みなさん、こんにちは。 「床ずれ119番」です。 今回のテーマは・・・ 褥瘡KYT(危険予知トレーニング) 「オムツ使用とスキンケア」 についてです! オムツ使用とスキンケア 高齢者の多い病棟ほど、 普段の業務の中でオムツ交換をしていると思います。 では、オムツを使用することにより、どのよう な皮膚トラブルの危険があるのでしょうか オムツを着けてみました さて、どこに危険が潜んでいるでしょうか 危険因子 オムツのシワ 座った時のズレ ギャザー 尿・便失禁 オムツ内の蒸れ 褥瘡の危険因子は・・・ オムツのシワ ギャザー 圧迫 オムツ内の蒸れ 尿・便失禁 過度の湿潤 座った時のズレ 摩擦 皮膚のかぶれ・ただれ 褥瘡 オムツのシワ オムツ・尿パットのシワやたるみ 皮膚に思わぬ圧がかかります ギャザー 横モレ防止の為に付いている「ギャザー」 柔らかい物ですが、時に思わぬ傷を作ります ソケイ部 臀部 特にオムツのテープをギリギリで止めていると出来てしまいがちです。 体が大きい方には注意しましょう オムツによる圧迫をできる限り少なく • 体型にあったものを選ぶ(サイズを確認) • できる限りシワを伸ばす • テープでしっかりと固定する • オムツは必要以上に重ねない オムツ内の蒸れ オムツの中は、常に高温多湿状態 = 蒸れ オムツの通気性や吸水力が悪いと、皮膚はふやけてし まいます(浸軟)。皮膚が傷つきやすくなり、刺激を受け やすい状態となります。 これに摩擦やズレが加わると・・・ 皮膚に糜爛が!! 尿・便失禁 失禁によりオムツ内に尿や便があると、 高温多湿状態が更に悪化 さらにさらに 便には消化酵素が含まれ、特に下痢便にはとても多い。 おしりの皮膚はその刺激を直接受ける事になり・・・ かぶれ(皮膚炎)やただれ(皮膚糜爛)に 座った時の臀部のずり下がり しかし・・・ オムツによる摩擦・ずれ オムツのずり上がりにより、上方向に力が加わります ずれの結果 汚れたオムツは早めに交換しましょう ひどい下痢の患者には・・・ おしりに撥水効果のある「保湿剤」を 使用すると、皮膚の浸軟予防に 効果的です。 いろいろな商品が発売されている ので、くわしく知りたい方は、 お気軽にお問い合わせください♪ まとめ • オムツは正しく着用 • オムツによる圧迫に要注意 • 失禁状態はなるべく短く • スキンケアが褥瘡予防になる オムツ使用時のスキントラブルに 注意しましょう
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