HP Integrity Superdome 2 とダイナミックコアをサポートする HP Instant

HP Integrity Superdome 2 とダイナミック
コアをサポートする HP Instant Capacity リリースノート
摘要
本書では、Superdome 2 とダイナミックコアをサポートする HP Instant Capacity に固有の既知の問題やその他の情報につ
いて説明します。
Instant Capacity システムにアクセスするシステム管理者(HP-UX システムの root ログイン権限を持つユーザー)は、本書
の内容を読み、Instant Capacity システムを管理することの意味を十分に理解しておいてください。管理者には、HP-UX の
概念、コマンド、および構成の知識が必要です。
HP 部品番号: 762795-191
2014 年 3 月
第6版
ご注意
1.
本書に記載した内容は、予告なしに変更することがあります。
2.
本書は内容について細心の注意をもって作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなど、お気付きの点がございましたら
当社までお知らせください。
3.
当社は、お客様の誤った操作に起因する損害については、責任を負いかねますのでご了承ください。
4.
当社では、本書に関して特殊目的に対する適合性、市場性などについては、一切の保証をいたしかねます。 また、備品、性能などに関
連した損傷についても保証いたしかねます。
5.
当社提供外のソフトウェアの使用や信頼性についての責任は負いかねます。
6.
本書の内容の一部または全部を、無断でコピーしたり、他のプログラム言語に翻訳することは法律で禁止されています。
7.
本製品パッケージとして提供した本書や媒体は本製品用だけにお使いください。 プログラムをコピーする場合はバックアップ用だけに
してください。 プログラムをそのままの形で、あるいは変更を加えて第三者に販売することは固く禁じられています。
U.S. Government License
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著作権
©Copyright 2000, 2014 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
本書には著作権によって保護されている内容が含まれています。 本書の内容の一部または全部を著作者の許諾なしに複製、改変、および翻訳
することは、著作権法下での許可事項を除き、禁止されています。
商標
UNIX は、The Open Group の登録商標です。
原典
本書は、『HP Instant Capacity support for HP Integrity Superdome 2 with Dynamic Cores – Release Notes』(HP Part No. 762795-001) を翻訳し
たものです。
納入後の保証について
•
保証の期間は、ご購入時に当社よりお出しした見積書に記載された期間とします。保証サービスは、当社の定める休日を除く月曜日か
ら金曜日までの、午前 8 時 45 分から午後 5 時 30 分の範囲で無料で行います。当社で定めたシステム製品については出張修理を行い、
その他の製品については当社にご返却いただいた上での引取り修理となります。当社が定める地域以外における出張修理対象製品の修
理は、保証期間中においても技術者派遣費が有料となります。
•
ソフトウェア製品の保証は上記にかかわらず、下記に定める範囲とさせていただきます。
•
ソフトウェア製品およびマニュアルは当社が供給した媒体物の破損、資料の落丁およびプログラムインストラクションが実行でき
ない場合のみ保証いたします。
•
•
バグおよび前記以外の問題の解決は、別に締結するソフトウェアサポート契約に基づいて実施されます。
次のような場合には、保証期間内でも修理が有料となります。
◦
取扱説明書等に記載されている保証対象外部品の故障の場合。
◦
当社が供給していないソフトウェア、ハードウェア、または補用品の使用による故障の場合。
◦
お客様の不適当または不十分な保守による故障の場合。
◦
当社が認めていない改造、酷使、誤使用または誤操作による故障の場合。
◦
納入後の移設が不適切であったための故障または損傷の場合。
◦
指定外の電源 (電圧、周波数) 使用または電源の異常による故障の場合。
◦
当社が定めた設置場所基準に適合しない場所での使用、および設置場所の不適当な保守による故障の場合。
◦
火災、地震、風水害、落雷、騒動、暴動、戦争行為、放射能汚染、およびその他天災地変等の不可抗力的事故による故障の場合。
•
当社で取り扱う製品は、ご需要先の特定目的に関する整合性の保証はいたしかねます。また、そこから生じる直接的、間接的損害に対
しても責任を負いかねます。
•
当社で取り扱う製品を組み込みあるいは転売される場合は、最終需要先における直接的、間接的損害に対しては責任を負いかねます。
•
製品の保守、修理用部品の供給期間は、その製品の製造中止後 5 年間とさせていただきます。
本製品の修理については取扱説明書に記載されている最寄の事業所へお問い合わせください。
目次
HP Secure Development Lifecycle.....................................................................6
1 HP Integrity Superdome 2 とダイナミックコアをサポートする HP Instant
Capacity リリースノート..............................................................................7
Instant Capacity バージョン 10.07 からバージョン 10.08.01.07 への新機能..................................7
Instant Capacity バージョン 10.06.01 からバージョン 10.07 への新機能......................................7
Instant Capacity バージョン 10.06 からバージョン 10.06.01 への新機能......................................7
Instant Capacity バージョン 10.05.01 からバージョン 10.06 への新機能......................................7
Instant Capacity バージョン 10.05 からバージョン 10.05.01 への新機能......................................8
Instant Capacity バージョン 10.04.01 からバージョン 10.05 への新機能......................................8
Instant Capacity バージョン 10.04.01(OS バージョン)および HP Instant Capacity Firmware の
新機能....................................................................................................................................8
ファームウェアバンドル 3.7.60 で修正された既知の問題...........................................................8
ファームウェアバンドル 3.6.48 で修正された既知の問題...........................................................8
HP Instant Capacity 製品の概要.................................................................................................8
iCAP コマンド....................................................................................................................9
TiCAP................................................................................................................................9
GiCAP...............................................................................................................................9
GiCAP 環境のセットアップ............................................................................................9
