アラートの対処方法について

各アラートが出た場合の対応方法と注意点について
日本ネットワークアソシエイツ 株式会社
2004 年 5 月作成
1
目次
ウイルススキャン ............................................................................................................................................... 3
1.
ウイルスを検出した場合.......................................................................................................................... 3
2.
コンピューターに悪意を及ぼす可能性があるスクリプトが検出された場合................................................. 5
3.
ワームの可能性があると思われるメールの送信を検出した場合 .............................................................. 6
パーソナルファイアウォールプラス ..................................................................................................................... 7
1.
レッドアラート .......................................................................................................................................... 7
2.
グリーンアラート ...................................................................................................................................... 8
3.
ブルーアラート ........................................................................................................................................ 8
プライバシーサービス....................................................................................................................................... 10
1.
プライバシーの保護 .............................................................................................................................. 10
2.
セキュリティ........................................................................................................................................... 13
3.
ペアレンタル コントロール(保護者機能) ................................................................................................ 16
各アラート対応表 ............................................................................................................................................. 17
ウイルススキャン .......................................................................................................................................... 18
パーソナルファイアウォールプラス ................................................................................................................ 20
プライバシーサービス ................................................................................................................................... 21
2
ウイルススキャン
ウイルススキャンには以下のものを検出したときにアラートが表示されます。
•
ウイルスを検出した場合
¾
ファイルにアクセスしたとき - ActiveShield
¾
メールを受信したとき - 電子メールスキャン
•
コンピューターに悪意を及ぼす可能性があるスクリプトが検出された場合
•
ワームの可能性があると思われるメールの送信を検出した場合
1.
ウイルスを検出した場合
a
