平成25年度 事 業 報 告

平成25年度 事 業 報 告
(自平成 25 年 4 月 1 日
至平成 26 年 3 月 31 日)
1.事業の概要
前年度に引き続き、職業安定機関の指導及び関係団体の協力のもとに、民営職業紹
介事業の適正な事業運営の推進に努めるとともに、調理士の職業能力開発向上のため
の継続事業の整備・強化を図りつつ 「第33回日本料理技能向上全国大会(技能展)」
ほか、「日本料理セミナー」「調理師熟練者講習」及び「実技試験予備講習」等の各
種
講習会を実施したほか、機関誌を毎月発行し、情報の伝達など行なった。
また、食育基本法に基づく国の施策に協力して「食育」啓蒙活動に協力するなど、
「食」に携わる専門職の職業調理士の立場から、調理関係団体と連携協調して食育推
進事業に参画した。
2.民営職業紹介事業の適正な事業運営の推進
(1) 近代化運営のための情報の伝達
職業紹介事業の労働力需給調整システムにおける役割の重要性に鑑み、前年度に
引き続き、公益社団法人全国民営職業紹介事業協会(以下「民紹協」という。)と
緊密に連携し、調理士紹介事業の近代化、合理化にかかる情報の交換等を行うほか、
行政機関から通知のあった関連情報を調理士紹介所に提供した。
また、全国の民営職業紹介事業者の意思疎通を図り、情報伝達を密にするための
民紹協主催の会議に出席し、民営職業紹介事業運営の健全化・適正化に努めた。
(2) 調理士紹介所における職業紹介の円滑化推進
雇用情勢の現況に鑑み、一層の官民連携が図られており、当協会としても、しご
とを探す者に対し、インターネットを活用して調理士紹介所など民間の職業紹介業
者、ハローワーク等の参加機関が保有する求人情報を検索し、それぞれの機関にア
クセスしやすくすることによって、仕事探しを支援する仕組みの「しごと情報ネッ
ト」関連機関として、一定の役割を担っているところであるが、さらにパソコン及
び携帯などからウェブサイトを通じて調理士紹介所又は「しごと情報ネット」への
アクセスにより求人・求職のニーズに応えるとともに、調理士紹介所における職業
紹介事業の拡大と円滑化に努めた。
3.調理士の職業能力開発向上のための諸活動
(1) 第33回日本料理技能向上全国大会(技能展)の開催
伝統ある日本料理の調理技術の伝承・発展と調理士(師)の職業能力開発向上、
地域の特産を活かした食材料の有効活用による観光事業及び外食産業の発展・振興
に寄与するため実施している「日本料理技能向上全国大会(技能展)」の第33回
大会を厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省(観光庁)、文部科学省
(文化庁)、東京都及び中央職業能力開発協会の後援、(公社)民紹協、(社)調理技
術技能センターほか料理、飲食、旅館、技能士、調理師養成施設等の調理関連11
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団体の実施協力、キッコーマン食品(株)、(株)職業調理士センターの協賛により、
次のとおり実施した。
◇ 日
時
平成25年9月25日(水)
◇ 場
所
東京都千代田区九段北
◇ 内
容
「自由出展」「郷土料理」「技能コンクール」のほか、「招待出展」
アルカディア市ヶ谷 私学会館
「参考出展」など料理出展計104名(127小間)。
「調理関連器具材料展」計4社(4小間)。
優秀な料理作品に対して、厚生労働、農林水産、文部科学、経済産業、国土交通
の各省大臣賞ほか、東京都知事賞、厚生労働省職業能力開発局長賞、中央職業能力
開発協会他協力団体長賞などの各賞を授与して、職業調理師(士)の技能向上と資
質のかん養に努めた。
(2)「日本料理セミナー」の開催
日本料理の普及及び調理技術技能者に対する職業訓練の一環として、日本料理の
高度な調理技術と新素材の利用方法及び現代風料理の開発研究など、職業調理師
(士)として時代の変革とニーズに対応するための「日本料理セミナー」を計10回、
受講者延べ477名(内会員外180名)で実施した。
(3) 月刊誌を通じての調理技能向上及び各種情報の伝達
職業調理師(士)として調理技能の啓発及び知識向上のため、月刊「料理四季報」
