平成28年 6月 8日

平成 28年第2 回京丹波町 議会定例会 (第3号)
平成28 年
開議
1
2
議事日程
第
1
会 議録署名議 員の指名
第
2
諸 般の報告
第
3
一 般質問
議会に付議 した案件
議事日程の とおり
3
4
出席議員( 16名)
1番
坂
2番
東
3番
森
4番
本
美 智代
君
ま さ子
君
田
幸
子
君
篠
塚
信 太郎
君
5番
山
田
均
君
6番
山
内
武
夫
君
7番
山
下
靖
夫
君
8番
原
田
寿 賀美
君
9番
山
﨑
裕
二
君
10番
村
山
良
夫
君
11番
岩
田
恵
一
君
12番
北
尾
潤
君
13番
梅
原
好
範
君
14番
鈴
木
利
明
君
15番
松
村
篤
郎
君
16番
野
口
久
之
君
欠席議員( 0名)
-89-
6月
午前
8日(水)
9時00分
5
説明のため 、地方自治 法第121 条の規定に より出席を 求めた者( 22名)
町
長
寺
尾
豊
爾
君
長
畠
中
源
一
君
参
事
伴
田
邦
雄
君
参
事
山
田
洋
之
君
副
総
務
課
長
中
尾
達
也
君
監
理
課
長
木
南
哲
也
君
企画政策課長
久
木
寿
一
君
税
務
課
長
松
山
征
義
君
住
民
課
長
長
澤
誠
君
保健福祉課長
大
西
義
弘
君
子育て支援課長
津
田
知
美
君
医療政策課長
藤
田
正
則
君
農林振興課長
栗
林
英
治
君
商工観光課長
山
森
英
二
君
土木建築課長
山
内
和
浩
君
水
十
倉
隆
英
君
道
課
長
会 計 管 理 者
下伊豆
か おり
君
瑞 穂 支 所 長
山
内
善
博
君
和 知 支 所 長
榎
川
諭
君
教
長
松
本
和
久
君
長
川
嶌
勇
人
君
選挙管理委員会委員長
正
田
恭
丈
君
議会事務局長
堂
本
光
浩
書
記
西
野
菜 保子
書
記
山
口
知
教
6
町
育
育
次
出席事務局 職員(3名 )
哉
-90-
開会
○議 長(野口久 之君)
午前
9 時00分
そ れでは、改 めまして、 皆さんおは ようござい ます。
本日はご参 集いただき 、大変ご苦 労さまでご ざいます。
ただいまの 出席議員は 16名であ ります。
定足数に達 しておりま すので、平 成28年第 2回京丹波 町議会定例 会を再開い たします。
直ちに本日 の会議を開 きます。
《日 程第1、会 議録署名議 員の指名》
○議 長(野口久 之君)
日 程第1、会 議録署名議 員の指名を いたします 。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、7番議員・山下靖夫君、8番議
員・ 原田寿賀美 君を指名し ます。
《日 程第2、諸 般の報告》
○議 長(野口久 之君)
日 程第2、諸 般の報告を 行います。
本日の本会 議に、京丹 波町ケーブ ルテレビの 撮影・収録 を許可しま したので報 告します。
以上で諸般 の報告を終 わります。
《日 程第3、一 般質問》
○議 長(野口久 之君)
日 程第3、一 般質問を行 います。
一般質問は 、通告に従 い、順次発 言を許可し ます。
最初に、篠 塚信太郎君 の発言を許 可します。
篠塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
皆さん、改 めまして、 おはようご ざいます。
公明党の篠 塚信太郎で ございます 。
質問に入り ますまでに 、4月14 日に発生い たしました 熊本地震に より亡くな られた方 々
に哀 悼の意を表 しますとと もに、ご冥 福をお祈り いたします 。また、被 災されまし た方々 の
一日 も早い復興 を願ってい るところで あります。
それでは、 平成28年 第2回定例 会における 私の一般質 問を、通告 に従いまし て行います 。
まず、1点 目は、投票 率向上の取 り組み等に ついて、2 点目は、食 品ロス削減 に向けた 取
り組 み等につい て、3点目 は、有期契 約労働者の 労働条件等 について、 お聞きをい たします 。
まず、1点 目の投票率 向上の取り 組み等につ いてであり ますが、選 挙権が18 歳に引き 下
-91-
げら れたことか ら、若者の 投票率向上 を目指すた め、今夏の 参議院議員 通常選挙か ら、京 都
府立 林業大学校 及び須知高 校に期日前 投票期間中 、1日から 2日間投票 所を設置す る考え は
ない か、お聞き をいたしま す。
選挙権の年 齢が18歳 に引き下げ られ、今月 22日公示 の参議院選 挙から、新 たに有権 者
とし て全国で2 50万人が 加わること になりまし た。選挙権 年齢18歳 引き下げは 、公明 党
が昭 和48年か ら一貫して 主張してき たところで ありまして 、欧米先進 国では、1 8歳選 挙
権が 多くの国で 実施をされ ており、世 界的な流れ になってき ております 。
社会や未来 にするどい 感性を持っ た高校生を 含む10代 の青年が政 治に参画し 、その声 を
政治 に反映させ ることは、 今後の日本 の政治にと って、大き な意義があ るものと思 ってお り
ます 。
しかし、選 挙権を取得 した10代 の若者が投 票所に足を 運び、投票 してくれな ければ、 そ
の効 果も半減を いたします 。全体の投 票率がさら に低下する のではない かというふ うに危 惧
もい たしており ます。近年 、若者を初 めとする有 権者の投票 率が低下傾 向にありま す。
昭和42年 からの衆議 院選の年代 別投票率の 推移のペー パーを見ま すと、直近 の国政選 挙
であ ります平成 26年の衆 議院議員選 挙の全国の 投票率は全 体で52. 66%で、 20代 の
投票 率は32. 58%であ りました。 一番高かっ た60歳代 の68.2 8%と比較 します と
半分 以下の低い 投票率であ ります。
私が選挙権 を取得しま した昭和4 2年の衆議 院選の投票 率でありま すが、20 歳代は、 そ
の当 時66.6 9%と高い 投票率であ りました。 昭和42年 に20歳代 であった有 権者は 、
その 後の衆議院 選挙におい ても、それ 以上の高い 投票率とな っていると ころであり ます。 こ
のこ とから、2 0歳代に投 票に行けば 、その後も 投票に行き 続けている ということ がわか り
ます 。
したがいま して、今回 、選挙権を 取得した1 0代の高校 生を含む若 者の有権者 が投票し や
すい 環境を一層 整備し、投 票率の向上 を図ってい くことが、 今後の投票 率向上につ ながる も
のと 考えられる ことから、 今夏の参議 院議員通常 選挙から、 京都府立林 業大学校及 び須知 高
校に 期日前投票 期間中、1 ~2日間、 投票所を設 置する考え はないか、 お聞きをい たします 。
○議 長(野口久 之君)
正 田選挙管理 委員会委員 長。
○選 挙管理委員 会委員長( 正田恭丈君 )
失礼を します。
選挙年齢の 引き下げは 非常に大き な改正であ ることから 、若者に対 して、また 広く住民 に
対し ても周知啓 発を図るこ とは大変重 要であると 考えており 、ポスター の掲示、リ ーフレ ッ
トの 配架、町お 知らせ版や ホームペー ジなどでの 啓発などを 実施してい るところで ござい ま
-92-
す。
期日前投票 所は、本庁 及び各支所 の3カ所に 設置してお り、有権者 の方に浸透 している と
とも に、期日前 投票者数も 年々増加傾 向にあるこ とから、投 票率の向上 の観点から 見ても 、
現在 の期日前投 票所は十分 機能してい ると考えて おります。
したがいま して、選挙 管理委員会 といたしま しては、現 在のところ は、期日前 投票所を 設
置す る考えは持 っておりま せんが、若 者の投票率 の向上を目 指して、啓 発等を引き 続き実 施
して まいりたい と考えてお ります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
木津川市選 挙管理委員 会が市内の 南陽高校と 木津高校の 校内に期 日
前投 票所を設置 する新聞記 事を見まし て提案しま した。非常 に、もうあ と2週間後 にこれ 、
迫っ ておりまし て、期間的 なものもあ りまして、 準備ができ ないという ことで設置 しない と
いう ことであり ますが、そ れはよく理 解できます が、町内の 大学校と高 校に期日前 投票所 を
設置 することに ついて、ど のような所 見をお持ち なのか、お 聞きをいた します。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
選挙管理 委員会とい たしまして は、先ほど 委員長のほ うが申し 上
げた とおり、設 置に関しま しては、制 約といいま すか、いろ いろな条件 等が整って 整備が で
きる というふう に考えてお りますので 、現状では 厳しいとい う状況にご ざいます。
今のご質問 でございま すけれども 、これまで から、いろ んな意味で 若い方に啓 発を行っ て
きた 実績もござ いますし、 引き続きま して、ポス ターとかリ ーフレット とか、啓発 活動を 行
って いく上で、 投票に向け て意識を高 めていただ けるような 取り組みを したいとい うふう に
思っ ております 。
現段階にお きましては 、林業大学 校、あるい は須知高校 に期日前の 投票所を設 置すると い
う考 えは今のと ころ持って いないとこ ろでござい ます。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
今後の国政 地方選挙に おいて、町 内の大学校 と高校に期 日前投票 所
を設 置される考 えはないか 、再度お聞 きをいたし ます。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
ただいま 申し上げま したように 、今のとこ ろ設置する 考えとい う
のは 持っていな いところで ございます 。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
-93-
○4 番(篠塚信 太郎君)
今回の参議 院選や今後 の選挙にお きまして、 どのように して若年 層
の関 心を高め、 投票率を向 上させよう と考えてお られるのか 、具体的な 取り組みが ありま し
たら お聞きをい たします。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
具体的な 取り組みと いいますか 、全般的な 話になろう かと思い ま
すけ れども、従 来からのポ スターなり リーフレッ トとか、各 種、ケーブ ルテレビな り広報 紙
とか の紙面の活 用というの はもちろん でございま すけれども 、府のほう において行 なって お
られ ます出前講 座につきま しても、須 知高校なり 中学校とか 、そういっ たところへ も出前 講
座と いうのは行 なっていた だけるとい うことをお 聞きしてお りますので 、これまで も選管 の
ほう から各学校 のほうに行 って、紹介 をさせてい ただいてい るというこ ともござい ますので 、
今後 におきまし ても、そう いった部分 も活用しな がら、若い 世代にPR をしていき たいと い
うふ うに考えて おります。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
今夏の参議 院選挙で、 新たに選挙 権を得まし た10代の 若者の投 票
率が どれくらい になるか推 計をされて いれば、お 答えくださ い。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
投票率ま では推計を しておりま せん。
篠 塚君。
そういうこ とも推計も して、新た なPRをす るというこ とをしな け
れば 、いつまで たっても投 票率が上が りませんよ ね。ですか ら、もう少 し真剣に考 えてい た
だき たいという ふうに思い ます。
次に、近年 投票率が低 下傾向にあ る中、有権 者が投票し やすい環境 を一層整備 し、投票 率
の向 上を図るた め、今夏の 参議院通常 選挙から「 丹波マーケ ス」に期日 前投票所を 設置す る
考え はないか、 お聞きをい たします。
長野県松本 市選挙管理 委員会では 、JR松本 駅構内に平 成21年の 衆議院選か ら期日前 投
票所 が設けられ ております 。また、広 島県福山市 では、平成 26年、商 業施設を期 日前投 票
所と して実施を することに よって、必 要な事項を 定めた期日 前投票所の 使用に関す る協定 を
締結 し、実施し ている事例 も参考にし ながら、今 夏の参議院 通常選挙か ら「丹波マ ーケス 」
に期 日前投票所 を設置する 考えはない か、お聞き をいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
正 田選挙管理 委員会委員 長。
○選 挙管理委員 会委員長( 正田恭丈君 )
先ほど も答弁させ ていただい たとおり、 本庁、各 支
-94-
所に 設置した3 カ所の期日 前投票所は 十分機能し ていると考 えておりま す。また、 期日前 投
票所 には投票人 の二重投票 を防止する ため、投票 所間で情報 を共有化す るシステム を設置 し
てい るところで すが、期日 前投票所を 増設するに 当たりまし ては、その セキュリテ ィー対 策
やコ スト面のほ か、投票管 理者等の配 置に伴う人 員確保、投 票箱の管理 等、期日前 投票期 間
中の 万全の投票 環境が必要 になるとこ ろでござい ます。
こうしたこ とから、選 挙管理委員 会といたし ましては、 現在のとこ ろは「丹波 マーケス 」
内に 期日前投票 所を設置す る考えは持 っておりま せんが、今 後の投票率 の変化や設 置対応 し
てい る自治体等 の状況等を 参考にしな がら見きわ めてまいり たいと考え ております 。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
期日前投票 の利用者は 、前回の衆 議院選で、 その前々回 に比べま し
て、 111万人 余り増えた ということ から、期日 前投票所の 数を投票箇 所数を増や すこと が
投票 率の向上に つながると 考えますが 、選挙管理 委員長の所 見をお聞き いたします 。
○議 長(野口久 之君)
正 田選挙管理 委員会委員 長。
○選 挙管理委員 会委員長( 正田恭丈君 )
先ほど も答弁させ ていただい たとおりで ございま し
て、 現在のとこ ろは十分、 期日前投票 所は機能し ているとい う判断をし ております ので、 現
在の ところは考 えておりま せん。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
総務省の投 票環境の向 上方策等に 関する研究 会というの が、平成 2
7年 3月に中間 報告を行っ ておりまし て、この報 告書によれ ば、期日前 投票の環境 改善策 と
して 、商業施設 等への設置 や投票時間 の弾力的設 定などを提 言しており まして、本 報告書 を
参考 に、今後の 国政地方選 において、 期日前投票 所を「丹波 マーケス」 に設置され る考え は
ない か、お聞き をいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
正 田選挙管理 委員会委員 長。
○選 挙管理委員 会委員長( 正田恭丈君 )
今後、 地方自治体 の状況を見 ながら、そ のことを 見
きわ めながら検 討していき たいと考え ております 。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
この総務省 の投票環境 の向上方策 に関する研 究会の、こ の中間報 告
です ね、これ委 員長は見ら れたことが ありますか 。お聞きし ます。
-95-
○議 長(野口久 之君)
正 田選挙管理 委員会委員 長。
○選 挙管理委員 会委員長( 正田恭丈君 )
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
現在、 見ておりま せん。
篠 塚君。
私、今ここ に持ってお りますので 、また、後 でコピーを しておき ま
すの で、ごらん いただきた いというふ うに思いま す。
次に、公職 選挙法の改 正によりま して、投票 日当日の投 票が商業施 設等に共通 投票所が 設
置で きるように なりました 。有権者の 投票機会の 創出や利便 性の向上を 図るため、 選挙管 理
委員 会と投票所 との間に安 全なネット ワークを構 築し、今後 、共通投票 所を設置す る考え は
ない か、お聞き をいたしま す。
商業施設に 共通投票所 を設置する ことにつき ましても、 先ほど申し ました総務 省の投票 環
境の 向上方策に 関する研究 会が中間報 告を行って おります。
本報告書に よりますと 、期日前投 票では、商 業施設など 、頻繁に人 の往来があ る施設に 期
日前 投票所を設 置すること で、投票率 向上等の効 果を上げて いる例が見 受けられる ことから 、
選挙 当日におい ても、有権 者にとって 利便性の高 い場所に投 票所を増設 できるよう にする こ
とで 、投票環境 や投票率の 向上を図る ことができ ないか、検 討が必要で あるという ふうに 述
べて おりまして 、この提言 を参考に、 今後、選挙 当日に商業 施設に共通 投票所を設 置され る
考え はないか、 お聞きをい たします。
○議 長(野口久 之君)
正 田選挙管理 委員会委員 長。
○選 挙管理委員 会委員長( 正田恭丈君 )
共通投 票所につい てですが、 本年6月1 9日に施 行
され 、選挙権年 齢の18歳 以上への引 き下げとと もに、国政 選挙では、 夏の参院選 から適 用
され ます。
京丹波町で は、25カ 所を投票所 として設置 しており、 地元公民館 等を借用さ せていた だ
いて おりますが 、二重投票 を防ぐため には、全投 票所とのオ ンライン化 が必要とな り、投 票
所間 での情報を 共有化する システムを 構築する必 要がありま す。セキュ リティやコ スト面 等
の課 題がありま すので、選 挙管理委員 会といたし ましては、 現在のとこ ろは共通投 票所を 設
置す る考えは持 っておりま せんが、夏 の参議院選 挙で設置を 検討してい る自治体も あるこ と
を聞 いておりま すので、設 置事例を参 考に慎重に 研究してい きたいと考 えておりま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
ちょっと次 の質問も答 弁していた だいたので すが、一応 、質問さ せ
てい ただきます 。
-96-
今夏のこの 参議院選で 、共通投票 所の設置を 準備、検討 している自 治体は、北 海道函館市 、
青森 県平川市、 長野県高森 町、長崎県 島原市の4 市町にとど まります。 投票率向上 に向け た
取り 組みとして 期待をされ ておりまし たが、大半 の市区町村 は、新たな 費用負担へ の懸念 な
どか ら設置を見 送ったと新 聞報道をさ れておりま す。
投票率向上 対策として 、選挙当日 、商業施設 等に共通投 票所を設置 する必要性 と課題に つ
いて 所見をお伺 いいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
まず、必 要性でござ いますけれ ども、当然 、投票所が そういっ た
商業 施設等にな りますと、 そこを利用 されている 方が投票に 行かれると いう部分も 想定を さ
れる ところでご ざいます。 そういった 意味で、一 定の投票率 というのは 伸びる要素 は持っ て
いる というふう にも判断を しておりま す。
また、この 整備に必要 な整備とい うところに おきまして は、当然、 先ほども委 員長が申 し
上げ ましたよう に、現在、 町内で25 カ所の投票 所を持って いるという 状況もござ いまして 、
そこ を全てオン ライン化を していかな ければなら ないという ところもご ざいますし 、オン ラ
イン 化をすれば 、当然、セ キュリティ の問題も出 てきますの で、そうい った部分を 総合的 に
調査 なり研究を し、今後、 検討をして いきたいと いうふうに 考えており ます。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
次に、IC Tを活用し た投票環境 の向上対策 としまして 、他市町村 、
指定 病院等、郵 便等におけ る不在者投 票の投票用 紙等のオン ライン請求 を検討する 考えは な
いか 、お聞きい たします。
このことに つきまして も、先ほど 申しました 総務省の投 票環境の向 上方策等に 関する研 究
会の 中間報告で 投票用紙等 の請求を郵 便等で行う 場合、請求 文書の作成 や当該文書 の名簿 登
録地 の市町村の 選挙管理委 員会への到 達にどうし ても一定の 時間がかか ってしまう という こ
とで 、請求の時 点によって は、投票用 紙を取り寄 せて、投票 記載をして も投票の送 付、到 達
が投 票日に間に 合わないと いう事態も 想定をされ ております 。
また、特に 、特定病院 における不 在者投票に おいて、指 定病院の長 が投票用紙 の代理請 求
を行 う場合、例 えば、大学 病院などで は、全国各 地から入院 している患 者がいるた め、請 求
が入 院患者の住 所地のそれ ぞれに対し て行うこと が必要であ り、代理人 請求の人の 負担が 大
きい と考えられ ております 。
特に、本町 でしたら、 町長、町議 会選挙は選 挙期間が5 日というこ とで短く、 投票日ま で
に投 票用紙が届 かないとい うことが懸 念されると ころであり まして、個 々の請求が 本人か ら
-97-
の真 正な請求で あることを 選管で確認 できる措置 を講じるこ となど、導 入するまで には一 定
の課 題はありま すが、投票 環境の向上 に向け、他 市町村・特 定病院等・ 郵便等にお ける不 在
者投 票の投票用 紙等のオン ライン請求 を検討する 考えはない か、お聞き をいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
正 田選挙管理 委員会委員 長。
○選 挙管理委員 会委員長( 正田恭丈君 )
総務省 では、投票 環境の向上 方策等に関 する研究 会
を開 催され、選 挙の公正を 確保しつつ 、有権者が 投票しやす い環境を整 備するため の具体 的
方策 等について 、研究・検 討を進めら れていると ころでござ います。
その中にお いて、他市 町村・不在 者投票の投 票用紙等の オンライン 請求の提案 がありま し
たが 、それを踏 まえた公職 選挙法の改 正等の動向 について注 視していき たいと考え ており ま
す。
以上でござ います。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
他市町村・ 指定病院等 ・郵便等に おける不在 者投票が、 投票日ま で
に届 かず棄権扱 いになった という事例 が過去にな かったか、 お聞きをい たしておき ます。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
特に町の 町長選なり 、町議選と かの選挙期 間の短いも のにつき ま
して は、請求か ら送達し、 投票し、ま た、送り返 すという行 為が必要で ありまして 、そう い
った ところで、 出して当日 に届かなか ったという ケースも過 去に幾つか あったと記 憶して お
りま す。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
そういう事 例があるわ けでありま すから、積 極的にこの ICT化 を
取り 入れて、取 り組みをお 願いしたい というふう に申し上げ ておきます 。
2点目は、 食品ロス削 減に向けた 取り組み等 について、 お聞きをい たします。
食べられる 状態なのに 捨てられる 食品ロスは 、家庭やス ーパー、レ ストランな ど、あら ゆ
ると ころで見受 けられます 。農林水産 省によると 、日本では 年間2,8 01万トン の食品 廃
棄物 が発生して おり、この うちの4割 近い642 万トンが食 品ロスと推 計されてい ます。 既
に、 先進的な自 治体では、 さまざまな 食品ロス対 策が行われ ているとこ ろでありま す。
このような 状況から、 公明党は、 食品ロス削 減推進プロ ジェクトチ ームを立ち 上げまして 、
本年 5月18日 に安倍総理 大臣に食品 ロスゼロを 目指して、 7項目の提 言を行いま した。
その提言で 、食品ロス 削減は国連 の「持続可 能な開発の ための20 30アジェ ンダ」に 掲
げら れた国際的 な重要課題 でもありま す。本年4 月、新潟で 開催された G7農業大 臣会合 の
-98-
宣言 においても 、食糧の損 失及び廃棄 が経済、環 境、社会に おいて、非 常に重要な 世界的 問
題で あることが 明記をされ ました。
さらに、食 品ロス削減 は食品事業 者、消費者 、そして行 政、それぞ れにメリッ トがあり ま
す。 過剰生産の 抑制による 生産物流コ ストの削減 や廃棄コス ト削減につ ながります 。さらに 、
未利 用食品有効 活用は、食 品ロス削減 のみならず 、生活困窮 の支援にも 資すると言 われて お
りま す。東京五 輪が開催さ れる202 0年を目指 し、世界の 模範となる よう、国を 挙げて 先
進的 に取り組む べきであり 、国は地方 公共団体と 連携し、一 つ、国民運 動の抜本的 強化の た
めの 法整備を、 2つ目、加 工食品等の 製造、流通 、販売にお ける食品ロ ス削減、飲 食店等 に
おけ る食品ロス 削減、家庭 における食 品ロス削減 、5番、未 利用食品を 必要とする 人に届 け
る仕 組みの確立 、6番目、 災害に備え た食糧の確 保の政策の 実現に取り 組むべきで あると 提
言を いたしてお ります。
本町におい ても、まず は学校、幼 稚園、保育 所など、教 育施設にお ける学校給 食や食育 、
環境 教育などを 通して、食 品ロス削減 のための啓 発を進める べきではな いか、お聞 きをい た
しま す。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
本年3月に 策定をされ ました第3 次京都府食 育推進計画 では、子 ど
もの 食について の現状、あ るいは課題 として、家 族そろって 食事する機 会の減少、 郷土食 や
行事 食に接する 機会の減少 、あるいは 栄養の偏り などによる 食の乱れが 指摘をされ ており ま
す。
そうした中 にあって、 保育所、幼 稚園、学校 において実 施をしてお ります給食 は、生き た
指導 教材である と、このよ うに考えて おります。 非常に多く の皆さんの 手間を経て 、実施 、
食べ ることので きる給食で ありますの で、そのプ ロセスを体 験等を通し た学習を通 して、 給
食、 あるいは食 べ物の大切 さを学ぶ活 動を大切に しておりま す。
例えば、サ ツマイモや その他野菜 の栽培活動 、あるいは 、田植え、 稲刈りの活 動、そし て
また 、生産者の 皆様と直接 、生産に当 たっての苦 労話を聞く 、こうした 機会の設定 を経て 、
具体 的な体験を 通した活動 を実施して います。こ うした取り 組みを通し まして、食 べ物の 大
切さ 、いわゆる 、もったい ない、ある いは命をい ただいてい ると、こう した意識を しっか り
身に つけること によりまし て、家庭に おける食品 ロスの減少 といった効 果につなが るので は
ない かと、その ように考え ております 。
以上でござ います。
○議 長(野口久 之君)
津 田子育て支 援課長。
-99-
○子 育て支援課 長(津田知 美君)
保 育所におき ましても、 子どもたち が地域の方 、また、 保
育所 の畑で栽培 しました活 動を通しま したり、ま た、育てた 野菜を使っ てのクッキ ング保 育
など を通して、 食べ物の大 切さなども 子どもたち に浸透する ように保育 をさせてい ただい て
