第1学年 材 音楽科授業案 1 題 ぼくたちわたしたちだけのゴスペルに挑戦! 教材: 『Hail Holy Queen』 ,『Oh Happy Day』 2 題材目標 ・ ゴスペルの力強い表現や明るい雰囲気の演奏に関心をもち、表現する喜びを味わうことができる。 ・ ゴスペルの楽しさが聴く人に伝わるように、発声や顔の表情、手拍子の仕方などの表現を工夫するこ とができる。 ・ コールアンドレスポンスや手拍子を取り入れ、ゴスペル曲を楽しく歌うことができる。 ・ さまざまなゴスペルの楽曲を鑑賞する中で、コールアンドレスポンスや 2 拍目と 4 拍目にアクセント のあるリズムなど、ゴスペルの特徴を感じ取って聴くことができる。 3 題材の構想にあたって(題材設定の理由) (1) 生徒の実態 4月、入学して間もない頃、気がつくと廊下から元気のよい男子の歌声が聞こえてくることがたびたびあ った。 「ひょっとしてまた?」、と思ってのぞいてみると、本学級の生徒ばかりだ。建設会社のCMソングや サザエさんのエンディングの曲。その日の気分で歌う曲はいろいろだが、クラスのムードメーカーの生徒が 歌いだすと、つられてみんなで歌いだすありさまだ。そのうち、学級活動中にわけのわからない歌を歌い始 めたので注意をすると、生徒は「同じクラスの友達の応援歌を作曲したんだよ」と言い訳をした。今では授 業中に歌うことはなくなったが、放課や給食の時間など、機嫌のよいときによく、いろいろな歌を口ずさん でいる。 本学級の生徒は、明るくおしゃべりで活気がある。特に男子は、授業の始めのあいさつ、帰りの会での返 事など、声を大きくだす場面では、声を張り上げてあいさつをしている。女子は男子ほどではないが、人前 でも恥ずかしがらずに堂々と話をすることができる子や、素直でまじめな性格の子が多く、いろいろなこと に前向きに取り組むことができる生徒が多い。4月の自然教室で雨が降り、予定を変更して校歌クラスマッ チを実施した時のこと、「絶対うちらが優勝するしね!」と、張り切って歌う姿が見られた。結果は優勝で はなかったが、精一杯歌えたことに、満足した様子だった。 自然教室が終わり、音楽で『明日という大空』を同声二部合唱で歌うようになると、校歌のようには思う ように歌えなくなった。男子の一部は変声期で極端に音域が狭くなっており、思うように音程がとれなくて、 歌うことをあきらめてしまっている。女子の中にも校歌よりも全体的に音が高い『明日という大空』では、 声を出すことに消極的になってしまって、おなかから声を出すことができないでいた。授業の始めに発声練 習代わりに歌っている『やまびこさん』の歌では少しずつ高い音域でも声が出るようになってきたが、なか なかそれを合唱の場面で生かすことができないので、指導の難しさを感じているところである。CMソング を口ずさんでいる生徒の姿を見て、歌うこと、それから体中で表現することが楽しいと実感できるような教 材がないかと考え、ゴスペルを題材にした表現活動を実践することにした。 (2) 題材のとらえ 「Gospel」とは、God Spell(神の言葉) 、つまりGood Spell(良い知らせ) が変化した言葉だといわれている。アメリカ映画「天使にラブソングを」で日本でも有名になったが、もと もとは17世紀に始まった奴隷貿易によって、アフリカからアメリカに連れてこられた黒人によって作られ た音楽である。厳しい労働をしいられた生活の中で、キリスト教の教えが支えとなり、秘密の集会の中で生 まれた黒人霊歌がゴスペルのルーツとなった。ゴスペルは、クラシック音楽と違い、定まったフォームがな く、表情豊かで手拍子(クラップ)や足踏み(ストンプ) 、ダンスなどの体の動きが伴うことが特徴的であ る。短いフレーズやメロディを繰り返すこと、リードボーカルがコール(呼びかけ)したあと、コーラスが レスポンス(応答)するというのも、ゴスペルの特徴である。また、一般的な合唱曲が頭声発声で歌われる のに対し、ゴスペルには歌う上で、これといった発声のきまりはない。難しいきまりはなしにして、体中で 音楽を感じることができるので、音楽表現に消極的になってしまっている生徒たちにとって、楽しんで歌っ たり、体を動かしたりすることができる題材ではないかと考えた。