~ 簡単に収支計算ができます! ~ 25.11 こ の 資料 は 、『収支内訳書 (農 業所 得用 ) 』 を 作 成 す るた め の も の で あ り、 資料 中 の 「①」や「㋑」等の記号番号は、『収支内訳書(農業所得用)』の科目番号・記号に対応 しています。この資料に記載した金額を、『収支内訳書(農業所得用)』の同じ番号・記 号の科目へ転記することによって『収支内訳書 (農業所得用)』を作成することができます。 記載に当たっては、見開き左側のページにある《記載例》を参考にしてください。 収支計算の手順 1 取引の記録 農業経費 農業収入 農産物等受払帳などの記録 経費帳などの記録 出荷伝票、仕切書、領収書 (控)などを保存 請求書、領収書などを保存 科目別に集計 2 年間の集計 「収支内訳書作成の手引き」を活用 農業収入 農業経費 販売金額、家事消費・・・ 農薬費、肥料費、農具費・・・ 転 記 ※ 帳簿書類は、7年間(又は5年間)保存する必要があります。 ※ 収入金額が1千万円を超える方は、消費税の課税事業者となる場合があります。 消費税の課税事業者となった場合には、「消費税課税事業者届出書」を提出する必 要があります。詳しくは、税務署にお尋ねください。 必 要 経 費 の 各 科目 の 具 体例 経 費 科 目 ⑧ 雇 人 具 体 例 費 常雇・臨時雇人などの労賃及び賄費 ⑨ 小作料・賃借料 ①農地の賃借料、②農地以外の土地、建物の賃借料、賃耕料、農機具の賃借 料、農業協同組合などの共同施設利用料 ⑩ 減 価 償 却 費 建物、農機具、車両、搾乳牛などの償却費 ⑪ 貸 売掛金などの貸倒損失 倒 金 ⑫ 利 子 割 引 料 農業のために借り入れた資金(農地の取得資金や農業機械の購入資金を借り 入れた場合など)の支払利息 ㋑ 租 課 農業に使用している土地・建物の固定資産税、農業機械や農業に使用している 車両の自動車税(取得税、重量税を含む。)、農協組合費、部会費、水利組合 費 税 公 ㋺ 種 苗 費 種もみ、苗木などの購入費用 ㋩ 素 畜 費 子牛、子豚、ひななどの取得費及び種付料 ㋥ 肥 料 費 化学肥料、たい肥の購入費用 ㋭ 飼 料 費 飼料の購入費用 ㋬ 農 具 費 使用可能期間が1年未満又は取得価額が10万円未満の農具の購入費用 ㋣ 農 薬 衛 生 費 農薬の購入費用・共同防除の負担金 ㋠ 諸 費 ビニール、むしろ、なわ、釘、針金などの諸材料の購入費用 費 農業に使用している建物や車両、農機具などの修理に要した費用 ㋷ 修 材 料 繕 ㋦ 動 力 光 熱 費 農業のために使用した水道料、電気料、灯油・ガソリン代などの燃料費 ㋸ 作 業 用 衣 料 費 農作業に必要な作業衣・長靴・手袋などの購入費用 ㋾ 農 業 共 済 掛 金 水稲・果樹などの共済掛金、農業用資産に対する共済掛金 ㋻ 荷造運賃手数料 出荷の際の包装費用・支払運賃、農協や市場に支払う出荷(荷受)手数料 ㋕ 土 地 改 良 費 土地改良事業の費用や客土費用 ㋡ 雑 農業経営上の費用で他の経費に当てはまらない経費 費 《記載例》 農産物ごとに記入します。 1 収入金額 ① 販 品 名 売 肉用牛 米 りんご 1,739,000 円 5,590,900 円 1,600,000 1,000,300 2,600,300 0 820,000 820,000 農協が発行する「貯金取引年間 実績表」などから記載します。 額 合 計 家 事 領収書(控)や仕切書などから記入します。 農協取扱分と重複しないように注意してください。 3,559,300 5,451,900 品 名 数 量 (C) 9,011,200 円 見積単価 (D) 金 額 (C×D) 米 360 ㎏ 30kg当たり 8,750 円 105,000 円 りんご 480 ㎏ 10kg当たり 2,500 120,000 事 業 見積単価は、販売金額などを参考に算定して ください。 消 消 費 費 ③ 雑 合 計 (A+B) 3,851,900 円 金 ② 農協以外分 (B) 農協取扱分 (A) 合 計 225,000 円 金 額 名 称 受取共済金 220,000 円 作業受託料 190,000 ⑤⑥ 品 名 農 米 産 りんご 期 首 期 末 数 量 金 660 ㎏ 176,000 円 600 ㎏ 175,000 円 344,400 349,650 1,200 額 数 量 1,350 金 額 物 収 の 棚 卸 入 棚卸高は、販売金額などを参考に算定してください。 なお、米麦等の穀物以外の農産物で数量がわずかなものについて は、棚卸しを省略しても差し支えありません。 高 合 計 410,000 円 合 計 ⑤ 520,400 円 ⑥ 524,650 円 2 必要経費 科 目 農協取扱分 (A) 農協以外分 (B) 合 計 (A+B) (支払先の住所、氏名及び金額等) ⑧ 雇 人 費 領収書などにより、住所・氏名を確認してください。 なお、生計を一にする親族に対する支払いは必要経費になりません。 円 (支払先の住所、氏名及び金額等) ⑨ 小 作 料 ・ 賃 借 料 ⑩ 減 価 ⑪ 貸 ⑫ 利 償 却 倒 子 割 費 ○○市○○町1-2 鈴木一郎 30,000円 △△市△△町3-4 田中二郎 40,000円 P3「⑩減価償却費の計算」から転記します。 