「小児急変対応コース(PEARS)デモンストレーション」米国生まれの患児急変対応コースを、ナース教育に取り入れませんか？ファシリテーター候補生を募集します。患児の急変を発見するのはナース。ベテランにもなれば顔色をちらっと見ただけでも「何か変？」と気づくことが出来ます。そんなナースの"勘"を新人にトレーニングするのは今までは至難の業でした。そんなベテランナースが無意識のうちに行なっている臨床推論を、新人ナースでも実施出来るようにする基礎コースが、アメリカ心臓協会（American Heart Association: AHA）から発表されました。PEARS（ペアーズ）コースです。 PEARS コースは小児領域の初心者向けに、患児の異常事態を急変に至る前に発見するトレーニングを徹底的に行うプログラムです。呼吸系トラブルなのか循環器系のトラブルなのかなどを素早く判断し、医師が初期判断をする上で必要とするであろうバイタルデータを的確に取得し、簡潔に報告するところまでを集中して行います。コースは、ＤＶＤによる動画教材を豊富に利用します。提示される患児はどれも本物（！）の患児で、臨床推論を現実的に行うために日本では考えられない高品質の動画を見ながら学習を進めることが出来ます。 PALS コースが医師向けだとすれば、PEARS コースはまさに看護師向けのプログラムだと言えます。一人でも多くの患児を救うために、学習科学に基づいた教育を一緒に提供していきませんか？当日想定している受講者：どなたでも参加出来ますが、以下のどれか２つ以上に該当する方を想定してデモンストレーションを実施します。Ａ）小児集中治療領域に興味がある。Ｂ）根拠に基づいた院内教育を実施することに興味がある。Ｃ）米国の最新の看護師教育に興味がある。Ｄ）PALS は少し難しかった。もう少し看護師向けのコースがあれば良いなと思っている。Ｅ）面白そうなコースなら、正式に資格を取って院内などで教育したいと思っている。担当：アメリカ心臓協会日本ＢＬＳ協会国際トレーニングセンター長青木太郎