平成27年度 特別研究員説明会

平成27年度
特別研究員説明会
2015.2.12 大岡山
2015.2.13 すずかけ台
研究企画課研究推進グループ
Mail
:[email protected]
電話
:03-5734-3806(内線 7221, 7610)
受付時間:8:30 17:15(12:15 13:15は昼休み)
事務室 :事務局2号館 2階
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配布物・必要な資料
【受付で配布したもの】
 アンケート
【持参していただいたもの】
 特別研究員 遵守事項および諸手続の手引
(http://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_tebiki.html)
 説明会資料
 行動規範パンフレット
 アクセスカード発行手続きについて
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特別研究員制度とは
特別研究員制度は、我が国トップクラスの優れた若手研究者に対
して、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究
に専念する機会を与え、研究者の養成・確保を図る制度です。
凡例
D C ・・・DC1, DC2
P D ・・・SPD, PD, RPD
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これから2種類のお金を使用し研究遂行します。
 研究奨励金
月々の「給与」のようなもの
銀行口座に振込。毎月20日(4,5月分はまとめて5月に支給)
 科研費 ( 特 別 研 究 員 奨 励 費 )
科研費 ( 特 研 費 ) の応募資格が与えられます。
研究遂行のための国からの補助金 東 工 大 に 振 り 込 ま れ 、 大 学 で 管 理
・補助金適正化法(法律)
・科学研究費補助金取扱規則(JSPS規則)
・東工大の会計基準(所属研究機関の規則)
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特別研究員制度について
(第一部
資格編)
5
特別研究員の遵守事項に
ついて
1
6
D C
以下の6つの遵守事項を守ってください。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
P D
特別研究員以外の身分を持たないこと
特別研究員の義務を遂行すること
研究上の不正行為を行わないこと
研究費の不正使用を行わないこと
他の機関からの資金援助を受けないこと
その他、公序良俗に反する行為を行わないこと
手引き p.1
1.特別研究員以外の身分を持たない
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D C
P D
特別研究員は、原則として
特別研究員以外の身分を持つことができません。
就職が決まった場合には、特別研究員を辞退する必要があります。
例外:OKなこと
 東工大の大学院生の身分をもつこと
 東工大特別研究員 等 の身分をもつこと
D C
※東工大の研究施設を利用するために必要、などの理由がある場合
※報酬を得ることなく、研究課題遂行に必要であり、研究専念義務を妨げない身分
注:
特別研究員は、日本学術振興会との雇用関係がありません。
東工大とも雇用関係がありません。
手引き p.2
8
2.特別研究員の義務を遂行すること
D C
P D
特別研究員には研究専念義務があります。
特別研究員は、出産・育児に係る採用中断の扱いを受ける場合を
除き、申請書記載の研究計画に基づき研究に専念しなければなり
ません。
 年度末および特別研究員の採用期間終了後には、
速やかに研究報告書を提出しなければなりません。
手引き p.2
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D C
※採用期間中の報酬の受給
P D
原則として採用期間中に報酬を受給することは
禁止されています。
アルバイトはできません。
例外:報酬を受給してもOKな場合
1. 研究成果を公表することに伴い生じる著作権料
2. 日本の大学、短大、高専における非常勤講師( 週 5 時 間 以 内 )
3. 東工大でのTA、RA ( 将 来 教 員 ・ 研 究 者 に な る た め の ト レ ー ニ ン グ 。 週 5 時 間 以 内 )
4. 副賞等使途の定めのない援助について
D C
日本学術振興会からの「研究奨励金」以外の収入を得た場合には、
各個人で確定申告を行ってください。
手引き p.4
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3,4.不正行為、研究費の不正使用を行わない
研究費不正使用及び研究不正の防止のための教職員向け研修の資
料を熟読しておきましょう。
また、HPにUPしました行動規範パンフレットをよく読んでおいて