金 引 料 70,000 円 870,380 円 円 元金の返済部分は、必要経費になりません。 円 1 収入金額 ① 販 品 名 農協取扱分 (A) 米 農協以外分 (B) 円 合 計 (A+B) 円 円 売 金 額 合 計 円 数 量 (C) 品 名 ② 米 見積単価 (D) ㎏ 金 額 (C×D) 円 円 家 事 事 業 消 消 費 費 合 ③ 雑 計 円 金 額 名 称 ⑤⑥ 円 期 首 品 名 数 量 農 金 ㎏ 期 末 額 数 量 円 金 ㎏ 額 円 産 物 収 の 棚 卸 入 高 合 計 円 合 計 ⑤ 円 ⑥ 円 2 必要経費 科 目 農協取扱分 (A) 農協以外分 (B) 合 計 (A+B) (支払先の住所、氏名及び金額等) ⑧ 雇 人 費 円 (支払先の住所、氏名及び金額等) ⑨ 小 作 料 ・ 賃 借 料 円 ⑩ 減 費 円 金 円 料 円 価 ⑪ 貸 ⑫ 利 償 却 倒 子 割 引 -1- 《記載例》 科 目 農協取扱分 (A) 農協以外分 (B) 円 ㋑ 租 税 公 課 ㋺ 種 苗 費 ㋩ 素 畜 費 ㋥ 肥 料 費 ㋭ 飼 料 費 合 計 (A+B) 円 円 土地・建物の一部を農業に使用している場合、固定資産税は農業に使用してい る部分だけが必要経費になります。また、車両を農業と家事の両方に使用して いる場合の自動車税等は、使用割合によるあん分計算が必要です。 88,000 403,900 88,000 403,900 423,000 423,000 取得価格が10万円以上の農具は、減価償却の対象となるのでここには含めないでください。 ㋬ 農 ㋣ 農 ㋠ 諸 具 薬 材 ㋷ 修 ㋦ 動 衛 生 料 繕 力 光 熱 費 120,000 105,000 225,000 費 50,700 156,600 207,300 費 256,400 220,000 476,400 費 一つの資産に対する10万円以上の修繕費については、減価償却費に該当する 場合があります。 費 P4「㋦ 動力光熱費の計算」から転記します。 ㋸ 作 業 用 衣 料 費 ㋾ 農 業 共 済 掛 金 23,300 169,000 157,660 23,300 169,000 自宅の火災共済は、必要経費になりません。 ㋻ 荷造運賃手数料 ㋕ 土 地 改 良 費 38,000 38,000 土地改良事業ごとの賦課金が、10a当たり10,000円を超える場合は、全額を必 要経費にできない場合がありますので、税務署又は市町村税務担当課にお尋 ねください。 ㋵ ㋟ ㋹ ㋞ ㋡ 雑 ㋧ ㋤ 費 131,500 農産物以外の棚卸高 P5「㋧・㋤ 農産物以外の棚卸高」から転記します。 経費から差し引く果樹牛馬 P6「㋶ 果樹・牛馬等の育成費用の計算」から転記します。 ㋶ 等 の 育 成 費 用 131,500 444,000 426,000 100,000 ※各経費の帳簿書類(又は領収書)等は、申告終了後も7年間(又は5年間)は保存してください。 科 目 農協取扱分 (A) 農協以外分 (B) 円 ㋑ 租 税 公 課 ㋺ 種 苗 費 ㋩ 素 畜 費 ㋥ 肥 料 費 ㋭ 飼 料 費 ㋬ 農 具 費 ㋣ 農 ㋠ 諸 薬 材 ㋷ 修 ㋦ 動 衛 生 料 繕 力 光 費 費 費 熱 費 ㋸ 作 業 用 衣 料 費 ㋾ 農 業 共 済 掛 金 ㋻ 荷造運賃手数料 ㋕ 土 地 改 良 費 ㋵ ㋟ ㋹ ㋞ ㋡ 雑 ㋧ ㋤ 費 農産物以外の棚卸高 経費から差し引く果樹牛馬 ㋶ 等 の 育 成 費 用 -2- 合 計 (A+B) 円 円 《記載例》 ※ 平成25年分の定額法(平成19年3月31日以前に取得したものは旧定額法) による計算例です。6ページの裏面も参考にしてください。 ⑩ 減価償却費の計算 減価償却資産の 名 称 取得年月 作 業 場 13 年 7 月 (木造・合成樹脂) 取 得 価 額 (A) 5,000,000 【計算内容】 H19.3.31以前取得資産 円 耐 用 償 却 率 償却期間 事業専用 必要経費算入額 未償却残高 年 数 (B) (C) 割合 (D) (A×(90%×)B×C×D) (期末残高) 円 12 % 15 0.066 100 297,000 1,287,500 12 5,000,000円×0.9(90%)×0.066(旧定額法償却率)×12/12×100%=297,000 % 農 機 具 等 車 庫 ビニールハウス (構築物以外:金属製) 22 年 4 月 700,000 【計算内容】 H19.4.1以後取得資産 10 0.1 12 12 12 19年 2月 2,100,000 【計算内容】 H19.3.31以前取得資産 田 植 機 20年 7月 コ ン バ イ ン 16年 7月 70,000 437,500 7 0.142 12 12 12 100 100 100 % % % 268,380 305,287 2,100,000円×0.9(90%)×0.142(旧定額法償却率)×12/12×100%=268,380 1,000,000 【計算内容】 H19.4.1以後取得資産 % 700,000円×0.1(定額法償却率)×12/12×100%=70,000 12 ト ラ ク タ ー 100 7 0.143 12 12 100 % 143,000 185,000 1,000,000円×0.143(定額法償却率)×12/12×100%=143,000 3,200,000 ー ー 12 12 100 % 32,000 32,000 【計算内容】 ⅰ 平成16年7月に取得したコンバインは耐用年数が5年です。