再生資源業界における レアメタル・リサイクル について

東北六県再生資源組合連合会
再生資源業界における
レアメタル・リサイクル
について
平成20年4月9日(水)
㈱イイジマ
再生資源業界におけるレアメタル・リサイクル
①前回のレアメタル事情(まとめ)の確認
②レアメタル(生産国、用途、御存知ですか?)
③資源不足は現実?
④資源は枯渇する、しない?
⑤水の循環から学ぶ
⑥江戸に学ぶ
⑦市中(流通)スクラップは減少する
⑧再生資源業界におけるレアメタル・リサイクル
・今日はどう稼ぐかではなくこれからどう活路を見いだすかを主題とする。
・現在利益は出ている。
・一方で確実にリサイクルの危機も進行している現実
レアメタル事情(まとめ)
①
レア・メタル(稀少金属)生産量、生産地・生産者(資源メジャー )が限りなく限定されている。(深刻な諸問題発生)
日本は最大のレアメタル輸入国(消費国)。
資源のない国、すべて輸入に頼る加工貿易国であることを忘れない。(既に大量に国内に偏在する)
基幹産業(鉄鋼、自動車、家電、造船)の技術進歩、省エネルギー、環境改善、極小化、軽量化、
高付加価値化はすべてレア・メタルの利用による もの。
輸出国の内需増加、品位の低下、環境汚染、政治問題、投機資金流入等、価格及び供給不安発生。
(高付加価値化)(費用対効果)(地元民との軋轢)(資源ナショナリズム)
(安い資源の時代は終わり、資源獲得戦争の始まり)
日本の全産業の重大危機(先端技術のみではない)しかしお金を出せば今後もレアメタルを安定的に買えると考えている
ユーザーが多い。再生資源の再利用は面倒臭いと多くの人は考える。
国内に製品、商品として使用、流通し廃棄されるスクラップの価値を見直すことが重要(素材、成分別の利用、磁石対応不
可)特殊鋼、携帯電話、コンピューター基盤等多くのレアメタルを含んだ重要リサイクル資源の本格的な有効活用の時代の
始まり。 (‶本当にもったいない"意識の改革)(都市鉱山の有効活用・・13億トンとも云われる)
(金属スクラップの原単位価値評価基準の認識)
リサイクルはユー ザー とミスマッチを起こしている。扱っている商品の意義、価値の理解に欠ける。
スクラップの再利用は、自然界からの回収よりはるかに効率的。要は分別、品質管理、利益確保の問題。
(扱っている鉄の需要が旺盛な為ー金属、樹脂の種類等の勉強不足、客先ニーズの把握不足)
ユーザーに間違いなく限りなく近い将来、生産に支障をきたす時が来る。その時の為に共に研究する。
又、私達の技術によりそのリサイクル素材をそのメーカーが自ら再利用する日は明日かも知れない。
(本当は・・・・・)
現在の様にレアメタル(稀少金属)の問題が深刻になると、(レアメタルの価格、安定供給及び間違ったユーザーへ売却する
と微量元素問題が発生)金属スクラップ(鋳物含む)は、本来その素材を作ったメーカーにその価値に合う価格で引取って頂
き、生産の円滑化を計ることが重要となります。
~この問題はすべての資源、エネルギー、食料(水を含む)に共通する重要課題~
②-1
レアメタルの生産は一部の国に偏在
レアアース
①
深度3.000m地下
バナジウム
①
タングステン
①
白金
①
インジウム
①
クロム
①
モリブデン
①
コバルト
①
ニッケル
①
マンガン
①
鉄鉱石
①
銅
①
亜鉛
①
向う3年間
(南ア)
は不足
電力事情
ESCOM社1社独占
(97%石炭火力)
1980年余剰以降設備投資
無し
2007年電力不足 15%供給
カット
(インド)
クロム輸出禁止
(カザフスタン)
クロム鉱山はロシア資本が占有
(中国)
クロム/マンガンは無い
必死の外交
中国の鉄鋼業はエネルギーと
マンガン/クロムの課題
高級化(ハイテン含む)が推進さ
れるとマンガン、クロムは不足、
