犯罪事件発生状況 2016年11月

犯罪事件発生状況(2016年11月期)
在マダガスカル日本大使館
【マダガスカル全土における犯罪事件発生状況】※公開情報
2016年11月
の発生件数
2015年11月
の発生件数
武装強盗
60件
70件
減少
殺人事件
32件
37件
減少
誘拐事件
6件
1件
増加
前年同月比
【マダガスカル全土における犯罪事件発生件数推移(2016 年)】※公開情報
2016
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
武装強盗
73
67
66
67
61
58
75
68
74
63
60
殺人事件
48
51
30
43
28
65
40
39
15
56
32
誘拐事件
10
10
4
19
4
6
5
9
13
6
6
傷害事件
18
48
27
40
35
126
35
31
46
28
40
140
126
120
100
80
60
73
48
67
5148
3027
40
20
0
18
10
67
66
10
4
4340
19
65
58
61
74
68
40 39
35 31
35
28
4
75
6
5
9
46
15
13
Armed attacks
64 60
5656
Murders
40
32
6
6
Kidnapping (hostage)
Injured (victims)
【アンタナナリボ市内周辺エリアで発生した主な事件の概要】
※方位距離は概算、公開情報
(1)
1日19時頃、イヴァト地区(IVATO:首都中心部より15km西)近郊のA&
Cホテル敷地内(拡張工事現場)にて、何者かが投げ込んだ小型爆発物が爆発、作
業員2人が負傷した。
(2)
1日、アナラケリー地区(Analakely:邦人旅行者が観光目的でよく訪問するマ
ーケットが所在)にて、警察官の一斉取り締まりが実施され、4人の強盗が逮捕さ
れた。
(3)
1日、ソビナンドリアナ地区(Sovinandriana:首都中心部より5km東)の軍
病院(Military Hospital)内にて、白衣を着た偽物の医者(女)が産婦人科病棟の
治療室に侵入、乳児を連れ去ろうとしたが、異常を察知した母親達が病院側に通報
し犯人はすぐに逮捕された。
(4)
1日午前6時頃、アンドアナラケリー地区(Andohanalakely:首都中心部)に
て、3人の強盗グループがタクシーベ(乗り合いバス)に乗ろうとしていた18歳
の女性を襲撃、2人の男達が女性の両手を押さえつけ、もう1人の男が女性の髪を
はさみで切り取り、貴重品を強奪して逃走した。
(5)
4日19時頃、アヌシ地区(Anosy:首都中心部官庁街)にて、刃物で武装した
2人の強盗が35歳の女性を襲撃、貴重品を強奪して逃走した。
(6)
5日17時頃、イバンジ地区(Ivandry:首都中心部より8km北、日本大使館
が所在)にて、1人のスリがタクシーベの車内でスリを行い逃走したが、周囲の人々
に取り押さえられて暴行を受け死亡した。
(7)
5日夜、アンボディボナ地区(Ambodivona:首都中心部より約9km南)にて、
車内から3個の手榴弾、複数の銃火器が見つかったことから、車両の所有者、関係
した3人の軍人と1人の警察官が逮捕された。
(8)
7日正午頃、アナラケリー地区(Analakely:邦人旅行者が観光目的でよく訪問
するマーケットが所在)にて、強盗が外国人観光客を襲撃、金のネックレスを奪っ
て逃走した。
(9)
7日、イソラカ地区(Isoraka:首都中心部で邦人旅行者及び在留邦人がよく利
用するホテル・飲食店が多く所在)の私立学校内にて、4人の生徒が突然行方不明
になった。
(10) 8日、アンドラブァンギ地区(Andravoahangy:首都中心部より約5km東)の
市場にて、50歳の女が、買い物をしていた母親が目を離した隙に子供を連れ去ろ
うとしたが、周囲の人に取り押さえられ重傷を負って逮捕された。
(11) 8日、アナラケリー地区(Analakely:邦人旅行者が観光目的でよく訪問するマ
ーケットが所在)の店舗「Tia shop」にて、オーナーの女性と中国人の男が金銭ト
ラブルとなり、中国人の男がオーナーに酸性のスプレーを吹き付けたことから、女
性は顔や頭部に重傷を負ったが、中国人の男はすぐに逮捕された。
(12) 12日早朝、タンゾンバト地区(Tanjombato:首都中心部より6㎞北)にて、
6人の武装強盗団が民家を襲撃、助けを呼ぼうとした10歳の子供を鉄の棒で殴打
