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ECの新たな展開:トレーサビ
リティの実現に向けて
2003年9月26日
電子商取引推進協議会
(ECOM)
http://www.ecom.jp
主席研究員 吉村 正平
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出典:「e-Japan重点計画-2003概要」IT戦略本部2003年8月
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All Rights
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利用者視点のIT利用・活用
IT活用による企業再生・産業競争力強化
ITによる問題解決と経営の高度化
‡ 商品トレーサビリティによるIT活用の促進
‡
インターネット活用の安心・安全・信頼の商取引環境
‡ 個品管理による適正な製販連携
‡ 取引環境の共通化による取引関係の柔軟性確保
‡
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(参考)IT活用による企業再生・産業競争力強化
ITを積極的に活用し、経営改革で企業再生・産業競争力を強化
グローバル競争
グローバル競争
企業改革・再生!
企業改革・再生!
∼「世界の工場」中国・アジアの台頭∼
∼経営を支持するITから経営と一体化するITへ∼
コアコンピタンスの確保
コアコンピタンスの確保
∼市場、製品、技術、
∼市場、製品、技術、
人材、規格∼
人材、規格∼
業務プロセス改善・組織改革(経
業務プロセス改善・組織改革(経
営戦略)×新しい情報システムの
営戦略)×新しい情報システムの
確立
確立
・ローコストのオペレーション
・ローコストのオペレーション
・リードタイム短縮
・リードタイム短縮
・商品開発・生産・販売・物流 ・商品開発・生産・販売・物流 (設計、生産、納品)
(設計、生産、納品)
・顧客ニーズの把握・反映
・顧客ニーズの把握・反映
国際市場に
国際市場に
・世界最適生産(調達)体制
通用する
通用する
・世界最適生産(調達)体制
競争優位を
競争優位を
・キャッシュフローの改善
・キャッシュフローの改善
どう確保
どう確保
するか?
するか?
影響範囲
経営と一体化するIT
の効率化(SCM)
の効率化(SCM)
・戦略的顧客情報管理(CRM)
・戦略的顧客情報管理(CRM)
→ 新規ビジネス
→ 新規ビジネス
・基幹系業務の効率化(ERP)
・基幹系業務の効率化(ERP)
・戦略的情報共有(KM)
・戦略的情報共有(KM)
→新たな知恵、情報供給コスト低減
→新たな知恵、情報供給コスト低減
・戦略的組織管理
・戦略的組織管理
(IT活用を機に組織改革)
(IT活用を機に組織改革)
経営革新、業務革新
を伴うIT化
事務道具としてのIT
定型大量事務
処理の機械化
IT投資と生産性
(分権化)
(IT投資)
低い 高い
高い
0.0161 0.0455
低い
0 ー0.0366
Brynjolfsson and Hitt “Beyond the Productivity Paradox” (June 1998)
(出所)
出典:ECOM・JIPDECジョイントフォーラム2003講演資料「ITによる経済再生に向けて」経済産業省2003年3月より
革新度
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経営者の意識改革
・経営者自身の問題意識が不可欠
・信頼できる専門家がいない
●戦略的情報化投資活性化事業(99∼)
啓発セミナー
企業部門・専門家派遣
経営交流会
高度なIT人材の育成
・中堅IT技術者に人材が偏在。
●ITコーディネータ育成・活用
●ITスキル・スタンダード整備
●IT技術者試験の国際展開、入国規制緩和
ソフトウエア技術力強化
・インターネット系の技術は欧米依存
・信頼性・安全性の高いソフトが必要
●重点分野への戦略的な取り組み強化
オープンソースを活用した基盤ソフトなど
●CMM(能力成熟度モデル)の導入・普及
IT投資環境整備
経営を支援するIT
取引や業務プロセス全
体の情報化
政策パッケージ
政策パッケージ
・インフラコストが高い。新規サービス
に弊害となる規制がある。
・質・量ともに米国に遅れ。経済構造
改革とIT活用は表裏一体。
●規制改革による競争促進、高コスト構造是正
電波制度改革による新たなサービスの創出
規制改革による競争促進
●IT投資促進減税
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●「情報経済」に向けた法制度改革
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(参考)商品トレーサビリティの向上に関する研究会
リサイクルの促進、食品や生活用品の安全確認、盗難防止や盗品・偽ブランド流通の防止など、業界横断
的な課題の出現に伴い、商品のトレーサビリティ(商品や原材料の流通履歴の確認のしやすさ)の向上が必
要。経済産業省では研究会を開催し、消費者にとっての透明性向上の観点から、ICタグ(RFID)等を用いた
総合的な商品のトレーサビリティ対策の在り方を検討する。
○検討内容:
・ 商品のトレーサビリティに関するニーズ
・ 企業コード、商品コード、単品管理コードなどの標準化
・ 商品履歴情報の保存・確認手法
・ 所要の技術及びルール
○メンバー:
学識経験者、標準化関係団体((財)流通システム開発センター、電子商取引推進協議会
(ECOM)、(社)日本ロジスティックスシステム協会)、流通業界、製造業界等(加工食品、日
用雑貨、繊維、自動車、家電、書籍等)、IT業界、消費者代表
※関係省庁もオブザーバ参加
○スケジュール:
2月5日に第1回を開催。3月中に中間報告。
出典:ECOM・JIPDECジョイントフォーラム2003講演資料「ITによる経済再生に向けて」経済産業省2003年3月より
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(出典:経済産業省「商品トレーサビリティの向上に関する研究会」中間報告書)
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個体識別による
製品ライサイクル管理の実現
‡
‡
‡
企業内製品管理情報と企業間のトラッキング情報の連結が必要
ECと物流情報の連携が必要→ライフサイクル管理へ
国際物流を前提にした取り組み
仕入先は?