高騰
上位三カ国の
合計シェア
資源(鉱石)の上位産出国
現在200T/年
近い将来1.200T
の需要
鉛
中国
南アフリカ
中国
南アフリカ
中国
南アフリカ
米国
コンゴ民
ロシア
南アフリカ
中国
チリ
中国
① 中国
インド
93%
②
42%
②
90%
②
78%
②
55%
②
43%
②
34%
②
31%
②
22%
②
23%
②
24%
②
36%
②
23%
②
29%
② 豪州
中国
ロシア
ロシア
日本
インド
チリ
ザンビア
カナダ
豪州
ブラジル
米国
ペルー
タイ
3%
③
34%
③
4%
③
12%
③
15%
③
19%
③
27%
③
17%
③
15%
③
14%
③
20%
③
8%
③
14%
③
23%
③ 米国
ロシア
オーストリア
カナダ
カナダ
カザフスタン
中国
豪州
豪州
ガボン
豪州
インドネシア
豪州
2%
98%
21%
98%
2%
96%
4%
95%
11%
81%
19%
72%
17%
77%
13%
60%
14%
51%
13%
50%
18%
63%
7%
50%
13%
50%
13%
66%
出典:レアメタル政策の現状と展望
経済産業省 製造産業局 主産物と副産物との関係について
レアメタルの多くは、通常、主産物であるベースメタルの副産物として産出することが多い。
この場合、鉱山開発における経済性は、主・副産物の価格動向にもよるが、一般的には、主産物の関係に係る経済性に基づいて
判断される。このため、主産物の市況の問題から副産物の生産に影響が生じることがあり得る。
主産物とこれに随伴する副産物のうち、主なものとしては以下のものがある。
主産物
鉱山で分離される金属
銅
亜鉛
鉛
ニッケル
モリブデン
鉛
亜鉛
―
副 産 物
精錬所で分離される金属
金、銀、セレン、テルル、コバルト、白金族金属(プラチナ、パラジウムなど)
金、銀、カドミウム、インジウム、ガリウム、ゲルマニウム
金、銀、ビスマス、アンチモン、ガリウム、ゲルマニウム
コバルト、白金族金属(プラチナ、パラジウムなど)
出典:レアメタル政策の現状と展望
経済産業省 製造産業局 ②-2
②-3
御存知ですか?自然からの回収は・・・
白金 1TONは約100万TONの鉱石が必要
0.0001%
金
1TONは約50万TONの鉱石が必要
0.0002%
クロム
1TONは約3TONの鉱石が必要
30%
マンガン
1TONは約5TONの鉱石が必要
20%
ニッケル
1TONは約40TONの鉱石が必要
2.5%
タングステン
1TONは約100TONの鉱石が必要
1%
銅
1TONは約300TONの鉱石が必要
0.3%
鉄
1TONは約2TON強の鉱石が必要
46%
製品化する為には
輸送費+精錬費+公害
*鉱床により品位の差はあります。
(現在主要金属の1ヶ月の生産量は、人類が登場してから産業革命に至る期間の総使用量を超えています。)
私達の扱っているスクラップの中には・・・
原料形状
外観形状
原形:
網・TSS400
色彩:
茶
厚さ:
16mm
縦:
1535mm
横:
3000mm
原形:
配合材
色彩:
赤茶色
厚さ:
5mm
縦:
1200mm
横:
3000mm
原形:
新断
色彩:
みがき
厚さ:
0.1mm
縦:
90φ
横:
成分調査・分析結果
AVE
C
Si
Mn
0.042
0.263
1.874
Pb
0.000
Ce
Al
TON当り
S
Cu
Ni
Cr
Mo
v
Sn
B
0.012
0.007
0.013
0.023
0.040
0.056
0.000
0.006
0.000
Ca
Sb
Zn
Ti
Co
Nb
W
Ta
Fe
0.001
0.001
0.000
0.087
0.000
0.000
0.000
6.576