よって平成21年分で減価償却は終了し、未償却残高160,000 円が残っていました。 ⅱ 平成22年分から未償却残高を5年間にわたって均等償却することとなりましたので、次のように償却費を計算します。 ⅲ 計算式 (未償却残高 160,000円 - 1円) ÷ 5 = 31,999.8円 ⇒小数点以下を切り上げ 32,000円 となります。 平成21年分から農業用設備(機械器具)の耐用年数が変更になりました。詳しくは6ページの裏面を参照してください。 乾 燥 機 7 籾 摺 機 7 機 7 耕 う ん 軽 ト ラ ッ ク ト ラ ッ ク 一 括 償 却 資 産 23年 180,000 % 12 % 12 % 12 4 0.250 5 0.200 - 1/3 % 12 % 12 - 12 100 % 60,000 【一括償却資産】 取得価額が10万円以上20万円未満の減価償却資産については、使用開始の年以降3年間にわたって取得価額 の3分の1の金額を必要経費にすることができます。 記載例は、「噴霧機」を平成23年4月に180,000円で取得し、一括償却資産の必要経費算入の適用を受ける場合を 示しています。 合 計 ⑩ 870,380 円 ⑩ 減価償却費の計算 減価償却資産の 名 称 作 業 取得年月 取 得 価 額 (A) 耐 用 年 数 必要経費算入額 償 却 率 償却期間 事業専用 (C) 割合 (D) A×(90%×)B×C×D (B) 円 場 円 % 12 % 農機具等車庫 12 ビニールハウス (構築物以外:金属製) % 10 12 % 12 % 12 % ト ラ ク タ ー 7 田 機 7 コ ン バ イ ン 7 乾 燥 機 7 籾 摺 機 7 機 7 ッ ク 4 0.250 ク 5 0.200 一括償却資産 - 1/3 耕 植 う 軽 ト ラ ト ラ ん ッ 12 % 12 % 12 % 12 % 12 % 12 % 12 % 12 - 12 % % 12 % 12 % 12 % 12 % 12 % 12 % 12 % 12 % 12 % 12 % 12 % 12 合 計 -3- ⑩ 円 未償却残高 (期末残高) 円 《記載例》 ㋦ 動力光熱費の計算 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 合計 摘要 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 合計 摘要 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 合計 摘要 水 道 料 電 気 料 ( 動 力 ) 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 2,700 2,800 3,200 3,600 3,300 3,000 2,900 3,000 5,800 10,200 9,800 3,200 円 0 0 0 20 10 0 0 0 40 70 70 0 % 灯 0 0 0 720 330 0 0 0 2,320 7,140 6,860 0 17,370 円 円 4,000 6,100 4,000 0 0 0 0 % 0 0 0 0 1,200 3,050 400 4,650 円 円 64,500 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 3,200 3,200 3,300 3,400 3,300 3,100 3,200 3,200 5,800 6,300 6,000 3,200 円 0 0 0 10 10 0 0 0 40 50 50 0 % 円 0 0 0 340 330 0 0 0 2,320 3,150 3,000 0 9,140 円 円 軽 油 ガ ソ リ ン 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 2,000 2,000 3,000 5,000 5,000 4,000 4,000 4,000 4,000 8,000 8,000 2,000 円 70 70 80 90 90 80 80 80 80 95 95 70 % 円 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 % % 円 油 30 50 10 円 円 農協が発行する「貯金取引年 間実績表」等から、年間の合 計額を記載しても差し支えあり ません。 