おり ます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
保育所にお いては、具 体的な食品 ロス対策は 行われてい ないとい う
解釈 でいいんで すかね。
○議 長(野口久 之君)
津 田子育て支 援課長。
○子 育て支援課 長(津田知 美君)
給 食の配膳時 に、子に応 じた配食も しておりま すし、また 、
食品 ロスが出な いように、 食べられる 量をできる だけ提供し ているよう に考えて推 進して お
りま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
保育所、小 ・中学校給 食におきま して、年間 どれくらい の食品ロ ス
が出 ているか、 資料があれ ばお答えく ださい。
○議 長(野口久 之君)
川 嶌教育次長 。
○教 育次長(川 嶌勇人君)
資料とし ては持って ないんです けれども、 例えば、中 学校の給 食
がス タートした とき、これ まで弁当や った生徒さ んが給食に 変わったと きに、かな りの食 べ
残し とかが発生 したことは ありました 。その時期 と比べると 、4分の1 とか5分の 1にな っ
たと いうような 報告は聞い ております 。
また、学校 によりまし ては、目標 をつくって 、何グラム 以内にしよ うなとか、 そういう 先
生に よる目標値 みたいなも のを掲げた りしておら れるような ことは聞い ております 。量と し
ては 、ちょっと 把握してお りません。
○議 長(野口久 之君)
津 田子育て支 援課長。
○子 育て支援課 長(津田知 美君)
保 育所におき ましても、 調査をして いるわけで はござい ま
せん が、3歳以 上の幼児さ んにつきま しては、ほ ぼ残食はご ざいません 。乳児さん につき ま
して も、少量の 残食ですが 、量として は少ないと 思っており ます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
これからは 、やっぱり 食品ロス対 策としまし て、やはり データを き
-100-
ちっ と集積して もらうと。 それで、対 策を講じて いただくと いう方向で 進んでいた だきた い
とい うふうに要 望いたして おきます。
保育所や学 校で、例え ば、インフ ルエンザな どによりま して、学級 閉鎖により まして、 購
入し た食材が不 要となった 場合、どの ような処理 をされてい るのか、お 聞きをいた します。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
学級閉鎖等 が起こった 場合のこと かというふ うに思いま すが、そ れ
らに ついては、 使えるもの はそれ以降 についても 工夫して使 うというこ とで、食品 ロスを な
くす と、減らす ということ で工夫をい ただいてい ると、その ように考え ております 。
以上でござ います。
○議 長(野口久 之君)
津 田子育て支 援課長。
○子 育て支援課 長(津田知 美君)
保 育所におき ましては、 インフルエ ンザ等の感 染症の流 行
時に は欠席者数 をほぼつか んでおりま すので、何 %減という ふうに量を 縮小して注 文をす る
こと もできます ので、その ように対応 させていた だいており ます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
この保健所 の指導では 、余ったり 不要になっ た食材は、 ほとんど 特
定の ものを除い て廃棄処分 というふう な指導が出 ているとい うふうに聞 いておりま すので 、
その 後も教育長 は使うとお っしゃって いたのです が、ちょっ と保健所の この指導と は相反 す
ると ころもあり ますので、 これは調べ ていただき たいと思い ます。
したがいま して、保育 所も余りは ほとんどな いというこ とですが、 突発的に学 級閉鎖に な
った ということ もあるよう でして、そ の処分に困 ったという 話も聞くん です。です から、 先
ほど 、そういう ことはない とおっしゃ いましたが 、これはあ るというこ とも私は聞 いてお り
ます ので。
ですから、 この余った 食材ですね 。この調理 をしない余 った食材、 これを廃棄 せずに活 用
する 方法、その 日のうちに やらんなん ですね。で すから、そ の方法を検 討する必要 がある ん
と違 うかなと、 もったいな いというこ となので。 それは検討 する必要は ないか、お 聞きい た
して おきます。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
ただいまご 指摘をいた だきました ように、大 切に手間を 経てつく ら
れて いる食材で ございます ので、限り なくそれを 有効利用す るというこ とで、ただ いまは ご
指摘 、ご提案を いただいた 点について 、今後も研 究課題、検 討課題とし ていきたい と思い ま
-101-
す。
以上であり ます。
○議 長(野口久 之君)
津 田子育て支 援課長。
○子 育て支援課 長(津田知 美君)
保 育所におき ましても、 衛生面の管 理等を考え ながら、 無
駄の ない食品の 使い方につ いて、今後 、検討して いきたいと 思います。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
そこで提案 なので、こ れはできる かどうか、 問題あるか もしれま せ
んが 、例えば、 余った食材 を職員とか 保護者に購 入原価の7 割とか8割 とかで販売 する方 法
はで きないか、 検討をして いただきた いというふ うに提案申 し上げてお きます。
次に、家庭 における食 品在庫の適 切な管理と か、食材の 有効活用の 取り組みを 初め、飲 食
店等 における飲 食店で残さ ず食べる運 動や、持ち 帰り運動な どの展開な ど、町民、 事業者 が
一体 となった食 品ロス削減 に向けての 取り組みを 進めること が重要であ ると考えて おります 。
既に、先進 的な自治体 では、さま ざまな食品 ロス対策が 行われてき ております 。長野県 松
本市 では、宴会 の食べ残し を減らすた めに、乾杯 後の30分 間と終了前 の10分間 は、自 席
で食 事を楽しむ 30・10 運動を進め ております 。
また、NP Oの活動と しては、消 費期限が迫 った食品を 引き取り、 生活困窮者 へ無償提 供
する フードバン クがありま す。国連は 2030年 までに、世 界全体の一 人当たり食 品廃棄 物
を半 減させる目 標を採択し ております 。
本町の食品 ロス削減の 今後の取り 組み等につ いて、お聞 きをいたし ます。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
食 品ロスは大 きな社会問 題となって おります。 国では、消 費者庁あ る
いは 農林水産省 など、関係 6府省庁が 連携しまし て、食べ物 の無駄をな くそうプロ ジェク ト
を立 ち上げ、食 品ロス削減 を目指した 取り組みが 展開されて おります。
本町におき ましては、 消費生活相 談員による 出前講座の 機会を活用 し、情報等 の提供を 行
って おりますが 、今後も国 などの取り 組みを参考 にしながら 、町内の関 係団体への 働きか け
や、 また、町民 の皆様に適 切な情報提 供を行うな ど、より一 層の啓発に 努めてまい りたい と
考え ております 。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
次に、本町 の災害備蓄 食品につい ては、これ までは、ち ょっと確 認
はと ってないの ですが、消 費期限後に 廃棄してき たというふ うに思って おりますが 、今後 は
-102-
未利 用備蓄食品 の有効活用 の観点から 、例えば、 消費期限6 カ月前など にフードバ ンク等 へ
の寄 附等を検討 してはどう か、お聞き をいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
消 費期限の到 来しました 備蓄食糧で すけれど、 防災訓練等 の機会を 通
じて 、参加いた だいた方に 配布し、啓 発に役立て ているとこ ろでござい ます。その ような 方
法で 町内で活用 できると考 えておりま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
第3点目に 、有期契約 労働者の労 働条件等に ついて、お 聞きをい た
しま す。
労働契約法 が平成24 年に改正さ れまして、 有期契約労 働者、有期 職員、まあ 、非正規 職
員と もいいます が、と無期 契約労働者 、正職員と の間で、賃 金や福利厚 生などの待 遇に不 合
理な 格差を設け ることを禁 止する規定 が第20条 に盛り込ま れました。 そして、平 成25 年
に施 行をされま した。
本町には、 町営バス運 転手、学校 、それから 、保育所、 給食調理員 、保育士な ど、多く の
有期 職員が雇用 されていま すが、正職 員と仕事内 容が全く変 わらない有 期職員の労 働条件 が
正職 員の労働条 件と不合理 な格差が生 じていない か、お聞き をいたしま す。
本町の嘱託 、臨時、ア ルバイト等 の有期契約 職員数は、 平成28年 2月末現在 での資料 で
は延 べ286人 で、有期契 約職員が全 職員に占め る割合とし て、実に4 9.1%と 、ほぼ 半
数に 達しており まして、役 場業務の屋 台骨は非正 規職員で半 分を支えら れていると 、この よ
うな 状況であり ます。
その内訳を 見ますと、 事務職員3 0人、保育 士61人、 給食調理員 36人、技 能労働職 員
43 人、教員、 講師等その 他116人 であります 。例えば、 町営バス事 業所は3カ 所あり ま
すが 、正規職員 は一人もお りません。 たとえ正職 員が各事業 所に1人、 2人いたと しても 、
嘱託 臨時職員は 正職員と全 く変わらな い職務の内 容でありま す。
定年退職後 、有期契約 で再雇用さ れた運転手 は、民間で すが、これ は、仕事内 容が全く 変
わら ないのに、 賃金が引き 下げられた のは理不尽 だとして起 こした訴訟 の判決で、 東京地 裁
は本 年5月13 日、引き下 げを違法と 判断し、運 送会社に定 年前と同水 準の賃金を 支払う よ
う命 じる判決が 出ておりま す。
保育所の保 育や学校給 食センター などの事業 所でも、バ ス事業所と 同様に正職 員と全く 変
わら ない、それ 以上の業務 の内容で働 いている有 期契約職員 がいるとい うことは、 これは 明
-103-
らか であります 。
そこでまず 、年次、病 気、特別休 暇及び介護 休暇に不合 理な格差は ないか、お 聞きをい た
しま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
労 働契約法は 地方公務員 への適用は ありません が、同法に おいて、 労
働契 約の期間の 有無によっ て労働条件 に相違があ る場合、職 務の内容及 び配置の変 更の範囲 、
その 他の事情を 考慮して、 その相違が 不合理と認 められるも のであって はならない とされ て
おり ます。
正職員と嘱 託職員及び 臨時職員の 間では、職 務の内容、 責任の度合 いが異なる ことから 、
これ らを考慮し て、不合理 な格差があ ると考えて おりません 。なお、嘱 託職員や臨 時職員 に
関す る規定につ いては、社 会情勢の変 化等を踏ま え、必要な 見直しを行 わなければ ならな い
と考 えておりま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
教育委員会 におきまし ても、ただ いまご指摘 もありまし たような 、
さま ざまな職種 におきまし て、嘱託職 員等により ましてご苦 労いただい ております が、そ の
勤務 条件等につ きましては 、町長部局 と同じでご ざいますの で、ただい ま町長が答 弁いた し
まし たとおり、 教育委員会 としても同 じように考 えておりま す。
以上でござ います。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
労働契約法 第20条で は、労働条 件の相違が 不合理と認 められる か
どう かは、まず 一つ目に、 業務の内容 及び当該業 務に伴う責 任の程度で すね。2つ 目が、 配
置の 変更の範囲 等ですね。 3番目、そ の他の事情 の3項目で 判断すると 定義をされ ており ま
す。
それで、嘱 託職員及び 臨時職員、 これの業務 につきまし て、格差が 出ていると いうことは 、
これ は正職員と 同一労働で ないという ことを認定 しておるわ けでありま して、それ ぞれ各 事
業所 等と、特に 先ほど申し ましたバス 事業所なん かは、これ は正職員が おっても、 それが 正
職員 が補助に乗 るとか指導 するとかい うようなこ とは、これ はできない わけであり まして 、
これ は運転手一 人が責任を 持って運転 するわけで ありますか ら、これは 、ここに責 任の差 が
ある というよう なことは、 これは余り にも現場を 知らない答 弁でありま すので、こ れはも っ
とも っと一人ず つ分析して 、その正職 員と同等の 職務を遂行 している、 責任も持っ ている と
-104-
いう ことであれ ば、これは 正職員と同 様の労働条 件にするべ きだという ふうに考え ます。 そ
の点 につきまし て、答弁を 願います。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
バスの運 転業務を担 っている職 員におきま しては、一 定、現場 で
の活 動、現場で の運転業務 ということ で整理がさ れておりま して、職員 との差とい いますか 、
そう いったとこ ろはあると いうふうに 認識をして おります。
また、同じ バスの運転 手間におき ましては、 当然のこと ながら、賃 金等の格差 等もない と
いう ふうに理解 をいたして おります。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
嘱託職員の 年次休暇は 職員と同じ 20日間あ りますが、 この嘱託 職
員等 に関する規 定で繰り越 しを認めて おりません し、特別休 暇の場合は 、年次、病 気、選挙 、
結婚 、忌引き、 夏季休暇以 外は認めら れますが無 給扱いとい うような規 定になって おりま す
が、 これは正職 員と大きな 格差があり 、改善すべ きではあり ませんか。
そして、常 勤の臨時職 員は規定が なく、嘱託 職員とは休 暇に格差が あると聞き ますが、 同
一労 働の臨時職 員に格差を なぜつける のか、お聞 きをいたし ます。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
正職員と 嘱託職員に つきまして は、年次休 暇におきま しては、 正
職員 の場合は繰 越分がある と。それか ら、嘱託に つきまして は、規定上 、繰り越し はない と
いう ような形で 整理をいた しておりま す。
あくまでも 、雇用につ きましては 、嘱託の場 合は1年と いう期限で の雇用とな っており ま
して 、毎年、改 めて契約を していると いう状況に ございます 。また、臨 時職員にお きまし て
も、 一定、半年 間という雇 用の契約で もございま して、半年 ごとの契約 というよう な形を と
って おりますの で、その部 分で、休暇 の日数につ きましても 異なってい るという状 況にご ざ
いま す。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
正職員と嘱 託職員には 、そういう 職務におい て格差があ るという こ
とで 、ちょっと かみ合わな いところが あるんです が、これは 、バス運転 手にしまし ても、 給
食調 理員にしま しても、本 当に一生懸 命、正職員 と変わらん ような仕事 をしている という ふ
うに 自負をされ ておりまし て、正職員 と同一労働 でないとい う判断につ きましては 、これ は
嘱託 職員等への 背信ではな いかという ふうに私は 思っており ます。
しかし、次 の質問に移 ります。
-105-
次に、住居 ・通勤・時 間外勤務・ 期末勤勉手 当に不合理 な格差はな いか、お聞 きをいた し
ます 。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
期 間の定めの 有無による 勤務条件の 相違は、不 合理なもの だという ふ
うに 考えており ません。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
この嘱託職 員に住居手 当がないと いうことと 、時間外勤 務は支給 す
ると いうことで すが、ほと んど支給さ れてないと いう実態も ありまして 、やはり、 嘱託職 員
にも そういう規 定の範囲内 で、やはり これは支給 をするべき だというふ うに考えま すが、 お
答え を願います 。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
制度上、 認められる 部分につき ましては、 適正に判断 し、対応 を
して いきたいと 考えており ます。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
次に、賃金 に不合理な 格差はない か、お聞き をいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
期 間の定めの 有無による 勤務条件の 相違は不合 理なもので はないと 考
えて おります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
嘱託職員に 関する規定 第5条では 、嘱託職員 の基本賃金 は、その 職
務内 容に応じて 、町職員の 給料との均 衡を考慮し て、予算の 範囲内にお いて任命権 者が定 め
ると 規定してお りますので 、正職員と 嘱託職員と の間に格差 があっては ならないと 解され ま
すが 、見解をお 聞きをいた します。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
当然のこ とながら、 町の正職員 の給料との 均衡という 部分で考 慮
した 上での、ま た予算の範 囲内での支 出というふ うに考えて おります。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
嘱託職員の 場合、合併 後10年間 の間に、一 度、少し昇 給したと い
うこ とを聞いて おりますが 、基本給は ほとんど変 わっていな いと聞きま すが、正職 員の定 期
-106-
昇給 分との格差 は生じてい ないか、お 聞きをいた します。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
嘱託職員 におきまし ても、一定 、時間当た りの単価で あります と
か、 そういった ものは順次 見直しをさ せていただ いておりま す。正職員 の定期昇給 等と比 較
をい たしますと 、必ずしも 同じような 伸び等には なっていな いという状 況にござい ます。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
それで、し かし、この 規定ですと 、これは同 一賃金とい うことに な
りま すので、格 差の分は、 これは埋め てもらわな ければいけ ないなとい うふうに思 ってい ま
すの で、それは 検討願いた いと思いま す。
嘱託職員に 関する規定 第5条第1 項で、嘱託 職員が退職 するときは 退職金を支 給しない も
のと すると定め ております が、これは 同一労働で あれば、支 給すべきで はありませ んか。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
嘱託職員 におきまし ても、冒頭 で町長の答 弁がありま したように 、
期間 の定めがあ るというこ とでござい ますので、 退職金につ きましては 支給はしな いもの で
ござ います。
○議 長(野口久 之君)
篠 塚君。
○4 番(篠塚信 太郎君)
嘱託職員に 関する規定 は平成21 年9月1日 に制定をさ れており ま
すが 、労働契約 法が平成2 4年に改正 されました ことから、 本規定は同 法第20条 に抵触 す
ると 考えられる 条項があり 、上位法に 準拠した改 正が必要で はないか、 お聞きをい たします 。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
現行の規 定におきま しても、一 定、文言等 の修正の必 要もある と
いう ことでござ いますので 、見直しの ほうを今後 していきた いというふ うに考えて おります 。
○議 長(野口久 之君)
○4 番(篠塚信 太郎君)
篠 塚君。
正職員と同 一労働の嘱 託職員等の 労働条件の 格差は、財 源の問題 も
あり まして、今 すぐ解消で きるとは私 は思ってお りません。 しかし、こ れは改善す べき問 題
であ るというふ うに思いま す。したが いまして、 財源が余り 必要のない 休暇制度な ど、で き
るも のから行っ ていただき たいと。
安倍総理が 提唱されて いる一億総 活躍プラン の中に、同 一労働同一 賃金が目標 として入 っ
てお ります。法 改正もする と述べられ ております 。全ての職 場で生き生 きと希望を 持って 働
いて もらうため には、労働 条件が同一 であるとい うことが必 須条件であ ります。そ して、 こ
れか らは人材不 足の時代が 到来すると 予測してお りまして、 人材確保の 観点からも 、労働 条
-107-
件の 整備を行っ ていく必要 があること を申し上げ 、私の一般 質問を終わ ります。
○議 長(野口久 之君)
こ れで、篠塚 信太郎君の 一般質問を 終わります 。
次に、坂本 美智代君の 発言を許可 します。
坂本君。
○1 番(坂本美 智代君)
それでは、 ただいまか ら平成28 年第2回定 例議会にお きまして 、
通告 書に従い、 次の3点に ついて、町 長と教育長 にお伺いし たいと思い ます。
まず、1点 目は、子育 て支援につ いてお伺い します。
一つには、 子どもの貧 困について 、町長にお 尋ねしたい と思います 。
特に昨今、 子どもの貧 困が大きく 取りざたさ れておりま す。201 3年、平成 25年に 、
子ど も貧困対策 の推進に関 する法律が 制定をされ ました。こ の法律は、 都道府県に 対して 、
子ど もの貧困対 策について 計画を定め るよう努め るものとす るとの責務 が規定をさ れ、現在 、
全て の都道府県 で計画の策 定が進めら れておりま す。
政府が公表 している日 本の子ども の貧困率は 16.3% (平成24 年)であり ますが、 こ
れは 厚労省が3 年ごとに実 施する国民 生活基礎調 査によるも ので、平成 18年は1 4.2% 、
3年 後の平成2 1年が15 .7%と、 1.2%増 えておりま す。そして 、平成24 年には 、
16 .3%、子 どもの貧困 率が増加を しておりま す。
OECD( 経済協力開 発機構)の 作成基準に 基づき、国 民の所得中 央値の半分 を貧困線 と
定め ております 。これをも とに、日本 での所得中 央値は24 4万円で、 その半分の 122 万
円が 貧困線とし ております 。この計算 方式による 子どもの貧 困率の割合 が日本では 6人に 1
人の 16.3% ということ であります 。OECD に加盟する 34カ国中 、日本は下 から1 0
番目 に悪い水準 であります 。これでは 先進国とは 言えないの ではないで しょうか。
また、日本 の47都道 府県のうち 、山形大学 の戸室准教 授が独自の 子ども貧困 率調査を い
たし ました。そ れによりま すと、京都 府は17. 2%と10 番目に貧困 率が高く、 また、 総
務省 の統計では 、非正規労 働率は、京 都は41. 8%と3番 目に高くな っておりま す。こ う
した ことも、子 どもの貧困 にはさまざ まな要因が あろうかと は思います 。
そこで、町 長にお尋ね をしたいと 思います。
都道府県に よって、生 計費水準や 物価水準は 多少異なり ますが、個 々の子ども の貧困の 実
態に 迫るために は、本町に おいても調 査が必要と 考えますが 、お伺いし たいと思い ます。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
子 どもの貧困 の実態把握 につきまし ては、国の 大綱におい て、都道 府
県が 調査をして 、事業計画 を定めるこ ととなって おります。 平成27年 3月に策定 されま し
-108-
た、 京都府子ど もの貧困対 策推進計画 において、 京都府の状 況につきま しては、一 定、調 査
をさ れている経 過や、今後 、実態把握 の調査研究 の実施も計 画に上げら れておりま す。貧 困
対策 につきまし ては、国、 府と連携し て取り組む ことが重要 であり、現 時点におき ましては 、
単独 で実施する 考えは持っ ておりませ ん。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
府のほうで は既に調査 をされてい ると。国の ほうからそ ういった こ
とで 言われてお りますので 、しており ますが、町 としてはし ないという ことであり ます。 し
かし 、本町とし ての実態を きちっと把 握するため には、やは りそういっ た貧困の対 策もも ち
ろん 必要であり ますし、実 態をきっち りと調査し て把握して おかないと 、対策もと れない と
思う んですよね 。
先ほど、貧 困線の計算 方式という ことで、2 44万円の うちの半分 が貧困線や というこ と
を私 は先ほど言 いましたが 、この計算 方式という のが、これ が当てはま るかどうか という の
も、 私ももう一 つそこまで はわかりま せんが、二 世帯、二人 世帯ですね 、親一人、 子一人 の
場合 、ルート2 を掛けた1 73万円の 半分が貧困 線というこ とです。先 ほどの24 4万円 と
いう のは、4人 世帯で親御 さんと、そ して子ども さん2人と いうことで 、それが貧 困線と 、
12 2万円が貧 困線という ことを書い てありまし たので、や っぱりそう いった、調 べよう と
思え ばできるは ずですので 、やはり、 町独自でき ちっと町内 での子育て 世帯におけ る、また 、
そう いった今の 貧困世帯に おける実態 を把握する ためにも、 ぜひ、府か らおろされ るとい う
より も、独自で そういった 調査をして 、実態を把 握するべき ではないか と考えます が、再 度
お伺 いいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
実 態把握です けれど、子 どもの将来 が生まれ育 った環境に 左右され る
こと のないよう 、子どもの 視点に立ち 、その生活 や健やかな 成長を保障 すること、 貧困の 連
鎖を 断ち切り、 次世代を担 う人材の育 成をするこ とが大切で あると考え ている。こ うした 観
点で 、現時点で は単独で調 査をするこ ととはして おりません が、今は国 と府と連携 して、 実
態把 握の調査研 究を実施し てまいりた いと考えて おります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
押し問答に なりますの で、次の質 問をしたい と思います 。
2つには、 昨年度、平 成27年度 の合計特殊 出生率は1 .46と厚 労省からの 発表がさ れ
-109-
てお ります。前 年度比で0 .04ポイ ント増とな ったものの 、人口維持 に必要とさ れる2 .
