赤十字 シンポジウム - 高橋和夫の国際政治ブログ

今年の赤十字シンポジウムは、昨年に引き続き、いまだに深刻な事態が続く中東の
人道危機、とりわけシリアに焦点をあてます。
紛争の発生から既に 5 年が経過したシリアでは、避難民 1,000 万人のうち、国内に
とどまらざるを得ない国内避難民は 650 万人(UNHCR 2014)にのぼり、国外に逃
れた難民に比べて、支援はいっそう届きにくいと言われています。さらに、武装集団
同士の紛争の複雑化によって、国内避難民に支援を届ける活動ができるのは地元の
シリア赤新月(赤十字)社等限られた支援団体のみとなっているのが現状です。しか
もそのほとんどは、自身が紛争の犠牲者でもある地元ボランティアたちで、自らの命
赤十字
シンポジウム
RED CROSS SYMPOSIUM
2015
を危険にさらしながら人々の生活を支えています。
そうした状況下で最も犠牲を強いられているのが、子どもや女性、老人などの脆弱
参加申し込み方法
な人たち。今回のシンポジウムでは、中東情勢に精通した学識者、ジャーナリスト、
郵便はがき、FAX、インターネットのいずれかの方法でお申し
そして、
現地で活動しているシリア赤新月のボランティアの声を拾い、
紛争下の市民の
込みください。お申し込みは1通につき1人様となります。
5 年間を振り返り、今、どのような支援が必要とされているのかを考える機会としま
す。この問題への関心が低くなり、いわゆる Silent disaster(忘れられた災害?)と
●インターネットによる申し込み
なりつつある今だからこそ、一人でも多くの人がこの問題に注視する重要性もまた、
http//www.nhk-p.co.jp/redcross2015/
訴えていきたいと考えています。
コーディネーター
出川展恒(でがわ のぶひさ)NHK解説委員
1962年、東京都生まれ。
1985年、東京大学教養学部教養学科国際関係論分科を卒業。
NHK入局。
佐賀放送局記者を経て、1990 年から国際報道
(主に中東、
イスラム世界)
に携わる。
1991 ∼ 92年、
テヘラン駐在。
1992 ∼ 93年、
旧ソビエト連邦・中央アジア独立国家を長期取材。
1994 ∼ 98年、
エルサレム支局長
(NHK初代特派員)
。
2002 ∼ 06年、
カイロ支局長
(バグダッド事務所長兼務)
。
2006年 7月∼現在、
解説委員
(中東・アフリカ・イスラム地域担当)
。
中東和平プロセス、アフガニスタン戦争、イラク戦争、国際テロなどを NHK 特派員
として現地から報道。中東・北アフリカのアラブ諸国の政変、イラン核開発問題、
「IS=イスラム国」
の問題などを、
テレビ・ラジオで解説。
現地取材も重ねている。
●はがき、FAX による申し込み
必要事項をご記入の上、
下記の宛先にお送りください。
(はがき)〒105-8521 港区芝大門 1-1-3
日本赤十字社 国際部「赤十字シンポジウム」
係
(FAX)03-5790-0308
「赤十字シンポジウム」
係
必要事項
①郵便番号、②住所、③お名前、④電話番号、
⑤年齢、
⑥
このシンポジウムを何でお知りになりましたか
(A. チラシ、B.HP、C.DM、D. 新聞、雑誌等、E. 赤十字新
聞、F. 知人から、G. テレビ、H.その他(具体的に: ))
⑦「NHK海外たすけあい」募金キャンペーンのこと
をご存知でしたか (A. はい、B.いいえ)
⑧次回以降赤十字シンポジウムの案内を希望なさい
ますか (A. はい、B.いいえ)
※お申し込みいただいた個人情報は
「赤十字シンポジウ
ム」
の参加受付業務にのみ使用し、
厳重に管理します。
パネリスト
高橋和夫(たかはし かずお)放送大学教授
福岡県北九州市生まれ
1974 年大阪外国語大学ペルシア語科卒業、1976 年コロンビア大学国際関係論修
士課程程修了。クェート大学客員研究員などを経て 1985 年から放送大学教員。
専門分野は中東研究、
国際政治。
主な著作:
『現代の国際政治』
(放送大学教育振興会、2013 年)
、
『国際理解のために』
