公証人法

公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
第1章
総
則<改正 2009.2.6>
第 1 条(目的)この法律は公証人の地位とその職務に関する事項を規律して公証事務の適切性
と公正性を確保することを目的とする。
[全文改正 2009.2.6]
第 1 条の 2(用語の定義)この法律で使う用語の定義は次のとおりである。
<改正 2012.6.1>
1."公証人"というのは第 2 条で定める公証に関する職務を遂行できるように法務部長官か
ら第 11 条により任命を受けた者(以下"任命公証人"という)と第 15 条の 2 により公証認可を
受けた者(以下"認可公証人"という)をいう。
2."電子文書"というのは「電子文書および電子取引基本法」第 2 条第 1 号の電子文書をい
う。
3."電子化文書"というのは紙文書やその他に電子的形態で作成されない文書(以下"電子化
対象文書"という)を情報処理システムが処理できる形態に変換した文書をいう。
4."電子署名"というのは「電子署名法」第 2 条第 2 号の電子署名をいう。
5."指定公証人"というのは公証人のうちで電子文書および電子化文書(以下"電子文書等"と
いう)に関する公証事務を取り扱えるように法務部長官が第 66 条の 3 により指定した者を
いう。
[本条新設 2009.2.6]
第 2 条(公証人の職務)公証人は当事者やその他の関係人の嘱託により次の各号の事務を処理
することを職務とする。公証人は上の職務に関して公務員の地位を有するものとみなす。
1.法律行為やその他に私権に関する事実に対する公正証書の作成
2.私署証書または、電子文書等(公務員が職務上作成したことは除く)に対する認証
3.この法律またはその他の法令で公証人が取り扱うように定めた事務
[全文改正 2009.2.6]
第 3 条(文書の公証力の要件)公証人が作成する文書(電子文書等を含む)はこの法律その他の
法律で定める要件を備えなければ公証の効力を持たない。
[全文改正 2009.2.6]
第 4 条(嘱託引受義務)①公証人は正当な理由なく第 2 条による嘱託(以下"嘱託"という)を拒
絶できない。
②公証人が嘱託を断る場合には嘱託をした者(以下"嘱託人"という)やその代理人に拒絶の理
由を知らせなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 5 条(秘密漏洩禁止)公証人は法律に特別の規定がある場合でなければ職務上知るようにな
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った秘密を漏洩できない。ただし、嘱託人の同意を受けた場合はこの限りではない。
[全文改正 2009.2.6]
第 6 条(兼職禁止)任命公証人は他の公務を兼ね、または商業を経営できず、商事会社や営利
を目的とする社団法人の代表者または使用人となれない。ただし、常時勤務が必要でなく
て公証人の職務遂行に支障のない業務として法務部長官の許可を受けた場合はこのかぎり
ではない。
[全文改正 2009.2.6]
第 7 条(手数料、日当、旅費など)①公証人は嘱託人から手数料、日当および旅費を受ける。
②公証人は公証に関して通知または、送達をしなければならない場合には嘱託人やその承
継人、その他の通知または、送達の申請人からそれに必要な実費を受ける。
③指定公証人は第 66 条の 8 第 2 項の請求により電子文書などを保管する場合、嘱託人から
保管料を受ける。
④公証人は第 1 項から第 3 項までで規定したことの他にはその他にいかなる名目でも取り
扱った事件に関して報酬を受けることができない。
⑤第 1 項から第 3 項までの規定による手数料、日当、旅費、実費および保管料に関する事
項は法務部令で定める。
[全文改正 2009.2.6]
第 8 条(公証事務の代行)法務部長官は地方検察庁の管轄区域に公証人がおらず、または公証
人がその職務を遂行することはできない場合、または、住民の便宜のために必要だと認め
る場合にはその管轄区域の検事や登記所長に公証人の職務を遂行させるようにすることが
できる。
[全文改正 2009.2.6]
第 9 条(公証人の職務に関する規定の準用)第 8 条により公証人の事務を取り扱う検事や登記
所長に対しては、この法律やその他の法令のうち公証人の職務に関する規定を準用する。
ただし、第 7 条第 1 項から第 3 項までの規定による手数料、日当、旅費、実費および保管
料は国庫の収入とする。
[全文改正 2009.2.6]
第2章
公証人の任命・認可等<改正 2009.2.6>
第 10 条(公証人の所属と定員)①公証人は地方検察庁所属とする。
②各地方検察庁所属公証人の定員は地方検察庁の管轄区域ごとに法務部長官が定める。こ
の場合地方検察庁管轄区域の面積、人口などを考慮して必要だと認めれば管轄区域を細分
して定員を定めることができる。
[全文改正 2009.2.6]
第 11 条(任命公証人の任命)①法務部長官は任命公証人を任命してその所属地方検察庁を指
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定することができる。
②第 1 項により任命を受けようとする者は法務部令に定めるところにより法務部長官に任
命申請をしなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 12 条(任命公証人の資格)任命公証人に任命されることができる者は通算して 10 年以上
「裁判所組織法」第 42 条第 1 項各項の職に在職した者とする。
[全文改正 2009.2.6]
第 13 条(任命公証人の欠格事由)次の各号のどれか一つに該当する人は任命公証人となれな
い。
1.禁治産者または、限定治産者
2.破産宣告を受けて復権ならない人
3.禁固以上の刑を宣告されてその執行が終わり、または執行を受けないことは確定した後
5 年が過ぎない人
4.禁固以上の刑の執行猶予を宣告されてその猶予期間が終わった日から 2 年が過ぎない人
5.禁固以上の刑の宣告猶予を受けてその猶予期間のうちにある人
6.法院の判決により資格が喪失し、または停止した人
7.弾劾や懲戒によって罷免または、免職処分を受け、または「弁護士法」により除名され
た日から 5 年が過ぎない人
8.懲戒によって解任処分を受けた日から 3 年が過ぎない人
[全文改正 2009.2.6]
第 13 条の 2(任命公証人の事務所)任命公証人は任命を受ければ法務部令に定める公証事務
所の施設を備えなければならない。
[本条新設 2009.2.6]
第 14 条(任命公証人の免職)①法務部長官は任命公証人が次の各号のどれか一つに該当すれ
ば免職させることができる。
1.自ら辞任を望む場合
2.第 13 条の 2 による公証事務所の施設をそろえられない場合
3.第 18 条による期間内に身元保証金やその補充額を出さない場合
4.身体または、精神上の障害によって職務を実行できなくなった場合
②第 1 項第 4 号の場合には第 85 条にともなう公証人懲戒委員会の議決を経なければならな
い。
③地方検察庁検事長は所属任命公証人に第 1 項各号のどれか一つに該当する理由があれば
直ちに法務部長官に報告しなければならない。
④法務部長官は第 1 項第 2 号から第 4 号までの理由で公証人を免職するには聴聞を経なけ
ればならない。
[全文改正 2009.2.6]
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第 15 条(任期と当然退職)①任命公証人の任期は 5 年とするものの、再任命することができ
る。
②法務部長官は次の各号のどれか一つに該当すると認められる任命公証人は再任命をしな
い。
1.身体または、精神上の障害によって職務を遂行することはできない場合
2.職務遂行の態度・方式・結果などが顕著に不良で公証人としての適切な職務遂行が困難
な場合
③任命公証人の定年は 75 才とする。
④任命公証人はその定年になる日が 1 月から 6 月間にある場合には 6 月 30 日に、7 月から
12 月間にある場合には 12 月 31 日に当然退職する。
⑤任命公証人が第 13 条各号の欠格事由のうちどれか一つに該当することになった場合には
当然退職する。
[全文改正 2009.2.6]
[施行日:2012.2.7]第 15 条第 3 項・第 4 項改正規定中定年に関する部分
第 15 条の 2(公証認可)①法務部長官は次の各号の要件を全部備えた者に対し公証認可をし
てその所属地方検察庁を指定することができる。
1.「弁護士法」により設立された法務法人、法務法人(有限)または、法務組合(以下"法務法
人等"という)であること
2.該当法務法人等の構成員弁護士のうち 2 人以上が第 15 条の 4 による公証担当弁護士資
格があること
②第 1 項の認可を受けようとする者は法務部令に定めるところにより法務部長官に認可申
請をしなければならない。
[本条新設 2009.2.6]
第 15 条の 3(公証担当弁護士の指定等)①認可公証人は構成員弁護士のうちで 2 人以上の公
証担当弁護士を指定して所属地方検察庁を経て法務部長官に申告しなければならない。公
証担当弁護士の指定に変更がある時にもまた同じである。
②認可公証人は公証担当弁護士が 1 人だけ残ることとなった場合には 3 か月以内に補充し
なければならない。
[本条新設 2009.2.6]
第 15 条の 4(公証担当弁護士の資格)①公証担当弁護士は第 12 条の資格を備えなければなら
ない。
②次の各号のどれか一つに該当する人は公証担当弁護士となれない。
1.第 13 条各号の欠格事由のうちどれか一つに該当する者
2.