また、日頃から歌うことが好きな生徒に とっても、リードボーカルが自由にアドリブで歌っている様子を鑑賞させることで、 「私もやってみたい」 という思いを持ち、積極的に活動に参加できるのではないかと思い、題材を設定した。 (3) 題材構想(本時7/7) ぼくたちわたしたちのゴスペルに挑戦! ※A【映画「天使にラブソングを」のDVDからゴスペルと出会う】 『Hail Holy Queen』『Oh Happy Day』 ゴスペルの秘密を探ろう!① ○『Hail Holy Queen』 ○『Oh Happy Day』 →ゴスペルの音楽的な特徴について考える。 →曲の前半の合唱部分と、ゴスペル風にアレンジした部分 ・ソロの人が歌ったことと、同じことをコーラスの人が歌ってい との違いを意識して聴く。 る部分があるよ。 ・ゴスペルのところからすごくのりがよくなったよ。 ・メロディを歌う人とハモる人と役割があるみたいだね。 ・途中から手拍子が入ると雰囲気が変わるね。 ◎ゴスペルはほかの合唱曲といろいろと違うところがあるね。 ・ソロのところがアドリブみたいでかっこいいね。 ◎こんなふうにかっこよく歌ってみたいな。 ◎ゴスペルってなんだろう。どんな音楽か知りたいな。 みんなでゴスペルを歌ってみよう! ※B【ゴスペルの特徴を意識して歌えるようにする】 コールアンドレスポンスに 挑戦しよう!②③ ○『Oh Happy Day』 →コールアンドレスポンスの部分の音取りをする。 ・「Oh Happy Day~」のところは二 つのグループに分かれて歌うとおもしろいね。 ・「LaLaLaLa・・・」からは、同じメロディ を繰り返して歌っているみたいだね。 →先に歌う人、後から歌う人を決めてコールアンド レスポンスに挑戦する。 ・ソロの人を交代で歌ってみるとおもしろいね。 ◎ソロの人数を変えて歌ってみるとまた雰囲気 が変わっておもしろいね。 ◎次は手拍子が入るところだね。楽しみだな。 映画の一部を映像で、体中で音楽を表現し ている姿を鑑賞することで、ゴスペルの音 楽的な特徴だけでなく、ゴスペルの迫力も 視覚的にもとらえられるようにする。 ※C【グループで話し合い、ゴスペルの特徴を生かした手拍子を考える】 ゴスペルに合った手拍子を考えよう!④ 選んだリズムによ ○『Oh Happy Day』 →教師が用意した4つのリズムの中から、 ゴスペルに合ったリズムを考える。 A B C D ってグループに分 かれ、どうしてその リズムを選んだの か、選んだリズムか らはどういうイメ ージを受けるかな どを話し合う。 ・B よりも C の方が、にぎやかになっていいな。2 拍目と4拍目を特に強くた たくようにしないとね。 ・D のように細かくリズムを刻んだ方が、楽しくてにぎやかな感じがしていい な。 →自分が選んだリズムと選ばなかったリズムをたたき比べることで、リズムに よる印象の違いを感じ取り、ゴスペルに合うリズムに共通した特徴に気づく。 ・A の手拍子だと盆踊りみたいで、あまりゴスペルの雰囲気にあわないよ。 ◎2 拍目と 4 拍目にアクセントがあるリズムのほうが、体全体を動かして音楽に のって歌えるからゴスペルには合うね。 ◎コールアンドレスポンスと手拍子を使って、ぼくたち、わたしたちの『Oh Happy Day』を演奏したいね。 ※C【グループの中で役割を決め、それぞれの役割を意識して練習に取り組む】 ぼくたちわたしたちのゴスペルをつくろう⑤ ○『Oh Happy Day』 →ソロ、手拍子の担当を決め、それぞれが自信を持って歌ったりリズムを刻んだりできるようにする。 ・ソロの人は恥ずかしがらずにおなかのそこから声を出すようにしよう。 ・コーラスの子は歌いながら手拍子も入れられるように練習しよう。 ◎どんな風に仕上がっているのか気になるね。自分たちの演奏を聴いてみたいね。 ※C【ビデオを観て気がついたことを全体で話し合う】 リーダー性、歌唱力など を考慮して、教師が事前 に意図して用意しておい た 4 つのグループに分か れ、練習に取り組む。 ※D【話し合ったことを、自分たちの演奏に生かす】 ぼくたちわたしたちのゴスペルを仕上げよう!