BP-SH-R シリーズ バッテリモジュール BP-BM-Rシリーズ ・ BP10BM-R(1000VA/700W) ・ BP15BM-R(1500VA/1050W) ・ BP20BM-R(2000VA/1400W) ・ BP30BM-R(3000VA/2100W 100V/200V) 取扱説明書 本体+バッテリモジュール 縦置きイメージ (縦置き金具標準添付) 本体+バッテリモジュール ラック搭載イメージ (ラックサポートレールはオプション) はじめに このたびは、無停電電源装置 HYBRID UPS(Uninterruptible Power Supply)BP-SH-Rシリーズ (以下UPSという)、およびバッテリモジュール BP-BM-Rをお買いあげいただき、 まことにありがとうございます。 この取扱説明書には、お客様の安全を守るため、バッテリモジュールの操作および取り扱い、保守時に守ら なければならない重要事項が記載されています。バッテリモジュールを正しく安全にご使用いただくため、 ご使用の前には必ずこの取扱説明書をお読みください。お読みになった後は、いつでもご覧になれる場所に 保管してください。 このバッテリモジュールは、温度管理された、導電性の汚染物のない環境に設置してください。 ・動作温度: 0~40℃ ご注意 ① ② ③ ④ 本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 NECフィールディング株式会社の許可なく複製・改変などをおこなうことはできません。 本書の内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなどお気づきの点が ございましたら、お買い求めの販売店にご連絡ください。 ⑤ 運用した結果の影響については④項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。 商標について 記載の会社名及び商品名は各社の商標または登録商標です。 ■海外でのご使用について この装置は、日本国内での使用を前提としているため、海外各国での安全規格等の適用を受けていません。従って、この装 置を輸出した場合に該当国での輸入通関および使用に対し罰金、事故による補償等の問題が発生することがあっても、弊社 は直接・間接を問わず一切の責任を免除させていただきます。 ■輸出に関する注意事項 本製品の輸出(個人による携行を含む)については、外国為替及び外国貿易法に基づいて経済産業省の許可が必要となる 場合があります。必要な許可を取得せずに輸出すると同法により罰せられます。 輸出に際しての許可の要否については、ご購入頂いた販売店または当社営業拠点にお問い合わせ下さい。 ■Notes on export Export of this product (including carrying it as personal baggage) may require a permit from the Ministry of Economy,Trade andIndustry under an export control law. Export without necessary permit is punishable under the said law. Customer shall inquire of NEC Fielding,Ltd.. sales office whether a permit is requiredfor export or not. 目次 §1.ご使用の前に........................................................................................................................................... §1.1 モデル名を確認する.................................................................................................................. 1 1 §2.安全にご使用いただくためのご注意 .......................................................................................... 2 §3.正しくご使用いただくためのご注意 ........................................................................................... 7 §4.保証について............................................................................................................................................ 7 §5.包装内容の確認....................................................................................................................................... 8 §6.外形寸法および各部の名称........................................................................................................... 10 §7.バッテリモジュールの設置.............................................................................................................. §7.1 設置環境を確認する.................................................................................................................. §7.2 設置スペースを確認する........................................................................................................ §7.3 バッテリモジュールを縦に置く ......................................................................................... §7.4 バッテリモジュールをラックに搭載する ...................................................................... 