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 2,800 2,100 1,400 700 電 気 料 ( 一 般 ) 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 1,400 1,400 2,400 4,500 4,500 3,200 3,200 3,200 3,200 7,600 7,600 1,400 43,600 円 円 % 円 0 0 0 30 30 20 20 20 30 30 30 10 円 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 円 5,800 5,400 6,000 8,000 10,000 7,000 7,000 9,000 8,000 10,000 8,000 6,000 % 0 0 0 2,400 3,000 1,400 1,400 1,800 2,400 3,000 2,400 600 18,400 円 円 必要経費合計 円 事業使用割合は、各科目ごとに 使途及び走行距離数などから 適切に算定してください。 ㋦ 円 円 157,660 円 ㋦ 動力光熱費の計算 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 合計 摘要 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 合計 摘要 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 合計 摘要 水 道 料 電 気 料 ( 動 力 ) 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 円 % 円 円 % 円 灯 油 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 円 % 円 円 % 円 円 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 円 % 円 円 円 軽 油 ガ ソ リ ン 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 円 % 円 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 電 気 料 ( 一 般 ) 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 円 円 % 円 支 払 金 額 事業割合 必 要 経 費 円 % 円 必要経費合計 円 ㋦ 円 円 -4- 円 円 《記載例》 ㋧、㋤ 農産物以外の棚卸高 科 期首棚卸高 ( 1/1現在) 金 額 数 量 目 期末棚卸高 (12/31現在) 数 量 金 額 円 円 種 苗 費 ㋺ 肥 料 費 ㋥ 飼 料 費 ㋭ 農 薬 衛 生 費 ㋣ 20,000 42,000 諸 材 料 費 ㋠ 60,000 20,000 雑 ㋡ 284,000 264,000 費 22袋 (20kg) 80,000 販売用動物 (肉牛等) 20袋 (20kg) 100,000 そ の 他 ㋧ 合 計 ㋤ 444,000 円 426,000 円 (記載上の注意事項) 1 未使用の種苗、肥料、農薬等については、その購入価額により棚卸高を計算します。 なお、毎年同程度の数量を繰り越す場合は、棚卸しを省略して差し支えありません。 2 販売用動物の棚卸高は、購入費等に年末までの育成費用(種付費、飼料費、労務費等) を加算して記入します。 (1頭当たりの飼料費の計算例) 育成等期間(飼育・育成月数) 母牛 摘 要 1/ 1~12/31(12ヶ月) 牛A 12/ 1~12/31( 1ヶ月) 12/ 1 購入 牛B 10/ 1~12/31( 3ヶ月) 10/ 1 出生 牛C 1/ 1~12/31(12ヶ月) 前年からの繰越し 牛D 1/ 1~11/30(11ヶ月) 前年からの繰越しで11/30に売却 牛E 1/ 1~ 8/31( 8ヶ月) 前年からの繰越しで 8/31に売却 ※ P2記載例㋭ 飼料費 423,000円 ÷ 延べ育成月数 47月 = 9,000円/月 (例)牛A(買入れ) 牛B(自家生産) 牛C(前年からの繰越) : 購入費 78,000円 + 飼料費 9,000円 : 種付費 10,000円 + 飼料費 27,000円 : 期首棚卸高 32,000円 + 飼料費 108,000円 3 期首棚卸高( 1/ 1現在)は、前年の年末棚卸表から転記してください。 87,000円 37,000円 (12ヶ月) = 140,000円 (合計) 264,000円 ( 1ヶ月) = ( 3ヶ月) = ㋧、㋤ 農産物以外の棚卸高 科 期首棚卸高 ( 1/1現在) 目 数 量 金 期末棚卸高 (12/31現在) 額 数 金 量 円 種 苗 費 ㋺ 肥 料 費 ㋥ 飼 料 費 ㋭ 農 薬 衛 生 費 ㋣ 諸 材 料 費 ㋠ 雑 ㋡ 費 額 円 販売用動物 (肉牛等) そ の 他 合 計 ㋧ ㋤ 円 -5- 円 (販売用の牛馬、農協以外から預託された牛馬は除きます。) ○・7・11 前年以前から引き続き育成 している果樹・牛馬等に係 る取得費と、育成費用の前 年末の合計額を記入します。 