ください。
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5.他の機関からの資金援助はNG
D C
P D
国内外を問わず、他のフェローシップ・奨学金
の助成等を受けることはできません。
D C
JASSO (日本学生支援機構) 奨学金、国費留学生の母国からの奨学金
等は、採用開始前までに辞退してください。
D C
大学の授業料に対する援助を目的とする助成金で所属大学(大
学の基金も含む。)によるものは例外的に認められています。
授業料免除制度
http://admissions.titech.ac.jp/admission/support/exemption.html
手引き p.4、5
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5.他の機関からの資金援助はNG
D C
D C
他の競争的資金や、財団からの研究助成金 等を受給する
ことはできません。
手引き p.5、18、33
※他の研究費への応募について
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P D
H25年度より、PDの科研費 ( 特 別 研 究 員 奨 励 費 ) 以外の研究費への
応募・受給が可能になりました。
研究費に応募し、採択された場合には、必ずお知らせください。
満たすべき条件





特別研究員の研究課題の研究遂行に支障が生じないこと
受給する研究費が特別研究員の研究課題と同一でないこと
研究費を助成する制度が特別研究員による受給を認めていること
東工大において受給すること
研究開始時には、JSPSに届け出を出すこと
(特別研究員研究費受給届)
手引き p.5、18
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D C
※旅費の支給は受けてもOK
P D
基本的にはご自身の研究奨励金と科研費の中でやりくりしていた
だくことになりますが、研究課題遂行に必要な場合に限り、研究
機関の旅費関係規定に基づく旅費(実費相当分)を受給すること
が例外的に認められています。
(例)
受入教員の科研費から旅費を支給してもらう。自分の研究とも重
複している部分があり、研究課題遂行のためにもなるので、受入
教員の科研費の内容の調査のため渡米。
手引き p.4
採用内定にあたって
必要な手続き
(その他)
15
2
16
D C
保険、年金について
P D
健康保険、年金
特別研究員は、各自で国民健康保険・国民年金等に加入の手続を行う必要が
あります。
 国民健康保険への加入の手続:居住する市区町村に問い合わせ
 現在加入している健康保険について:現在入っている健康保険を管轄する
会社、市区町村役所等に問い合わせ
傷害保険
必ず適切な保険に加入してください。
教育研究活動中に被った災害に関して保障する、学研災・学研賠に加入でき
ます。 (学生は加入必須)
 DC1:博士課程への入学手続きをする際に、加入申し込みをしてください。
 DC2:既に加入済み。
 PD :加入を推奨します。各自申し込みを行ってください。
詳細は
http://www.titech.ac.jp/enrolled/disaster/insurance.html
手引き p.30
研究奨励金の支払いと税金の納付について
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D C
P D
研究奨励金は毎月20日に支給されます。
所得税・・・天引きされます。
住民税・・・
1∼12月の間に支給した研究奨励金(課税対象分)の年額等を、
翌年の1月末に、特別研究員の住民登録の住所がある市区町村に
学振が報告します。
市区町村は原則としてこの報告に基づき住民税の納付通知書を本
人宛に送付します。各自納付してください。(5月ごろ)
手引き p.25-27
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D C
※研究遂行経費の非課税申請について
P D
給与所得
20万円−所得税・住民税
課税
非課税
給与所得
14万円−所得税・住民税
研究遂行経費
6万円
本の購入
学会の年会費
旅費・・・
研究奨励金のうちの3割相当額を研究遂行経費として非課税扱い
にすることができます。(年度ごとに変更可能)
ただし、研究遂行経費の支出が研究奨励金額の3割相当額以上となることが確実
に見込まれている場合に限ります。
研究遂行経費の非課税を希望した場合は、支出報告書を別途学振に提出します。
万が一研究遂行経費が3割に満たなかった場合は、所得税が追徴課税されます。
手引き p.25-26
東工大の施設利用について
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P D
アクセスカード
入館、図書館利用、科研費執行・・・に使用するカードです。
(東工大の学生(DC)の場合は学生証があるので不要です!)
