プレスリリース 平成 21 年 5 月 8 日 独立行政法人国立科学博物館 筑波実験植物園にて 「ダシリリオン・グラウコフィルム」が初の開花 独立行政法人国立科学博物館筑波実験植物園(園長:加藤 雅啓)で,ダシリリオン・グ ラウコフィルムの花が咲いていますのでお知らせいたします。日本国内で開花した例が非常 に少ない植物で,開花例はたいへん珍しく,今回の開花は国内で3例目です。この機会に是 非ご来園下さい。 当園では,「ダシリリオン・グラウコフィルム」の花を5月下旬頃までご覧になれます。 なお, 「ダシリリオン・グラウコフィルム」の解説につきまして,簡単ではありますが,別 紙にて添付いたしますので,ご参照ください。 よろしくお願い申し上げます。 本件についての問合せ 独立行政法人 国立科学博物館 筑波地区事務部 総務担当:石塚 担当研究員:岩科 〒305-0005 香 司(植物研究部多様性解析・保全グループ長) 茨城県つくば市天久保 4-1-1 TEL:029-851-5159 FAX:029-853-8998 E-mail: [email protected] 国立科学博物館HP http://www.kahaku.go.jp/ 国立科学博物館筑波実験植物園HP http://www.tbg.kahaku.go.jp/ 「ダシリリオン・グラウコフィルム」 ダシリリオンは北アメリカの砂漠に自生する植物で、約15種が知られています。筑波実 験植物園では昨年、同じリュウゼツラン科のサケリュウゼツ、アオノリュウゼツランが数十 年ぶりに開花しましたが、今年はダシリリオンが1986年の導入以来、23年の時を経て 初めて開花しました。この植物はダシリリオン・グラウコフィルムという種です。雌雄異株 で、当園で開花しているのは雌株です。国内での開花例はたいへん珍しく、確実な記録とし ては3例目です。日本ではこれまで花についてよく観察されていないことから、今回の開花 により、これまでよくわかっていなかったダシリリオンの生態に迫ることが出来るかもしれ ません。 ダシリリオン・グラウコフィルム Dasylirion glaucophyllum リュウゼツラン科 ダシリリオン・グラウコフィルム ダシリリオン・グラウコフィルムの花 細長く鋭い葉が球状に茂った株から立ち上がった長い花茎 黄緑色の小さな花が密生して咲く は温室の屋根に達している 「ダシリリオン・グラウコフィルム」は 下記のサバンナ温室で見られます。 筑波実験植物園の園内マップ 正門 こちらのサバンナ温室 で見られます
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