大 大阪 阪の の福 福祉 祉犯 犯と と児 児童 童虐 虐待 待の の概 概要 要 ( 平 成 25年 中 ) 大阪府警察本部 目 次 大阪の福祉犯及び児童虐待事案の概要・・・・・・・・・・・・・・・1 1 少年の犯罪被害等の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 (1) 福 祉 犯 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 ア 検挙状況 イ 福祉犯の被害児童の保護状況 (2) 児 童 虐 待 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 2 主な事件検挙事例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 (1) 福 祉 犯 事 件 (2) 児 童 虐 待 事 件 この資料に使用した用語の説明 ○ 少年・・・・ 20 歳 未 満 の 者 を い う 。( 少 年 法 第 2 条 第 1 項 ) ○ 福祉犯・・・ 児童に淫行させる行為のように、少年の心身に有害な 影響を与え、少年の福祉を害する犯罪をいう。 ○ 児童虐待・・ 保 護 者 が 、 そ の 監 護 す る 児 童 (18 歳 未 満 の 者 )に 対 し 、 身体的虐待、性的虐待、怠慢又は拒否及び心理的虐待を 加えることをいう。 大阪の福祉犯及び児童虐待事案の概要 平成 25 年中の福祉犯の検挙にあっては送致件数・人員、被害児童数ともに前年より減 少したが、児童買春・児童ポルノ禁止法などで増加した。 また、児童虐待事案に関しては、依然として認知及び通告等の措置を講じた件数が増 加傾向にある上、児童が死亡する痛ましい事案も発生するなど、少年の保護対策につい ては、 「福祉犯」及び「児童虐待」の双方において、依然として厳しい情勢にある。 -1/4- 1 少年の犯罪被害等の状況 (1) 福 祉 犯 ア 検挙状況 ○ 福祉犯の送致人員は、 623 人で前年に比べ 25 人(-3.9%)減 少 し た も の の 、 児 童 買 春 の 送 致 人 員 は 66 人 で 前 年 に 比 べ 21 人 (+46.7%)増 加 し た 。 【法令別・福祉犯送致人員の推移】 平成21年 総 数 児 童 福 祉 法 売 春 防 止 法 職 業 安 定 法 労 働 基 準 法 風 営 適 正 化 法 毒 劇 物 取 締 法 覚せい剤取締法 青少年健全育成条例 児童買春・児童ポルノ禁止法 うち児童ポルノ 出会い系サイト規制法 そ ※ イ の 他 670 44 4 5 9 88 34 34 156 106 38 13 177 (人) 平成22年 平成23年 687 29 6 4 12 80 16 34 154 124 59 16 212 平成24年 643 37 4 7 7 74 8 31 126 138 82 20 191 平成25年 648 25 5 7 24 95 1 19 123 139 94 20 190 増 623 27 0 6 24 72 0 12 127 152 86 8 195 減 -25 +2 -5 -1 ±0 -23 -1 -7 +4 +13 -8 -12 +5 -3.9 +8.0 -100.0 -14.3 0.0 -24.2 -100.0 -36.8 +3.3 +9.4 -8.5 -60.0 +2.6 その他では、未成年者喫煙禁止法などを計上 福祉犯の被害少年の保護状況 ○ 福 祉 犯 被 害 で 保 護 し た 少 年 は 551 人 で 、 前 年 に 比 べ 23 人 ( -4.0%) 減少した。 【法令及び学職別・児童の保護状況の推移】 総 増減率 (人) 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 増 減 数 570 (358) 児 童 福 祉 法 22 ( 20) 4 ( 4) 売 春 防 止 法 3 ( 3) 職 業 安 定 法 法 労 働 基 準 法 10 ( 8) 風 営 適 正 化 法 89 ( 53) 令 毒 劇 物 取 締 法 39 ( 25) 覚 せ い 剤 取 締 法 27 ( 19) 587 (357) 578 (384) 574 (373) 551 (360) -23 (-13) 30 ( 30) 31 ( 30) 19 ( 18) 29 ( 28) 増減率 -4.0 (-3.5) +10 (+10) +52.6 (+55.6) 2 ( 2) 1 ( 1) 4 ( 4) 0 ( 0) -4 (- 4) -100.0 (-100.0) 5 ( 5) 6 ( 6) 5 ( 5) 5 ( 5) ±0 (± 0) 0.0 (0.0) 8 ( 7) 5 ( 5) 35 ( 33) 21 ( 20) -14 (-13) -40.0 (-39.4) 63 ( 37) 134 ( 80) 68 ( 34) -66 (-46) -49.3 (-57.5) 88 ( 47) 18 ( 16) 11 ( 9) 2( 2) 0( 0) -2 (- 2) -100.0 (-100.0) 20 ( 14) 23 ( 15) 8 ( 5) 4 ( 3) -4 (- 2) -50.0 (-40.0) 青少年健全育成条例 156 (127) 149 (118) 132 (109) 119 (106) 126 (111) +7 (+ 5) +5.9 (+4.7) 児童買春・児童ポルノ禁止法 55 ( 55) 70 ( 66) 139 (137) 82 ( 80) 123 (118) +41 (+38) +50.0 (+47.5) 11 ( 11) うち児童ポルノ そ の 他 165 ( 44) 1 ( 1) 未 就 学 児 生 生 徒 393 (244) 学 学 8 ( 8) 