⑥⑦(本時) ○『Oh Happy Day』 →クラス全体の演奏をビデオに撮影したものと、『Oh Happy Day』のDVDとを比較して、演奏の違 いについてプリントにまとめる。 ・DVDに比べると、自分たちは顔の表情が暗いし、声もいまいち迫力がないね。 ・手拍子をしていてもあまり楽しそうなたたき方ではないね。足や膝の使い方も工夫して、体全体を使って手 拍子をしないとね。 →自分たちの演奏を観て気づいたことを全体で話し合う。 ・DVDを観たときみたいに迫力ある演奏ができるように、歌も手拍子も体いっぱい使って表現したいね。 ・自分たちが楽しんで歌わないとゴスペルの楽しさが伝わらないね。 ・「God Spell」は神の言葉だったね。神様に届くように体いっぱいで表現したいね。 →体いっぱいで「Oh Happy Day!」を表現できるようにグループで練習する。 ・決めのポーズを考えて、思い切り声を出し切るようにしたいね。 ◎手拍子の仕方、体の揺らし方を工夫して、体中でゴスペルを歌おう。 ◎神様にぼくたちの『Oh Happy Day』を届けたいね。 体いっぱいに表現するのってすてきだね。学校祭のステージで演奏しよう! 4 音楽にときめく子を育むための取り組み A【出会わせ方】 映画「天使にラブソングを」の『Hail Holy Queen』は、前半の合唱部分と後半のゴスペルアレンジ 部分でまるで違う二つの印象を持つ楽曲である。ゴスペルの部分では、体中で音楽をいきいきと表現してい る姿、ソロを歌う人が堂々とパフォーマンスをする映像も、生徒たちの心をうつだろう。 「かっこいい」、 「自 分たちもあんなふうに歌ってみたい」そんな気持ちを抱かせることで、ゴスペルという音楽のジャンルに強 い関心をもって学習に取り組むことができるようにしたい。また、映画「天使にラブソングを2」の『Oh Happy Day』は、コールアンドレスポンスや 2 拍目と 4 拍目の手拍子といった、ゴスペルの特徴がわか りやすく取り入れられている曲であり、ゴスペルの特徴を話し合うのに適している。特徴を一つずつDVD で確認することで、自分たちもゴスペルをかっこよく歌ってみたいという気持ちを強くもって練習に取り組 むことができるようにしたい。 B【一人一人の活動の場】 『Oh Happy Day』は、英語の歌詞ではあるが、聞いたことがあるような単語も多いうえ、リード ボーカルと同じ言葉を繰り返しているところも多く、比較的、メロディを覚えるのは簡単である。ゴスペル の大きな特徴であるコールアンドレスポンスに挑戦するのだが、ソロパートを歌う子は、一人だけで歌うこ とに恥ずかしがって、思うように声を出せないことが予想される。そこで、教師が一緒に歌ったり、数人で ソロを担当したり、DVD を観ながら歌ったりすることで、恥ずかしがらずに堂々と声を出し、ゴスペルの 雰囲気を味わいながら歌うことができるようにしたい。日頃、歌唱活動に積極的ではない生徒も、楽しい雰 囲気の中で歌うことができるように、体ほぐしや表情つくりなどのウォーミングアップを取り入れていきた い。 C【かかわりあいの場】 ひととおり、歌えるようになったところで、 『Oh Happy Day』に合った手拍子のリズムを考えてい く。原曲は 2 拍目と 4 拍目に四分音符の手拍子を刻んでいるが、ほかのリズムも合わせた4つのリズムの 中から、ゴスペルに合ったリズムを選んで考えさせたい。その際、選んだリズムごとにグループを作り、ど うしてそのリズムがいいと思ったのかを友達と話し合ったり、選ばなかったリズムも含め、4つのリズムを 演奏して比較したりする中で、2 拍目と 4 拍目にアクセントをつけたリズムのほうが、体全体を使って表現 するゴスペルには合うことにも気付かせたい。また、2 拍目と 4 拍目にアクセントがあるリズムにもいろい ろな種類があり、それぞれが違った味わいをもっていることにも気付かせたい。 題材の後半では、クラスを4つのグループに分け、グループごとに練習を進めていく。前時までのグルー プとは違い、歌唱力、リーダー性などを考慮してあらかじめ教師が決めておく。