Instant Capacity Firmware および HP Instant Capacity 10.08.01.07(HP-UX OS バージョン)のイ
ンストールと構成..................................................................................................................10
HP Integrated Firmware Bundle - HP Integrity Superdome 2 Servers のダウンロード...................10
HP Instant Capacity バージョン 10.08.01.07 のダウンロード................................................11
Instant Capacity 情報の入手先.................................................................................................11
HP Instant Capacity(iCAP)バージョン 10.08.01.07 リリースノート....................................11
HP Instant Capacity (iCAP) バージョン 10.x ユーザーガイド.................................................11
制限事項...............................................................................................................................11
監査スナップショットの有効期間は 100 時間.....................................................................11
iCAP システムでのハイパースレッディングの有効化...........................................................12
icapmanage -Q と icapmodify -[a|s] を同時に実行すると、タイムアウトエラーが発生するこ
とがある..........................................................................................................................12
icapmodify -c を使用して厳密に正確な電子メールアドレスを設定する必要がある..................12
GM OS SSL 証明書の更新後にメンバーを再追加すると失敗する可能性がある.......................12
10.08.01.07 リリースのパフォーマンスの改善....................................................................12
既知の問題............................................................................................................................13
パーティションのリブート中にエラーが発生する................................................................13
コマンドのタイムアウト...................................................................................................13
OA syslog の警告メッセージにある TiCAP の使用期限が間違っている..................................13
低レベル WBEM エラー (HP-UX).........................................................................................13
OA を再起動すると古い監査スナップショット情報が更新される.........................................13
Superdome 2 を 16 ソケットから 32 ソケットにアップグレードするためにコードワードを作
成する.............................................................................................................................13
GiCAP の既知の問題 (HP-UX).............................................................................................14
AGM が SGM のステータスを取得できない場合、SGM はアクティブ GM として表示され
ます。.........................................................................................................................16
OA フェイルオーバーの場合に、GM とメンバーの間の接続が失われる...........................16
2 サポートと他のリソース..........................................................................18
ご連絡の前にご用意いただく情報...........................................................................................18
HP への連絡方法...................................................................................................................18
ソフトウェアテクニカルサポートとアップデートサービスへの登録..........................................18
ソフトウェアテクニカルサポートとアップデートサービスの使用方法..................................18
4
目次
保証情報..........................................................................................................................19
HP 製品販売店.......................................................................................................................19
ドキュメントについてのご意見・ご質問.................................................................................19
表記規約...............................................................................................................................19
目次
5
HP Secure Development Lifecycle
HP-UX 11i v3 March 2013 アップデートリリース以降は、HP Secure Development Lifecycle で
HP-UX ソフトウェアの認証機能が提供されます。このリリースを通じて提供されるソフトウェ
アは、HP のプライベートキーを使用してデジタル署名されています。このリリースを通じて
提供される製品のインストール前にソフトウェアの真正性を確認できるようになりました。
署名されたデポでソフトウェア署名を確認するには、以下の製品がシステムにインストールさ
れている必要があります。
•
B.11.31.1303 以降の SD(Software Distributor)
•
A.01.01.07 以降のバージョンの HP-UX Whitelisting(WhiteListInf)
署名を確認するには、/usr/sbin/swsign -v –s <depot_path> を実行します。
詳しくは、Software Distributor のドキュメント(http://www.hp.com/go/sd-docs )を参照し
てください。
注記: HP-UX 11i v3 March 2014 リリース以降で提供される Ignite-UX ソフトウェアは、コー