6.502
マンガン
AVE
0.000
C
Si
Mn
P
S
Cu
Ni
Cr
Mo
V
Sn
B
AVE
0.020
0.024
0.136
0.009
0.002
0.313
0.072
0.101
0.012
0.004
0.010
0.002
Ce
Al
Pb
Ca
Sb
Zn
Ti
Co
Nb
W
Fe
Fe
AVE
0.001
0.022
0.005
0.000
0.003
0.006
0.001
0.017
0.005
0.017
7.243
7.345
C
Si
Mn
S
Cu
Ni
Cr
Mo
v
Sn
B
AVE
0.088
0.269
0.348
0.033
0.029
0.050
0.204
16.965
0.085
0.182
0.010
0.000
マンガン
Pb
Ca
Sb
Zn
Ti
Co
Nb
W
Fe
Fe
ニッケル
0.017
0.001
0.003
0.008
0.017
0.067
0.039
0.041
7.454
7.536
Ce
0.040
P
Al
0.272
P
鋼
マンガン
18.7kg
3kg
1.3kg
クロム
1kg
クロム
16.9kg
3.5kg
2kg
AVE
0.015
バナジウム
1.8kg
C
Si
Mn
P
S
Cu
Ni
Cr
Mo
V
Sn
B
AVE
0.072
0.770
0.824
0.414
0.978
0.011
36.746
0.040
0.256
0.212
0.016
0.002
ニッケル
モリブデン
367kg
2.5kg
Ce
Al
Pb
Ca
Sb
Zn
Ti
Co
Nb
W
Fe
Fe
バナジウム
2.1kg
0.024
0.018
0.034
0.001
0.003
0.010
0.015
0.230
0.068
0.113
3.829
4.349
コバルト
2.3kg
原形:
色彩:
灰色
厚さ:
135mm
縦:
250mm
横:
170mm
AVE
鉄鋼製品の約8割が高級鋼、レアメタルのかたまり。上手に使う事が大事です。(鉄鋼の進化)
日本は製造者とユーザーの共同研究が盛ん。欧米はユーザーが製造された物をどう使うか考える。(変化の違い)
②-4
産業競争力の向上に不可欠なレアメタル
ハイテン材
高抗張力鋼
全鉄鋼製品の8割
高 機 能 材
特殊鋼
液晶
ニッケル(Ni)
クロム(Cr)
タングステン(W)
モリブデン(Mo)
マンガン(Mn)
バナジウム(V)等
製品の小型軽量化・省エネ化・環境対策
電子部品
希土類磁石
小型二次電池
IC・半導体・
Nd・Fe・B磁石
リチウムイオン電池
コネクター
小型モータ
ニッケル水素電池
超硬具鋼
排気ガス浄化
リードフレーム
接点等
透明電極
(ITO)
インジウム(In)
レアアース
ネオジム(Nd)
ディスプロシウム(Dy)
テレビウム(Tb)
ガリウム(Ga) コバルト(Co)等
タンタル(Ta)
ニッケル(Ni)
リチウム(Li)
チタン(Ti)
コバルト(Co)
ジルコニウム(Zr)
ニッケル(Ni)
ニオブ(Nb)
レアアース等
白金(Pt)等
白金(Pt)
ロジウム
タングステン(W) パラジウム
コバルト(Co)
チタン(Ti)
モリブデン(Mo)
バナジウム(V)等
出典:レアメタル政策の現状と展望
経済産業省 製造産業局 ②-5
レアアースの用途例
レアアースは、永久磁石、蛍光体(テレビのブラウン管を含む)、二次電池(充電可能な電池)、触媒、ライター用発火合金、
光学用レンズガラス原料、ガラスの研磨剤等様々な用途に使われている。
特にレアアースを含む永久磁石(NdFeB磁石等)は、我が国製造業の国際競争力の源である各種ハイテク製品の部品として必須。
出典:レアメタル政策の現状と展望
経済産業省 製造産業局
③
資源不足は現実?
