電子マネーとは 電子マネーの種類 ICカード型

JR 駅構内での買い物時に「Suica」で支払いができたり、コンビニでお会計をする時に携帯
電話をかざすだけで支払いが出来たりと、
「電子マネー」は私達にとってとても身近なものに
なってきました。しかし、身近なものになったとはいえ「電子マネーの定義ってなに?」
「電
子マネーにはどんな種類があるの?」という方が多いのではないでしょうか?
電子マネーの種類と、その特徴についてご説明いたします。
電子マネーとは
簡単に言うと、
「現金をデジタルデータへと変換して決済に利用するもの」
電子マネーの種類
大きく分けると、「IC カード型」と「ネットワーク型」の 2 つに分けることが出来ます。
ICカード型
Edy(エディ)
・ ビットワレット株式会社が運営するプリペイド型電子マネー。
・ 名前の由来はユーロ(Euro)・ドル(Dollar)
・円(Yen)に次ぐ第 4 の基軸通貨になっ
て欲しいとの願いから、各々の頭文字を取る形で付けられた。
・ カードは FeliCa(ソニーが開発した非接触 IC カード技術)によって提供される。
・ Edy 専用カードのほかクレジットカード(ビットワレットと直接契約している国内の会
社に限られている。
)、社員証、学生証に Edy 機能を付加したものもある。
・ コンビニの am/pm、サークル K サンクス全店で使用可能。
・ 入金方法は現金での入金、登録したクレジットカード、銀行口座からの入金方法(オン
ラインチャージ)がある。
・ 1 枚の Edy にチャージできる最大金額は 50,000 円、オンラインチャージは 1 回の操作
で 25,000 円まで。
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Suica(スイカ)
・ JR 東日本が開発した、非接触方式 IC カード FeliCa を使用している乗車カード。
・ 名前の由来は「Super Urban Intelligent Card」の頭文字をとって名付けられた。
さらに、
「スイスイ行ける IC カード」の意味も込められている。
・ 電子マネー機能が搭載されており、NEWDAYS やファミリーマート、一部のキヨスク、ビ
ックカメラ、ヨドバシカメラ、駅構内の各店舗で利用可能。現時点では Edy との互換性
はない。
・ クレジットカード機能が付いている Suica もある。
・ ポスターに付属するリーダーに Suica をタッチすると、事前に登録した携帯電話のメー
ルアドレスあてにサービスの情報や、クーポン等が送られてくる「SuiPo」という広告
媒体もある。
・ 入金方法は、現金では自動券売機・自動精算機・カード発売機などで 20,000 円まで現
金またはビューカードで入金(チャージ)ができ、同じカードを繰り返し使用すること
が可能。
ICOCA(イコカ)
・ JR 西日本の IC カード乗車券
・ 「IC Operating Card」の略。
・ 今までの J スルーカードを IC 化したもの。
・ 機能は JR 東日本の「Suica」とほぼ変わらないが、私鉄にも利用できる。
・ 利用エリアは「JR 西日本 ICOCA」エリア、
「JR 東日本 Suica」エリア、
「スルッと KANSAI
PiTaPa」エリア。
・ Suica エリアでの ICOCA の使用には制限があり、JR 東日本圏内での電子マネー機能が一
切使用できない。
PiTaPa(ピタパ)
・ 関西の私鉄や地下鉄が加盟する「スルッと KANSAI 協議会」
が導入した決済サービス。非接触方式 IC カード FeliCa を使
用している
・ 「Postpay IC for Touch and Pay」の略。
・ Suica・ICOCA の様なプリペイド(前払い)形式ではなく、ポストペイ(後払い)方式
を採用している。(ICOCA エリアではチャージが必要)
・ 利用額割引・利用回数割引・区間指定割引といった利用額割引がある。
・ PiTaPa ショッピング加盟店での支払いも可能。利用額に応じてポイントが加算され、
一定のポイントがたまれば交通利用代金から自動的に割り引かれる。
・ 利用限度額は、交通サービスでの利用が 1 ヶ月 150,000 円まで、ショッピングや施設で
