株 主 の 皆 さまへ 第45期 事業報告書 平成16 年4月1日∼平成17年3月31日 01 1 株主の皆さまへ 成長事業の牽引により過去最高の売上を達成 当期の国内の経済は、輸出の鈍化などの影響を受け景気回 復の踊り場を迎えましたが、製造業を中心として設備投資は 増加傾向にあり、また、個人消費も堅調に推移いたしました。 一方、当社が主として事業を展開しておりますアジア各国の 経済は、成長を維持しながら概ね安定的に推移いたしました。 このような環境の中で、当期の連結売上高は、前期に比べ 59億円増加し2,460億円と過去最高の売上高を達成いたし ました。国内における売上高は、成長分野であるヘルスケア 事業、ペットケア事業において順調に拡大し、前期に比べ12 億円増加し1,920億円となりました。一方、アジアを中心と した海外事業の売上高は、参入各国において積極的なマーケ ティング活動を継続した結果、前期に比べ19億円増加し 346億円となりました。また、その他の地域の売上高は、主 にヨーロッパにおいて大人用失禁製品ならびにベビー用紙オ ムツの売上を伸ばした結果、前期に比べ27億円増加し194 億円となりました。この結果、海外法人の外部顧客に対する 目 次 売上高は、前期に比べ46億円増加し540億円となり、連結 1. 売上高中22%の構成を占めるに至りました。 株主の皆さまへ 3. 「高付加価値製品」と「市場創造型製品」 によりさらなる成長を実現 7. 海外事業を強力に推進 8. 部門別の概況 当期純利益は過去最高益となる163億円 国内事業においては、ベビーケア事業では、少子化の影響 により需要の減少が続く中、市場を牽引するリーディングカ 11. 主要財務データ ンパニーとして、使用者の実態を的確に捉えた新製品を発売 14. ユニ・チャームのCSR推進 Vol.3 し、新たな価値を提供してまいりました。フェミニンケア事 15. 新製品のご紹介 業では、安心と快適を実現する製品を開発し市場の活性化を 17. 会社データ 図るとともに、第3の生理用品『ソフィボディピースセット』 18. 株主アンケートの結果報告 を発売し新たな市場創造に取り組んでまいりました。ヘルス ケア事業では、高齢化が進む中で、「生命(いのち)の歓びを 02 2 追求する」を事業理念に、心と身体の寝たきりゼロを目指し 化を図り、収益力の強化に取り組んでまいります。また、国内 て『ライフリー』ブランドの開発・改良に注力した結果、大 ヘルスケア事業、ペットケア事業そしてクリーン&フレッシュ 人用紙オムツ市場の成長以上の売上と利益の成長を実現いた 事業において積極的に経営資源を投入し、新たな成長基軸の構 しました。また、2桁の成長を続けている尿漏れケア専用品 築を図り、成長の加速を図ってまいります。 市場においては、専用品による適切な尿漏れケアの啓発に取 海外事業においては、東アジア主要各国において『Sofy』 り組み、市場の拡大に努めてまいりました。クリーン&フレ 『Charm』の両ブランドでフェミニンケア事業の成長拡大を ッシュ事業では、『ウェーブ』ブランドを通じて新しいお掃除 加速いたします。ベビーケア事業では、『Mamy Poko』ブラ 習慣を提案することにより、お客さまに清潔・安心を提供し、 ンドのマーケティング展開を強化し、ブランドの浸透を進め 掃除用品市場の拡大を図ってまいりました。ペットケア事業 るとともに、生産・供給体制の整備を進めてまいります。さ では、差別化された製品を中心に製品力強化に取り組んだ結 らに、大人用紙オムツ『Lifree』ブランドを台湾・タイの2カ 果、市場を上回るスピードで成長いたしました。 国で積極的に展開し、ヘルスケア事業を海外事業の第3の柱 海外事業では、アジアにおけるフェミニンケア事業・ベビ として育成してまいります。 ーケア事業、そしてヨーロッパにおける、ヘルスケア事業・ ベビーケア事業が順調に売上を拡大いたしました。 期末配当金は1株につき1円増配の15円 利益の面では、一般管理費の効率化の推進や海外事業など 当社は、株主の皆さまへの利益還元を最も重要な経営方針 の売上拡大に伴う利益増加はありましたが、一方で、ブラン のひとつと考え、そのためにキャッシュ・フローの創出によ ドの育成を目的とした国内外における広告宣伝費の投下や、 る企業価値の増大に努めております。収益力向上のための企 競争力の強化を目的に販売経費を積極的に投下した結果、営 業体質の強化、および成長に向けた積極的な事業投資の拡大 業利益は前期に比べ34億円減少し272億円となりました。 を図りながら、株主配当の安定と継続的な増配を方針として 経常利益は、前期に比べ31億円減少し279億円、そして当 堅持してまいります。 期純利益は、厚生年金基金代行返上益などにより前期に比べ 当期の期末配当金につきましては、利益還元をさらに進め 1億円増加し163億円と過去最高益となりました。1株当た 中間期に公表したとおり、前期より1円増配の1株当たり15 り当期純利益は244円25銭となり、前期に比べ3円99銭増 円とさせていただきました。 加いたしました。 株主、投資家の皆さまにおかれましては、引き続き格別の ご支援を賜りますようお願い申し上げます。 新たな成長基軸の構築により成長を加速 当社は、圧倒的なシェアを有している国内ベビーケア事業・ 国内フェミニンケア事業において、お客さまのニーズを的確に 捉えた高付加価値の製品を投入することで成熟市場の再活性 代表取締役 社長執行役員 03 「高付加価値製品」と「市場創造型製品」によりさらなる成長を実現 3 当社は、赤ちゃんからお年寄りまで、すべての人びとの快適な毎日のために、 「不織布・吸収体の成型および加工技 術」を競争力の源泉として事業を展開しています。高付加価値製品や市場創造型製品を開発して市場に投入すること によって、成熟市場といわれている国内のベビーケアやフェミニンケアの事業においても、さらなる成長を目指してい ます。また、新たな機能を備えた製品を成長市場に投入することによって市場成長以上の成長を達成していきたいと 考えています。今回の事業報告書では、成長の源泉となる各事業の高付加価値製品・市場創造型製品をご紹介します。 市場の拡大を図るため、パンツタイプへの転換を促す したMサイズ吸収体を開発し、おしっこのおなか回りか Mサイズを開発 らの漏れを防止します。②足ぐり部分に「ダブル立体ギャ 紙オムツのテープタイプからパンツタイプへの転換を ザー」を設けたことにより、この時期特有の軟便の漏れを 促し、ベビー用紙オムツ市場の拡大を図るためには、パ 防止します。