07 にはほど遠 く、少子化 に歯どめは かかってい ないのが現 況でありま す。
内閣府が行 った意識調 査で、希望 する人数ま での子ども を増やした いかとの問 いに対し 、
4割 以上が増や さない、増 やせないと の回答があ ったとして います。こ れは、低賃 金、不 安
定雇 用の非正規 労働が一向 に改善をさ れない社会 で、結婚、 出産、子育 てに不安が あるの で
はな いでしょう か。
本町では、 平成31年 度までの5 年間の子ど も・子育て 支援事業計 画が、昨年 の平成2 7
年度 3月に策定 をされまし た。この中 での、望ま しい子育て 支援策の子 ども・子育 てニー ズ
調査 、これ、平 成25年度 に実施をさ れておりま す。これに よれば、子 育てにおけ る経済 的
負担 軽減が、就 学前児童調 査で71% 、小学生調 査で55. 6%と最も 多くありま した。 次
に、 仕事と家庭 の両立支援 と働き方の 見直し促進 が、就学前 児童調査で 46.9% 、小学 生
調査 で32.2 %となって おります。 このことか ら見まして も、やはり 、経済的負 担の大 き
さや 社会保障へ の不信、不 安定雇用な どがこうし た少子化を 加速させて いる要因に なって い
るの ではないで しょうか。
こうした保 護者への負 担、少しで も軽減する 施策として 、第3子の 保育料無料 化と同様に 、
本町 独自で小中 学生の給食 費の無料化 に取り組む 考えはない のか、お伺 いしたいと 思います 。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
給 食費につき ましては、 学校給食法 に基づき、 一定の負担 をいただ い
てお りまして、 無償化は考 えておりま せん。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
ただいま町 長はそうい った無償化 は考えてい ないという ことであ り
ます が、先ほど 、やはりニ ーズ調査で もあったよ うに、子育 て世帯にと っては、そ ういっ た
教育 費とか保育 にかかる経 済的負担が 大変重いと いうことが 、結果がパ ーセントで 出てい る
わけ なんですね 。
私、私のわ かる範囲内 で調べてみ ました。全 国でも数多 くの自治体 で給食費の 無料化や ら
何ら かの助成を しておりま す。14自 治体が無償 化しており ます。そう いった自治 体のほ か
の子 育て支援を 見ますと、 やはり、医 療費も無料 化、バス代 も無料化、 そういった ことも さ
れて おります。 これまで町 長もそうい った子育て 支援はしっ かりとして いるという ことを お
っし ゃっており ますが、こ れまで以上 の支援が今 求められて いるんじゃ ないかと思 います 。
こう いった14 自治体を見 ましても、 学校給食の 無料化が実 施されると いう共通の 背景には 、
-110-
少子 化や過疎化 を何として も止めたい という強い 思いで、真 剣に検討し て、まちづ くりの 大
きな 柱として実 施している のが実態で はないかと 思います。
再度お伺い したいと思 います。や はり、検討 する必要は ないかどう か、お伺い したいと 思
いま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
ず っと検討し ておるんで す。まず、 私の言わん としている ところは 、
例え ば、50、 50でいい ですよ。5 0は負担能 力があると 。50は困 っとってや という と
きに 、50に合 わせて徴収 しなかった ら、こうい うことの維 持ができな いという実 態が財 政
的に あるという ことを申し 上げておる んですね。 そやから、 困っていら っしゃる方 が本当 は
50 もいらっし ゃらないか もわからん けれど、そ れはそれの ほかの措置 をとったほ うが、 負
担で きる人まで 負担しない でいいよと いうことに ならんよう に、常に考 えていると いうこ と
をお 答えしてお きます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
ずっと検討 していただ いていると 。大変、心 強いことを おっしゃ い
まし たが、そう であれば、 やはり、そ ういった実 態を、貧困 率とか貧困 線とか、先 ほど私 、
一つ 目に言いま した。実態 をしっかり と把握した 上で検討し ていただき たいと思い ます。
ちょっと私 も教育委員 会のほうに お伺いしま したら、3 子以上で小 学校は12 6人が対 象
であ ると。そし て、中学生 においては 、第3子以 上が59人 ということ であります 。月で 小
学生 は126人 を掛けまし たら、月額 4,000 円なので、 50万4, 000円、 そして 、
中学 生の場合は 24万8, 000円と いうことが 財源的には 出てきます が、これ、 定かで は
ない という教育 委員会から の、重複し ている部分 も、ちょっ と定かでな い部分もあ るわけで 、
はっ きりとした 人数とは言 えませんが 、やはり、 こういった 金額ででき るというこ とを町 長
もし っかりと把 握しておら れるのでは ないかと思 います。
その点、も う一度、お 伺いします 。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
今 、議員さん が述べられ たようなこ とを勘案し て検討して いるとい う
ふう に理解して いただいた ら結構です 。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
3つには、 共働き家庭 にとっては 、子どもが 急病になっ たときほど 、
本当 に大変であ ります。子 ども・子育 て支援事業 計画のアン ケート調査 でも、「仕 事と子 ど
-111-
もの 両立で大変 なこととは 何か」とい う問いに対 して、子ど もの急病時 の対応が5 2.2 %
と最 も多く、急 には会社を 休むことが できない保 護者の方に とって、看 護師など専 門によ る
病児 、病後児保 育事業の実 施は大変喜 ばしいこと であります 。平成31 年度を目途 に1カ 所
整備 するという ことであり ますが、具 体的な検討 時期はいつ 頃と考えて いるのか、 お伺い し
たい と思います 。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
病 児、病後児 保育につき ましては、 医療機関と の連携、あ るいは開 設
場所 や専門職の 人材確保等 、課題も多 く、十分な 対応ができ るように条 件整備を考 慮する 必
要が あると考え ております 。今後、近 隣市町の状 況も調査し 、認定こど も園の開設 も含め 、
具体 的な検討を 進めてまい ります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
看護師をど こに置くか ということ も、そうい った条件を きちっと 整
備し なければい けないので 、一定の時 間はかかる かと思いま すが、ただ いま町長が おっし ゃ
いま した、府の 状況を調べ ました。
平成27年 度の実施状 況ですが、 自治体で1 2市1町が 実施されて おります。 この病児 、
病後 児保育事業 ですよね。 そして、4 3施設設け ておられま す。近隣の 市町を見ま したら 、
亀岡 市、福知山 市、舞鶴市 、綾部市が ありました 。近くにも 、こういっ たこともさ れてお ら
れま すので、ぜ ひまた、そ ういった問 い合わせす るなど、で きるだけ、 やはり、保 護者の ニ
ーズ 調査では、 3割の方が お願いした いというよ うなことも 書いてあり ましたので 、早い 時
期で の実施、要 望をお願い したいと要 望しておき ます。
次に、4つ には、認定 こども園に ついて、教 育長にお尋 ねしたいと 思います。
子ども・子 育て支援新 制度におい て、幼保連 携型認定こ ども園の基 準が見直さ れ、幼稚 園
と保 育所のよさ を生かした 形での運営 が可能とし たことから 、本町では 目指す幼児 教育・ 保
育の 考え方と合 致するとし て、本年度 から教育委 員会に認定 こども園建 設推進室を 設置い た
しま した。
そこで教育 長にお尋ね したいと思 います。
本町では、 幼稚園が一 つ、須知幼 稚園ですね 。保育所が それぞれ各 地区に一つ ずつあり ま
して 、3つあり ます。わち エンジェル とみずほ保 育所におい ては、幼稚 園までの距 離的要 件
も踏 まえて、町 独自での施 策で認定こ ども園に準 じた取り組 みをしてお ります。今 回のこ う
いっ たこども園 の建設推進 室を設けら れた対象と するのは、 やはり、須 知幼稚園と 上豊田 保
-112-
育所 を対象と考 えておられ るのかどう か、お伺い したいと思 います。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
今、ご指摘 をいただき ました上豊 田保育所、 須知幼稚園 に加えま し
て、 みずほとわ ちに置かれ ていますそ れぞれにつ いても、ほ ぼ同時期に 認定こども 園と同 じ
取り 組みができ るように考 えておりま す。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
今、教育長 から教えて いただきま した。上豊 田にしても 、須知幼 稚
園に しても、大 変建物は老 朽化してお りますので 、ぜひ、保 護者にとっ ては一日も 早いそ う
いっ た建物をき ちっと整備 していただ きたいとい う要望もた くさんある かと思いま すが、 こ
ども 園の建設に ついて、検 討する組織 の構成、そ して、大体 何人の方が こういった 検討委 員
会と いうのです かね、その 検討をされ るのか、ま た、その協 議内容です ね。そんな んも経 過
報告 ということ もするべき ではないか と思います が、その点 お伺いしま す。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
まず、庁舎 内の関係部 局で組織を します京丹 波町認定こ ども園開 設
準備 委員会の設 置に向け、 現在、取り 組みを進め ております 。委員構成 としては、 教育委 員
会か ら教育次長 、学校教育 課長、そし てまた、町 長部局から は子育て支 援課長、各 保育所長 、
幼稚 園長、また 、総務課長 と10名程 度で組織を することと しておりま す。協議内 容につ い
て は 、 町 長 、 そ し て ま た 、 教 育 委 員 会 に 報 告 を 受 け た 後 、 京 丹 波 町 子 ど も ・子 育 て 審 議 会 に
具体 的に諮問を していきた いと考えて おります。 なお、審議 の内容につ いては、随 時公表 し
てい きたいと、 このように 考えており ます。
以上であり ます。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
10人程度 で協議され るというこ とで、そう いった経過 報告もき ち
っと していただ けるという ことであり ますが、今 、大阪のほ うでしたか ね、認定こ ども園 を
建設 するに当た って、保護 者の方が勝 手に決めん といてくれ と。今まで 行けたとこ ろよりも 、
これ まで10分 で行けたと ころが、も う30分か かるんだと いうような お母さんの 声もあ り
まし た。それを 送り迎えす るのに勤め なければい けないのに 、何で勝手 にそこを決 めてし ま
うん やというよ うな、私は ちょっとニ ュースを見 て、ちらっ と思ったん ですけれど も、や は
り、 そういった 協議の過程 をきっちり と報告をす るというこ とは、保護 者の理解を 得るた め
にも 必要であり ます。ぜひ 、そういっ たことはし ていただく と同時に、 やはり、何 でもそ う
です けれども、 メリットと デメリット はあると思 うんですね 。メリット ばかりがあ るわけ で
-113-
はな いと思うし 、デメリッ トばかりも あるわけで はないと思 いますので 、やはり、 そうい っ
たメ リットやデ メリットも 、こういう ことがあり ますよとい うようなこ ともきちん と示し て
おく べきではな いかと思い ますが、そ の点、お伺 いしたいと 思います。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
認定こども 園を設置し ますメリッ トとしては 、利用する 子どもた ち
の立 場に立って 考えていき たいと思っ ています。 特にメリッ トとしては 、京丹波町 全ての 就
学前 児童に同じ 条件のもと で総合的な 教育、保育 環境を整え ることがで きる。ある いは、 少
子化 が進む中、 対象児童の 枠組みを広 げることで 、必要規模 の集団を保 ちやすい、 あるいは 、
保護 者の就労の 有無にかか わらず利用 が可能なた め、転所等 の必要もな いなど、そ うした メ
リッ トがあるの ではないか と考えてお ります。
なお、児童 福祉法とそ して学校教 育法の異な る法的根拠 のもとで現 在、運用さ れていま す
ので 、それを一 つにした認 定こども園 ということ でもありま すので、そ れぞれ、例 えば保 育
時間 、あるいは 休業期間等 の違いなど 克服すべき 課題は幾つ かあると考 えておりま すが、 十
分時 間をかけて 検討するこ とにより、 就学前児童 にとって、 よりよい認 定こども園 になる よ
う、 関係者とも ども知恵を 集めまして 、取り組ん でいきたい とそのよう に考えてお ります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
5つには、 遠距離通学 へのバス代 の負担につ いて、教育 長にお尋 ね
をし たいと思い ます。
このバス代 の無料化に ついては、 3月議会で も他の議員 がやりまし たし、私も これまで 4
回し てまいりま した。その 都度、これ までの教育 長の答弁は 一貫して、 一定の負担 は願い た
いと のことであ りました。 しかし、こ の3月議会 での松本教 育長の答弁 は、近隣市 町村の 状
況を 見て検討す るとの答弁 でありまし たが、子育 て支援の一 環として、 さらには教 育環境 の
充実 を求める観 点から、遠 距離通学を 強いられて いる児童生 徒のバス代 の保護者負 担をな く
すべ きと考えま すがどうで しょうか。 私が知ると ころでは、 バス代の無 料化、実施 してい る
のは 京丹後市と 亀岡市の東 別院、そし て、南丹市 であります 。検討され た、その結 果をお 伺
いし たいと思い ます。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
ただいま3 月議会での 答弁いただ きましたと 。正確に言 いますと 、
近隣 の状況をよ く把握をし て研究をす るという答 弁をしたか と思ってい るのですが 、現在も 、
ただ いま幾つか 具体例をお 示しいただ きましたが 、近隣市町 村の状況を 把握をして 、引き 続
-114-
き調 査研究をし ていると、 そういう状 況でござい ます。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
私は前向き に捉えまし て、一歩進 みよるかな という思い で質問さ せ
てい ただいたん であります が、そうい った近隣町 の、しては るところの 調査研究を したい と
いう ことであり ますので、 やはり、教 育長もそう いった学校 、教育関係 に精通され たお方 で
あり まして、そ ういった遠 距離通学を 、小学生な んか特に、 これまでは 歩いて行け た所が 統
合に 、これはそ れぞれの行 政の主導の もとで統合 したことで ありますの で、やはり 、遠距 離
通学 を強いられ たというこ とは、やは り保護者に とっては負 担でもあり ますし、子 どもに と
って も負担であ ります。そ れがさらに こういった お金を負担 するという ことは、や っぱり こ
れは 不公平やな いかと思い ます。歩い ていける範 囲やったら お金は発生 しなかった んです よ
ね。 だから、そ の点も、南 丹市なんか でも、この たび統合さ れました。 それを期に 無料化 し
たと いうことや と思うんで す。ぜひ、 そういった こともしっ かりと調査 して、前向 きに検 討
を願 いたいと申 しておきま す。
2点目に安 心・安全な まちづくり について、 町長にお尋 ねをいたし ます。
一つには、 空き家対策 についてで あります。 国において も、倒壊の 恐れがあり 、防災や 治
安へ の懸念があ る空き家の 撤去や有効 利用を促す 特別措置法 が成立をし 、平成27 年度か ら
施行 をされてお ります。平 成27年度 の3月議会 での答弁で は、実施把 握と対策の 体制整 備
に努 めるとのこ とでありま したが、取 り組みの状 況を伺いた いと思いま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
平 成27年5 月の空き家 等対策の推 進に関する 特別措置法 全面施行 に
伴い まして、本 年度、空き 家等の調査 を実施する 予定にして おります。 実施時期と しまし て
は、 夏頃に業務 を発注し、 年度内に空 き家等の調 査及び調査 結果に基づ く台帳作成 をしま し
て、 町内全域の 空き家状況 の把握に努 めてまいり たいと考え ております 。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
本年度、夏 頃から調査 をしたいと いうことで あります。 平成26 年
度時 点でお聞き したときに は、そうい った苦情が 9件寄せら れて、その うち、解体 撤去の 要
望と いうのが4 件ありまし た。これは 住民課長か らの答弁や ったと思う んですけれ ども、 そ
の解 体撤去、や はり、解体 撤去という ことは、私 も知ってい るところで も、本当に これ、 大
きな 台風など来 たら、隣近 所の方には 大変迷惑を かけるんや ないかなと いうのも見 ており ま
すの で、そうい った現場は どうでしょ う。見てお られるのか どうか、お 伺いします 。
-115-
○議 長(野口久 之君)
山 内土木建築 課長。
○土 木建築課長 (山内和浩 君)
町内 でそのよう な苦情とか そういうも のもあると は思うん で
すが 、まず、本 年度は京丹 波町内の空 き家の状況 を、把握で きてない部 分もありま すので 、
把握 させていた だきまして 、今後はそ の結果に基 づきまして 、空き家の 有効活用や 危険空 き
家の 指導等に活 用していき たいと考え ております 。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
調査をする ということ であります 。京丹波町 全域になれ ば、大変 多
くの 空き家の数 ではないか と思います ので、やは り、それぞ れの区長さ んの協力等 も受け な
がら 、各集落の 状況、そし て、やはり きちっと調 査票などを 作成されて 、そこに記 入をす る
など して、町全 体の状況の 把握をする 必要がある かと思うん ですけれど も、その点 はどの よ
うに 考えておる のかお伺い します。
○議 長(野口久 之君)
山 内土木建築 課長。
○土 木建築課長 (山内和浩 君)
本年 度のスケジ ュールにつ きましては 、現地調査 により、 空
き家 と思われる 建物を住宅 地図へ落し まして、調 査の結果を 台帳データ ベースにて 作成い た
しま して、その 結果の内容 を各行政区 の区長さん 等にお知ら せをさせて いただきま して、 確
認を していただ きまして、 最終的にそ れを集計い たしまして 、台帳のほ うを作成し たいと 考
えて おります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
空き家対策 は、先ほど 課長もおっ しゃったよ うに、空き 家の有効 活
用と いうのも大 変重要であ ります。本 町では、空 き家の有効 活用及び定 住促進によ る地域 の
活性 化を図るた めに、空き 家情報バン ク設置要綱 が平成22 年12月に 設置をされ まして 、
5年 経過をいた しました。 この間、空 き家の登録 申し込みは 何件ほどあ ったのか、 お伺い し
たい と思います 。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
空 き家の活用 の面では、 空き家情報 バンク制度 によりまし て、京丹 波
町へ の移住希望 者に空き家 情報を提供 しているわ けですが、 平成27年 度には制度 を通して 、
4件 の成約があ ったところ でございま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
坂 本君。
-116-
○1 番(坂本美 智代君)
今、町長か ら4件とい うことであ りますが、 それが私は 多いか少 な
いか ということ はちょっと 察しできま せんが、や はり、こう いった空き 家を放置し ないと い
うこ とが、危険 な家屋を増 やさないと いうことに なるんでは ないかと思 います。や はり登 録
を促 すための対 策というの は考えてお られるのか 、また、メ リットなど 、登録する ことに よ
って 、こういう ことがメリ ットになる よというよ うなことも 必要ではな いかと思い ますが 、
その 点、お伺い したいと思 います。
○議 長(野口久 之君)
栗 林農林振興 課長。
○農 林振興課長 (栗林英治 君)
空き 家情報バン ク制度につ きましては 、先ほどご ざいまし た
よう に、平成2 2年から要 綱を設けま して、実施 をしておる ところでご ざいます。 現在の と
ころ までで、登 録の累計件 数でござい ますけれど も、39件 登録をいた だいており ます。 そ
のう ち、先ほど 町長の答弁 にもござい ましたよう に、平成2 7年度では 4件、今ま での全 部
で成 約したもの については 8件という ような状況 になってお るところで ございます 。
また、現在 の物件の紹 介件数につ いては13 件というよ うなところ になってお りまして 、
この 制度の周知 につきまし ては、毎年 、実施をさ れておりま す、それぞ れの地区の 区長会 の
ほう で事業の紹 介をさせて いただいて おるところ でございま す。
また、空き家の改修等につきましては、京都府の事業等を活用しまして、「明日のむら
人」 移住促進事 業というも ので、若干 の費用負担 の部分も助 成をさせて いただいて おると い
うよ うなことで 、そういっ た情報も提 供していき ながら、地 域の移住者 の確保にも 努めて ま
いり たいという ことで、今 後も引き続 き、周知徹 底を図りた いと思って おります。
以上でござ います。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
これまでに 8件という ことで、平 成22年度 に設置して からとい う
こと であります 。できるだ け多くの人 口を増やす ためにも、 移住してき ていただく という こ
とを 大変、進め ることは大 事でありま すので、さ らにそうい った登録等 の助言も、 もちろ ん
しな くてはいけ ないと思い ますが、進 めていって いただきた いと、努力 をしていた だきた い
と思 います。
2つには、 空き地の管 理について お伺いした いと思いま す。
この質問に 関しても何 回かお尋ね をして、対 応を求めて まいりまし たが、一向 に改善を さ
れて いないのが 現状であり ます。火災 で民家が類 焼した場合 、誰が責任 をとるのか 、こう い
った ことも聞か れます。故 意に放火す るというか 、たばこを ぽんとほか すことによ って雑 草
火災 、それによ って民家が 類焼すると いうことも 考えられま すので、そ ういったこ ともあ る
-117-
方は 心配をされ ておられま す。そして 、そういっ た雑草が繁 茂すること で死角とな ること か
ら、 防犯面につ いても心配 をされてお ります。持 ち主への指 導はもちろ ん、これま で以上 に
され ておられる かと思いま すが、町と して、何ら かの対策を 講じるべき ではないか と考え ま
すが 、町長、お 考えをお伺 いいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
空 き地の管理 につきまし ては、京丹 波町民の安 全で快適な 生活環境 を
保全 する条例に 基づきまし て、空き地 管理者の義 務として、 繁茂した雑 草、あるい は枯れ草 、
また は投棄され た廃棄物を 除去するな ど、空き地 の周辺の生 活環境を害 さないよう 、適正 に
管理 するよう義 務づけられ ております 。
空き地の近 隣住民から 苦情等があ った場合に は、まず、 文書による 指導を行っ ております 。
場合 によっては 、電話によ る指導や訪 問等により 対応したケ ースもござ います。
今後におい ても、指導 後の履行を 確認させて もらって、 依然として 不履行の場 合は、関 係
各課 及び関係機 関と連携を 図り、根気 強く指導を 重ねてまい ります。
また、懸念 が示されま した、ある いは対策が できている のかという 段ですけれ ど、雑草 火
災が 頻発します 春から初夏 にかけて、 消防団の皆 さんに開発 団地を中心 にパトロー ルを実 施
して いただいて おります。 雑草を燃や している方 を見かけた 場合には、 注意喚起の チラシ 配
布、 あるいは口 頭での注意 など、防火 を呼びかけ ております 。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
坂 本君。
○1 番(坂本美 智代君)
パトロール 等も消防団 の方によっ てされてい るというこ とであり ま
すが 、町として も、町道等 の管理もあ りますし、 パトロール を町職員、 人数的なこ ともあ ろ
うか と思います が、常にパ トロールを していくと いうことも 必要ではな いかと思い ます。
この間、そ ういった苦 情によって 、そして、 指導するこ とによって 解決をした 件数とい う
のを 把握されて おりました ら、お伺い したいと思 います。
○議 長(野口久 之君)
○住 民課長(長 澤
長 澤住民課長 。
誠君)
空き地の 苦情につき ましては、 特に分譲住 宅が多ござ います。 主
に雑 草及び雑木 の繁茂に対 するものが ほとんどで ございまし て、所有者 の実情とい たしま し
ては 、居所不明 の方であり ますとか、 町外に住ん でおられる 方なり、高 齢の方なり 、療養 中
の方 が多いとい うことで、 なかなか自 力による管 理は不可能 でありまし たり、また 、管理 を
委託 するにも経 費がかさむ といった理 由だとは思 うのですが 、なかなか 解決に至ら ないの が
現状 でございま す。
-118-
シルバー人 材センター 等に委託さ れまして、 草刈りであ りますとか 、対応され た空き地 も
ある わけでござ いますが、 いかんせん 相手が雑草 でございま すので、定 期的な管理 をしな い
限り 、また同じ 状況となり まして、抜 本的な対策 を講じない 限りは、最 終的な解決 に至ら な
いわ けでござい ます。
そういった ところから 、何件とい うことで把 握はしてお るのですが 、また生え てきたり す
ると いう繰り返 しでござい まして、一 旦は切って もらう、刈 ってもらう こともある んですが 、
また 、同じ状況 に戻ってし まうという ようなこと で、所有者 には管理責 任をきちっ と果た し
てい ただくよう に粘り強く 指導してい き、また、 相談にも乗 りながら対 応していか なけれ ば
なら ないと考え ております 。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
坂 本君。
○1 番(坂本美 智代君)
これまでか ら、そうい った所有者 に対しても 指導するな り、そして 、
わか っておられ ても、年齢 を重ねてお られて、自 分ですると いうことも 、またお金 も必要 と
いう ことになる ので、頼ん だ場合、そ ういうこと で、なかな か進んでい ないという 、今の 課
長の 答弁であろ うかと思い ます。
しかし、そ こに住んで いる方にと っては、そ うでは、な かなか済ま されません 。この間 も
突然 イノシシが 、朝という か、9時か そのくらい 、歩いてお られたら、 草が生い茂 ったと こ
ろか ら出てきて 、もうびっ くりしまし たと。そう いったこと も、声も聞 いておりま す。
けがをして からでは、 その方にと ってももち ろんそうで すけど、火 事でもそう ですけど 、
そう いったこと も町の責任 として、町 道にはみ出 した草はも ちろんあり ます。狭め ており ま
す、 車道を。そ ういったこ とも町の責 任として、 刈っていく べきである と思います が、そ の
点、 もう一度お 伺いしたい と思います 。
○議 長(野口久 之君)
○住 民課長(長 澤
長 澤住民課長 。
誠君)
今も議員 さんおっし ゃってくだ さいました ように、随 時そうい っ
た状 況を住民の 方なり、通 られた方な り、連絡を 受けて、即 座に現場を 確認して、 対応し て
おる と。町道に つきまして も、土木の ほうと連携 をしながら 、また、府 道であれば 土木事 務
所と 連携をしな がら、そう いった場所 を確認して 、早急に対 応させてい ただいてお るとい う
よう な状況でご ざいます。
民地につき ましては、 状況は確認 できますが 、即座に対 応するとい うのは、所 有者もご ざ
いま すので、先 ほど申した ような状況 ではござい ますが、で きるだけ早 い対応を心 がけて 、
日々 取り組んで おるところ でございま すので、ご 了承願いた いと思いま す。
-119-
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
住んでおら れる方の生 活、そして 安心・安全 を守るため にも、町 の
仕事 として、や はりきちっ と対策を講 じていただ きたいこと を申し上げ ておきます 。
3点目には 、消費税に ついて、町 長の見解を 伺いたいと 思います。
安倍首相は 、来年の4 月から消費 税10%に 引き上げる としており ましたが、 2019年 、
平成 31年10 月の2年半 、再延期す ることとし ました。平 成26年4 月に5%か ら8% に
消費 税を上げた 結果、家計 の消費が落 ち込み、や はり、予想 以上である ことを認め ざるを 得
ませ ん。
消費税8% に引き上げ る際、国民 に消費税増 税分は全て 社会保障に 充てるとし て総選挙 で
宣言 をしました 。しかし、 平成27年 度の消費税 増税分8. 2兆円のう ち、社会保 障の充 実
に充 てられたの はわずか1 .35兆円 で、16% でありまし た。消費税 の引き上げ で潤っ て
いる のは富裕層 や輸出を中 心とした大 企業だけで あり、低所 得者や中小 企業の事業 所など に
とっ ては、消費 税ほど重い 税負担はあ りません。
商店や事業 所の実態調 査を実施す るとともに 、財源を消 費税に頼る のではなく 、大企業 へ
の法 人税を軽減 するなどの 優遇税制は やめさせて 、富裕層に は相応の負 担をさせ、 軍事費 を
減ら すなど、税 金の使い方 を変えるこ とで、財源 をつくるこ とができる わけであり ます。
こういった ことも、や はり消費税 というもの は低所得者 にとって、 一番重い税 金である と
いう ことを私は 、町長は消 費税は賛成 ということ でありまし たが、やは り、そうい った低 所
得者 にとってほ ど重い負担 となってお ります。そ のことを考 えても、国 に対して、 消費税 中
止を 求めるべき であると思 います。そ の2点を商 店や事業所 の実態調査 、それと、 国への 中
止を 求めること のお考えは ないかをお 聞きいたし ます。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
商 店や事業所 の実態調査 を町が独自 に実施し、 分析等を行 うことは 困
難と まず考えて おります。
消費税は社 会保障財源 の安定確保 等に寄与す るものと考 えておりま して、先に そういう 答
弁を したかと思 います。そ うした消費 税ですが、 10%への 引き上げの 時期につき ましては 、
国に おいて、経 済情勢等の 総合的な観 点から適切 に判断され るものと考 えておりま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
商店や事業 所の実態調 査はできな いというこ とでありま すが、な ぜ
でき ないのか、 その理由を お伺いした いのと、や はり、この 消費税は安 定確保であ るとお っ
-120-
しゃ いますが、 先ほど、1 0%先送り にしました 。これを、 もし実施し た場合、試 算をさ れ
てお りまして、 軽減税率を 導入いたし ましても、 年収200 万円以下の 世帯には年 収比6 .
