H20.03.24 日産メディカルセンター A5MH - 健 07 - 12 センターだより 四月号 はじめに 近年、香りに対する関心が高まり、香料を安眠のために役立てる研究や、香りによって疲労・ ストレスをとり、元気を回復するアロマテラピー(芳香療法)、香りによる環境システムなど、さま ざまな研究や応用が活発化しています。 もともと、各種のハーブ(薬草・香草)などに含まれているある種の香りは、人間の心身をリラッ 発行:佐藤 クスさせたり興奮させたりする作用があることが古くから経験的に知られており、いろいろな形で 利用されてきました。 古くて新しい分野である香りの利用は、これからの健康づくり、環境づくりに不可欠といっても 過言ではありません。 香りの効果 香りの効果には、嗅覚による心理効果(身体面にも影響を及ぼす)と、香りの素である精油成分が呼吸器や皮膚 などから吸収されて、体内で作用する薬理作用の両方があります。 香りの心理効果については、香りが脳波や交感神経に及ぼす影響を測定する方法が考案され、最近では科学的 な検証が可能になりました。ジャスミンやバジル、ペパーミント、ローズなどの香りには興奮作用が、ラベンダーやカ モミール、レモン、サンダルウッドなどには鎮静作用が認められています。 気分や体の状態に合わせ、アロマテラピー(芳香療法)を楽しみましょう 1) 芳香器(アロマポット、アロマライト)というものがあり、エッセンシャルオイル(精油)を皿のくぼみ部分に数滴たら し、香りを楽しみましょう。(使用上の注意をよく読み取り扱いには注意しましょう) 2) ポプリやハンカチに数滴たらし置いておきましょう。 3) アロマキャンドルというローソクタイプのものもあります。(火の取り扱いには注意しましょう) 4) お風呂に数滴たらして、ゆったりとくつろぎましょう。 5) 熱いお湯を入れたマグカップにエッセンシャルオイル数滴を入れる簡単な方法もあります。 症状とエッセンシャルオイル(精油)について ●花粉症の方は・・・ ティートゥリー ●眠れない時は・・・ カモミール ●ストレスや悩みごとが多いとき オレンジ ●集中できないとき レモン ●落ち込んでいるとき ジャスミン ユーカリラディアタ ラベンサラ ラベンダー ラベンダー マジョラム ペパーミント グレープフルーツ お花見も芳香浴の一つと言われています。 春本番です。桜や菜の花の香りのやさしさ、豊かさにふれて みてはいかがですか。 ネロリ ペパーミント
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