計 リンゴ樹 20a このほか、苗木の定植費 用を含めて計算します。 275,000 275,000 0 0 ㋶ 金額 40,000 40,000 60,000 60,000 (ニ-ホ) 0 0 335,000 335,000 ト チ 本年中に成熟 翌 年 分 へ の し た も の の 取 得 価 額 繰 越 額 (イ+ヘ-ト) 育成中の果樹から収穫した果実の収入金額は、果樹の育成費用から差 し引きます。 ただし、毎年継続して販売金額に含めて申告する方法をとっている場合 には、差し引く必要はありません。 100,000 100,000 (ロ+ハ) 飼料費、肥料費、農薬費の みを育成費用としても差し 支えありません。 100,000 100,000 費用 イ 育 成 費 用 の 明 細 前 年 か ら の ロ ハ ヘ ホ ニ 果樹・牛 馬等 取 得 ・ 生 産 本年中の種苗費 本 年 中 の 肥 料 ・ 育成中の果樹等 本年に取得価額 ・定植等の 小 計 か ら 生 じ た 収 入 に加算する金額 越 額 種付料・ 素 畜費 農 薬 等 の 投 下 の 名 称 年 月 日 繰 《記載例》 ㋶ 果樹・牛馬等の育成費用の計算 -6- (販売用の牛馬、農協以外から預託された牛馬は除きます。) 計 費用 ㋶ (ロ+ハ) 金額 (ニ-ホ) イ 育 成 費 用 の 明 細 ハ ニ ホ ヘ 果樹・牛 馬等 取 得 ・ 生 産 前 年 か ら の ロ 本年中の種苗費 本 年 中 の 肥 料 ・ 育成中の果樹等 本年に取得価額 ・定植等の 小 計 か ら 生 じ た 収 入 に加算する金額 越 額 種付料・ 素 畜費 農 薬 等 の 投 下 の 名 称 年 月 日 繰 ㋶ 果樹・牛馬等の育成費用の計算 ト チ 本年中に成熟 翌 年 分 へ の し た も の の 取 得 価 額 繰 越 額 (イ+ヘ-ト) 減 価 償 却 費 の 計 算 農業の用に供する資産は、購入した年分の必要経費に一括して計上するのではなく、減価償却という方法に より、一定の年分に按分して必要経費に計上します。 なお、平成 19 年3月 31 日以前に取得した資産と平成 19 年4月1日以後に取得した資産では、減価償却の 方法が異なりますのでご注意ください ○減価償却の計算で使用する各科目の内容及び償却の計算方法 平成19年3月31日以前に取得した減価償却資産 ㋑取 得 価 格 取得した金額 ① ㋺ 償却の基礎となる金額 耐 用 ㋩償 年 却 平成19年4月1日以後に取得した減価償却資産 「取得価格×0.9(90%)」の金額 取得価格の95%まで減価償却が終了した年の翌 年以降、未償却残高(残りの5%)を5年間にわ ② たって均等償却を行う場合 「取得価格×0.05(5%)」の金額 取得価格 数 次の主な減価償却資産の耐用年数及び償却率表のとおり 率 次の主な減価償却資産の耐用年数及び償却率表のとおり ㋥本 年 中 の 償 却 期 間 本年中において農業に使用した月数 ㋠事 業 専 用 割 合 農業用と家事用に共用している場合、農業に使用している割合を記入する。 ① ㋷ 本年分の必要経費 算 入 額 ㋺×㋩×㋥×㋠で計算した金額 取得価格の95%まで減価償却が終了した年の翌 年以降、未償却残高(残りの5%)を5年間にわ ② たって均等償却を行う場合 「『取得価格×5%-1円』÷5年」×㋥×㋠ で計 算した金額 ㋺×㋩×㋥×㋠で計算した金額 ○主な減価償却資産の耐用年数及び償却率表 平成 21 年分から農業用減価償却資産の資産区分が整理され、さらに耐用年数が変更となりました。 多くの農業用減価償却資産の耐用年数が、平成 20 年分までの耐用年数と異なりますのでご注意願います。 建 物 構造 ・ 用途 農林業用償却資産 細 償却率 耐用 年数 旧定額法 定額法 目 木造 ・合成樹脂 店舗用、住宅用 造のもの 倉庫用、作業場用 木骨モルタル造 店舗用、住宅用 のもの 倉庫用、作業場用 れんが造 ・石造 店舗用、住宅用 22 15 20 14 38 34 ブロック造のもの 倉庫用、作業場用 0.046 0.066 0.050 0.071 0.027 0.030 0.046 0.067 0.050 0.072 0.027 0.030 区分 種類 コンクリート造・れんが 構築物 器具及び 備品 構造又は用途 造・石造・ブロック造 農林業用 構造 ・ 用途 トラクター 細 償却率 耐用 年数 旧定額法 定額法 目 軽自動車 ・軽トラック 普通貨物 一般用のもの 普通ダンプ式貨物 2輪自動車 フォークリフト 4 5 4 3 4 0.250 0.200 0.250 0.333 0.250 0.250 0.200 0.250 0.334 0.250 耕うん整地用機具 機械及び 農業用 装置 設備 償却率 耐用 年数 旧定額法 定額法 用水路、農用井戸、サイロ 17 0.058 0.059 組立解体等が可能で 骨格部分が金属製 10 0.100 0.100 組立解体等が可能で 骨格部分が上記以外 5 0.200 0.200 7 0.142 0.143 ビニールハウス 旧種類 車両・運搬具 例 栽培管理用機具 防除用機具 旧細目 乗用型トラクター 耕うん機、管理機、ロータリー、 ハロー、代掻機、うねたて機 堆肥散布機、田植機、育苗 機、スプリンクラー、暖房機 スピードスプレーヤ、噴霧機、 土壌消毒機 自脱型コンバイン、バインダー、 収穫調整用機具 野菜洗浄機、掘取機、 籾摺機、乾燥機、コンテナ、 ライスグレーダー 平成 20 年分までは、農業用機械の構造又は用途等により区分し、耐用年数もそれぞれ異なっていま したが、平成 21 年分から農業用設備として一括りにし、耐用年数は7年になりました。 