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第 17 回日本有機農業学会大会・総会(山梨大学)の案内
有機農業推進法の成立・施行から 10 年となる今年,日本有機農業学会は,山梨大学で
大会を行ないます。
この 10 年で自然を取り巻く環境も,社会を取り巻く環境も,大きく変わりました。一
方,有機農業の技術も研究も日々進化を続けています。また,持続可能で誰もが幸せに暮
らせる社会を構築していくための鍵は農業にあると考える人も増えています。時代の大き
な転換期にある今,農業のあるべき姿と可能性を探り,持続可能な未来を切り拓くための
ヒントを得られるような大会としたいと思います。
研究者に限らず,ご関心のある農業者,消費者等,垣根を越えて,多くの皆様の参加を
お待ちしています。
なお、開催地山梨県の皆様向けの参加費を設定しました。特別講演者の陽 捷行氏は、日本
で最初に「農医連携」を提唱された方です。是非、この機会に、
「土と作物」
、
「土と人の健
康」,「農学と医学の連携」などについて一緒に考えてみませんか。一般の方、一日だけの
参加も大歓迎です。
日
時: 2016 年 12 月 10 日(土)10:00 ~ 11 日(日)16:00
場
所: 山梨大学甲府キャンパス(山梨県甲府市武田 4-4-37)
1 日目会場
M 号館 M-12 教室(受付 M-12 教室前ホール)
・L 号館 C 棟
懇親会会場
生協食堂
2 日目会場
M 号館・L 号館 C 棟
最寄り駅: JR 甲府駅(北口より武田通りを北上徒歩 15 分)
バ ス: JR 甲府駅北口バスターミナル 2 番乗り場「武田神社」または「積翠寺」行き
→「山梨大学」下車(所要時間約 5 分)
参 加 費(資料代)
: 会員
学生・農業研修生
非会員
地元(山梨県内)参加者
4,000 円
1,000 円
5,000 円
2,000 円
懇 親 会 費
5,000 円
2,000 円
: 会員・非会員
学生・農業研修生
※大会の詳細については学会ウェブサイト http://www.yuki-gakkai.com/もご参
照ください。
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【1 日目:12 月 10 日(土)
】
9:30
受 付 開 始 (M 号館 M-12 教室前ホール)
10:00~10:15
開 会 挨 拶 (M 号館 M-12 教室)
10:15~11:45
特別講演「作物のことは土壌に質せ、健康のことも土壌に質せ」
陽 捷行 氏(北里大学名誉教授・生き物文化誌学会会長)
人びとの永遠のねがいは,
「健体康心」すなわち健やかな体と康らかな心を維持しつづけ
ることにある。科学や哲学や宗教は,なべてこころゆたかな健康であるための真理を求め
つづけている。この真理探究の障壁のひとつに,
「分離の病」がある。例えば,農学と医学
が調和していない現実もまた,
「知と知」の分離の病といえる。医学の父・医聖といわれる
ヒポクラテスの言葉,
「食べ物について知らない人が,どうして人の病気について理解でき
ようか」から発して,
「土壌について知らない人が,どうして人の健康について理解できよ
うか」という結論に達したい。そして,このことから農学と医学の連携の必要性を語り,
「作物のことは土壌に質せ,健康のことも土壌に質せ」という表題の意味を理解していた
だきたいと考えている。
11:45~12:15 昼 食 休 憩
12:15~13:25 ポスター 発表 (コアタイム) (L 号館 C 棟 LC-17 教室)
13:30~18:00 第 1 セッション「有機農業推進法施行から 10 年をふり返る」(M-12 教室)
2006 年有機農業推進法が成立し、有機農業の推進に国が責任を持つ時代が始まった。さ
まざまな経緯を経て、2014 年度から施行された「第2期基本方針」では有機農業の栽培面
積を 5 年間で1%とするという目標が設定された。本セッションでは推進法以降の 10 年
間をふりかえり、有機農業推進法施行による成果と課題を整理し、有機農業研究が取り組
むべき課題を明らかにしたい。
13:30~15:10 Part.1 有機農業推進法施行による成果と課題
13:30~13:40 セッションの目的
谷口吉光(秋田県立大学)
13:40~14:10 有機農業推進法の成果と課題:法制度面から考える
本城 昇(埼玉大学名誉教授)
14:10~14:40 有機農業を地域農業に埋め戻す(仮)
相川陽一(長野大学)
14:40~15:10 <論点開示> 21 世紀最初の 15 年:日本の有機農業の動向をふり
返って
中島紀一(元茨城大学)
15:10~15:20 休 憩
15:20~17:00 Part.2 有機農業推進法が地域農業に与えているインパクト
~山梨県を事例として~
コーディネーター:澤登早苗
(恵泉女学園大学・やまなし有機農業連絡会議代表)
話題提供者: 山梨県農業技術課
山梨大学
やまなし有機農業連絡会議
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17:00~17:10 休 憩
17:10~18:00 Part.3 パネルディスカッション
コーディネーター:谷口吉光 (秋田県立大学)
18:15~20:00 懇 親 会
やまなし有機農業連絡会議の生産者から提供していただいた食材で美味しいお料理をご
用意する予定です。
【2 日目 12 月 11 日(日)
】
9:00~11:00 個 別 報 告 (A 会場:M 号館 M-12 教室 B 会場:M 号館 M-11 教室)
11:00~12:30 第 2 セッション「有機畜産をめぐる内外動向」 (M-12 教室)
欧米諸国を中心に、アニマルウェルフェアに配慮した家畜の飼養方法への転換が進ん
でいます。国内でもこれらの取組に関心を持つ人が増えていますが、山梨県内にはこれ
らの取組を実践している畜産経営があります。それらの実践について紹介します。
コーディネーター:大山利男(立教大学)
話題提供者: 向山一輝氏(黒富士農場)
中嶋千里氏(ぶぅふぅうぅ農場)
渡辺優氏(キープ農場)
12:30~14:00
14:00~16:00
16:00~
総 会(昼 食) (M-11 教室)
個 別 報 告 (A 会場:M-12 教室 B 会場:M-11 教室)
閉 会 挨 拶
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【会場案内】山梨大学甲府キャンパス
<アクセスマップ>
〒400-8510 山梨県甲府市武田 4-4-37
最寄駅:JR 甲府駅
徒歩:JR 甲府駅北口より武田通りを北上(15 分)
バス:JR 甲府駅北口バスターミナル 2 番乗り場
「武田神社」または「積翠寺」行き
→「山梨大学」下車(所要時間約 5 分)
全体セッション・個別報告会場:M 号館
(キャンパスマップの①)
ポスターセッション会場:L 号館 C 棟(②)
懇親会会場:生協食堂(③)
<キャンパスマップ(西側)>
②
①
武
田
通
り
生
協
食
堂
③
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