ルドインストール中に、署名されたデポまたはメディアのソフトウェア署名の確認をサポート
します。詳しくは、Ignite-UX のドキュメント(http://www.hp.com/go/ignite-ux-docs )を参照
してください。
6
1 HP Integrity Superdome 2 とダイナミックコアをサポー
トする HP Instant Capacity リリースノート
HP Integrity Superdome 2 とダイナミックコア対応の HP Integrated Firmware Bundle にバンド
ルされている HP Instant Capacity 10.08.01.07 (OS バージョン) および HP Instant Capacity
Firmware には、HP Integrity Superdome 2 とダイナミックコアをサポートするための HP Instant
Capacity (iCAP) のアップデートが含まれています。 最新の iCAP 製品バージョンおよびサポー
トされるプラットフォームの詳細は、『HP Instant Capacity (iCAP) バージョン 10.x ユーザー
ガイド』(http://www.hp.com/go/hp-icap-docs )を参照してください。
注記: Instant Capacity についての最新情報と詳細情報は、当社のオンラインドキュメントの
Web サイト http://www.hp.com/go/hp-icap-docs を参照してください。
Instant Capacity バージョン 10.07 からバージョン 10.08.01.07 への
新機能
このバージョンの変更点は以下のとおりです。
•
icapmanage -s および icapmanage -Q コマンドの性能が大幅に改善されました。
•
GiCAP で共有権の数が負になるという問題が解決されました。
•
GM 監視スクリプトがバンドルされています。
•
icapmanage –s/sv の表示動作が変更されました。
◦
コマンド出力に表示されるホスト名の順序が、実行された順序と一致しなくなりまし
た。これは、メンバーが追加された順序でホスト名が表示されていた以前の動作とは
異なります。
◦
コマンドを実行すると、グループ内のメンバー数に比例する待ち時間ののちに、完全
なリストが一度に表示されるようになりました。これは、出力が徐々に行われていた
以前のバージョンとは異なります。
Instant Capacity バージョン 10.06.01 からバージョン 10.07 への新機
能
このバージョンの変更点は以下のとおりです。
•
メンバーの追加中に誤った SD2 OA(Onboard Administrator)パスワードが入力された場
合に icapmanage が失敗しない問題が修正されました。
•
Instant Capacity ユーザーガイドとリリースノートの更新
Instant Capacity バージョン 10.06 からバージョン 10.06.01 への新機
能
このバージョンの変更点は以下のとおりです。
•
アクティブとスタンバイの OA を指定したメンバー追加をサポートします。
•
「icapmanage -Q と icapmodify -a/-s を同時実行した際に表示される icapmanage -Q のタ
イムアウトメッセージ」の修正
Instant Capacity バージョン 10.05.01 からバージョン 10.06 への新機
能
icapmanage -s コマンドが OA リブート中に不整合な出力を提供する問題が解決されました。
Instant Capacity バージョン 10.07 からバージョン 10.08.01.07 への新機能
7
Instant Capacity バージョン 10.05 からバージョン 10.05.01 への新機
能
IP モードで設定された GM 環境での使用権の差し押さえに関する問題が解決されました。
Instant Capacity バージョン 10.04.01 からバージョン 10.05 への新機
能
DNS が設定されていない場合でも GiCAP 環境が動作するためのサポートが提供されました。
差し押さえられた使用権の有効期間が、過去のバージョンでは 10 日でしたが、30 日に延長
されました。
Instant Capacity バージョン 10.04.01(OS バージョン)および HP
Instant Capacity Firmware の新機能
現在の HP Instant Capacity リリースは、特に HP Integrity Superdome 2 を対象にしています。
主な機能強化と変更は、以下のとおりです。
•
HP Instant Capacity は、HP Integrity Superdome 2 サーバー用の HP Integrated Firmware
Bundle(ファームウェアバンドル 2.51.102) とともにインストールされます。
•
HP Integrity Superdome 2 でのダイナミックコアのサポート。
•
ダイナミックコア機能により、HP Instant Capacity や Global Workload Manager (gWLM)
でのコア移行が可能です。
•
HP Integrity Superdome 2 での、iCAP、TiCAP、GiCAP のコードワード施行のサポート。
•
HP Integrated Firmware Bundle 2.51.102 のインストールにより、HP Instant Capacity で
は、自己施行がサポートされません。
Instant Capacity 製品概要の詳細は、『HP Instant Capacity (iCAP) バージョン 10.x ユーザーガ
イド 』の「HP Integrity Superdome 2 での iCAP の使用」の章にある「HP Integrity Superdome
2 とダイナミックコア」の項を参照してください。
ファームウェアバンドル 3.7.60 で修正された既知の問題
•
icapmanage を使用して、ホスト名に 1 つ以上の大文字が含まれているグループメンバー
を追加する場合に、誤って Onboard Administrator パスワードではなく root パスワードが
求められることはなくなりました。
•
複数のパーティションが同時にブートされた場合、icapmodify を使用するとPartition
modifications are not allowed in the current state というエラーが発生す
ることがあり、さらに、パーティションがコマンドを受け入れ可能な状態でもコアの使用
開始操作の実行が失敗しました。
ファームウェアバンドル 3.6.48 で修正された既知の問題
•
強化機能:nPar でカーネルメモリダンプが開始されると、nPar 内でアクティブなコアの
数が 1 になり、その減少分のコア使用権が解放されます。
•
GiCAP グループに iCAP システムではない SD2 メンバーを追加する場合、貸借および使
用開始の操作が正しく機能しません。
HP Instant Capacity 製品の概要
ここでは、OA ファームウェア上の HP Instant Capacity 製品の変更点について説明します。OA
上の iCAP の導入による iCAP の基本的な機能の変更はありません。ただし、重要な変更点が
いくつかあります。
8
HP Integrity Superdome 2 とダイナミックコアをサポートする HP Instant Capacity リリースノート
iCAP コマンド
すべての iCAP コマンドは、オペレーティングシステムと OA コマンド行インターフェイスの
両方から実行できます。この 2 つの実行方法の違いは以下の点だけです。
•
icapmodify コマンドを OS から実行する場合、パーティション ID パラメーターを指定
してはならず、現在のパーティション ID がデフォルトの ID になります。
•
icapmodify コマンドを OA から実行する場合、パーティション ID パラメーターを明示
的に指定しなければなりません。
すべてのコマンドは、引き続き OA コマンド行インターフェイスから動作します。コマンドの
詳細は、『HP Instant Capacity (iCAP) バージョン 10.x ユーザーガイド 』の「HP Integrity
Superdome 2 とダイナミックコア用の iCAP HP-UX マンページ」という章を参照してくださ
い。
TiCAP
TiCAP の詳細は、『HP Instant Capacity(iCAP)バージョン 10.x ユーザーガイド 』の「HP
Integrity Superdome 2 での iCAP の使用」の章にある「HP Integrity Superdome 2 とダイナミッ
クコア」を参照してください。
GiCAP
注記: 従来のマシンでは、TiCAP の使用状況情報は、パーティションにログ記録されていま
した。一方、HP Integrity Superdome 2 システムでは、この TiCAP 使用状況情報は OA syslog
に記録されて、OA 管理者権限を持たないユーザーはアクセスできません。
GiCAP 環境のセットアップ