ファイルにアクセスしたとき – ActiveShield による検出
ファイルアクセス時(読み込みや書き込みを行ったとき)にそのファイルがウイルスに感染している場合次
のようなアラートが表示されます。
自動的に駆除できるウイルスや自動的にファイルを削除するウイルスに関しては、検出後自動的にファ
イルからウイルスが駆除されるかまたは自動的にファイルが削除されるメッセージが表示されます。この
場合はなにも行う必要はありませんので、そのまま警告を閉じても構いません。
自動的に駆除できなかった場合は、実行する操作の下にある文字列をマウスでクリックすることで、次の
操作を行うことが出来ます。
•
感染ファイルを削除する
この選択を行うと、ファイルを削除します。不必要なファイルや、電子メールの添付ファイルを保存し
たときに表示された場合は、この選択を行うことで感染しているファイルを削除してください。
•
感染ファイルを隔離する
この選択を行うと、ファイルを一時的に使えない状態にし、隔離します。[新しいウイルスと未知のウ
イルスをスキャン]を指定している場合には、ウイルスの可能性があるファイルも検出します。この場
3
合には、一時隔離し、そのファイルを検体することで本当のウイルスかどうか確認することができま
す。また、削除も行えないファイルに関しても隔離後、削除することが出来る場合があります。
•
詳細情報を調べる
この選択を行うと、ファイル名、ウイルス名、現在の状態などが表示されます。この内容を参照しても、
[隔離]または[削除]を選択することが可能です。
•
この警告を無視して閉じる
検出したウイルスをそのまま放置する場合はこの選択を行います。EICAR の検出テスト後そのまま
保存しておきたい場合を除いて、この選択をすることはしないでください。検出後なにもしない状態に
するとウイルスに感染する可能性があります。
b
メールを受信したとき – 電子メールスキャン
電子メールを受信するとき、または送信するときその電子メールにウイルスファイルが添付されていない
か確認を行います。デフォルト設定では、アラートは表示せずに自動的にファイルを隔離し、添付メール
を差し替えて送受信する設定になっています。
アラート設定を変更した場合は、次のようなアラートが表示されます。
ActiveShield の検出と同様に、自動的に駆除できるウイルスや自動的にファイルを削除するウイルスに
関しては、検出後自動的にファイルからウイルスが駆除されるかまたは自動的にファイルが削除されるメ
ッセージが表示されます。この場合はなにも行う必要はありませんので、そのまま警告を閉じても構いま
せん。
自動的に駆除できなかった場合は、実行する操作の下にある文字列をマウスでクリックすることで、次の
操作を行うことが出来ます。
•
感染ファイルを削除する
この選択を行うと、ファイルを削除します。不必要なファイルや、電子メールの添付ファイルを保存し
たときに表示された場合は、この選択を行うことで感染しているファイルを削除してください。
•
感染ファイルを隔離する
この選択を行うと、ファイルを一時的に使えない状態にし、隔離します。[新しいウイルスと未知のウ
イルスをスキャン]を指定している場合には、ウイルスの可能性があるファイルも検出します。この場
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合には、一時隔離し、そのファイルを検体することで本当のウイルスかどうか確認することができま
す。また、削除も行えないファイルに関しても隔離後、削除することが出来る場合があります。
•
詳細情報を調べる
この選択を行うと、ファイル名、ウイルス名、現在の状態などが表示されます。この内容を参照しても、
[隔離]または[削除]を選択することが可能です。
•
この警告を無視して閉じる
検出したウイルスをそのまま放置する場合はこの選択を行います。EICAR の検出テスト後そのまま
保存しておきたい場合を除いて、この選択をすることはしないでください。検出後なにもしない状態に
するとウイルスに感染する可能性があります。
2.
コンピューターに悪意を及ぼす可能性があるスクリプトが検出された場合
スクリプトストッパーを有効にしていると、アプリケーションを実行したり、スクリプトを実行したりすると次のよう
なアラートが表示される場合がございます。
このようなアラートがあがったときには、許可するかしないかは以下のような指針で検討することができます。
•
ファイルを見て、自身で起動したファイルであるかを確認する。
自身で起動したファイルである場合で、かつ信頼できるソフトウェアである場合は、基本的には許可をし
ても問題ありません。通常のソフトウェアでは、システムを操作する処理が入ることが多くあります。スクリ
プトストッパーは、そのソフトウェアが信用できるものかそうでないかは確認せずにシステムに影響を及ぼ
すスクリプトを遮断しようとしますので、信頼できるソフトウェアを自身で起動した場合は問題となる可能
性は低くなります。
ですが、このような場合でも、ファイルが書き換えられている場合は、システムに影響を及ぼす可能性も
あります。いままで、このようなアラートが表示されていなく、かつソフトウェアのアップデートを行っていな
い状況で、このようなアラートが表示された場合は、ファイルを確認してみる必要があります。
逆に、お客様が起動した覚えも無く、またファイル自体も良く分からない場合、これらは悪意のあるスクリ
プトである可能性が高くなります。ただ、このような場合でも、ソフトウェアによっては最初に起動したモジ
ュールが他のモジュールを起動する場合もあるので、一概に問題と断定することは出来ません。表示さ
5
れたアラートにある[詳細情報を調べる]をクリックして、信用できるものか確認します。
3.