11 11 11 12 15 §8.バッテリモジュールの配線.............................................................................................................. §8.1 BP10/15/20BM-R モデルの配線............................................................................... §8.2 BP30BM-R モデルの配線 .................................................................................................. 17 17 19 §9.運転前の準備........................................................................................................................................... 21 §10.点検・保守 ............................................................................................................................................. §10.1 日常のチェック...................................................................................................................... 22 22 §11.仕様............................................................................................................................................................ 23 §12.床固定寸法図 ........................................................................................................................................ 24 ご使用の前に §1 .ご 使用 の前 に バッテリモジュールとUPSを安全に設置し、正しくご使用いただくため、取扱説明書の手順どおりに作業して ください。 §1.1 モデル名を確認する このバッテリモジュールはBP―SH-Rシリーズ専用の増設バッテリモジュールです。 バッテリモジュールとUPSのモデル名を確認し、必ず下表で指定された組み合わせで接続してください。 UPSのモデル名は、UPSの定格銘板 MODEL をご覧ください。 バッテリモジュール モデル名 BP10BM-R BP15BM-R BP20BM-R BP30BM-R 接続台数 バックアップ時間 1 20 2 40 3 60 1 20 2 40 3 60 1 20 2 40 3 60 1 15 2 30 3 45 出力容量 入出力定格 電圧 接続するUPS モデル名 1000VA 100V BP10SH-R 1500VA 100V BP15SH-R 2000VA 100V BP20SH-R 100V BP30SH-R1 200V BP30SH-R2 3000VA 1 安全上のご注意 §2.安全にご使用いただくためのご注意 取扱説明書には、お客様の安全を守るための重要な内容が記載されています。 据え付け、運転、保守・点検の前に必ずこの取扱説明書をよく読み、機器の取り扱い、安全の情報そして注意事項に ついて確認してからご使用ください。 この取扱説明書では、安全注意事項のランクを「警告」「注意」として区分してあります。 表示 表示の意味 !警 告 「誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が あること」 を示します。 ! 注 意 「誤った取り扱いをすると、人が障害を負う可能性、または物的 損害が発生する可能性があること」 を示します。 △ なお、 ! 注意 に記載された事項でも、状況によっては重大な結果に結びつくことがあります。 いずれも重要な内容を記載していますので、必ず守ってください。 取扱説明書中の図記号は、次の意味を示します。 図記号 記号の意味 「してはいけないこと」禁止 ! を示します。 「必ずしなければならないこと」強制 を示します。 具体的な内容は、図記号の中、または近くの文章で示します。 例えば は、必ず接地しなければいけないことを示します。 注意(警告を含む)を示します。 具体的な内容は、図記号の中、または近くの文章で示します。 2 安全上のご注意 1.移動、輸送および移設時の注意 ! 注 意 • 移動、輸送および移設時に転倒、落下させないでください。けがのおそれがあります。 • 取り扱いの際には、腰痛防止に心掛けてください。 • バッテリモジュールを縦にして移動する場合は、側面方向に10度以上傾けないでください。10度以上傾けると、 バッテリモジュールが転倒し、故障、けがのおそれがあります。やむをえず、10度以上傾けて移動するときは、転 倒防止対策をしてください。 2.据え付け上の注意 ! 注 意 • 無停電電源装置(UPS)およびその増設バッテリモジュールは工業環境下で、専門知識のある者による、据 付・使用・保守を意図した製品です。それ以外の環境、例えば、本装置について専門知識のある者がいない 家庭環境等では使用しないでください。また据付工事は専門業者が行ってください。据付工事に不備がある と、感電、けが、火災のおそれがあります。 • バッテリモジュールは、次のような環境での使用、保管は絶対にしないでください。 バッテリモジュールの故障、損傷、劣化などによって、火災などの原因になることがあります。 ! a. カタログ、取扱説明書に記載の周囲環境条件から外れた高温、低温、多湿となる場所 (適切な設置環境:温度:0~40℃、相対湿度:20~90%) b. 直射日光があたる場所 c. ストーブなどの熱源から熱を直接受ける場所 d. 振動、衝撃の加わる場所 e. 火花が発生する機器の近傍 f. 粉塵、腐食性ガス、塩分、可燃性ガスがある場所 g. 屋外 • バッテリモジュールの吸排気口はふさがないでください。 