GiCAP の詳細は、『HP Instant Capacity (iCAP) バージョン 10.x ユーザーガイド 』の「HP
Integrity Superdome 2 での iCAP の使用」の章にある「HP Integrity Superdome 2 とダイナミッ
クコア」の項を参照してください。
HP Instant Capacity 製品の概要
9
注記:
•
GiCAP グループ内のメンバーコンプレックスのグループマネージャー(GM)と OA は、
必要に応じてそれらのうちのどちらかが開始した TCP 接続を確立できなければなりませ
ん。
•
通信は SSL 証明書を介して GM と OA の間のみで行われ、パーティションの詳細はグルー
プマネージャーから隠されます。
•
通信はポート 5989、80、および 7 を介して行われるので、これらのポートは任意のファ
イアウォールで GM と OA の間で開いていなければなりません。
•
OA が GM の IP アドレスを解決するように構成されている場合、OA と DNS の間で通信
が行われます。
•
すべての GiCAP グループマネージャーで CIM サーバーの構成プロパティ
sslClientVerificationMode が optional に、また enableHttpsConnection が true になって
いる必要があります。
•
HP Integrity Superdome 2 システム(メンバーシステム)を GiCAP グループに追加する際
は、次のコマンドに示すように、アクティブ Onboard Administrator とスタンバイ Onboard
Administrator の両方のホスト名を同じ順序で指定することもできます。
icapmanage -a -m member_name:active_OA,standby_OA -g group_name
注記:
•
ここでは、スタンバイ Onboard Administrator はオプションです。
複数の OA を指定したメンバーのアクティブ OA が応答しなくなったものの、GiCAP グ
ループマネージャーからスタンバイ OA に接続できる場合でも、icapmanage -x が失敗す
る可能性があります。実際はアクティブ OA はダウンしていないが、アクティブ OA の
ネットワークに接続できないため、スタンバイ OA が自動的に引き継ぐことはありませ
ん。この状況から回復するために、スタンバイ OA で「 force takeover」 を実行する必要
があります。
Instant Capacity Firmware および HP Instant Capacity 10.08.01.07
(HP-UX OS バージョン)のインストールと構成
HP Integrated Firmware Bundle - HP Integrity Superdome 2 Servers のダウンロード
『HP Instant Capacity Firmware』は、『HP Integrated Firmware Bundle - HP Integrity Superdome
2 Servers』にバンドルされています。
•
最新の Onboard Administrator(OA)Firmware バージョン
最新のファームウェアバージョンのダウンロード、インストール、およびアップグレード
方法の詳細は、HP Release sets for HP Superdome 2 servers を参照してください。
•
HP-UX 11i v3 上の nPars および vPars A.05.x の OE バージョンとパッチ要件
インストールするファームウェアのリリースノートを参照してください。
•
グループマネージャー OS の HP WBEM Services バージョン要件
ファームウェアバージョン 3.6.48 以降の 1 つ以上のメンバーを GiCAP グループに追加
する場合、GM OS には HP WBEM Services A.02.09.14 以降がインストールされている
必要があります。HP Integrity Superdome 2 のすべてのメンバーにファームウェアバージョ
ン 2.53.0 以前が含まれている場合、HP WBEM Services A.02.09.10 以降がインストール
されている必要があります。
•
GM グループ化ルールのバージョン要件
i4 ブレードのみ、または混在するブレード(i2/i4)を含む 1 つ以上のメンバーを GiCAP
グループに追加する場合、GM はグループ化ルールのバージョン 2.19 を使用する必要が
10
HP Integrity Superdome 2 とダイナミックコアをサポートする HP Instant Capacity リリースノート
あります。GiCAP グループにそのような種類のメンバーが含まれていない場合は、グルー
プ化ルールのバージョン 2.18 が従来どおり有効です。
HP Instant Capacity バージョン 10.08.01.07 のダウンロード
•
HP Instant Capacity ソフトウェア 10.08.01.07 のダウンロード
HP-UX Instant Capacity 10.08.01.07 のソフトウェアは、HP ソフトウェアデポの Web サ
イトから入手できます。製品 ID は B9073BA です。この製品 ID を使用するかまたは検索
文字列 Instant Capacity を使用して、iCAP 10.x ソフトウェアを検索できます。
http://www.hp.com/go/softwaredepot
•
HP Instant Capacity のインストール
#/usr/sbin/swinstall -s /<download path>/<iCAP depot> B9073BA を実行
します。<download path> は、iCAP デポをダウンロードした位置です。Instant Capacity
の詳細は、『HP Instant Capacity (iCAP) バージョン 10.x ユーザーガイド 』を参照してく
ださい。
Instant Capacity 情報の入手先
HP Instant Capacity(iCAP)バージョン 10.08.01.07 リリースノート
『HP Instant Capacity(iCAP)バージョン 10.08.01.07 リリースノート』は、以下の場所から
入手できます。
•
HPSC(HP Support Center)の Web サイト:
http://www.hp.com/go/hp-icap-docs
•
2014 年 3 月版 HP-UX 11i v3 Instant Information メディア(英語版、簡体字中国語、およ
び日本語版のみ)
•
Instant Capacity 10.08.01.07 HP-UX ソフトウェア製品:
/usr/share/doc/icapRelNotes.pdf
HP Instant Capacity (iCAP) バージョン 10.x ユーザーガイド
『HP Instant Capacity (iCAP) バージョン 10.x ユーザーガイド』は、以下の場所から入手でき
ます。
•
HPSC (HP Support Center) の Web サイト:
http://www.hp.com/go/hp-icap-docs
ここに、ローカライズされた最新版があります。
•
2014 年 3 月版 HP-UX 11i v3 Instant Information メディア(英語版、簡体字中国語、およ
び日本語版のみ)
•
Instant Capacity 10.x HP-UX ソフトウェア製品:
/usr/share/doc/icapUserGuide.pdf
注記:
ここにあるのは初期バージョンであり、英語版だけが提供されています。
制限事項
監査スナップショットの有効期間は 100 時間
iCAP ポータル http://www.hp.com/go/icap/portal でコードワードを作成するには、
icapstatus -s コマンドが 100 時間前までに実行されている必要があります。
Instant Capacity 情報の入手先
11
iCAP システムでのハイパースレッディングの有効化
icapstatus および vparstatus コマンドは、nPars および vPars A.05.x 上の調節可能な
lcpu_attr の値に関係なく、アクティブな物理コアの数を示します。
icapmanage -Q と icapmodify -[a|s] を同時に実行すると、タイムアウトエラーが
発生することがある
icapmanage –Q(スタンバイ GM 上)と icapmodify -a(グループメンバー上)を同時に
実行すると、それぞれでエラー A とエラー B が発生する可能性があります。
スタンバイ GM では以下のエラー A が発生します。
Background operation may still be in progress. Please check the status
with icapmanage -s on each GM. Additionally syslog on a member OA will reflect changes
like an SGM-AGM switchover (if invoked).
