アプリケーション・パフォーマンス・ブリーフ: Microsoft Office パフォーマンス・サマリ > MS Officeを使用したオペレーショ ンのパフォーマンスを109倍以上も 向上 > CIFSの帯域幅使用率を99%以上削 減 > ユーザーの生産性を向上し、ファイ ル・サーバーの負荷を軽減。ユーザー が、WAN経由で直接作業できる集中 型ファイラーへのアクセスを実現。 Blue Coat アプライアンスによる MS Office の加速化と最適化 Microsoft Office は、ドキュメント、スプレッドシート、およびプレゼンテーションを作成、編集、発行 するための一般アプリケーション・スイートです。これらのファイルは通常、中央に配置されたファイル・ サーバーに保存され、コラボレーションを容易にするために複数のユーザー・グループがアクセスできる ようになっています。ユーザーのコンピュータとサーバー間でドキュメントを開き、保存、または管理す るために、Microsoft では、CIFS (Common Internet File System)プロトコルを使用しています。ブルーコー トのアプライアンスは、WAN スループットの増大を図りながら、遅延を削減することで、あらゆる MS Office アプリケーションに加え、CIFS プロトコルを利用するあらゆるアプリケーションのパフォーマン スを加速化および最適化させることができます。 WAN 上での MS Office の使用 支店/拠点のファイル・サーバー機能がローカル・サーバーから WAN を介した統合データセンタへと移行す る中、ネットワークの遅延は無視できない問題となりつつあります。Microsoft Office アプリケーションが WAN 経由でサーバー上のファイルにアクセスを試みる際に、そのパフォーマンスとユーザー体験が最も影 響を受けやすくなります。これは、WAN リンクが一般に、遅延が高く、帯域幅も狭いためです。このよう な問題に対して、より広い帯域幅を割り当てることは、コストがかかるだけでなく、効果の薄い対処方法で す。CIFS は、設計上、クライアントとサーバーの間で数百から数千回のやり取りが行われるため、特に遅 延による影響を受けやすい特性を持ちます。一層悪いことに、Microsoft Office アプリケーションでは、ファ イルへの迅速なアクセスを想定しているため、回線の遅延によるアクセスの遅れに対しては効果的な対処策 がありません。リモートまたは支店/拠点のスタッフが、タイムリーかつ信頼性の高い方法でファイルにアク セスできなければ、スタッフから激しい苦情を受けるだけでなく、サーバーの統合やアウトソースなどの構 テスト・シナリオ 想を立てる必要性が出てきます。 これらのテストは、MS Office 2003 をインストールしたWindows XPク ライアントを使用し、Windows 2003 サーバーにアクセスするという設定 で実施されました。テストでは、ファ イルを開く、編集する、保存すると いった一般的な操作が行われまし た。テストは、どちらも遅延が110ms の256KbpsのWANとT1リンクをシ ミュレートして行われました。 パフォーマンス・テストの結果 > コールド・テストは、トラフィック がまったくBlue Coatアプライアン スを通過していない状態で開始して います。 > ウォーム・テストは、同一または類 似したトラフィックがすでに一度 Blue Coatアプライアンスを通過し ている状態で開始しています。 顧客運用環境およびブルーコートのラボで実施されたテストにおいて、MACH5 テクノロジーを搭載した Blue Coat SG アプライアンスは、実環境シナリオでの Microsoft Office のパフォーマンスを著しく向上さ せることが実証されています。Blue Coat MACH5 を使用することで、遅延が 110ms の 256Kbps WAN リ ンクを介して、Microsoft Word、Power Point、および Excel でファイルを開き、編集、および保存するた めに必要な時間を平均 59%削減できました。同じテストを、遅延が同様に 110ms の T1 WAN リンクで実 施した場合、初めてデータ・セットを送信するコールド・テスト中において 50%の向上が見られました。 同一ファイルを使ったその後のオペレーションでは、どちらのタイプのリンクでも一定して、その応答時 間が 99%短縮されました。Blue Coat MACH5 により、Microsoft Office ドキュメントを開き、編集、保存 するために必要な時間を 70 分の 1 に短縮できました。これは、WAN リンクを介してこれらのアプリケー ションの利用を実現するためには重要なパフォーマンスの向上といえます。 アプリケーション・パフォーマンス・ブリーフ: Microsoft Office Blue Coat アプライアンスによる MS Office の加速化と最適 化の実現方法 Blue Coat アプライアンスは、プロトコル最適化を通じて、あらゆる CIFS トラフィックを加速化させます。 プロトコルの最適化は、先読み、書き戻し、ディレクトリ・メタキャッシングなど多数かつ特有の技術で実現 しています。各技術は、WAN 経由での CIFS プロトコルの使用におけるパフォーマンスの欠点を補うために 設計されています。プロトコルの最適化とオブジェクト・キャッシングに加えて、ブルーコートの MACH5 のバイト・キャッシングと圧縮テクノロジーを TCP 拡張機能と帯域幅管理機能と組み合わせることで、あら ゆる CIFS アプリケーションのパフォーマンスを向上し、加速化できます。大半の MS Office アプリケーショ ンは、Word、Excel、PowerPoint のいずれの場合も圧縮可能な反復データを含んでいるため、MACH5 のバイ ト・キャッシングおよび圧縮テクノロジーによって転送速度が著しく改善されます。