③肌ざわりのよい通気性シートを全面に用 ンツタイプ未経験のお子さまが多いMサイズ市場で新た い、さらにおなか回りの湿った空気をすばやく外に逃が にパンツタイプ紙オムツの使用者を獲得することが重要 すダブル通気システムを採用して、むれやかぶれからお です。 肌を保護します。④全面に施したかわいらしいデザイン この時期のお子さまは、はいはい・つかまり立ち・つ に加えて、おしり側にカラフルな6種類のワンポイントの たい歩きなど、自分自身で移動できる喜びに満ちあふれ デザインを用意し、毎日のオムツ交換を楽しくしました。 ています。そこで、お子さまにあわせた4つの機能を開 これらの新機能の開発により、Mサイズを使用するお 発し、 『マミーポコパンツ Mサイズ』を発売いたしました。 子さまのパンツタイプへの転換を加速し、市場の拡大を ①活発な動きにあわせて、 「ウェスト吸収ゾーン」を採用 図ってまいります。 『マミーポコパンツ Mサイズ』 『マミーポコパンツ Mサイズ』 ©DISNEY 04 4 ボディラインにフィットする新体感の スリムナプキンを開発 新たな発想により新スタイルの第3の生理用品を開発 生理中におこる漏れは、身体とナプキンの間に生じる 生理の日も普段どおりに過ごしたいと考える女性が約 小さな「すき間」と身体とナプキンの「動きのずれ」が 95%も存在します。そのため、違和感が少ないスリム 主な原因です。この「すき間」と「動きのずれ」を同時 ナプキン市場が急速に伸びています。その一方で、スリ に解決するため、身体につけて経血を直接吸収する新ス ムナプキンは薄く平らな構造のため、不安を感じている タイルの第3の生理用品『ソフィ ボディピースセット』 方も少なからず存在します。 を開発いたしました。下着につけるナプキンや体内に挿 そこで、女性の身体の構造をナプキンの視点で見つめ 入するタンポンとは異なり、身体につけるピースと下着 なおし、新たに開発した「ふわピタ吸収体」を採用した につけるシートの組み合わせで使用する新しいスタイル 『ソフィ ボディフィット ふわピタスリム』を発売いたし の生理用品です。 ました。スリムナプキンの薄さはそのままで、新形状の真 身体につけて直接吸収するピースは、ふわっと柔軟な ん中のふくらみ「ふわピタ吸収体」がボディラインにフィ 肌にやさしい素材を採用していて、幅・長さ・深さもぴ ットしてすき間を作らず、多い日でも経血を中央で吸収 ったりの大きさで身体の凹凸に合わせてフィットします。 することで安心感も高めました。また、コットンのような そのため、脚を組んでも走っても動きにしっかりついて 肌ざわりを実現し、肌へのやさしさも高めました。 きます。また、身体につけるピースは、すき間を作らな 製品にこれらの新機能を備え、生理中でもより快適 いのでずれずに経血を吸収します。羽つきのシートは、 に過ごせるように、また、漏れの不安からさらに自由に 薄くてずれずによれないため、わずかな漏れまでカバー なれるように女性を支援し、スリムナプキン市場を拡 します。この2重のガードによって、漏れ率を約70% 大してまいります。 『ソフィ ボディフィット ふわピタスリム』 『ソフィ ボディピースセット』 05 「高付加価値製品」と「市場創造型製品」によりさらなる成長を実現 も低減することに成功いたしました(当社昼用ナプキン より良い排泄ケアを実現する『ライフリー 尿とりパッド 使用時比較)。このため、経血の多い日でも、生理を気に なしでも長時間安心パンツ』を開発しました。認知症の せず思い切り活動することができます。 方に尿とりパッドなしで長時間の安心を提供するために、 この『ソフィ ボディピースセット』の発売により、働 ①1000ccの尿を吸収するスーパーロング吸収体、②長 く女性を中心に新しい安心と快適を提供し、新たな市場 時間装着してもいつも快適な「さらさらポリマー」を配 を創造してまいります。 合、③認知症の方でも前後がわかりやすいお腹のカラー ゴム、など新たな機能を付加しました。 認知症の方など、尿とりパッドなしで過ごしたい方に 最適な製品を開発 認知症高齢者の増加が見込まれる中で、認知症ケア推 進を支援し介護品質の向上を目指してまいります。 認知症の方の特徴として、尿とりパッドを当てても取 りはずしてしまったり、汚れたパッドをタンスに隠して 介助があれば座れる方・立てる方専用のパッドを しまうということがあります。また、トイレにお連れし 初めて開発 ようとしても「行きたくない」などと拒否をされ、思う 介助があれば座れる方や立てる方の多くは、パンツ ようにオムツ交換ができない場合があります。その結果、 タイプの紙オムツを使用しています。このような方々 尿とりパッドを使用せずパンツ型紙オムツのみで過ごさ は、昼間は自分のお気に入りの場所で座って過ごすこ れ、吸収量が足りず外に漏れ衣服が汚れてしまったりし とが多いのですが、おしりに体圧がかかった状態で排 ています。現在、介護用のパンツ型紙オムツ使用者のう 尿すると、尿は行き場を失い漏れを発生させてしまう ち認知症などが原因で、尿とりパッドの使用や交換が困 ことがあります。また、夜間は、寝返りを打った時な 難な方は、およそ5人に1人存在するといわれています。 どに、尿が吸収体の表面を流れて足ぐり部分から漏れ そこで、このような認知症高齢者の特性を考慮した、 『ライフリー 尿とりパッドなしでも 長時間安心パンツ』 てしまうことがあります。そして、これがご本人の生 左:『ライフリー パンツ用尿とりパッド 長時間座っても安心』 右:『ライフリー パンツ用尿とりパッド どんな姿勢でも一晩中安心』 06 きる意欲の低下につながることもあります。 そこで、介助があれば座れる方・立てる方向けに、 以下のお子さまの発症率が特に高いといわれています。 日常生活でのアレルゲン対策として有効な手段のひとつ パッドに体重がかかっても尿を瞬間的に吸収する「く がお掃除です。ダニや花粉などのアレルゲンは、ほこり り返し瞬間吸収体」を新たに開発し、約4回分の尿を吸 の中に多く存在しています。ふだんのお掃除でアレルゲ 収する『ライフリー パンツ用尿とりパッド長時間座っ ン対策までできる新たなお掃除を提案するため、『ウェー ても安心』と約5回分の尿を吸収する『ライフリー パ ブ』ブランドから『アレルケアウェーブ』シリーズを発 ンツ用尿とりパッドどんな姿勢でも一晩中安心』を発 売しました。 売しました。いずれも介護者の交換の手間を軽減する 製品です。 