icapmanage command failed.
ERROR: The following low-level error occurred:
PGS00414: Connection timed out.
グループメンバーでは次のエラー B が発生します。
Curl perform returned a failure: 28
エラー A が発生しても、icapmanage –Q は正常に実行され、メンバー OA の syslog に記録
される以下のエントリーによって確認できます。
icapd: Swapping of GM completed successfully. Current AGM:
<node1.corp.com> SGM: <node2.corp.com>
また、GM のフェイルオーバーは、新しいアクティブ GM <node1.corp.com> の /var/adm/
GiCAP.log で、以下のエントリーによって確認できます。
Date:
Log Type:
Description:
mm/dd/dd hh:mm:ss
GiCAP operation
Took control as active Group Manager.
Automatic database transfer has been enabled.
icapmanage –Q の完了を確認したら、icapmodify –a|s をもう一度実行してコアをアク
ティブにすることをおすすめします。
icapmodify -c を使用して厳密に正確な電子メールアドレスを設定する必要がある
ファームウェアバンドル 3.6.48 から、icapmodify -c <contact_email_address> の形
式を使用して FQDN を含む電子メールアドレスを指定する必要があります。設定した電子メー
ルアドレスは icapmodify コマンドで削除することはできません。警告メール機能(ALERT
MAIL)を無効にせず、TiCAP の警告メールのみを無効にしたい場合は、ダミーの電子メールア
ドレスを指定する必要があります。
GM OS SSL 証明書の更新後にメンバーを再追加すると失敗する可能性がある
何らかの理由でメンバーを削除した後に GM 上で GiCAP_OA_keygen を使用して SSL 証明書
を更新する場合、メンバーを再追加する前にメンバー OA を再起動する必要があります。1 つ
のメンバーに複数の OA が指定されている場合は、両方の OA を再起動する必要があり、そう
しなければメンバーの追加は機能しません。
10.08.01.07 リリースのパフォーマンスの改善
10.08.01.07 リリースの特徴の一つであるパフォーマンス上の変更は、HP Integrity サーバー
で動作している GM を対象としています。10.08.01.07 リリースの時点で、パフォーマンス
改善は HP 9000 サーバーで GM を使用するユーザーにとっては部分的に役立ちます。使用す
る GM を HP Integrity システムにアップグレードするか、HP 9000 サーバーでも同じ機能が使
用可能になるまで待つことをおすすめします。
12
HP Integrity Superdome 2 とダイナミックコアをサポートする HP Instant Capacity リリースノート
既知の問題
パーティションのリブート中にエラーが発生する
HP Integrity Superdome 2 とダイナミックコアで TiCAP をオンにしてパーティションを管理し、
1 つ以上のパーティションがダウンする場合、パーティションでアクティブにしていたコア使
用権が iCAP によって解放され、他のパーティションが使用できるようになります。そのため、
ダウンしたパーティションのブート中にエラーが発生する場合があります。
この問題は、TiCAP を使用してパーティションをブートすることで解決できます。TiCAP の事
前使用許可フラグを OA で on(オン)にするには、コマンド icapmodify -T on を使用し
ます。『HP Instant Capacity(iCAP)バージョン 10.x ユーザーガイド』の「HP Integrity
Superdome 2 とダイナミックコア」の章にある「TiCAP 事前使用許可の使用法」を参照してく
ださい。
コマンドのタイムアウト
icapmodify -a または-d の実行中にコマンドがタイムアウトするときは、アクティブ予定
(Intended Active) と実際のアクティブ (Actual Active) の値が一致しない場合があります。この
不一致を訂正するには、icapmodify -s を実行してください。
OA syslog の警告メッセージにある TiCAP の使用期限が間違っている
OA syslog に TiCAP の警告期間メッセージが表示される場合、コンプレックスは警告期間中で
す。TiCAP の使用期限がこのメッセージに正しく記録されていない場合は、icapstatus コマ
ンドの出力にある TiCAP の使用期限を参照してください。
注記: ファームウェアバージョン 3.6.48 以降が HP Integrity Superdome 2 にインストールさ
れている場合、使用期限日が OA syslog と電子メールメッセージの両方に表示されますが、実
際の使用期限は表示されません。
低レベル WBEM エラー (HP-UX)
稀にですが、高負荷のシステム、特に多数のパーティションを持つシステムでは、以下のエ
ラーが発生することがあります。
ERROR: The following low-level WBEM error occurred:
Empty HTTP response message.
または
ERROR: The following low-level WBEM error occurred:
Locking or unlocking the target failed.
