顧客から証明書発行の申請を依頼されたら 生産性向上設備投資促進税制(A類型) ソフトウェアの証明書発行申請上の留意点 当協会は、産業競争力強化法に基づく先端設備のうちソフトウェアを対象に証明書を発行します。顧客から証明書の発行申請を依頼されたら、次の点に留意して手続きを進めてください。 1.最初に顧客に伝えてください ~ 証明書が発行されない場合があります。 生産性向上設備投資促進税制の証明書は、申請書類において所定の要件を満たしていることを当協会が確認できた場合に発行します。 したがって、顧客から依頼を受けた際には、申請書類に不備がなくても要件が確認できない場合は証明書が発行されないことを説明することが必要です。この説明は、申請結果の通知を受けた時 点ではなく、顧客との間でのトラブルを未然に防ぐために、依頼を受けた時点で行っておくことをお勧めします。 2.証明書の申請から発行までの大まかな流れを確認してください。 顧客から証明書発行の申請を依頼されたら、下図で大まかな証明書の申請から発行までの流れを確認してください。 ※関連文書があるものは、ポインタ をあてるとリンク先にとぶことができ ます。 ⇒ソフトウェアはこの要件とは異なります。 顧 申請者 客 当協会 (※3) ソフトウェア開発会社 ※1設備メーカー等は、ソフトウェア開発会社が該当します。販売代理店が顧客 から証明書の発行申請の依頼を受けた場合は、JISA様式1(証明書)の製造 業者等の押印をソフトウェア開発会社に依頼する必要があります。 ※2当協会はソフトウェアの証明書を発行します。証明書の発行は所定の事務手 数料を申し受けます(裏面参照)。この事務手数料は申請者に請求します。 ※3 発行対象事業者は中小事業者等となります。 3.依頼されたソフトウェアが証明書の発行対象かどうかを確認してください。 依頼されたソフトウェアが証明書発行の対象かどうかを次のプロセスで確認してください。 【JISA様式2】で要件に該当 しているかをセルフチェック(※) すべて該当する 該当しない項目がある 裏面で必要となる申請書類等を確認してください。 顧客に申請できない旨を伝えてください。 (※)当協会のHPに掲載している「産業競争力強化法の生産性向上設備等における先端設備(ソフトウェア)の機能要件に関する考え方」を事前によく読んでください。 一般社団法人情報サービス産業協会 4.申請対象のソフトウェアの手続きと申請書類 ※不明な点は、【生産性向上設備投資促進税制A類型「先端設備(ソフトウェア)」証明書発行の手引き】を確認してください。 ※事前登録番号とは、予め証明書の発行要件を確認したソフトウェアに付与した番号のことです。⇒【手引き】6頁以下参照 ※証明書を1枚取得するだけのために事前登録を申請する必要はありません。 申請されるソフトウェアにより、必要となる手続きと申請書類が異なります。次のフローチャートで該当する場合を確認してください。 顧 客 か ら 証 明 書 発 行 依 頼 を 受 け た 情 報 シ ス テ ム ソ フ ト ウ ェ ア パ ッ ケ ー ジ ソ フ ト ウ ェ ア を 購 入 事前登録番号 あり ソフトウェアそのまま カスタマイズなし カスタマイズあり 協 リ会 スH トP をで 確事 認前 登 録 事前登録番号 なし バージョン を確認 ・「手引き」の類型:第1類型 ⇒【手引き】13頁参照 ・バージョンが違う場合は事前登録番号を使用できません。 自社製品 ・「手引き」の類型:第4類型 ⇒【手引き】14頁参照 他社製品 ・開発元にJISA様式1(証明書)の「製造業者等」欄に押印を依頼してくだ さい。 ・「手引き」の類型:第2類型 ⇒ 【手引き】15頁参照 ・申請者が販売代理店の場合は、開発元にJISA様式1(証明書)の「製造業者等」欄に押印を依頼してくださ い。 事前登録番号 あり ・「手引き」の類型:第1類型 事前登録番号 なし ・「手引き」の類型:第2類型 ⇒ 「手引き」15頁参照 ・JISA様式4-2において機能要件(特に情報指示機能)がわかりやすく説明されているかが証明 書発行申請のポイントです。 ⇒ 「手引き」13頁参照 「手引き」の類型別必要書類 ( ス ク一 ラか ッら チ開 開発 発 ) ・「手引き」の類型:第2類型 ⇒ 【手引き】15頁参照 ・スクラッチ開発は、機能要件(特に情報指示機能)が確認できず、証明書の発 行に至らないケースが多いのが実情です。 ・JISA様式4-2の機能要件(特に情報指示機能)の書き方は【機能要件の考え 方】を参照。 第1 第2 第3 第4 類型 類型 類型 類型 証明書 〇 〇 〇 〇 JISA様式2 チェックリスト 〇 機能要件確認書 〇 〇 〇 JISA様式4-② 〇 〇 JISA様式1 JISA様式5 送付票 返信用封筒 ハ ー ド ウ ェ ア 等 〇 様式4-②根拠資料 その他 連絡票 事主 務な 管機 理能 が 機能要件維持宣誓書 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 パッケージソフトウェアかスクラッチ開発のいずれかを問わず、事務管理のソフトウェアは、設備投資の促進を目的とする本税制の対象外です。【機能要件の考え方】2頁 を参照。事務管理のソフトウェアは、中小企業投資促進税制(本則)を適用することができます。顧客には、中小企業投資促進税制(本則)を紹介してください。 当協会が発行する証明書はソフトウェアのみが対象です。本制度では、対象設備の種類毎に担当する業界団体 (工業会)が指定されています。例えば、サーバーは(一社)電子情報技術産業協会(JEITA)の担当です。また、 ソフトウェア組込型機械装置(あらかじめプログラムが組み込まれた専用のコンピュータ)は当協会では発行の対 象外です。このソフトウェア組込型機械装置の証明書発行申請先を判断する目安としては、顧客の会計処理におけ る資産計上対象は何かで判断してください。顧客が機械装置として資産計上するのであれば、当該機械装置につい ての証明書が必要となり、ソフトウェアが独立して資産計上されるのであれば、当協会が発行する証明書が必要と なります。各種機械装置の証明書を発行する業界団体については、経済産業省のHPに掲載されている「工業会リス ト」を確認してください。 事務手数料 当協会が発行する「証明書」の事務手数料(消費税込)は次のとおりです。 事前登録番号があるソフトウェア 証明書1通当たり3,000円 (当協会の会員は1,000円) 事前登録番号のないソフトウェア 証明書1通当たり6,000円 (当協会の会員は2,000円) 一般社団法人情報サービス産業協会
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