ワームの可能性があると思われるメールの送信を検出した場合
ワームストッパーを有効にしている場合、メールの送信時などに次のようなアラートが表示される場合がござ
います。
このようなアラートが表示されるのは以下の 3 つの条件のどれかに送信メールが適合した場合になります。
•
パターン照合による検出
ワームストッパーの設定で、[パターン照合を有効にする(推奨)]を有効にしている場合、マカフィーで定義
しているワームの可能性が高いパターンと一致するか確認されます。例えば送信メールの件名が同じも
のが 2 通続けて送信された場合など、このパターン照合に適合しアラートが表示されます。
•
同時に送信するアドレス数による警告
[電子メールが xx またはそれ以上の受信者に送信された場合に警告する]を有効にしている場合、To(宛
先)に xx で設定した数以上のアドレスが入っているメールが送信されようとするとアラートが表示されま
す。
•
一定時間内におけるメールの送信数による警告
[xx通の電子メールが oo 秒以内に送信された場合に警告する]を有効にしている場合、oo で指定した時
間内に、xx 通のメールが送信されようとするとアラートが表示されます。
このようなアラートが表示されたときには、このメールがお客様自身で、[送信]ボタンをおして送信しているメー
ルかそうでないかの指針で許可するかしないかを検討してください。ワームは自動的に大量のアドレスに自分
を複製したものを送付し、増殖していきます。通常お客様自身でメールを送信している場合に検知した場合は、
ワームである可能性が低くなります。お客様がメールを送信後、検出されたメールの件名と同様の場合は、許
可しても問題ない可能性が高くなります。
6
パーソナルファイアウォールプラス
パーソナルファイアウォールプラスでは、以下の 3 種類のアラートがありそれぞれ意味を持っています。
•
レッドアラート
•
グリーンアラート
•
ブルーアラート
通常のデフォルトで設定した場合は、レッドアラートのみ表示されます。
ここでは、これらのアラートが表示された場合に対処法について説明します。
1.
レッドアラート
このアラートが表示された場合、お客様は何らかの処理を選択しなくてはいけません。これらのアラートが表
示される場合は主に次の 2 つのタイプがあります。
•
アクセス権を設定していないアプリケーションがインターネットにアクセスしようとした場合
パーソナルファイアウォールプラスでまだ設定していないアプリケーションが、ネットワーク接続を行おうと
した場合に表示されます。
このようなアラートが表示された場合には次のような基準で許可するかしないかを検討してください
¾
ネットワークを必要としているソフトウェアかそうでないか
メールソフトウェアや、FTP ソフトウェアなどネットワークを使うことを前提としたソフトウェアでお客様
自身が起動したソフトウェアの場合、大抵の場合は許可しても問題はありません。これらのソフトウェ
アでアクセスを許可しないと正常に動くことが出来なくなってしまう可能性もあります。
1.
信頼できるソフトウェアかそうでないか
お客様自身で信頼できるソフトウェアメーカーから提供されているアプリケーションであるかないかの
判断も重要な基準の 1 つになります。インターネットからダウンロードできるファイルには一見通常の
ソフトウェアに見えても、裏で個人情報を送信するスパイウェアなどが存在します。信頼できるか分
7
からない場合、ソフトウェアがネットワークを使うものか製作したメーカーに確認するか、そのメーカ
ーのプライバシーポリシーを見てから許可することをお勧めします。
•
アクセスを許可したアプリケーションが変更されている場合
パーソナルファイアウォールプラスは許可したアプリケーションが起動時に変更されていないか確認を行
います。これは許可されているアプリケーションになりすまして起動するソフトウェアなどから保護するた
めに行われます。このようなアラートが表示された場合は、まずそのソフトウェアを最近アップデートした
か確認します。アップデートしていないのに表示される場合は、それが改ざんされたものか再度確認して
ください。また、Internet Explorer の自動更新のように、バックグラウンドで自動的に更新される可能性も
ありますので、ソフトウェアの特性を理解しておくことも重要です。
2.
グリーンアラート
このアラートは、お客様への通知目的に使用されるもので、アラートが表示されてもとくに操作する必要はあり
ません。
このアラートにはスマートリコメンデーションを使用している場合に、自動許可されたアプリケーションの通知な
どが含まれます。
3.
ブルーアラート
このアラートは受信イベントに記録されるアクセスがあった場合に、通知目的のために表示されます。このアラ
ートが表示されたときにはすでに外部アクセスをブロックしている状態になっていますので、特に操作が必要
にはなりません。アクセスの情報を随時参照したい方のみこのアラートタイプを表示することをお勧めします。
8
9
プライバシーサービス
プライバシーサービスでは、プライバシーの保護、セキュリティそして保護者機能があり、それぞれの機能が様々な
アラートを表示します。この章では、それらのアラートが表示されたときにどのように対応できるのかを説明していき
ます。
これらのアラートの変更を行うことができるのはプライバシーサービスで管理者ユーザーに設定されているユーザ
ーでログインしている時のみです。その他のユーザーでログインしている場合は、変更には管理者のパスワードが
必要な場合があります。
1.