壁などから正面20cm以上、背面20㎝以上の間隔をとって設置してください。 ! ラックへ搭載してご使用になる場合は、換気ができるラックへを搭載し、UPS、バッテリモジュールおよびラックの吸 排気口はふさがないでください。吸排気口をふさぐとバッテリモジュールの内部温度が上昇し、バッテリなどの劣化によ り火災の原因になることがあります。保守をするために、正面、背面に約1m以上のメンテナンススペースがとれるよう にしてください。 • バッテリモジュール周辺の換気をしてください。充電時バッテリからのガス発生により容器の破裂または 爆発の原因になることがあります。 ! • 据え付けは、バッテリモジュールの質量に耐える所に取扱説明書のとおりに行ってください。据え付けに不備があ ると、転倒などによりけがのおそれがあります。また、取り扱いには、腰痛防止に心掛けてください。 • 梱包のポリ袋やフィルム類、添付品のねじ類は幼児の手の届かない場所に移してください。 小さいお子様がフィルム類をかぶったり、ねじなどをのみ込んだりすると、呼吸を妨げる危険性があります。 3.配線上の注意 ! 注 意 • 保守員以外は配線作業をしないでください。 配線工事に不備があると、感電、火災の原因になることがあります。 • バッテリケーブルカバーはUPSとバッテリモジュール間のアース接続用導体です。 取扱説明書に指定された方法で、確実に取り付けてください。 取り付けない場合は感電のおそれがあります。 3 ! 安全上のご注意 4.使用上の注意 ! 警 告 • UPSから異臭、異音がしたとき、また故障したときは、すぐにUPSを停止してください。 火災の原因になることがあります。 • バッテリモジュールの正面カバーは開けないでください。また、増設バッテリモジュール接続に使用しないコネク タのカバーは取り外さないでください。感電、および事故のおそれがあります。 禁 止 • バッテリモジュール周辺での喫煙、火気の使用はしないでください。 爆発、破損により、けが、火災のおそれがあります。 • バッテリモジュールの上に花瓶など水の入った容器を置かないでください。 花瓶などが転倒した場合、こぼれた水での感電、バッテリモジュール内部からの火災の原因になることがあります。 • バッテリモジュールの上に腰掛ける、乗る、踏み台にする、寄りかかる、ということはしないでください。 バッテリモジュールの転倒などで、けがのおそれがあります。 • 濡れた手でスイッチを操作しないでください。感電のおそれがあります。 • バッテリモジュールの改造、分解、修理はしないでください。バッテリモジュールの内部は高電圧箇所などがあり、保守 員以外がバッテリモジュールのカバーを開けたり、バッテリ交換、修理などの保守作業をすると感電など事故の原因とな ります。これらの場合は保証の対象外となります。 ! 注 意 • 雷が鳴り出したら、ケーブル類も含めてUPS、バッテリモジュールに触れないでください。落雷の際に感電するおそれ があります。 • UPS、バッテリモジュールを操作する前に負荷側の安全を確認し、取扱説明書にしたがって運転操作をしてください。 不用意な給電は、感電、事故のおそれがあります。 5.保守・点検上の注意 ! 注 意 • 保守員以外は、内部の点検、修理をしないでください。 感電、けが、やけど、発煙、発火などのおそれがあります。 • バッテリモジュールの修理または故障部品の交換は、お買い上げの販売店または当社拠点へ依頼してください。 カバーを開けると感電、やけどのおそれがあります。 • バッテリは定期的(20℃で4.5年)に交換してください。 ! 交換時期を過ぎたバッテリは火災の原因になることがあります。 • バッテリの清掃には、ガソリン、シンナー、ベンジンなどの有機溶剤や洗剤などを使用しないでください。 これらを付着させると電槽にひびや割れを起こし漏液して、漏電や火災の原因になることがあります。 • UPS、バッテリモジュールのコネクタおよびバッテリパックコネクタに金属棒や指などを差し込まないでくださ い。感電のおそれがあります。 • 交流入力電源を切っても内部部品に手を触れないでください。 バッテリ電圧が印加されている部品があり、感電のおそれがあります。 4 安全上のご注意 6.その他の注意事項 ! 注 意 • 火災予防条例では、屋内に設置できる蓄電池の総量を規定しています。UPSを設置する際には同一区間の合計の Ah・セルを確認の上、4,800 Ah・セル以上になる場合には所轄の消防署に相談してください。 7.バッテリに関する注意 ! 注 意 • 保守員以外はバッテリの保守・点検を行わないでください。専門知識のない方はバッテリに触れないようにしてく ださい。 • バッテリを交換する際は、お買い上げの販売店または当社拠点にお申し付けください。(有償) 不適切なタイプのバッテリに交換すると爆発の危険があります。また、専門知識のない方によるバッテリの交換作 業には危険が伴いますので、お客様での交換作業はお控えください。 • 使用済みのバッテリは、そのまま廃棄せず、お買い上げの販売店または当社拠点にご連絡ください。このバッテリ モジュールは、鉛蓄電池を使用しています。鉛蓄電池はリサイクル可能な貴重な資源ですのでバッテリの交換およ びご使用済みバッテリの廃棄に際しては、鉛蓄電池のリサイクルへご協力ください。 • 製品およびバッテリを廃棄する場合は、製品は産業廃棄物、バッテリは特別管理産業廃棄物として取り扱ってくだ さい。 • 使用期限の過ぎたバッテリは使用しないでください。発煙、発火の原因になることがあります。また、停電時にバッ テリバックアップができず、負荷機器を停止させる可能性があります。 • バッテリは感電の危険がある高短絡電流を発生することがあります。バッテリを保守・点検するときは、つぎの予 防をしてください。 a. 時計、腕輪などの金属物を外すこと。 b. 絶縁された工具を使用すること。 c. ゴム製の手袋、および靴を着用すること。 d. 工具または金属部品をバッテリの上に置かないこと。 e. バッテリ端子を接続または取り外す前に、充電用電源を切ること。 • バッテリを開いたり切断したりしないでください。内部には電解液の希硫酸が含まれています。希硫酸は劇毒物で 皮膚や目に非常に有害です。バッテリが漏液した場合は皮膚や衣服に付着させないでください。希硫酸が目に入る と失明、皮膚に付くと火傷のおそれがあります。また、導電性、腐食性があります。つぎの注意事項を守ってくださ い。 a. 眼は完全に保護し、保護衣類を着用すること。 b. 希硫酸が皮膚に付着した場合は、直ちに水で洗い流すこと。 c. 希硫酸が眼に付着した場合は、直ちに水で洗い流し、医師の治療を受けてください。 d. 漏液した希硫酸は酸中和剤(約500gの重炭酸ソーダを約4リットルの水に溶かした溶液)で洗い流してくださ い。