あさ か 宙組 朝夏まなとさん 2016年最初の宝塚大劇場公演は、 宙組の『Shakespeare』 『 HOT EYES!!』。 情熱あふれる劇作家の半生を描いた 意欲作と、 “瞳” がテーマのゴージャスな け い こ ショーの二本立てです。稽古中だった 昨年末、 トップスターの朝夏まなとさん にお話を伺いました。 ショーは、全ての場面に 大階段が登場することでも話題ですね。 稽古場には大階段がないので、大階段を想像し て踊るのが難しいですが(笑)、幕開きは “黒い 瞳” の曲に乗せた格好良いタンゴ。その後の場 面も全て “瞳” にまつわる内容なんですよ。下級 生に至るまで見せ場があり、組の皆の勢いを感じ ますね。作・演出の藤井大介先生も、私だけでな 熱く輝く “瞳” に魅せられて… く皆の輝く姿こそが “HOT EYES” だと言ってくだ さったので、今の勢いに乗り、皆で突っ走ります! トップスターに就任した2015年を経て、 2016年の抱負をお聞かせください。 謎に包まれた部分も多いシェイクスピア。 今回の役作りについて教えてください。 2015年は今の立場に立たせていただき、 自分だけでなく、組のことなど 今回の作品におけるシェイクスピアは、 とても純粋な人物だと感じていま も色々と考えるようになりました。あっという間の一年でしたが、 日々とても す。だからこそ、色々なものからひらめきを得て、多くの作品を生み出せたの 充実していたなと。 また、支えてくださる周りの方々、 そしてお客様への感謝 ではと…。 また、言葉を生み出すことにおいて絶対に譲らない強さや、激し が一層深まったように思います。 「これからもずっとタカラヅカを見たい!」 い感情も持った人物として描かれているので、 そうした野性的な面をビジュ とお客様に思っていただけるよう、 さらに楽しんでいただける舞台を引き アルで表現したいと思い、髪型にもこだわりました。演劇に打ち込む登場 続きお届けしていきたいですね。 人物たちの姿は、今の自分たちと重なる部分も多く、稽古場は今、活気に 満ちています。 また、物語の中では色々な事件が起こりますが、実咲凜音 演じる年上の妻、 アン・ハサウェイとの夫婦愛、親子の愛などが深く描かれ ているので、最終的には心温まるものを感じていただけると思います。 朝夏まなとさん 佐賀県出身。2002年『プラハの春』 で初舞台。 2015年2月、宙組トップスターに就任。愛称は “まぁ” “まなと”。
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