「弁護士法」第 90 条第 3 号または、第 102 条第 2 項により停職または、業務停止中であ
る者
③公証担当弁護士に関しては第 15 条第 3 項から第 5 項までの規定を準用する。
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④認可公証人は公証担当弁護士に第 2 項各号および第 15 条第 2 項各号のどれか一つに該当
する理由がある時には直ちに、第 15 条第 3 項の理由がある時には同条第 4 項で定めた日ま
でに公証担当弁護士の指定を撤回しなければならない。
[本条新設 2009.2.6]
[施行日:2012.2.7]第 15 条の 4 第 3 項・第 4 項の改正規定中定年に関する部分
第 15 条の 5(公証担当弁護士の地位)公証に関する法令を適用する時にはその性格に反しな
い限り公証担当弁護士を公証人とみなす。
[本条新設 2009.2.6]
第 15 条の 6(認可公証人の事務所)認可公証人は認可を受ければ法務部令に定める公証事務
所の施設を備えなければならない。
[本条新設 2009.2.6]
第 15 条の 7(公証の取り消し)①法務部長官は認可公証人が次の各号のどれか一つに該当す
れば公証認可を取り消すことができる。
1.自ら認可取り消しを望む場合
2.公証担当弁護士が全くなく、または第 15 条の 3 第 2 項の期間内に補充しない場合
3.第 15 条の 4 に違反して公証担当弁護士を指定して公証事務を遂行するようにした場合
4.第 15 条の 6 による公証事務所の施設をそろえられない場合
5.第 18 条による期間内に身元保証金やその補充額を出さない場合
②法務部長官は認可公証人が解散すれば直ちに公証認可を取り消さなければならない。
③地方検察庁検事長は所属認可公証人に第 1 項各号のどれか一つに該当する理由があれば
直ちに法務部長官に報告しなければならない。
④法務部長官は第 1 項第 2 号から第 5 号までの理由で公証認可を取り消すには聴聞を経な
ければならない。
[本条新設 2009.2.6]
第 15 条の 8(認可の有効期間)①公証の有効期間は 5 年にするものの、再認可することがで
きる。
②第 1 項の再認可に関しては第 15 条第 2 項第 2 号を準用する。
[本条新設 2009.2.6]
第 15 条の 9(弁護士業務との関係)認可公証人は該当法務法人等または、公証認可合同法律
事務所が代理した訴訟事件と関連して次の各号のような公証業務を遂行することはできな
い。
1.法律行為やその他に私権に関する事実に対する公正証書の作成
2.手形・小切手または、これに対し付着した補充紙に強制執行することを記載した証書の
作成
3.法人の登記手続きに添付される議事録の認証
4.「商法」第 292 条およびその準用規定による定款の認証
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[本条新設 2009.2.6]
第 15 条の 10(公証人の職務教育)①任命公証人は任命日から 3 か月以内に法務部長官が定め
るところにより公証人職務教育を受けなければならない。
②第 15 条の 3 第 1 項により法務部長官に申告された公証担当弁護士も第 1 項と同じである。
[本条新設 2009.2.6]
第 15 条の 11(委任規定)公証人の任命や認可の手続きおよびその他に必要な事項は大統領令
により定める。
[本条新設 2009.2.6]
第3章
職務執行に関する通則<改正 2009.2.6>
第 16 条(職務執行区域)公証人の職務執行区域はその所属地方検察庁の管轄区域に従う。た
だし、ソウル特別市は一つの職務執行区域とする。
[全文改正 2009.2.6]
第 17 条(事務所)①公証人は事務所を設置し、または移転するには法務部長官の認可を受け
なければならない。
②任命公証人の合同事務所の設置、運営およびその他に必要な事項は大統領令で定める。
③公証人はその事務所で職務を遂行しなければならない。ただし、事件の性質上事務所で
職務を実行できない時および法令に他の規定がある時には例外とする。
[全文改正 2009.2.6]
第 17 条の 2(認可公証人の職務遂行)①認可公証人の職務はその主事務所で公証担当弁護士
が遂行する。
②認可公証人の職務に関しては公証担当弁護士が各自認可公証人を代表する。
[本条新設 2009.2.6]
第 18 条(身元保証金の納付)①公証人は任命状または認可証を受けた日から 15 日以内に所属
地方検察庁に身元保証金を支払わなければならない。
②身元保証金の金額は法務部令に定める。
③第 1 項により出した金額が第 2 項により決定された金額に達しなくて補充することを命
令された場合にはその命令を受けた日から 30 日以内にその不足額を補充しなければならな
い。
④公証人は身元保証金を支払う時まではその職務を遂行することはできない。
[全文改正 2009.2.6]
第 19 条(身元保証金の払い戻し)①身元保証金を還給した場合にはその身元保証金に対する
権利を持った者に 6 ヶ月以内に払い戻し申請をすることを公告しなければならない。
②身元保証金は第 1 項で定めた期間が過ぎなければ払い戻ししない。
③身元保証金は他の公課金や債権より優先して第 1 項の公告費用に充当する。
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[全文改正 2009.2.6]
第 20 条(署名・職印の申告)①公証人はその職務を遂行する前にその使用する署名と職印の
印影を所属地方検察庁検事長に申告しなければならない。
②公証人が申告した署名や職印を変更するにはあらかじめ所属地方検察庁検事長に申告し
なければならない。
③地方検察庁検事長は第 1 項および第 2 項により署名と職印の印影の申告を受ければ直ち
に法務部長官に報告しなければならない。
④公証人は一つの職印を使わなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 21 条(公証人の除斥)公証人は次の各号のどれか一つに該当すればその職務を遂行するこ
とはできない。
1.嘱託人、その代理人、嘱託受けた事項に関して利害関係がある人の親族である場合。親
族関係が終わった場合にもまた同じである。
2.嘱託人またはその代理人の法定代理人である場合
3.嘱託受けた事項に関して利害関係がある場合
4.嘱託受けた事項に関する代理人や補助者である場合、または、代理人であったか補助者
だった場合
[全文改正 2009.2.6]
第 22 条(署名時の記載事項)公証人が職務上署名する時にはその職名、所属および事務所所
在地を書かなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 23 条(公証人の補助者)①公証人は補助者を置いてその職務を補助するようにすることが
できる。
②第 1 項により補助者を置こうとする公証人は大統領令に定めるところにより第 77 条の 2
による大韓公証人協会に申告しなければならない。補助者を交替または解雇したり補助者
が死亡した場合にもまた同じである。
[全文改正 2009.2.6]
第 24 条(書類などの搬出禁止、保存)①次の各号の書類および帳簿は災難を避けるためにや
むをえない場合と法務部長官または、所属地方検察庁検事長の命令や許可を受けた場合で
なければ事務所の外に搬出できない。
1.公証人が作成した証書の原本とその付属書類
2.第 57 条第 4 項により公証人が保存する私署証書の写本とその付属書類
3.第 63 条第 3 項により公証人が保存する定款(第 57 条の 2 第 6 項および第 66 条の 2 第 4
項により準用される私署証書と法人議事録を含む)とその付属書類
4.第 66 条の 8 第 1 項および第 2 項により指定公証人が保存し、または保管する情報、電
子文書などとその付属書類
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5.その他に法令により公証人が作成した帳簿
②第 1 項の書類等はマイクロフィルムやその他の電算情報処理組織によって保存すること
ができる。
③第 1 項の書類等をそのまま保存し、または第 2 項により保存する場合、その保存方法、
保存場所、保存期間、廃棄、およびその他に必要な事項は法務部令で定める。
[全文改正 2009.2.6]
第 24 条(書類などの搬出禁止、保存)①次の各号の書類および帳簿は災難を避けるためにや
むをえない場合と法務部長官または、所属地方検察庁検事長の命令や許可を受けた場合で
なければ事務所の外に搬出できない。
<改正 2013.5.28>
1.公証人が作成した証書の原本とその付属書類
2.第 57 条第 4 項により公証人が保存する私署証書の写本とその付属書類
3.第 63 条第 3 項により公証人が保存する定款(第 57 条の 2 第 7 項および第 66 条の 2 第 4
項により準用される私署証書と法人議事録を含む)とその付属書類
4.第 66 条の 8 第 1 項および第 2 項により指定公証人が保存し、または保管する情報、電
子文書などとその付属書類
5.その他に法令により公証人が作成した帳簿
②第 1 項の書類などはマイクロフィルムやその他の電算情報処理組織によって保存するこ
とができる。
③第 1 項の書類などをそのまま保存し、または第 2 項により保存する場合、その保存方法、
保存場所、保存期間、廃棄、およびその他に必要な事項は法務部令に定める。
[全文改正 2009.2.6]
[施行日:2013.11.29]第 24 条
第4章
証書の作成<改正 2009.2.6>
第 25 条(証書を作成することはできない場合)公証人は次の各号のどれか一つに関しては証
書を作成することはできない。
1.法令に違反した事項
2.無効な法律行為
3.無能力によって取り消しできる法律行為
[全文改正 2009.2.6]
第 26 条(使用言語)①公証人が作成する証書には国語を使わなければならない。ただし、嘱
託人の要求がある場合には外国語を併記することができる。
②第 1 項ただし書の場合、国語と併記した外国語の内容がそれぞれ違う場合には国語で作
成した内容が優先することとする。
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[全文改正 2009.2.6]
第 27 条(嘱託人の確認)①公証人が証書を作成するためには嘱託人の氏名と顔を分からなけ
ればならない。
②公証人が嘱託人の氏名や顔を分からなければ次の各号のどれか一つに該当する方法で嘱
託人が一致するということを証明するようにしなければならない。ただし、嘱託人が外国
人である場合にはパスポートや大韓民国に駐在するその嘱託人の本国領事が発行した証明
書でその嘱託人であることを証明することができる。
1.住民登録証やその他に権限ある行政機関が発行した写真が添付された証明書を提出する
ようにする方法
2.公証人が氏名と顔を分かる証人 2 人にその嘱託人であることが確実だということを証明
するようにする方法
3.その他に第 1 号および第 2 号の方法に準ずる確実な方法
③急で差し迫った理由で公証人が証書を作成する時には証書を作成した後 3 日以内に証書
の作成に関する規定により第 2 項の手続きを踏むことができる。
④第 3 項の手続きを踏んだ場合にはその証書が急で差し迫った理由で作成されたのではな
いとの理由でその効力を喪失しない。
[全文改正 2009.2.6]
第 28 条(通訳人の使用)嘱託人が国語を解得できない場合、または聞くことができず、また
は話すことができないなど言葉で意思疎通が不可能な人として文字も会得できない場合に
公証人が証書を作成するには通訳人を使わなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 29 条(参加人の参加)①嘱託人が視覚障害者や文字を会得できない場合に公証人が証書を
