最近のクリント・イ-ストウッドはハリウッドを代表

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映画「アイガー・サンクション」
最近のクリント・イ-ストウッドはハリウッドを代表する名監督だが、かって若い日
にはスタントマンなしで岩登りシーンに出演していた。代表作品が「アイガー・サンク
ション」である。サンクションすなわち「アイガーでケリをつける」。
【あらすじ】
アイガー北壁に2度挑み失敗しているヘムロック(イーストウッド)、いまは登山から
遠ざかり山小屋に住み大学で画を教えている。彼の過去は腕の立つプロの殺し屋として
国際的に知られた男だ。そして美術マニアでもあり、稼いだ金はほとんど名画蒐集につ
ぎ込む。
いまはかなりのコレクションがあり、危ない橋を渡って金をかせぐ必要はない。殺し屋家
業も足を洗っている。
そんなヘムロックにCIAから依頼があった。ある男を抹殺してほしいと…。CIAは彼
に断れない報酬を用意していた。高額な現金とヘムロックが持っているピサロの名画、これ
に政府発行の画の証明書をくれるというのだ。彼はその依頼を引き受けた。スイスのチュー
リッヒで目標の殺し屋を難なく始末したヘムロック、3万ドルの小切手と所有するピサロの
画が正当な所有者であると証明するアメリカ国税局の証明書を手に入れた。
だがその帰途、旅客機のなかで美人スチュワーデスに誘惑され一夜を過ごす。目を冷まし
たときすでに女と小切手と書類は消えていた。
彼女はCIAが派遣した諜報員だった。ヘムロックはまんまと無報酬で仕事をさせられた
のだ。だがCIAはそれらを渡すという餌で第二の殺しを彼に命じた。目標の名前や人相は
一切不明、判っているのは、その男が近々アイガーに挑戦する国際登山チームの一員であり、
片足が不自由だということだけだった。ヘムロックはアリゾナに住む昔の登山仲間のボーマ
ン(ジョージ・ケネデイ)を誘い、2人でその国際登山チームに参加を決めた。
スイスではドイツ、フランス、オーストリアの登山家たちが待っていた。彼らと国際登山
チームを編成した。ついに運命のアイガー北壁での登攀が開始された。ベースキャンプには
ボーマンが残り、4人の男たちは垂直にそそり立つ岩壁を一歩一歩登りはじめた。数時間を
経て、フランスの登山家に疲れが見えた。また天候も悪化の様相をみせてきた。猛烈な吹雪
が4人を襲い、とうとうフランスの登山家が死亡。3人は彼の遺体と共に引き返すより仕方
がなかった。
その途中、事故がおきた。ドイツとフランスの登山家2人がはるか彼方へ落下してしまっ
た。ようやく一人でベースへ戻ったヘムロック。そこで目指す標的の人物が判明した。
それは誰なのか…。 配役を見ただけで最初からネタはバレている。
映画の前半はストーリ展開を楽しむ。すべて現地ロケの後半の岩登りシーン。イーストウ
ッド本人も実際に演じている。
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