Press conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 愛・地球博での実証実験 WIDEプロジェクト 代表 村井 純 愛・地球会議 クロージングフォーラム概要 ■ イベント名 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 「愛・地球博メッセージイベント」 愛・地球会議 クロージングフォーラム ■ テーマ ~ 持続可能な社会の創造をめざして ~ ■ 開催会場 愛・地球博 EXPOドーム オランダ・アムステルダム / 中国・北京 ■ 開催日時 9月21日(水)第1部 12:30 ~ 12:55 第2部 13:00 ~ 15:45 ■ イベント内容 【第1部】超長距離インターネットHDTV双方向コラボレーション ~遅延Musicライブセッション~ 【第2部】クロージングフォーラム「持続可能な社会の創造をめざして」 2 実証実験概要 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 1)「愛・地球博」会場とアムステルダムを非圧縮HDTVで相 互に接続し、この環境を用いて、インターネット・メトロノー ムを用いた転送遅延時間を乗り越えた音楽コラボレーシ ョン環境の実証実験 ・ WIDEプロジェクト主催 ・ 情報通信研究機構(NiCT)の 「情報家電のIPv6化委託研究開発事業」と連携 ・9月21日(午前) 2)「愛・地球博」会場、アムステルダム、北京の3地点を IPv6、高画質多方向技術で結んだ、世界各国の学生によ る、クロストーク・パネル・セッション ・「愛・地球博」企画 ・ WIDEプロジェクト協力 ・9月21日(午後) 3 実証実験概要 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 3)WIDEプロジェクト SOIアジアグループによる両イベントの インターネットでのアジア各国への中継 » » » » » » » » » » » 4 チュラチョームクラオ・ロイヤル・ミリタリー・アカデ ミー (タイ 王国) アジア工科大学(タイ王国) バンドン工科大学(インドネシア共和国) ブラビジャヤ大学(インドネシア共和国) ハサヌディン大学(インドネシア共和国) 情報技術研究所(ベトナム社会主義共和国) バングラデッシュ工科大学(バングラデッシュ人民共和国) ヤンゴンコンピュータ大学(ミャンマー連邦) トリブフバン大学(ネパール王国) アジア・ユース・フェローシッププログラム(マレーシア) ラオス国立大学(ラオス人民民主共和国) 映像中継箇所と活用技術 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 DVTS/IPv6による 双方向中継 (30Mbps) アムステルダム 北京 非圧縮HDTV 双方向中継 (1.5Gbps) 衛星インターネット マルチキャスト配信 (MAX9Mbps) 愛・地球会議会場 EXPOドーム アジア各国 提携大学 5 日欧間での初の非圧縮HD z Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 日欧間で初めて » インターネットで非圧縮HDTVの転送 » 次世代のインターネット技術である「光パス」技術を、 日本、アメリカ、カナダ、オランダの国際インターネット 運用グループによる協力で実現 6 International Light Path Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 2x Gigabit Provisioning Light Path Circuit SARA アムステルダム 愛・地球博会場 大手町(東京) 堂島(大阪) 7 シアトル ニューヨーク アムステルダム 非圧縮HDTV双方向中継 愛・地球博 EXPOドームとオランダ・アムステルダム 間で非圧縮HDTVの双方向中継を実施 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 国内/国際回線には10Gbpsの回線を使用 非圧縮HDTV・・・1.5Gbps ¾ 高画質: 映像の圧縮が無いため映像品質を損なうことなく伝送可能 ¾ 低遅延: 圧縮によるエンコード/デコードの計算処理が無い HDTV over IP : i-Visto Gateway 「通信の限界」 ¾ 光速 = 30万km/s (1秒間で地球7.5周) ¾ EXPOドーム ~ アムステルダム間 RTT ≒ 260ms 「通信の限界」を認知した上で新たな挑戦を! 