プライバシーの保護
プライバシーの保護では、個人情報が送信されたとき、Cookie が作成されたときまたは Web バグが埋め込まれて
いた場合などにアラートを表示するように設定することができます。
これらのアラートが表示されたときは、次のように対処を検討することが出来ます。
•
個人情報が送信されたときのアラート
プライバシーサービスで設定された、個人情報がブラウザなどから送信されたときには、次のようなアラ
ートが表示されます。
個人情報の送信アラート
サイト:
データが送信されるサイト名が表示されます
送信しようとしている情報:
送信されるデータの内容が表示されます
このような場合は、サイト欄に表示されているサイト名を確認し、お客様が現在アクセスしているサイトで
あるか、また信頼できるサイトであるかを確認します。あわせて、送信しようとしている情報欄に記述され
ている内容を確認し、意図的に送信する内容であるかそうでないかを確認します。
問題ない場合は、[情報の送信を許可する]にチェックを入れ、[OK]を押します。度々使用するサイトであ
る場合は、[サイトを認識済み。今後このアラートを表示しない]にチェックを入れることで、同じサイト上で
10
の情報の送信が常に許可されるようになります。
注: 情報をブロックすると Web サイトが必要としている情報が送信されず、正常に表示できない場合もあ
ります。
•
Web サイトが Cookie 情報にアクセスしたときのアラート
Cookie とは、Web サイトが利便性を高めるために、情報を簡易的に各パソコンに保存するために使用さ
れますが、いくつかのサイトでは、サイトにアクセスした回数などを記録し、その情報をデータとして活用
する場合もあります。
プライバシーサービスでは、Cookie フィルタを有効にしている場合、デフォルトではサードパーティサイト
からの Cookie を自動的にブロックするように設定されます。ユーザー自身で、Cookie の設定を変更した
場合は、次のようなアラートが表示される場合があります。
Cookie アクセスのアラート
タイトル:
Cookie のアクセス方法により、変更されます。
サイト:
データが送信されるサイト名が表示されます
このようなアラートが表示された場合は、まずタイトルを確認します。[直接的な・・・]と表示される場合は、
ユーザーがブラウザなどで直接アクセスしたサイトが Cookie にアクセスします。この場合は、信頼してい
るサイトであるか、またはアクセスしたサイトにあるプライバシーポリシーを参照して、信頼できるか確認し、
信用できる場合は、[Cookie を受け入れる]にチェックを入れ、[OK]をクリックします。度々使用するサイト
である場合は、[サイトを認識済み。今後このアラートを表示しない]にチェックを入れることで、同じサイト
上での情報の送信が常に許可されるようになります。
タイトルが、[間接的な・・・]と表示された場合は、アクセスしたサイト(Internet Explorer ではアドレスバー
に表示しているサイト)とは別のサイトが Cookie にアクセスを行おうとしています。このような場合は、アク
セス時間の傾向や頻度などを記録するために、アクセスしたサイトが他のマーケティング会社と提携して、
マーケティング情報の収集目的にアクセスする場合などがあります。この場合はサイト名を確認し、信頼
できるか上記と同様にプライバシーポリシーなどを参照して、信用できる場合は、アクセスを許可します。
タイトルが[プログラム・・・]と表示された場合は、起動した(ている)プログラムが Cookie にアクセスを行お
うとしています。この場合は、そのプログラムが、信頼できるものかそうでないかを確認し、許可するかし
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ないかを検討してください。
注: Cookie をブロックすると Web サイトが必要としている情報が送信されず、正常に表示できない場合
もあります。
•
サイト上の Web バグが検出された場合のアラート
Web バグは、Web ビーコンとも呼ばれ、サイトや HTML メールなどにユーザーが気づかない大きさの画