作成する時には参加人を参加するようにしなければならない。
②嘱託人が参加人の参加を請求した場合には第 1 項を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 30 条(代理嘱託)代理人によって嘱託された場合、その代理人には第 27 条から第 29 条ま
での規定を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 31 条(代理権の証明)①代理人の嘱託で公証人が証書を作成する場合には代理権を証明す
る証書を提出するようにしなければならない。
②第 1 項の証書が認証を受けない私署証書の場合にはその証書の他に権限ある行政機関が
作成した印鑑証明書または、署名に関する証明書を提出するようにして証書が真正なこと
を証明するようにしなければならない。
③証書の作成に関する規定により代理または、その方式の欠陥を追って補完した場合には
その証書は欠陥があったという理由で効力が否定されない。
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第 32 条(許諾・同意が必要な法律行為の公証)①第三者の許諾や同意が必要な法律行為に関
して公証人が証書を作成する時にはその許諾や同意があったことを証明する証書を提出す
るようにしなければならない。
②第 1 項の場合には第 31 条第 2 項および第 3 項を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 33 条(通訳人・参加人の選定と資格)①通訳人と参加人は嘱託人やその代理人が選定しな
ければならない。
②参加人は通訳人を兼ねることができる。
③次の各号のどれか一つに該当する人は参加人になれない。ただし、第 29 条第 2 項により
嘱託人が参加人の参加を請求した場合にはそうでない。
1.未成年者
2.視覚障害者や文字を会得できない人
3.署名できない人
4.嘱託事項に関して利害関係がある人
5.嘱託事項に関して代理人または、補助者や代理人または、補助者だった人
6.公証人の親族、被雇用人または、同居人
7.公証人の補助者
[全文改正 2009.2.6]
第 34 条(証書の内容)公証人は証書を作成する場合、その聞いた陳述、目撃した事実、その
他に実際に経験した事実とその経験した方法を書かなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 35 条(記載事項)公証人が作成する証書にはその内容の他に次の各号の事項を全部書かな
ければならない。
1.証書の番号
2.嘱託人の住所・職業・氏名および年齢(法人である場合にはその名称および事務所所在地)
3.代理人によって嘱託された場合にはその理由、代理権を証明する証書を提出するように
した事実、その代理人の住所・職業・氏名および年齢
4.嘱託人やその代理人の氏名と顔を分かる場合にはその事実
5.第三者の許諾や同意があったことを証明する証書を提出するようにした場合にはその理
由と第三者の住所・職業・氏名および年齢(法人である場合にはその名称および事務所所在
地)
6.第 27 条第 2 項にともなう証明がある場合にはその理由、証人の住所・職業・氏名・年
齢または、その確認の方法
7.第 27 条第 3 項の場合にはその理由
8.第 31 条第 2 項による証明があった場合にはその理由
9.通訳人や参加人を参加するようにした場合にはその理由と通訳人または参加人の住所・
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
職業・氏名および年齢
10.作成年月日と場所
[全文改正 2009.2.6]
第 35 条の 2(付記)①公証人は公正証書に書かれた双方当事者または、その代理人の嘱託を
受けて債務の全部返済事実や契約の全部解消事実を証書の原本に附記することができる。
②第 1 項により原本に付記をする時にはその年月日を明確に書き記し、嘱託人またはその
代理人と公証人が署名捺印しなければならない。
③第 1 項の場合には第 27 条から第 33 条までおよび第 36 条から第 38 条までの規定を準用
する。
[全文改正 2009.2.6]
第 36 条(証書の作成方法)①公証人が証書を作成する時には普通の容易な用語を使って字画
を明確に使わなければならない。
②字が連結されなければならない字行に空いた空間がある時には直線または斜線をひいて
その部分に他の字がないということを表示しなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 37 条(字の修正・挿入・削除)①証書の字は修正できない。
②証書に字を挿入する時には挿入した字数とその位置をマスの外や終わりの部分余白に書
き記して公証人、嘱託人またはその代理人と参加人がこれに対し捺印しなければならない。
③証書の字を削除する時にはその字を明確に読めるように字の形は残して削除した字数と
その位置をマスの外や終わりの部分余白に書き記して公証人、嘱託人またはその代理人と
参加人がこれに対し捺印しなければならない。
④第 1 項から第 3 項までを違反した訂正は効力がない。
[全文改正 2009.2.6]
第 38 条(証書の作成手続き)①公証人はその作成した証書をすべての参席者に読み聞かせ、
または閲覧するようにして嘱託人またはその代理人の異議がないということを確認してそ
の趣旨を証書に書かなければならない。
②通訳人を参加させた場合には第 1 項の手続きの他に通訳人に証書の趣旨を通訳するよう
にしてその趣旨を証書に書かなければならない。
③第 1 項と第 2 項によりそれぞれの趣旨を書けば公証人と参席者は各自証書に署名捺印し
なければならない。
④参席者として署名できない者がいればその理由を証書に書き記して公証人と参加人が捺
印しなければならない。
⑤公証人は証書が複数枚で成り立つ場合には各帳にかけて職印で間印をしなければならな
い。
[全文改正 2009.2.6]
第 39 条(書面の引用)①公証人が作成する証書に他の書面を引用してこれをその証書に添付
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
する場合には公証人はその証書と添付書面にかけて職印で間印をしなければならない。
②第 1 項の添付書面に関しては第 36 条から第 38 条までの規定を準用する。
③第 1 項と第 2 項による添付書面は公証人が作成した証書の一部とみなす。
[全文改正 2009.2.6]
第 40 条(付属書類の連綴)①次の各号の付属書類は公証人が作成した証書に連綴しなければ
ならない。ただし、嘱託人が付属書類原本の返還を請求した場合には原本の代わりにその
謄本を連綴することができる。
1.代理権を証明する証書
2.権限がある行政機関が発行した証明書
3.第三者の許諾または、同意を証明する証書
4.その他の付属書類
②公証人は証書とその付属書類間および付属書類相互間にかけて職印で間印しなければな
らない。
[全文改正 2009.2.6]
第 41 条(原本滅失の場合)①証書の原本が滅失なった場合、公証人はすでに発行した証書の
正本または、謄本を回収して所属地方検察庁検事長の認可を受けて滅失された証書に代わ
って保存しなければならない。
②第 1 項の証書には所属地方検察庁検事長の認可を受けて滅失された証書に代わって保存
するという趣旨と認可年月日を書いて公証人が署名捺印しなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 42 条(印紙の添付)公証人は「印紙税法」により印紙税納付の対象になる公正証書を作成
した場合には嘱託人に証書の原本に印紙を付けるようにしなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 43 条(原本の閲覧)①嘱託人その承継人または、証書の趣旨に関して法律上利害関係があ
ることを証明した者は証書原本の閲覧を請求することができる。
②第 1 項により公証人が証書の原本を閲覧するようにする場合には第 27 条第 1 項・第 2 項
および第 30 条を準用する。
<改正 2012.1.17>
③公証人が嘱託人の承継人に証書原本を閲覧するようにする場合には承継人であることを
証明する証書を提出するようにしなければならない。
④検事はいつでも証書原本の閲覧を請求することができる。
[全文改正 2009.2.6]
第 43 条の 2(代理権の証明)①代理人の嘱託で公証人が証書の原本を閲覧するようにする場
合には代理権を証明する証書を提出するようにしなければならない。
②公証人は第 1 項の証書が認証を受けない私署証書の場合にはその証書の他に署名に関す
る証明書を提出するようにして証書が真正なことを証明するようにしなければならない。
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[司法書士長谷川清仮訳]
[本条新設 2012.1.17]
第 44 条(証書原簿)公証人は証書原簿を作成して備え付けなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 45 条(証書原簿の記入事項)①証書原簿には証書を作成するたびに進行順序により次の各
号の事項を全部書かなければならない。
1.証書の番号と種類
2.嘱託人の住所と氏名(法人である場合にはその名称と事務所所在地)
3.作成年月日
②第 1 項は証書を作成した事実を記載した帳簿に関して法令に特別な規定があれば適用し
ない。
[全文改正 2009.2.6]
第 46 条(証書正本の発行)①嘱託人またはその承継人は証書正本の発行を請求することがで
きる。
②第 1 項により公証人が証書正本を作成する場合には第 27 条第 1 項・第 2 項、第 30 条、
第 31 条第 1 項・第 2 項および第 43 条第 3 項を準用する。
③嘱託人の承継人が証書正本の発行を請求する場合に提出する証書に関しては第 31 条第 2
項を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 47 条(証書正本の記載事項)①証書正本には公証人が次の各号の事項を全部記載して署名
捺印しなければならない。
1.証書の全文
2.正本という事実
3.発行を請求した者の氏名
4.作成年月日と場所
②第 1 項に従わなければ証書正本としての効力がない。
[全文改正 2009.2.6]
第 48 条(抄録正本)①いくつかの事件を相次いで記録した証書や色々な人の各自に対する関
係が異なる証書に関しては流用した部分と証書の方式に関する部分だけを抜粋してその正
本を作成することができる。
②第 1 項の正本には証書の一部を抜粋して作成した抄録正本という事実を書かなければな
らない。
[全文改正 2009.2.6]
第 49 条(正本発行事実の記載)公証人は証書の正本を発行する時にはその証書原本の先の部
分に嘱託人やその承継人誰それに正本を発行したという事実とその発行年月日を書いて署
名捺印しなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
第 50 条(謄本の発行)①嘱託人、その承継人または、証書の趣旨に関して法律上利害関係が
あることを証明した者は証書または、その付属書類の謄本発行を請求することができる。
②第 1 項により公証人が証書の謄本を作成する場合には第 27 条第 1 項・第 2 項、第 30 条、
第 43 条第 3 項および第 43 条の 2 を準用する。
<改正 2012.1.17>
[全文改正 2009.2.6]
第 51 条(謄本の記載事項)症(証)での謄本には公証人が次の各号の事項を全部少なくて署
名捺印しなければならない。
1.