新たに開発した毛足の長い非常に多くの繊維にアレル ゲン低減成分を配合した「アレルケアファイバー」を採 これからも介護される方の身体の状態に合わせた高 用し、アレルゲンをからめ取ります。アレルゲン低減成 機能の製品を開発し、介護品質の向上に取り組んでま 分は天然のオリーブから抽出しており、小さなお子さま いります。 やペットのいるご家庭でも安心してご使用いただけます。 拭きにくいすき間や凸凹にもフィットしてほこりをから お部屋のトータルアレルゲン対策製品を開発 め取る『ハンディワイパー』、長さや角度が変えられてお 2001年に『ウェーブ ハンディワイパー』を発売して 部屋の高い所から低いところまで拭ける『のびるワイ 以来、 『ウェーブ』は新しいシートの技術で先進的な「手 パー』、フローリングの溝のほこりまで拭ける『フロア 軽でユニークなお掃除」を提案してまいりました。 シート』で、部屋中すみずみまでお掃除とアレルゲン 現在、日本人の3人に1人がアレルギー様症状を発症 しているといわれています。また、さらに多くの方がア レルギー様症状発症の可能性があり、なかでも、小学生 『アレルケアウェーブ ハンディワイパー』 対策ができます。 新たな機能の提案により、シートクリーナー市場に新 しい需要を創造してまいります。 『アレルケアウェーブ のびるワイパー』 『アレルケアウェーブ フロアシート』 07 海外事業を強力に推進 ∼成長市場における普及が高まる中で、全地域でナンバーワンを目指して積極的な事業展開を推進します∼ 当社はアジアに暮らす20億の人びとのために、快適と感動と喜びを与える モンゴル ような、世界初・世界ナンバーワンの製品とサービスを提供することで、東ア 韓国 ジアにおいてナンバーワンのライフサポートインダストリーを目指していま 中国 す。1984年に台湾の現地法人設立を皮切りに、東アジアを中心に事業を展開 し、現在ではアジア地域の10カ国に、サウジアラビアとオランダを加えた12 カ国までエリアを拡大しています。参入各国で普及が高まる中で、当社は積 台湾 ベトナム タイ マレーシア 極的なマーケティング活動を行い、フェミニンケア製品の『Sofy』、ベビーケア フィリピン シンガポール インドネシア 製品の『Mamy Poko』を中心とした高機能の製品を発売することによって、 その他の地域 オランダ サウジアラビア 全地域でカテゴリーナンバーワンを目指して事業基盤の拡大を加速しています。 ユニ・チャームの海外現地法人 アジア全体の売上高は過去最高を達成 ユーザーのADL別に最適な製品をラインアップし、パッケージで自 アジア全体の売上高は前期に比べ5.9%増加し346億円、営業利 分にあった製品が一目でわかるような工夫を凝らし、ブランドの浸透 益は前期に比べ0.4%増加し30億円となりました。特に、タイ、 強化を図っています。また、台湾でも引き続き高い成長を維持してい 中国、インドネシア、マレーシアで着実に売上と利益を伸ばし、日 ます。ヨーロッパを中心とした地域では、大人用のパンツタイプ紙オ 本円ベースで過去最高の売上となりました。 ムツが順調に売上を拡大しています。 ● クリーン&フレッシュ事業 事業部門別の概況 ● ベビーケア事業 新しいお掃除習慣を提案する『ウェーブ』は、アジア地域では台 湾で販売しています。また、当社が『ウェーブ』のシート技術をラ 東アジア参入各国において積極的な販売・マーケティング活動を イセンス供与し、ザ・プロクター・アンド・ギャンブル社が、北米 継続し、各国市場の拡大とプレミアムブランドである『Mamy ならびにヨーロッパ地域で販売する「スイッファー・ダスターズ Poko』に集中して売上を拡大しました。特に、タイ、インドネシア (Swiffer Dusters)」は、当期においても順調に売上を拡大し、ロ ではナンバーワンシェア獲得後も着実にシェアを拡大し、市場の拡 イヤリティ収入の増加に寄与しています。 大を牽引するとともに海外事業の成長に貢献しています。また、中 国においては、機能を強化した製品を投入し、着実に市場への浸透 国・地域別 を図りシェアを拡大しました。 中国 ● フェミニンケア事業 韓国 東アジア参入各国で発売した高機能の夜用ナプキンの新製品が業 績を牽引し、アセアン各国では業容を拡大しました。台湾、タイで マレーシア ベトナム 2003年に、台湾に続いてタイで『Lifree』を発売いたしました。 販売 インドネシア シンガポール ● ヘルスケア事業 生産 タイ 拡大してまいりました。また、中国においても夜用ナプキンの新製 とするとともに、全国ベースでもナンバーワンとなりました。 C&F 台湾 はナンバーワンの地位を堅持し、インドネシアでは順調にシェアを 品が業績に貢献し、都市部でのナンバーワンの地位を確固たるもの ベビーケア フェミニンケア ヘルスケア モンゴル フィリピン サウジアラビア オランダ サウジアラビアは、ベビーケア製品の技術提携です。 オランダは、技術提携によるベビー用および大人用パンツタイプ紙オムツの生産です。 部門別の概況 08 営業の概況(連結) 当期の連結売上高は、前期に比べ2.5%増加し2,460億円 期比0.9%増の163億円と過去最高益となりました。この結 と過去最高を達成しました。利益については、一般管理費の効 果、1株当たり当期純利益は、244円25銭となり、前年より 率化の推進や海外事業での売上拡大に伴う利益増加はありまし 3円99銭増加しました。 たが、ブランド育成に向けた広告宣伝費や国内事業での競争力 なお、期末配当金については、中間期に公表したとおり、前 強化のための販売促進費などの販売経費を積極的に投下した結 期末より1円増配の1株当たり15円とさせていただきまし 果、営業利益は前期比11.2%減の272億円、経常利益は前期 た。この結果、中間配当金1株当たり15円を含めた年間の配 比10.1%減の279億円となりました。また、当期純利益は前 当金は、前期より2円増配の1株当たり30円となります。 部門別の概況(連結) う消費の低迷、猛暑の影響により競争が一層激しさを増し、市 ① パーソナルケア事業部門 場全体の単価下落を招きました。 (単位:百万円) 当期 前期 増減額 増減率 売 上 高 208,016 205,290 2,725 1.3% 営業利益 23,250 27,221 △3,971 △14.6% 当社はリーディングカンパニーとして、1枚当たりの単価を 下げることなく、消費者の皆さまに付加価値の高い製品を提供 させていただくために、パンツタイプ紙オムツの市場浸透促進 売上高は外部顧客に対する売上高 策を中心に、絶え間ない新製品の投入と製品リニューアルを行 当期のパーソナルケア事業部門の売上高は、前期に比べ うとともに、積極的なマーケティング活動を推進することによ 1.3%増加し、2,080億円となりました。