卸
物流
と
検品
組立て
部品
加工
鉄
生産現場の情報管理
品番の付け替えの
可能性あり
小売
売り先は?
物流
と
検品
物流
アルミ
プラスチック
個品管理と
トレース情報
再利用
資源化
物流
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利用者・消費者
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総務省「電子タグの高度利活用に関する調査研究会」
‡
‡
‡
‡
平成15年(2003年)4月より、開催。
座長:齋藤忠夫 東京大学名誉教授、メンバは、情報通信、情
報機器、家電、運輸、物流、小売など、幅広い業界の企業代表
と学識経験者33名で構成。
中間報告が公開された。(2003年8月18日)
今後の電子タグ情報の高度化やネットワークによる利活用範囲
の拡大を踏まえ、
„ 医療、食、教育等を核とした新たなアプリケーション、
„ 実現のための技術的な課題、
„ 多様な電子タグに対応できる新たな周波数の候補等
„ 今後の基本的な取組みの方向性を示した推進方策等
出典:「電子タグの高度利活用に向けて−『ユビキタスネットワーク時代における電子タグの高度利活用に関
する調査研究会』中間報告−」総務省2003年8月
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ユビキタスネットワーク時代における電子タグの高度利活用に関する調査研究会
中間とりまとめ
出典:「電子タグの高度利活用に向けて−『ユビキタスネットワーク時代における電子タグの高度利活用に関
する調査研究会』中間報告−」総務省2003年8月
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利活用ネットワークの拡大
出典:「電子タグの高度利活用に向けて−『ユビキタスネットワーク時代における電子タグの高度利活用に関
する調査研究会』中間報告−」総務省2003年8月
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電子タグの利活用高度化マップ(9象現)に対する
アプリケーション例
出典:「電子タグの高度利活用に向けて−『ユビキタスネットワーク時代における電子タグの高度利活用に関
する調査研究会』中間報告−」総務省2003年8月
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融合型モデル(コンバージェンス・モデル)
出典:「電子タグの高度利活用に向けて−『ユビキタスネットワーク時代における電子タグの高度利活用に関
する調査研究会』中間報告−」総務省2003年8月
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トレーサビリティ の社会的課題対応の必要性
EDI
極所最適化
による生産
性の向上
=企業競争
力強化
部品
メーカ
卸
EDI
小売
EDI
(CII)
(EDIFACT)
SCM
全体最適化
による産業
競争力向上
=国際競争
力強化
部品
メーカ
部品
社会ルールの設定・普及
メーカ
共通プラットフォーム
(ebXML)
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小売
共通プラットフォーム
(ebXML)
トレーサビリティ
素材
卸
社会ニーズに支援
された産業の信頼
性向上
=ユビキタス社会
の実現
=新たなビジネスチャ
ンス
卸
小売
消費者
業務仕様・運用ルール
業務仕様・運用ルール
業務仕様・運用ルール
情報基盤の構築・運用
個品トレース
個品トレース
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個品トレース
商品SCMの進化
EDI
EDI
小売
小売
小売
小売
POSデータ
在庫データ
納品
ベンダーによる連続補充
(情報の連携化)
協調
CPFR
CPFR
小売・ベンダー協調による補充
(情報の共有化)
※CRP:Continuous Replenish Program
CPFR:Collaborative Planning Forecasting & Replenishment
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卸・
卸・
メーカー
メーカー
納品
通常小売発注による補充
(データのデジタル化)
CRP
CRP
発注
POSデータ
在庫データ
販促データ
小売
小売
納品
独自
卸・
卸・
メーカー
メーカー
需要
予測
※在庫データ:小売在庫も反映
需要
予測
卸・
卸・
メーカー
メーカー
※在庫データ:卸・メーカ在庫も反映
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日本型直販ビジネスモデルへの挑戦 ∼ 定番商品のリアルタイム供給 ∼
大手小売店
受注データ
発注データ
納品データ
発注データ
納品データ
卸
T
O
Y
N
E
S
受注データ
発注データ
納品データ
メーカ
企画提案、商品企画情報の共有化
POSデータの共有
・消費者ニーズの
的確な把握
・欠品防止 ・ロスの低減 ・在庫の低減 ・販売支援 All Rights Reserved, Copyright ECOM 2003
・窓口問屋
・物流機能
(小口配送)
・金融機能