証書の全文
2.
謄本という事実
3.
作成年月日と場所
[全文改正 2009.2.6]
第 52 条(抄録謄本)①証書の謄本は証書の一部に関して作成することができる。
②第 1 項の謄本には証書の一部を抜粋して作成した抄録謄本という事実を書かなければな
らない。
[全文改正 2009.2.6]
第 53 条(付属書類の謄本)証書の付属書類の謄本を作成する場合には第 51 条および第 52 条
を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 54 条(請求者の謄本作成)①証書または、その付属書類の謄本を請求する者はこれに対し
書かなければならない事項を直接書いて公証人に署名捺印だけを請求することができる。
②公証人が第 1 項の謄本に署名捺印すればその謄本は公証人自身が作成したのと同じ効力
がある。
[全文改正 2009.2.6]
第 55 条(正本・謄本作成方法)①証書の正本・謄本または、その付属書類の謄本が複数枚に
なっていれば公証人は各帳にかけて職印で間印をしなければならない。
②証書の正本・謄本または、その付属書類の謄本を作成する場合には第 36 条および第 37
条を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 56 条(遺言書・拒絶証書作成の特勅)公証人が遺言書を作成する時には第 17 条第 3 項本文
を適用せず、公証人が拒絶証書を作成する時には第 27 条から第 31 条までの規定を適用し
ない。
[全文改正 2009.2.6]
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
第 56 条の 2(手形・小切手の公証等)①公証人は手形・小切手に添付して強制執行を認諾す
るという旨を記録した公正証書を作成することができる。
②第 1 項による証書は手形・小切手の発行人と受取人、譲渡人と譲受人または、その代理
人の嘱託がある時にのみ作成することができる。
③公証人が第 1 項による証書を作成する時には手形・小切手の原本を付けて証書の正本を
作成して、その手形・小切手の写本を付けて証書の原本および謄本を作成した後、証書の
正本は手形・小切手上の債権者に渡して、その謄本は手形・小切手上の債務者に渡し、そ
の原本は公証人が保存する。
④第 1 項による証書は「民事執行法」第 56 条にかかわらず、その手形または、小切手に公
証された発行人、背書人および公証された為替手形を公証引受ある支払人に対しは執行権
原とみなす。
⑤第 4 項により執行権原とみなす証書に対する執行文は公証された手形・小切手の受取人
や公証背書した譲受人にのみ付与する。
⑥第 1 項の場合には第 25 条から第 35 条まで、第 35 条の 2,第 36 条から第 38 条まで、第
40 条から第 43 条までおよび第 43 条の 2 を準用する。
<改正 2012.1.17>
[全文改正 2009.2.6]
第 56 条の 3(執行文付与の制限)①公証人は公正証書を作成した日から 7 日が過ぎなければ
執行文を付与することはできない。
②公証人は第 35 条の 2 第 1 項による付記があれば執行文を付与することはできない。
[全文改正 2009.2.6]
第 56 条の 3(建物・土地・特定動産の引渡等に関する法律行為の公証等)①公証人は建物や
土地または、大統領令に定める動産の引渡または、返還を目的とする請求に対し強制執行
を承諾する旨を記載した公正証書を作成することができる。ただし、賃借り建物の明け渡
しまたは返還に関する公正証書は、賃貸人と賃借人の間の賃貸借関係終了を原因で賃借り
建物を明け渡しまたは返還する前 6 か月以内に作成される場合としてその証書に賃借人に
対する金円支給に対しても強制執行を承諾する旨の合意内容が含まれている場合にのみ作
成することができる。
②第 1 項による公正証書作成を嘱託する時にはどちらか一方の当事者が他法の当事者を代
理し、またはどちらか一方の代理人が当事者双方を代理できない。
③第 1 項による公正証書は「民事執行法」第 56 条にもかかわらず、強制執行の執行権原と
みなす。
④第 3 項により執行権原とみなす証書に対する執行文はその証書を保存する公証人がその
公証人の事務所がある所を管轄する地方法院単独判事の許可を受けて付与する。この場合
地方法院単独判事は許可の有無を定めるために必要ならば当事者本人またはその代理人を
尋問することができる。
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
[本条新設 2013.5.28]
[従来第 56 条の 3 は第 56 条の 4 に移動<2013.5.28>]
[施行日:2013.11.29]第 56 条の 3
第 56 条の 4(執行権原因公正証書の正本等の送達)①「民事執行法」第 56 条第 4 号による執
行権原因証書の正本または謄本やその証書に関する同法第 39 条第 2 項・第 3 項の執行文お
よび証明書謄本の送達は郵便または大法院規則に定める方法でする。ただし、第 46 条また
は、第 50 条により証書の正本または謄本の発給を受けた者に対しはその証書の正本または
謄本が送達されたとみなす。
②郵便による送達は申請を受けて公証人が遂行する。
③第 2 項による送達に関しては「民事訴訟法」第 176 条第 2 項、第 178 条第 1 項、第 179
条から第 183 条まで、第 186 条および第 193 条を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 56 条の 4(執行文付与の制限)①公証人は公正証書を作成した日から 7 日(第 56 条の 3 に
ともなう公正証書のうち建物や土地の明け渡しまたは返還に関する公正証書である場合に
は 1 か月)が過ぎなければ執行文を付与することはできない。
<改正 2013.5.28>
②公証人は第 35 条の 2 第 1 項による付記があれば執行文を付与することはできない。
[全文改正 2009.2.6]
[第 56 条の 3 に移動、従来第 56 条の 4 は第 56 条の 5 に移動<2013.5.28>]
[施行日:2013.11.29]第 56 条の 4
第 56 条の 5(執行権原因公正証書の正本等の送達)①第 56 条の 3 および「民事執行法」第
56 条第 4 号による執行権原因証書の正本または謄本やその証書に関する同法第 39 条第 2
項・第 3 項の執行文および証明書謄本の送達は郵便または大法院規則に定める方法でする。
ただし、第 46 条または、第 50 条により証書の正本または謄本の発給を受けた者に対しは
その証書の正本または謄本が送達されたものとみなす。
<改正 2013.5.28>
②郵便による送達は申請を受けて公証人が遂行する。
③第 2 項による送達に関しては「民事訴訟法」第 176 条第 2 項、第 178 条第 1 項、第 179
条から第 183 条まで、第 186 条および第 193 条を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
[第 56 条の 4 に移動<2013.5.28>]
[施行日:2013.11.29]第 56 条の 5
第5章
私署証書の認証<改正 2009.2.6>
第 57 条(認証方法)①私署証書の認証は嘱託人にとって公証人の前で私署証書に署名または、
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[司法書士長谷川清仮訳]
捺印するようにし、または私署証書の署名または捺印を本人やその代理人にとって確認す
るようにした後その事実を証書に書く方法でおこなう。
②私署証書の謄本に対する認証は私署証書と対照してそれと一致することを認めた後その
事実を書く方法でおこなう。
③私署証書に文字の挿入、削除、修正、欄外記載または、その他に訂正された部分があっ
たり破損したりその他に見かけに顕著に疑うほどの理由がある場合にはその状況を認証文
に書かなければならない。
④公証人は第 1 項および第 2 項により認証を付与した証書の写本とその付属書類を保存し
なければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 57 条の 2(宣誓認証)①公証人は私署証書に認証を付与する時、嘱託人が公証人の前で私
署証書に書かれた内容が真実を宣誓してこれに対し署名または捺印し、または私署証書の
署名または捺印を確認した場合にはその宣誓事実を証書に書かなければならない。
②公証人は「民事訴訟法」第 322 条各号のどれか一つに該当する者に対しは第 1 項の宣誓
をさせられない。
③第 1 項の宣誓認証は代理人によって嘱託できない。
④第 1 項による宣誓は"良心に従ってこの証書に書かれた内容が真実であることを宣誓しま
す"と書かれた宣誓書にしたがってしなければならない。
⑤公証人は嘱託人にとって宣誓書を音に出して読んで記名捺印または、署名するようにし
て、嘱託人が宣誓書を読めず、または記名捺印または、署名できない場合には第 29 条によ
る参加人によってこれに代わるようにする。
⑥第 1 項の宣誓認証に関しては第 63 条第 1 項・第 3 項および第 65 条第 1 項・第 3 項を準
用する。
[本条新設 2009.2.6]
第 57 条の 2(宣誓認証)①公証人は私署証書に認証を付与するとき、嘱託人が公証人の前で
私署証書に書かれた内容が真実であることを宣誓してこれに対し署名または、捺印し、ま
たは私署証書の署名または、捺印を確認した場合にはその宣誓事実を証書に書かなければ
ならない。
②公証人は「民事訴訟法」第 322 条各号のどれか一つに該当する者に対しは第 1 項の宣誓
をさせられない。
③第 1 項の宣誓認証は代理人によって嘱託できない。
④公証人は宣誓に先立ち嘱託人に宣誓の趣旨を明らかにして、証書に書かれた内容が偽り
であることを知りながら宣誓する場合には過怠金処分を受けることがある旨を知らせなけ
ればならない。
<新設 2013.5.28>
⑤第 1 項による宣誓は嘱託人が自筆で"良心に従ってこの証書に書かれた内容が真実である
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[司法書士長谷川清仮訳]
ことを宣誓して、万一、上記の内容が偽りならば過怠金処分を受けることを誓います"と書