7% が消費税の 負担となり ます。その 一方、1, 500万円 以上の世帯 に対しての 年収比は 、
2. 4%と、こ の差があり ます。低所 得者ほど税 金が大変重 い負担とな っていると いうこ と
であ ります。こ れこそ不公 平税制では ないかと私 は思います が、その点 、先ほどの 2つ、 お
伺い します。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
まず、町 内の商店と 事業所の実 態把握調査 でございま すけれども 、
一定 、軒先とい いますか、 立ち寄りで の調査とい うのは商工 サイドでも 実施をされ ている と
ころ でございま して、どち らかといい ますと、そ ちらの状況 なんかを加 味をすると いった と
ころ にとどめて おりまして 、町として 独自に細か な調査を実 施するとい うことは行 ってい な
い、 行わないこ ととしてお りまして、 一定、そう いった商工 サイドでの 企業の経営 状況とか 、
そう いった部分 からの町内 の事業所の 状況といい ますか、そ ういう部分 は一定把握 は可能 か
とい うふうには 考えており ます。
また、本町 への消費税 の影響とい う部分でご ざいますけ れども、一 定今回消費 税率も先 延
ばし というふう になったわ けでござい ますけれど も、本町に おりてまい ります消費 税分の 引
き上 げの部分、 社会保障財 源となるべ き部分につ きましては 、適切にそ ういった分 野に予 算
の配 分も行いな がら、財源 として活用 をしている ところでご ざいます。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
坂 本君。
実態調査と いうのは、 町独自では 調査しない と。そうい った商工 会
とか 、そういっ たことで把 握をされて いるという ふうに今、 課長はおっ しゃいまし たが、 と
いう ことは、や はり、商工 会に加入さ れている方 は、その中 の状況はわ かるという ことで あ
りま すので、そ のことを町 としてもち ゃんと把握 ができてい るのかどう か。
その点をお 伺いしたい のと、本町 での消費税 の影響は一 応、適切に 活用してい るという こ
とで ありますが 、やはり、 私が一番思 うのは、消 費税に頼っ ているから こういうこ とにな る
んや ないかと思 うんですよ ね。社会保 障とか介護 でも、これ まで消費税 を充てます よ、充 て
ます よと言って いるのに、 やはり充て ていなかっ た。平成2 7年度なん かもそうで ありま す
が、 今回でも先 送りしたと いうことは 、それだけ 家計への消 費が大変厳 しいという ことで 、
みん な切り詰め てきたとい うこともあ りますので 、それだけ 消費税とい うものが不 公平な 税
制で はないかと 、その点も 考えます。
ただいま、 商工会のほ うでちゃん と把握され ているかど うかという のを、町の ほうもき ち
-121-
っと 把握されて いるのかど うか、お伺 いします。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
商工会と は申し上げ ておりませ んで、私ど もの商工観 光課のほ う
も連 絡会議とか 持っており ますので、 そういった ところで一 定、企業の 状況という のは把 握
をし ております ので、実態 というのは 、おおむね 把握ができ ているとい う状況にご ざいます 。
また、消費 税の関係に つきまして は、最終的 には国によ って判断を されている 、一つの 財
源と して判断を されている ところでご ざいますの で、そちら のほうをし っかりと見 定めな が
ら、 対応してい きたいとい うふうに考 えておりま す。
○議 長(野口久 之君)
○1 番(坂本美 智代君)
○議 長(野口久 之君)
坂 本君。
これで一般 質問を終わ ります。
こ れで、坂本 美智代君の 一般質問を 終わります 。
暫時休憩を いたします 。10時5 5分まで。
○議 長(野口久 之君)
休憩
午前10 時45分
再開
午前10 時55分
そ れでは休憩 前に引き続 き会議を続 けます。
次に、東ま さ子君の発 言を許可し ます。
○2 番(東まさ 子君)
そ れでは、平 成28年第 2回定例会 における私 の一般質問 を行います 。
まず最初に 、4月に起 こりました 熊本地震に よりお亡く なりになら れた方々に 哀悼の意 を
ささ げるととも に、被災さ れた方々が 一日も早く 健康回復と 生活再建が 実現される よう、 お
祈り をいたしま す。
質問の第一 は、防災対 策について 伺います。
4月14日 の夜と16 日の未明、 震度7が襲 った熊本地 震は、その 後も大きな 揺れが繰 り
返さ れるという 、過去の震 災にない特 徴によって 、これまで になかった 被害が起き ました 。
耐震 補強をした 建物も強い 揺れが繰り 返される中 で大きな被 害を受けま した。
そこで今後 の防災体制 、施策にお いて、この ような地震 の想定も必 要となりま した。こ の
こと を踏まえて 、本町の防 災体制につ いて、新た に講じるべ き対応など 、留意すべ き点など 、
町と してつかん でおられま したらお伺 いをいたし ます。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
熊 本地震につ きましては 、専門家の 間でもまだ 評価が固ま っており ま
せん 。今後、専 門家による 評価が固ま り、国にお いて耐震基 準などにつ いても見直 される こ
とが あれば対応 していきた いと考えて おります。
-122-
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
災 害対策基本 法は、災害 対策を、予 防対策、直 後の応急対 策、事後 の
復旧 対策として おります。 昨日の質問 でも町管理 の避難所で ある生涯学 習センター 及び旧 須
知小 学校は、耐 震化も含め 、利活用を 考えるとあ りました。 そして、学 校は耐震化 が完了 し
てい るというこ とでありま した。
そこで今、 町長の答弁 にもありま したけれど も、文科省 は学校施設 について、 避難場所 と
して の役割を果 たすことか ら、一般の ビルやマン ションより も1.2倍 程度の強度 の耐震 性
を求 めてきまし た。しかし 、国の耐震 化指針が地 震の発生し にくい地域 では強度を 割り引 く
こと を認めてい るために、 熊本県では 首都圏と比 べて耐震化 の基準が低 く抑えられ ており ま
した 。そのため に、多くの 学校施設が 壊れました 。また、建 物の骨格部 分ではない 天井や 照
明器 具、外壁な ど、非構造 部材の地震 対策が終わ っていない ために、天 井が落下す るなど の
恐れ があり、避 難所として 使用ができ ませんでし た。本町の 状況はどう なっている のか、 お
伺い をいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
川 嶌教育次長 。
○教 育次長(川 嶌勇人君)
学校関係 の耐震補強 は終わりま して、本年 度、非構造 部材につ い
ても 耐震補強の 工事を今、 予算を上げ て、入札執 行中となっ ております 。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
熊 本県では、 そういうふ うに低く耐 震化の強度 の基準が抑 えられて お
った ということ であります が、本町で はどのよう な、そうい うことにな っているの かどうか 、
お伺 いをいたし ます。
避難所とい うことであ るので、あ る町では、 強度を強く していたた めに何とも なかった と
いう ことも報道 されており ましたけれ ども、本町 はどういう ふうに基準 をしている のか、 お
伺い をいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
川 嶌教育次長 。
○教 育次長(川 嶌勇人君)
国の基準 どおりとな っておりま す。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
熊 本では、大 きな地震が 連続する中 で、避難し てきた方は 体育館な ど
の公 共施設の避 難所、自家 用車での車 中泊、路上 での避難生 活、心配し ながら家に 戻った 方
など ありました 。また、水 、電気、ガ スなどのラ イフライン の断絶とい うことや、 避難生 活
-123-
も深 刻な状況が 報道されて おりました 。
支援物資、 避難所の環 境など、ま た、人員体 制など、本 町の避難受 け入れ計画 、特に原 発
のと きには3, 500人と いう受け入 れになって おりますの で、その点 については 、きち ん
と受 け入れ体制 はできてい るのか、お 伺いをいた します。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
本町、あ るいは近辺 で発生する 災害等につ きましては 、町の防 災
計画 によりまし て、土砂災 害でありま すとか、原 子力災害で ありますと か、そうい ったそ れ
ぞれ の災害に対 応し得るよ うに、計画 のほうに位 置づけてお りまして、 その計画に 基づき ま
して 、避難所の 開設であり ますとか、 避難の誘導 であります とか、物資 の関係であ ります と
か、 そういった ものも計画 に基づき対 応すること といたして おります。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
昨 日の森田議 員さんの質 問にもあり ましたけれ ども、避難 生活の状 況
が非 常に改善す べきことが あるという ことが指摘 をされてお ります、今 回の地震で 。段ボ ー
ルの 簡易ベッド の整備など 、雑魚寝の 改善にもな りますので 、積極的に 取り組みを いただ き
たい と私からも お願いして おきます。
また、入院 患者や体の 不自由な高 齢者、障害 者などの自 力避難が困 難な方と避 難行動要 支
援者 の避難計画 や受け入れ 体制につい て、区長や 民生委員さ んの協力を 得て行うと いうこ と
で、 昨日もあり ましたけれ ども、病院 や福祉施設 の避難計画 策定はでき ているのか 。また 、
民生 委員・児童 委員さんや 区長さんな どへの説明 はきちんと できている のか。各人 ごとの 避
難計 画はできて いるのか。 また、要支 援者は何人 おられるの か、お聞き をしておき たいと 思
いま す。
○議 長(野口久 之君)
大 西保健福祉 課長。
○保 健福祉課長 (大西義弘 君)
まず 、民生委員 さんの関係 でございま すけれども 、毎年、 民
生委 員・児童委 員協議会の ほうで統一 をしていた だいており ます。まず 、そういう 警報と か
が出 た場合には 、民生委員 さんのほう に連絡をさ せていただ いたり、ま た、避難準 備情報 等
が発 表された場 合には、民 生委員さん のほうから 声掛け等を していただ くような状 況とな っ
てお ります。
続きまして 、災害時要 援護者のリ ストの関係 でございま すけれども 、町内で、 平成28 年
5月 30日現在 になります けれども、 おおよそ3 ,500人 程度となっ ております 。その う
ち、 こういうリ ストを活用 することに よります同 意をいただ いておる方 が1,55 3名と な
って おります。
-124-
以上でござ います。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
守 秘義務とい うのもあり ますので、 半分くらい の方から同 意を得て い
ると いうことで ありますが 、これは申 請をされる ときに、そ ういう文言 を入れてお いて、 そ
の同 意となって いるのか、 そういう文 言が入って いなかった ために、そ の同意が得 られて い
ない のか、それ はどうなの でしょうか 。
○議 長(野口久 之君)
大 西保健福祉 課長。
○保 健福祉課長 (大西義弘 君)
それ ぞれ申請で 同意をいた だくかとい うことにさ せていた だ
いて おります。 ただし、本 当に大きな 災害が起こ った場合に は、災害対 策基本法に 基づき ま
して 、そういう 同意を得ら れない場合 でも、情報 を提供する ことが可能 な部分もあ ります の
で、 つけ加えさ せていただ きます。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
次 に、土砂災 害警戒区域 、特別警戒 区域の調査 が終了した 時点で、 昨
日も 平成29年 には新しい 防災マップ をつくると いうことで ありました 。水防施設 として 、
マッ プにも載っ ております が、ため池 ですね。町 の観光スポ ットであり ます琴滝の 上流に も
ため 池が2つあ りますけれ ども、これ らの安全性 は確保でき ているかど うか、お聞 きして お
きた いと思いま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
平 成25年度 において京 都府が実施 しましたた め池一斉点 検の結果 に
基づ いて、特に 重要と判断 されたため 池について は、府の詳 細調査の結 果を地元に 伝えて お
りま す。
全国的に整 備事業の実 施は国の予 算確保が厳 しい状況に あるため、 堤高、堤の 高さですが 、
堤の 高さが高く 、下流に住 居、施設等 があるため 池につきま しては、ソ フト事業を 活用し 、
ハザ ードマップ の作成をし 、町からの 防災情報に より事前に 避難できる よう啓発し てまい り
ます 。
一方、整備 事業に係る 財源の確保 については 、京都府や 土地改良事 業団体連合 会など、 関
係機 関とともに 、引き続き 、国に対し て要望して まいりたい と思ってお ります。
また、台風 等の接近に より豪雨が 予想される 場合は、ケ ーブルテレ ビ告知放送 により、 事
前に 貯水位、貯 めている水 の量のこと ですが、を 下げるよう 啓発してい ます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
-125-
○2 番(東まさ 子君)
琴 滝の上のた め池につい ては、民家 があります し、あと縦 貫道も走 っ
てい るというこ とで、安全 性が確保さ れなくては いけないと 思いますが 、町独自の ため池 整
備事 業もありま したので、 なかなか関 係団体の中 で財源をも ってという のは、なか なか困 難
なこ ともありま すので、危 険であると するならば 、そういう 町単独のそ ういう整備 事業を 活
用し てするとも 言っておら れますけれ ど、安全を 確保してい くことが必 要だと思っ ており ま
す。 ということ で、琴滝は 一体どうい うふうに府 の調査では なっていた のか、お聞 きをし て
おき たいと思い ます。
○議 長(野口久 之君)
栗 林農林振興 課長。
○農 林振興課長 (栗林英治 君)
京都 府が実施い たしました ため池調査 におきまし て、本町 で
は防 災重点ため 池というこ とで8カ所 を指定して おるところ でございま す。
詳細な調査 の結果でご ざいますけ れども、た だいまご指 摘がありま した琴滝の 上にあり ま
すた め池、2つ あるわけで ございます けれども、 地震に対す る判定が若 干厳しく判 定をさ れ
てお るところで ございます 。豪雨に対 しましては 大丈夫やと いうような 判断もいた だいて お
ると ころでござ います。
また、琴滝 の周辺のと ころでござ いますけれ ども、京都 府のほうが 治山事業を 実施する と
いう ことで、も う既に治山 ダムが1基 できておる かというよ うに思いま すけれども 、もう 1
基に つきまして は、平成2 9年度に設 置がされる というよう なことで、 京都府のほ うから 情
報を いただいて おるところ でございま す。
いずれにし ましても、 整備事業に つきまして は、地元負 担も発生し てくるとい うような こ
とか ら、国の整 備事業の活 用が一番有 利と考えて おります。 また、地震 に対する対 策につ き
まし ても、国の ほうでも検 討されてお りますけれ ども、なか なか地震に 対する堤体 の工事の 、
これ がよいとい うようなも のがなかな か今現在出 ておらない ような状況 でございま すので 、
今後 、それらの 情報をもと に、地元と の調整を図 りながら整 備をする必 要があると 考えて お
りま す。
以上でござ います。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
次 に、原発問 題でお聞き をいたしま す。
事故が起き たときの避 難計画につ いては、本 町の原子力 災害住民避 難計画では 、5キロ か
ら3 0キロ圏内 の和知地区 の避難先、 これは30 キロ圏外の 町内の各地 区が受け入 れ先と な
って おります。 先ほども言 いましたけ れども、避 難者数は3 ,500人 となってお ります 。
バス の確保など 、また、人 の体制など 、準備はで きているの か、お聞き をします。
-126-
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
大 飯、高浜発 電所におい て原子力災 害が発生し た場合に、 UPZ圏 内
とな る和知地区 の住民は、 丹波、瑞穂 地区への避 難を計画し ているとこ ろでござい ます。 地
区ご とに避難先 を割り当て て、受け入 れできるよ う計画して おります。 今後もこれ らの内 容
を周 知するよう 努めてまい りたいと考 えておりま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
バ スの確保は どうなって いるのか、 きちんとで きているの か、お聞 き
をし ておきたい のと、それ から、原子 力防災計画 では、放射 性物質が放 出された後 でも、 屋
内退 避のままで 空間線量が 500マイ クロシーベ ルトを超え るとようや く避難指示 が出さ れ
ると いうことで あります。 500マイ クロシーベ ルトは住民 被曝限度で あります年 間1ミ リ
シー ベルトにわ ずか2時間 で達成する 数値であり ます。こう したことで は、遅過ぎ るので は
ない かなと思う んですが、 屋内退避で 待っている というのは 。その点、 どう考えて おられ る
か、 お聞きをし ておきたい と思います 。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
まず、バ スの確保で ございます けれども、 町内に町営 バスを保 有
をし ております し、そのほ か、事業所 等のバスも あるわけで ございます けれども、 直ちに 全
ての 住民の方を 一斉に避難 をさせると いうことで はございま せんので、 何回かのピ ストン 運
転に よりまして 、住民を避 難をさせる という方法 によるもの でございま すので、一 定バス に
つき ましても、 現有車両で 対応が可能 というふう に考えてお ります。
また、屋内 退避の関係 でございま すけれども 、まずは屋 内に逃げて いただくと いうのが 第
一段 階としてお ります。そ の後の原発 の状況等に よりまして 、順次、対 応がなされ るもの と
いう ふうに思っ ております ので、必ず しも家の中 にいるのが 危険という ものではご ざいま せ
んの で、そこら 辺につきま しても、国 の判断なり 指示に基づ きまして、 対応をさせ ていた だ
くも のでござい ます。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
屋 内退避で5 00マイク ロシーベル トで指示が 出るという ことですが 、
これ では2時間 でそういう 限度に達す るという数 値であると いうことで 、こうした 避難計 画
では 本当に健康 が危ないと いう、被曝 してしまう ということ になります ので、これ は国の ほ
うで もきちんと 見直すべき ものであり ます。
次に、スク リーニング であります けれども、 これは誰が どこで実施 をされるの か、お聞 き
-127-
をい たします。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
丹 波自然運動 公園におい て実施され ることとな っておりま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
そ したら、和 知から避難 されてきて 、自然公園 まで行かれ て、そこ で
やっ と検査をさ れるという ことになる と思うんで すが、府の ほうではそ ういう計画 になっ て
おり ますけれど も、こうい うことでよ いのか。も っと30キ ロ圏外の近 いところで するべ き
では ないのか。 そういう点 については どうなんで しょうか。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
本町の原 子力防災住 民避難計画 によりまし て、スクリ ーニング に
つき ましては、 京都府なり 日本赤十字 社等が行う こととなっ ております 。また、京 都府の 計
画に おきまして は、丹波自 然運動公園 というふう になってお りますので 、それ以外 につき ま
して は、また実 施場所なり 、実施体制 等、他の施 設等で実施 をするとい う必要が生 じる場 合
は、 別途指示を 受けるとい うふうにな っておりま す。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
福 島原発事故 による被害 の範囲を見 ても、50 キロ圏内の 本町全体 の
避難 計画が必要 ではないか と思います 。国が今年 3月、避難 者受け入れ に係る指針 を出し て
おり ますけれど も、これで も圏外も対 応の必要性 を示してい たのではな いかなと思 うんで す
が、 対応が必要 ではありま せんか。お 聞きをいた します。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
原 子力災害対 策指針にお きまして、 UPZの3 0キロメー トル圏を 一
定の 目安として 計画を策定 することと されていま すが、UP Z外につい ては、事態 の進展 に
応じ て、UPZ と同様に屋 内退避を行 う必要があ るとされて おります。 原子力災害 発生等 に
おけ る避難者の 受け入れに 係る指針に おきまして も、UPZ の30キロ メートル圏 を基本 と
して おります。
原子力規制 庁のUPZ 外の防護対 策の考え方 としまして は、放射性 物質の影響 は放射性 物
質の 放出源から の距離に応 じて減少す るため、放 出源近傍で は、あらか じめ手厚い 原子力 災
害対 策を用意し まして、遠 方の区域で は状況に応 じて弾力的 な対応をと ることがで きる原 子
力災 害対策をと ることが合 理的である とされてお ります。
したがいま して、UP Z外につき ましては、 緊急時モニ タリングに よる測定に より、現 状
-128-
の計 画をもとに 弾力的に対 応すること としており ます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
福 島第一原発 事故では、 47キロ離 れた飯舘村 が高濃度に 汚染をされ 、
いま だに全村避 難指示が解 除されてい ないという 状況であり ます。やっ ぱり完璧な そうい う
避難 計画をつく っておくべ きではない かと思いま す。
兵庫県とか 京丹後か宮 津でしたか 、どこかで そういう計 画をつくっ ておられる ところも あ
りま すので、完 全なそうい う計画につ くり上げる ことが必要 ではないか と思います が、ど う
でし ょうか。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
現在のと ころは国の 指針等に基 づきまして 、本町の防 災計画の ほ
うで 具体的な内 容を策定を していると ころでござ います。今 後、また新 たな状況と いいま す
か、 具体的な方 針とかそう いうものが 出されまし た際には一 定、そうい うのも考慮 に入れ な
がら 再検討をす る必要があ ろうかと考 えておりま す。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
次 にヨウ素剤 の配布につ いてお伺い をいたしま す。
放射性物質 が漏れた場 合、早期の 対応が必要 なのは、放 射性ヨウ素 による甲状 腺の被曝 で
す。 それを避け るために、 ヨウ素剤の 服用は不可 欠でありま す。服用に よる被曝の 阻止効 果
は、 放射線を体 内に取り込 む前か直後 なら93% であります が、取り込 んでからは 24時 間
後に は8%に低 下をいたし ます。早く 確実に服用 できるよう に事前配布 をしておく べきと 考
えま すが、見解 をお聞きい たします。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
3 0キロ圏で は、過酷事 故が起きれ ば屋内退避 し、その後 は空間の 放
射線 量などに応 じて、一時 移転や避難 をします。 安定ヨウ素 剤は甲状腺 がんの発症 を低減 さ
せる 効果があり 、移転や避 難が必要な 緊急時に服 用すること とされてお ります。
住民の皆さ んには原則 として、国 の原子力規 制委員会が 必要性を判 断し、原子 力災害対 策
本部 の指示を受 けて配布す ることとし ております 。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
福 島原発事故 のときのと ころでは、 この配布が きちんとで きなかっ た
とい うことを今 、非常に後 悔している という、そ ういう記事 もあります 。
-129-