像ファイルなどのリンクをはり、意図したアクセスサイト以外にも自動的にアクセスしてしまうことを指しま
す。このようなテクニックは、マーケティング目的で使用される場合があります。また、HTML メールなどで
は、スパム業者などが、送信したアドレスが存在するかなどの確認目的で使用されることがあります。
プライバシーサービスではデフォルトの設定では Web バグは自動的にブロックされるように設定されてい
ます。この設定を[Web バグが検出されたら通知する]にした場合は Web バグの検出時にアラートが表示
されます。
Web バグのアラート
サイト:
Web バグが埋め込まれているサイト名が表示さ
れます
このようなアラートが表示された場合は、ブロックすることをお勧めします。ブロックしたときにサイトの表
示がおかしくなるなどした場合は、受信を許可するにすることで、正常に表示できる場合もあります。
•
CleanState によるアラート
CleanState はコンピューターに保存されている個人情報などを消去する機能です。デフォルトの設定で
は、自動的に消去するように設定されます。[通知してユーザーが処理を決定する]に設定した場合、
Internet Explorer を閉じたときに CleanState のアラートが表示されます。
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CleanState のアラート
消去する情報:
この欄に保存されている情報の概要が表示され
ます。
このようなアラートが表示されたときは、左側にチェックがついている箇所の情報が削除されます。それぞ
れの情報をよく読んで、必要ない場合は、これらの情報を[消去]ボタンを押して消去してください。[詳細]と
書かれているリンクをクリックすると、どのサイトの情報を削除するのか詳細が表示されます。これらの情
報が必要な場合は、チェックを外すか、[閉じる]ボタンを押すことで情報は削除せずに終了させることがで
きます。
2.
セキュリティ
セキュリティ機能は、使用しているコンピューターのセキュリティレベルを上げる機能を提供しています。このため、
セキュリティ上、そのまま実行されると問題となる可能性のある動作が行われたときに、アラートを表示します。
これらのアラートが表示されたときには、次のように対処を検討することが出来ます。
•
インターネットを使用できるプログラムの制御
パーソナルファイアウォールプラスがインストールされていないか起動されていない、または設定で
[McAfee Personal Firewall を使用してインターネット プログラムを管理する]にチェックを入れていない
場合には、インターネットにアクセスプログラムが起動されたときに次のようなアラートが表示されます。
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インターネット プログラムに関するアラート
アラートの種類:
この欄にアラートの種類が表示されます。
ファイルの情報:
この欄にアクセスしようとしているファイル名とパ
ス、ファイルのタイムスタンプが表示されます。
実行しようとした動作:
この欄にどのようなアクセスを行おうとしているの
か表示されます。
このようなアラートが表示されたときには、パーソナルファイアウォールの項の「アクセス権を設定してい
ないアプリケーションがインターネットにアクセスしようとした場合」で説明したような基準をもとにアクセス
を許可してください。
•
ファイルとフォルダの保護
プライバシーサービスでは、ファイルやフォルダに OS とは別のセキュリティをかけることができます。この
機能で設定されたファイルやフォルダにアクセスを行うと、次のようなアラートが表示されます。
ファイルとフォルダの保護のアラート
アラートの種類:
この欄にアラートの種類が表示されます。
ファイルの情報:
この欄にアクセスしようとしているプログラム名と
パス、ファイルのタイムスタンプが表示されます。
アクセスしようとしたファイル:
このプログラムがアクセスを行おうとしたファイル
名が表示されます。