かれた宣誓書によって行わなければならない。
<改正 2013.5.28>
⑥公証人は嘱託人にとって宣誓書を音に出して読んで記名捺印または、署名するようにし
て、嘱託人が宣誓書を書くことができず、または読めない場合や記名捺印または、署名で
きない場合には第 29 条による参加人によってこれに代わるようにする。
<改正 2013.5.28>
⑦第 1 項の宣誓認証に関しては第 63 条第 1 項・第 3 項および第 65 条第 1 項・第 3 項を準
用する。
<改正 2013.5.28>
[本条新設 2009.2.6]
[施行日:2013.11.29]第 57 条の 2
第 58 条(証書への記載)認証を付与しなければならない証書には登簿番号、認証の年月日お
よび場所を書いて公証人と参加人が署名捺印した後、証書と認証簿の間に間印をしなけれ
ばならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 59 条(私署証書に対する認証付与時の準用)私署証書に認証を付与する場合には第 25 条か
ら第 33 条まで、第 36 条、第 37 条および第 38 条第 5 項を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 60 条(認証簿)公証人は認証簿を作成して備えつけなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 61 条(認証簿の記載事項)認証簿には認証を付与するたびに進行順序により次の各号の事
項を全部書かなければならない。
1.登簿番号
2.嘱託人の住所と氏名(法人である場合にはその名称と事務所所在地)
3.私署証書の種類と署名捺印した者
4.認証の方法
5.参加人の住所と氏名
6.認証年月日
[全文改正 2009.2.6]
第 62 条削除<2009.2.6>
第 63 条(定款認証の手続)①「商法」第 292 条とその準用規定により定款の認証を嘱託する
には定款(電子文書で作成された定款は除く。以下同じ)二通を提出しなければならない。
②定款の認証は嘱託人または、その代理人にとって公証人の前で提出された各定款に発起
人が署名または、記名捺印したことを確認するようにした後その事実を書く方法でする。
③公証人は第 2 項の記載をした定款中一通は自身が保存して他の一通は嘱託人または、そ
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の代理人に戻さなければならない。
④第 2 項の場合には第 57 条第 3 項と第 58 条から第 61 条までの規定を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 64 条(付属書類の連綴)①次の各号の付属書類は第 63 条第 3 項により公証人が保存する定
款に連綴しなければならない。
1.代理権を証明する証書
2.権限がある行政機関が発行した証明書
3.第三者の許諾または、同意を証明する証書
4.その他の付属書類
②第 1 項の場合には第 40 条第 2 項を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 65 条(保存定款等が滅失された場合)①第 63 条第 3 項により保存する定款が滅失された場
合には公証人は嘱託人に戻した定款で謄本を作成し、またはすでに発行した定款の謄本を
回収して所属地方検察庁検事長の認可を受けて滅失された定款に代わって保存しなければ
ならない。
②第 57 条第 4 項により保存する証書写本が滅失された場合には公証人は嘱託人が所持する
証書による写本を作成して所属地方検察庁検事長の認可を受けて滅失された証書写本に代
わって保存しなければならない。
③第 1 項および第 2 項の場合には第 41 条第 2 項を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 66 条(公証人保存定款等に対する準用)公証人が保存する定款とその付属書類に関しては
第 43 条、第 43 条の 2 および第 50 条から第 55 条までの規定を準用する。
<改正 2012.1.17>
[全文改正 2009.2.6]
第 66 条の 2(法人議事録の認証)①法人登記をする時、その申請書類に添付される法人総会
等の議事録は公証人の認証を受けなければならない。ただし、資本金の総額が 10 億ウォン
未満の会社を「商法」第 295 条第 1 項により発起設立した場合、または、大統領令に定め
る公法人や非営利法人の場合にはこの限りではない。
<改正 2009.5.28>
②第 1 項による認証をする公証人はその総会などの決議の手続きおよび内容が真実に符合
するかを確認しなければならない。
<改正 2009.2.6>
③第 2 項による確認は公証人が該当法人の議決場所に参加して決議の手続きおよび内容を
検査し、または該当議決をした者中その議決に必要な定足数以上の者または、その代理人
の嘱託を受けて議事録の内容が真実に符合するのかどうかに関して陳述を聞いて、嘱託人
または、その代理人に公証人の前で議事録の署名または、記名捺印を確認するようにした
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
後その事実を書く方法でする。
<改正 2009.2.6>
④第 1 項による議事録を認証する場合には第 57 条第 3 項、第 58 条から第 61 条まで、第
63 条第 1 項・第 3 項、第 64 条、第 65 条第 1 項・第 3 項および第 66 条を準用する。
<改正 2009.2.6>
[本条新設 1985.9.14]
[題名改正 2009.2.6]
第 5 章の 2 電子文書等に対する認証<新設 2009.2.6>
第 66 条の 3(指定公証人の指定等)①法務部長官は大統領令に定める施設を備えた公証人を
指定公証人に指定して告示することができる。
②第 1 項の指定を受けようとする公証人は法務部令に定めるところにより法務部長官に指
定申請をしなければならない。
③指定公証人が取り扱う電子文書等に対する公証事務に関しては第 6 章を適用しない。
④指定公証人の資格・指定手続き等に関してその他に必要な事項は大統領令に定める。
[本条新設 2009.2.6]
第 66 条の 4(指定公証人の指定取り消し)①法務部長官は指定公証人が次の各号のどれか一
つに該当すれば指定公証人指定を取り消すことができる。
1.自ら指定取り消しを望む場合
2.第 66 条の 3 第 1 項による施設をそろえられない場合
②地方検察庁検事長は所属指定公証人に第 1 項各号のどれか一つに該当する理由があれば
直ちに法務部長官に報告しなければならない。
③法務部長官は第 1 項第 2 号の理由により指定公証人の指定を取り消すには聴聞を経なけ
ればならない。
[本条新設 2009.2.6]
第 66 条の 5(電子文書の認証)①電子文書に対する認証は次の各号のどれか一つに該当する
方法でする。
1.嘱託人に大統領令に定めるところにより電子文書に電子署名をするようにする方法
2.電子文書の電子署名を嘱託人やその代理人にとって確認するようにした後、その事実を
記載した情報を電子文書に電子的方式で添付する方法
②指定公証人は電子文書を認証する時に嘱託人がその前で電子文書の内容が真実であるこ
とを宣誓してこれに対し電子署名をし、または電子署名を確認した場合にはその宣誓事実
を記載した情報を電子文書に電子的方式で添付しなければならない。
③第 1 項による認証に関しては第 25 条から第 33 条までの規定を準用する。
④第 2 項による宣誓認証に関しては第 25 条から第 29 条まで、第 32 条、第 33 条および第
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
57 条の 2 第 2 項・第 3 項・第 5 項を準用する。
[本条新設 2009.2.6]
第 66 条の 5(電子文書の認証)①電子文書に対する認証は次の各号のどれか一つに該当する
方法でする。
<改正 2013.5.28>
1.嘱託人に大統領令に定めるところにより電子文書に電子署名をするようにした後その事
実を記載した情報を電子文書に電子的方式で添付する方法
2.電子文書の電子署名を嘱託人やその代理人に確認するようにした後、その事実を記載し
た情報を電子文書に電子的方式で添付する方法
②指定公証人は電子文書を認証する時に嘱託人がその前で電子文書の内容が真実であるこ
とを宣誓してこれに対し電子署名をし、または電子署名を確認した場合にはその宣誓事実
を記載した情報を電子文書に電子的方式で添付しなければならない。
③第 1 項による認証に関しては第 25 条から第 33 条までの規定を準用する。
④第 2 項による宣誓認証に関しては第 25 条から第 29 条まで、第 32 条、第 33 条、第 57
条の 2 第 2 項から第 4 項までおよび第 6 項を準用する。
<改正 2013.5.28>
[本条新設 2009.2.6]
[施行日:2013.11.29]第 66 条の 5
第 66 条の 6(電子化文書の認証)①指定公証人は電子化文書と電子化対象文書を対照して一
致する場合には電子化文書に対し第 57 条第 2 項の認証を付与することができる。
②電子化文書の認証に関しては第 25 条から第 33 条までの規定を準用する。
[本条新設 2009.2.6]
第 66 条の 7(指定公証人の電子署名)指定公証人は第 66 条の 5 第 1 項・第 2 項および第 66
条の 6 第 1 項により電子文書等に認証を付与する場合には該当電子文書などに収録された
情報およびこれに対し添付した情報に対し電子署名をして、これを確認できる情報を該当
電子文書などに電子的方式で添付しなければならない。
[本条新設 2009.2.6]
第 66 条の 8(認証した電子文書等の保存等)①第 66 条の 5 第 1 項・第 2 項および第 66 条の
6 第 1 項により電子文書等に認証を付与した指定公証人は認証した電子文書等に収録された
情報との同一性を確認できる情報を保存しなければならない。
②嘱託人は指定公証人に第 66 条の 5 第 1 項・第 2 項および第 66 条の 6 第 1 項により認証
を与えられた電子文書等と同じ情報を収録した電子文書等の保管を請求することができる。