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の利用が 1 日 30,000 円/1 ヶ月 50,000 円まで。
VISA キャッシュ
・ VISA International 社が開発したシステム
・ 使い切り(ディスポーザル)型のカードと補充可能(リローダブル)型のカードが用意され
ており、補充可能型にはキャッシュカードやデビットカード、クレジットカードなど他
のカードの機能を持たせた多機能型もある。
・ 使い切り型カードは現行のプリペイドカードと同様のシステムで、カード購入金額を上
限に、加盟店の端末で支払いを行なうことができる。
・ 補充可能型カードは、ATM や店頭に配置された専用の「リロード端末」と呼ばれる端
末を使って、銀行などの自分の口座から貨幣価値データを補充することができる。
・ 貨幣価値の利用方法に関しては「クローズドループ」と呼ばれる方式を採用しており、利
用者はカードに引き出した貨幣価値を他社に譲渡することはできず、店舗での支払いにし
か使えない。
MONDEX(モンデックス)
・ IC カード型電子マネーのひとつで、Mondex International 社によって開発されたシス
テム
・ 利用者はまず、モンデックスに対応した銀行の ATM や IC カード対応電話機などを使っ
て自分の口座から使いたい金額だけカードに引き落とす。商店では、専用の端末を使っ
て引き落とした金額の枠内で支払いを済ませることができる。キーホルダー型の小型端
末で残高を確認することもできる。
・ 貨幣価値の利用方法に関しては「オープンループ」と呼ばれる方式を採用しており、利
用者はカードに引き出した貨幣価値を店舗での支払いに使うだけでなく、他人と自由に
譲渡できるようになっている。
nanaco(ナナコ)
・ 株式会社セブン&アイ・ホールディングスが 2007 年春に導入予
定の電子マネー。
ネットワーク型
WebMoney(ウェブマネー)
・ 株式会社ウェブマネーが運営するインターネット専用のプリペイド型電子マネー。
・ コンビニエンスストアや WebMoney ホームページから購入可能。
・ 利用者は購入時に発行される 16 桁のプリペイド番号を入力するだけで決済を行える。
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・ IC カードや特別なハードウェアを必要としないシンプルなシステム。
・ 個人情報を入力する必要がないため、情報漏洩の危険性がない。
Digi-Coin(デジコイン)
・ UFJ ニコスが運営
・ パソコンからクレジットカード決済などで 500~5万円分のデジコインを購入し、パソコン
用の有料サイトなどで利用可能。
NET CASH
・ NTT カードソリューションが提供するプリペイド式電子決サービス。
・ WebMoney とほぼ同じ。16 桁の ID を入力することにより決済を行う。
ちょコム
・ NTT コミュニケーションズが提供するインターネット上で使える電子マネー。
・ ネット上に専用のちょコム貯金箱を開設し、電子マネーちょコムをチャージして使用。
・ ネットショッピングの決済に使用でき、利用金額に応じたちょコムバックがある。
・ チャージはクレジットカード、インターネット銀行決済、郵便振替、コンビニエンスス
トアで可能。
CyberCoin(サイバーコイン)
・ CyberCash 社が開発したネットワーク型電子マネー。
・ 国内のみ使用でき 25 円から決済可能で、Web 上の小額決済に向いている。
・ ユーザは利用に先だって同社の「サイバーコイン・ソフトウェア」と、Microsoft 社が
提供する「Microsoft Wallet」をパソコンにインストールする。その後、クレジットカ
ードで貨幣価値にあたる「サイバーコイン」を購入する。
・ 取扱店(の Web サイト)では、発行されたパスワードを入力すると、購入したサイバーコ
インの価値を限度に支払を済ませることができる。
携帯電話で使用できる電子マネー
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