯電話、宝石を強奪して逃走した。
(2)
4日、イヴァト地区(Ivato:首都中心部より 15km 西・国際空港所在)にて、
複数の誘拐犯グループにより、2人のインド人が誘拐される事件が発生した。その
後身代金を支払い被害者は開放されたが金額は公表されていない。
(3)
4日、イトシ地区(Itaosy:首都中心部より10㎞西)にて、タクシーの運転
手が乗客の女性を襲撃、現金、携帯電話等を強奪したうえ、被害者を道路に捨てて
逃走した。
(4)
6日、イバンザ・アンブイツゥア地区(Ivanja Ambohitsoa:首都中心部より7
㎞西)にて、複数の武装強盗団が 1 人の通行人女性を襲撃、被害者を殺害したほか、
貴重品を強奪して逃走した。
(5)
10日夜間、アンクルジャノ地区(Ankorondrano:当館より約5km南西,館
員を含む在留邦人がよく利用するショッピングセンターが所在)にて、2 人の武装
強盗が道路内にバリケードを設置して通行する車両を強制的に停止させたうえ、強
盗行為に及んだ。強制的に停車させた車両の窓を割ったものの、何も盗まずに逃走
した。
(6)
12日、アナラケリー地区(Analakely:邦人旅行者が観光目的でよく訪問する
マーケットが所在)にて、複数のスリ団がバス停付近で1人の女性を襲撃、被害者
に重傷を負わせたほか、金の宝石を強奪して逃走した。
(7)
16日、タンゾンバト地区(Tanjombato:首都中心部より6㎞北)にて、1 人の
強盗が店舗を襲撃、現金2,800万アリアリを強奪して逃走したが、その後1k
m先のアンピタタフィカ地区で警察に逮捕された。
(8)
16日、アペフィル地区(Ampefiloha:首都中心部より4㎞西)にて、1 人のス
リがタクシーベ(乗り合いバス)を襲撃、乗客を脅してノートパソコンを強奪して逃
走したが、付近の警察官が駆けつけ犯人を逮捕した。
(9)
18日、アンタヴァマニバ地区(Andavamamba:首都中心部より 4 ㎞西)にて、
1 人の強盗が通行人を襲撃、ノートパソコンを強奪して逃走したが、付近の警察官
が駆けつけ犯人を逮捕した。
(10) 19日、マハマシナ地区(Mahamasina:首都中心部より 4 ㎞西)にて、複数の
武装強盗団が店舗を襲撃、ナイフで利用客に重傷を負わせたほか、現金を強奪して
逃走した。
(11) 21日、マハマシナ地区(Mahamasina:首都中心部より 4 ㎞西)にて、1 人の強
盗が駐車中の車を強奪しようと試みたが、付近の警察官が駆けつけ犯人を逮捕した。
(12) 22日、アンボミアンンジャ地区(Ambohimiandra:首都中心部より6㎞東)に
て、複数の武装強盗団が民家を襲撃しようと試みたが、駆けつけた警察官によって
全員射殺された。
(13) 22日、イトシ地区(Itaosy:首都中心部より10㎞西)にて、4人の武装強
盗団が店舗を襲撃、100万アリアリを強奪して逃走した。
(14) 22日、イスチ地区(Isotry:首都中心部より3㎞西)にて、4 人の武装強盗団が
渋滞で停車していた車両を襲撃、現金、パソコン、宝石等を強奪して逃走した。
(15) 22日、アンテイロカ地区(Antehiroka:首都中心部より8㎞西)にて、複数
の武装強盗団が中国人を襲撃、2,400万アリアリを強奪してバイクで逃走した。
(16) 22日、イバンジ地区(Ivandry:当館所在値、首都中心部より8㎞北)にて、
複数の誘拐犯グループにより、1人のインド人が誘拐される事件が発生、30日に
身代金が支払われて無事解放された。
(17) 23日、アナラケリー地区(Analakely:邦人旅行者が観光目的でよく訪問する