これらのエラーは、コンプレックス内のさまざまなパーティション間でシステムリソースの要
求が競合して発生します。これらのメッセージが表示されたら、Instant Capacity の操作をもう
一度実行してみてください。
OA を再起動すると古い監査スナップショット情報が更新される
メモリおよびプロセッサーの交換または修理後も、アクティブ OA には古いハードウェアリ
ソース情報が保持されています。この場合、監査スナップショット情報を更新するには OA を
再起動する必要があります。
Superdome 2 を 16 ソケットから 32 ソケットにアップグレードするためにコー
ドワードを作成する
ハードウェアをアップグレードする前に、16 ソケットシステムで OA または HP-UX から
icapstatus -s を実行し、iCAP ポータル http://www.hp.com/go/icap/portal でアップグ
レードコードワードを作成する必要があります。Upgrade Codeword をクリックすると、
既知の問題
13
Create Superdome 2 codeword for 16-socket to 32-socket Upgrade ウィザー
ドを起動できます。
アップグレードコードワードは、物理的なアップグレード作業の後で適用する必要がありま
す。
GiCAP の既知の問題 (HP-UX)
スタンバイ GM の追加中のエラーの解決
スタンバイ GM の追加中に、Superdome 2 メンバー用の証明書の交換が失敗する可能性があ
ります。これは、GM にメンバーを再度追加することで 解決できます。
GiCAP メンバーの再度追加中のエラーの処理
メンバーを GM に再追加するときに、アクティブ GM とスタンバイ GM の両方から以下の手
順を実行する必要があります。メンバー(グループの最初の方の部分のメンバー)を削除して
再追加するときに実行する手順と同じです。
1. cimtrust -l コマンドを実行して、GM (AGM および SGM) で使用できる証明書のリス
トを表示します。
2. メンバーの OA 証明書に現れる Common Name (共通名) を含んでいる証明書を探します。
OA CLI で SHOW OA CERTIFICATE を実行すると、メンバーの OA 証明書情報を取得で
きます。
3. cimtrust -r -i <Issuer> -S <Subject> コマンドを実行して、証明書を削除します。Issuer と
Subject の情報は、cimtrust -l の出力から取得してください。
icapmanage -s の出力で共有権の値が負になる
いずれかのメンバーに対する差し押さえ操作の実行後に icapmanage -s の出力で共有権の
値が負になる場合は、GM に対して icapmanage -s を実行してください。
高速アップデート中に icapmanage によって一貫性のない値が報告される
グループの高速アップデート中 (たとえば、gWLM の負荷バランス中) にコマンド icapmanage
-s を実行すると、各メンバーに割り当てられている貸出と借入の数の合計が合わないことが
あります。ステータス報告処理では各メンバーが順番に確認されることから、グループメン
バー間でリソースの再割り当てが同時に行われると、レポートに途中の状態が反映されること
があるためです。この状態が発生した場合は、グループが静止状態にあるときにステータスコ
マンドを再度実行してください。
スタンバイグループマネージャーが障害になった場合の削除
スタンバイグループマネージャーが障害になり、その GM を削除した場合 (アクティブグルー
プマネージャーでコマンド icapmanage -r -S を実行します)、その後、障害になったシス
テムをブートすると、そのシステムは自身がまだスタンバイグループマネージャーであると認
識します。この状況は、グループの残りのシステムがそのシステムをスタンバイマネージャー
であると認識していない場合でも発生します。再度スタンバイにするには、アクティブグルー
プマネージャーでコマンド icapmanage -a -S を実行します。しかし、すでに別のスタンバ
イグループマネージャーがある場合や、残っているスタンバイ情報を削除するだけにしたい場
合は、cimprovider を停止し、障害になったシステムから GiCAP データベースを削除する必要
があります。スタンバイ情報を削除するグループマネージャーで次のようなコマンドを実行し
ます。
icapmanage -s # verify that this is the *obsolete* standby system
cimprovider -d -m HP_GiCAPProviderModule
rm /etc/opt/iCAP/GiCAP_db
14
HP Integrity Superdome 2 とダイナミックコアをサポートする HP Instant Capacity リリースノート
重要: 上記の一連のコマンドを実行すると、GiCAP データベースが完全に削除され、グルー
プメンバーが「親のない」状態になるため、グループのアクティブグループマネージャーと
なっているシステムでは実行しないでください。
無効なスタンバイグループマネージャーを指定すると icapmanage がハングアップす
る
icapmanage -a -S コマンドを使ってスタンバイグループマネージャーを追加するときに
は、アクティブグループマネージャー自体をスタンバイとして指定することはできません。
icapmanage コマンドを実行したシステムのホスト名と同じホスト名を指定すると、
icapmanage コマンドによってそれが検出され、エラーが表示されます。ただし、icapmanage
コマンドを実行している OS インスタンスの代替ホスト名を指定すると、コマンドがハング
アップします。
分裂した GiCAP グループ
アクティブグループマネージャーのシステムが使用できなくなった場合、管理者は、
icapmanage -Q コマンドを使って、いつでもスタンバイグループマネージャーにグループ操
作の制御権を渡すことができます。これは、定期的に行うこともできますが (動作中のアクティ
ブグループマネージャーを保守作業のためにシャットダウンする場合など)、通常は、アクティ
ブグループマネージャーが障害になるか、ネットワーク障害でグループメンバーと通信できな
くなった場合に、このコマンドを実行します。スタンバイマネージャーが制御を受け取ると、
すべてのメンバーと現在のアクティブグループマネージャーに通知しようとします。しかし、
障害が発生していると、icapmanage -Q コマンドから、アクティブグループマネージャー
や、そのマネージャーが管理しているグループの一部のメンバーと通信できない可能性があり