営業利益は前期比 って、低迷する市場の活性化と収益の拡大に努めてきました。 2004年4月には安心して水遊びができる『ムーニーマン 14.6%減の232億円と前期比39億円の減益となりました。 水あそびパンツ』を、同7月には『ムーニーマン』のディズニ ー柄期間限定デザインを、同9月には大きいお子さま用の新サ ● ベビーケア事業 国内では、少子化による需要の減少や、消費税総額表示に伴 イズ『ムーニーマン ビッグより大きいサイズ』を新発売し、新 ■ 売上高の推移(百万円) ■ 経常利益の推移(百万円) ■ 当期純利益の推移(百万円) 250,000 35,000 20,000 30,000 200,000 15,000 25,000 150,000 20,000 10,000 15,000 100,000 10,000 50,000 5,000 5,000 0 0 2001 2002 2003 2004 2005 0 2001 2002 2003 2004 2005 2001 2002 2003 2004 2005 09 部門別の概況 たな価値を提供しました。本年2月には、『ムーニーマン Lサ ピースセット』を全国発売しました。 イズ、ビッグサイズ』の男女別新デザイン、 『マミーポコ パン 一方、初経教育情報ウェブサイト『はじめてからだナビfor ツ』のMサイズを新発売し、パンツタイプ紙オムツへの転換を girls』や、タンポン普及のための啓発活動など、生理に関わ 促進しております。 る情報の提供に努めました。このような活動を通じて、国内生 この結果、ベビーケア事業の売上高は、前期に比べ26億円 減少して984億円となりました。 理用品ブランドとして市場ナンバーワンシェアだけでなく、ブ ランド支持率ナンバーワンの地位も確立しました。 この結果、フェミニンケア事業の売上高は、前期に比べ1億 ●フェミニンケア事業 円減少して562億円となりました。 国内では、少子高齢化の影響で生理対象人口が減少する中、 市場全体の成長は低調に推移していますが、当社は、国内唯一 ●ヘルスケア事業 成長市場における競争が激しさを増す中で、市場の成長率を の生理用品総合フルラインメーカーとして市場の活性化を図っ 上回る売上高の成長を実現しました。 てきました。 ワイドタイプナプキンでは、2004年4月に夜用の『ソフィ 重度失禁製品市場では、離床を促す新しい尿取りパッド『ラ ワイドガード 350』を、9月に昼用の『ソフィ ワイドガー イフリー 座位安心パッド』と『ライフリー 座っても安心尿と 250』を新発売しました。2005年3月にはボディラインに りパッド』が着実に市場に浸透し、介護を受ける人、ケアする フィットするスリムナプキン『ソフィ ボディフィットふわピ 人の双方のQOL(Quality of Life:生活の質)の向上に貢献 タスリム』を発売し、多くの女性にご支持いただきました。ま しました。また、「排泄ケア研究所」や「ライフリーいきいき た、初めてのヒップアップ&美脚生理用ショーツ『ソフィ ス ダイヤル」、「いきいき生活」事業などの活動を通して、ブラン リムアップフィット』や、着用を感じさせないパンティライナ ドの価値向上に努めています。 ー『ソフィ パンティライナーゼロ体感』を新発売し、市場の また、2桁の成長を続けている尿漏れケア専用品市場にお 成長に貢献いたしました。さらに2005年3月に、ピースとシ いては、 『チャームナップ さわやかライナー』 『チャームナップ ートを組み合わせて使用する次世代生理用品『ソフィ ボディ さわやか超吸収』の全製品パッケージに、日本コンチネンス ■ 総資産/株主資本の推移(百万円) 総資産 ■ 一株当たり当期純利益の推移(円) ■ 一株当たり株主資本の推移(円) 株主資本 250,000 250 2,500 200,000 200 2,000 150,000 150 1,500 100,000 100 1,000 50,000 50 500 0 0 2001 2002 2003 2004 2005 0 2001 2002 2003 2004 2005 2001 2002 2003 2004 2005 10 協会 ※ による「コンチネンスケアマーク」を採用し、普及拡大 当期のペットケア事業部門の売上高は、前期に比べ13.8%増 に努めています。 加し268億円、営業利益は4億円増益の26億円となりました。 ※「すべての人が気持ちよく排泄のできる社会」を目指して活動し 「健康と清潔でペットの暮らし快適に」を事業理念に、連結子 ている市民団体。 会社ユニ・チャームペットケア株式会社にて事業運営していま す。ペットケア事業は中長期にわたり確実に成長が期待される ●クリーン&フレッシュ事業 市場です。フードとトイレタリーの2つのカテゴリーに特化し これまで培ってきた不織布・吸収体技術を応用し、お客さま て、おいしさを追求したペットフードや、室内飼育のニーズを へ清潔・安心・新鮮を提供しています。業界初の携帯用ケース 的確に捉えた製品の品揃えの充実と販売促進を図りました。 つきウェットティッシュ『シルコット ウェットティッシュ プ チパクト』と同「安心除菌」タイプを発売し、品揃えの強化を ③ その他部門 図りました。また、水拭きができるスプレー式フロアモップ 『ウェーブ ピュピュッとモップ』、ダニ・花粉等のアレルゲン 対策ができる『アレルケアウェーブ ハンディワイパー』、 『アレルケアウェーブ のびるワイパー』 、『アレルケアウェーブ フロアシート』を発売し、新しいお掃除習慣を提案しました。 (単位:百万円) 当期 前期 増減額 増減率 売 上 高 11,227 11,266 △38 △0.3% 営業利益 1,370 1,323 47 3.6% 売上高は外部顧客に対する売上高 当期のその他部門の売上高は、112億円と前期に比べ0.3% ② ペットケア事業部門 (単位:百万円) 当期 前期 減少し、営業利益は13億円となりました。 増減額 増減率 スーパーマーケットなどを顧客とする食品包材事業は、不織 布および吸収体技術を活かしたトレイマット『フレッシュマス 売 上 高 26,806 23,553 3,253 13.8% 営業利益 2,614 2,168 446 20.6% ター』が順調に売上高を拡大いたしました。 