平 成 24 年 度 事 業 計 画 (経理単位名) 学校法人 東京医科大学本部 各施設における主な事業計画 1. 法人本部 ① 中期経営計画の策定 ② 財政基盤の強化 ・外部資金(補助金、寄付金、受託研究費等)の獲得強化 ・創立100周年事業に向け募金委員会を中心とした募金活動を実施 ・資金運用の効率化(限られた資金での効率的な運用の検討・実施) ③ 機器備品及び医療関係経費の購入方法の改善 ・教育研究用機器備品、診療用機器備品及び医療関係経費の一括購入・競争入札など調達方法の 合理化推進による経費の削減 ④ 再生プロジェクトの推進 ⑤ コンプライアンス講演会の実施 ⑥ 全学的な広報体制の構築(各キャンパスに広報担当を置き、経営企画室が統括) ⑦ 本部・大学ホームページの全面リニューアルなどによる情報発信の活発化 ⑧ 職員の人事評価制度の段階的導入 ・評価制度の導入における教育研修と基準の策定 ⑨ 給与制度の見直しと検討 ⑩ 障害者雇用の推進 ⑪ 経費削減対策として、施設間接続回線の更新を検討 ⑫ 情報セキュリティ対策として、個人情報保有状況の各部署立入調査の実施 2. 西新宿キャンパス建設本部 ① 西新宿キャンパス再開発整備事業 ・新教育研究棟の建設工事(平成23年度着工) ・関係行政機関、地権者等との協議 ・新大学病院建設に関するNHP(ニューホスピタルプロジェクト)による検討および設計着手 3. 看護学科設立準備室 ① 医学部に看護学科(4年制)を平成25年4月設置に向けて準備 ② 文部科学省に設置認可申請、寄附行為変更認可申請及び看護師学校・保健師学校の指定申請を提出 ③ テニスコート及び講義棟跡地に看護学科棟5階建(延床面積3,880㎡)を建築 ④ 大学設置基準に則った教員組織、カリキュラムの編成 ⑤ 教育環境整備(実習用備品、図書、視聴覚機材等) ⑥ 学生募集活動、入試選抜の検討、ホームページ等による広報活動 4. 東京医科大学 (1) 学事関係 ① 海外教育交流校及び姉妹校への学生派遣、受け入れの推進 ② E-ラーニングの推進 ③ 教員の能力開発に関するワークショップの開催 ④ 入学時オリエンテーションの拡充 ⑤ 医師国家試験対策の強化として第6学年夏期・冬期強化授業及び特別補講授業の継続実施 ⑥ 学籍管理システム導入後の問題点を整理検討し、業務改善を推進 ⑦ 大学院医学研究科医科学専攻(修士課程)の設置認可申請 (2) 研究関係 ① 公的研究費の獲得強化 ② 公的研究費における研究者支援の充実 ・公的研究費管理システムの拡充 ・効率的な研究費執行手順化の策定 ③ 公的研究費の適正な管理・運用の強化 ・研究支援室のホームページの充実 ・研究費使用ルールの周知徹底 ・不正防止策の検討 (3) 施設設備の充実 ① 施設関係 ・記念会館地下道場サッシ取替等工事 ・第九校舎内装等改修工事 ・教育研究環境整備(新任主任教授就任3講座) ・グラウンド人工芝緑化プログラム ② 設備関係 ・HSオールインワン蛍光顕微鏡 BZ-9000 ・飼育管理用大型オートクレーブ ・電動式移動棚マルゼンビーリード及びスタック 情報システム設備の拡充 ・学生用認証サーバ構築(学生教育環境拡充) ・学外用Webメールサーバ構築 ・CGIサーバ構築(ホームページサーバの機能追加) ・ウイルスセキュリティサーバ機器更新 5. 東京医科大学病院 (1) 病院の経営改善方針(ビジョン・戦略等の重点目標) 安全・安心を確保し、大学病院として急性期医療に力点を置いた病院経営を目指す。 そして入院・外来のいずれにおいても、地域の医療機関との連携・結束を強める。 病院経営の観点では、延入院患者数よりも新入院患者数が医療収入への関与因子として有意に 影響が大であり、そのためには入院治療が必要な患者さんのニーズに応じるべく院内リソースを 合理的に活用する。 また、医療機関として、医学生・研修医はもとより、多様な教育ニーズに応える体制整備をは かる。 一方、医療経費の削減には法人全体として対応し、この方針に沿った合理的経営の確立を目指 す。 (2) 安全管理・診療体制の充実 ① 安全管理体制の向上 (ポケットマニュアルの見直し、医療安全ハンドブックの発行) ② 計画的な病床運営の実施 (病床連絡会の積極活用) ③ 高度医療サービスの充実 (ロボット手術支援センターによる新たな医療技 術の普及・術者の育成) ④ 臨床指標の整備 (患者満足度の向上) ⑤ 施設基準の見直し (診療報酬改定に伴う施設基準の的確な対応) ⑥ がん診療連携拠点病院の役割遂行 (質の高いがん医療の提供) ⑦ 病院情報システムのリニューアル (新オーダリングシステムへのスムーズな移行) ⑧ 新教育研究棟新築工事へのバックアップ (新築工事に対する協力体制の堅持) (3) 医療収入の増収策・経費の削減策 ① 医療収入の増収策 ・各診療科での患者数目標値の設定・管理 (入院・外来) ・地域医療連携病院への訪問体制の強化 (外来) ・新入院患者の獲得努力 (入院) ・先進医療におけるダヴィンチSによる手術支援強化 (入院) ・肝切除手術における画像支援ナビゲーション手術の活用 (外来) ② 経費の削減策 ・法人ベースでの医療材料の品目統一による医療経費の削減 ・委託業務総合管理の推進による経費削減 ・契約電力の見直し及び電力使用量の削減 (4) 施設設備の充実 ① 施設関係 ・本館3階外来改修工事 ・本館電気室受変電設備改修工事 ・本館外来部門誘導灯取替工事(長時間型LED) ・第一研究教育棟空調設備更新工事 ② 設備関係 ・病院情報システム更新 ・X線組み合せ型SPECT装置更新 ・電動リモートコントロール低床ベッド更新 ・多目的X線透視撮影装置更新 ・Magnetom Symphony 1.5T MRI更新 ・体外衝撃波結石破砕装置更新 ・ダヴィンチSサージカルシステム増備 6. 東京医科大学茨城医療センター (1) 病院の経営改善方針(ビジョン・戦略等の重点目標) 地域の医療関係機関、行政、住民と適切な連携をとり、地域医療への貢献を実践し、がん診療 連携拠点病院、肝疾患診療連携拠点病院、2次救急指定病院、周産期救急医療協力病院として、 4疾患5事業に今後も積極的に取り組む現状の政策医療の継続と、さらなる地域医療連携を一層 推進し、在宅をも含めた地域包括医療システムの構築、開業医とのコミュニケーションの活発化、 地域連携パスの推進を図る。 (2) 安全管理・診療体制の充実 ① 安全性の向上 (安全管理マニュアル遵守) ② 政策医療の継続 (4疾患5事業への積極的取り組み) ③ 地域医療連携の推進 (連携医療機関・医師会との連携強化、地域連携パスの導入、紹介 率・逆紹介率の向上) (3) 医療収入の増収策・経費の削減策 ① 医療収入の増収策 ・HCU設置による増収 (入院) ・麻酔管理料の算定 (入院) ・急性期看護補助体制加算の増収 (入院) ・薬剤管理指導料・管理加算の増収 (入院) ・冠動脈CT検査の増加 (外来) ② 経費削減策 ・手術室コスト管理システムの導入 ・省エネルギー対策の継続 (4) 施設設備の充実 ① 施設関係 ・HCU設置改修・救命救急医療棟(仮称)新築工事 ・南病棟1階改修・屋上防水改修工事 ・人工透析棟改修工事 ・中央病棟外壁・屋上防水改修工事 ・教育研究棟1階耐震補強工事 ② 設備関係 ・HCUモニター等機器 ・多人数用透析監視装置 ・マルチスライスX線CT装置 ・眼科手術用顕微鏡 ・内視鏡システム観測装置 ・電動リモートコントロールベッド 37台 ・病院情報システムサーバー・プリンタ更新 7. 東京医科大学八王子医療センター (1) 病院の経営改善方針(ビジョン・戦略等の重点目標) 「患者さんと共に歩む医療」、「頼りになるセンター」、「東京医科大学の職員としての誇り」 を基本理念に、患者さまとの信頼関係を築き、誠実で安全な開かれた医療の提供と良質な先進医 療を実践し、地域中核病院としての地位向上を目指す。さらに、大学の附属病院として、高度な 医療の提供をするとともに、教育研修病院としての機能の充実を図る。 また、地域医療連携の推進強化と急性期病院としての使命を果たし、医療の安全と質の向上を 目指すとともに診療体制の充実、さらにDPCの適正運用と救命救急病棟の再編により医療収入 の増収を図る。