職員が手分 けをして運 ぶ計画にな っているの かと思いま すけれども 、今、どこ に保管さ れ
てい て、1カ所 だけなのか 、お聞きを したいのと 、希望する 町民には配 布すべきと 考えま す
が、 どうである か、お聞き をいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
現在、本 町におきま して、安定 ヨウ素剤を 保管をして おります の
は国 保京丹波町 病院でござ います。
保管されて おりますヨ ウ素剤の量 といたしま しては、住 民向けとい うことで7 ,000丸 、
それ から、予備 ということ で、一般観 光客等も想 定をされて おりますの で、そちら のほう に
1万 7,000 丸、それか ら、幼児等 に限りまし ては、粉体 ということ で、これが 500 グ
ラム が1本、本 町のほうに 保管をされ ております 。
また、この 配布につき ましては、 先ほど町長 が答弁をい たしました ように、必 要性が判 断
をさ れた場合に 配布をする ということ で現在のと ころは進め ております 。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
京 丹波町病院 ということ でありまし たが、和知 の病院に保 管されて い
るの か瑞穂であ るのか、お 聞きをして おきたいと 思います。
また、手分 けして運ぶ ということ で、なかな かそれがス ムーズに行 かないとい うことも 、
福島 の経験であ ります。希 望者への配 布は、もう 絶対にだめ なのか、お 聞きをして おきた い
と思 います。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
現在は、 瑞穂にあり ます国保京 丹波町病院 に保管をさ れており ま
す。 以前にもご 質問等があ りまして、 お答えをし たと思うん ですけれど 、今後、よ り身近 な
とこ ろといいま すか、でき ましたら和 知管内、和 知支所での 保管という ものも当然 、検討 を
して おりまして 、その保管 体制とか、 そういった ものを整備 を行った上 で、できる だけ近 い
場所 での保管と いうものに 心がけたい というふう に考えてお ります。
また、先ほ どもありま したように 、一般の希 望者への配 布につきま しては、現 在のところ 、
規準 等に基づき まして保管 をしている ということ になります ので、UP Z圏内の住 民の方 に
限る ということ で予定をし ております 。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
次 に大津地裁 が関西電力 高浜原発3 、4号機の 運転差し止 めの仮処 分
決定 を出しまし た。よって 、稼働中の 3号機も運 転停止とな っておりま す。決定で は、住 民
の請 求を認めた 理由として 、過酷事故 対策などで 危惧する点 があるとい うことと、 また、 事
-130-
故発 生時の住民 避難計画の 不十分さを 指摘してお ります。こ の大津地裁 の仮処分決 定につ い
ての 見解をお聞 きしたいと 思います。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
高 浜原子力発 電所3、4 号機につき ましては、 大津地方裁 判所にお け
る稼 働差し止め 仮処分決定 がなされて おり、現在 、異議申し 立てによる 審議中であ り、司 法
の判 断を注視す るものであ ります。
避難計画に つきまして は、国、京 都府と連携 しながら、 計画の周知 や防災知識 の啓発、 訓
練の 実施などを 通じて、実 効性を高め てまいりた いと考えて おります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
そ れから、原 発事故の際 には、放射 性被曝を避 けるために 、5から 3
0キ ロ圏内は一 定の期間、 屋内退避す ることにな っておりま す。しかし 、今回のよ うに連 続
して 強い地震が 起きて、ラ イフライン が途絶えた 場合、屋内 退避は非現 実的であり ます。 こ
んな 避難計画し かない原発 は動かすべ きではあり ません。
また、テレ ビでは、地 震が起こる たびに原発 の異常はあ りません。 引き続き、 運転して い
ます というテロ ップが流れ ておりまし たけれども 、鉄道や、 また工場な どでは、大 きな地 震
が起 これば、一 旦機械の運 転を停止し て、安全を 確認してか ら再開をさ せます。な のに、 一
番危 険な原発で の対応は、 本当に異常 であります 。
川内原発周 辺には幾つ もの断層帯 が伸びてお ります。も ともと地震 大国日本に 原発が存 在
する ことほど危 険なことは ありません 。大津地裁 の決定は、 国が避難計 画の策定を 自治体 任
せに しているこ とを厳しく 批判してお ります。も ともと、地 震大国の日 本に原発が 存在す る
こと ほど危険な ことはあり ません。廃 止が最大の 安全策であ ります。同 時に、原発 と使用 済
み核 燃料が存在 する限り、 避難計画は 必要であり ます。熊本 地震を踏ま え、国の責 任が一 層
強く 問われてお ります。
ところで、 行政報告で は、町長は 原子力防災 については 、京都府と UPZ圏内 の関係7 市
町で つくる地域 協議会にお いて、原子 力発電所の 安全性やこ れからのエ ネルギー政 策に関し 、
事業 者である関 西電力や国 に対し、住 民の皆さん に理解して いただける 具体的な説 明を求 め
てき たいと述べ られました 。
命、財産を 守るために 、原発ゼロ 、再稼働ス トップを求 めることが 、住民の安 全安心を 確
保す る自治体の 責任と考え ますが、町 長の見解を お伺いいた しておきま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
-131-
○町 長(寺尾豊 爾君)
原 子力に対す る完全なる 安全の担保 は厳しいと 言わざるを 得ず、U P
Z圏 内の地域を 有する本町 としまして は、住民の 安全の確保 が最優先で あると考え ており ま
す。
ただ、この 問題を単体 で判断する のではなく 、エネルギ ー政策全般 の問題であ りまして 、
国政 の場におい て、安全保 障、環境、 経済など複 合的に議論 し、解決す ることが不 可欠で あ
ると も考えてい るところで あります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
エ ネルギー政 策も含めて ということ でありまし たけれども 、安倍内 閣
のも とでのエネ ルギー計画 は、原発を 入れたそう いう計画で ありますの で、このま までは 、
閣議 決定がなく ならない限 り、原発は 再稼働であ ります。容 認でありま す。
開会日の町 長の行政報 告は、素直 に受け取る と事実上再 稼働を容認 されている というふ う
に受 け取りまし た。単体で はだめだと いうことで ありますけ れども、や っぱり、町 民のそ う
いう 立場に立て ば、きちん と再稼働ス トップとい う、原発ゼ ロと言うべ きではあり ませんか 。
改め てお聞きを しておきま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
と おっしゃっ ても、単体 で判断する のではなく 、エネルギ ー政策全 般
の問 題でありま して、国政 の場におい て、安全保 障、環境、 経済など、 複合的に議 論して 、
解決 することが 不可欠であ ると考えて おります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
次 に、縦貫道 についてお 伺いします 。
昨年7月1 8日の京都 縦貫自動車 道の全線開 通に伴い、 住民の方か ら自動車の 騒音被害 を
訴え 、防音壁設 置を求める 陳情書が8 月27日、 議会へ提出 をされまし た。陳情書 は今年 の
3月 議会におい て、全会一 致で趣旨採 択となり、 町長と府の 道路公社へ 送付された ところ で
あり ます。その 後の町と道 路公社の対 応について 伺います。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
京 都縦貫自動 車道の騒音 問題に対す る防音壁の 設置ですけ れど、環 境
基準 を遵守する ことが原則 であります 。測定結果 が基準値以 下である以 上、防音壁 の設置 は
難し いと京都府 道路公社か らも聞いて おります。
町といたし ましても、 何らかの対 策がとれな いか、引き 続き研究し てまいりた いと考え て
-132-
おり ます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
今 も町長の答 弁でもあり ましたが、 基準値以下 の場合は、 府の道路 公
社も 国交省も防 音対策はで きないとし ております 。しかし、 住民の方は 22年間、 鳥の鳴 き
声な ど自然の音 しかなかっ た場所で生 活されてき たのであり 、基準値と 言われても 実態に 合
わな いというこ とで、体に 被害が出て 、営業もで きないと言 っておられ るところで す。
国交省も府 の道路公社 も、私たち 要望に行き ましたけれ ども、話は 聞いている というこ と
で、 対応をどう するか調整 していると いうことで ありました 。何もしな いとは言っ ており ま
せん 。町長も今 、答弁され たとおりで あります。 ですから、 町も強行に 防音対策を 働きか け
てい くべきでは ないかと思 いますが、 どうでしょ うか。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
何 らかの対策 がとれない か、引き続 き研究して まいりたい と考えて お
りま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
日 本共産党の 京都府議会 議員が実態 調査という ことで、朝 の7時頃 か
ら9 時頃まで、 簡易測定器 をもって実 態調査をさ れました。 私も行かせ ていただい ておっ た
ので すが、大型 観光バスが 6台ほど連 なったとき には、最大 の60デシ ベルでした し、一 般
車両 でも50か ら59デシ ベルが計測 されており ました。交 通量は2時 間でおよそ 860 台
であ りました。 住民の方は 車の通過に 合わせて、 絶え間なく 発生する騒 音に苦しん でおら れ
ると いうことで あります。
今回、町に 出していた だいた資料 では、騒音 に対する苦 情が6カ所 から寄せら れたとい う
こと で測定がさ れておりま したけれど も、どこの 地域におい ても、この 対策という のは、 何
も今 現在できて いないのか どうか、お 聞きをして おきたいと 思います。
○議 長(野口久 之君)
山 内土木建築 課長。
○土 木建築課長 (山内和浩 君)
今の ところ、対 策のほうは できており ません。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
何 らかの対応 をというこ とで、町長 には強行に その要請を していた だ
きた いというふ うに思って おりますの で、求めて おきます。
-133-
次に、地方 創生につい て伺います 。
人々が地域 に住み続け られるかど うかは、若 者も高齢者 も安心して 豊かに暮ら していけ る
かど うかにあり ます。今後 、人口が減 少していく 中で、地域 をどう維持 し、発展さ せてい く
のか が地方創生 の大きなポ イントだと 思っており ます。地域 にとって、 本当に必要 なこと に
取り 組み、交付 金を積極的 に活用する ことが大事 であります 。
そこで、地 域活性化を 目的とした 自治体が考 えた施策に 対し、国が 全額支出を する地方 創
生加 速化交付金 の配分につ いて、新聞 報道があり ました。本 町も8,0 00万円の 予算申 請
をし ていたとこ ろですが、 状況はどう であったか 、お伺いを いたします 。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
地 方創生加速 化交付金に つきまして は、鳥イン フルエンザ 発生農場 跡
地の ロケ地活用 を初めとし た計5事業 。事業費ベ ースで8, 094万9 ,000円 となる 計
画書 を国に提出 して、4事 業、6,6 48万1, 000円の 採択をいた だいたとい う状況 に
あり ます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
1 ,500万 円余りだめ だったとい うことであ りますが、 判断はど う
いう ことでだめ だったのか 、お聞きし ておきます 。
○議 長(野口久 之君)
中 尾総務課長 。
○総 務課長(中 尾達也君)
3月の段 階で補正予 算を計上さ せていただ く際にも、 事業の内 容
等は 説明をさせ ていただい たところで ございます けれども、 地域の仕事 創生に重点 が置か れ
てお りまして、 一億総活躍 社会の実現 に向けた緊 急対策に資 する事業と いうことで 、本町 に
おき ましては、 町単独の2 事業、一つ は、鳥イン フルエンザ 発生跡地の 時代劇のロ ケ地化 と
いう ことで、雇 用なり、新 産業が創造 できるとい う事業を計 画をしたと ころでござ います。
また、もう 1点は、和 知力醸成に よるにぎわ いとふるさ と創生とい うことで、 和知駅を 中
心と しました周 遊ルートで ありますと か、そうい ったものの 構築により 、人を呼び 込むと い
うよ うなこと、 また、雇用 の創出を図 るというよ うな観点か ら、事業化 を計画した ところ で
ござ います。
合わせまし て、あと3 つ事業を要 望しており まして、こ れは3点と も京都府さ んを初め 、
近隣 市町と連携 をしました 広域連携の 事業でござ いまして、 それぞれの 事業に必要 な負担 金
等に よりまして 、計画をし ていったと ころでござ います。
これにつき ましては、 本趣旨に沿 う中で、国 のほうで一 定、事前の 協議に始ま り、最終 的
-134-
に国 のほうでそ の必要性が 判断をされ たものでご ざいまして 、この5つ の事業のう ち、一 つ
の事 業につきま しては不採 択という結 果となりま したし、ま た、1事業 につきまし ては、 一
部、 事業の内容 の部分で不 採択という 結果となっ てございま す。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
次 に、福知山 、綾部市、 亀岡市、南 丹市と本町 の広域連携 の取り組 み
であ ります、森 の京都DM O地域活性 化推進事業 について、 DMOを設 立して、事 業を行 っ
てい くというこ とになって おりますが 、目的及び 組織体制に ついてお伺 いをいたし ます。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
森 の京都DM O設立事業 は、京丹波 町のほか、 亀岡市、南 丹市、福 知
山市 、綾部市を 区域として 、京都府と この5市町 の共同事業 として取り 組むもので あります 。
DMOとは 、関係者の 調整のもと 、地域の観 光戦略策定 、観光資源 の管理、品 質向上など 、
観光 による地域 づくり全般 を担う専門 的組織のこ とで、この 組織により 、森の京都 エリア に
おけ る地域資源 のブランド 化、旅行商 品等の開発 、販売など を行いまし て、交流人 口拡大 に
よる 経済効果が 地域全体に 及ぶよう取 り組みを進 めていくこ ととされて います。
運営母体の 設立につい ては、今後 、組織され る設立協議 会等で具体 化されます が、本町 に
おい て、DMO の組織との 連携が想定 される事業 者としては 、旅館とか 農家民泊等 の事業 所
を初 め、商工会 、農協、漁 協、観光協 会や各道の 駅などがあ ると考えて おります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
新 聞でも、府 のもとに海 の京都、森 の京都、お 茶の京都、 かぐや姫 京
都の DMOをつ くることが 計画されて おります。 ばら色に見 えますけれ ども、町全 体の取 り
組み になるのか 、イベント だけで終わ ってしまう のかが大変 重要なとこ ろになりま す。実 施
して 、評価もし ていくとい うことにな りますので 、各自治体 の競争にも ならないか という ふ
うに 思っており ます。これ をしっかり 住民本位で 事業が進ん でいくよう に、これは 意見を 述
べて おきたいと 思います。
次に、バイ オマス産業 都市構想計 画でありま すけれども 、委員会が 設けられて 検討がさ れ
てお りますが、 検討状況に ついてお伺 いします。 また、本委 員会におい て、家庭排 出の生 ご
み、 これについ ても検討し てはどうか と思います けれども、 お考えをお 聞きします 。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
本 町のバイオ マスの利用 の指針とな ります京丹 波町バイオ マス産業 都
市構 想の策定に 向けまして 、昨年11 月から外部 有識者や町 内事業者な どからなり ます、 京
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丹波 町バイオマ ス産業都市 構想策定委 員会で検討 を進めてき ました。こ の委員会で の意見 を
踏ま えながら、 町内に豊富 に存在しま す森林資源 や家畜排せ つ物などの バイオマス をフル 活
用す ることによ りまして、 地域内の資 源と経済が 循環する仕 組みを構築 しまして、 林業、 農
業、 畜産業の活 性化、新産 業や雇用の 創出を目指 して、現在 、具体的な 検討を進め ている と
ころ であります 。
また、生ご み活用につ いては、バ イオマスの 一つとして 、構想の中 で位置づけ ることと し
てお ります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
生 ごみの関係 ですけれど も、衛生管 理組合の塵 かい処理に 係る負担 金
とい うのは、1 年間に1億 4,000 万円余りで あります。 宮崎県の綾 町では、自 然生態 系
農業 を推進して いるという ことで、土 づくりの基 本である有 機肥料の確 保のために 、家畜 ふ
ん尿 処理施設、 家庭から出 される生ご みを堆肥化 する生活雑 廃コンポス ト製造装置 を設置 し
て、 町内で得ら れる有機物 を農地に還 元して、資 源循環を行 うシステム をつくって おります 。
本町でも、 家庭排出の 生ごみの検 討をという ことも含め てしている ということ でありま す
ので 、ぜひとも 、取り組ん でいただき たいという ことを要望 しておきま す。
次に、地域 の活性化、 これには地 場産業が大 きな力を発 揮しており ます。平成 27年度 に
おい て、町が発 注する各課 別、教育委 員会も含め ての公共事 業の町内事 業者への発 注率及 び
落札 率をお伺い をいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
平 成27年度 に競争入札 に付した建 設工事は7 5件で、平 均落札率 は
86 .20%と なっており ます。ホー ムページ上 にも公表し ております 。各課別に 申し上 げ
ます と、土木建 築課が26 件で86. 31%、農 林振興課が 18件で9 0.58% 、水道 課
が1 5件で81 .63%、 その他の課 は残り16 件で85. 36%とな っておりま す。
ちょっとお 答えしてお きますと、 町内事業へ の発注率に つきまして は、75件 中74件 に
つい て町内業者 の参加が可 能でありま したので、 率で申し上 げますと9 8.67% となり ま
した 。また、町 内業者の受 注実績です が、75件 中71件と なりまして 、94.6 7%と な
った ところであ ります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
税 金でありま すので安い ほうがよい という考え もあります けれども 、
-136-
今お 聞きしまし たように、 高い率で町 内発注がさ れておりま す。町外に 発注して税 金が外 に
出て いくよりも 、町内で循 環させる、 そういう視 点が必要と 考えており ましたので 、よい 結
果に なっている なというふ うに思って おります。
次に、それ を踏まえて ですが、こ れから新庁 舎建設であ りましたり 、幼保連携 、認定こ ど
も園 建設などが あります。 そういう町 の財産をつ くっていく 事業であり ますので、 町内の 業
者の 人たちが一 人でも多く 携わるとい うことが求 められてお ります。地 元建設業者 の仕事 確
保と して、また 、発注者と して実効性 のある地元 業者活用を どう進めて いくのか。 入札参 加
要件 にこうした ことを加え てはどうか と思います けれども、 考えをお聞 きしておき たいと 思
いま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
公 契約条例制 定によって 、自治体内 企業の受注 機会の増大 、あるい は
労働 者の労働環 境の確保を 目的とされ ております が、本町で は、町内企 業に対して 、積極 的
な発 注をしてお りますし、 労働者の賃 金水準も含 めた労働環 境確保のた めに、労務 単価の 改
正に も遅滞なく 対応してま いりました 。
公共投資の 減少等に伴 う建設業の 競争激化に よる落札率 の低下は、 建設企業が 疲弊する 状
況も あり、これ まで何度も 最低制限価 格の見直し をするなど 、国に準じ た対応を遅 滞なく 行
って おります。 あえて、本 条例の制定 を実施する 予定は現状 ございませ ん。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
公 契約条例の ことを先に 言っていた だきました ので、つく る予定は な
いと いうことで ありました 。
しかしなが ら、先の篠 塚議員さん の質問にも ありました ように、町 で働いてお られる労 働
者の 皆さんの適 切な賃金の 保障や、ま た労働者の 労働条件の 利益確保と いう点から も、や は
り、 きちんと公 契約条例を つくって、 この役場の 中からそう いう低賃金 で働く人た ちを生 ま
ない ように検討 していくべ きだと思い ますけれど も、その検 討について お聞きをし ておき た
いと 思います。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
先 ほども申し ましたとお り、現状で は制定を実 施する予定 がないと い
うこ とでありま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
-137-
○2 番(東まさ 子君)
次 に、町内の 福祉法人に よる職員募 集の放送が たびたび流 されました 。
総合 戦略では、 福祉介護人 材の確保対 策事業を挙 げて、考え られる戦略 として、助 成制度 を
検討 しておりま すが、具体 策をお聞き しておきた いと思いま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
介 護福祉士等 修学支援制 度など、京 都府におい て制度が設 けられて お
られ るものにつ いては、そ れらを活用 していただ くことを考 えておりま して、現在 のところ 、
助成 制度は予定 しておりま せん。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
一 応、総合戦 略では平成 28年度に そういうこ とを考える というこ と
であ りましたの で、府の事 業の活用も そのうちに 入るのかも わかりませ んけれども 、検討 す
べき であると。 計画に上が っているの で、一定申 し述べてお きます。
次に、後期 高齢者医療 保険料の特 例軽減措置 について伺 います。
2008年 からスター トして8年 が経ちまし た。いろい ろと高齢者 の皆さんの 強い反対 の
声も あって、特 例措置9割 軽減、8. 5割軽減と いう特例軽 減措置が行 われてきま した。 来
年度 からこれが 順番に廃止 されるとい うことであ りますけれ ども、その ことによっ て、ど ん
な影 響があるの か、お尋ね をいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
特 例軽減措置 につきまし ては、今後 、段階的に 縮小される こととな っ
てお り、平成2 9年度から 、原則的に 本則に戻す とともに、 急激な負担 増となる方 につい て
は、 きめ細かな 激変緩和措 置を講ずる こととされ ておりまし て、具体的 な内容につ きまし て
は、 今後、検討 されること となってお ります。
なお、保険 料への影響 は軽減が縮 小されるこ とにより、 現在、軽減 されている 方の負担 が
増え ることにな ります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
現 在、普通の 7割軽減が 9割、ある いは8.5 割というこ とになっ て
おり ますし、ま た、所得割 も68万円 以下の、年 間211万 円以下は5 割軽減がさ れてお り
ます 。また、7 4歳まで夫 に扶養され てきた妻で ありますな らば、9割 軽減がその 2年間 は
5割 軽減という ことになっ ておりまし た。こうい う方の人数 なり、どれ だけ負担が 増えるか 、
具体 的にお聞き しておきた いと思いま す。
-138-
○議 長(野口久 之君)
○住 民課長(長 澤
長 澤住民課長 。
誠君)
本町の平 成27年度 における特 例軽減対象 者、いわゆ る9割、8 .