その後、溶液を水で洗い流し乾燥させてください。 • 鉛酸バッテリは水素ガスを発生するため、火災が発生する危険があります。つぎの注意事項を守ってください。 a. バッテリ周辺で喫煙しないこと。 b. バッテリ周辺で火またはスパークを発生させないこと。 c. 保守・点検の前に静電気を取り除くこと。 • バッテリの発火時には、消火のために水を使用せず、粉末(ABC)消火器を用いてください。水を使用すると、火災を拡 大させる原因になることがあります。 • バッテリを火の中に捨てないでください。バッテリが爆発する可能性があります。 • バッテリを漏液、発熱、爆発させる原因になることがあります。つぎの注意事項を守ってください。 a. バッテリに直接はんだ付けしないこと。 b. バッテリのプラス端子(+)とマイナス端子(-)を逆にして充電しないこと。 c. バッテリの種類・メーカ名・新旧異なるものを混ぜて使用しないこと。 d. バッテリの外装チューブをはがしたり、傷をつけないこと。 e. バッテリに強い衝撃を与えたり、投げつけないこと。 f. バッテリの清掃には、ガソリン、シンナー、ベンジンなどの有機溶剤や洗剤を使用しないでください。 g. 使用済みバッテリでも電気エネルギーが残っているので、スパークやショートをさせないこと。 ! 5 安全上のご注意 8.本装置に貼られている警告ラベルについて 本装置に貼られている警告ラベルは本装置を操作する際、考えられる危険性を意識していただくものです。 警告ラベルをはがしたり、汚したりしないでください。もしラベルがはられていない、はがれている、汚れてい るなど判読不能な場合は、お買い上げの販売店または当社拠点にご連絡ください。 BP10BM-R BP15BM-R BP20BM-R BP30BM-R 装置筐体上面 装置正面 6 使用上のご注意 §3.正しくご使用いただくためのご注意 (1) 電源環境について 長時間停電が頻繁(週1回以上)に発生する環境で使用すると、バッテリが十分充電されなかったり、 バッテリの劣化が早まるためバッテリ寿命が著しく短くなることがあります。 (2) 長期間UPS、バッテリモジュールを使用せず、保管する場合はバッテリの補充電が必要です。補充電 を行わないまま放置するとバッテリの寿命が著しく短くなることがあります。下表のようにUPS、バッ テリモジュールの保管環境により、21ページで指定された時間、補充電を実施してください。充電方法 の詳細は、UPSの取扱説明書をご覧ください。 保管温度環境 20℃ 30℃ 40℃ 補充電 6ヵ月/1回 4ヵ月/1回 2ヵ月/1回 (3) ラックへ搭載する場合はラックサポートレール(オプション)が必要です。 詳細はお買い上げの販売店または当社拠点へお問い合わせください。 UPSを正しくご使用いただくためのご注意は、UPSの取扱説明書に記載されています。 バッテリモジュールをご使用の際は、UPSの取扱説明書も合わせてお読みください。 §4 .保 証に つい て バッテリモジュールの保証は、UPSの保証に準じます。UPSの取扱説明書「UPSの保証について」をご 覧ください。 7 包装内容の確認 §5 .包 装内 容の 確認 包装を開きましたら、包装内容をご確認ください。 添付品はバッテリモジュールのモデル名により異なります。ご使用のバッテリモジュールのモデル名を確認し、 チェック表で確認してください。 バッテリモジュール、添付品はすべてそろっていますか? 外観に損傷、異常はありませんか? □ チェック印で確認してください。 万が一異常がありましたら、お買い上げの販売店または当社拠点までご連絡ください。 BP10BM-R, BP15BM-R, BP20BM-R 共通 □ バッテリモジュール本体 □ ラックマウント金具 □ 1台 取扱説明書 1 冊 □ バッテリケーブル 1 本 左右各1個 □ 連結金具 1 個 □ 縦置き金具 2個 □ 金具取付用ねじ M4×6 6 個 BP10BM-R, BP15BM-R 用 BP20BM-R 用 □ バッテリケーブルカバー 1 個 □ バッテリケーブルカバー 1 個 8 包装内容の確認 BP30BM-R 用 □ □ バッテリモジュール 1 台 取扱説明書 1冊 □ ラックマウント金具 左右各1個 □ バッテリケーブルカバー 1 個 □ バッテリケーブル 1 本 □ 連結金具 1 個 □ 縦置き金具 2個 □ 金具取付用ねじ M4×6 6個 □ ブッシュ 6 個 バッテリモジュールの譲渡または売却時のご注意 このバッテリモジュールを第三者に譲渡または売却する場合は、このバッテリモジュールに添付されているすべての ものを譲渡または売却してください。 9 各部の名称 §6 .外 形寸 法お よび 各部 の名 称 86 3.39 440 17.32 (カバーの内側) ③ (カバーの内側) ③ BP10BM-R ② (カバーの内側)) ①(カバーの内側) BP15BM-R ② ①(カバーの内側) (カバーの内側)) BP20BM-R ② ①(カバーの内側) (カバーの内側)) BP30BM-R ① ② 番号 名 称 ① バッテリブレーカ ② 増設バッテリコネクタ ②(カバーの内側) (カバーの内側)) (カバーの内側)) 本体の表示 機 BATT MCCB バッテリ回路保護、バッテリ ON/OFF EXT.BATT ③ バッテリコネクタ 能 UPSおよび増設バッテリ接続用 - 内蔵バッテリパック接続用 各バッテリモジュールの質量と奥行きは下表のとおりです。 型 名 バッテリモジュール 質量 (kg) バッテリパック 質量 (kg) 奥行き (mm) BP10BM-R BP15BM-R BP20BM-R BP30BM-R 20 26 34 50 6 9 12 18 408 500 565 660 10 バッテリモジュールの設置 §7 .バ ッテ リモ ジュ ール の設 置 ! 注 意 • 取扱説明書の指示のとおりに設置作業をしてください。設置工事に不備があると、感電、 けが、火災のおそれがあります。 • バッテリモジュールの質量に耐える場所、転倒、落下のおそれのない平らな場所、また振 動、衝撃の少ない場所に、取扱説明書のとおりに設置してください。 UPSの転倒などにより、けがのおそれがあります。 • 安全靴を着用して設置作業をしてください。ラックへの搭載、縦置き金具の取り付けなど、 BP10/15/20BM-Rを持ち上げる際には、必ず二人以上、BP30BM-Rを持ち上げる際に は必ず三人以上で作業してください。バッテリモジュールの落下によりけがのおそれがあ ります。また、腰痛予防に心がけてください。 • 移動、据え付け時にバッテリモジュールを転倒させるおそれがあります。バッテリモジュー ルの底部を両手でささえ据え付けてください。故障、けがのおそれがあります。 §7.1 設置環境を確認する ご注意 適切な設置環境: 温度 0~40度、相対湿度20~90% 30℃以上の環境で使用するとバッテリの 寿命が短くなります。通常は 20~25℃で 使用、管理することをおすすめします。 つぎのような場所には設置しないでください。 • 接地できない場所 • 周囲温度が40℃を超える場所 • 高湿度の場所 • 塩分や腐食性ガスのある場所 • 振動、衝撃のある場所 • ホコリの多い場所 • ラック搭載の場合、換気機能のないラック §7.2 設置スペースを確認する UPS・バッテリモジュールは、つぎのスペースをとって設置してください。 • 前後に約20㎝以上 • CRTディスプレイから1m以上 :冷却用ファンの排吸気スペース :わずかですが漏れ磁束があります。 磁束による影響を受けやすいものは、間をあけてください。 背面 20 ㎝以上 1m以上 正面 20 ㎝以上 UPS・バッテリモジュールの設置時のご注意 UPS、バッテリモジュールの設置、保守をする際に、正面、背面に約1m以上の作業用スペースが とれるように考慮してください。 11 バッテリモジュールの設置 §7.3 バッテリモジュールを縦に置く • 縦置き金具とバッテリモジュールを確実に固定してください。地震などの衝撃、振動により、バッテ リモジュールの移動、転倒などで、けがのおそれがあります。 • バッテリモジュール1台の質量は「§6」の表のとおりです。安全靴を着用して作業してください。 ! 注 意 BP10/15/20BM-Rを持ち上げる際には、必ず二人以上、BP30BM-Rを持ち上げる際には必ず三人 以上で作業してください。バッテリモジュールの落下によりけがのおそれがあります。また腰痛予防 に心がけてください。 • 縦置き金具の取り付け、バッテリモジュール設置の際に、手などをはさまないようにご注意ください。 縦置きにする場合は、バッテリモジュールとUPSに縦置き金具を取り付け、連結金具で固定します。 下図の○印で示すように、必ずUPSを左側、バッテリモジュールを右側、またUPSの操作部、バッテリ モジュールのロゴを上側にして設置してください。 ロゴ 操作部 バッテリ モジュール バッテリ モジュール UPS ① UPS ロゴ 操作部 下図の添付品の縦置き金具、連結金具、金具取付用ねじ、ブッシュを取り出します。 ご注意 1台のバッテリモジュールを設置するための部品です。複数台のバッ テリモジュールを接続する場合は、台数分の部品を用意してください。 BP10BM-R BP15BM-R BP20BM-R 縦置き金具 2個 連結金具 金具取付用ねじ M4×6 1個 6個 BP30BM-R 縦置き金具 2個 連結金具 ブッシュ 6個 12 1個 金具取付用ねじ M4×6 6個 バッテリモジュールの設置 ② UPSの左側面に縦置き金具を取り付けます。 ② 縦置き金具2個を それぞれ2個のねじで 取り付けます。 ③ 包装箱を開き、バッテリモジュールの下に包装材がある状態、または机など台の上に横置きにして、左側面の取付穴に 縦置き金具を金具取付用ねじで取り付けます。 背面側縦置き金具の取付方向 背面側 正面側縦置き金具の取付方向 取付穴が背面側になるように 取り付けてください。 正面側 取付穴が正面側になるように 取り付けてください。 ④ 縦置き金具側を下にしてバッテリモジュールとUPSを縦置きにします。 UPSを左側、バッテリモジュールを右側に配置してください。 バッテリモジュールを2台以上設置する場合は、1台目のバッテリモジュールの右側に配置してください。 ⑤ 連結金具でバッテリモジュールとUPSを固定します。 ⑤連結金具には表裏があります。 穴の大きいほう(表)から ねじを入れてください。 連結金具 ご注意 • 複数台接続する場合は、1台ずつ連結して ください。 • 連結金具で固定後、UPSとバッテリ モジュールが連結されたままの状態で 移動しないでください。 13 バッテリモジュールの設置 ⑥ ブッシュを上面の穴に差し込みます。 ⑦ ボルトなどで床に固定します。床固定寸法は「§12.床固定寸法図」をご覧ください。 ご注意 • ブッシュの差込位置はモデルにより異なります。UPSまたはバッテリモジュールの添付品のブッシュを 上面の使用しないすべての穴に差し込んでください。図はBP10BM-Rを示します。 • 縦置き金具を床に固定する箇所は、左右4ヵ所です。床固定用のボルトは添付されていません。 BP10BM-R 左右の縦置き金具をボルトなど で床に固定してください。 床固定用のボルトは添付されて いませんので、お客様で準備して ください。 ⑧ UPSまたはバッテリモジュールの添付品の ブッシュを上面の穴に差し込みます。 ねじに緩みがないことを確認します。 以上で、縦置きの設置作業は終了です。 14 バッテリモジュールの設置 §7.4 バッテリモジュールをラックに搭載する • バッテリモジュールをラックに確実に搭載してください。地震などの衝撃、振動により、バッテリモ ジュールの移動、落下などで、けがのおそれがあります。 • バッテリモジュールの質量は「§ §6」の表のとおりです。BP10/15/20BM-Rを持ち上げる際には、 ! 注 意 必ず二人以上、BP30BM-Rを持ち上げる際には必ず三人以上で作業してください。バッテリモジュー ルの落下によりけがのおそれがあります。また腰痛予防に心がけてください。 • 安全のため、ラック搭載時はラックサポートレール(オプション)を使用してください。ラックサポー トレール(オプション)については、お買い上げの販売店、当社拠点へお問い合せください。 19インチラック搭載用です。 「§7.2 設置スペースを確認する」をご覧になり、正面および背面に吸排気スペー スを確保してください。 バッテリモジュールは重量物ですのでラックの最下部へ収納し、バッテリモジュールの上にUPSを搭載する ことをおすすめします。ラック搭載にはラックサポートレール(オプション)を使用してください。ラックサ ポートレール(オプション)については、お買い上げの販売店、当社拠点へお問い合せください。 バッテリモジュール、UPSの設置時のご注意 床などに、UPSとバッテリモジュールを横置きにして積み重ねて設置しないで ください。横置きに設置する場合は、必ずラックに搭載してください。 UPS、バッテリモジュールの重みで故障、破損するおそれがあります。 ① 添付品のラックマウント金具、金具取付用ねじ4個、ブッシュを取り出します。 BP10BM-R BP15BM-R BP20BM-R ラックマウント金具 左右各1個 金具取付用ねじ M4×6 4個 BP30BM-R ラックマウント金具 左右各1個 金具取付用ねじ M4×6 4個 15 ブッシュ 6個 バッテリモジュールの設置 ② 包装箱を開らき、バッテリモジュールの下に包装材がある状態、または机など台の上に横置きにして、左右のラック マウント金具を金具取付用ねじでバッテリモジュールに取り付けます。 