国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」では、 「確定申告書」 「収支内訳書(農業所得者用) 」などが 作成できます。 ○ 作成コーナーの入力画面(平成 24 年分の入力画面です。) ○作成コーナーの入力画面(図は平成 23 年分の入力画面です。) P1の①販売金 額、②家事消費・ 事業消費、③雑収 入の金額を入力し ます。 P2の㋷~㋶の 各科目の各合計 欄の金額を入力 します。 P1の⑤⑥農産物 の棚卸高を入力し ます。 P1の「2必要経 費」の⑧~⑫の各 科目の各合計欄を 入力します。 P3 の減価償却費は、取得価額等の項目 を入力するだけで自動計算されるため、 煩雑な手計算が不要です。 P2の㋑~㋠の各 科目の各合計欄の 金額を入力しま す。 申告書・収支内訳書の作成が終わったら… e-Tax については、 次ページをご覧ください。 e-Tax の準備が間に合わない方は、申告書・収支内訳書 のデータを印刷して、郵送等で提出することができます。 を利用するには・・・ 1 電子証明書等の準備 ① e -Taxで申告等を行う際には、申告等データに電子署名を行っていただく必要が ありますので、事前に電子証明書を取得してください。 e-Taxでは、市区町村窓口で発行する「公的個人認証サービス」に基づく電子証明書等が ご利用いただけます。 ② 利用する電子証明書が IC カードに格納されている場合は、IC カードリーダライタ が必要です。 ※ 利用する電子証明書の仕様に合ったものを確認の上、家電量販店やインターネット販売等でお 求めください。 2 利用者識別番号等の取得 e -Taxを利用するには、利用者識別番号等が必要です。初めてご利用になる場合は、 開始届出書を提出し、利用者識別番号等を取得してください。 開始届出書は、e -Tax ホームページからオンラインで提出することができ、利用者識別番 号等がオンラインで発行(通知)されます。 3 電子証明書等の登録(初期登録) 「確定申告書等作成コーナー」、あるいは「e -Tax ソフト」から電子証明書等を初 期登録してください。 ※ e-Tax ソフトは、e-Tax ホームページから無償でダウンロードできます。 ※ 個人の方の所得税及び消費税の確定申告については、国税庁ホームページの「確定申告書作成コ ーナー」で初期登録ができ、そのまま作成した申告データをe-Tax へ送信することができます。 を利用して申告すると・・・ ① 添付書類が提出不要 医療費の領収書や給与所得の源泉徴収票等は、その記載内容(病院などの名称・支払 金額等)を入力して送信することにより、これらの書類の提出又は提示を省略するこ とができます(税務署から書類の提出または提示を求めることがあります。)。 ② 還付がスピーディー e-Tax による還付申告は3週間程度で処理しています(自宅や税理士事務所から e- Tax で1月・2月に申告した場合は、2~3週間程度で処理しています。)。 をご利用 ください 詳しくは、e -Tax ホームページ www.e-tax.nta.go.jp をご覧ください。 個人の白色申告の方で事業(農業を含む)や不動産貸付を行う全ての方は、 平成 26 年1月から記帳と帳簿書類の保存が必要です。 ※ 平成 25 年までの記帳・帳簿等の保存制度の対象者は、白色申告者のうち前々年あるい は前年分の事業(農業)所得等の金額の合計額が 300 万を超える方です。 対象となる方 事業(農業)所得、不動産所得又は山林所得を生ずべき業務を行う全ての 方です。 ※ 所得税の申告が必要ない方も、記帳・帳簿等の保存制度の対象となります。 記帳する内容 売上げなどの収入金額、仕入れや経費に関する事項について、取引の年月 日、売上先・仕入先その他の相手方の名称、金額、日々の売上げ・仕入れ・ 経費の金額等を帳簿に記載します。 記帳に当たっては、一つ一つの取引ごとではなく日々の合計金額をまとめ て記載するなど、簡易な方法で記載してもよいことになっています。 ※ 簡易な記帳の仕方については、次ページをご覧ください。 帳簿等の保存 収入金額や必要経費を記載した帳簿のほか、取引に伴って作成した帳簿や 受け取った請求書・領収書などの書類を保存する必要があります。 【帳簿・書類の保存期間】 保存が必要なもの 保存期間 収入金額や必要経費を記載した帳簿(法定帳簿) 7年 業務に関して作成した上記以外の帳簿(任意帳簿) 5年 帳簿 決算に関して作成した棚卸表その他の書類 書類 業務に関して作成し、又は受領した請求書、納品書、送り状、 領収書などの書類 5年 記帳の内容等 記帳対象者は、所得の金額が正確に計算できるよう、取引のうち総収入金額及び必 要経費に関する事項(収入、費用)について、「整然と、かつ、明瞭に記録」しなけ ればなりません。 