売上高は外部顧客に対する売上高 ■ 株主資本利益率(ROE)の推移(%) ■ 株主資本比率の推移(%) ■ 一株当たり配当額の推移(円) 15 80 40 60 30 40 20 20 10 10 5 0 0 0 2001 2002 2003 2004 2005 2001 2002 2003 2004 2005 2001 2002 2003 2004 2005 11 主要財務データ(連結) 貸借対照表(要旨) (単位:百万円) (単位:百万円) 当期 前期 当期 前期 平成17年3月31日現在 平成16年3月31日現在 平成17年3月31日現在 平成16年3月31日現在 負債の部 資産の部 流 動 資 産 現 金 及 び 預 金 104,657 46,358 94,575 流 動 負 債 59,745 66,874 34,434 支払手形及び買掛金 23,856 25,990 金 5,903 4,570 1年以内償還予定の社債 1,000 − 未 払 金 19,889 20,798 短 借 入 受取手形及び売掛金 29,076 有 券 11,914 13,922 産 12,072 12,421 未 払 法 人 税 等 2,846 9,290 繰 延 税 金 資 産 2,047 2,530 賞 金 2,963 3,139 そ の 他 3,314 2,424 そ の 他 3,286 3,083 貸 金 △127 △173 固 定 負 債 8,776 11,505 固 定 資 産 110,707 114,426 社 債 − 1,000 た 価 な 倒 証 卸 引 資 当 有 形 固 定 資 産 72,798 29,016 期 22,361 23,117 機械装置及び運搬具 38,615 33,046 9,930 13,325 土 地 建 設 仮 勘 定 511 6,856 そ の 他 1,379 959 少 引 当 金 344 557 退職給付引当金 4,845 6,027 役員退職慰労引当金 1,178 1,123 長 77,306 建物及び構築物 与 期 借 入 そ の 他 2,408 2,797 負 債 合 計 68,522 78,379 数 株 主 持 分 9,146 6,913 15,992 資本の部 無 形 固 定 資 産 2,337 2,903 資 本 金 15,992 投資その他の資産 35,571 34,216 資 本 剰 余 金 18,590 18,590 利 益 剰 余 金 114,411 101,831 △2,052 投 資 有 価 証 券 28,745 27,309 繰 延 税 金 資 産 177 1,006 再評価に係る繰延税金資産 212 1,408 土地再評価差額金 △309 その他有価証券評価差額金 3,934 4,109 為替換算調整勘定 △2,799 △2,654 そ の 他 7,401 5,533 式 △12,123 △12,108 貸 金 △964 △1,042 資 本 合 計 137,696 123,708 資 産 合 計 215,365 209,002 負債、少数株主持分及び資本合計 215,365 209,002 倒 引 当 流動資産は、現金及び預金が119億円増加し、有価証券が 20億円減少等により、100億円増加しました。有形固定 資産は、土地が33億円減少等により、45億円減少しまし た。投資その他の資産は、投資有価証券が14億円増加等に より、13億円増加しました。以上の結果、総資産は、63 億円増加の2,153億円となりました。 自 己 株 流動負債は、未払法人税等が64億円減少等により、71億 円減少しました。資本の部では利益剰余金が125億円増 加等により、資本合計は139億円増加の1,376億円とな りました。 12 損益計算書(要旨) (単位:百万円) 剰余金計算書(要旨) (単位:百万円) 当期 前期 当期 前期 平成16年4月 1日から 平成17年3月31日まで 平成15年4月 1日から 平成16年3月31日まで 平成16年4月 1日から 平成17年3月31日まで 平成15年4月 1日から 平成16年3月31日まで 高 246,050 240,109 資本剰余金期首残高 18,590 18,590 価 137,341 132,074 資本剰余金期末残高 18,590 18,590 益 108,709 108,035 利益剰余金期首残高 101,831 87,462 販売費及び一般管理費 81,424 77,309 利益剰余金増加高 益 27,284 30,726 益 1,639 1,593 受 取 利 息 331 364 配 受 金 175 140 役 有価証券売却益 48 17 助 入 − 150 利益剰余金期末残高 益 201 − そ の 他 売 上 売 上 売 上 営 営 総 業 業 配 成 金 替 業 利 利 外 取 為 営 原 外 収 当 収 差 費 883 921 用 945 1,199 支 払 利 息 315 297 売 上 割 引 457 403 貸倒引当金繰入額 − 3 為 − 309 替 差 損 そ の 他 173 16,381 16,239 益 16,381 16,239 利益剰余金減少高 3,801 1,870 1,927 1,740 与 130 130 土地再評価差額金取崩高 1,743 − 114,411 101,831 当 期 純 利 当 員 金 賞 利益剰余金減少高の内訳は、配当金19億円、役員賞与1 億円となっています。 キャッシュ・フロー計算書(要旨) 184 (単位:百万円) 当期 前期 平成16年4月 1日から 平成17年3月31日まで 平成15年4月 1日から 平成16年3月31日まで 益 27,978 31,120 特 別 利 益 5,627 797 営業活動によるキャッシュ・フロー 20,607 36,915 経 常 利 特 別 損 失 5,009 2,211 投資活動によるキャッシュ・フロー △8,437 △25,836 税金等調整前当期純利益 28,597 29,706 財務活動によるキャッシュ・フロー △207 △7,933 法人税、住民税及び事業税 7,984 12,826 現金及び現金同等物に係る換算差額 △37 △280 法人税等調整額 2,663 △723 現金及び現金同等物の増減額 11,925 2,865 1,567 1,363 現金及び現金同等物期首残高 44,434 41,568 16,381 16,239 現金及び現金同等物期末残高 56,359 44,434 少 数 株 主 利 益 当 期 純 利 益 特別利益の主な内訳は、固定資産売却益11億円、厚生年 金基金代行返上益38億円となっています。