パラオ短期滞在者情報(現地版) 2014 年 11 月 1. 基本情報 (ア) JICA パラオ支所 (680)488-5370/5373 ① e-mail [email protected]; [email protected] ② 執務時間 8:30-17:00 (イ) ビジネスアワー 官庁:7:30-16:30(土日休み)、銀行:8:30-15:30 (金曜日のみ 17:00 終業、土日休み)、商店:8:30-22:00(週末も多くの店が営業、日曜休の店は比較的多い) (ウ) 通貨: 米ドル 両替はハワイ銀行で取り扱っているが手数料有。円現金→米ドルの換 金も可能だがレートはあまり良くない。T/C または米ドルを持参することをお奨めする。また、 主なクレジットカードは殆どの主な商店、レストラン、ダイブショップ、ホテルなどで使用可能 であるが 5%程度の手数料を加算されることがある。 (エ) 電気事情: 110~120V、60Hz。日本の家電製品はそのまま使えるものの、影響が出るも のもあるので要注意。プラグは日本と同じタイプが利用可能。 (オ) 関係機関連絡先: ① 日本国大使館: 488-6455 ② 出入国管理局: 488-2498 ③ United Airline: 488-1029/2448(昼間)587-3529(夜間 19:00~) ④ Delta Air Lines: 587-3352/3353/3354(夜間 22:00~フライトがある日) ⑤ JAL: 587-2400 2. 通信 (ア) 電話: 固定電話の域内通話料は無料。但し、携帯電話は送信も受信も課金されるため、 クレジットが 0 になると受信もできなくなる(PNCC)。日本のローミングサービスは使用できる が、PNCC の SIM を日本の携帯電話に差しては使えない。公衆電話は PNCC にある。プリ ペイド・カード(AIRTIME $10/枚)の購入が必要。Yano Local Market($8.75), Franco’s ($8.50)などで割引販売している。 (イ) ファクシミリ: 市内の PNCC で利用可能。プリペイド・カードの購入(Debush Card)が必要。 海外への送信は、契約している電話回線か国際電話利用登録が必要。 (ウ) 郵便: JICA 支所近くに郵便局が 1 件ある。日本への郵送は 10 日以上必要。日本までの 料金は 1.10 米ドル(14g まで。28g 増すごとに 40¢が加算される)。 (エ) 国際宅配サービス: (オ) インターネット: DHL, FedEx が利用可能。 インターネットカフェ(6 米ドル/時間程度)や無料のホットスポットがあるレ ストランやカフェもある。ただし、一般に非常に遅く、動画や写真、容量の大きなファイルのダ ウンロードは困難。Skype はビデオを OFF で使えば通信可能なレベル。電波が不安定なの 短期滞在者用国別最新情報/パラオ 1 All Rights Reserved, Copyright (c) 2014 Japan International Cooperation Agency で、インターネット接続が不定期に切れることも珍しくない。接続料金(プリペイド)は 1 時間 1.5~2.5 ドル程度。Wifi サービスを提供しているのは PNCC、Palau Telecom、Palau Wifi の 3 社。接続にはそれぞれ別のプリペイド・カードが必要。 3. 交通機関 (ア) 空港からの公共のバスやタクシーはない。ホテルや旅行会社などによる手配依頼が必要。 (イ) タクシーにはメーターがなく事前の交渉が必要。コロール市内で 3~5 米ドル、コロール市内 から空港で 20-25 米ドル程度。流しはほとんどいないので、ホテルのフロントやレストランに 頼んで呼んでもらう。コロール市内のパラオホテル、スランゲルズ前にはタクシーがたまって いるが、フリの客とみられると割高の料金を言われるので注意。 (ウ) レンタカーの傭上は可能。コンパクトカー(保険付き)で 1 日 50 ドル程度から。運転手は通常 の勤務時間は 1 時間 3 ドルくらいから(車両傭上費とは別建て)。右側通行で、信号がなく、 コロール市内中心部は左折用の中央車線があるが、慣れないとタイミングなどが難しい。ま た、若年者の飲酒運転や無謀運転などによる事故も増えているところ、土地勘のない短期 滞在者による運転は推奨されない。 (エ) ペリリュー、アンガウル、カヤンゲルへは定期船があるが、運航スケジュールは不安定。アン ガウルは週に 1 便、カヤンゲルは 2 週間に 1 便程度。スピードボートの傭上も可能(600-800 米ドル日帰り往復)。 (オ) アンガウル、ペリリューには週 3 回航空便も飛んでいる(PMA:587-4567)。片道 78 米ドル、 往復 156 米ドル。各島に滞在する時間は 20-30 分程なので、日帰りでの観光や用務は不可 能。別に、観光用のセスナ、ヘリコプター遊覧飛行もある(Smile Air:587-1474)。 4. 治安・安全 (ア) 一般事情: 暴動・クーデターなどのリスクは低いと言えるが、一般犯罪、特に空き巣、 窃盗、酒の上での暴力事件などは少なくない。 (イ) 2011 年、2012 年と外国人が刺殺される事件が起きている。2013 年 8 月には日本人観 光客がホテル自室で侵入盗に石で殴られ怪我をした。2014 年 10 月に路上で殴られて 多額の現金を奪われる事件があった。また、マリファナは若者を中心としてかなり浸透し ていることが窺われ、最近では覚せい剤の使用が問題になっている。 (ウ) 夜間の移動は信頼できる車で行うべき。また、見知らぬ人の車に安易に乗らないこと。 