48.3億人
地球の扶養力
アメリカ並み17億人
イタリア並み36億人
日本並み40億人
インド並み 87億人
+17%
2005年
56.6億人
50~55億人
+14%
64.4億人
+4%
(2050年)
67億人
(90~100億人)
(リサイクル1/3)
別の地球が一個必要
2100年頃
2007年
(リサイクル2/3)
・
・・・
(25億人)
1995年
・
・・・
1985年
・
・・・
世界人口
(1950年)
(リサイクル98%)
+200%
+150%
富裕層/新興購買層
8億人(約17%)
10億人(約18%)
15億人(約23%)
20億人(約30%)
(30~40億人)
(10億人)
100~150万円/年以上
(中産階級より上の人々)
BRICS人口
30億人(44%)
資源価格と
量の問題発生
世界銀行
~世界レベル~
低所得層27万円/年
中産階級80万円
富裕層 345万円
鉄スクラップ95/96
H2 12.500円×5倍
62.500円/T
新しい時代、今迄安すぎた
高炉溶銑コスト
25.000~27.000円
↓
50.000~57.000円
製品価格(平均)110.000円
60.000円/Tスクラップ価格
転炉最大20%のスクラップ
の使用も視野
2001年鉄スクラップ
最低価格
投
機
資
金
流
入
全世界2/3が
水不足
8億人が飢えに苦しむ
低開発国、無資源国
に集中し、バイオエタノールの
生産が問題をより深刻化
(起爆剤になった)
【結論】
①地球が全人類を扶養出来る能力を1980年代後半に超えた。
②新興富裕層(資源リッチ)が10年間に爆発的に増加した。
(2005年+5億人、2007年+10億人)
③地球規模では生活/経済活動に必要な物品すべてが不足気味
(リサイクルの重要性の増加)
④一次産品(原油、非鉄、穀物)は過去10年間価格上昇はなく、
実質1/2価格、工業製品価格は2.5倍。故に85~95年代
平均価格の5倍となっても単なる価格調整とも考えられる。
貧困層
約40億人
米国
日本
(40~50億人)
全世界GDP48兆ドル
GDP 12兆ドル
13兆ドル
ms 300兆ドル 約25倍 1。600兆ドル 約123倍
GDP 480兆円
565兆円
ms1.150兆円 約2.4倍 1.500兆円
約3倍
フィリピン貧困層8%~16%
に上昇
韓国のケース
物価3.6%以上(3カ月)
1京6000兆円
・世界の決裁通貨代替無
・ユーロ:9.930億ドル
紙幣発行残高
但し過剰なドルの流通
GDP:国内総生産
ms:通貨供給量
日本の電力消費
食糧自給率
昭和20年
142億キロワット
昭和45年
1.480億キロワット
60%
平成14年
8.680億キロワット
40%
・資本主義の行き過ぎ
(限界点を超えた?)
インフレ必然
外替のドル/円
95~05年米国物価
過去最高79円75銭
年2%上昇合計20%
125~115円×0.8=100~92円/ドル
単なる価値の調整で従来円安誘導
95~05年
金融資産 63兆ドル 152兆ドル ⇒金融資産貨幣から資源に
+90兆ドル(2.4倍)
資金が流れている
(自然)
量
④
資源は枯渇する、しない?
地球
スイカ縦割り論
(資源は公平に存在)
日本は海にある
(再生資源業界の真のビジネスチャンス到来)
【シナリオ1】
・レアメタル等資源の
価格の高騰
需要増
・供給の限界
(常に投機の対象)
費用対効果の
範囲の拡大
リサイクル技術
の進歩
・貧鉱の再開発
・休鉱山の再開発
単価
自然界の素材
・深海、僻地、開発
・リサイクル困難物
の可能化
・代替資源の活用
(融
+
合)
都市鉱山素材
100年後
98%リサイクル
(但し、知識、資本が必要)
【シナりオ2】
・レアメタル等資源の
需要増の均衡化
・供給能力の拡大
費用対効果は
価格
沈静化
現状維持
環境問題への対策
自然界の素材
高付加価値化により
(融
+
合)
リサイクルの推進
(常に投機の対象)
・代替材料の開発
都市鉱山素材
但し探究心、知識
が必要
時間 ∞
0
~一層の稀少化はあっても枯渇はしない~
天然
人口
学者は2分、資源関係者は枯渇しないと云う
但し、コスト、価格は条件に入らず。稀少品となる。(炭素繊維の代替等)