BP30BM-R 背面側 ②大小2つの穴が下側になるように 左右のラックマウント金具を 取り付けてください。 正面側 BP30BM-R の場合、ラックマウント金具を 図の穴のどちらの位置でも取り付けることができます。 ご使用のラックに合わせて取り付けてください。 ご注意 ブッシュの差込位置はモデルにより異なります。 UPSまたはバッテリモジュールの添付品のブッシュ を左右側面の使用しないすべての穴に差し込んでくだ さい。図はBP30BM-Rを示します。 ③ ブッシュを左右側面の使用しない穴に差し込みます。 BP30BM-R ④ ラックサポートレール(オプション)を使用してラックへ搭載します。 ※ラックサポートレールの取付け方法は UPS の取扱説明書「別紙.ラックサポートレール(オプション)の取付け方法」 をご覧ください。 ラックサポートレール(オプション) UPS本体 バッテリモジュール ご注意 • バッテリモジュール増設時は、1台目のバッテリ モジュールの下側に設置してください。 • ラックサポートレールは添付されていません。 以上で、ラックへの搭載作業は終了です。 16 バッテリモジュールの配線 §8 .バ ッテ リモ ジュ ール の配 線 配線方法はバッテリモジュールのモデルにより異なります。ご使用のバッテリモジュールのモデル名を確認し、 それぞれの項目をご覧ください。 §8.1 BP10/15/20BM-R モデルの配線 • 専門業者以外は配線工事を行わないでください。配線工事に不備があると感電、けが、火災のおそ れがあります。 • 増設バッテリコネクタの差し込みに緩みがないようにしてください。感電、けが、火災のおそれが あります。 • 未使用のコネクタカバーは取り外さないでください。感電・短絡のおそれがあります。 • バッテリケーブルカバーは、必ず取り付けてください。バッテリケーブルカバーは、UPSと ! 注 バッテリモジュール間のアース接続用導体です。取り付けない場合、感電のおそれがあります。 意 • 増設バッテリコネクタには常時電圧が発生しています。絶縁された 手袋をするなどの対処をして感電・短絡を防止してください。 モデル BP10BM-R BP15BM-R BP20BM-R • バッテリコネクタの差込向きを間違えるとコネクタの挿入ができま せんので無理に挿入しないでください。コネクタが破損すると感電の おそれがあります。 • カバーを固定する際に手などをはさまないようにご注意ください。 発生電圧 約 24V 約 36V 約 48V ラックに搭載する場合の配線手順の図を示します。縦に置く場合も同様に配線してください。 ① 添付品のバッテリケーブル1本、バッテリケーブルカバー1個を取り出します。 バッテリケーブル バッテリケーブルカバー 1本 1個 ご注意 1台のバッテリモジュールを設置するための部品です。 複数台のバッテリモジュールを接続する場合は、台数 分の部品を用意してください。 BP10BM-R BP15BM-R BP20BM-R ② ラックに搭載している場合は、ラックに固定されていること、また、縦に置いている場合は、縦置き金具、連結金具で 固定されていることを確認します。 ③ UPSが「OFF」であることを確認します。詳細は、UPSの取扱説明書「UPSを停止する(1週間以上使用しな い場合の停止) 」をご覧ください。 ④ バッテリモジュール背面のバッテリブレーカカバーを取り外し、バッテリブレーカ とを確認します。 ⑤ UPSとバッテリモジュールの「EXT.BATT」コネクタのカバーを取り外します。 未使用コネクタのカバーは、取り外さないでください。 ⑥ バッテリケーブルでUPSの「EXT.BATT」コネクタとバッテリモジュールの「EXT.BATT」コネクタを接続します。 BATT MCCB が「OFF」であるこ ⑥バッテリケーブルのコネクタには、UPS側、 バッテリモジュール側の指定はありません。 コネクタに「カチッ」と音がするまで 差し込んでください。 図は BP10/15BM-R の場合を示します。 BP20BM-R の場合、「EXT.BATT」コネクタの 形状が異なりますが、同様に配線してください。 「OFF」を確認 ⑤2ヵ所のねじを取り外してコネクタカバーを 外します。 取り外したねじはバッテリケーブルカバーの 取り付けに使用します。 未使用のコネクタカバーは、 取り外さないでください。 ご注意 • コネクタカバーは、バッテリモジュールの廃棄時に保護カバーと して使用しますので、保管してださい。 • 未使用のコネクタのカバーは取り外さないでください。 17 バッテリモジュールの配線 ⑦ ケーブルが確実に接続されていることを確認します。 ⑧ バッテリケーブルカバーを確実に取り付けます。 ご注意 • バッテリケーブルカバーは、UPSとバッテリモジュール 間のアース接続用導体です。確実に取り付けてください。 • カバーを取り付けるときに、バッテリケーブルをはさまな いように注意してください。 ⑧ ⑤で取り外した4ヵ所のねじで、ケー ブルカバーを確実に取り付けます。 2台以上接続する場合は手順⑨に進みます。 1 台接続する場合は手順⑬に進みます。 下記の手順は3台接続する場合を示します。 ⑨ ⑩ バッテリモジュール No.1~No.3 の4ヵ所の「EXT.BATT」コネクタのカバーを取り外します。 未使用のコネクタのカバーは取り外さないでください。 ご注意 添付品のバッテリケーブルでバッテリモジュールの 「EXT.BATT」コネクタを接続します。 • バッテリケーブルカバーは、UPSとバッテリ ⑪ ケーブルが確実に接続されていることを確認します。 ⑫ 添付品のバッテリケーブルカバーを2ヵ所に取り付けます。 モジュール間のアース接続用導体です。確実に 取り付けてください。 • カバーを取り付けるときに、バッテリケーブル をはさまないように注意してください。 ⑩バッテリケーブルを接続します。 コネクタに「カチッ」と音がする まで差し込んでください。 ⑨2ヵ所のねじを取り外して コネクタカバーを外します。 取り外したねじはバッテリ ケーブルカバーの取り付けに 使用します。 ⑫ ⑨で取り外したねじで、 ケーブルカバーを取り 付けます。 未使用のコネクタカバーは、 取り外さないでください。 ⑬ バッテリケーブルカバーが確実に取り付けられていることを確認します。 ⑭ バッテリモジュール背面の バッテリブレーカ ⑮ すべてのバッテリブレーカカバーを取り付けます。 BATT MCCB を「ON」にします。 ⑭「ON」にします。 ⑮バッテリブレーカカバー を取り付けます。 ご注意 バッテリモジュールを3台接続した場合の背面 バッテリモジュールを2台以上接続している場合は、すべての バッテリブレーカ BATT MCCB を「ON」にします。 以上で、BP10/15/20BM-R モデルの配線作業は終了です。 