して重傷を負わせたほか、金品を強奪して逃走した。
(13) 14日午前9時頃、イタオシ地区(Itaosy:首都中心部より約10km西)に
て、3人の武装強盗団が民家を襲撃、120万アリアリを強奪して逃走した。
(14) 14日午後7時頃、ソビナンドリアナ地区(Sovinandriana:首都中心部より5
km東)にて、武装強盗団が食品店を襲撃、現金20万アリアリを強奪して逃走し
た。
(15) 16日早朝、アンジョマケリー地区(Anjomakely:首都南部)にて、7人の武
装強盗団が民家を襲撃、住民を銃撃して重傷を負わせたほか、金品を強奪して逃走
した。
(16) 20日早朝、アノシベ地区(Anosibe:首都中心部より5㎞南)の線路付近にて、
首を絞められて死亡した22歳の女性の遺体が発見された。
(17) 22日午前2時頃、スワソンセットヘクタール地区(67ha:首都中心部より
4㎞西)にて、空き巣グループが民家に侵入、金品を盗んで逃走した。
(18) 23日午前2時頃、スワソンセットヘクタール地区(67ha:首都中心部より
4㎞西)にて、ナイフ等で武装した15人のスリ集団が2人の通行人を襲撃、被害
者に重傷を負わせたほか携帯電話、金品を強奪して逃走した。
(19) 24日午前2時頃、イバンジ地区(Ivandry:首都中心部より8km北、日本大
使館が所在)にて、3人のマスクをした武装強盗団が民家に侵入したが、警報器が
作動して警備会社の緊急対応チームが駆けつけたため、何も盗らずに逃走した。
(20) 24日、ビオリリカ地区(Behoririka:首都中心部の中国人街)にて、イスラ
ム過激派の戦闘員にする目的でマダガスカル人の若者を集めていたとし、チュニジ
ア人の容疑者達が経営するスポーツ用品店と自宅が警察官の強制捜査を受け、複数
の容疑者が逮捕された。
(21) 29日午前5時頃、イバンジ・アラルビア地区(Ivandry Alarobia:首都中心
部から8km北)にて、経営するバーの店内で70歳の中国人女性が遺体で発見さ
れた。女性は手足を拘束され、激しい暴行を受けた痕跡があった。2日後、このバ
ーの従業員だった2人の女が殺人の容疑で警察に逮捕された。
(22) 29日、イバンジ地区(Ivandry:首都中心部より8km北、日本大使館が所在)
にて、拳銃やナイフで武装した強盗が買い物をしていた女性歌手を襲撃、金品を強
奪して逃走した。
【マダガスカル全土で発生した事件】※公開情報
(1)
1日夜、チュレアール(Tuléar:首都中心部より800km南)のモロンダバの
道路上にて、1人の通行人が3人の男達に襲われ射殺された。
(2)
1日午後9時頃、チュレアール(Tuléar:首都中心部より800km南)のアン
カゾアボ(Ankazoabo)近郊にて、8人の武装強盗団が 1 人のビジネスマンを襲撃し
たが、犯人は何も盗らずに逃走した。
(3)
1日、チュレアール(Tuléar:首都より800km南)のベトロカ(Betroka)近
郊にて、40人のダハロが村を襲撃、117頭の牛を強奪して逃走した。
(4)
1 日 夜 、マ ジ ュ ン ガ(Mahajanga : 首 都 より 5 5 0k m 西 ) のマ ン ピ ク ニ ー
(Mampikony)近郊にて、多数のダハロが村を襲撃、村人を人質にとり、30頭の牛
を強奪して逃走した。
(5)
2 日 、 マ ジ ュ ン ガ (Mahajanga : 首 都 よ り 5 5 0 k m 西 ) の マ エ バ タ ナ ナ
(Maevatanana)近郊にて、64歳の女性が刺殺された状態で発見された。
(6)
3日、トアマシナ(Toamasina:首都より350km東)近郊にて、スクーターに
乗った2人の武装した強盗が、買い物をしていた男性を襲撃したが、警察官が駆け
つけたため、何も盗らずに逃走した。
(7)
5 日 、 マ ジ ュ ン ガ (Mahajanga : 首 都 よ り 5 5 0 k m 西 ) の マ ン ピ ク ニ ー
(Mampikony)近郊にて、殺人の容疑者を引き渡すよう要求する多数の民衆が憲兵隊
の駐屯地を襲撃、憲兵隊が反撃したことから複数の民衆が死傷した。また、民衆は
憲兵隊の駐屯地に放火して逃走した。
(8)
5日夜、トアマシナ(Toamasina:首都より350km東)のアンバトンドラザカ
(Ambatondrazaka)近郊にて、武装強盗団が民家を襲撃、現金130万アリアリ、
金品等を強奪して逃走した。
(9)