申請方法はお手元のレジュメにあります。
発行まで数週間必要なので、お早めに受入教員と相談のうえ申請
ください。
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採用内定後の提出書類
について
3
21
採用時には、3月期・4月期にわけて
書類を提出してください。
 4月9日(木)必着の手続き書類
様式
書類名
採用2
採用時特別研究員受入承諾書
ー
ー
学位取得証明書
単位修得退学証明書
ー
備考
フェローシップ等の)
辞退届の写し
(平成27年度から必要無)
ー
採用9
退職証明書(平成27年度から必要無)
平成27年分給与所得の源泉徴収票
ー
チェックリスト
手引き p.8
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よくある質問
 Q.退職証明はなぜ必要なのですか?
A.特別研究員の遵守事項にあるとおり、特別研究員以外の身分
を持っていないことを確認するためです。
平成27年度より退職証明の提出は必要なくなりました。
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よくある質問
 Q.源泉徴収票とはなんですか?
A.所得税や住民税等の税金は、1∼12月の所得に対して計算
することになっています。
1∼3月分の甲欄適用の給与は、4月以降の「研究奨励金」と
通算して税金の計算をしてもらうこと(年末調整)ができるので、
そのための証拠書類として、源泉徴収票の提出が必要です。
1月
3月
バイト等の
給与(甲欄)
12月
4月
研究奨励金
通算して年末調整
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よくある質問
 Q.私は源泉徴収票提出の対象となっているのでしょうか。
A.前のアルバイト先 等 に次ページの書類を提出している場合は
「甲欄適用」の給与となり、今回学振に源泉徴収票を提出する必要が
あります。
適用されているかどうか
わからない場合は、 勤務先にお問い合わせください。
25
26
よくある質問
 Q.東工大でTA,RA、TRA等をしており、3月いっぱいで
退職します。退職証明と源泉徴収票は、どこで入手すればいいで
しょうか?
 A.以下を参考にしてください。
退職証明
大岡山 人事課職員グループ
(内・2424,7622)
http://www.jinjika.jim.titech.ac.jp/tebiki/honseki.html
すずかけ台 総務課人事グループ
(内・5905,5906,5907)
源泉徴収票
大岡山 人事課給与グループ
(内・7041)
http://www.jinjika.jim.titech.ac.jp/tebiki/honseki.html
※最終の給与支払い日以降の発行です。
http://www.sok.titech.ac.jp/jim/jinji/rirekituiki.html
※退職日以降の発行です。
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採用開始後に
必要な手続き
4
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D C
届け出の基本的な流れ
P D
まずは2か所に電話連絡
・JSPS
・研究推進G
手続きをご案内します。
科研費の手続きについても確認。
学長印が必要な場合は、
研究推進グループへ
学内便でお送りくださ
い。
Post:E3-10
各自、郵送で提出ください。
2, 3日でお返しします。
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以下のような事項が発生したら
D C
P D
学振に届け出が必要です。遺漏ないよう手続きを行ってください。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
学位を取得し、DC→PDに資格変更する
海外渡航する
受け入れ教員が異動する、昇任する
特別研究員を中途辞退する(就職、休学等)
産休、育休をとる
インターンシップ(報酬が発生するもの)
PDが競争的資金を受給する
30
D C
1.学位を取得し、DC→PDに資格変更する
科研費 (特別研究員奨励費) 以外の研究費への応募が可能となります。
また、科研費の研究分担者として科研費を受け取ることも可能と
なります。
留学生の方は、学位取得に伴い「在留資格」の変更が必要です。
入国管理局での手続きには1か月以上かかる場合があります。
早めに対応してください。
手引き p.10
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D C
2.海外渡航する
P D
28日以上の渡航をする場合は、渡航1ヶ月前までに届け出を行ってください。
NG:海外の大学院に学籍をおく渡航(留学)はできません。
通算渡航期間の上限
 SPD
:採用期間の3分の2
 PD, RPD, DC:採用期間の2分の1
ただしDCの「研究指導委託」による渡航は通算渡航期間から除外されます。
渡航が「研究指導委託」にあたるのか不明な場合は、各部局の事務または当グループに確認してください。
渡航の理由
 OK:研究遂行のための渡航 資 料 収 集 、 現 地 調 査 、 学 会 参 加 ・ ・ ・ 等
 OK:研究指導委託のための渡航(DCのみ)
手引き p.13-15
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研究指導委託とは
D C
大学院設置基準第13条に規程された制度です。
 必要な手続きを経て、他の大学院又は研究所において研究指導を受けること
ができます。研究科長の承認が必要。
 研究指導の委託を受けた期間も東工大在籍期間に含めることになり,これに
より課程修了の要件を満たすことができるように認定を受けられます。
http://www.titech.ac.jp/guide/guide_26/graduate/index.html
Ⅰ.履修案内 14 をご参照ください。
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よくあるご質問
 Q.「特別研究員は学生として海外の大学院に在籍する留学はでき
ない」とありますが、
現地でどのような身分で受け入れてもらえばよいでしょうか?