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このようなアラートが表示された場合は、次のような指針でアクセスの許可を検討することができます。
1. ユーザー自身で起動したプログラムであることを確認
意図していないプログラムの場合は、常駐しファイルにアクセスするようなプログラムか、または信頼
できるベンダーのプログラムかなどを確認してください。
2. アクセスしようとしたファイルが、意図するファイルであるか確認
3. ファイルを常時監視するようなモジュールがアクセスしているか確認
以下のモジュールは弊社のウイルススキャン関連のモジュールですのでアクセスを許可してください。
mcshield.exe
mghtml.exe
•
不審なアクティビティ
不審なアクティビティ(動作)で警告設定をしている場合、それぞれのアクティビティに関連する動作が検知
されたときに次のようなアラートが表示されます。
不審なアクティビティのアラート
アラートの種類:
この欄にアラートの種類が表示されます。
アクティビティの内容:
動作を行おうとしている内容やその内容に応じた
関連情報が表示されます。
(この場合はプログラム名が表示されています。)
これらのアラートには以下の種類があります。
1. 有害なサイトにアクセスした場合
アクセスしたサイトが意図したサイトであるか、また信頼できるサイトであるかなどを指針にして、アク
セスを許可します。
2. モデムから無断でダイアル アップしようとするプログラムが存在した場合
起動したプログラムが、ダイアル アップする必要があるソフトウェアか、また自分で起動したプログラ
ムかなどを指針にしてアクセスを許可します。
3. インターネットへのアクセスを許可された別のプログラムを実行しようとするプログラムが存在した場
合
15
そのプログラムが信頼できるベンダーから提供されたものか、またはアクセス許可したプログラムに
関連したものであるかなどを指針にしてアクセスを許可します。いくつかの悪意のあるソフトウェアで
は信頼されているプログラムを経由して情報を送受信しようとするプログラムも存在します。
4. ハードディスク ドライブを初期化しようとするプログラムが存在する場合
お客様自身でハードディスクを初期化しようとしているか確認してください。そうでない場合は、ブロッ
クにしないと、ハードディスクの内容が消去される可能性があります。
5. ハードディスク ドライブをスキャンして情報を収集しようとするプログラムが存在する場合
お客様自身で起動したプログラムであるか、信頼できるプログラムであるかを指針にしてアクセスを
許可してください。
6. 多数のファイルを削除しようとするプログラムが存在する場合
お客様自身で、ファイルを削除しようとしている場合は許可しても問題はありません。そうでない場合
は、一時的にファイルを作成したものを消去するなどの動作を行うプログラムやソフトウェアをアンイ
ンストールするプログラムでない限り、一度ブロックすることをお勧めします。ブロック後問題がある場
合、お客様自身で起動したプログラムであるか、信頼できるプログラムであるかを指針にしてアクセ
スを許可してください。
7. インターネット ブラウザの設定が変更された場合
お客様自身で Internet Explorer の設定を変更した場合は、変更を許可してください。そうでない場合
は、Internet Explorer に拡張バーを追加するソフトウェアなどもインストール後、これらのアラートが
表示される場合があります。このような場合は、そのソフトウェアが信頼できるものかを指針に変更を
許可してください。お客様自身で Internet Explorer の設定変更に関して覚えがない場合は、一度変
更を拒否することをお勧めします。
8. スクリプト コードを含む電子メールを受信した場合
通常はスクリプトを使用したメールを使う必要はあまりないので、ブロックすることをお勧めします。ブ
ロックすると問題がある場合は、このメールが信頼できるアドレスから送信されているかを確認してく
ださい。また信頼できるアドレスである場合も、ウイルスなどの可能性もあるので、一意に許可するの
も危険が及ぶ可能性があります。
3.