また、農業所得を有する白色申告の方は、次のような簡易な記載の方法が認められ ています。 区分 記載事項 (1)農産物の収穫 に関する事項 ① ② ③ (2) 農産物、繭、 ① 畜産物等の売 ② 上、家事消費等 に関する事項 ③ 収穫の年月日 農作物の種類 数量 取引の年月日 売上先その他取 引の相手方 金額 (3)農産物の収穫 価額に関する事 項 (4) 上 記 (3) 掲 げ るもの以外の費 用に関す事項 ① 収穫の年月日 ② 農産物の種類 ③ 数量 雇人費、小作料、減 価償却費、貸倒金、利 子割引料及びその他 の経費の項目に区分 してそれぞれの ① 取引の年月日 ② 事由 ③ 支払先 ④ 金額 収 入 経 費 簡易な記載の方法 米、麦その他の穀物以外の農産物については、 収穫に関する事項の記載を省略することができま す。 イ 少額な現金売上については、日々の合計金額 のみ一括記載する。 ロ 保存している納品書控、請求書控等によりそ の内容を確認できるものについては、日々の合 計金額のみを一括記載できる。 ハ 掛売上の取引で保存している納品書控、請求 書控等によりその内容を確認できるものについ ては、日々の記載を省略し、現実に代金を受け 取った時に現金売上として記載できる(ただし、 年末に売掛金の残高を記載する)。 ニ 農産物の事業用消費若しくは家事消費等又は 繭、畜産物等の家事消費等については、年末に おいて、消費等したものの種類別にその合計を 見積もり、それぞれの合計数量及び合計金額の みを一括記載できる。 (1) を記載すれば省略しても差し支えありません。 イ 少額な費用については、その項目ごとに、日々 の合計金額のみ一括記載できる。 ロ まだ収穫しない農産物、未成育の牛馬等又は 未成熟の果樹等について要した費用は、年末に おいてその整理を行うことができる。 ハ 自ら収穫した農産物で肥料、飼料等として自 己の農業に消費するものの事業用消費について は、年末において、消費したものの種類別にそ の合計を見積もり、それぞれその合計数量及び 合計金額のみを一括記載できる。 二 現実に出金した時に記載できる(ただし、年 末における費用の未払額及び前払額を記載す る)。 記帳の仕方 【設例】 次の設例に基づく簡易な記帳の仕方は次ページ(記載例)をご覧ください。 1 現金売上 ○○年1月4日 2 現金売上 ○○年1月5日 3 現金売上 ○○年1月5日 4 現金売上 ○○年1月5日 5 肥料購入 ○○年1月6日 6 現金売上 ○○年1月7日 7 掛売上 ○○年1月7日 8 掛売上 ○○年1月7日 9 掛売上 ○○年1月7日 10 掛売上 ○○年1月7日 11 農薬購入 ○○年1月9日 12 売上返品 ○○年1月 10 日 14 修理代 ○○年1月 14 日 15 家事消費 ○○年1月 15 日 山梨商店に玄米15袋を販売し、代金¥120,000 を現 金で受領した。 沖縄商会㈱に玄米10袋を販売し、代金¥90,000 を 現金で受領した(納品書 No.1)。 鹿児島米穀に玄米5袋を販売し、代金¥45,000 を現 金で受領した(納品書 No.2)。 ㈲熊本スーパーに玄米5袋を販売し、代金¥49,000 を現金で受領した(納品書 No.3)。 農協から肥料を購入し、代金¥20,000 については後 日口座振替で支払うこととした。 知人に玄米1袋を販売し、代金¥8,050 を現金で受領 した。 宮崎商会に玄米25袋(240,000 円分)を出荷した(納 品書 No.4)。 佐賀商会に玄米13袋(120,000 円分)を出荷した(納 品書 No.5)。 長崎商会に玄米13袋(120,000 円分)を出荷した(納 品書 No.6)。 板橋商店にくず米25袋(50,000 円分)を出荷した (納品書 No.7)。 農協から農薬を購入し、代金¥11,000 については後 日、口座振替で支払うこととした。 板橋商店から1月7日出荷分くず米10袋(20,000 円分)が返品された。 江東農機商会に耕うん機の修理を依頼し、修理代金 ¥17,000 を現金で支払った。 東京の大学に通う長男に米10キロ(3,000 円相当) を宅配便で送った。 農協の普通預金口座から借入金返済分(1月分)として 16 借入金返済 ○○年1月 16 日 ¥320,400(元金 300,000 円+借入利息 20,400 円)が振替になった。 17 事業用消費 ○○年1月 20 日 18 ○○年1月 23 日 雑収入 19 雇用費支払 ○○年1月 31 日 在庫の種もみ(31,000 円相当)を育苗用として使用 した。 神田畜産に稲わらを売却し、¥10,000 を現金で受領 した。 従業員の柏一郎に 1 月分給与¥200,000 を現金で支 払った。 