18 バッテリモジュールの配線 §8.2 BP30BM-R モデルの配線 • 配線工事は専門業者に依頼してください。配線工事に不備があると感電、けが、火災のおそれがあ ります。 • 増設バッテリコネクタの差し込みに緩みがないようにしてください。感電、けが、火災のおそれが あります。 • 未使用のコネクタカバーは取り外さないでください。感電・短絡のおそれがあります。 • バッテリケーブルカバーは、必ず取り付けてください。バッテリケーブルカバーは、UPSと ! 注 バッテリモジュール間のアース接続用導体です。取り付けない場合、感電のおそれがあります。 意 • 増設バッテリコネクタには常時電圧が発生しています。 絶縁された手袋をするなどの対処をして感電・短絡を防止してください。 • バッテリコネクタの差込向きを間違えるとコネクタの挿入ができません モデル BP30BM-R 発生電圧 約 60V ので無理に挿入しないでください。コネクタが破損すると感電のおそれ があります。 • カバーを固定する際に手などをはさまないようにご注意ください。 図はラックに搭載する場合を示します。縦に置く場合も同様に配線してください。 ① 添付品のバッテリケーブル1本、バッテリケーブルカバー1個を取り出します。 バッテリケーブル バッテリケーブル カバー 1個 1本 ② ラックに搭載している場合は、ラックに固定されていること、また、縦に置いている場合は、連結金具で固定されてい ることを確認します。 ③ UPSが「OFF」であることを確認します。詳細は、UPSの取扱説明書「UPSを停止する(1週間以上使用しな い場合の停止) 」をご覧ください。 ④ バッテリモジュール背面のバッテリブレーカカバーを取り外し、バッテリブレーカ とを確認します。 ⑤ UPSとバッテリモジュールの「EXT.BATT」コネクタのカバーを取り外します。 未使用のコネクタのカバーは、取り外さないでください。 ⑥ バッテリケーブルでUPSの「EXT.BATT」コネクタとバッテリモジュールの「EXT.BATT」コネクタを接続します。 BATT MCCB が「OFF」であるこ ⑥バッテリケーブルのコネクタには、UPS側、 バッテリモジュール側の指定はありません。 コネクタに「カチッ」と音がするまで差し込んでく ださい。 「OFF」を確認 ⑤2ヵ所のねじを取り外してコネクタカバーを外しま す。取り外したねじはバッテリケーブルカバーの取り 付けに使用します。 ご注意 • コネクタカバーは、バッテリモジュールの廃棄時に保護 未使用のコネクタカバーは、 取り外さないでください。 カバーとして使用しますので、保管してださい。 • 未使用のコネクタのカバーは取り外さないでください。 ⑦ ケーブルが確実に接続されていることを確認します。 ⑧ バッテリケーブルカバーを確実に取り付けます。 ⑧ ⑤で取り外した4ヵ所のねじで、ケーブル カバーを確実に取り付けます。 ご注意 • バッテリケーブルカバーは、UPSとバッテリモジュール 間のアース接続用導体です。確実に取り付けてください。 • カバーを取り付けるときに、バッテリケーブルをはさま ないように注意してください。 2台以上、接続する場合は手順⑨に進みます。 1 台、接続する場合は手順⑬に進みます。 19 バッテリモジュールの配線 ⑨ バッテリモジュール No.1~No.3 の4ヵ所の「EXT.BATT」コネクタのカバーを取り外します。 未使用のコネクタのカバーは取り外さないでください。 ⑩ 添付品のバッテリケーブルでバッテリモジュール「EXT.BATT」コネクタを接続します。 ⑪ ケーブルが確実に接続されていることを確認します。 ⑫ 添付品のバッテリケーブルカバーを2ヵ所に取り付けます。 ご注意 • バッテリケーブルカバーは、UPSとバッテリ モジュール間のアース接続用導体です。確実に 取り付けてください。 • カバーを取り付けるときに、バッテリケーブル をはさまないように注意してください。 ⑩バッテリケーブルを接続します。 コネクタに「カチッ」と音がする まで差し込んでください。 ⑨2ヵ所のねじを取り外して コネクタカバーを外します。 取り外したねじはバッテリ ケーブルカバーの取り付け に使用します。 未使用のコネクタカバーは、 取り外さないでください。 ⑫ ⑨で取り外したねじで、ケーブル カバーを取り付けます。 ⑬ バッテリケーブルカバーが確実に取り付けられていることを確認します。 ⑭ バッテリモジュール背面の バッテリブレーカ ⑮ すべてのバッテリブレーカカバーを取り付けます。 BATT MCCB を「ON」にします。 ⑭「ON」にします。 バッテリモジュールを3台接続した場合の背面 ⑮すべてのバッテリブレーカ カバーを取り付けます。 ご注意 バッテリモジュールを2台以上接続している場合は、 すべてのバッテリブレーカ BATT MCCB を「ON」にします。 以上で、BP30BM-R モデルの配線作業は終了です。 20 運転前の準備 §9 .運 転前 の準 備 UPSを運転する前に、次の設定、操作をしてください。 ① UPSのUPS設定メニュー「バッテリバックアップ時間」を設定します。 下表でバックアップ時間の設定値を確認してください。設定方法の詳細はUPSの取扱説明書 「バッテリバックアップ時間を設定する」の項目をご覧ください。 ② UPSとバッテリモジュールを充電します。 充電手順の詳細は、UPSの取扱説明書「UPSを充電する」の項目をご覧ください。 充電時間は、UPSのモデル、バッテリモジュールのモデル、接続台数により異なります。 下表で、充電時間を確認してください。 ③ 停電動作テストをします。 詳細はUPSの取扱説明書「UPSの停電動作テストをする」をご覧ください。 ④ UPSの運転操作をします。 詳細はUPSの取扱説明書「UPSを運転する」をご覧ください。 設定値・充電時間一覧表 UPSモデル名 バッテリモジュール モデル名 BP10SH-R BP10BM-R BP15SH-R BP15BM-R BP20SH-R BP20BM-R BP30SH-R1/R2 BP30BM-R 接続台数 1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3 バックアップ時間 設定値(分) 20 40 60 20 40 60 20 40 60 15 30 45 充電時間(時間) 36 60 84 36 60 84 36 60 84 36 48 60 充電時間について 停電時に確実にバックアップするためには指定時間以上の充電が必要ですが、UPSを運転するとバッテリは 充電されますので、UPSの初起動時、十分に充電されていない場合でも、負荷機器を接続してご使用になれます。 ただし、この段階で停電が発生すると、UPSのバックアップ機能が十分に発揮されない場合があります。 21 点検・保守 §10 .