ます。そのような状況が発生すると、以前のアクティブグループマネージャーは制御の変更を
知らないまま、アクティブに留まってしまいます。これは、分断 (または分裂) した GiCAP グ
ループと呼ばれます。分裂したグループを修復したり管理する方法の詳細は、icap(1M) マン
ページまたは『HP Instant Capacity(iCAP)バージョン 10.x ユーザーガイド』(http://
www.hp.com/go/hp-icap-docs にあります)の「グループマネージャーのフェイルオーバーの
留意事項」の項を参照してください。
icapstatus の貸借の値
特定の状況下では、GiCAP グループのメンバーに対し、icapstatus コマンドから想定され
る値の変更が反映されていない貸借状況の値が報告されることがあります。これは、メンバー
システムから使用権が解放されているのにもかかわらず、グループ内の別のメンバーシステム
からまだ割り当てられていない (つまり、要求されていない)、という場合に発生します。
icapmanage -s -v コマンドは、グループマネージャーで管理されているリソースを表示し
ます。コア使用権数が間違っているように見える場合でも、実際の icapmodify 操作の結果、
コア使用権は正しいメンバーに移動します。
vparmodify を実行すると、TiCAP 事前使用許可フラグに関係なく TiCAP がアクティブ
になる
vparmodify を使用してコアの使用開始が試みられているときに、あるメンバーが何らかの理
由でアクティブ GM と通信できない場合、TiCAP 事前使用許可フラグに関係なく TiCAP コア
が暗黙的に使用されることがあります。この症状は、同じ状況下で同じ vPar に対して
icapmodify を使用した場合には発生しません。
複数の OA を誤った順序で含むメンバーを追加する
icapmanage コマンドでメンバーを追加するときに、アクティブ OA とスタンバイ OA の両方
のホスト名を指定できます。
アクティブ OA の後にスタンバイ OA を指定する必要があります。スタンバイ OA の後にア
クティブ OA を指定して icapmanage コマンドを指定しても、実際にはエラーメッセージは
既知の問題
15
表示されません。ただし、icapmanage -s コマンドを実行すると、そのメンバーが追加され
なかったことが示されます。
icapmodify を実行すると、GiCAP グループメンバーの「解析エラー」が発生する
icapmodify を実行すると、次のエラーメッセージが表示される場合があります。
Parse error at line 1: unknown encoding.
この問題を回避するには、そのメンバーをグループから一旦削除した後に再追加します。
TiCAP 警告期間の操作が TiCAP プリフェッチの発生時に実行されない
一定の量の TiCAP リソースが 1 つ以上のメンバーから別のメンバーに移動された場合、提供
した側のメンバーの TiCAP 残量が構成された TiCAP 警告期間を下回る可能性があります。こ
の場合は、OA syslog 通知も電子メール警告通知も送信されません。
グループ内の temporary capacity の報告
グループマネージャーが個別のメンバーに迅速に配布するために temporary capacity を保持す
る場合があります。これには予期しない結果になることがあります。たとえば、icapmanage
-s コマンドを実行して報告されるグループの temporary capacity の合計が、グループメンバー
に報告される個々の temporary capacity の残量の合計を上回っている場合があります。あるい
は、使用開始要求がエラーになった場合でも、temporary capacity があるメンバーシステムか
ら別のメンバーシステムに移動される場合があります。あるグループの temporary capacity
は、そのグループのすべてのメンバーで使えるようにプールされるのが普通です。そのため、
icapmanage -s コマンドを実行して報告される値がグループ全体の temporary capacity の実
際の残量となり、グループ内のすべてのメンバーからいつでも使用することができます。バー
ジョン 8.02 以降の詳細表示オプション (-v) は、特にグループマネージャーで管理される TiCAP
残量など、詳しい情報を表示するように拡張されました。
自動的なマルチホーミングはサポートされない
GiCAP は自動マルチホーミング (ホストで複数の NIC と IP を使用) をサポートしていません。
メンバーに対するコンタクトは、常に、そのメンバーをグループへ追加するときに指定された
ホスト名 (またはホスト名のリスト) を使用して行われます。また、メンバーがグループマネー
ジャーと通信するときも、必ずホスト名を通して行われます。そのため、メンバーからホスト
名を通してグループマネージャーに到達できないと、そのメンバーはグループに参加できませ
ん。
グループマネージャーのハードウェアをアップグレードする際の留意事項
グループマネージャーシステムでハードウェアをアップグレードする場合は、UUID とパーティ
ション情報をシステム上に保存する必要があります。
AGM が SGM のステータスを取得できない場合、SGM はアクティブ GM として表示されま
す。
(ネットワークに到達できない、cimserver がダウンしている、cimserver が指定時間内に応答
しない、HP_GiCAPProviderModule が応答しないなどの理由で)AGM が SGM のステータス
を収集できない場合、AGM は SGM もアクティブ GM であると仮定します。そして、これは
分裂したグループにも当てはまります。この問題が解決されない場合は、SGM で cimserver が
良好に動作し、AGM から到達可能であることを確認してください。
OA フェイルオーバーの場合に、GM とメンバーの間の接続が失われる
OA フェイルオーバーの際(ENCLOSURE_IP_MODE がメンバー OA で有効でない場合)、GM
は新しいアクティブ OA のホスト名または IP アドレスを認識しません。この問題を解決する
には、以下を行います。
1. AGM と SGM の両方で古いアクティブ OA の証明書を cimtrust から削除します。
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HP Integrity Superdome 2 とダイナミックコアをサポートする HP Instant Capacity リリースノート
2.