グループ練習では、ソロを 担当する生徒、手拍子を担当する生徒を決め、それぞれが自分の役割を意識して練習に取り組めるようにす る。最終的にはクラス全体で合わせていくのだが、グループごとに練習を進めることで、生徒同士が声を掛 け合いながら、自主的に練習に取り組めるように支援していきたい。 その後、ビデオ撮影をし、自分たちの演奏について見直す活動を設定した。クラス全体でビデオ撮影をす るのだが、その際、グループごとに整列して演奏することで、他のグループの演奏の様子と比較しながら、 これからの練習の課題について考えられるようにしたい。また、題材の始めに鑑賞した「天使にラブソング を」の DVD を再び観て、演奏している人たちの表情や体の動かし方などを確認することで、自分たちの演 奏をさらによくするための練習の仕方についても考えさせたい。 D【わかちあう姿】 これまで、グループや全体で練習したり話し合ったりしてきたことを生かして曲を仕上げていく場面であ る。ゴスペルの音楽的な特徴をとらえ、自分たちもあんなふうに歌ってみたいという思いをもっていても、 それを表現する技能が追いつかず、うまく表現しきれないことも考えられる。しかし、クラスのみんながそ れぞれの思いを伝え合い、題材全体を通して感じてきたことを最後の演奏で表現しようと、一生懸命音楽と 向き合う姿がみられれば、この題材を通して、ゴスペルの魅力をクラスの全員で分かち合うことができたと いえるのではないかと考える。 5 本時の学習 (1)目 標 ・ 自分たちの演奏をさらによいものにするために、体全体で拍を感じたり顔の表情を工夫したりして、表 現活動に進んで取り組むことができる。 (2)指導にあたって 映画「天使にラブソングを」の映像の一部をみせ、ゴスペルをいきいきと体中を使って表現する姿に感動 した生徒たちは、「ゴスペルっておもしろそう」 、「自分たちもやってみたい」という感想をもって、学習に 取り組むことができた。 『Oh Happy Day』の演奏では、ゴスペルの音楽的な特徴をとらえたうえで、 コールアンドレスポンスを意識して歌う活動や、曲に合ったリズムを話し合う活動に取り組んできた。1時 間ごとに、歌える部分が増えたり、手拍子がついて、音楽にのって歌うことができるようになったりしてい くことで、ゴスペルの楽しさを実感している生徒の姿もみられるようになった。本時は、自分たちの演奏を 撮影した映像と『Oh Happy Day』を比較し、気づいたことをまとめたプリントをもとに、一人一人 が見つけた課題についてクラス全体で話し合い、自分たちの演奏を仕上げていく場面である。前時に自分の 考えをプリントにまとめてから本時の話し合いにのぞむことで、誰か友達の意見に頼って練習を進めていく のではなく、一人一人が主体的に表現活動に参加できるようにしていきたい。また、出てきた意見を裏づけ し、DVDのプロの演奏との違いを意識させるために、 『Oh Happy Day』のDVDを視聴して確認す ることで、演奏の違いや練習の課題を視覚的にもとらえられるようにしていきたい。話し合いで出てきた、 顔の表情や拍子の感じ方などの課題については、DVDとの演奏と自分たちの演奏の違いについては理解で きても、なかなかうまく練習にとりかかれないことが予想される。そこで、曲の最後の「Happy Day!」 という言葉に注目させ、体中で自分たちの思いをその言葉にぶつけていけるように練習を進めることで、自 分たちの思いを体中で表現するゴスペルの本来の姿に近づけさせたいと考えた。曲の最後の決めのポーズ、 その前の手拍子の仕方など、少しずつ前へ前へと戻って練習を進めるように声をかけることで、曲の最後の 盛り上がりに向かって、エネルギーが高ぶっていくことを意識させ、曲の最後には、自分たちの音楽を楽し む気持ちを爆発させてほしいと考えている。そして、この題材を通して得た、音楽を体中で感じ、楽しんで 歌う気持ちをゴスペル以外の音楽活動にも広げていき、11 月の合唱コンクールでは、クラス全体が心を一 つにして合唱に取り組めるようにしたい。 (4)展 時間 開 学 習 活 動 ※支援 ★評価 DVDと自分たちの演奏を比べてみて、どんなことに気づいたかな。 ※前時にビデオを観たときに、気づ いたことを一人一人がプリント ・クラス全体の演奏について、さらに工夫していきたいことを発表 にまとめておくことで、自分の意 し合う。 見をもって話し合いに参加でき ソロの人の声に迫力があるね。 コーラスの人たちももっとおな かから声を出して大きな声で歌 えるといいね 顔の表情が暗いね。 DVDの演奏はみんな楽 しそうに歌っていたよ。明 るい表情で歌いたいね もっと音楽にのって手拍子をしたいね。 足踏みも使ってリズムをとると、楽しそう な感じが伝わるまねしたほうがいいね 決めのポーズをかっこよくきめていた ね。ぼくたちもやってみたいね 15 「神の言葉」という もともとのゴスペル の意味を考えて、ち ゃんと神様に届くよ うに歌いたいね 体中で表現して「Happy Day!」を神様に届けよう! ・この曲で一番伝えたいことを聴いている人に届けられるよう に、曲の終わりの「Happy Day!」の表現を工夫する。 最後の「Happy Day!」をこの曲で 一番心を込めて歌え るようにしよう 25 最後のポーズと 一緒に、思いき り声を出せるよ うにしよう ※「この曲で、一番伝えたい言葉は 何かな」と問いかけ、曲の終わり の表現方法について考えるきっ かけにする。 ※体を使って表現できるように なってきたグループは、他の グループの前でも演奏して見 せ、他のグループが練習の参 考にできるようにする。 手をたたく位置も 工夫すると、足や 膝も自然とうごく ようになるね 手拍子をどこでたたくのか も工夫すると、体全体で表現 できるようになったよ みんなで思いきり声を出して 歌うと表情も明るくなるね ・最後に向かって盛り上げていくためには、転調したところか らの歌い方も大切であることを確認し、練習する。 「He taught me」のところから、 気持ちを爆発させる みたいに歌うと気持 ちがいいよ 息って大事だね。休 符でしっ かり息 を 吸ってお くと思 い きり声が出せるね 「fight and pray」 の、音が上がっていくところは しっか り声を 出し切 るよ うに したいね 最後の「Happy Day!」 に向けて、始めから通して 歌いたいね ・クラス全体で合わせて 1 年 3 組のゴスペルを完成させる。 ・最後にクラス全体で歌った感想を発表する。 みんなと一つの音楽を作っ ていくのって楽しいね。自 分たちにもゴスペルができ たね 50 ※友達の意見について考えを深め ることができるように、鑑賞をし たときのDVDを視聴して、自分 たちの演奏との違いを確認する。 ※思うように表現できないグル ープには、最後の部分よりも 少し前のところから練習を始 めるように声をかけ、曲の最 後の部分に向かって盛り上げ ていくところを意識して練習 ・グループの練習の様子を報告し合い、クラス全体の練習に生かす。 するように声をかける。 足踏みを弾んでするよう に気をつけたら楽しそう な感じが出せるようにな ったよ 35 るようにしておく。 体中で音楽を表現するのって楽 しいね ※グループの練習で成長したと ころや感じたことを発表し合 うことで、他のグループの練 習の様子も知り、さらに自分 たちの演奏に取り入れられる ようにする。 【かかわり合いの場】 ※44小節の休符で思いきり息 を吸うことができない生徒に は、43小節の歌い方も大切 であることを確認し、教師も 一緒にやってみることで、し っかりと息を吸うことを意識 させる。 ★手拍子や拍の感じ方に つ いてグループで話し合い、 練習や クラス 全体の 演奏 から、表現することの喜び を味わうことができたか。 ※練習に対して消極的な 生 徒には、表情が良く、生き 生きと 表現活 動を楽 しん でいる生徒をまねたり、教 師が一 緒にな って声 を出 したり 体を動 かした りし て、和やかな雰囲気の中で 練習に 参加で きるよ うに する。 ※ゴスペルの学習を通してクラスの歌声が成長したことを認め、合唱コンクールへの意欲を高める。
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