特別損失の主 な内訳は、減損損失22億円、固定資産処分損15億円、退 職給付引当金繰入額9億円となっています。 投資活動によるキャッシュ・フローは、84億円となりま した。主な要因は、有形固定資産の取得130億円、投資 有価証券の取得30億円です。財務活動によるキャッシ ュ・フローは、2億円になりました。主な内訳は、少数株 主の払込による収入12億円、短期借入金の純増加額10億 円、配当金の支払額19億円となっています。 13 主要財務データ(単体) 貸借対照表(要旨) (単位:百万円) 当期 前期 平成17年3月31日現在 平成16年3月31日現在 70,105 資産の部 流 動 資 産 72,961 固 定 資 産 66,922 71,029 有 形 固 定 資 産 6,935 12,949 無 形 固 定 資 産 2,284 2,668 投資その他の資産 57,702 55,411 産 合 計 139,884 141,135 流 動 負 債 24,414 32,507 固 定 負 債 6,664 7,010 負 債 合 計 31,078 39,517 金 15,992 15,992 18,590 資 負債の部 資本の部 資 本 資 本 剰 余 金 18,590 利 益 剰 余 金 82,751 77,101 土地再評価差額金 △309 △2,052 3,903 4,094 自 己 株 式 △12,123 △12,108 資 本 合 計 108,805 101,617 負 債 ・ 資 本 合 計 139,884 141,135 株式等評価差額金 損益計算書(要旨) (単位:百万円) 売 上 高 売 上 原 価 売 上 総 利 益 販売費及び一般管理費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 営 業 外 費 用 経 常 利 益 特 別 利 益 特 別 損 失 税引前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 法 人 税 等 調 整 額 当 期 純 利 益 前 期 繰 越 利 益 再評価差額金取崩額(減算) 中 間 配 当 額 当 期 未 処 分 利 益 当期 前期 平成16年4月 1日から 平成17年3月31日まで 平成15年4月 1日から 平成16年3月31日まで 165,132 104,898 60,234 49,875 10,358 4,563 147 14,775 3,411 5,298 12,888 2,252 1,200 9,434 3,052 1,743 997 9,747 利益処分(要旨) 当 期 未 処 分 利 任意積立金取崩 利 益 処 分 次 期 繰 越 利 165,508 103,437 62,070 47,426 14,644 4,365 364 18,645 560 1,099 18,105 7,213 △766 11,658 2,431 − 930 13,159 (単位:百万円) 益 額 額 益 当期 前期 平成16年4月 1日から 平成17年3月31日まで 平成15年4月 1日から 平成16年3月31日まで 9,747 6 6,087 3,667 13,159 − 10,105 3,052 ユニ・チャームのCSR推進 Vol.3 14 本業に根ざしたCSRを推進し、ステークホルダーの皆さまの信頼に応えます。 2005年3月期CSR活動のハイライト ● 企業倫理の強化:CSR部に企業倫理室の設置、個人相談窓口の開設 ● 品質保証システムの拡充:改正薬事法に対応するための体制整備、および安全性に関する資材調達指針に基づく製品安全の確保 ● 全社グループの環境体制の推進:非製造部門の本社、開発部門でISO14001認証取得。全社統一目的・目標で推進 ●「CSR報告書2004」の発行:環境活動報告書に社会性を加味しCSR報告書第1号を発行 (財)地球・人間環境フォーラム第8回環境コミュニケーション大賞奨励賞受賞 2005年3月期のCSR活動 2003年4月にコーポレート・ソシアル・レスポンシビ また、CSRの推進内容をステークホルダーの皆さまにご理 リティ(CSR)部を創設し、常に安全・安心で環境に配慮さ 解いただくために、従来の環境活動報告を改編し社会性も加 れた製品をお届けできるよう、本業に特化したCSR推進と 味した「CSR報告書2004」を2004年6月に発行しました。 して品質保証・環境保全の取り組みを強化してまいりまし 製造業として本業に特化したCSRを優先課題とし、製品の た。2004年4月には、企業倫理の浸透を目指し「企業倫 安全、品質保証、環境保全、法令遵守に取り組んできました。 理室」を設置しました。2004年7月には、社員相談窓口 今後は持続可能な社会の発展に向け、2005年度は「CSR委 「りんりんダイヤル」を設置し、法令・倫理違反行為が発生 員会」を設置し、他の領域にも推進活動を進めてまいります。 した時、行動に迷った時に、社員が相談できる環境を整え ました。職場風土の問題や業務上の提案なども受け付け、 広く社員の声を吸い上げ、働きやすい環境づくりを目指し ています。また、社員が高い倫理観を持ち企業理念に基づ いて行動するために、「行動指針」を制定しました。常に社 員の判断の拠りどころとなるよう小冊子を作成し、「情報セ CSR活動の詳細は 「CSR報告書2004」に 掲載しております。 キュリティポリシー」などの小冊子とあわせて携行するこ とにしました。 ● 冊子のご請求 【電話】03−3449−3571 CSR部環境推進室 【WEB】http://www.ecohotline.com/ (報告書請求サイト「エコほっとライン」) ● PDFダウンロード 【ホームページ】http://www.unicharm.co.jp/eco コンプライアンス(法令遵守)の重要な取り組みとして個 人情報保護法の施行に伴い「個人情報保護規程」を制定し、 社員への教育を徹底しました。お客さまの大切な情報をお 預かりしていることを社員全員が再認識し、全社で管理体 制を強化しています。 CSR: Corporate Social Responsibility (企業の社会的責任) 15 新製品のご紹介 ∼ここでは、今春の新製品を中心に1年間に発売した新製品の一部をご紹介させていただきます。∼ ベビーケア 新改良 ムーニーマン Mサイズ Mサイズ独自の「おしりすっぽりカバー」を採用し、製品力を大幅に高めまし た。Mサイズ使用時期に特有の軟便漏れをしっかりカバーします。