点 検・ 保守 • • • ! 注 • 意 • • • 保守員以外はバッテリモジュール点検・保守をしないでください。 感電、やけど、けが、発煙、発火のおそれがあります。 点検は、UPS、バッテリモジュールを完全に停止させ入力電源を断として から行ってください。感電のおそれがあります。 バッテリが接続されており、電気部品は充電されていますので絶対に手を触れないで ください。感電のおそれがあります。 バッテリは定期的に交換してください。 交換時期を過ぎたバッテリは、火災の原因になることがあります。 バッテリの清掃には、ガソリン、シンナー、ベンジンなどの有機溶剤や洗剤などを使 用しないでください。これらを付着させると電槽にひび割れをおこし漏液して、漏電 や火災の原因になることがあります。 清掃には、濡れた布などを使用しないでください。感電のおそれがあります。 清掃の際に、UPSのアウトレットに掃除機を接続しないでください。 発煙、発火のおそれがあります。 ! §10.1 日常のチェック 日常、次の項目をチェックしてください。 ① バッテリモジュールの外観に傷や変形はないですか? ② バッテリモジュールから異音、異臭がしていませんか? ③ バッテリモジュールの設置環境は適切な状態ですか? 湿度、温度など指定された範囲内になっていますか? ⇒ 「§7.1 設置環境を確認する」で確認してください。 ④ バッテリモジュール正面、背面に指定されたスペースが確保されていますか? 吸排気用スペースがふさがれていると、バッテリモジュール内部の温度が上昇し、故障の原因となり ます。⇒ 「§7.2 設置スペースを確認する」で確認してください。 ⑤ 吸排気口についたゴミ、ホコリを除去してください。 ゴミなどが内部の部品につくと故障の原因となります。 ⑥ 定期的にバッテリバックアップテストの結果を確認してください。 UPSは工場出荷時には 30 日に1回、自動的にバッテリテスト実施するように設定されています。 定期的にバッテリバックアップテストの結果を確認し、判定結果により、バッテリ交換の依頼をして ください。 ※バッテリを交換する際は、お買い上げの販売店または当社拠点にお申し付けください。(有償) バッテリ交換時期の目安 バッテリは、周囲温度、放電回数など使用条件によって寿命が短縮されます。 特に温度による影響は大きく、周囲温度によってバッテリ寿命は下表のように短縮されます。 使用温度環境 20℃ 30℃ 40℃ バッテリ期待寿命 5 年 3.5年 1.7年 バッテリ交換時期 4.5年 3 年 1.5年 寿命を過ぎたバッテリを使用すると、液漏れが発生し最悪の場合は、発煙、発火のおそれがあります。 予防保全のためお早めに交換を依頼してください。 22 仕様 §11 .仕 様 項 目 型名 MSG番号 UPSへの接続台数 方式 定格容量 個数 定格電圧 Ah・セル 寿命 1台接続時 バックアップ 2台接続時 時間 3台接続時 蓄 電 池 BP10BM-R H1005E-002 2個×2並列 24V DC 204 周囲条件 規 格 ま た は 特 性 BP15BM-R BP20BM-R H1007E-002 H1008E-002 最大3台まで 小型制御弁式鉛蓄電池 8.5Ah12V 3個×2並列 4個×2並列 36V DC 48V DC 306 408 5年 約20分 約40分 約60分 周囲温度:0~40℃ 相対湿度:20~90% 備 5個×2並列 60V DC 510 20℃環境にて 約15分 約30分 約45分 440×408×86 440×500×86 440×565×86 440×660×86 質量 約20kg 約26kg 約34kg 約50kg 23 定格負荷時、20℃環境、 初期値(注1) 無結露のこと(注2) 外形寸法 (Wmm×Dmm×Hmm) 注1. UPS内部のバッテリを使用した時のバックアップ時間です。 注2. 30℃を超える環境で使用すると、バッテリ寿命が短くなります。 考 BP30BM-R H1009E-002 206 [8.11] 226 [8.90] 86 [3.39] 292 [11.50] 312 [12.28] 86 [3.39] 24 388 [15.27] 4-φ10.0 45 [1.77] 378 [14.88] 398 [15.67] 86 [3.39] 45 [1.77] 378 [14.88] 398 [15.67] 45 [1.77] 86 [3.39] 29.5 [1.16] 45 [1.77] 292 [11.50] 312 [12.28] 388 [15.27] 388 [15.27] 86 [3.39] 75 [2.95] 29.5 [1.16] 388 [15.27] 388 [15.27] 29.5 [1.16] 75 [2.95] 29.5 [1.16] 29.5 [1.16] 75 [2.95] 75 [2.95] 296 [11.65] 296 [11.65] 296 [11.65] 296 [11.65] 296 [11.65] 296 [11.65] 4-φ10.0 45 [1.77] 75 [2.95] 29.5 [1.16] 388 [15.27] 206 [8.11] 226 [8.90] 45 [1.77] 75 [2.95] 床固定寸法図 §12 .床 固定 寸法 図 BP10BM-R 4-φ10.0 86 [3.39] BP15BM-R 4-φ10.0 206 [8.11] 226 [8.90] 86 [3.39] 45 [1.77] 292 [11.50] 312 [12.28] 45 [1.77] 86 [3.39] 25 29.5 [1.16] 29.5 [1.16] 29.5 [1.16] 548 [21.57] 548 [21.57] 548 [21.57] 548 [21.57] 548 [21.57] 548 [21.57] 4-φ10.0 4-φ10.0 378 [14.88] 398 [15.67] 86 [3.39] 45 [1.77] 75 [2.95] 75 [2.95] 75 [2.95] 床固定寸法図 BP20BM-R BP30BM-R 4-φ10.0 このページは空白です。 バッテリモジュール BP-BM-R シリーズ 取扱説明書 2009 年 4 月 1 日 第 1 版 NEC フィールディング株式会社 東京都港区三田一丁目 4 番 28 号(三田国際ビル) ソリューション事業推進本部 TEL 03(3457)7029 http://www.fielding.co.jp NEC フィールディング株式会社の許可なく複製・改版などを行うことはできません。 本書の内容は、将来予告なしに変更する場合があります。 TMU-01360-001 M0008685
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