小 学 生 160 (115) 中 学 生 職 高 校 生 220 (119) 5 ( 2) 他 の 学 生 別 有 職 少 年 61 ( 25) 無 職 少 年 115 ( 88) 31 ( 28) 78 ( 76) 50 ( 48) 68 ( 66) +18 (+18) +36.0 (+37.5) 197 ( 52) 167 ( 35) 166 ( 40) 175 ( 41) +9 (+ 1) +5.4 (+2.5) -2 (- 2) -66.7 (-66.7) 別 ※ 表中の( 0 ( 0) 429 (247) 2 ( 2) 3 ( 3) 456 (294) 467 (303) 3) 36 ( 31) 20 ( 16) 164 (110) 201 (123) 247 (128) 216 (137) 9 ( 9 ( 6) 3 ( 3) 1 ( 1) -7 (-11) -1.5 (-3.6) 8) -10 (- 8) -50.0 (-50.0) 176 (112) 173 (120) -3 (+ 8) -1.7 (+7.1) 268 (173) 272 (161) +4 (-12) +1.5 (-6.9) +2 (+ 1) +66.7 (+50.0) 3 ( 2) 460 (292) 10 ( 5 ( 3) 44 ( 17) 30 ( 11) 49 ( 23) 22 ( 10) -27 (-13) -55.1 (-56.5) 114 ( 93) 90 ( 77) 55 ( 44) 68 ( 57) +13 (+13) +23.6 (+29.5) )は女子数を示す。 -2/4- (2) 児童虐待 ○ 警 察 が 認 知 し た 児 童 虐 待 事 案 は 、 2,027 件 (前 年 比 + 413 件 )で 、 児 童 相 談 所 に 対 し 、 3,018 人 (前 年 比 + 585 人 )の 児 童 に つ い て 通 告 し た 。 事 件 の 検 挙 件 数 は 42 件 で 、前 年 に 比 べ 7 件 の 増 加 と な っ た 。 認知件数及び通告人員の推移 3500 3,018 通告人員 3000 認知件数 2,433 2500 1,922 2000 2,027 1,308 1500 1,614 1,326 1000 1,032 605 500 490 0 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 【児童虐待事案の認知件数及び通告人員・検挙件数の推移】 平成21年 認 知 件 数 通 告 人 員 490 605 件数 検 挙 状 況 殺 人 殺 人 未 遂 傷 害 致 死 傷 害 保護責任者遺棄致死 保護責任者遺棄 児童福祉法 そ の 他 ※ 平成22年 30 2 2 0 16 1 1 3 5 人員 33 2 2 0 18 2 1 3 5 平成23年 1,032 1,308 件数 30 2 2 4 20 0 0 0 2 人員 36 2 3 6 23 0 0 0 2 平成24年 1,326 1,922 件数 人員 33 1 3 3 18 0 1 1 6 40 2 3 5 21 0 2 1 6 平成25年 1,614 2,433 件数 35 4 2 0 18 0 0 0 11 人員 35 4 2 0 18 0 0 0 11 増減 2,027 +413 3,018 +585 件数 42 1 5 2 22 0 2 2 8 人員 43 1 5 2 22 0 3 2 8 件数 +7 -3 +3 +2 +4 0 +2 +2 -3 (+25.6%) (+24.0%) 人員 +8 -3 +3 +2 +4 0 +3 +2 -3 平 成 25 年 の 「そ の 他 」の 8 件 は 、 暴 行 3 件 、 強 制 わ い せ つ 2 件 、 児 童 買 春 ・ 児 童 ポ ル ノ 法 違 反 2 件 、 暴 力 行 為 1 件となっている。 -3/4- 4 主な事件検挙事例 (1) 福祉犯事件 【無職男性による児童買春等事件】 スマートフォンの出会い系掲示板アプリを通じて知り合った女子中高生ら 11人に、わいせつな行為を繰り返した上、児童ポルノ動画を撮影し、販売 した無職の男性を児童買春・児童ポルノ禁止法違反及び強姦罪で検挙した。 【無職男性による児童福祉法違反事件】 インターネットの出会い系サイトで援助交際を持ちかけ、これに応じた男性客の 元に女子中学生を派遣し、みだらな行為を行わせた無職男性2人を児童福祉法 違反(淫行させる行為)で検挙した。 【自衛官らによる児童ポルノ製造等事件】 スマートフォンの出会い系アプリを通じて知り合った女子中高生ら4人に わいせつな行為をし、その様子をビデオカメラで撮影した自衛官の男性ら11 人 を 児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)及び大阪府青少年健全 育成条例違反(みだらな性行為などの禁止)で検挙した。 (2) 児童虐待事件 【 実 母 に よ る 殺 人 事 件 】( 平 成 1 8 年 発 生 ) 公衆トイレにおいて生後間もない長女(0 歳)の頸部を絞め、死亡させた 実母を殺人罪で検挙した。 【実父による傷害致死事件】 自宅において次女(1 歳 2 ヶ月)の頭部を打ち付ける等して、同児を入院 先 の 病院において、死亡させた実父を傷害致死罪 で 検 挙 し た 。 【実父による傷害致死事件】 自 宅 に お い て 長 男( 2 ヶ 月 )に 暴 行 を 加 え 、同 児 を 入 院 先 の 病院において、 死亡させた実父を傷害致死罪 で 検 挙 し た 。 -4/4- 大阪の福祉犯と児童虐待の概要 (平成25年中) 発行年月 平成26年3月 大阪府警察本部 少年課
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