<テーマ2> 「個人消費・住宅投資と物価」に関する調査テーマ (1

<テーマ2>
「個人消費・住宅投資と物価」に関する調査テーマ
(1)教科書での対応部分
『よくわかる日本経済入門』
第 2 章「暮らしの中の経済」: 1.日本の人口構造
2.家計消費と貯蓄
5.物価と地価
6.社会保障の現状
7.少子高齢化問題
第 4 章「財政と景気」 :
4.デフレ
『マンキュー経済学(マクロ編)』
第 6 章「生計費の測定」
第 12 章「貨幣量の成長とインフレーション」
第 17 章「インフレ率と失業率のトレードオフ関係」
(2)調査テーマ
①家計の消費行動について説明しなさい(グループ D・E)
1)グループ D
・総務省の『家計調査』により、一般的な家計がどのような項目(食費、住居費、交通
通信など)にどのような割合(ウェイト)を支出しているかを示しなさい。
・個人の消費は、何によって決まるか?
-ケインズの消費関数によって説明しなさい。
-可処分所得とは何か
・「平均消費性向」と「限界消費性向」の違いについて説明しなさい。
2)グループ E
・上級財、中級財、下級財とは何か?
-それぞれの財には、どのようなものがあるか。
・
「消費動向調査」、
「小売業販売額」
(百貨店、スーパー、コンビニエンスストア、家電
販売額、チェーンストア)、
「乗用車販売額」、
「旅行取扱額」などを使って、最近の家
計の消費動向について調べなさい。
②住宅投資について調べなさい(グループ F・A)
1)グループ F
・国土交通省の『建築着工統計』のデータを探しなさい。
・新設住宅着工戸数の過去からの動きは、どうなっているか。
(過去 10 年程度、前年比)
-また、それは何故か。
-持ち家、貸家、分譲住宅の別にみるとどうか。
-マンションと一戸建ての別ではどうか。
2)グループ A
・過去の地価の動きはどうなっているか。「公示地価」や「市街地価格指数」のデータ
を使って調べなさい。
-こうした動きの原因はなぜか
-住宅地と商業地との違いはどうか
-大都市圏と地方圏での違いはどうか
・住宅ローン金利の動きはどうなっているか
③物価指数について説明しなさい(グループ B・C)
1)グループ B
・総務省のウェブサイトで、『消費者物価指数』(CPI)のデータを探しなさい。
・CPI はどのように作成されるか。
-ウェイトの設定(バスケットの中身)はどのようなウェイトとなっているか
-ラスパイレス方式とはどのような方式か
(どの統計で使われているか? パーシェ方式との違いは?)
・CPI の最近の動きについて、説明しなさい。
-過去 2~3 年にどれだけ上昇(または下落)したか。その理由は何か。
2)グループ C
・日本銀行のウェブサイトで「企業物価指数」について調べなさい。
-どのように作成されるか。
-過去 2~3 年の動きについて説明しなさい。
-CPI との違いは何か。
・GDP デフレータについて調べなさい。
-求め方について具体例を挙げて説明しなさい。
-最近の動きについて説明しなさい。
-CPI などに比べた特徴は何か。
・CPI の「10 大費目」について調べなさい。
・最も上昇率が高かったのは、どの項目か。それは何故か。
・価格が下落した項目は何か?それは何故か?