男の子には 乗り物柄、女の子には花柄をそれぞれ6種類用意しました。 新発売 マミーポコパンツ Mサイズ テープタイプ紙オムツと同等の価格の気軽に使えるMサイズパンツです。はかせやすくてオムツ替えが楽に できます。 「ウェスト吸収ゾーン」「ダブル立体ギャザー」で、おしっこも軟便もしっかりガードします。 新発売 ムーニーマン おしりふき 3層構造のシートの中間層にしっとり水分をはさみこんだ「しっとり3層 仕上げ」で、こびりついた便もこすらずすっきり拭き取れます。ワンタッ チで開く容器の採用で、片手でシートを簡単に取り出せます。 ©DISNEY フェミニンケア 新発売 ソフィ ボディフィット ふわピタスリム 羽なし、羽つき、多い昼 新形状の真ん中の「ふわピタ吸収体」がフィットしてすき間を つくりません。広がらない吸収シートが経血をピンポイントで 吸収する、コットンのような肌ざわりの新形状のスリムタイプ ナプキンです。 新発売 ソフィ ボディピースセット 「身体にはさむピースと下着につけるシート」の組み合わせで使用する、 新しいスタイルの生理用品です。漏れの原因である、身体と生理用品の 「すき間」と「動きのずれ」を同時に解決しました。 新発売 新改良 ソフィ ゼロ体感ピュアソープの香り ソフィ ゼロ体感無香料、 布のようなしなやかさとミクロの薄さで、なにも無い「ゼロ」の感覚が体験できます。コッ トン配合の表面シートが、いままで以上にさらっと優しい肌ざわりになりました。全面テー プの採用で下着と一体化してよれません。 新改良 ソフィ ワイドガード250、350、420 超ワイドな羽が漏れる余地なくショーツを徹底的にガードします。350 と420は、ナプキン4枚分の安心感です。表面にやわらかいコットンの ようなシートを採用して、やさしい肌ざわりを実現しました。 16 ヘルスケア 新発売 ライフリー パンツ用尿とりパッド 長時間座っても安心、どんな姿勢でも一晩中安心 介助があれば座れる方・立てる方に最適な、長時間使用しても安心なパンツ型オムツ専用の尿とりパ ッドです。長時間どんな姿勢でも安心な「くり返し瞬間吸収体」で、パッドに体重がかかっても尿を 瞬間的に吸収して漏れずに安心です。 新発売 ライフリー 一晩中あんしん尿とりパッド 尿量の多い方でも夜の交換やパッドを重ねて使用する必要のない、1枚で朝まで 安心の尿とりパッドです。「ぐんぐん引き込む800CC吸収体」が、約6回分の尿 (800CC)を吸収するので、横向き寝の姿勢でも一晩中漏れを防ぎます。 新発売 ライフリー 尿とりパッドなしでも長時間安心パンツ 認知症高齢者の特性を考慮した、より良い排泄ケアを実現するパンツタイプ紙オムツです。尿とりパッドを 併用しなくても「1000CCスーパーロング吸収体」が長時間の漏れを防ぎ安心です。 クリーン&フレッシュ 新発売 アレルケアウェーブ ハンディワイパー本体、のびるワイパー本体、 取り替えシート、フロアシート アレルゲン低減成分を配合した「アレルケアファイバー」がダニや花粉をキャッチします。 毛足の長い繊維を採用しているので、どんなところにもフィットして簡単にお掃除でき ます。アレルゲン低減成分は天然オリーブ生まれなので安心してお使いいただけます。 ペットケア 新発売 ねこ元気 銀のスプーン 毛玉ケア 毛玉ケアフードとは、毛づくろいをして飲み込んだ毛を、便と一緒に排泄するのを助けるフードのことで す。この製品は、毎日おねだりしてしまうおいしさで、高い毛玉排泄機能を備えた、グルメタイプのドラ イフードです。 新発売 愛犬元気 銀のさら ふっくら仕立て(半生タイプ)の犬用グルメフードです。愛犬にもより良い ものを毎日与えたいもの。この製品は、新製法で、食いつきが違うおいし さと、毎日与えられる、お求めいただきやすい価格を実現しています。 新発売 ユニ・チャーム ペットケア サプリメント 愛犬の日頃の健康管理のために、おいしく手軽に栄養補給できるサプリメントです。ビ タミン、ミネラルを配合した「毎日の健康」、グルコサミン、コンドロイチンを配合し た「腰・関節の健康」、オメガ6&3脂肪酸を配合した「皮膚・被毛の健康」の3タイプ があります。 17 会社データ 株式の状況(2005年3月31日現在) 会社概要(2005年3月31日現在) 会社が発行する株式の総数 196,390,411株 社 68,981,591株 英 発行済株式の総数 株主数 設 24,071名 資 当社への出資状況 大株主 (上位10名) 持株数(千株) ユニテック(株) 12,168 日本マスタートラスト信託銀行 (株) (信託口) 4,125 ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン 3,623 (株)高原興産 3,418 高原基金(有) 3,120 日本トラスティ・サービス信託銀行(株) (信託口) 2,476 (株)広島銀行 1,997 日本生命保険(相) 1,934 (株)伊予銀行 1,699 インベスターズ バンク 1,261 訳 本 本 持株比率 17.64% 5.98% 5.25% 4.96% 4.52% 名 ユニ・チャーム株式会社 名 UNICHARM CORPORATION 立 1961年2月10日 金 159億92百万円 店 愛媛県四国中央市金生町下分182番地 本 社 事 業 所 東京都港区高輪三丁目25番23号 従 1,007名(グループ計 5,234名) 業 員 上場証券取引所 東京証券取引所(市場一部) 主な事業内容 ベビーケア関連製品、 3.59% 2.90% 2.80% 2.46% 1.83% フェミニンケア関連製品、 ヘルスケア関連製品、化粧パフ、 ハウスホールド製品、 食品包材製品、産業資材製品等の製造お (注)株数は、千株未満を切り捨てて表示しております。当社は、自己株式 2,590,451株を保有しておりますが、上記の表には記載しておりません。 