しょうはい 大会等で表彰される団体や個人が受ける 賞 牌 のいろいろ TROPHY もとは古代ギリシア・ローマ時代の戦勝記念標をいい、戦利品(鎧・兜・盾など) 、戦利品飾り、 戦勝記念物なども含めて称した。のち競技の優勝者に授与する賞牌をいうようになり、優勝旗、 メダル、カップ、盾その他の賞品を総称するに至って、現在ではあらゆる分野の競技にトロフィ ーの授与がみられる。一般に知られるのは運動競技のトロフィーで、台座上に競技の内容を表す 彫像をつけたものが多いが、競技の種類により、形状はさまざまである。 ○ 優勝旗 優勝旗とは、あらゆる競技の大会で優勝した者や団体に、その名誉を表彰し、授ける旗であ る。優勝旗は次回の大会まで、優勝した者や団体の代表が保持することになり、次回の大会が 開催されると返還することになる。 ○ PENNANT ペナントとは、細長い旗の一種である。細長い二等辺三角形をした「長三角旗」が多いが、 長方形、台形、燕尾形(先が二又に分かれた形)などもある。日本プロ野球や大リーグでは、 優勝旗にペナントが使われ、優勝ペナントと呼ばれる。リーグ戦を、ペナントを奪い合うこと から、ペナントレースと呼ぶ。 優勝トロフィーなどに歴代の受賞記録などを書いて結びつけるのに、非常に細長い長方形の ペナント型のリボンが使われる。 ○ MEDAL メダルは、金属板に何らかの意匠を施したものである。コインは、貴金属を通貨として利用 する上で、ニセ金貨など公正性を欠くようなものが出回るのを予防する観点から意匠が凝らさ れる。メダルの場合は、褒賞として与えられる記念品であることから、元来の意味からすれば、 鋳潰して貴金属の資源的価値に還元される必要も無い。このため、メダルの意匠は、偽造防止 を目的としたコインの意匠とは異なり、賞を記念した、独自の意匠が凝らされるのが常である。 また、リボンなどで装飾されたものが見られる。 金メダルは、スポーツや音楽などの競技会・コンクールにおいて、各部門中、最も優秀な成 績をあげた個人または団体に対し、その栄誉を称え授与される賞牌である。 ○ CUP 優勝者に贈られる杯状の記念品。優勝杯。また、それをかけた試合のこと。 (例:中央競馬 の NHK マイルカップやサッカーのワールドカップなど) ○ 楯 賞の受賞者や競技の優勝者に楯を与える事がある。このような楯は「表彰楯」あるいは「優 勝楯」という。この場合は木偏なしの『盾』表記を使う事もある(表彰盾・優勝盾)。イタリア のサッカーリーグセリエ A で優勝することを「スクデットを取る」というが、この「スクデッ ト」も楯を意味する。 ○ その他 チャンピオンベルトやチャンピオンリングなどがある。
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