3.
4.
5.
アクティブ OA とスタンバイ OA の IP アドレスを交換します。TCP セッションが切断さ
れる前にリモートシステムからこの操作を実行できない場合は、シリアルポートを使って
システムを各 OA CLI に接続して操作を実行する必要があります。
IP アドレスを再構成したら、メンバーをグループから削除します。
メンバーを再追加します。
icapmanage -s を GM で実行して、メンバーの到達性を確認します。
注記: OA フェイルバックポリシーを適用している場合は、前述の手順を実行する必要はあ
りません。
既知の問題
17
2 サポートと他のリソース
ご連絡の前にご用意いただく情報
ご連絡いただく前に、次の情報をお手元にご用意ください。
•
ソフトウェア製品名
•
ハードウェア製品のモデル番号
•
オペレーティングシステムの種類とバージョン
•
該当するエラーメッセージ
•
他社製のハードウェアまたはソフトウェア
•
テクニカルサポートの登録番号(該当する場合)
HP への連絡方法
次の方法で HP のテクニカルサポートに問い合わせてください。
•
「Contact HP Worldwide」の Web サイトで問い合わせ方法を確認してください。
http://www.hp.com/go/assistance
•
次の HP Support Center の Web サイトにある[HPに問い合わせ] メニューの中のオプショ
ンを使用してください。
http://www.hp.com/go/hpsc
•
米国では、+1 800 334 5144 に電話で問い合わせてください。このサービスは、休日な
しで 24 時間ご利用いただけます。品質向上のため、お電話の内容を録音またはモニター
させていただくことがあります。
ソフトウェアテクニカルサポートとアップデートサービスへの登録
Instant Capacity には、1 年間、24 時間年中無休のソフトウェアテクニカルサポートおよびアッ
プデートサービスが含まれています。このサービスは、ソフトウェアの実装および操作に関す
る問題を解決するための支援情報についての HP テクニカルリソースへのアクセスを提供しま
す。
このサービスはさらにソフトウェアアップデートおよびリファレンスマニュアルへのアクセス
を提供します。電子ライセンスの使用権を購入した場合、電子アップデートが利用できます。
このサービスの登録は、ライセンス証明/ライセンスキーをオンラインで引き換えた時点で行
われます。
ソフトウェアテクニカルサポートとアップデートサービスの使用方法
ソフトウェアのアップデートがリリースされると、最新版のソフトウェアおよびドキュメント
を入手いただけます。ソフトウェアアップデートおよびライセンスのポータルは、HP ソフト
ウェアサポート契約に基づく製品のソフトウェア、ドキュメントライセンスアップデートへの
アクセスを提供します。
このポータルには HP Support Center からアクセスできます。
http://www.hp.com/go/hpsc
プロファイルを作成し、サポート契約をプロファイルにリンクした後で、http://www.hp.com/
go/hpsoftwareupdatesupport にあるソフトウェアアップデートおよびライセンスのポータルを
参照し、ソフトウェア、ドキュメントおよびライセンスアップデートを取得してください。
18
サポートと他のリソース
保証情報
不具合のある提供メディアは、購入日から 90 日間は交換が可能です。この保証はすべての
Instant Capacity 製品に適用されます。
HP 製品販売店
最寄りの HP 製品販売店は、次の方法で調べることができます。
•
米国内の場合は、「HP U.S. Service Locator」Web サイトを参照してください。
http://www.hp.com/service_locator
•
他の地域では、「Contact HP Worldwide」の Web サイトを参照してください。
http://www.hp.com/go/assistance
ドキュメントについてのご意見・ご質問
このドキュメントについてのお客様のご意見をお待ちしています。製品ドキュメントに関する
ご意見、ご提案は、以下のアドレスまでお寄せください。
[email protected]
コメントや誤訳、改善に関する提案がございましたら、ドキュメントタイトルおよび製造製品
番号とともにお知らせください。お客様からのご意見はすべて当社にとっての貴重な資産とな
ります。
表記規約
本書では、次の表記規約を使用します。
『マニュアル名』
マニュアルのタイトルです。Web では、マニュアルの
ハイパーリンクになる場合があります。
Command
コマンド名またはコマンド句。たとえば、ls -a。
Computer output
コンピューターが表示する情報です。
Ctrl+x またはCtrl-x
Ctrl キーを押しながら、x キーを押すことを示します。
環境変数
環境変数の名前、たとえば、PATH です。
Key
キーボードのキーを表します。Return および Enter は、
どちらも同じキーです。
Term
用語集ではなく、文書の文中で定義される用語です。
User input
入力するコマンドなどのテキスト文字列を示します。
Replaceable
実際の値を代入するプレースホルダーの名前です。
[]
コマンド構文では、この中にオプションの内容が含まれ
ます。
{}
コマンド構文では、この中に必須の内容が含まれます。
|
選択肢のリストを区切ります。
...
前の要素を 1 回以上繰り返すことができることを示しま
す。
警告
理解していない場合や従わない場合に外傷につながる可
能性がある、重要情報への注意を呼びかけます。
注意
内容を理解しないまま作業を行った場合、またはその指
示に従わなかった場合に、データの損失や破壊、ハード
ウェアまたはソフトウェアの損傷を引き起こす可能性が
ある重要な情報について注意を促す警告です。
重要
重要な情報について注意を促す警告です。
HP 製品販売店
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注記
追加情報または補足情報を示す警告です。
ヒント
有用な情報を提供する注意です。
サポートと他のリソース