ペアレンタル コントロール(保護者機能)
ペアレンタル コントロールでのアラートは今までの 2 つのアラートと趣旨が少し異なります。ペアレンタルコントロー
ルは、管理者となるユーザーが他のユーザーに対して年齢レベルやアクセス制限などをおこなうことでその制限に
かかるアクセスを行ったときにアラートが表示されます。これらのアラートが表示された場合は、管理者権限を持っ
たユーザーでログインしてアクセスを許可する必要があります。
保護者機能の性質上、許可するしないは、管理者の観点からユーザーに適切かそうでなかいかの基準で判断して
ください。
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各アラート対応表
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ウイルススキャン
種類
種類(細分)
詳細
ウイルススキャ
ファイルにアク
ファイルアクセス時(読み
・感染ファイルを削除する
ン
セスしたとき
込みや書き込みを行った
・感染ファイルを隔離する
(ウイルスを検
(ActiveShield)
とき)にそのファイルがウ
他
出した場合
処置
画面
イルスに感染している場
合
メールを受信し
電子メールを受信、また
・感染ファイルを削除する
たとき
は送信するときに電子メ
・感染ファイルを隔離する
(電子メールス
ールにウイルスが添付さ
他
キャン)
れていないかを確認する
スクリプトストッ
コンピュー ターに 悪意を
・ファイルを見て、自身で起動したフ
パー
及ぼす可能性があるスク
ァイルであるか確認する。
リプトが検出された場合
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ワームストッパ
ワームの可能性があると
・パターン照合による検出
ー
思われるメールの送信を
・同時に送信するアドレス数による
検出した場合
警告
・一定時間内におけるメールの送
信数による警告
※アラートが表示されたときは、送
信メール自身が[送信]ボタンを押
して送信しているメールかそうでな
いかで許可/不許可の判断をする。
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パーソナルファイアウォールプラス
種類
レッドアラート
詳細
処置
1)アクセス権を設定していないア
何らかの処理を選択する必要がある
プリケーションがインターネットに
例) アクセス許可
画面
アクセスしようとした場合
2)アクセスを許可したアプリケー
ションが変更されている場合
グリーンアラート
スマートリコメンデーションを使用
特に操作する必要はない
している場合に、自動許可された
例) この警告を無視して閉じる
アプリケーションの通知などが含
まれる
ブルーアラート
受信イベントに記録されるアクセ
特に操作する必要はない
スがあった場合に、通知目的の
例) この警告を無視して閉じる
ために表示する。このアラートが
表示されたときは、すでに外部ア
クセスをブロックしている状態に
なっている
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プライバシーサービス
種類
詳細
処置
個人情報の送信
設定した個人情報がサイトに送
・情報の送信を許可する
アラート
信されようとしている。
・情報の送信をブロックする
画面
から選択し、[OK]ボタンをクリック
Cookie の送信ア
Web サイトで Cookie を作成また
・Cookie を受け入れる
ラート
は読み取ろうとしている。
・Cookie を拒否する
から選択し、[OK]ボタンをクリック
Web バグのアラー
Web サイトに Web バグが埋め込
・Web バグの受信を許可する
ト
まれている
・Web バグの受信をブロックする
から選択し、[OK]ボタンをクリック
CleanState のアラ
Internet Explorer を閉じたときに
情報を消去する場合は、[消去]ボタン
ート
個人情報の削除を行うか確認
をクリックし、情報が必要な場合はチ
ェックを外す、またはそのまま[閉じる]
ボタンをクリック。
インターネット プ
アクセス権を設定していないアプ
・このプログラムの接続を許可する
ログラムに関する
リケーションがインターネットにア
・このプログラムの接続をブロックする
アラート
クセスしようとした場合
から選択し、[OK]ボタンをクリック
ファイルとフォルダ
保護しているファイルやフォルダ
・プログラムによるファイルへのアクセ
の保護のアラート
にプログラムがアクセスしようと
スを許可する
した場合
・プログラムによるファイルへのアクセ
スをブロックする
から選択し、[OK]ボタンをクリック
21
不審なアクティビ
警告するように設定しているアク
・アクティビティの続行を許可する
ティのアラート
ティビティが検出された場合
・アクティビティをブロックする
から選択し、[OK]ボタンをクリック
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