よび販売 株価チャート(円) 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 4 5 2002年 6 7 8 9 10 11 12 1 2 2003年 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 2004年 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 2005年 3 4 5 18 取締役および監査役(2005年6月29日現在) 執行役員(2005年6月29日現在) 代 表 取 締 役 取締役会会長 高 原 慶 一 朗 社長執行役員 高 岡 中 森 石 丸 宮 平 竹 常務執行役員 代 表 取 締 役 取 取 締 締 役 役 取 締 役 取 締 役 常 勤 監 査 役 常 勤 監 査 役 監 査 役 監 査 役 原 豪 高 部 野 健 之 信 川 英 山 茂 内 田 雅 中 治 久 明 亮 次 二 樹 毅 彦 彦 常務執行役員 常務執行役員 常務執行役員 常務執行役員 執行役員待遇 執 行 役 員 執 行 役 員 執行役員待遇 高 岡 中 森 石 吉 伊 高 坂 向 原 豪 部 高 野健之 信 川 英 原 範 賀上隆 橋 紳 口 克 井 久 明 亮 次 二 純 光 哉 彦 正 執行役員待遇 執行役員待遇 執行役員待遇 執 行 役 員 執 行 役 員 執 行 役 員 執行役員待遇 執行役員待遇 執行役員待遇 執 行 役 員 宮 野 井 森 高 木 里 野 山 松 林 村 川 山 井 村 村 村 本 岡 吉 祝 和 重 正 幸 拓 英 逸 広 雄 衡 雄 勝 広 治 功 俊 海 (注) 監査役平田雅彦、監査役竹中治彦は、株式会社の監査等 に関する商法の特例に関する法律第18条第1項に定め る社外監査役です。 株主アンケートの結果報告 ユニ・チャームでは、株主の皆さまとのより良いコミュニケーションを 図るため、第45期中間事業報告書においてアンケートをお願いしました。 ご意見・ご感想(返信いただいた回答を集計) ■当社の株式を購入された理由 (複数回答可) 将来的な成長に期待が持てる....................... 証券会社のすすめ .......................................... おかげさまで多数のご回答をいただき、大変深く感謝しております。頂戴 会社が安定している ...................................... いたしました貴重なご意見は、今後の編集方針やIR活動、製品開発、経営 株主優待が魅力 .............................................. に反映させていきたいと考えております。 会社の商品を愛用 .......................................... 配当が魅力...................................................... アンケートで、当社の株式を購入された理由をお聞きしたところ、「将 株価・チャートを参考に............................... 来的な成長に期待が持てる」が前回同様1位でしたが、 「証券会社のすすめ」 会社の理念に賛同 .......................................... を挙げた方が15.6%と大幅に増え、「会社が安定している」の14.5%を抜 その他 ............................................................. 今回 前回 33.0% 15.6% 14.5% 10.9% 8.1% 6.3% 5.4% 3.6% 2.7% 36.3% 3.9% 17.8% 7.4% 13.7% 4.5% 11.6% 3.3% 1.4% き2位に入りました。また、「株主優待が魅力」とする方が10.9%と増加 しましたが、「会社の商品を愛用」している方は8.1%と減少しました。こ の1年間で株主数が約5,400名増加しましたが、新しい株主の皆さまは 「証券会社のすすめ」や「株主優待が魅力」という理由で購入された方が多 いのではないかと推測しています。 今回の事業報告書では、アンケートの結果を踏まえ、「高付加価値製品」 ■事業報告書について 株主の皆さまへ 新たな価値と市場を創造 分かりやすい どちらとも言えない 分かりにくい 76.0% 63.9% 59.6% 37.1% 3.4% 部門別の概況 59.0% 37.8% 3.2% 主要財務データ 51.4% 略の核である製品開発を取り上げました。ぜひ、店頭で実際の製品をご覧 ユニ・チャームのCSR活動 50.2% 今後も、株主の皆さまとのコミュニケーションを密接かつ継続的に行い たく、今回の事業報告書におきましても、アンケート葉書を同封させてい ただきました。大変お手数ですが、ご協力くださいますよう、よろしくお 願いいたします。 3.6% 海外事業を強力に推進 と「市場創造型製品」によるさらなる成長を実現と題して、当社の事業戦 いただき、当社製品の魅力を感じていただければと思います。 21.8% 2.2% 32.5% 新製品の紹介 43.1% 43.8% 78.9% 5.4% 6.0% 20.1% 1.0% 株主優待制度のお知らせ 平成17年3月31日現在で100株以上ご所有の 株主さまに、当社新製品や四国名産品などから 1点ご贈呈いたします。別冊カタログよりご希 望の商品をお選びいただき、同封のお申し込み ハガキに必要事項をご記入の上ご返送ください。 ※なお、株主優待の商品に関しましては、パッケージ等 ©DISNEY を含め、掲載されている品物から変更となる場合もご ざいます。ご了承の程、お願い申し上げます。 株主メモ 決算期 3月31日(年1回) 定時株主総会 6月 利益配当金受領株主確定日 3月31日 中間配当金受領株主確定日 9月30日 (住所変更等用紙のご請求) 基準日 3月31日 (その他のご照会) 公告掲載の方法 ( 郵便物送付先 お問合せ先 ) 〒137- 8650 東京都江東区塩浜二丁目8番18号 日本証券代行株式会社 代理人部 0120 -707- 842 0120 -707- 843 その他必要がある場合は、 株式お手続用紙のご請求をインターネットでも あらかじめ公告いたします。 お受けいたしております。 弊社ホームページ上で掲載 日本証券代行株式会社のホームページアドレス http://unicharm.co.jp/ir/ http://www.jsa-hp.co.jp/name/index.html 名義書換代理人 日本証券代行株式会社 同事務取扱場所 東京都中央区日本橋茅場町一丁目2番4号 (一部の用紙はお手持ちのプリンターで印刷できます) 同取次所 日本証券代行株式会社 支店(全国各支店) 日本証券代行株式会社本店 東京都港区高輪3-25-23 京急第2ビル 〒108-8575 TEL 03 (3447) 5111
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