VTM を使用した高電圧出力電源 VTM の出力を多段直列接続することにより、製品ラインナップに無い高い出力電圧を出力することが可能です。図1の基本構成図では、1つの PRM から2つの VTM の入力電圧を給電し、VTM①と VTM②の出力を直列に接続しています。 1.出力を直列接続する VTM の出力端子間には、逆接防止用ダイオードを接続してください。 このダイオードは、VTM 出力の立上り時間のばらつきによって、最初に立上った VTM 出力が遅れて起動する VTM の出力端子間を逆バイアスする ことを防ぐ為のものです。直列接続して得られる最大出力電圧よりも耐電圧が大きく、負荷電流を流せる電流容量のダイオードが適切です。12V 出 力およびそれ以下の VTM の場合、ショットキーダイオードを使用してください。 2.VC 電圧を外部から印加する際は、個々の VTM のデータシートに記載されている VC 電圧範囲、および、VC 電圧印加のスルーレートの規定範 囲内で使用してください。 PRM の後段に使用する VTM が2個までであれば、PRM の VC 端子から直接 VC 電圧を給電することが可能です。VTM が3個以上の場合は、図1の ように外部から VC 電圧を給電します。 3.PRM と VTM との間のコンデンサは PRM の仕様範囲内に、VTM の出力コンデンサについては VTM の仕様規定の範囲内に設定してください。 図 1・構成図 VTM の型番は製品ページをご参照ください。 No.01008_Rev01
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