6日夜、フィナランッオ(Fianarantsoa:首都より500km南)のイラカカ
(Ilakaka)近郊にて、8人の武装強盗団が牧師の自宅を襲撃、憲兵隊が駆けつけて
銃撃戦となったが、犯人は金品を強奪して逃走した。
(10) 7日、チュレアール(Tuléar:首都より800km南)のビーチ(Jardin de la mer)
にて、武装した強盗が観光客を襲撃したが、駆けつけた警察官に射殺された。
(11) 11日、チュレアール(Tuléar:首都より800km南)のベトロカ(Betroka)
近郊にて、40人のダハロが村を襲撃、70頭の牛を強奪して逃走した。
(12) 11日午前1時頃、トアマシナ(Toamasina:首都より350km東)近郊にて、
6人の武装した強盗団が女性の商人宅を襲撃、現金1億アリアリを強奪して逃走し
た。
(13) 11日午後、マジュンガ(Mahajanga:首都より550km西)のマンティラノ
(Maintirano)近郊にて、武装強盗団が民家を襲撃、住人を射殺して逃走した。
(14) 12日早朝、チュレアール(Tuléar:首都より800km南)のベトロカ(Betroka)
近郊にて、40人のダハロが村を襲撃、70頭の牛を強奪して逃走を試みたが、3
0人の憲兵隊が到着して反撃、10人のダハロを射殺したが残りは逃走した。
(15) 12日夜、フィナランッオ(Fianarantsoa:首都より500km南)のアンブシ
チャ(Ambositra)近郊の国道7号線上にて、武装した強盗団が意図的に設置した障
害物により停車させられた5台のタクシーブルースを次々と襲撃、10人の乗客に
重傷を負わせたほか、金品を強奪して逃走した。
(16) 1 3 日 、 マ ジ ュ ン ガ (Mahajanga : 首 都 よ り 5 5 0 k m 西 ) の ア ン ツ オ イ
(Antsohihy)近郊にて、カラシニコフやナイフで武装した強盗団が外国人を襲撃、
被害者に重傷を負わせたほか、金品を強奪して逃走した。
(17) 14日夜、トアマシナ(Toamasina:首都より350km東)のアンバトンドラザ
カ(Ambatondrazaka)近郊にて、強盗がバイクに乗っていたカップルを突然銃撃、
被害者は自力で逃走して病院に搬送された。
(18) 15日、フォールドーファン(Fort-Dauphin:首都より800km南東)にて、
強盗が銀行でお金をおろした外国人を襲撃、被害者に重傷を負わせたほか、現金や
カメラを強奪して逃走した。
(19) 17日、フィナランッオ(Fianarantsoa:首都より500km南)近郊にて、6
0人のダハロが村を襲撃、200頭の牛を強奪して逃走した。
(20) 19日午後7時30分頃、トアマシナ(Toamasina:首都より350km東)近郊
にて、12人の武装強盗団が農業関係の3人の商人を襲撃、現金200億アリアリ、
5kgの金塊を強奪して逃走した。
(21) 22日午前3時頃、フィナランッオ(Fianarantsoa:首都より500km南)の
イボイベ(Ivohibe)近郊にて、20人のダハロが村を襲撃、300頭の牛を強奪し
て逃走を試みたが、駆けつけた憲兵隊と銃撃戦となり、6人のダハロが射殺された。
(22) 23日午前9時頃、トアマシナ(Toamasina:首都より350km東)のアンバト
ンドラザカ(Ambatondrazaka)近郊にて、9人の武装強盗団が店舗を襲撃、オーナ
ーに重傷を負わせたほか、現金3千万アリアリ、金品を強奪して逃走した。
(23) 25日早朝、フィナランッオ(Fianarantsoa:首都より50km南)のボヒバト
(Vohibato)近郊にて、10人のダハロが村を襲撃、36頭の牛を強奪して逃走し
た。
(24) 26日午後6時頃、トアマシナ(Toamasina:首都より350km東)のアンバト
ンドラザカ(Ambatondrazaka)近郊にて、バイクに乗った2人の武装強盗が商人を
襲撃、多額の現金が入ったカバンを強奪して逃走した。
(25) 26日午後1時頃、ディエゴスアレス(Diego Suarez:首都より800km北)
にて、武装強盗が憲兵隊幹部の自宅を襲撃、被害者に重傷を負わせて逃走した。
(26) 28日午後5時頃、マジュンガ(Mahajanga:首都より550km西)のマハビボ
(Mahabibo)近郊にて、4人の武装強盗が店舗を襲撃、現金3千万アリアリを強奪
して逃走を試みたが、駆けつけた警察官により2人が射殺、残りは逮捕された。