8 DVTS/IPv6双方向中継 次世代プロトコル技術IPv6とDVTSを組み合わせ 中国からもクロージングフォーラムに参加 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 DVTS・・・30Mbps ¾ DVデータをそのままIPパケットに変換 低遅延:圧縮によるエンコード/デコードの計算処理が無い IPv6 ¾ 次世代プロトコルIPv6は、アプリケーションレベルでもReady 「チャレンジ」ではなく「実用段階」に入っている 9 遅延Musicライブセッション Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 伝送遅延という「通信の限界」を認識した上で、 遅延を支配し、新たな表現を見せる 遅延時間:260ms ¾ 会話にはほとんど支障が無い ¾ お互いのリアルタイム性が要求される「音楽」では致命的な時間 「インターネットメトロノーム」を開発 ¾ 人工的に 「遅延」を創り出す ¾ 遅延時間をコントロールすることにより、 1拍だけ早く弾く等、演奏者が予め「計算」できる。 EXPOドーム RTT=260msの場合 ♪C ♪D ♪E ♪F ♪G ♪C ♪D ♪E ♪F ♪G 1拍=260ms 10 ♪C アムステルダム ♪C ♪D ♪E ♪F ♪D ♪E ♪F ♪G ※ 1拍だけ早く演奏する ♪G Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 インターネットメトロノーム z インターネット上の2地点間(A地点とB地点とする)で、音楽演奏の セッションを行う際には、A地点で演奏を始めてから、その演奏がB 地点に届くまでに遅延が発生してしまい、セッションを行うのはとても 困難。 » インターネット転送によって発生するネットワークの状態や距離などによ る遅延、送信機器への入力や受信機器からの出力にかかる時間の遅 延などが挙げられる。 z インターネット上にいる奏者の演奏の手引きとなる拍子を、2地点間 で共有するためのアプリケーション » 実際には、2地点間でパケットを投げあい、その往復の平均値を基準と して拍子を取って、PCが発生する音と、画面上での点滅により拍子を表 現。現在は、Windows上で動作。 1 2 3 4 1 1/120: 1拍は500ms 11 2 3 4 1 2 3 4 1 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 音楽コラボレーションと遅延 1 1 2 2 3 4 1 1 2 2 3 4 3 4 1 12 3 4 1 2 2 3 3 遅延がない合奏 1 1 2 ズレ 3 4 2 3 4 遅延があると合奏 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 転送遅延と距離 1 1 2 2 3 4 3 4 1 1 2 3 4 13 2 1 1 2 3 3 4 4 2 3 4 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 インターネットメトロノーム z z z 1 1 2 3 4 1 2 14 2 3 4 1 2 転送遅延を基本とした拍 を刻む RTT = 1拍 RTT(500ms) =1拍は、 1/120 遅延 125ms(RTT 250ms): 1拍 1/240 250ms 1 2 1 15 3 2 1 4 3 4 2 1 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 3 2 1 4 3 4 2 1 3 2 4 3 1 4 1 遅延 250ms(RTT 500ms): 1拍 1/120 500ms 1 2 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 1 3 2 1 3 Delay Control Box 1 2 3 1 Delay Control Boxで遅延を制御して、 1拍の早さをコントロールする 16 2 3 愛・地球会議 クロージングフォーラム Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005 17 • インターネットを活用することにより 愛・地球博の掲げるコンセプト「地球大交流」を実現。 • 愛・地球会議 クロージングフォーラムで見せた技術が 世界中に広まっていくための「きっかけ」 協力組織 z z z z z z z z z z z z z z z 18 財団法人2005年日本国際博覧会協会 NTTコミュニケーションズ株式会社 日本電信電話株式会社 西日本電信電話株式会社 チャイナネットコム アジア・ネットコム・ジャパン株式会社 グローバルアクセス株式会社 丸紅株式会社北京支店 松下電器産業株式会社 朝日放送株式会社 シスコシステムズ株式会社 株式会社パワープレイ 独立行政法人科学技術振興機構 慶應工学会 Giga house Townプロジェクト 慶應義塾大学 Press Conference Aichi Expo. 16th Sept. 2005
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