5割 軽減の方で ございます が、9割軽 減対象者が 666人、 8.5割軽 減対象者が 985 人
で、 合計1,6 51人とな ります。
また、今年 度の均等割 額が4万8 ,220円 でございま すので、例 えば、単身 世帯で9 割
軽減 の方ですと 、4,82 2円となる ところが、 7割軽減と なりますの で、3倍の 年間1 万
4, 466円と なりまして 、9,64 4円の増額 となるとい うことでご ざいます。
また、8. 5割軽減の 方につきま しても、同 様に7,2 33円が同 じく1万4 ,466 円
とな りまして、 7,233 円の増とい うような計 算になると 思います。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
加 入者の声と いうのは、 広域連合で 運営されて おりますた めに、直 接
反映 しにくい状 況にありま す。年金は 減る一方で ありますし 、生活実態 は大変厳し い状況 に
あり ます。
特例軽減措 置廃止は、 制度導入に 当たって国 が恒久措置 としたこと を反故にす るもので あ
りま す。国に対 し、国に国 民への約束 を守るよう に取り組む こと、ある いはまた、 廃止が 強
行さ れたときに は、府民の 暮らし向き 、また生活 実態を直視 して、府独 自で別の手 段でこ れ
を補 うように、 府と町に緩 和策を協議 すべきと考 えます。見 解をお聞き しておきま す。
○議 長(野口久 之君)
○住 民課長(長 澤
長 澤住民課長 。
誠君)
今もご案 内のとおり 、保険料の 特例軽減措 置につきま しては、 後
期高 齢者医療制 度の施行時 、平成20 年4月当時 でございま すが、追加 的な措置と いたし ま
して 導入された ものであり ますが、負 担の公平性 を図る観点 から、75 歳未満の国 保の軽 減
措置 との整合性 を踏まえま して、段階 的に縮小さ れるという ものでござ います。
また、後期 高齢者医療 制度では、 相互扶助の 原則という ことがござ いまして、 全ての被 保
険者 の方に、そ の負担能力 に応じて保 険料をご負 担いただく ことで成り 立っている 制度で ご
ざい ます。
所得が少な い被保険者 の方への配 慮といたし まして、政 令本則の軽 減措置が講 じられて い
ると いうことで ございます し、少子高 齢化に伴う 現役世代人 口の減少、 また、現役 世代1 人
当た りの支援金 、いわゆる 負担が著し く増加する ことになる と、制度の 存続にも影 響を及 ぼ
しか ねないとい うことにな りますし、 また、公費 負担の増加 は財源確保 が問題とな ってま い
りま すので、制 度の趣旨に 十分ご理解 いただきま すよう、よ ろしくお願 い申し上げ たいと 思
いま す。
-139-
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
後 期高齢者医 療について は、75歳 以上の高齢 者ばかりの 医療保険 で
あり まして、7 5歳以上と いいますと 、医療にか かる度合い が高い、そ ういう高齢 者の皆 さ
んで あります。 人口が増え れば、また 医療費が増 えれば増え るほど、保 険料が増え る仕組 み
で、 負担増加、 また医療費 を使うこと を我慢する かという、 そういう二 者択一を迫 るよう な
制度 であります 。そのため に、こうい う特例軽減 もされてき ました。
今、3倍、 あるいは2 倍に保険料 がなるとい うことであ りましたが 、扶養にか かってき た
人な どは、この 軽減措置が 全くなくな るとどのよ うになるの か、お聞き をしておき たいと 思
いま す。
○議 長(野口久 之君)
○住 民課長(長 澤
長 澤住民課長 。
誠君)
特に被用 者保険の被 扶養者に対 する軽減措 置につきま しては、 現
在、 所得割につ いては賦課 しないとい うことにな っておりま して、今後 においても 、この あ
たり 、緩和措置 も予定され ておるとい うことで、 今の時点で は変更ない とは思われ るので す
が、 均等割につ いては、9 割軽減とし ているとこ ろを政令本 則では5割 ということ になり ま
すこ とから、倍 に増えると いうことで ございます ので、主に そのような 方について は軽減 措
置が 今後、考え られるとい うように聞 いておりま す。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
扶 養されてき た方という のは、今ま でやったら 、普通の医 療保険で あ
りま したら、扶 養というこ とでお金が かかってお りませんで したけれど も、75歳 になっ た
途端 に保険料が 要るという ことで、こ れまででし たら2年間 はその9割 軽減がされ ており ま
した が、これは どのように なりますか 。全くなく なるのであ りますか。
○議 長(野口久 之君)
○住 民課長(長 澤
長 澤住民課長 。
誠君)
先ほど町 長の答弁に もありまし たが、詳細 については 、今後、 激
変緩 和措置も含 めまして、 詳細につき ましては、 今後、また 示されると ころであり まして 、
詳し い内容につ きましては 、現時点で は申し上げ ることがで きませんが 、今の段階 では、 本
則に 戻すという ような形に なろうかと 思います。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
東 君。
○2 番(東まさ 子君)
被 扶養者の方 となります と、5割か ら、あるい はまた10 割、丸っ ぽ
払わ なくてはい けないとい うことにな り、本当に 重い負担と なります。 しっかりと 国に申 し
入れ てもらうと ともに、府 の広域連合 がしている のでありま すので、府 のほうでも 、町長 行
-140-
って おられます ので、ぜひ とも、本町 は医療費も 大変少ない 自治体で、 軽減のそう いう措 置
もさ れておりま したので、 よろしくお 願いします 。
○議 長(野口久 之君)
こ れで、東ま さ子君の一 般質問を終 わります。
これより暫 時休憩をい たします。 午後は1時 15分まで といたしま す。
○議 長(野口久 之君)
休憩
午前11 時57分
再開
午後
1 時15分
全 員おそろい でございま すので、休 憩前に引き 続いて会議 を続けた い
と思 います。
次に、北尾 潤君の発言 を許可しま す。
北尾君。
○1 2番(北尾
潤君)
それでは、 平成28年 第2回定例 会、北尾潤 の一般質問 を始めさ せ
てい ただきます 。
4つ質問を いたします 。
一つには、 森の京都に ついて、2 つ目に、京 都トレーニ ングセンタ ーについて 、3つ目 、
防災 について、 4つ目、須 知高校の今 後について 、お伺いい たします。
一つ目、森 の京都につ いて、本年 度は、森の 京都のター ゲットイヤ ーとして、 本町を含 む
6市 町村が府に より指定さ れ、昨年の 京都縦貫自 動車道の全 面開通も手 伝い、本町 の豊か な
森林 の恵み、文 化、魅力を 伝える絶好 の機会であ ります。町 として、ど のようなア ピール を
考え ているのか 、お願いし ます。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
今 年度、確か に森の京都 博が展開さ れていると ころです。 本町にお き
まし ても、森の 京都、いわ ゆる京丹波 の森づくり マスタープ ランに基づ きまして、 豊かな 森
林資 源を持続的 に活用する 循環利用を 初め、人、 そして食、 食べ物です 、暮らし、 文化に ス
ポッ トを当てて 、地域のす ばらしさを 再発見して もらって、 その魅力が 町外の方々 にもし っ
かり と伝えられ るように取 り組んでい きます。
森の京都で は、道の駅 「京丹波
味夢の里」 を玄関口と して位置づ けていただ いており ま
す。 合わせて町 内3つの駅 との連携を 図りながら 、情報発信 の拠点とし ての役割も 担って い
ただ きたいとい うふうに考 えておりま す。
3月には、 長老ヶ岳を 含む一帯が 京都丹波高 原国定公園 として指定 されました 。今後は 、
地元 の取り組み と連携して 、国定公園 にふさわし い環境をつ くっていき たいと考え ており ま
す。
-141-
また、6月 18日には 、京丹波町 産木材をふ んだんに使 った京都ト レーニング センター の
竣工 式がありま す。7月1 6日からオ ープンが予 定されてお ります。こ んなことで 進めて お
りま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 2番(北尾
潤君)
北 尾君。
いろいろと 計画されて いるようで 。ちょっと 僕、2つく らい、こ の
森の 京都関連で これをする んじゃない かなと言わ れていたや つ、その質 問をしたい なと思 う
ので すけれど、 まず、鳥イ ンフルエン ザ跡地のロ ケ地という のは、これ 、京都市内 に映画 村
があ るのですけ れども、太 秦に。ああ いう感じで 、こっち側 に同じよう なものがで きるの か
なと いうふうに 思っている んですけど 、一番の違 いが市街地 でやるのと 、森の京丹 波でや る
のと の違いとい うのは、そ の辺はアピ ールという のは考えて いるのでし ょうか。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
ち ょっと副町 長に主に担 当してもら っているの で、副町長 のほうか ら
お願 いします。
○議 長(野口久 之君)
○副 町長(畠中 源一君)
畠 中副町長。
それでは失 礼いたしま す。
ロケ地でご ざいますが 、このこと につきまし ては、町長 からも再三 ご説明があ るところ で
ござ いますけれ ども、イン フルエンザ 跡地利用の 有効な手だ てとして、 京都府から も提案 が
あっ て、そして 、それを具 体化してい こうという ものでござ います。
これは、映 画会社の事 情というの ですか、非 常に太秦の ところは手 狭になって おりまして 、
映画 の需要にな かなか応え 切れないと いうところ があって、 以前から映 画会社のほ うでい い
とこ ろはないか ということ で、近畿地 域で各地を 物色されて いたようで すが、なか なかマ ッ
チし たところが ないという ところで、 京都府のほ うから提案 があったと ころ、映画 会社が 見
ると 、非常に高 い評価を得 て、最適な 地であろう ということ で今日に至 っておるわ けでご ざ
いま す。
ただし、こ れ、先だっ ても町長の ほうから答 弁がありま したように 、すぐさま 、町のほ う
がお 金をどんど ん入れて、 そうしたセ ットをつく っていくと いうことで はなしに、 あの場 所
を利 用していた だいて、そ して、映画 の撮影の実 績をどんど ん積み重ね ていってい ただく 。
そし て、いろん なセットを 、ストック できるもの はストック していただ いて、最終 的には そ
のよ うな、太秦 のようなも のに、将来 形として、 なれば非常 に夢がある んじゃない だろう か
なと いうところ でございま す。
-142-
一遍にはな かなか行か ないところ がございま すけれども 、ただし映 画地として 最適地で あ
ると いうことは 評価を得て おりますの で、この部 分はしっか りと観光に も、あるい は地域 活
性化 にもマッチ するように 、町として も映画のま ちというこ とで、これ は将来、重 要な観 光
ファ クターとし てPRに努 めていきた いと思って おりますし 、また、あ の地だけじ ゃなしに 、
町内 にも最適な 地がこれか ら発掘され ていくんじ ゃないだろ うかと思い ますときに 、京丹 波
町全 体が一つの ロケ地の最 適地として も考えてい けるような 、こういう 方策も今後 、考え て
いき たいと思っ ております 。
○議 長(野口久 之君)
○1 2番(北尾
潤君)
北 尾君。
京丹波町の 自然を生か したところ で映画の撮 影というの は物すご い
いい と思います し、できた ら、森の京 都としてア ピールして いただきた いなという ふうに 思
いま す。
2つ目なん ですけど、 5月7日、 京都新聞に 、森の京都 に関連する 事業の一環 として、 和
知小 で緑の少年 団が結成さ れたと。式 典が行われ ました。本 町での少年 団結成は初 めてみ た
いな んですけど 、この緑の 少年団の目 的と活動内 容をお願い します。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
今、ご質問 のありまし た緑の少年 団ですが、 ご指摘があ りました よ
うに 、実は京丹 波町内には 緑の少年団 は現在のと ころござい ませんでし た。ちょう ど今年 が
森の 京都のター ゲットイヤ ーというこ とでもあり 、関連して 、全国の緑 の少年団の 全国サ ミ
ット も開催され るというふ うなことを 聞いており ましたので 、森の町を 自認する京 丹波町 と
して は、ぜひと も本町の児 童にそうい う場ででも 活躍してほ しいという 願いも込め まして 、
和知 小学校の5 年生、6年 生を中心に 緑の少年団 を結成をし ていただき ました。
狙いは、森 について、 あるいは森 林について 、体験を含 めて、さま ざまな学び をし、森 林
を守 り育てると 、そういう 意識を涵養 すると。そ ういう目的 でつくられ ているもの であり ま
す。
合わせまし て、教育委 員会として も、和知小 学校に森の 学び推進事 業の指定校 として、 森
林環 境教育のモ デル校にな ってほしい という意味 合いも込め まして、そ ういう視点 も合わ せ
て和 知小学校に 、合わせて そういう指 定もしてお ります。
現在、和知 小学校で計 画をされて いる取り組 み内容とし ては、須知 高校のウィ ードの森 で
の見 学、あるい は、近くに あります林 業大学校、 森林組合の 講師さんを 招いたり、 あるい は
植樹 体験活動を させていた だいたり、 森の学びの 講演会を開 いたり、あ るいは、友 好町で あ
りま す下川町と の相互交流 、こういっ たことが今 、計画をさ れておりま す。
-143-
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 2番(北尾
潤君)
北 尾君。
本町で進ん でいる少子 高齢化とい うのは、日 本の国とし て言われ て
いる 少子高齢化 とは違う要 因が加えら れています 。つまり、 普通、国と して、少子 高齢化 と
いう と、ライフ スタイルの 変化などで 、子どもの 出生率が下 がり、子ど もの人口が 減る、 プ
ラス 、お年寄り が長寿とな り、お年寄 りが増える ということ なのですが 、本町では 、町外 に
出て いった若い 人が帰って こない、本 町から出て いく人が入 ってくる人 より多い、 入って く
る人 がいて、す ごい助かっ ているんで すけど、や っぱり、出 ていく人の ほうが多い という こ
とに なっていま す。
このことで 、僕らが認 めなきゃい けないこと というのは 、京丹波町 より都会の ほうに魅 力
を感 じる若い人 が多いとい うことです 。これは決 して本町よ り都会のほ うが魅力が あると 言
って いるのでは なく、働く 場所、遊ぶ 場所、生活 する場所、 交通網など 、そう思う 若い人 が
多い 、そういう ことです。 僕らが本当 に京丹波町 がよいと思 うなら、そ れをしっか り発信 し
てい かなければ なりません 。
今回、この 森の京都の ターゲット イヤーとし て、本町が 指定された ことを生か し、僕は 都
会に なくて本町 にあるもの として、豊 かな自然の 恵みが最も 大きいと思 います。こ れは、 景
観と してももち ろんですが 、緑や自然 の恵みの大 切さを町外 の人や、ま た町内の若 い人た ち
に知 ってもらう 、再認識し てもらう絶 好のチャン スです。ぜ ひ、有用な ターゲット イヤー に
なる ように取り 組みを期待 します。
そして、も しかしたら 、本来、都 会に憧れて 出ていき、 帰ってこな いかもしれ なかった 子
ども たちが、緑 の少年団で 活動したこ とが体にし み込んで、 自然の恵み のありがた さを再 認
識し て、本町に 帰ってくる ようになっ たらなと思 ったり、ま た、先ほど のロケ地の 件もあ る
んで すけど、映 画の村とし て、自然の 中で映画の ロケ地があ るというこ とで、今ま で食の 京
丹波 として売り 出していた んだけど、 食の京丹波 で映画のロ ケ地という 感じで、何 本も柱 に
なっ ていったら なと思いま すので、取 り組みに期 待します。
それでは、 次の質問に 移ります。
京都トレー ニングセン ターについ て、本年5 月26日、 府立丹波自 然運動公園 を管理す る
公園 協力会と本 町教育委員 会が連携協 定を締結し ました。
連携協定の 目的などの 概要をお願 いします。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
既に新聞等 でも報道さ れましたが 、去る5月 26日に京 丹波町教 育
-144-
委員 会と丹波自 然運動公園 協力会との 間で連携協 定を結ばせ ていただき ました。こ れは、 京
都ト レーニング センターが いよいよ供 用開始され るというこ とを契機に 、教育委員 会とし て
は町 内小学生、 あるいは社 会教育、特 に社会スポ ーツにかか わる方々を 対象にした 体力、 競
技力 の向上、ま たジュニア アスリート の育成、そ して高齢者 向けの健康 寿命の延伸 等に向 け
た取 り組みなど 、京丹波町 の目指す人 づくり、ま ちづくりに 沿った取り 組みを進め たいと い
うこ とで締結を させていた だきました 。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 2番(北尾
潤君)
北 尾君。
今、この協 定の延長線 上にある具 体的に予定 している、 または行 お
うと 考えている 取り組みは ありますか 。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
具体的に計 画等をして おりますの は、中学校 におきまし ては、町 の
重点 種目であり ますホッケ ーを中心に 、トレーニ ングセンタ ーで高度な 指導を受け ること に
よっ てどういう 効果が出る のか。
また、小学 校におきま しては、陸 上競技、特 に駅伝等に ついて同様 に指導を受 けること に
よる 効果の実証 ・検証を行 いたいと考 えておりま す。
また、町の 体育協会、 スポーツ少 年団の活動 においても 同センター の講師等に よります 研
修を 受けたり、 あるいはま た合宿など も計画をし 、幅広く高 度なトレー ニング指導 を受け 、
また 保護者にも スポーツ栄 養学等の機 能も有して おりますの で、こうし た指導を受 けるこ と
によ りまして、 スポーツに 対する意識 ・意欲の向 上を目指し たいと考え ています。
また、高齢 者向けの健 康づくりの ための研究 事業として 、健康寿命 の延伸のた めの取り 組
みを 検討したい と考えてい ます。
それ以外に も、学校教 育の事業に おいて、特 に天文館と いう京都府 内でも特色 のある施 設
もあ りますので 、これらも 活用した天 文教育など でも支援を 受けたいと 考えていま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 2番(北尾
潤君)
北 尾君。
再質問で、 何個か出た らそれ以外 で該当しな い人たちの 何か使え る
よう な取り組み は考えられ ないのだろ うかという 質問を用意 していたの ですけども 、結構 、
スポ ーツ栄養学 とか高齢者 の健康寿命 のところま で言ってい ただいたの で、すごく 安心し ま
した 。
あと、小学 校の陸上な のですけれ ど、やっぱ り京都市内 とかと比べ て、また、 ほかの都 市
-145-
部と 比べて、す ごく優位性 が保たれる なと思いま す。絶対に 広いところ で小学生が 練習す る
とい うのはなか なか難しい なと思うの で、クロス カントリー コースなん かも整備し た上で 、
この トレーニン グセンター で体をしっ かり鍛えて いくという のができる のは、本当 に京丹 波
町が 京都府内で 一番になれ るのではな いかなと。
あと、町の ホッケーな のですけれ ど、最近、 バレーボー ルが大分思 ったよりう まくいか な
くて 、日本代表 なんですけ れどもね。
あと、サッ カーも昨日 負けてしま いました。
やっぱり団 体競技で体 格に劣る日 本人が勝負 していこう と思ったと きに、ホッ ケーのよ う
に超 メジャース ポーツでな いところに 力を入れて いったら、 もしかした らオリンピ ックで い
いと ころまで行 くのではな いかなと思 いながら見 ていました 。その部分 では、ホッ ケーが し
っか りと鍛えら れるという トレーニン グセンター 、すごくい いと思いま すので期待 してい ま
す。
それでは、 3番、防災 についてい きたいと思 います。
熊本地震に おいて、指 定避難所の うち70カ 所が被害を 受け、閉鎖 や一部閉鎖 の措置が と
られ たが、この うちの約9 割は建物本 体の耐震が 問題ではな く、照明な どの非構造 部材の 損
傷が 原因であっ た。
午前中の東 議員の質問 でもあった のですけど 、もう一度 お願いしま す。
本町の避難 所は非構造 部材も含め て安全性が 確保されて いるのか、 お願いしま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
非 構造部材に ついては、 十分な安全 が確保され ているとは 言えない 状
況で あります。
しかしなが ら、震災だ けを考える と、耐震化 の問題で使 えなくなる 可能性があ るわけで す
けれ ど、豪雨災 害など地震 以外のあら ゆる災害を 考えており ますので、 町内に避難 所とし て
使え る施設もた くさんある わけではあ りませんの で、耐震化 ができてい ない施設に ついても 、
その 時々の状況 に応じて活 用していく こととして おります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 2番(北尾
潤君)
北 尾君。
文部科学省 によると、 公立小中学 校の建物本 体の耐震化 は、昨年 度
まで に全国で9 5.6%が 完了をして います。
だけど、非 構造部材に ついては、 自治体の財 政難や耐震 化の理解不 足などから 後回しに な
って いる現状が あります。
-146-
午前中の質 問ですと、 本町の避難 所になって いる体育館 は、非構造 部材につい てもしっ か
りと 耐震化がで きていると 伺って安心 しました。
阪神大震災 では、地震 そのもの以 上に火災が 大きな被害 を出した。 そこで初め て、もち ろ
ん初 めてではな いのですが 、今とは比 べ物になら ないぐらい 地震とそれ が引き起こ す火災 の
被害 について、 国を挙げて 建造物を中 心に真剣に 考え始めま した。
東日本大震 災では、地 震で引き起 こされる津 波と原子力 災害、今ま での観念が 一掃する ぐ
らい の大きな議 論が巻き起 こり、対策 は進められ ています。
僕らは、悲 しいことに 、大きな被 害をこうむ らないとな かなか悪い ことはイメ ージでき ま
せん 。思ってい ても、後回 しにしてし まいます。 しかし、一 度経験した ことは必ず 教訓に し
ない と、それは 天災ではな く人災です 。
本町は、た だ市町村に おいて起き た災害やそ の対策を教 訓にして、 町民の命を 守ってい く
こと が亡くなっ た方を含め 、被災者に 対してでき ることの一 つではない かと思いま す。
小中学校の 非構造部材 も含め、耐 震整備がさ れているこ とを大きく 評価すると ともに、 未
整備 のところは ぜひ早く取 り組んでも らいたいと 思います。
それでは、 須知高校の 今後につい ての質問を いたします 。
本町内唯一 の高等教育 機関である 京都府立須 知高等学校 は、京都府 農牧学校を 前身として 、
14 0年の歴史 を持ち、こ れまでに送 り出した卒 業生は1万 2,926 人に上りま す。そ れ
らの 人材が現在 、町内外か ら本町を支 える大きな 力になって いることは 論を俟ちま せん。
本町にとっ て、須知高 校の存在価 値をお願い します。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
須 知高校は、 京都府の高 等教育機関 であります が、本町に とっても 、
まち づくりや人 材育成の場 であり、な くてはなら ない大切な 機関だと考 えておりま す。
特に、保育 所・幼稚園 から小学校 、中学校ま で町内で育 った子ども たちが、こ の町内に あ
る高 校で学ぶ環 境を将来に わたって継 続していく ことが、ま ちを支える 人づくりに つなが る
と考 えておりま す。幼・保 ・小・中・ 高という継 続した教育 、あるいは 人材育成と いう意 味
から も須知高校 を町全体で 支えていか なければな らないと考 えておりま す。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 2番(北尾
潤君)
北 尾君。
昨年度に、 須知高校の 同窓会、卒 業生の代表 者や本町中 学校の校 長
先生 などを委員 として、4 回にわたり 、「京丹波 町における 須知高校の あり方懇談 会」が 開
催さ れましたが 、どのよう なことが話 し合われた のでしょう か。
-147-
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
「 京丹波町に おける須知 高校のあり 方懇話会」 というもの が確かに 存
在し ています。 その懇話会 では、京丹 波町におけ る須知高校 の位置づけ や、期待す る存続 可
能な 須知高校の あり方、今 後の展望な どについて 、幅広く話 し合われま した。
その中で、 具体的な考 え方として 、一つには 「京丹波町 を担う人づ くりの場」 、二つ目 に
「従 来から取り 組んでいる 食に関する 連携」、三 つには「須 知高校の歴 史はまちの 重要な 資
源で あること」 とまとめら れまして、 意見提言を いただいた ところでご ざいます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 2番(北尾
北 尾君。
潤君)
あり方懇話 会ですね。 今、言い間 違えました 。
3月に開催 された「口 丹地域にお ける府立高 校のあり方 懇話会」で 話し合われ た全体的 な
内容 とその中で 特に須知高 校について 言及された ものはあっ たのか、お 願いします 。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
京 都府教育委 員会からの 出席依頼を 受けまして 、松本教育 長が懇話 会
に出 席しました ので、内容 については 、教育長の ほうから答 弁させてい ただきます 。
○議 長(野口久 之君)
松 本教育長。
○教育長(松本和久君)
今ご質問のありました「口丹地域における府立高校のあり方懇話
会」 は、本年3 月18日、 京都府教育 委員会によ り開催をさ れました。
この懇話会 は、昨年の 8月から9 月にかけま して京都府 教育委員会 において開 催されま し
た「 生徒減少期 における府 立高校のあ り方検討会 議」を受け 、京都府北 部の高校通 学圏ご と
に、 府立高校の あり方やそ の活性化に ついて関係 者から意見 を聞く場と して開催を された も
ので あります。
口丹波地域 における懇 話会は、口 丹通学圏全 ての高校の 校長、小学 校・中学校 の代表、 P
TA の代表、2 市1町教育 委員会の教 育長、北桑 田高校もあ りますので 京都市教育 委員会 の
関係 者、及び管 内の企業関 係者などが 出席をして おりました 。
この懇話会 では、主催 者でありま す府教育委 員会から、 この間の「 生徒減少期 における 府
立高 校のあり方 や活性化策 についての 検討状況」 の説明はご ざいました が、口丹波 地域に お
ける 個々の府立 高校のあり 方に関して 具体的な提 案はござい ませんでし た。