経費の削減においては、医療経費及び委託業務等の契約見直しや効率的な物品管 理を可及的速やかに実施することにより削減を図る。 (2) 安全管理・診療体制の充実 ① 医療事故の防止 (医療安全への啓発活動) ② 優しい医療の提供 (患者参画医療の実践) ③ 感染症科の設置 (診療体制・院内感染対策の強化・充実) (3) 医療収入の増収策・経費の削減策 ① 医療収入の増収策 ・DPCの適正運用による増収 (入院) ・入院患者数の確保 (入院) ・救命救急入院料の増収 (入院) ・医師事務作業補助加算による増収 (入院) ② 経費の削減策 ・効率的購入の推進 ・ジェネリック薬品への切り替え並びに使用の促進 ・省エネルギー対策の推進 (4) 施設設備の充実 ① 施設関係 ・A館電気室変圧器更新工事(第二期分) ・救命救急病棟再編工事 ・中央監視装置更新工事(第一工区分) ② 設備関係 ・放射線画像情報システム(第一期)更新 (PACS、RIS、Report、地域医療連携他) ・FPD搭載多目的血管撮影システムの更新 ・人工呼吸器(4式)の更新 ・核医学診断検査装置(PET/CT)の導入 8. 東京医科大学看護専門学校 (1) 重点目標 教育理念・目的に基づき、質の高い教育の提供を行い、社会に貢献できる質の高い卒業生を育 てる。 (2) 学事関係 ① 教育の質向上に向けた評価 ・新カリキュラム完成年度である昨年度の学校評価・教員評価の適切な活用 ・教育活動の自己点検・自己評価の可能な範囲での継続実施 ② 看護師国家試験対策の強化継続 ③ 本学大学病院への入職者増加および卒業生の定着に対する支援 (関係部門との連携・協力体制の継続強化) ④ 教育の質向上のための教育研究・研修の充実に向けた支援 ⑤ 看護学科設立関係活動との連携・協力 (3) 管理関係 ① 学生に関わる教育環境の充実のための取り組み (教室内装、学生ロッカー等) ② 教職員に関わる組織機能の適正化・効率化と職場環境改善のための取り組み ③ 質の高い受験者増加に向けた取り組み ・ホームページの内容および運営の充実継続 ・学校説明会、見学会の充実 ・高校、予備校へのアプローチ強化 ・中高校生の学校見学の積極的導入 ・入試方法の検討 ④ 看護専門学校50周年記念行事の準備 (4) 施設設備の充実 ① 施設関係 ・教室他看護専門学校施設内の内装 9. 東京医科大学霞ヶ浦看護専門学校 (1) 重点目標 看護職として必要な専門知識および看護技術を身に付けることはもとより、母体となる茨城医 療センターでの実践的実習の中で、教養を高め、迅速な判断力を養い、倫理観を備え調和のとれ た人格の形成を行うことに力点をおき、厚生労働省が推奨する「チーム医療に資する看護師」の 育成を図る (2) 学事関係 ① 教育の質の向上および効果的評価による授業改善 ・評価体制の整備、評価方法の見直し (授業評価の実施、評価結果のフィードバック、実習施設との連携強化、 卒業時看護技術到達度に基づく技術演習の参観体制) ・臨床実習現場における一般教養学教育の推進 ・「職域を超えた連携」の重要性の習得に向けた積極的な取り組み ② 看護師国家試験合格率の向上 ・国家試験対策指導体制の整備・強化 ③ 本学への就職率向上および卒業生定着に対する支援 ・大学関係機関との連携および協力体制の強化(本学看護学科等への編入等の検討) ・進路ガイダンス、就職説明会(認定看護師による経験談)の実施 ・卒業生の動向・就職先評価の把握 ④ 教職員教育の充実 ・教職員の指導技術の向上(指導法検討会等の実施) ・看護学士取得への修学支援 (3) 管理関係 ① 質の高い学生の確保・受験者の質の向上 ・効果的な学校PR・募集方法の実施(ホームページ改善、オープンキャンパスの充実) ② 学習環境の改善 ・図書室の蔵書数増加、利用率向上 ・病院施設・教室の有効活用
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