(放送大学教育振興会、2013 年)
、
『世界の中の日本 / グローバル化と北欧からの視
点』
(放送大学教育振興会、2015 年)
『アラブとイスラエル / パレスチナ問題の構図』
(講談社現代新書、1992 年)
、
『燃えあがる海 / 湾岸現代史』
(東京大学出版会、1995
年) 『イスラム国の野望』
(幻冬舎、2015年)
など。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/takahashikazuo/(高橋和夫 Yahooニュース一覧)
https://twitter.com/kazuotakahashi(高橋和夫 Twitter)
http://ameblo.jp/t-kazuo(高橋和夫の国際政治ブログ)
玉本英子(たまもと えいこ)アジアプレス・ジャーナリスト
放送予定
2015年 11月下旬∼ 12月上旬放送予定
Eテレ「TVシンポジウム」 銀座線・半蔵門線
神宮前小学校
伊藤病院
竹下通り
表参道ヒルズ
千代田線
表参道
表参道駅
明治神宮前駅
明治神宮前駅
青山通り
副都心線
明治通り
JR
至渋谷
2012 年 1 月より現職。紛争や災害に苦しむ人々のための国際支援をより強化すべ
く、日本政府や市民社会とのパートナーシップ構築に取り組む。以前はOCHA ニュ
ーヨーク本部でスリランカ内戦及び東日本大震災を担当。また、国連難民高等弁務
官事務所(UNHCR)
、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)及び海外経済協力基金
(現在の国際協力機構(JICA)
)にも勤務。人道政策、避難民支援、災害リスク管理、民
軍調整等に携る。早稲田大学政治経済学部卒業。ロンドンスクールオブエコノミク
ス(LSE)修士課程修了
(発展途上国における社会政策・プランニング専攻)
。
共訳書:
新戦争論(メアリー・カルドー著、
岩波書店)
。
http://www.unocha.org/japan(OCHA Hp)
https://www.facebook.com/OCHAKobe(OCHA Facebook)
お問い合わせ
日本赤十字社国際部企画課/ TEL:03-3437-7087
(平日9時∼ 17時)
原宿駅
渡部正樹(わたべ まさき)国連人道問題調整事務所(OCHA)神戸事務所長
●はがき:2015年 10月 27日(火)必着
●インターネット、FAX:2015 年 10 月 27 日(火)23
時 59分まで。
※申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます。
※抽選結果の発表は入場整理券(はがき)の発送をも
ってかえさせていただきます。
※開催1週間前をめどに入場整理券(はがき)を郵送
いたします。
山手線
東京都生まれ。もともとはデザイン事務所で働く会社員だったが、クルド問題に関
心を持ったことがきっかけでジャーナリストの道へ。イラク、シリア、アフガニスタ
ン、レバノン、ビルマなどを、テレビのニュースリポート、新聞、雑誌、ネット、小学校
での平和授業や市民向けの報告会などを通じて伝える。シリアは 2004 年、アサド
政権に弾圧された北部地域のクルド人たち、2013 年からはハサカ県、アレッポ県
で、
「IS=イスラム国」との戦闘や市民の暮らし、国内避難民などを現場取材。イラク
では昨年 8 月に IS に拉致されたヤズディ教徒たちを中心に継続取材。共著に「アジ
アのビデオジャーナリストたち」
、
「21 世紀の紛争・中東編」など。アジアプレス所
属。京都精華大学非常勤講師。
申し込み締め切り
地下3階)
スペース オー (表参道ヒルズ本館
東京都渋谷区神宮前 4-12-10
■地下鉄をご利用の場合
東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道駅」A2出口より徒歩2分
東京メトロ千代田線、
副都心線「明治神宮前駅」
5出口より徒歩3分
■JRをご利用の場合
JR山手線「原宿駅」表参道口より徒歩7分