A.学籍上の「留学」の手続きをとるものでなく、海外の大学で
の学位取得を目的とした渡航でなければOKです。
過去には、「特別聴講生」「客員研究員」等として渡航した例があります。
行先によって制度や呼称が違うと思いますので、判断に迷った場合は学振に
直接お問い合わせください。
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海外渡航中の注意事項
 東工大生のための安全な海外渡航の手引き
h t t p : / / w w w. t i t e c h . a c . j p / e n r o l l e d / a b r o a d / p r o c e d u r e s / p d f / t e b i k i . p d f
 東工大では、海外渡航の際の保険について包括契約を結んでいます。
通常より10%程度安く加入でき、万が一事故等に遭った場合、
大学が保険会社に対応を指示できる等のメリットがあります。
利用に関するお問い合わせは留学生交流課まで。
http://www.titech.ac.jp/enrolled/news/2014/028503.html
 海外渡航中に、科研費関係書類の提出をしなければならない場合
があります。国内拠点と協力する等して、提出の準備をお願いし
ます。(押印が必要です。レターサイズは不可です。)
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D C
3.受け入れ教員が異動する、昇任する
P D
(例)
 東工大から他の大学へ移る
 大学院理工学研究科・准教授→大学院理工学研究科・教授
※注意
DCの方は、学籍上の指導教員を受入研究者にする必要があります。
兼担等で、研究所やセンターに研究室がある場合もあると思いますが、
学籍上の指導教員を届け出てください。
手引き p.10
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D C
4.特別研究員を中途辞退する
P D
就職する、休学する、その他研究遂行が難しくなった等の場合
は、特別研究員を中途辞退する必要があります。
注)科研費の扱い
(例)平成27年9月1日∼就職が決まったAさん。科研費の残額が50万円ほど
残っています。
 東工大に研究職で就職する場合
引き続き、東工大で平成27年度いっぱい科研費を執行することができます。
 他大学に研究職で就職する場合
就職先の機関で承認いただければ、平成27年度いっぱい科研費を執行することが
できます。残額の50万円を移管する手続きを行います。
 日本国内の研究機関には所属しない(民間企業や海外研究機関に就職)
科研費の応募資格を喪失するため、廃止もしくは早期終了の手続きを行います。残
額の50万円は国庫に返納します。
手引き p.13
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D C
5.産休、育休をとる
P D
原則として一人の子につき一回。
取得時期によって状況が異なりますので、取得予定の場合はお早
目にご相談ください。
手引き p.15
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D C
6.インターンシップに参加
DCを対象とする、雇用契約に基づくインターンシップへの参加
をする場合は、届け出が必要となります。
判断に迷う場合は、ご相談ください。
手引き p.17
7.PDが特別研究員奨励費以外の
研究費を受給する
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P D
 研究費を受給することになった場合:受給開始の1ヶ月前ま
でに届け出が必要です。
 科研費:交付申請から1か月以内に届け出が必要です。
 研究費受給(配分)額に変更があった場合には、学振に必ず
連絡してください。
手引き p.18-19
40
連絡先
 研究企画課研究推進グループ
Mail
:[email protected]
電話
:03-5734-3806(内線 7221, 7610)
受付時間:8:30~17:15(12:15~13:15は昼休み)
事務室 :事務局2号館 2階
 日本学術振興会 研究者養成課
電話:03-3263-5070 採用前の募集・採用手続関係
電話:03-3263-4998 身分・研究奨励金・海外渡航関係 等
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