さらに、ブルーコートの ソリューションは、帯域幅管理/QoS 機能も適用できることから、組織のニーズに沿うよう、あらゆるクラス の CIFS アプリケーションに適切な優先順位を割り当てられるようになります。 アプリケーション・パフォーマンス・ブリーフ: Microsoft Office Blue Coat アプライアンスの利点 ユーザーの生産性を向上させ、帯域幅使用 率を削減します。CIFSプロトコル最適化、 オブジェクト・キャッシング、およびバイ ト・キャッシングによって、MS Office/CIFS アプリケーションの応答性を大幅に向上さ せながら、使用帯域幅を節約します。 ファイル・サーバーの統合と データ・サイロの排除 Blue Coatアプライアンスを導入すると、 ファイル・サーバーを統合して、IT管理コ ストを削減しながら、LAN環境に近い応答 性をもってファイル共有をユーザーに提供 できます。 サーバー負荷の軽減 CIFSの加速化を実現するためにBlue Coat アプライアンスを導入すれば、ファイル・ サーバーの負荷が軽減されます。しかし、 競合製品を導入した場合は、トランスポー ト層で稼動するため、サーバーの過負荷の 原因となることがあります。 不要なトラフィックの排除 Blue Coatアプライアンスを導入すると、業 務に無関係な、あるいは悪意のあるWebト ラフィックをネットワークから取り除くこ とができます。 Web のセキュリティ保護 Blue Coatアプライアンスを導入すること で、企業のセキュリティ要件に沿った、ユー ザーを保護するための、きめ細かい柔軟な ポリシーを実行できます。 Blue Coat MACH5 加速化テクノロジーについて Blue Coat MACH5 テクノロジーは、5 つの異なるアプリケーション管理テクノロジーや調整テク ノロジーを組み合わせて、アプリケーションのパフォーマンスと帯域幅使用率を大幅に向上させる ことを目的とした、特許出願中の技術です。ネットワークのエッジであっても中心であっても、 MACH5 テクノロジーを導入すれば、アプリケーション配信におけるあらゆる課題に対処できる強 力なツールキットとなります。以下のような機能が提供されます。 帯域幅管理 ポートやデバイスだけでなく、ユーザー、アプリケーション、およびコンテンツに基づいて優先順 位とネットワーク・リソースを割り当て、企業ポリシーをより正確にネットワークに反映します。 単体で機能させても、インフラストラクチャ QoS と統合しても、パケット交換ネットワークにア プリケーション・インテリジェンスをもたらします。 プロトコル最適化 WAN 上の非効率なプロトコルのパフォーマンスを固有の機能強化によって改善し、WAN で一般 的に発生する、より大きな遅延に耐えられるようにします。ブルーコートは 10 年以上にわたり、 ネットワーク・プロトコルを最適化する製品や、TCP、CIFS、HTTP、HTTPS、MAPI をはじめと するほぼすべてのストリーミング・ビデオや IM のプロトコルに対するさまざまな改善策を提供し 続けています。 バイト・キャッシング バイト・ストリームで検出された反復トラフィックをキャッシュして、ローカルで処理し、実際に WAN を経由するトラフィックの量を削減します。ネットワーク・トラフィックに対してカスタマ イズされた圧縮アルゴリズムのように機能して、帯域幅を大幅に節約します。 オブジェクト・キャッシング ファイル、ビデオ、および Web コンテンツをローカルに格納し、従来の広域ファイル・サービス のオーバーヘッドやリスクなしに、LAN 環境に近いパフォーマンスを WAN ユーザーに提供します。 コンテンツ配信については、回線の遅延と帯域幅を減らしてエンド・ユーザー体験を向上させるテ クノロジーとしては、これを上回るものはありません。 圧縮 インライン圧縮では、初めてのアクセス先であっても、予測可能なパターンによってデータを縮小 できます。これは、バイト・キャッシング・テクノロジーを補完する理想的な機能です。 Blue Coat ProxyClient について ブルーコートのセキュア Web ゲートウェイと加速化テクノロジーを備えた ProxyClient は、アプ リケーション配信をデスクトップにまで拡張します。ProxyClient は、キャッシング、圧縮、プロ トコル最適化を含む MACH5 テクノロジーを使用することで、ローミング・ユーザーや小規模の支 店での Web アプリケーションおよびオフィス・アプリケーションを加速化します。ProxyClient は、インストール、設定、導入、および継続的な管理のための作業が単純かつ容易であり、ユーザー に LAN 環境に近い操作性とブルーコートの Web フィルタリングを提供します。 Copyright ©2009 Blue Coat Systems, Inc. All rights reserved worldwide. 本ドキュメントのいかなる部分も、Blue Coat Systems, Inc.の書面による許可なく、いかなる手段でも複製または電子媒体に変換することを禁 じます。仕様は予告なく変更される可能性があります。本ドキュメントに記載されている情報は正確で信頼できる内容ですが、Blue Coat Systems, Inc.はそれを使用することに対して一切の責任を負わないものとしま す。ブルーコート、ProxySG、PacketShaper、および IntelligenceCenter は Blue Coat Systems, Inc.の米国および世界各国での登録商標です。本ドキュメントで使用されているその他のすべての商標は、それぞれの所 有者の所有物です。 v.DS-SGOSMACH5-v1-1-0907
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