「政府開発援助(ODA)事業紹介セミナー」の開催(ご案内) 本年7月、独立行政法人国際協力機構(JICA)中部国際センターの開所式が緒方貞子JI CA理事長、外務省関係者、地元政財界の関係者等の参加のもと盛大に開催されましたが、緒 方理事長が本会を訪問の際に「JICAとして我が国経済の厳しい状況が続くなか、政府開発 援助(ODA)事業予算を用いた日本経済活性化等に取り組んでいく」 旨の意欲が示されました。 多くの日本企業がグローバル経済化の進展に伴い開発途上国への進出・投資を拡大している なか、ODAを用いて開発途上国政府・行政の機能強化や商業活動等に関する法整備等を促進 するとともに、ビジネス・投資環境を整備して開発事業リスクを軽減していくため、ODA事 業における民間企業の参加とその役割への期待が高まってきております。 こうした状況を踏まえ、今般、JICA中部国際センターの主催、本会および名古屋商工会 議所の共催により「ODA事業紹介セミナー」を下記にて開催いたします。ご多忙の折恐縮で すが関係部署にご回覧いただき、多数の皆様のご出席を賜りますよう、お願い申し上げます。 なお、ご出席につきましては別添のFAX用紙にて9月 30 日(水)までにお申し込みいただ きますとともに、ご出欠にかかわらず、ODAに関する別添アンケートにもご協力賜わります よう、お願い申し上げます。 敬具 記 日 時:平成 21 年 10 月7日(水) 14:00~17:00 場 所:JICA中部国際センター セミナールーム A 〔名古屋市中村区平池町4丁目60-7〕 主 催:独立行政法人国際協力機構(JICA)中部国際センター 共 催:(社)中部経済連合会、名古屋商工会議所 後 援:外務省 テーマ:「わが国の無償資金協力事業と本邦企業の参加促進について(仮題)」 (1) 日本の無償資金協力事業と予算(外務省国際協力局) (2) 無償資金協力事業について(JICA経済基盤開発部) (3) 本年度の無償資金協力事業と事業参加の留意点(JICA資金協力支援部) (4) 無償資金協力事業受注企業による事例紹介(予定) (5) 意見交換および個別相談 <お問い合わせ先> JICA中部国際センター (社)中部経済連合会 国際部 奥山、正木 山中、鷲野 Tel (052)533-0220 Tel (052)962-8091 以上 FAX返信先:(052)564―3751 / JICA中部 奥山、正木 宛 「政府開発援助(ODA)事業紹介セミナー」参加申込書 企 業 ・ 団 体名 ご 役 職 ご 芳 名 ご 連 絡 先 TEL FAX ※ 9月30日(水)までにお申し込みください ※ 3名以上がご参加の場合、恐縮ですが、本紙をコピーのうえ、お申し込みください 日 時:平成 21 年 10 月7日(水) 14:00~17:00 場 所:JICA中部国際センター セミナールームA〔名古屋市中村区平池町4丁目 60-7〕 「名古屋駅」下車、徒歩約 10 分 笹島の交差点を渡り二つ目の信号次の曲がり角(高架下)を右折、Zepp Nagoya 西側 民間企業の政府開発援助(ODA)事業参加について グローバルな競争の激化や貿易投資障壁の低下を受けて、安価な労働力と新しい市場の確保、 資源・食糧問題への対応等のため、我が国をはじめ先進諸国における多くの企業は開発途上国との 貿易・投資を拡大してきております。途上国では、民間セクターが発展してきており、我が国のODA 事業においても民間企業の参加とその役割への期待がますます高まってきております。 一方、世界経済は昨年後半から金融危機や資源価格の乱高下の問題が深刻化しているなか、途 上国においても、企業活動の周辺インフラや必要な人材の不足、法制度の未整備、透明性や安定性 に欠ける行政やマクロ経済運営など未成熟なビジネス環境、周辺コミュニティとの関係維持、感染症 対策・治安など、さまざまな課題に直面しております。 このようなか、我が国のODA事業では、途上国の政府・行政の能力強化を行う役割に加えて、民間 企業のビジネス・投資環境を整備するとともに、民間企業による開発事業のリスクを分担しながら民間 資金を呼び込む触媒機能が求められてきております。 ◆民間企業がODA事業に参加することのメリット 国際協力を行う重要パートナーとしてODA事業に参加していただくことは、民間企業にとって次の メリットがあるものと考えます。 (1)途上国におけるビジネス機会の拡大 JICA の協力によるビジネス環境の改善、JICA からの各種情報提供等を通じて、資源の安定 確保、貿易促進などにも繋がります。 (2)将来の海外事業展開に役立つ現地情報の収集 企業による国際協力活動にJICA が連携することで、現地の状況・ニーズ等の最新情報や、 官民の人的ネットワーク形成、開発支援の技術・ノウハウ等を得やすくなります。 (3) CSR活動を通じた企業広報 途上国の開発や経済発展に貢献するODA事業に参加することにより、途上国の政府・関係機 関・企業等に対して、参加企業の知名度や信頼性が一層高まることが期待できます。 <無償資金協力に参加する利点> 無償資金協力の場合、契約先の選定は相手国が行うものの、当該国政府に対して協力案件 の設計・積算・入札・調達・施工監理等の技術的サービスを提供するコンサルタントを実施するの は本邦企業であります。そのため、日本企業の優れた技術・製品等を途上国に普及させることへ の理解が比較的得られ易く、案件を受注できる可能性が他の形態に比べて相対的に高いことが 想定されます。 また、日本政府から供与される資金を用いて、途上国政府が資機材・役務を調達し、JICAが 資金管理を行うため、契約履行後に契約金額の未払い等が発生するリスクが無くなります。 なお、支払いは、JICAから日本の銀行を通じて日本円で直接行われます。 以 上 無償資金協力の概要 1.無償資金協力とは 無償資金協力とは、被援助国(開発途上国)等に返済義務を課さないで資金を供与(贈与)する経済 協力の一形態です。 わが国の無償資金協力は、原則的に資金供与の形態をとっており、現物供与ではなく、開発途上 国が経済社会開発のための計画に必要な資機材、設備および役務(技術および輸送等)を調達する ために必要な資金を贈与するものです。さまざまな形態があり、以下の 15 項目に分類されます。 (1)一般プロジェクト無償、(2)ノン・プロジェクト無償、(3)草の根・人間の安全保障無償、 (4)日本NGO連携無償、(5)人材育成研究支援無償、(6)テロ対策等治安無償、(7)防災・災害復興支援無償、 (8)コミュニティ開発支援無償、(9)貧困削減戦略支援無償、(10)環境プログラム無償〔H20 年度政府案より〕、 (11)水産無償、(12)文化無償、(13)緊急無償、(14)食糧援助、(15)貧困農民支援 なお、平成 21 年度の無償資金協力予算は 約 1,609 億円で、これに加えて経済危機対策として 本年5月に成立した今年度補正予算では「環境プログラム無償」(約 274 億円、本邦製品タイド)が 計上されており、太陽光発電パネル等の設備・機器に加え、浄水・淡水化装置等の水処理技術案件 等を対象として今年度内に執行される予定です。 2.無償資金協力の役割 無償資金協力の手法は、平成 18 年度「テロ対策等治安無償」「防災・災害復興支援無償」「コミ ュニティ開発支援無償」、平成 19 年度「貧困削減戦略支援無償」、平成 20 年度「環境プログラム 無償」(政府案)を新設するなど、常に国際社会の新たなニーズに機敏に対応してきております。 支援対象国については、 開発途上国のなかでも所得水準の低い国を中心に実施してきております。 支援対象分野については、保健・感染症、衛生、水、教育、農村・農業開発等の基礎生活分野(Basic Human Needs: BHN)、社会基盤整備、環境、人材育成等において幅広い協力を実施してきており、 近年は平和の構築・定着支援や地雷対策、テロ・海上保安対策にも活用されるなど、多様なニーズ への対応を行ってきています。 このように幅広い分野において迅速かつ機動的に支援を行うことのできる無償資金協力は、相手 国に高く評価されている点から、外交的効果が極めて大きいといえます。 以上 FAX(052)564―3751 / JICA中部 奥山、正木 宛 ODA事業に関するアンケート調査 皆様のご意見等を、10月7日(水)のODA事業紹介セミナーに反映いたしたく存じます。 セミナーご出欠にかかわらず、本アンケートにご協力を賜りたく、お願い申し上げます。 1. JICA(独立行政法人国際協力機構)の事業・活動で知っているものはありますか。 有る ・ 無い (いずれかを○で囲んでください) (→有る の場合、該当する項目を○で囲んでください) ①技術協力プロジェクト、 ②本邦研修、 ③無償資金協力、 ④市民参加協力、⑤ボランティア、 ⑥人材養成・確保、 ⑦移住者・日系人支援、 ⑧災害緊急援助、⑨各種調査・研究、 ⑩有償資金協力(円借款)、⑪その他( ) 2.これまでに、ODA事業に御社がビジネスとして参加したご経験はありますか。 有る ・ 無い (いずれかを○で囲んでください) (→有る の場合、以下のいずれの形態・スキームですか。○で囲んでください) ①技術協力プロジェクト(専門家派遣等を含む)、②本邦研修 ③無償資金協力、④移住者・日系人支援、 ⑤災害緊急援助、 ⑥各種調査・研究、⑦有償資金協力(円借款)、⑧その他( ) 3.今回のセミナーでは下記4項目に関する概要説明を予定しておりますが、各項目で取り上げて ほしいトピック等がありましたら、ご記入ください。 (1)日本の無償資金協力事業、 (2)無償資金協力事業について、 (3)本年度の無償資金協力事業と事業参加の留意点、 (4)無償資金協力事業受注企業による事例紹介 4.セミナーでは概要説明の後、意見交換および個別相談を予定しておりますが、 上記4項目の他にお聞きしたい事項等がございましたら、ご記入ください。 【ご記入者名(任意記入/空白でも可) 】 貴社名 : ご役職・ご芳名:
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