資源の融合
50年後
リサイクル2/3
現在
リサイクル1/3
水の循環(自然の(リ)サイクル)
(
雲
海・川・湖
土地・海・川・湖
雪/雨
(保水能力)
)
雨/雪雲の国際間の
取り合いが始まっている。
降らす方向
降らさない研究も進んでいる
中近東=水不足(過去)砂漠
=海水の利用(淡水化)
緑のオアシス
世界のリゾート、別荘に変化
飲料水:0.01%(全地球上の水の97.5%は海水、淡水は2.5%)
1人の人間の最低必要量 30ℓ/日
「必要な所」に「必要な時」に「必要な量」が確保できない。
何故水不足:
原因 1 需要の増加
2 汚染の問題
3 保水能力の減少
4 砂漠化
5 気候変動
【野菜1kg=水1TON】
水の使用量(1kg生産)
米 3.600ℓ
大豆
2.500ℓ
小麦
2.000ℓ
トウモロコシ 1.900ℓ
エ
ン
ト
ロ
ピ
ー
(水蒸気)
地
球
元
上
素
の
量
水
も
は
一
一
定
定
量
の
法
則
牛肉 20.700ℓ
豚肉
5.900ℓ
鶏肉
4.500ℓ
外国(主に中国)から輸入する
農作物/畜産物は水換算で640億㎥
国内の総水資源使用量の約2/3相当
地域・国・圏単位のどの尺度で物事を判断するかにより、不足又は枯渇と呼ばれる。
但し地球単位での量的変化は無い。
地球上の水は枯渇していないが、不均衡な状態が加速している。(中国や日本は完全な水不足国) (レア・メタルや他の資源と同じ状況にある事を認識する。
近い将来中国は食糧を
日本に輸出出来ない可能性大、
既に小麦等は輸入国
⑥
江戸に学ぶ
☺☺☺☺☺☺
☺☺☺☺☺☺
☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺
☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺
☺☺☺☺☺☺
行 政 : 絢爛たる江戸の文化が成熟した。(物・心、両面の豊かさ。)
清潔
軍事費用
質素
正直
安全
民生へ(河川治水・新田開発)
徹底したリサイクル社会
省エネルギー社会
産業廃棄物業者
「もったいない」
の発祥!!
(ナベ・カマ・ボロ衣類・し尿処理)
(油、ローソク、人、牛馬、水力)
埋立て
土地所有
販売 所有益
徳川宗家第18代当主
徳川恒孝氏のお話
(日本人はもっと自分達の過去を学ぶべき)
⑦
市中(流通)スクラップの減少
製造業の海外移転
商品の高付加価値化
国内製造業の衰退
高く売れる販売先
の開拓
原材料の供給不安と
価格高騰(価格競争力の低下)
一般的な
高齢化、少子化に伴う
再生資源業界
市場構造の変化
の
(製造業→サービス業)
取扱量は減少
大手メーカー/企業による
自助努力による
効率/収益性の向上
企業のアイダンティティの確立
(得意な分野/商品を持つ)
自家/グループ発生スクラップ
の回収(リターン化)
大手処理業者による
量の寡占化
自社の扱い商品の理解する
顧客ニーズを把握する
(資本の理論)
行政関連
収入源としての資源
取引の透明化
入札制度の実施
景気の減速
サブプライム
消費者金融法
インフレ/スタグネーション
152兆ドルの金融資産に対し、1兆ドルの損失であれば本来軽微
但し、大きく影響があるとすれば、
①実体ははるかに大きい損失
②新しいビジネスチャンスとして利用する機関の存在
③過剰な反応、過剰なドル通貨への不信感の増幅
【まとめ】
再生資源業界におけるレアメタル・リサイクル
⑧
私達はその昔より定着し種を蒔いて稔るのを‶待つ"民族でした。
しかし、経済のグローバル化は‶農耕民族"から‶狩猟民族"への変化を余儀なくしました。
日々の業務も当然のことながら、すべて何事も積極的に攻めないと企業の存続自体が
危うくなる危険性を孕でいます。
"積極的な攻め"とは
①自社の扱い商品を理解する。(材質、価値)
②顧客ニーズ、求められている物/事象を把握する。
③分からない商品は判るまで売却しない。
④一定量の商品は単品管理を行う。
⑤常に社会の変化(商品価値変化)へ対応する体制を構築する。
売る人
(排出者)
集め/加工する人
(再生資源業界)
智恵、工夫、努力、探究心
買う人
(ユーザー)
のバランスです。
リサイクル産業なくして世界は成り立たない。時代が来ました。