の編集及び取材を行い、日本料理の調理技術指導、食文化・食生活に関する情報提
供並びに民営職業紹介事業や調理関係業界の動向を伝達するとともに、機関誌とし
て会員相互の意志の疎通を図った。なお、25年度の発行部数は、41,666部
となっている。
4.職業調理士の技術技能及び地位確立のための諸活動
(1)「調理技術技能評価試験(国家検定)」制度の周知徹底と受験勧奨及び「調理師
熟練者講習」の実施
調理師(士)の技術・技能を一定の基準に基づいて審査・検定を行い、これを公
証することにより調理師(士)の技術技能並びに地位の向上を図ることを目的とし
て、昭和57年度から(社)調理技術技能センター(厚生労働省主管、本協会等正会
員8団体・賛助会員7団体加盟)が実施している「調理技術審査技能検定試験(評
価試験)」の周知徹底を図るとともに、実技・学科両試験のうち学科試験が免除に
なる「調理師熟練者講習」の実施を促進し、各方面に対して受験を勧奨した。
この結果、年度内で日本料理部門を含む各部門の受験者を対象に東京都、京都府
及び香川県で各1回実施し、延べ87名が受講した。
また、評価試験の実技試験予備講習会を東京都で実施し、受験予定者23名が日
本料理調理作業を受講した。この実技試験予備講習により、受講修了者の実技試験
合格率は今年度も極めて高い成果を収めた。
(2) 各種顕彰等に対する支援活動
優れた調理技術技能により後進の指導育成に貢献した者又は職業紹介功労及び
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調理士紹介所登録の優良求職者等に贈られる大臣・局長及び都道府県知事表彰受賞
のほか、叙勲・褒章受章のための支援活動を行った。25年度は、卓越技能者表彰
1名、厚生労働大臣賞12名、職業安定局長賞7名、東京都知事賞8名がそれぞれ
受賞したほか、関係団体、養成施設などが実施する各種イベントでの優秀作品、成
績優秀者に会長表彰を授与した(16件)。また、25年度は、調理師法施行55
周年記念大会により大会会長賞を20名が受賞した。
5.食育基本法に基づく「食育」の推進活動
わが国の急激な社会環境の変化に伴って発生している伝統的食文化や食習慣の喪
失、食の安心・安全への信頼性の低下など、食生活に関わる諸問題解決のため広範
な取り組みを目指す「食育基本法」に基づき、行政府庁が推進している食育啓蒙活
動に協力するため、(社)調理技術技能センターの会員団体として、「食育推進全国
大会」への協力、「食育推進講座」の受講啓蒙など行った。
6.関係団体との連携強化
(社)日本能率協会、(社)国際観光旅館連盟、(社)日本観光旅館連盟、(社)国際観
光日本レストラン協会等主催、厚労省、農水省、外務省、国交省ほか後援の「国際
食品・飲料展はじめ「国際ホテル・レストラン・ショー」「厨房設備機器展」に協
賛したほか、調理業界他団体が主催する「全国日本料理コンクール」「全調協食育
フェスタ」や、各地調理師会主催の日本料理の伝承及び調理師(士)の職業能力開
発のための調理技術技能大会、料理コンクール等に協賛し、調理関係諸団体との連
携を密にして交流を深めるとともに、調理師(士)の技術技能向上及び食文化の発展
に努めた。
7.組織の強化拡充
組織の維持強化は、事業活動の基盤ともなる最重要課題ととらえ、常に組織の強
化拡充に努めているところであるが、年度内加入支部は4支部、退会支部が2支部、
年会費未納により資格喪失した支部が8支部であった。
今後も協会の事業活動に対する各位のご理解とご協力をお願いするとともに、会
員増加による組織の強化拡充に一層のご支援ご協力をお願いすることとしている。8.
会議の開催状況
(1)理事会(5回)4月24日、5月14日、9月19日、12月25日、2月2
1日
(2)総会(2回)5月28日、3月18日
(3)業界内理事会(1回)3月11日
(4)執行理事会議(12回)
9.公益法人関係
(1)公益社団法人として登記完了(平成25年4月1日)
(2)26年度に係る事業計画書等を内閣総理大臣に提出(平成26年3月3日)
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