[本条新設 2009.2.6]
第 66 条の 9(認証情報の提供等)①嘱託人、その承継人または、電子文書等の内容、その真
偽および存在の有無等に関して法律上利害関係があることを証明した者は指定公証人に次
の各号の事項を請求することができる。
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
1.自身が保有している電子文書等に収録された情報と第 66 条の 8 第 1 項の電子文書等に
収録された情報が同一だという証明
2.第 66 条の 8 第 2 項により保管する電子文書等と同じ情報の提供
②第 1 項第 2 号による情報の提供は指定公証人が保管する電子文書等の内容を証明する書
面を交付する方法によりできる。
③指定公証人は第 1 項により電子的方式で証明または、情報提供をする場合には第 66 条の
7 の措置をしなければならない。
[本条新設 2009.2.6]
第 66 条の 10(委任規定)嘱託人および指定公証人が使う電子署名、電子文書などの形式、電
子文書などに対する認証の手続きとその他に必要な事項は法務部令により定める。
[本条新設 2009.2.6]
第 66 条の 11(技術の開発・普及)法務部長官は指定公証人が遂行する電子文書等の認証に必
要な技術を開発して普及させなければならない。
[本条新設 2009.2.6]
第6章
代理、兼務および引き継ぎ<改正 2009.2.6>
第 67 条(公証職務代理の嘱託)①公証人が病気やその他のやむをえない理由で職務を実行で
きなければ他の公証人に代理を嘱託することができる。
②公証人が第 1 項により代理を嘱託した時には直ちにその理由を所属地方検察庁検事長に
申告しなければならない。代理を解任した時にもまた同じである。
[全文改正 2009.2.6]
第 68 条(公証職務の代理命令)①第 67 条第 1 項の場合に公証人が代理を嘱託できない時には
所属地方検察庁検事長はその管轄区域の他の公証人に代理を命じることができる。
②公証人がその職務を遂行できることになった時には所属地方検察庁検事長は第 1 項の命
令を撤回しなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 69 条(代理公証人の事務所)①代理公証人が第 67 条および第 68 条によりその職務を遂行
する事務所はその代理公証人の事務所とみなす。
②代理公証人が職務上署名する時には被代理公証人の氏名、所属、事務所所在地とその代
理公証人という事実を書かなければならない。
③代理公証人に関しては第 21 条を適用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 70 条(事務所書類の封印)公証人の死亡、免職または、辞任によって必要だと認める時に
は所属地方検察庁検事長はその指定した公務員に直ちに事務所の書類を封印するようにし
なければならない。
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
[全文改正 2009.2.6]
第 71 条(兼務命令)①公証人が死亡、免職または、辞任した後直ちに後任者が任命されない
場合には所属地方検察庁検事長はその管轄区域の他の公証人に兼務を命じることができる。
②後任者がその職務を遂行できることになった時には所属地方検察庁検事長は第 1 項の命
令を撤回しなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 72 条(書類の受付)①公証人が免職または、辞任した場合には後任者や兼務者は前任者の
参加の下に直ちに書類を受け付けなければならない。
②前任者が死亡やその他の理由で参加できない場合には後任者または、兼務者は所属地方
検察庁検事長が指定する公務員の参加の下に書類を引受なければならない。
③第 70 条による書類の封印後に任命された後任者や兼務者は所属地方検察庁検事長が指定
した公務員の参加の下に封印を解いて書類を引受なければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 73 条(兼務者書類引渡時の準用)兼務者が書類を再び他の公証人に引き渡す場合には第 72
条を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 74 条(兼務者または後任者という事実の記載)①兼務者が職務上署名する場合には兼務者
という事実を書かなければならない。
②前任者や兼務者が作成した証書によって後任者が正本や謄本を作成してこれに対し署名
する時には後任者という事実を書かなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 75 条(書類の引き継ぎ命令)①公証人が死亡、免職または、辞任した場合に定員が変更さ
れ、またはその他の理由で後任者が必要でなくなった場合には法務部長官は公証人が所属
した地方検察庁管轄区域の他の公証人に書類の引継を命じなければならない。
②第 1 項により書類の引き継ぎを命令された公証人に関しては第 72 条および第 74 条第 2
項を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 76 条(公証人の停職に関する準用)①公証人の停職に関しては第 70 条、第 71 条、第 72
条第 3 項および第 74 条第 1 項を準用する。
②第 1 項の場合に兼務者の事務所は停職者の事務所とみなす。
[全文改正 2009.2.6]
第 77 条(検事等の公証人職務遂行時の準用)検事や登記所長が第 8 条により公証人の職務を
遂行する場合には第 72 条および第 73 条を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 6 章の 2 大韓公証人協会<改正 2009.2.6>
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
第 77 条の 2(目的と設立)①適切で統一された公証業務のため指導・監督を遂行して、公証
制度の改善と発展を図り、公証人の品位を向上させるために大韓公証人協会を置く。
②大韓公証人協会は法人にする。
③大韓公証人協会は次の各号の事項を含む会則を定めて法務部長官の認可を受けて設立す
る。会則を変更しようとする場合にもまた同じである。
1.名称と事務所の所在地
2.会員の加入と脱退に関する事項
3.総会、理事会、その他の機関の構成・権限および会議に関する事項
4.役員の選任・任期および職務に関する事項
5.会員の権利と義務に関する事項
6.会員の指導と監督に関する事項
7.資産と会計に関する事項
[全文改正 2009.2.6]
第 77 条の 3(入会義務)①公証人は大韓公証人協会の会員に加入しなければならない。
②認可公証人は公証担当弁護士のうちで代表者 1 人を選定して大韓公証人協会会員として
の権利を行使して義務を遂行する。
③認可公証人の公証担当弁護士は大韓公証人協会の準会員になる。
[本条新設 2009.2.6]
第 77 条の 4(役員)①大韓公証人協会には次の各号の役員を置く。
1.協会長 1 人
2.副協会長 5 人以内
3.常任理事 10 人以内
4.理事 50 人以内
5.監査 3 人以内
②役員は総会で選任する。
[本条新設 2009.2.6]
第 77 条の 5(総会)①大韓公証人協会に総会を置く。
②総会は大韓公証人協会で会則により選出した代議員で構成する。
③次の各号の事項は総会の決議を経なければならない。
1.会則の改正、規則の制定と改正
2.役員と運営委員の選出と解任
3.予算と決算
4.その他に会則で定める事項
[本条新設 2009.2.6]
第 77 条の 6(運営委員会)①大韓公証人協会に会則の規定により運営委員会を置く。
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
②運営委員会は大韓公証人協会の運営に関する重要事項を決議する。
[本条新設 2009.2.6]
第 77 条の 7(諮問と建議)大韓公証人協会は公共機関の諮問に応えて、公証事務と関連した
改善事項を公共機関に建議することができる。
[本条新設 2009.2.6]
第 77 条の 8(会員研修等)①大韓公証人協会は公証人の倫理意識を育成して専門性と職務遂
行能力を向上させるために会員(準会員を含む)および第 23 条第 1 項による補助者を相手に
研修教育をしなければならない。
②研修教育の時間、方式、手続きとその他に必要な事項は大韓公証人協会が定める。
③大韓公証人協会の長は毎年 1 月末日まで前年度に実施した研修教育状況と実績を法務部
長官に報告しなければならない。
[本条新設 2009.2.6]
第 77 条の 9(公証書類の統合保管)①大韓公証人協会は法務部長官の許可を受けて公証人に
代わって第 24 条第 1 項各号による書類等と第 66 条の 8 第 1 項・第 2 項による情報、電子
文書等を統合保管できる施設を設置・運営することができる。この場合その施設基準およ
び許可手続き等に関しては法務部令に定める。
②第 1 項により大韓公証人協会が統合保管する書類等、情報および電子文書等は公証人が
保存し、または保管するとみなす。
③法務部長官は大韓公証人協会が第 1 項による施設をそろえられない場合、その許可を取
り消すことができる。この場合聴聞を経なければならない。
④第 1 項による統合保管の手続き、費用およびその他に必要な事項は大韓公証人協会が定
める。
[本条新設 2009.2.6]
第 77 条の 10(監督)①大韓公証人協会は法務部長官の監督を受ける。
②大韓公証人協会は総会の決議内容を直ちに法務部長官に報告しなければならない。
③法務部長官は第 2 項の決議内容が法令を違反すると認めれば取り消すことができる。
[本条新設 2009.2.6]
第 77 条の 11(委任規定)大韓公証人協会の組織・運営等に関してその他に必要な事項は大統
領令により定める。
[本条新設 2009.2.6]
第7章
監督と懲戒<改正 2009.2.6>
第 78 条(監督機関)①公証人は法務部長官が監督する。
②法務部長官は公証人に対する監督権の一部を地方検察庁検事長に委任し、または大韓公
証人協会の場に委託することができる。
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