・販売支援
・納期短縮
・消費者ニーズの 的確な把握
・企画の拡充 ・適時、適量の製造
・在庫の削減 ・販売支援 ・納期短縮 17
TOYNESフィールドマーケティング・サービス
メーカ、卸
TOYNES
小売店
POSデータを毎日、自動送信
データ分析
月曜日∼日曜日の分析結果を、 翌週の火曜日に配信 卸・メーカ
小売店
自店と全国ベースの売上
比較による品揃えの充実
・一括ファイル提供
・Web提供 データベース
・POSデータ ・パネル店舗データ
・テスト販売データ
・モニターアンケート
マーケティング分析
消費者
「日本のおもちゃ情報」
www.toynes.or.jp
・単品売上分析 ・商品分類別分析 ・メーカ別売上分析
・客層別売上分析 ・地域別売上分析 18
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企業活動のIT活用の高度化
−顧客第一主義の徹底−
■ アカウタビリティの向上
■ トレーサビリティの確保
■ 情報の鮮度・品質の確保・短サイクル化・低コスト化
金 融 市 場
住民事業者
部品・素材
市場
経営・企画
調
Production
Knowledge
達
R&D
商品開発
Database
商品製造
マ
|
ケ
顧客
テ
Knowledge ィ
Database ン
グ
CRM
SCM
株主
購買者
従業員
労働市場
政府・自治体
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e-government
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企業規模とECのタイプ
納入側企業
小 中 大
専用EDI
購買 販売
システム構築主
大企業
Web-EDI
中堅
業界VAN
e-MP
I
T
専
任
体
制
中
購入者・消費者
大 中 小 個人 販社EDI
XML/EDI
販社向
受注システム
Web-EDI
受注システム
(顧客向け)
オンライン
ショッピ
ング
小
・ホームページ/e-MP
SOHO/個人
オークション
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オープンな取引環境の実現に向けて
ー経営者への啓蒙ー
‡
経営マインドの変革
„
„
„
‡
標準取引ルール設定への貢献
„
„
‡
ルール策定の参画と先行実施利益の享受
立ち上げ時のスポンサーシップ(社会貢献)
経営のオープン性の向上
„
„
‡
取引形態は自社単独より業界共通化(競争は本業で)
固定的な取引先より適切な取引先の選択
WIN−WINのための情報公開
企業の信用情報の公開
社会・消費者への適切な情報開示
人材の育成
„
„
他社との協調関係を結べる人材
社内プロセス変革を推進できる人材
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中小企業への普及に向けて
‡
国際標準に対応した業務標準の迅速な設定
„
„
‡
標準取引ルール準拠システムの廉価な提供
„
„
‡
標準ソフトの開発支援とオープンソース化
政府・自治体の標準取引ルールの実装と実践
既存システムとの連携指針の公開
„
„
‡
下請け企業のEDI状況の把握
産学官連携による取引ルールの整備
標準取引プロセスとレガシーシステムの連携上の留意点
レガシーEDIとの併用運用上の留意点
EC情報基盤の構築と運用
„
„
„
企業登記のオンライン検索と信用情報のリンクサービス
各種認証の有効企業の登録制度
商品情報の登録制度(第三者認定制度)
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提案:
公設・取引所の開設と共通取引ルール化
‡
‡
‡
‡
地域の企業を取引所に審査・登録
取引所間や民間e−MPとの連携でビジネス拡大
政府・自治体のオープン調達の場
取引プロセスの標準化による参加企業の負担軽減
国外企業
E−マーケット
プレース
大手企業
自治体
全国取引基盤ネットワーク
ebXML対応
地区取引所
系列企業
中企業
小企業
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小企業
小企業
中企業
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平成15年度
ECOM活動体系
総会
会長:張富士夫(トヨタ自動車・社長)
副会長:秋草直之(富士通・会長)
顧問
理事会
JIPDEC児玉会長
情報技術活用分野
企業IT化WG
モバイルEC WG
e-ENG/STEP
国際連携 WG
トレーサビリティ分野
BtoB 実践促進 WG
ebXML標準WG
トレーサビリティWG
NRR構築WG
日韓連携
(進捗中)
↓
事務局
消費者/利用者分野
企画部会
ビジョン委員会
会員数 (2003-9-4現在)
理事会員
31
正会員A
77
正会員B
133
準会員(法人,個人) 32
特別会員
1
計
274社
事務局:
財団法人日本情報処理開発協会
アジア展開
ECルールWG
EC 際とセキュリティ WG
認証・公証WG
電子行政・ビジネス連携 WG
ADR プロジェクト
普及広報グループ
普及広報
JESAP (電子署名・認証利用パートナーシップ)
総務課
経理課
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