また、ディスコクラブ、カラオケクラブなどの周辺は酔漢などもおり、客同士の暴力事件 などもあるので、注意が必要。 (エ) 女性は挑発的な服装とならないよう十分注意すべき。また、ビキニでの歩行などは違法 である。公共の場所での飲酒も禁止されているので注意が必要。 (オ) 地域的に危険といわれる場所はないものの、表通りから横に入った道や裏通りは街灯 も暗く、ひったくりなどの被害に遭いやすい。また、日本人に人気のプランテーション・ロ ッジや併設されているジャングルバーに行くなど、比較的中心地から離れたところに行く 短期滞在者用国別最新情報/パラオ 2 All Rights Reserved, Copyright (c) 2014 Japan International Cooperation Agency 際は、夜間の歩行は決してしないこと。過去に、邦人カップルが凶器を持った強盗に襲 われ重傷を負う事件もおこっている。 (カ) 犬の咬傷事故も少なくない。放し飼いになっている犬が夜間は特に活性化するため注 意が必要。狂犬病はないと言われているが、咬まれてしまったら丁寧な消毒と少なくとも 破傷風の注射はするべきだろう。 (キ) 伝染病: デング熱の発生が報告された(2014.1)が、現在は流行しているとの情報は ない。しかし、出かける際などには蚊よけスプレーの塗布した方が不快な思いをしなくて 済む。WCTC やスランゲルなどで蚊よけスプレーは数種類入手可能。赤痢、A 型肝炎、 腸チフスなどの発症例はほとんど報告がないものの、地域によっては水道水の大腸菌 汚染報道なども見られるため、煮沸してからの利用が推奨される。ペットボトル入りの飲 料水は比較的容易に入手できる。 (ク) 公務員の給料日(隔週金曜日)の夜は特に泥酔者が他の日に比べ多くなるので注意が 必要。 (ケ) 年末年始、学校の休みの時期などには、交通事故や軽犯罪などが増加すると言われて いる。年末年始には、警察による飲酒運転、免許の不携帯、車検や登録確認のための 取り締まりが行われる。 (コ) 水の安全: ダイビングが有名であるが、パラオのサイトは難易度が高いことでも知ら れている。特に、外洋に面したペリリューコーナーなどでは邦人ダイバーの死亡事故も 起きている。技量に合ったショップやサイトを選ぶとともに、体調なども考慮して無理をし ないことが大切。また、カヤックなどをする際にはライフジャケットの着用を忘れないこ と。 (サ) 火災、風水害、地震: 地震は少ないが、台風による強風、地滑り、洪水、高潮・高波な どによる被害はありうる。2012 年 12 月ボファ、2013 年 11 月ハイヤンと 2 年続けて大 型の台風(瞬間最大風速 90m 超)による甚大な被害も発生した。警報等に接したら、大 使館、ホテルなどから情報を得て、安全対策措置を講じる必要がある。 (シ) 緊急時の連絡先: 警察 911 または 488-1422、消防 911 または 488-1411 (ス) 可能な限り、関係機関と連絡を取り合い、安全対策に留意することが肝要である。万一、 不幸にして事故等に遭遇した場合は、身の安全を確保した上で、警察・消防等に連絡を 取る。もし、不幸にして連絡が取れない場合には、とにかく自分の安全を優先して冷静 に判断を行い、自分の身は自分で守るよう努力する。 5. その他 (ア) 食事: 日本料理、イタリア料理、韓国料理、タイ料理、インド料理、アメリカ・欧米系料理な どさまざまな食事を楽しむことができる。レストランにもよるが昼食で 10 米ドル、夕食で 15 米 ドルくらいから。ガイドブック等を参照のこと。 ① 朝食: 宿泊先がペントハウスの場合、朝食は付属のレストランで取ることができるが、 VIP ホテルの場合,レストランは併設されていない。VIP の場合、大通りに出て山側(トッ 短期滞在者用国別最新情報/パラオ 3 All Rights Reserved, Copyright (c) 2014 Japan International Cooperation Agency プサイド)に少し歩くと小さな商店がありスパムのおにぎりや弁当を買うことができる。ま た、WCTC 裏のクマガイ・ベーカリーは朝、焼きたてのパンを販売しており、レストランも 併設している。 ② 昼食: 多くのレストランがあり、選択が可能。支所の近くでは、金曜日の昼に Taj レスト ラン(インド料理、18 ドル)、アリランレストラン(韓国料理、12 ドル)のバイキングがあ る。 ③ 夕食: 市内中心部に多数のレストランがあるが、郊外へ行く場合はタクシーを利用する。 ピックアップサービスがあるレストランもあるのでホテルやガイドブック等で確認するとよ い。 (イ) 酒類: VIP ホテル近くの小さな商店(上述)、WCTC などで、売っている。9-10 時ごろまで 開いているができる限り早い時間に買い物を済ませることをお奨めする。未成年とみられる と身分証の提示を求められることもある。 (ウ) 週末などにダイビングやロックアイランドなどに行く際に、ツアー料金とは別に、ロックアイラ ンド 50 米ドル、ジェリーフィッシュレイク 100 米ドル(ロックアイランド込)で許可証の購入が必 要となる(10 日間有効)。 (エ) 空港での出国時に出国税と環境税で 50 米ドルの現金が必要となるので現金の使い方に注 意する。 以上 短期滞在者用国別最新情報/パラオ 4 All Rights Reserved, Copyright (c) 2014 Japan International Cooperation Agency
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