マーケットが所在)にて、4 人のスリ集団が通行人を襲撃しようと試みたが、付近
の警察官が駆けつけ犯人を逮捕した。
(18) 23日、ファラヴォイツァ地区(Faravohitra:首都中心部より2㎞西)にて、
複数の武装強盗団が駐車中の車から部品等を強奪して逃走しようとしたが、警察官
が駆けつけ強盗団の一部を逮捕した。
(19) 25日、アヌシ地区(Anosy:首都中心部官庁街)にて、爆発物が上院議員のオ
フィスに投げ込まれ、駐車していた 1 台が破損した。
(20) 26日、マハマシナ地区(Mahamasina:首都中心部より4㎞西)のマハマシナ
競技場で、独立56周年記念日を祝う国軍パレードが終了し、人気歌手の無料コン
サートが満員の観客のもと行われていたところ、競技場内で突如手榴弾が爆発、5
人死亡、86人が負傷した
(21) 27日、アナラケリー地区(Analakely:邦人旅行者が観光目的でよく訪問する
マーケットが所在)にて、警察がスリに対する取り締まりを実施したところ、12 人
のスリが逮捕された。
(22) 28日、イスチ地区(Isotry:首都中心部より3㎞西)にて、マハマシナの爆発
事件の容疑者として大学生が警察に取り調べを受けた。
(23) 30日、アンブイポ地区(Ambohipo:首都中心部より5㎞東)にて、複数の武
装強盗団が店舗を襲撃、店員を銃で射殺し、現金、金の指輪等を強奪して逃走した。
【マダガスカル全土で発生した事件】
(1)
6日、アンタニフチ(Antanifotsy:首都中心部より80㎞南・アンバトランピ
近く)にて、1 人の強盗が民家を襲撃しようとしたが、周囲の住民が救助に駆けつけ、
逆に強盗犯を殺害した。
(2)
7日、アンジョルベ(Anjozorobe:首都中心部より50㎞北)にて、12 人の武装
強盗団が、強奪した牛をトラックで運んでいるところ憲兵隊に発見され逮捕された。
(3)
15日、アンチラベ(Antsirabe:首都中心部より150㎞南)にて、複数の武装
強盗団がインターネットカフェを襲撃、パソコン等を強奪して逃走した。
(4)
18日、チュレアール(Tuléar:首都中心部より800㎞南)にて、複数の武装
強盗団がインド人経営の店舗を襲撃、1 億 8 千万アリアリを強奪して逃走した。
(5)
19日、アンチラベ(Antsirabe:首都中心部より150㎞南)にて、6 人の武装
強盗団が民家を襲撃、住人 1 人を銃撃して重傷を負わせたほか、100万アリアリ
を強奪して逃走した。
(6)
21日、マジュンガ(Mahajanga:首都中心部より550㎞西)にて、1人の子供
が誘拐されたが翌日無事に解放された。
(7)
21日、マネリネリナ(Manerinerina:首都中心部より80㎞西)にて、武装し
た10人のダハロ(牛強盗)が村を襲撃し、銃撃戦が発生した。
(8)
21日午前11時30分頃、アンカゾアボ(Ankazoabo:首都中心より800k
南・チュレアール近く)近郊にて、70人の武装したダハロ(牛強盗)がタクシーブ
ルース(長距離バス)を襲撃、8人の子供達を含む31人の乗客を銃撃して射殺し
た。車内から現金3,000万アリアリという大金が強奪されたことから、事前に
このタクシーブルースで大金を運ぶという情報を掴み、ターゲットを絞って襲撃し
た計画的犯行とみられている。
(9)
21日、フェネリブ(Fénérive:首都中心より350km 東)の森林にて、複数の
武装強盗団が爆発物を爆破させ2人を殺害したほか、木材を強奪して逃走した。
(10) 25日、アナラボリィ(Analavory:首都中心より100km 西・イタシ湖近く)
にて、8人の武装強盗団が民家を襲撃、現金40万アリアリ、家電等を強奪して逃
走した。