ドバイ日本人学校 平成26年6月30日 発行 学校だより 第 8 号 学校長 岡村 修 まもなく7月、1学期の締めくくりを大切に 音楽発表会の余韻が冷めやらぬまま6月が終わろうとしています。 学校は中学部の期末テストが終わり、アル・ナスル室内プールで実施しています水泳学習 も後半が始まっています。 中学生の皆さんにとっては期末テストがあり、ゆっくりする時間が少なかった6月ではな かったでしょうか。特にG7の皆さんは初めての定期テストで緊張して準備(計画・勉強) されたことと思います。しっかり準備し、一生懸命頑張ったことは必ず自分に返ってきます。 今回のテスト勉強の反省を今から自分の勉強方法に活かしましょう。 間もなく7月になり、1学期もあと少ししかありません。学習や生活、けじめをつけて暑 さに負けない規則正しい毎日を送りましょう。 現地理解講座 樋野伸二郎さんをお迎えして わたしたちの住むアラブ首長国やドバイの自然、文 化、生活や人々の考え方について講話を聴くことによ り、この国に関心を持ち、理解を深めるとともに異文 化を理解してもらうために、本校では総合的な学習の 時間(ミナレの時間)を利用して、今年も6月17日 に樋野伸二郎さんによる現地理解講座を開催いたし ました。 樋野さんはUAE在住38年でドバイ日本人学校 設立にも準備委員会の中心となってご尽力された方です。 現在UAEの首長国の一つ、ラス・アル・ハイマにお住まいになり、そこの財務大臣シェ イク・ファイサル殿下直属のアドバイザーとしても活躍されています。 今回は「樋野さんの仕事について」、「UAEの食糧 事情(フィッシュスークやスーパーマーケット)」、 「ラ ス・アル・ハイマの自然、野鳥」のテーマでお話をい ただきました。 自分で撮られた写真やビデオを見ながら魚の種類や日 本と違う魚のさばき方、スーパーに並ぶ果物、野菜な どの生産国、また日本ではあまり見ることのできない 貴重な野鳥についても教わりました。 児童生徒会によるチャリティ活動 22日から1週間、児童生徒会による初めてのチャリティ活動を実施しました。 これは私たちの住むUAEの恵まれない人たちへの寄付、支援を通して人のため、世のた めに行動することの大切さに気づこうと、児童生徒会が発案し、初めての試みとして取り組 みました。どのように呼びかけたらよいのか、品物が集まるのかなど心配しましたがとにか く、できることを前向きにやろうと活動しました。 音楽発表会でも呼びかけ、各家庭から不要な衣類を回収しま した。多くのご家庭から沢山の衣類を提供していただき感謝申 し上げます。 回収した衣類は「TAKE MY JUNK」を通してUA Eの人々の役に立てて参ります。 ラマダーン日課が始まりました 学校では今年も6月29日からラマダーン日課が始まりました。 児童生徒は13:45一斉下校となります。 「ラマダーン」はアラブの太陰暦(ヒジュラ暦)の9番目の月で、毎年11日ほど開始が早 くなっていきます。来年は6月18日ごろから「ラマダーン」を経験することになります。 この「ラマダーン」はイスラム教徒(ムスリム)にとってたいへん大事な月とされ、一年 で最も神聖な月で夜明けから日没まで断食(サウム)という修行が義務として課せられてい ます。これは貧しい人も富める人もみな同じでイスラム教への信仰心を表すものでもあるよ うです。UAEで生活する私たち非イスラム教徒に断食を進めることはありませんが、断食 中に公共の場所で飲食することは避けなければなりません。ラマダーン中の飲食については 注意や配慮が必要です。イスラム教の国ドバイで生活する私たちにとって不自由を感じるか もしれませんが、これも海外に暮らす貴重な経験であると、前向きに考えたいと思います。 子どもたちにとってもこの国で生活することは、宗教の違いや文化、何よりこの灼熱の暑 さも異文化に触れる貴重な体験となると思います。 7月 文月(ふみづき):July の主な行事 2日(水)さわやかタイム(G2468) 3日(木)水泳学習⑦ 6日(日)英検二次 7日(月)さわやかタイム(G13579) 10日(木)水泳学習⑧(水泳大会) 14日(月)個別懇談(希望者) 15日(火)個別懇談(希望者) 17日(木)一学期終業式 18日(金)夏季休業日(~8/23) 暑さが増してきた6月でした。体調管 理が難しいこの頃です。子どもたちも休 み時間は体育館ですっかり汗をかいて 教室に引き上げてきます。又、体育の時 間も汗をかいています。汗を拭くための タオルを持たせて体調管理をお願いし ます。
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