各出席者か らの意見表 明もあり、 私も「京丹 波町におけ る須知高校 のあり方懇 話会」の 提
言の 趣旨に沿い 、須知高校 は、京丹波 町にとって まちを支え る人づくり 、あるいは 食によ る
まち づくりにと って、将来 にわたって 必要不可欠 な高校であ り、存続は もちろんの こと、 さ
-148-
らな る充実を求 める意見を 申し述べま した。
今後の府の 懇話会の進 め方として は、この後 、各高校ご とに会議を 開き、それ ぞれの関 係
者か ら意見を求 め、年度内 に改めて全 体の懇話会 を開く予定 であるとの 説明がござ いました 。
以上であり ます。
○議 長(野口久 之君)
○1 2番(北尾
潤君)
北 尾君。
「口丹地域 における府 立高校のあ り方懇話会 」のもとに なるとい う
か大 切な意見と して、集約 されている のがこの「 生徒減少期 における府 立高校のあ り方検 討
会議 」というこ とですが、 開催された その中で、 生徒減少期 における高 校のあり方 検討状 況
につ いての説明 があったと の答弁があ りました。
高等学校と いうのは、 学校教育法 に基づく府 の教育機関 ですが、各 校の性格・ 特色とい う
のは 、立地して いる地域の 環境や時代 の流れによ って大きく 違いが出て きます。
特に、現在 、少子化と いう教育行 政だけでは どうにもな らない流れ の中におか れている 僕
ら、 中北部の高 校に対して 、府の教育 行政はどの ようなスタ ンスでしょ うか。期待 されて い
る役 割とかは一 定方向性が 定まってい ましたら教 えてくださ い。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
今ご質問の ありました 生徒減少期 における府 立高校のあ り方検討 会
議、 これは昨年 の8月から 9月にかけ まして、3 回にわたっ て検討がな されたもの であり ま
す。
設置された 理由として は、中学校 卒業生の減 少が見込ま れる中、ま ち・ひと・ しごと創 生
を担 うより魅力 のある高校 教育を推進 する観点か ら検討する となってお ります。
特に、少子 化が進行し ております 京都府北部 に設置され ております 府立高校の あり方を 中
心に 検討された ものであり ます。その 際、検討す る上での主 たる観点と してまとめ の中に 出
てお りますのが 、府立高校 と地域との かかわり方 の観点から 、今、一つ は、高校教 育の質 の
確保 、適正規模 等に関する 観点からさ まざまな検 討がされた と。
そして、ま とめの中に 、これらに 関係して載 っておりま す主な意見 をご紹介し ますと、 地
域と の結びつき の観点から は、次のよ うな意見が 記載されて おります。
「つなぐ」 をキーワー ドに、地域 、人、他の 校種などと のつながる 教育。地域 創生、地 域
の人 材育成、地 域活性化の 観点から戦 略を考える 必要がある 。また、地 域を元気に してい く
観点 で、専門学 科のあり方 を考える必 要がある。 高校教育の 質を確保す る、いわゆ る適正 規
模等 の観点から は、質の確 保、維持を する最小規 模として1 学年3学級 を確保する 必要が あ
る。 北部におい て生徒の学 びを保障す る観点から 、通学バス 、寮の整備 、通学費の 軽減な ど
-149-
の仕 組みづくり もあわせて 必要である と。このよ うな意見が まとめの中 に載せられ ており ま
す。
以上であり ます。
○議 長(野口久 之君)
○1 2番(北尾
潤君)
北 尾君。
具体的に、 須知高校に 関してとか は、松本教 育長が発言 されたみ た
いな のですけど 、僕らはよ く耳にする 隣市の府の 高校との統 廃合なんか も耳にする ように な
りま した。
統廃合につ いてですが 、小学校は 学力の向上 はもちろん ですが、周 りに同年代 の友達が い
て、 遊んだり勉 強したりし て学校で一 緒に過ごす 中、同年代 の友達と話 し合ったり 、たま に
はけ んかしたり することで 、相手に自 分の気持ち をどうした らわかって もらえるか や、相 手
と自 分の考え方 にさまざま な違いがあ ることを学 んでいく場 であるとい う一面も物 すごく 大
きい と思います 。
また、行動 範囲がかな り制限され ている年齢 のため、あ る程度の人 数がいない とできな い
スポ ーツがある などの弊害 が幾つもあ ります。
これが、中 学、高校と 進むにつれ て、学校の 役割も変化 していくの で、統廃合 の有無に 関
して の基準や考 え方も違っ てくるよう に思います 。もちろん 高校におい ても、引き 続き周 り
との 人間関係を 小学校のと きよりもよ り高度に学 んでいく場 であること には変わり ないの で
すが 、むしろ社 会に出て個 人として勝 負していけ るようにと 言ったら大 層になりま すが、 生
きて いける知識 や技術など を身につけ させる場と いう性格が 強いとした ときに、少 人数だ か
ら効 率性を重視 して統廃合 とすること は大きな間 違いを犯す 可能性があ るのではな いでし ょ
うか 。
一つ目の町 長答弁であ りましたが 、本町にと って、まち づくりでも 人づくりで も重要な 場
であ るというこ とをしっか りとみんな で共通認識 を持った上 で、これか ら取り組ん でいっ て
いた だきたいな と思います 。
それでは、 須知高校に 対して、町 として考え ている取り 組みはあり ますか。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
本 議会に補正 予算を提案 しておりま すが、将来 のまちを支 える人づ く
りの 場として、 町内にある 須知高校の 教育振興と 総体的な活 性化対策と して、教育 振興対 策
交付 金を創設し 、支援して まいりたい と考えてお ります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
北 尾君。
-150-
○1 2番(北尾
潤君)
それでは、 本町小・中 学校教育の 先に府立須 知高校があ ることが 自
然な ことになる ように、教 育長の立場 から町教育 行政と須知 高校の連携 をどのよう に考え て
いる のでしょう か。
○議 長(野口久 之君)
○教 育長(松本 和久君)
松 本教育長。
須知高校と 町内小学校 、中学校と の連携は、 高校と小中 学校相互 の
学び あいにより 、それぞれ の児童生徒 が学びを豊 かにし、小 学校・中学 校・須知高 校のい ず
れに とりまして も、有益な ものである ということ でこれまで 進めてまい りました。
現在、進め ております 具体的な連 携事例とし ては、本年 で7年目を 迎えます「 環境食育 パ
ート ナー事業」 、これは、 町内の小学 校・中学校 と須知高校 ・京都大学 大学院とが 共同して 、
食や 環境に関す るテーマを 設定し、年 3回程度の 実施計画で 取り組みを 進めており ます。 今
年度 は、和知中 学校が小・ 中学校の学 校として取 り組みます 。「竹の秘 密」をテー マに学 習
する ことになっ ております 。
また、須知 高校の教員 による町内 中学校への 出前授業、 食品科学科 の生徒によ る小学校 で
の食 品加工体験 活動、幼稚 園・保育所 の園児のサ ツマイモの 栽培体験活 動など。ま た、町 内
中学 生が須知高 校を訪問し 、高校の学 習内容など を学ぶ須知 高校セミナ ーの実施な ど幅広 く
取り 組みが進め られており ます。
また、本年 度から新た な事業とし て、須知高 校生と町内 中学生がウ ィードや京 都府農牧 学
校に ついて共同 で学ぶ取り 組みを進め ることにし ております 。
これらの保育所・幼稚園・小中学校・須知高校との連携により、それぞれの学校・幼稚
園・ 保育所の学 びや体験が 豊かなもの になります とともに、 地元の子ど もたちにと って須 知
高校 への親しみ 、あるいは 憧れを抱く 契機になる ことを期待 もしており ます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
○1 2番(北尾
潤君)
北 尾君。
須知高校・ 和知中学・ 京都大学の 三者で「環 境食育パー トナース ク
ール 事業」で竹 やぶの働き や保全につ いて学ぶ「 竹の秘密」 は、5月1 8日の京都 新聞で も
読ま せていただ きました。 昨年が「牛 の秘密」で した。
これ、僕だ けかもしれ ないのです けど、勉強 しろとか覚 えなさいと 言われたら 、全くや る
気が 起きないの ですけど、 秘密と書か れると、何 かわからな いですけど 知りたくな ってし ま
うと いうふうに 、少しいい ネーミング かなと思い ながら見て いました。
僕は小さい ときに、「 何で軽い石 が沈むのに 、鉄の塊の 大きな船が 海に浮かぶ のだろう 」
と不 思議だった り、もちろ ん飛行機も そうなので すが、「テ レビの中に 何で人が入 れるの だ
-151-
ろう 」みたいな ことが不思 議で、気が ついたら理 科系に進ん でいました 。
ひかり小学 校で、「牛 は何で草し か食べない のに、おい しいお肉に なったり牛 乳がつく れ
たり するのだろ う」という 興味を持っ た子が酪農 の道に進ん だり、蒲生 野中学校で その理 屈
を学 んで、須知 高校でそれ を化学式や 数式で説明 できるよう になり、大 学で応用研 究して い
くと なったらす てきだなと 思います。
これに一方 通行のよう に、小学校 から高校、 大学までと いうふうに 言いました けど、今 の
教育 長の答弁で 小学校・中 学校・須知 高校のいず れにも有益 なものと考 えるとあり ました 。
これ が、このい ずれにも有 益、つまり 小学生がい ることで須 知高校生に とっても有 益なと こ
ろが 大事だと思 っています 。
僕も学習塾 の講師を1 0年間させ ていただい たときがあ るのですが 、人に教え るという こ
とは 、中途半端 に理解して るだけだと なかなか難 しいです。 答案用紙に 書くのは簡 単なん で
すけ ど、なぜか と言うと、 全部わかっ ている人が 採点します ので、問題 から答えま で最短 距
離が わかってた ら、その説 明だけすれ ばいいだけ です。でも 、教わるほ うは、それ が最短 距
離だ と理解しな いので、そ の道筋の周 りにあるい ろんなこと を質問して きます。だ から、 問
題と 解答の最短 距離だけで はなく、周 りも知って いないと説 明ができま せん。そう いう部 分
で教 える側と学 ぶ側の一方 通行の取り 組みではな いことはす ばらしいと 思います。 須知高 校
生が 蒲生野中学 生やひかり 小学生に何 か教えよう としたとき に、本当に 問題と解答 の間だ け
教え ようと思っ てもなかな か難しいの で、教える ほうもいろ いろ学ぶこ とになるの だろう な
とい うふうに思 いますので 、本当にす ばらしい取 り組みだと 思います。 この連携事 例に倣 っ
て本 町の保育所 ・幼稚園・ 小学校・中 学校・そし て須知高校 と一本背骨 が通った学 び方と い
うの ができると したら、そ れはこの本 町の規模だ からこそで きるすばら しい取り組 みであ る
と考 えています 。
議員になっ て六、七年 ぐらいなの ですけど、 当初からこ の須知高校 を残そうと 思いなが ら
質問 をしていま した。最初 は、高校が ないような 町は嫌だな というぐら いの感じで 勉強を 始
めた のですけど 、やっぱり 町にとって 高校という のが本当に 必要だと。 一つ目の町 長答弁 で
もあ りましたよ うに、人づ くり、まち づくりには 絶対に必要 だというふ うに今思う ように な
って います。ど うしても必 要だと思う ことを町内 の町民みん なが共有で きているわ けでは な
いと 思うので、 町内の人た ちにもしっ かりアピー ルして、ま た府の教育 委員会にも しっか り
アピ ールして取 り組んでい ってもらい たいなと思 います。
以上、質問 を終わりま す。
○議 長(野口久 之君)
こ れで、北尾
潤君の一 般質問を終 わります。
-152-
次に、山田
均君の発 言を許可し ます。
山田君。
○5 番(山田
山田
均君)
た だいまから 平成28年 第2回京丹 波町定例会 における、 日本共産党 、
均の一般 質問を行い ます。
6月1日に 国会が閉会 をし、安倍 首相は、消 費税10% への引き上 げを2年半 延期する こ
とを 表明しまし た。安倍首 相が何が何 でもやると 言ってきた 来年4月か らの消費税 率の8 %
から 10%への 再引き上げ を延期せざ るを得なく なった最大 の理由は、 3年半にわ たるア ベ
ノミ クスでも一 向に景気が よくならず 、特に、一 昨年4月に 消費税の税 率を5%か ら8% に
引き 上げた結果 、消費の落 ち込みが予 想以上に長 く続いてい るのは、だ れの目から 見ても 明
らか です。勤労 者の実質賃 金は201 5年度まで 5年連続の マイナスで す。
国内総生産 (GDP) の約6割を 占める個人 消費は、消 費税増税後 の14、1 5年度と 2
年連 続マイナス です。首相 も予想外の 落ち込みと 認めざるを 得ません。 安倍首相は 、新し い
判断 で消費税の 増税を延期 するととも に、アベノ ミクスを加 速して、こ の秋には大 胆な経 済
対策 を実行する といいます 。
しかし、大 企業の儲け を増やすだ けのアベノ ミクスを加 速しても、 国民の暮ら しがよく な
り、 消費が回復 する見通し は出てきま せん。貧困 と格差を拡 大するアベ ノミクスの 加速で は
なく 、転換こそ が必要です 。消費税増 税は断念す べきです。
転換を求め る参議院選 挙の日程が 決まりまし た。参議院 選挙は6月 22日公示 、7月1 0
日投 票で行われ ます。今回 の参議院選 挙に向け、 画期的なこ とが起きま した。それ は、全 国
に3 2ある定数 1全ての選 挙区で野党 統一候補が 実現したこ とです。国 政史上初め てのこ と
で、 日本共産党 公認候補も 含めて、野 党統一候補 が実現しま した。戦争 法の廃止と 閣議決 定
の撤 回を求める ことや、国 民の暮らし 第一の政治 実現のため に全力を尽 くす決意で す。
今、雇用が 増えたとい いますが、 増えたのは 非正規雇用 ばかりで、 行先不安、 生活不安 は
一層 広がってい ます。町政 の役割は、 暮らしの不 安が広がっ ている中で 、町民の暮 らしを 守
る防 波堤として の役割があ ります。
こうした視 点から、次 の4点につ いて町長に お尋ねをい たします。
第1点に、 TPP協定 についてお 尋ねをいた します。
TPP参加 国は10月 5日に大筋 合意、11 月5日に暫 定文書を発 表しました 。しかし 、
大筋 合意は決裂 を避けるた めのまやか し合意であ り、暫定文 書は最終文 書ではあり ません 。
10 月に行われ た条文確定 作業は意見 が合わず終 了しません でした。今 後、未決着 な分野 を
解決 した協定文 書の作成と 調印、各国 の国会承認 が残されて います。
-153-
公開された協定概要によれば、TPP協定の発効には交渉参加国のうちGDP合計が8
5% 以上を占め る6カ国の 批准を必要 としており 、アメリカ 60%、日 本18%、 アメリ カ
と日 本が批准し ない限り協 定は発効し ません。ア メリカ大統 領候補のヒ ラリー・ク リント ン
候補 も、TPP 協定に不支 持を表明す るなど、大 筋合意を歓 迎する声は 少数派です 。
安倍首相と マスコミは 、今後の焦 点は国内対 策にあると しています が、TPP はゴール ど
ころ かまだスタ ート地点に すら立って いないと経 済専門誌が 述べていま す。
大筋合意を 受けて政府 が公表した TPPの日 本経済への 影響は、国 内総生産が 3.2兆 円
が1 3.6兆円 と4倍には ね上がり、 農林水産業 の生産減少 額は3兆円 から1,3 00億 円
~2 ,100億 円と20分 の1に圧縮 されました 。TPPは バラ色で、 農林水産業 への影 響
は軽 微だから、 多少の国内 対策で十分 に国会決議 が守られた と強弁して いるのです 。
そこで、町 長にお尋ね をいたしま す。
京都府が5 月19日に 、環太平洋 経済連携協 定(TPP )が批准さ れ発効した 場合、府 内
の農 林水産物の 生産額につ いて発表し ました。最 大で約20 億円、最小 で6億円が 減少す る
との 府独自の影 響調査の結 果を発表し ました。認 定農業者が 目指す経営 体モデル、 所得目 標
おお むね500 億円の農業 所得への影 響も予測発 表されまし た。本町で も農林水産 物への 生
産額 への影響調 査を実施し 、町として の対策を検 討しておく べきと考え ますが、町 長の見 解
を伺 います。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
本 町において も、農業所 得への影響 があると考 えられます ので、京 都
府の 独自影響試 算結果をも とに、国、 府に対し支 援策を要望 するなど、 関係機関と 連携し 、
支援 策を検討し てまいりた いと考えて おります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
実 態に基づい て対応して いただく、 対策をとる ということ が基本だ と
均君)
思い ますので、 特にその点 も強く要望 しておきた いと思いま す。
第2点目に 、農業振興 対策につい てお尋ねを いたします 。
TPPが批 准をされれ ば、政府が 行う一定の 国内対策で も、基本は 関税の撤廃 や関税の 大
幅な 引き下げで 輸入量が増 大すること になります 。輸出も自 由にできる といいます が、一 部
の人 であります 。米の作付 割り当ても 平成30年 度で廃止に なり、誰も が自由に生 産し販 売
でき るといいま すが、結局 は市場経済 主義が一層 推進される ことになり 、米価は3 0キロ で
3, 000円と 言われてい ます。当然 、京野菜の 生産者、畜 産農家など も大きな影 響を受 け
-154-
ます 。農業が基 幹産業であ る本町でも 大きな影響 を受けるこ とは間違い ありません 。
京都は、農 産物の消費 圏であるこ とから、他 府県からの 流入、企業 参入による 安価な輸 入
品の 動向など考 慮に入れる と、大きな 影響を受け ると考えら れます。
京丹波町の 農業の担い 手である認 定農業者は もちろん、 農業法人、 小規模な家 族経営の 農
家も 大きな影響 を受けます 。既に、町 内の大規模 農家では、 米価の低迷 により、米 をつく っ
ても 採算が合わ ないと水稲 の栽培面積 を必要最小 限度まで大 幅に減らし 、米づくり から実 質
的な 撤退をされ る事態も起 こっていま す。そのた め、水田を 返却された 農地所有者 は、既 に
農家 ではなく、 次のつくり 手ができな ければどう することも できません 。つくり手 がなけ れ
ば周 辺部の農地 は荒廃して いくことに なります。 こうした事 態が現在起 こっており ますし 、
農地 中間管理機 構は、つく り手である 受け手の斡 旋はしてく れません。
本町では、 新規就農者 の受け入れ や空き家バ ンク、京力 農場プラン など取り組 んでいま す
が、 周辺部では なかなか展 望が見えて きません。 地域ごとに 農地の条件 、高齢化の 状況、 後
継者 の課題など さまざまで す。集落ご と、地域ご との課題や 対策を明ら かにして取 り組ん で
いく 必要がある と思います が、今後の 対策や取り 組みについ て伺ってお きます。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
地 域の農地や 農業者の現 状とこれか らについて 、地域で話 し合う京 力
農場 プランの策 定は、地域 の抱える問 題等を明確 にし、課題 解決に向け た話し合い が行わ れ
るこ とで集落営 農組織等の 設立や地域 の担い手の 育成あるい は確保、担 い手への農 地集積 が
図ら れることで 農地の保全 につながる ものと考え ております 。
今後におき ましても、 地域の課題 を明らかに することが できる京力 農場プラン の策定に 向
けて 、働きかけ を進めてい きます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
今 、取り組み としては、 京力農場プ ランを基本 に据えて取 り組んで い
均君)
くん だというこ とでござい ますが、中 山間直接支 払制度など や多面的機 能支払制度 を活用 し
て、 獣害防止策 、水路や井 堰の維持管 理など活用 している集 落、こうし た制度が活 用でき な
い集 落も起こっ ておるわけ でございま す。ですか ら、農地も 含めて自分 たちの集落 、維持 ・
継承 をさせてい く。どうさ せていくの かと。こう いう取り組 みが非常に 今大事にな ってい る
とい うように思 います。そ のためには 、今ありま した京力農 場プランを 、例えば中 心にす る
とす れば、具体 的にそれぞ れの集落、 地域、目標 年度を置い て取り組ん で行かなけ れば、 現
時点 では、やは り行政とし ては、待ち の状態であ りますので 、行政とし て働きかけ ていく 、
-155-
計画 を持って進 めていくと いうことが 必要だと思 いますし、 この取り組 みが私は京 丹波町 の
まち づくりにつ ながってい くと考える わけでござ いますが、 町長の考え 方を伺って おきた い
と思 います。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
環 太平洋経済 協力協定の 話を議員さ んがされた ときに、政 府の一つ の
施策 で、京丹波 町は町民の 命、財産を 守る防波堤 になっても らわないと いけないと いう趣 旨
の話 をなさった んですね。 そうやない でしょ。や っぱり、こ れ、政府と 一緒にやれ って、 後
にな って全部言 わはります やん。そう いう政府、 京都府と連 携して、こ の農業、農 村の問 題
を解 決していき たいと考え ております 。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
町 長は、国や 府と力を合 わせろとい うことでご ざいますけ ど、農政 と
均君)
いう のは、猫の 目ではあり ませんが、 ぐるぐる政 策がかわっ ていくとい うことがこ れまで か
ら言 われてきま した。やは りそういう 点では、そ れぞれの町 の実情に合 わした取り 組みが 必
要だ と私は思う のですね。 今、国の考 え方として は、大規模 な企業が参 入して、農 地を集 積
して いくという ことですの で、京丹波 町の場合は 、ご存じの ように、家 族経営が中 心の農 業
をや っておるわ けでござい ますので、 その中で認 定農業者の 皆さん、農 業法人の皆 さんも で
きて やっておる わけでござ いまして、 京丹波町の 全体を見れ ば、大規模 なそういう 人たち だ
けで 全部農地が 耕作できる かと言った ら、できな いわけでご ざいますの で、そうい う中で 、
もち ろん国の制 度の中で、 活用すべき ものは当然 すべきだと 思いますけ ども、町独 自とし て
も対 策を講じて いくという ことが必要 ですし、現 在もそうい う面では独 自のいろん な制度 も
京丹 波町はつく っておるわ けでござい ますので、 そういう意 味で私は申 し上げてお るわけ で
ござ いますので 、やはりそ ういう視点 で取り組ん でいくべき だと思うわ けなのです ね。で す
から 、それぞれ の地域や集 落で、それ ぞれ京丹波 町全体を見 れば、周辺 部へ行けば 、高齢 化
で本 当にどうし ようかとい うことが起 こっていま す。そうい うのを見れ ば、やっぱ り集落 ご
との 、地域ごと の問題点や 課題はそれ ぞれ違うわ けですから 、そういう ものをそれ ぞれ明 ら
かに したり、そ ういう中で 取り組んで いく形だと か方向も違 ってくると 思いますの で、そ れ
が私 は必要では ないかとい うことを申 し上げてお ります。そ ういう面で は、なかな か今の 町
内の 実態を見れ ば、中心に なってやっ ていただい ているとこ ろが前に進 んでおりま すし、 リ
ーダ ーがなかな か生まれな いところは できないと いうことも 現実として も起こって おるわ け
です から、そこ をどのよう に町として 支えたり支 援をしてい くかと。場 合によって は、町 の
-156-
職員 がそこの中 心になって 引っ張って いくという ことも当然 必要だと思 うのですね 。そう い
う意 味で、町の 職員の役割 も非常に大 事だと思う わけでござ います。
集落数は8 5あるわけ でございま して、いた だいており ます職員数 、数字とし ては、2 8
1人 おるわけで ございます 。例えば、 集落を担当 制にすれば 、3人ぐら いが一つの 集落を 担
当し て、いろん な取り組み もできるわ けですから 、やっぱり そういうよ うなことも 含めて 、
今、 まちづくり の一つの位 置づけとし て取り組ん でいく。も ちろん集落 に住んでお る方、 住
んで る地域の農 地も含めて どうしてい くかという こともまち づくりであ りますので 、そう い
う視 点で私は取 り組んでい くべきでは ないかと申 し上げたの で、改めて 町長の見解 を伺っ て
おき ます。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
議 員さんおっ しゃってる ことも理解 はしており ます。午前 中もこう い
う話 をいただく ので、ちょ っと町民の 皆さんに私 の気持ちを 伝えたいと いうことで 答弁す る
ので すけれど、 例えば、縦 貫自動車道 が開通しま して、強く 要望したら いいのでは ないか と
言っ てくれるの ですが、私 、そんな強 く要望した りしません よ。やっぱ り静かにお 願いす る
とい うか、実情 をきちっと 町民の皆さ ん、住民の 皆さんの気 持ちをお伝 えするとい うこと は
しっ かりしてい きたいです 。ちょっと そういう意 味で、政府 とか京都府 を私の立場 で批判 的
に物 申して、う まく行くは ずないとい う話を私の 立場でお答 えさせても らいました 。そう い
う意 味で言うと 、この近く でも、亀岡 みたいに広 い土地だっ たら、これ からも水田 農業が 維
持で きるのかな と思います 。我が町で 本当に米を つくってい て、今後と も採算乗る か乗ら な
いか ということ は、本当に 問題がある とは認識し ております 。やっぱり 京丹波町の 自然環 境
とい うか、農地 を最大限活 用する農業 、そのこと で政府とか 京都府にい ろいろ要望 して、 し
っか りと今おっ しゃってる 言葉で言う と兼業農家 的な、ある いは家内農 業をしてい るとい う
こと をしっかり 守る。そう いう視点だ けは持ち合 わせており ますので、 そのように 答弁し て
おき ます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
私 どもは、強 力とか強固 と言います けども、今 町長が言わ れました よ
均君)
うに 、その中身 というのは 幅が広いわ けで、相手 に説得力あ る説明をし て要望して いくと い
うこ とも、強力 な、強固な 姿勢だと思 いますので 、声を荒げ て言うのが 強力や強固 ではな い
ので 、根拠を持 ってしっか り相手に迫 っていくと いうことも 強力なこと だと思いま すので 、
そう いう意味で 申し上げて おりますの で、理解を していただ きたいと思 います。
-157-
次に、安心 ・安全な農 産物の生産 販売に積極 的に取り組 むことにつ いて、伺っ ておきた い
と思 います。
この問題は 、私、毎議 会で取り上 げておりま すが、必要 性は町長は 認められて おります 。
なか なか目に見 えた形には なっていま せん。前向 きに進める ために、J Aなどでは 、農産 物
を出 荷する場合 に、栽培履 歴の提出が 義務づけら れておるわ けでありま す。道の駅 などへ 出
荷を する農産物 についても 、安心・安 全な農産物 として消費 者に示す一 つの方法と して、 栽
培履 歴が必要で あると考え ております 。京丹波町 の特産など 、町が推奨 する農産物 を指定 を