[全文改正 2009.2.6]
第 79 条(監督権の内容)第 78 条第 1 項の監督権は次の各号の事項を含む。
1.公証人の不適切な職務遂行に関して注意を促し、または適切に職務を取り扱うように指
示すること
2.職務内外を問わず公証人の地位に適合しない事項がある場合にはこれに対し関して警告
すること。この場合警告する前にその公証人に弁解の機会を与えなければならない。
[全文改正 2009.2.6]
第 80 条(書類の検閲)法務部長官は所属職員に公証人が保存し、または保管する書類などを
検閲するようにすることができる。
[全文改正 2009.2.6]
第 81 条(異議申請)①嘱託人や利害関係人は公証人の事務取扱に関して所属地方検察庁検事
長に異議を申請することができる。
②第 1 項の異議に対する地方検察庁検事長の処分に関しては再び法務部長官に異議を申請
することができる。
③第 1 項および第 2 項による異議申請および処理手続き等に関する事項は法務部令により
定める。
[全文改正 2009.2.6]
第 82 条(懲戒理由および報告)①法務部長官は公証人が次の各号のどれか一つに該当すれば
第 85 条による公証人懲戒委員会に懲戒議決を要求しなければならない。
1.この法律およびこの法律による命令を違反した場合
2.監督権者の職務上命令または、その他の職務上義務に違反し、または品位を損傷する行
為をした場合
3.大韓公証人協会の会則に違反した場合
②地方検察庁検事長および大韓公証人協会の長は公証人に懲戒理由があると認められれば
直ちに法務部長官に報告しなければならない。
③第 1 項による懲戒議決要求は懲戒理由が発生した日から 3 年が過ぎればできない。
[全文改正 2009.2.6]
第 83 条(懲戒の種類)公証人に対する懲戒の種類は次の各号と同じだ。
1.解任(認可公証人の場合には認可取り消し)
2.1 年以下の停職
3.1 千万ウォン以下の過怠金
4.けん責
[全文改正 2009.2.6]
第 84 条(懲戒機関)公証人に対する懲戒は第 85 条による公証人懲戒委員会の議決により法務
部長官がする。
[全文改正 2009.2.6]
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
第 84 条の 2(認可公証人に対する懲戒)認可公証人の公証担当弁護士に懲戒理由がある場合
には該当公証担当弁護士だけでなく認可公証人も懲戒することができる。ただし、認可公
証人がその違反行為を防止するために該当業務に関して相当な注意と監督を怠らない場合
にはこの限りではない。
[本条新設 2009.2.6]
第 85 条(懲戒委員会)①公証人に対する懲戒事件を審議・議決するために法務部に公証人懲
戒委員会(以下"懲戒委員会"という)を置く。
②懲戒委員会は委員長 1 人と委員 6 人で構成して、委員がやむをえない理由で職務を実行
できない時にはその職務を代行するようにするために予備委員 6 人を置く。
③委員長は法務部次官がなる。
④委員および予備委員は次の各号の者がなって、任期は 2 年にする。
1.法務部の室長・局長または、検事中で法務部長官が指名する 3 人
2.公証人、法学教授および学識と経験が豊富な人の中で法務部長官が委嘱する者各 1 人
⑤委員長は懲戒委員会の業務を総括して会議を招集してその議長になる。
⑥委員長がやむをえない理由で職務を実行できない時には委員長が指定する委員がその職
務を代行して、委員がやむをえない理由で職務を実行できない時には委員長が指定する予
備委員がその職務を代行する。
[全文改正 2009.2.6]
第 85 条の 2(懲戒嫌疑者の出席・陳述権等)①委員長は懲戒審議期日を定めて懲戒嫌疑者に
出席を命じることができる。
②懲戒嫌疑者は懲戒審議期日に出席して話または、書面で自分に有利な事実を述べ、また
は必要な証拠を提出することができる。
③懲戒委員会は懲戒審議期日に審議を始めて懲戒嫌疑者に対し懲戒理由になる事実とその
他に必要な事実に対し尋問することができる。
④懲戒嫌疑者は弁護士または、弁護士に準ずる学識と経験がある人を特別弁護人に選任し
て懲戒事件に対する陳述と証拠提出をするようにすることができる。
⑤懲戒委員会は職権でまたは、懲戒嫌疑者や特別弁護人の請求を受けて鑑定を命じ、また
は証人を尋問することができ、または関係行政機関やその他の機関に対し事実照会または、
書類の提出を要請することができる。
⑥懲戒委員会は懲戒嫌疑者が委員長の出席命令を受けて懲戒審議期日に出席しない場合に
は書面で審議することができる。
⑦委員長は出席した懲戒嫌疑者や選任された特別弁護人に懲戒事件に対する最終意見を述
べる機会を与えなければならない。
[本条新設 2009.2.6]
第 85 条の 3(除斥理由)委員長と委員は自分または、自らの親族や親族だった者に対する懲
戒事件の審議に関与できない。
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
[本条新設 2009.2.6]
第 85 条の 4(懲戒議決)懲戒委員会は懲戒事件の審議を終えれば在籍委員過半数の賛成で懲
戒を議決する。
[本条新設 2009.2.6]
第 85 条の 5(過怠金の執行)①第 83 条第 3 号による過怠金を出さない時には検事の命令で執
行する。
②第 1 項の執行に関しては「非訟事件手続法」第 249 条を準用する。
③公証人が出した身元保証金は第 19 条第 3 項の場合、他には他の公課金および債権より優
先して過怠金に充当する。
[本条新設 2009.2.6]
第 85 条の 6(委任規定)懲戒委員会の運営やその他に懲戒に必要な事項は大統領令に定める。
[本条新設 2009.2.6]
第 85 条の 7(「刑事訴訟法」等の準用)書類の送達、期日の指定や変更および証人・鑑定人
の宣誓と給与に関する事項に対しは「刑事訴訟法」と「刑事訴訟費用などに関する法律」
を準用する。
[本条新設 2009.2.6]
第 86 条(職務停止)①公証人が拘束され、または拘留の刑を受ければ釈放される時までその
職務が停止する。
②法務部長官は第 84 条による懲戒手続きが開始された公証人に対し懲戒決定の結果停職ま
たは、解任(認可公証人の場合、認可取り消し)に達することになる可能性が非常に大きくて
そのまま置けば公正で適切な公証事務の実行が困難であると認められれば懲戒手続きが終
る時まで公証人の職務を停止させることができる。
③懲戒委員会は第 2 項により職務が停止した日から 3 か月内に該当公証人に対し懲戒に関
する議決をしなければならない。ただし、懲戒委員会の決定で 3 か月の範囲でその期間を
延長することができる。
④公証人の職務停止に関しては公証人の停職に関する規定を準用する。
[全文改正 2009.2.6]
第 86 条の 2(職務停止の解除)法務部長官は職務停止期間中である公証人に対する懲戒手続
きの進行状況に照らして停職または、解任(認可公証人の場合には認可取り消し)に達するこ
とになる可能性が大きくなく、公正で適切な公証事務実行が困難であると認める理由がな
くなったと認めるほどの相当な理由があれば職権でその職務停止を解除することができる。
[本条新設 2009.2.6]
第 86 条の 3(職務停止期間の合算)職務停止命令を受けた公証人が該当懲戒事件で停職処分
を受ければ職務停止期間はその全部または、一部を停職期間に含む。
[本条新設 2009.2.6]
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
第8章
罰則<新設 2009.2.6>
第 87 条(罰則)公証人ではないにもかかわらず公証人の表示または、記載をし、または利益
を得る目的で公証事務を取り扱うという表示または、記載をした者は 3 年以下の懲役また
は、2 千万ウォン以下の罰金に処する。この場合懲役と罰金は併科することができる。
[全文改正 2009.2.6]
第 88 条(罰則)任命公証人または、認可公証人の公証担当弁護士が第 66 条の 2 第 2 項に違
反した場合には 500 万ウォン以下の罰金に処する。
[全文改正 2009.2.6]
第 89 条(両罰規定)認可公証人の公証担当弁護士がその認可公証人の業務に関して第 88 条の
違反行為をすればその公証担当弁護士を罰する他にその認可公証人にも該当条文の罰金刑
を科する。ただし、認可公証人がその違反行為を防止するために該当業務に関して相当な
注意と監督を怠らない場合にはこの限りではない。
[本条新設 2009.2.6]
第 90 条(過怠金)①第 57 条の 2 第 1 項または、第 66 条の 5 第 2 項により宣誓をするとき、
私署証書または、電子文書の内容が偽りであることを知りながら宣誓した人には 300 万ウ
ォン以下の過怠金を賦課する。
②第 1 項による過怠金は該当公証人が所属した地方検察庁の検事長が賦課・徴収する。
③第 1 項にもかかわらず、その違反者が自身または、第三者に対する裁判で自身の私署証
書または、電子文書に書かれた偽り内容を訂正する陳述をした場合には過怠金を減軽し、
または免除する。
[本条新設 2013.5.28]
[施行日:2013.11.29]第 90 条
付則<法律第 2255 号、1970.12.31>
①(施行日)この法律は公布した日から施行する。
②(経過措置)第 6 条の規定による"公務"には選挙による公務員の職務は除外される
付則<法律第 2699 号、1974.12.21>
この法律は公布した日から施行する。
付則<法律第 3432 号、1981.4.13>
①(施行日)この法律は公布した日から施行する。
②(経過措置)この法律は施行当時の公証人の任期に関しては再任に関する事項を除いては
従来の規定による。
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
付則<法律第 3724 号、1984.4.10>
第 1 条(施行日)この法律は 1984 年 9 月 1 日から施行する。
第 2 条ないし第 24 条省略
第 25 条(他の法律の改正および他の法律との関係)①ないし⑥省略
⑦公証人法中次のとおり改正する。
第 62 条中"商法第 167 条"を"商法第 292 条"とする。
⑧省略
付則<法律第 3790 号、1985.9.14>
第 1 条(施行日)この法律は 1985 年 10 月 1 日から施行する。
第 2 条(他の法律の改正)①簡易手続きによる民事紛争事件処理特例法中次のとおり改正する。
