よく噛むことの大切さ! 2012.6 月健康だより 食生活の西欧化が進み、軟らかい食べ物を好む傾向があることや、食事にかける時間が短くなったことで、昔に比 べて噛む回数が減ったといわれています。みなさんは、よく噛んで食べていますか?よく噛むことは、身体に良い 影響を与えてくれます。よく噛むことの大切さを見直してみましょう。 ★『よく噛む』ことは健康によい!! ♪♪だ液パワーが発揮されます だ液がたくさんでることで、食べ物を飲み込みやすくします。お口の中をきれいに して、むし歯や歯周病を防いでくれます。また、よく噛むことで、だ液中の酵素が 消化を助け、がんを予防する効果があります。 ♪♪肥満を予防します よく噛んでゆっくり食べることで、脳で神経ヒスタミンがつくられ、満腹中枢や 交感神経を刺激して、食べ過ぎを防止して、内臓脂肪を減らします。 ♪♪脳を活性化します よく噛むと脳細胞を刺激して、脳の血流がよくなります。脳が活性化されること で記憶力や集中力がアップしますので、老化防止にもつながります。 ♪♪発音がよくなります よく噛むことにより、自然と口のまわりの筋肉が鍛えられます。動きがよく なることで、表情が豊かになり、はっきりとした発音ができます。 ★『よく噛む』習慣を身につけよう 噛む回数を増やすコツ ◆ひと口毎に箸をおきましょう ◆一口30回噛みましょう ◆満腹中枢を刺激するよう、20 分かけて食べる ◆食べ物をすぐに飲み物などで流し込まない 噛ませる料理のコツ ◆食物繊維の多い食材を使う ◆大きめに切って、よく噛むようにする ◆ゆですぎないよう加熱時間を短めにする ◆味付けは薄めにして、噛んで味を楽しむ 【よく噛むということは、強く噛むことではなく、噛む回数を増やすことです。ご自分の状態に合わせて噛む回数を増やしましょう】 ★『よく噛む』ためにできること!! 健康な歯でしっかり噛むためには、正しい噛み合わせが必要です。噛み合わせが 悪くなる最大の原因は、歯周病で歯を失うことです。健康な歯でしっかり噛めるよう 歯周病を予防しましょう。 一口メモ 歯周病とは、 歯についた歯垢(プラーク)の中 ①効果的なブラッシング の歯周病菌が、歯ぐきに炎 歯ブラシは、毛先をきちんと歯にあてて、小刻みに動かす。軽い力でみがくこと。 症を起こす状態をいいます 歯垢のつきやすい歯と歯ぐきの境目をきちんとみがくこと。 みがき残しがないようデンタルフロスや歯間ブラシを上手に活用する。 ②食生活 バランスよく、規則正しい食生活をする。歯垢(プラーク)の原因となる糖のとりすぎに気をつける。 ③禁煙 タバコは、毛細血管を収縮し、歯ぐきの血流を悪くする。歯周病菌に対する抵抗力を低下させる。 ④定期な歯科受診 歯周病は、無症状に進んでいきます。定期的に歯石除去や歯磨き指導を受けるようにする。 『よく噛む』ためには、健康な歯が必要。日々の予防で、いつまでもよく噛める歯を保ちましょう。 参考資料:きょうの健康 2011.12、(財)8020 推進財団ホームページ 他 公益財団法人中国労働衛生協会 健康推進課
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