して 、その作物 の栽培指針 というのを 町技術者会 で作成をし て、町独自 の取り組み をして 、
生産 者を支援し ていくと。 そして、こ の基準をク リアした農 産物に認証 制度など付 加価値 を
つけ ていくと。 こういう取 り組みを進 めていくべ きと思いま すが、町長 の見解を改 めて伺 っ
てお きたいと思 います。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
農 産物の生産 履歴、いわ ゆる栽培履 歴とも言え ると思うの ですが、 安
心・ 安全な農作 物の証明の ため、記帳 すべきもの と考えてお ります。町 独自の認証 制度が ど
のよ うに付加価 値をつける ことができ るか、農業 技術者会議 等で研究し てまいりた いと考 え
てお ります。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
町 技術者会議 で検討する ということ でございま すので、あ わせて今 申
均君)
し上 げましたよ うに、農協 なんかはよ く作物ごと に栽培指針 というのを つくって、 いつ頃 に
植え 付けをする 。どの程度 の肥料をや るとか、防 除をどうす るかという ことも、一 定そう い
うも のをつくっ てきておる 経過もある のですけど 、町として も町技術者 会議でそう いうも の
をつ くって、町 が推奨をす る作物を限 定して、そ して、それ に基づいて 栽培すれば 、認証 は
与え ていくと。 もちろんそ れぞれの、 例えば道の 駅で独自に 認証制度を つくっても いいわ け
でご ざいますけ ども、そう いう取り組 むための町 として支援 をするとい う一つとし て、そ う
いう ものをつく って応援を していくと いうことも 一つでござ いますし、 町が全町的 にそう い
う制 度を設けて やるという のも一つの 方法かと思 いますので 、やはり安 心・安全な 農産物 と
いう ことを京丹 波町にして も大いに売 りにしてい くと。道の 駅が四つも あるわけで ござい ま
すし 、それぞれ の道の駅の よさを発揮 していくと いうことも 大事でござ いますので 、ぜひ そ
うい う前向きな 取り組みを 、もう一歩 進めていた だくという ことを、特 に強く要望 してお き
たい と思います 。
-158-
もう一つは 、安全な農 産物の生産 販売を取り 組んでいく ことの必要 性、誰もが 認めてい る
とこ ろでありま すが、低農 薬や減農薬 など、あわ せて有機栽 培の取り組 みも求めら れると 思
いま す。町とし ても、そう いう点では そういう方 向性を示す などの支援 が必要と考 えるわ け
であ ります。
町長はこれ までそうい う取り組み について支 援をすると 言われてお りますが、 やはり町 と
いう 立場、そう いう場所を つくって、 そしてあと は自主的に 集まった方 々が運営し ていく と
か、 そこまでの 支援を私は もう一歩町 としても進 めるべきで ないかと思 うわけであ りますが 、
その 点について の見解を伺 っておきま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
先 ほど、ご提 案いただい てるように 、生産履歴 をしっかり 生産者に 求
めて 、それを独 自に町が認 証するとか 、あるいは 道の駅が認 証するとか ということ で、付 加
価値 が高まるの ではないか というご提 案、先にい ただいてお ります。そ れを支援し ていき た
いと 思っている のですが、 今度踏み込 んで農業技 術者会議等 で研究して 、実施に向 けて、 研
究す るというこ とは、そう いう段階だ と思うので すけど、そ のように答 弁しており ます。 ど
の道 の駅も見て 立派だなと 思うのが、 私の言葉で 言うと小マ ークと言い ましてね。 京丹波 町
産だ ということ と同時に、 寺尾豊爾と か、畠中源 一とか、氏 素性をきち っと書いて もらっ て
ると 。あのこと が何よりの 信頼に結び つくと思う んです。私 の知識で言 うと、昔、 新堂ミ カ
ンと いうのがあ ってね。そ の中で小マ ーク、個人 の生産者の 名前が入っ ていて、百 貨店で 売
って る新堂マー クとそれ以 外のなんや 言うたら個 人の信頼で すね。田村 ミカンもそ うだっ た
し、 そういうふ うにして京 丹波町では 全国的には なされてる とは思いま すけど、京 丹波町 で
も遅 ればせなが ら小マーク 、個人の名 前がきちっ と記載され てるという こと。生産 履歴の 前
段階 まで来てる と思うので すね。次は 、生産履歴 を道の駅と か町でどう いうふうに 実施す る
かと いう段階に 差しかかっ てるという 認識でおり ます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
ぜ ひそういう 取り組みを 一歩進めて いくという ことを求め ておきた い
均君)
と思 います。
それとあわ せて、有機 栽培という のも安全・ 安心な農産 物の一つで ございます ので、そ れ
もあ わせて取り 組んでいく ということ で要請をし ておきたい と思います 。
次に行きま す。
本町は、農 業振興の上 で獣害防止 対策は最重 要課題とし て位置づけ て取り組ん でおるわ け
-159-
でご ざいます。 農家からは イタチごっ こという声 も出て、こ れで安心と いう声はな かなか 聞
こえ てきません 。獣害対策 は、捕獲と 防止対策の 両面の強化 を図ってい くとしてお りますが 、
被害 が大幅に減 少している 状況にあり ません。
3月議会で は、防止対 策の金網フ ェンスとか 電気柵、ワ イヤーメッ シュなどの 設置費用 の
農家 負担軽減に ついて、多 くの議員か ら質問がさ れました。 農業振興の 最重要課題 として 位
置づ けているこ とからも負 担軽減に取 り組むべき です。国や 府の制度な どの研究な どもして 、
負担 の軽減に積 極的に取り 組む必要が あります。 このことを 強く求めて おくもので あります 。
捕獲対策の 取り組みで は、有害鳥 獣捕獲事業 として、京 丹波町猟友 会と委託契 約を締結 し
てい ます。委託 契約では、 委託料が年 額で200 万円、イノ シシ・シカ などの捕獲 をした 場
合に 支払う報奨 金について も、委託契 約に記載が してありま す。それ以 外に、弾代 などと し
て年 額36万円 と保険料に 対して助成 をするとし ております 。
委託契約書 について伺 うわけであ りますが、 第2条では 、猟友会は 前条に定め る委託金 額
をも って、その 期間中、京 丹波町の依 頼に基づき 委託事業を 履行しなけ ればならな いとな っ
てお ります。報 奨金の支払 いについて 、猟友会が 自主的に判 断している とか、自主 的返納 な
どし ているとい うように説 明もあるわ けでござい ますが、猟 友会の権限 を逸脱して いるの で
はな いかと。委 託契約の内 容から見ま すと、猟友 会の権限で はなく、有 害鳥獣捕獲 事業の 実
施者 である町の 責任で判断 すべきこと であるとい うように思 うわけでご ざいます。 委託契 約
の条 文を見て、 猟友会の判 断で報奨金 の対象外に するなどの 権限を与え ていないと いうよ う
に、 委託契約書 からは思う わけであり ますが、行 政が主体性 を持って駆 除事業に取 り組む と
いう のが基本だ と思うので すけども、 改めて町長 の見解を伺 っておきた いと思いま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
京 丹波町猟友 会との有害 鳥獣捕獲事 業の委託内 容について ですが、 銃
器及 びわなによ る対象鳥獣 の捕獲事業 ということ です。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
私 が申し上げ たのは、委 託契約書の 中身の第2 条の委託事 業の履行 等
均君)
とい う条文につ いてお尋ね をしたので すが、その 中身からす ると、報奨 金の支払う 写真判 定
を猟 友会がして 、支払う支 払わないの 決定をする とか、また 、ウリ坊な どの報奨金 を返上 す
ると いうような 権限という のは、町側 がきちっと その判断を すべきでは ないかと、 この委 託
契約 書の内容か ら見ればと いうのをお 尋ねしたの ですが、改 めてその点 については どうな の
か伺 っておきま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
-160-
○町 長(寺尾豊 爾君)
も ちろん京丹 波町猟友会 と事業委託 契約をして いるわけで すが、そ れ
以外 の権限の委 譲はしてお りませんの で、そのよ うにご理解 いただいた ら結構です 。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
今 、権限委譲 はしていな いというこ となのです が、京丹波 町の猟友 会
均君)
があ りまして、 それぞれ支 部があるわ けなんです ね。支部の 会則には、 有害駆除に 関する 第
7項 というのが ございまし て、捕獲報 酬申請に当 たっては、 次の役員が 審査の上、 庶務会 計
が申 請するとい うように、 ある支部の 規則にはな っていると いう指摘を 聞いておる わけで ご
ざい ますけども 、これから すると、猟 友会の支部 は役員が審 査をすると いうことに なって お
るわ けなのです けども、そ ういう点は きちっと間 違いは間違 いとして訂 正をすべき ではな い
かと 思うのです けども、そ の点をあわ せて伺って おきます。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
今 聞かせても らって、京 丹波町猟友 会があって 、支部があ って、支 部
の内 規というか 規則として はそれで合 ってると思 いますよ。 京丹波町猟 友会にその 支部か ら
申請 されて、そ して京丹波 町に申請さ れるのだか ら、そうい うことを書 いてるよう に私は 読
みま すけど。違 ったらまた 答弁させま すけど。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
改 めて、今、 町長から答 弁をいただ きましたの で、そうい う面で言 う
均君)
と、 そういう申 請はするけ ども、そう いう権限は ないという ことで改め て確認をし ておき た
いと 思いますの で、そうい う点では前 回、前々回 にも申し上 げましたけ ども、ある 方に対 し
て有 害報告書と いうことで もらった。 平成27年 9月18日 付で京丹波 町猟友会瑞 穂支部 な
ので すけれども 、報告をい ただきまし たイノシシ の写真のコ ピーを送り ますと。イ ノシシ の
ウリ 坊は、報奨 金の対象外 となってお ります。提 出いただい た写真は報 告と一緒に 役場の ほ
うへ 提出すると いうことで 、こういう ことも支部 はやっては るわけです ので、これ は、今 、
町長 が言われた ように、町 がすべきこ とだという 点を改めて 申し上げて おきたいと 思いま す
し、 そういうこ とであれば きちっと指 導をして、 町が主体性 を持って進 めるという ことだ と
思い ますので、 その点を強 く申し上げ ておきたい と思います し、当然、 今申し上げ られた よ
うに 、町が責任 あるという ことでござ いますので 、その点も 申し上げて おきたいと 思います 。
次に、委託 契約書では 、イノシシ とシカは報 奨金と合わ せて4,0 00円を処 理費とし て
おり ます。例え ば、シカ・ イノシシを 有害駆除と して捕獲処 理をしたが 、写真が不 鮮明と か
ウリ 坊は自主返 納をして報 奨金の対象 外になった 場合でも、 埋設の処理 は当然必要 なんで す
ね。 埋設処理を 含めて報奨 金の対象外 にするのは 、有害駆除 の趣旨から も逸脱して いると い
-161-
うよ うに思うわ けなので、 例えば写真 判定を町が して、これ はだめとい う場合でも 、埋設 に
対す る費用は当 然払うとい うことにな ると思うの ですけども 、その辺は 猟友会が非 常に権 限
逸脱 しているの ではないか と思うので すけども、 そういうよ うにきちっ と委託契約 書に基 づ
いて 猟友会を指 導したり、 町としてき ちっと対応 するという ことなのか どうか伺っ ておき た
いと 思います。 やはり埋設 の確認です ね。またそ の責任とい うのはどう いう方法で 行なっ て
いる のか、あわ せて伺って おきます。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
済 みません。 担当課長に 答弁させま す。
○議 長(野口久 之君)
栗 林農林振興 課長。
○農 林振興課長 (栗林英治 君)
ただ いまのご質 問でござい ますけれど も、埋設の 処理につ き
まし ては、それ ぞれ捕獲隊 員さんにお 願いをして おるところ でございま す。埋設に 係る処 理
費に つきまして は、先ほど 議員が申さ れましたよ うに、委託 契約書内に 4,000 円と記 載
をさ れておると ころでござ います。埋 設につきま しては、逐 次、町とい たしまして も確認 の
事務 は行ってい ない状況で ございまし て、捕獲隊 員の皆さん に苦慮をし ていただき ながら お
願い をしている ところでご ざいます。
先ほどござ いましたよ うに、埋設 の部分だけ の報奨金の 支払いとい うのは、前 回の議会 の
答弁 でもさせて いただいた と思うので すけども、 捕獲と一体 的に行うも のと考えて おると こ
ろで ございます ので、よろ しくお願い をいたしま す。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
捕 獲と一体で 支払うとい うことにな っておると いうことで ございま す
均君)
けど も、そうす ると、報奨 金の対象外 にされたと 。写真が不 鮮明だとか 、例えばウ リ坊も 訂
正を されました けども、対 象外にしよ うという場 合に、埋設 は相当労力 が要るんで すね。 当
然、 それはそれ で支払うと いうことを 分けて考え るべきでは ないかと思 うので、そ の点も う
一度 伺っておき たいという のと。
町が有害駆 除事業は責 任を持って いるわけで ございます けど、監督 責任は町に あるわけ な
ので すけども、 猟友会へこ の委託契約 以外に何か 権限を委託 しておると いうのはあ るのか ど
うか 、あわせて 伺っておき ます。
○議 長(野口久 之君)
栗 林農林振興 課長。
○農 林振興課長 (栗林英治 君)
先ほ ど、町長の 答弁でもご ざいました けれども、 事業の委 託
は行 っておりま すけれども 、権限の委 譲をしてい ないという ようなこと でございま す。
また、この 委託契約の ほかには中 にも書いて おるのです けれども、 例えばクマ の出没時に 、
-162-
緊急 的に出動に 至っていた だくものに ついては、 また別途、 出動手当の ほうも出し ておる よ
うな 状況でござ いますし、 また町が依 頼したサル の捕獲等に つきまして も、別途、 料金等 を
定め て支払いを させていた だいておる というよう なことにな っておりま す。
今年度から ですけれど も、3月に 猟友会のほ うに一定デ ジタルカメ ラのほうも 貸与をさ せ
てい ただきまし て、平成2 8年度から は町のほう で一括して 写真等の検 査も行うと いうこ と
で、 猟友会に係 る事務的な 部分、また 、二度手間 になる部分 については 省略をして 、事業 を
円滑 にできるよ うな体制を 平成28年 度から組ん でおるとこ ろでござい ます。
また、有害 鳥獣の捕獲 の期間でご ざいますけ れども、従 来までは一 定期間、1 回の許可 を
出し た後に空白 期間があっ たわけでご ざいますけ れども、猟 期までにつ いては、切 れ目な く
有害 の捕獲をし ていただけ るような体 制で、平成 28年度か ら取り組ん でおります 。
以上でござ います。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
次 に、丹波地 域開発株式 会社の問題 についてお 尋ねをしま す。
均君)
丹波地域開 発株式会社 への公的資 金による経 営支援は、 行政として 、今何をす べきか。 考
えら れる具体的 な方策とし て、今後の 展望等も踏 まえ、重要 な事業行政 として守る ための 支
援と いう観点か ら、高度化 資金の平成 25年度末 残高の解消 のため、6 億700万 円を支 援
する として、土 地の時価評 価額で買い 戻し、及び 残る部分は 経営支援目 的として補 助をす る
とし て実施をさ れました。
議会に提出 された丹波 地域開発株 式会社に対 する経営支 援の資料で は、丹波地 域開発株 式
会社 の会社経営 に手を差し 伸べるとい う意味合い ではなく、 町民の日常 生活に欠か せない 、
ある いは地域経 済の活性化 において、 重要な事業 行政として 守るための 支援という 観点か ら
とし て、具体的 な補足が提 案され、4 点が示され ております 。そして、 最後に今後 の展望 と
して 記述をされ ております 。そこには 、町として も知恵を絞 り、新たな 取り組みの 企画、 実
践の 必要性を述 べておりま す。丹波地 域開発株式 会社に対す る経営支援 についてで は、丹 波
地域 開発株式会 社への6億 700万円 の多額の公 的資金投入 、この支援 の必要性を 記述し て
おり ますが、町 民への説明 責任を今後 どう果たし ていくのか 。行政とし て、丹波地 域開発 株
式会 社から何を 求めるのか 。どのよう な報告を求 めるのか。 明確な記述 が何もされ ており ま
せん 。行政とし て、町民に 丹波地域開 発株式会社 の経営状況 を詳細に報 告する責任 がある と
考え ますが、行 政としての 考え方を伺 っておきま す。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
行 政としての ということ で、本来、 私が答弁す るほうがい いのかも わ
-163-
かり ませんけど 、済みませ ん、この質 疑について は副町長を 担当させて ますので、 よろし く
お願 いしたいと 思います。
○議 長(野口久 之君)
○副 町長(畠中 源一君)
畠 中副町長。
それでは、 失礼いたし ます。
今、山田議 員からご質 問ございま した報告等 についてで ございます けれども、 丹波地域 開
発株 式会社の経 営状況に関 する詳細な 報告につき ましては、 昨年の9月 議会の全員 協議会 に
おき まして、会 社の事業報 告書及び決 算報告書な どの関係書 類を資料と して提示さ せてい た
だい て、そして 議会の中で いろいろと 意見をいた だいたとい う経過がご ざいます。 そうい う
とこ ろも踏まえ まして、今 後とも資料 を提示をさ せていただ いてご審議 をいただく という こ
とに していきた いと思って ます。そし て、そのこ とで町民の 皆様への説 明ができる のでは な
いか と認識をい たしており ます。そし て、そうい う経過の中 で、おかげ さまで、ま た後ほ ど
議会 に報告する 中でも明ら かになろう かと思いま すけれども 、当初、縦 貫自動車道 ができ る
こと によって、 二、三割の 落ち込みが あるのでは ないだろう かなと予想 されており ました け
れど も、今では 十二、三% の落ち込み にとどまっ ているとい うようなと ころでござ います 。
これ は、もっと もっと分析 しなければ なりません けれども、 その数字は 町民の皆様 方にな く
ては ならない商 業施設なん だというこ とでも理解 できるので はないだろ うかと思い ます。 そ
うし たことで議 会の皆様方 に説明する 中で、一層 住民の皆様 方にとって なくてはな らない 商
業施 設だという ことをご認 識賜れば非 常にありが たいと思っ ております 。よろしく お願い し
ます 。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
今 、副町長か ら答弁をい ただいたの ですけれど も、出資金 、町が3 億
均君)
30 0万円して おります。 出資比率は 40.51 %ですが、 今回6億7 00万円の 資金投 入
を合 わせると、 10億円と いうことに なるわけで す。出資比 率が50% 以上でない と報告 義
務は ないという ことで、な かなかしっ かりした報 告にはなっ ていないわ けでござい ますけ ど
も、 出資率25 %以上であ れば、住民 の監査請求 の対象にな るわけです 。そういう 面では 、
積極 的に、今も ありました ように、経 営の内容を 詳しく報告 する責任が あるという ように 考
えま す。そうい う立場で当 然今後やっ ていただく ということ だと思うの ですけども 、あわ せ
て伺 っておきた いのは、借 入金がいた だいた資料 の中で出て おりました 。借入金の 返済が テ
ナン トの賃料引 き下げです ね。済みま せん。借入 金というの は、京都府 からの借入 金解消 と
テナ ントの賃料 引き下げで 、毎年四、 五%の増益 が見込める という説明 もあったの ですけ ど
も、 そういうこ とになって いるのかど うかという ことと。
-164-
平成26年 6月20日 作成の経営 改善計画で は、未収金 の回収とし て、3社で 2,10 9
万4 ,000円 ありました 。これは回 収できてい るのか。回 収状況もあ わせて、見 通しも 含
めて お尋ねして おきます。
○議 長(野口久 之君)
○副 町長(畠中 源一君)
畠 中副町長。
確かに、借 入金につき ましては、 非常に多額 の返済を迫 られてお り
まし て、これが 経営圧迫要 因であるこ とは事実で ございます 。平成27 年度、平成 28年 度
が、 返済のピー クになろう と思ってお りまして、 平成29年 度になりま すと、かな りの軽 減
負担 になろうと いう分析を いたしてお るところで ございます 。
また、未収 金につきま しては、未 収先につい ていろいろ と事情はあ りますけれ ども、全 体
的に は未収が回 収できてい る部分がご ざいます。 中には、ち ょっと厳し い部分があ ります け
れど も、今後と も一層努力 をしてまい りたいと思 っておりま す。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
も う一点は、 丹波地域開 発株式会社 に6億70 0万円の公 的資金を 投
均君)
入し たという責 任から行政 として総務 省が通達で 出しており ます第三セ クター等の 経営健 全
化の 推進等に基 づいて、指 針をちゃん と作成しな さいとなっ ておるわけ でございま すけども 、
当然 、町として も責任と義 務があると 思います、 行政として 当然、そう いう立場で やるべ き
だと 思うのです けども、そ の考え方を 伺っておき ます。
○議 長(野口久 之君)
○副 町長(畠中 源一君)
畠 中副町長。
確かに、総 務省からし っかりとし た第三セク ターの経営 健全化に 関
する 指針という のは出てお ります。私 どもは、こ れに基づい て、三セク の指導なり 行政と し
ての 対応をして まいりたい と思います ときに、改 めて町とし ての独自指 針を策定す る考え は
今の ところござ いません。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
○5 番(山田
指 針を策定す る気はない ということ でございま すけども、 やはり、 今
均君)
申し 上げました ように、出 資金と合わ せて10億 円近い金を 投入してい るわけです から、 や
っぱ り総務省が 出しておる ような指針 に基づいて 、しっかり 方針を策定 するという 責任は 私
はあ ると思いま すので、強 くそれは行 うべきだと 、そういう 立場に立つ べきだとい うこと を
強く 申し上げて おきたいと 思います。
最後に、非 核自治体宣 言のことに ついて町長 にお尋ねし ておきます 。
本年も8月 の終戦記念 日が近づい てきまして 、「もう二 度と戦争は しない。」 と、これ が
誰も が一致でき る共通の願 いでありま すが、平成 19年に非 核自治体宣 言を行いま した。 こ
-165-
の立 場から町と しても、町 民の平和を 守る取り組 みの一つと して、大い に取り組ん でいく べ
きだ と思います 。
本年は、ア メリカ大統 領が初めて 広島を訪問 しました。 核兵器のな い世界の実 現に努力 す
るこ とも表明さ れました。
町として、 平和への取 り組みを考 えておられ るのか。考 えるべきだ と思います が、町長 の
見解 を伺ってお きます。
○議 長(野口久 之君)
寺 尾町長。
○町 長(寺尾豊 爾君)
議 員さん、済 みません。 副町長に答 弁を任せて いて、これ だけ理解 し
てお いてほしい のですけど 。
確かに、今 、足したら 3億300 万円と6億 700万円 、会社にお 金を入れて もらって る
んで すね。足す と9億1, 000万円 です。はい 、なります わ。確かに 、10億円 近いこ と
は認 めているの ですけれど 。
ところで、 平成9年、 そして平成 11、2年 にかかって 、京丹波町 の土地を原 価で言っ て
8億 5,000 万円で買っ てもらって るんですね 。そういう 事実がある から、投資 しても ら
って るのではな いかという ふうにも思 うんです。 実際、土地 代というの は、たしか 固定資 産
の左 側に上がっ てますけど 、9億5, 000万円 ぐらい帳簿 価格で計上 してました ね。あ れ
がデ フレでどん どん価値が なくなるも のだから、 早く返せと もいう話も あったし、 これ、 本
当に 9億1,0 00万円、 多額投資を してもらっ てますけれ ど、一方的 に投資を受 けてい る
会社 ではないと いうふうに 私は思って いるという ことだけお 伝えしてお きます。町 民の皆 さ
んに 理解してほ しい。原価 で8億5, 000万円 以上で町の 土地を会社 が引き取っ ていると 。
引き 取っている という表現 はよくない かもしれま せんが、そ ういう構図 になってま すので 、
ちょ っと理解し ておいてく ださいね。
それと、今 質問を受け ました非核 自治体宣言 の町として の話ですが 、永遠の世 界平和の 実
現は 、人類共通 の願いであ り、非核平 和自治体宣 言の町とし て核のない 真の恒久平 和の実 現
を強 く訴える責 務があると 認識してお ります。
非核平和自 治体宣言の 町に沿った 具体的な取 り組みにつ きましては 、懸垂幕の 掲出やケ ー
ブル テレビなど を活用した 取り組みを 実施してお ります。
さらに住民 の方々に非 核・平和を 広く啓発す るために、 他市町村の 取り組みな ども参考 に
しな がら今後も 検討してま いりたいと 考えており ます。
以上です。
○議 長(野口久 之君)
山 田君。
-166-
○5 番(山田
均君)
丹 波地域開発 株式会社の 土地の問題 については 、町長はい つもそう い
うふ うに言われ るのですけ ども、時間 もありませ んので次に 回したいと 思いますけ ど、商 売
から すれば取り 引きですの で、一応そ れで終わっ ているとい うように私 は解釈をす るので す
けも 、その辺は 違うという ことかもし れませんが 、住民から 見れば、普 通の場合だ ったら そ
うい うこともで きるのかと いうことも ありますの で、それは 商売として 成り立って いるの で
はな いかと思う わけなので 、その面だ けは申し上 げておきた いというよ うに思いま す。
以上で、私 の一般質問 を終わりま す。
○議 長(野口久 之君)
こ れで、山田
均君の一 般質問を終 わります。
以上で本日 の議事日程 は全て終了 いたしまし た。よって 本日はこれ をもって散 会します。
次の本会議 は17日に 再開します ので、定刻 までにご参 集ください 。
ご苦労さま でございま した。
散会
午後
2 時42分
-167-
地方 自治法第1 23条第2 項の規定に より、署名 する。
京丹波町議 会
議
長
野
口
久
之
〃
署名議 員
山
下
靖
夫
〃
署名議 員
原
田
寿賀美
-168-