第 2 条中"法人登記・"を削除する。
第 3 条および第 4 条を削除する。
第 17 条中"第 3 条第 2 項、"を削除する。
②弁護士法中次のとおり改正する。
第 48 条第 2 項中"公証業務に対する監督および"を"公証に関する業務およびその監督と"t
する。
第 81 条第 1 項中"第 41 条または簡易手続きによる民事紛争事件処理特例法第 3 条第 2 項の
規定に違反した"を"第 41 条の規定に違反した"とする。
第 3 条(他の法令との関係)この法律施行当時他の法令で従来の簡易手続きによる民事紛争事
件処理特例法第 3 条および第 4 条の規定を引用する場合には従来の規定に替えてこの法律
該当条文を引用したものとみなす。
第 4 条(経過措置)この法律施行前に簡易手続きによる民事紛争事件処理特例法第 3 条および
第 4 条の規定によって行われた法人議事録の認証と手形・小切手の公証はこの法律によっ
たものとみなす。
付則<法律第 4423 号、1991.12.14>
第 1 条(施行日)この法律は 1992 年 2 月 1 日から施行する。
第 2 条ないし第 5 条省略
第 6 条(他の法律の改正など)①ないし⑥省略
⑦公証人法中次のとおり改正する。
第 87 条第 2 項中"第 278 条"を"第 249 条"とする。
⑧ないし⑭省略
付則<法律第 4544 号、1993.3.10>
第 1 条(施行日)この法律は公布した日から施行する。
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
第 2 条ないし第 5 条省略
第 6 条(他の法律の改正等)①公証人法中次のとおり改正する。
第 88 条中"簡易手続きによる民事紛争事件処理特例法第 9 条"を"同法第 48 条の 2"とする。
②省略
付則<法律第 4745 号、1994.3.24>
この法律は公布した日から施行する。
付則<法律第 5590 号、1998.12.28>
①(施行日)この法律は公布後 6 月が経過した日から施行する。
②(公証人補助者に関する経過措置)この法律施行当時従来の第 23 条の規定によって所属地
方検察庁検事長から公証人補助者の認可を受けた場合には第 23 条の改正規定によって申告
したものとみなす。
付則<法律第 6207 号、2000.1.28>(弁護士法)
第 1 条(施行日)この法律は公布後 6 月が経過した日から施行する。
第 2 条ないし第 4 条
第 5 条(他の法律の改正など)①公証人法中次のとおり改正する。
第 88 条第 1 項中"弁護士法第 30 条の規定によって"を"弁護士法第 40 条の規定によって"と
する。
②省略
付則<法律第 6626 号、2002.1.26>(民事訴訟法)
第 1 条(施行日)この法律は 2002 年 7 月 1 日から施行する。
第 2 条ないし第 5 条省略
第 6 条(他の法律の改正)①ないし③省略
④公証人法中次のとおり改正する。
第 56 条の 4 第 3 項中"民事訴訟法第 163 条第 2 項、同法第 165 条第 1 項、同法第 166 条な
いし第 170 条、同法第 172 条および同法第 178 条"を"民事訴訟法第 176 条第 2 項、同法第
178 条第 1 項、同法第 179 条ないし第 183 条、同法第 186 条および同法第 193 条"とする。
⑤ないし<29>省略
第 7 条省略
付則<法律第 6627 号、2002.1.26> (民事執行法)
第 1 条(施行日)この法律は 2002 年 7 月 1 日から施行する。
第 2 条ないし第 5 条省略
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
第 6 条(他の法律の改正)①ないし⑦省略
⑧公証人法中次のとおり改正する。
第 56 条の 2 第 4 項中"民事訴訟法第 519 条"を"民事執行法第 56 条"と、"債務名義"を"執行
権原"として、同条第 5 項中"債務名義"を"執行権原"とする。
第 56 条の 4 第 1 項本文中"民事訴訟法第 519 条第 3 号"を"民事執行法第 56 条第 4 号"と、"
同法第 490 条第 2 項および同条第 3 項"を"同法第 39 条第 2 項および同条第 3 項"とする。
⑨ないし<55>省略
第 7 条省略
付則<法律第 7427 号、2005.3.31> (民法)
第 1 条(施行日)この法律は公布した日から施行する。ただし、…省略…付則第 7 条(第 2 項
および第 29 項を除く)の規定は 2008 年 1 月 1 日から施行する。
第 2 条ないし第 6 条省略
第 7 条(他の法律の改正)①ないし⑤省略
⑥公証人法一部を次のとおり改正する。
第 21 条第 1 号中"配偶者、親族または、同居のオーストラリアや家族"を"配偶者または、親
族"でする。
第 33 条第 3 項第 6 ホジュン"親族、同居の戸主または、家族"を"親族"とする。
⑦ないし<29>省略
付則<法律第 7428 号、2005.3.31> (債務者犠牲および破産に関する法律)
第 1 条(施行日)この法律は公布後 1 年が経過した日から施行する。
第 2 条ないし第 4 条省略
第 5 条(他の法律の改正)①ないし⑪省略
⑫公証人法一部を次のとおり改正する。
第 13 条第 2 号中"破産者"を"破産宣告を受けた者"とする。
⑬ないし<145>省略
第 6 条省略
付則<法律第 9138 号、2008.12.19>
この法律は公布した日から施行する。
付則<法律第 9416 号、2009.2.6>
第 1 条(施行日)この法律は公布後 1 年が経過した日から施行する。ただし、第 66 条の 3 か
ら第 66 条の 11 までの改正規定は公布後 1 年 6 ヶ月が経過した日から施行して、第 15 条第
3 項・第 4 項および第 15 条の 4 第 3 項・第 4 項の改正規定中定年に関する部分は公布後 3
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
年が経過した日から施行する。
第 2 条(任命公証人に対する経過措置)この法律施行当時法務部長官から任命を受けて公証事
務を遂行している公証人は第 12 条の改正規定にもかかわらず、この法律による任命を受け
たものとみなす。
第 3 条(法務法人等および公証認可合同法律事務所に対する経過措置)①この法律施行当時法
務部長官から従来の第 17 条第 1 項により公証事務所設置認可を受けて公証事務を遂行して
いる法務法人等と公証認可合同法律事務所(以下"既存公証事務所"という)はこの法律による
認可公証人とみなし、従来の第 20 条第 1 項により署名と職印の印影を申告して既存公証事
務所で公証人の職務を遂行している弁護士は第 15 条の 4 第 1 項の改正規定にもかかわらず、
この法による公証担当弁護士とみなして、それぞれ認可公証人および公証担当弁護士に関
するこの法律の規定を適用する。ただし、第 15 条の 8 第 1 項の改正規定による認可期間は
この法律施行日から起算する。
②既存公証事務所はこの法律施行日から 3 か月以内に第 15 条の 3 第 1 項の改正規定により
公証担当弁護士の申告を終えなければならない。
第 3 条の 2(定年に関する特例)任命公証人および公証担当弁護士の定年は第 15 条第 3 項お
よび第 15 条の 4 第 3 項の改正規定にもかかわらず、2017 年 12 月 31 日までは 80 才とす
る。
[本条新設 2012.1.17]
第 4 条(公証人の職務教育に関する特例)この法律施行当時法務部長官から任命を受けて公証
事務を遂行している公証人と既存公証事務所で公証人の職務を行う弁護士として従来の第
20 条第 1 項により署名と職印の印影を申告した者に対しは第 15 条の 10 の改正規定を適用
しない。
第 5 条(公証人補助者の申告に関する特例)この法律施行当時従来の規定により所属地方検察
庁検事長に申告された公証人補助者は第 23 条の改正規定により大韓公証人協会に申告され
たものとみなす。
第 6 条(大韓公証人協会に対する経過措置)①この法律施行当時従来の規定により設立された
公証協会はこの法による大韓公証人協会とみなす。
②第 1 項の公証協会はこの法施行日から 6 ヶ月以内にこの法による会則と組織を備えて法
務部長官に報告しなければならない。
第 7 条(他の法令との関係)この法律施行当時他の法令で従来の「公証人法」または、その規
定を引用した場合、この法律中該当する規定がある場合には従来の規定を替えてこの法律
または、この法律の該当規定を引用したものとみなす。
第 8 条(他の法律の改正)①弁護士法一部を次のとおり改正する。
第 47 条ただし書を削除する。
第 49 条第 1 項を次のとおりとする。
①法務法人はこの法及び他の法律による弁護士の職務に属する業務を遂行する。
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公証人法[施行 2012.9.2.] [法律第 11461 号、2012.6.1、他法改正]
[司法書士長谷川清仮訳]
第 50 条第 7 項ただし書を削除する。
第 51 条中"その法人が"を"その法人が認可公証人として"とする。
第 58 条第 2 項、第 58 条の 17 第 2 項および第 58 条の 31 第 2 項をそれぞれ削除する。
②商法一部を次のとおり改正する。
第 625 条各号以外の部分のうち"法務法人と公証人は合同法律事務所の当該業務執行弁護士
を含む"を"認可公証人の公証担当弁護士を含む"とする。
付則<法律第 9750 号、2009.5.28>
この法律は公布した日から施行する。
付則<法律第 11154 号、2012.1.17>
この法律は公布した日から施行する。
付則<法律第 11461 号、2012.6.1> (電子文書および電子取引基本法)
第 1 条(施行日)この法律は公布後 3 か月が経過した日から施行する。
第 2 条から第 9 条まで省略
第 10 条(他の法律の改正)①省略
②公証人法一部を次のとおり改正する。
第 1 条の 2 第 2 号中"「電子取引基本法」"を"「電子文書および電子取引基本法」"とする。
③から<25>まで省略
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