【記載例】 収 ○ 年 摘 要 ① 日 1 4 現金売上 山梨商店 120,000 5 現金売上 納品書№1.2.3 184,000 6 肥料代 7 現金売上 〃 掛売上 納品書№4.5.6.7 9 農薬代 10 △掛売上 板橋商店より返品 14 耕うん機修理代 江東農機商会 15 家事消費 米10㎏ 16 借入金利子 農協(1月分) 20 事業用消費 種もみ 23 雑収入 神田畜 産へ稲わら売却 31 1月分給与 柏一郎 販売金額 月 日 10 3 ③ 雑収入等 雇人費 8,050 530,000 農協 3,000 ㎏ ④ ⑤ 小作料・ 賃借料 減価償却 費 ⑥ 貸倒金 ⑦ 利子割引 料 現金売上は、納品書控、請求書控などにより、取引の 内容を確認できるものは、合計金額のみを一括記入す ることもできる。 △ 20,000 掛売りした場合、納品書控、請求書控などにより、取 引の内容を確認できるものは、合計金額のみを一括記 入することもできる。 なお、日々の記載を省略し、現実に代金を受け取った 時に、現金売上として記載することもできる。 返品・値引き等は、赤書き(又は△を 付して)記載する。 家事消費や知人等への贈与を収入とし て記載する。 年末に一括して記載することもできる。 3,000 20,400 31,000 空袋や稲わらの売却代金などの雑収入 を「雑収入等」欄に記載する。 10,000 200,000 856,050 10,000 200,000 収 米 費 少額な現金売上は、その日の総額 を「収入」欄に記載する。 農協 1 月分計 年 経 ② 月 ○ 入 穫 量 麦 農作物を収穫した時に、その種類、数量を記載する。 ※ 米、麦その他の穀物以外の農作物については、記載を省 略できる。 20,400 経 ⑧ ⑨ 租税公課 ⑩ 種苗費 ⑪ 肥料費 飼料費 ⑫ 費 ⑬ ⑭ 農薬・ 衛生費 農具費 ⑮ ⑯ 修繕費 20,000 11,000 17,000 農作物等の棚卸資産を事業のために使用した場合には、 「収入」欄に記載するとともに「経費」欄にも同じ金額 を記載する。 31,000 31,000 11,000 年 月 日 収 米 麦 穫 量 17,000 ⑰ 雑費 【様式例】 収 年 月 摘 要 ① 日 販売金額 年 月 日 入 ② 雑収入等 経 ③ 雇人費 収 米 麦 費 ④ ⑤ 小作料・ 賃借料 減価償却 費 穫 量 ⑥ 貸倒金 ⑦ 利子割引 料 経 ⑧ ⑨ 租税公課 ⑩ 種苗費 ⑪ 肥料費 年 月 日 飼料費 ⑫ 費 ⑬ 農具費 収 米 ⑭ 農薬・ 衛生費 修繕費 ⑮ ⑯ ⑰ 雑費 穫 量 麦 ※ 「経費」欄や「収穫量」欄などは、農業経営の内容、耕作作物の種類等により、自分の実情にあっ た項目に区分しましょう。 「青色申告」は、日々の取引を所定の方法により記帳し、その帳簿に基 づいて正しい申告をすることで、税金の面でいろいろ有利な特典を受ける ことができる制度です。 ※ 青色申告の方は、原則として正規の簿記の原則(一般的には複式簿記)により記帳を行わなければ なりませんが、簡易な帳簿(①現金出納帳、②売掛帳、③買掛帳、④経費帳、⑤固定資産台帳)で記 帳してもよいことになっています。 青色申告特別控除 不動産所得や事業(農業)所得を生ずべき事業を営んでいる青色申告をされてい る方で、正規の簿記の原則(一般的には複式簿記を言います。)により記帳してい る方については、一定の要件の下で最高65万円を差し引くことができます。 また、簡易な帳簿による記帳であっても、最高10万円の青色申告特別控除の適用 を受けることができます。 ※ 現金主義による所得計算の特例の適用を受けている場合は、65万円の青色申告特別控除の適用を 受けることができません(最高10万円の青色申告特別控除の適用は可能です。) 。 青色事業専従者給与の必要経費算入 青色申告をされている方が、事業主と生計を一にしている配偶者や15歳以上の親 族で、その事業に専ら従事している人に支払う給与については、仕事の内容や従事 の程度等に照らして適正な金額である場合には、その支払った金額を必要経費に算 入することができます。 ※ この特典を受けるためには、「青色事業専従者給与に関する届出書」を所轄税務署に提出する必 要があります。 純損失の繰越しと繰戻し 青色申告をされている方は、事業(農業)から生じた純損失の金額を、翌年以後 3年間にわたって、順次各年分の所得から差し引くことができます(純損失の繰越 し)。 また、前年も青色申告をされている場合は、純損失の繰越しに代えて、その損失 額を前年分の所得に繰り戻して控除し、前年分の所得税の還付を受けることもでき ます(純損失の繰戻し)。 青色申告をするためには、青色申告をしようとする年の3月15日 までに、「所得 税の青色申告承認申請書」に必要な事項を記載して、所轄税務署に提出する必要があ ります。 ※ 新たに開業された方は、原則として開業の日から2か月以内に提出してください。 ※ 「所得税の青色申告承認申請書」などの申請や届出の様式は、国税庁ホームページから ダウンロードできます。なお、税務署にも用意しています。 青色申告の詳細は、国税庁ホームページ(http://www.nta.go.jp)の「パンフレット・手 引き」に掲載している「はじめてみませんか?青色申告!」をご覧いただくか、最寄りの 税務署にお問い合わせください。
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