習ってよかったをすべての人へ 月 刊 Issued by Learning Studio Azamino 2015 年9月1日発行 第27号 語学のススメ新聞 9 月号 初!!イタリア・シチリア島上陸! 皆さん、こんにちは!夏休みはいかがでしたか?8 月は当校 LSA も長期お休みを頂きました。Staff もそ れぞれ旅に出ましたので、今月号は旅の特集になりそうです!まずは私 Chiko から! タイトルにもあるように、今年の夏休みは、シチリア島へ行って来ました!なぜかと言うと、実は私の 実家はイタリアンレストランを営んでおりまして、そこの元従業員 Giulio(ジュリオ)君がシチリア出 身の女の子とついに結婚する事になり、家族全員総勢 8 名で結婚式に参加してきました。シチリアの中 のとっても田舎で開かれた結婚式で、私にとっては初めての伝統的なキリスト教の教会での結婚式でし た!十字架を胸の前できる仕草をやる場面で、ふっと後ろの父を見ると、しっかり合掌している姿が目 に入り大笑いしてしまいましたが、父は「上手く出来ないし、自分なりにお祈りすればいい!」といい、 堂々と合掌していました(笑)ただでさえ、私達日本人は珍しく、参加者の人達に好奇心の目で見られ ていたのですが、父の合掌姿には、更に皆の目を丸くさせていました(笑) さて、シチリア島はマフィアで有名な地域ですよね。どんなところかワクワクして乗り込みましたが、 やはり期待を裏切りませんでした!まず、大変なお話から。私たちは、8 人が乗れるワゴン車をレンタ カーして島を周ったのですが、とにかく町が古く下はもちろん石畳み!交通に関してはもうルールがあ るようなないようなで、更にせっかちな彼らはすぐにクラクションを「プップー」と鳴らして来ます。 更に更に、パーキングが全くない!!!縦列駐車は車間距離2cm!!みんなぶつけながら駐車して、 でていきます!これは本当に、知ってはいたけれど、目の当たりにしてどっひゃーと言いたくなりまし た(笑)素晴らしかったのは、何と言っても料理と景色!またシチリアは南に位置しアフリカ大陸に近 いだけあって、アフリカ系の人も多く、さらにアジア人は本当にほとんどいない感じがしました!建物 は歴史上の出来事でもわかりますが、ローマやミラノとは少し違い、特にシチリアの EAST COAST に 行くとイスラミックな建物が多く、あれ?ここはスペインかな?トルコかな?というような感覚になり ました!まだまだ書ききれないことが沢山あるので、続きは Chiko’s column で!!! Chiko 長渕剛 10 万人オールナイト・ライヴ 2015in 富士山麓&元気が出る‼今月のおすすめの一冊 皆さんは今年の夏はどんなふうに過ごされましたか? きっと素 敵な思い出をたくさん作られたことと思います。 僕は8 月22 日21:00 から 23 日早朝 6:30 にかけて行われた「長渕剛 10 万人オールナイ ト・ライヴ 2015in 富士山麓」に参加し、長渕剛と共に音楽史上初の 伝説を作ってきました(笑) 9 時間半のオールナイト・ライブはま ずオープニングアクトでドッカン、ドッカンと花火が打ち上がり、 そしてしばらくすると、なにやら上空に低空飛行で旋回するヘリコ プターが…。感のいい長渕ファンは悟りました。 「あの人なら…、 ヘリはある。さすが長渕剛!!」一気にファンの心をわしづかみにす るパフォーマンス!! ただ、後から報道で知ったのですが、長渕ヘ リのホバリングの風圧で、 救護テントが飛ばされ看護師 2 名が軽傷。 コンサート開演の初っ端から波乱の幕開けとなっていたのでした。 オープニングは、長渕 Fun なら誰もが知っている名曲「Japan」♪オ ォォ!ジャパーン!!!!!! Where are you going? オォォ!ジャパー ン!!!!!! What are you doing? ♪僕たちは開始から「オイ!オイ!」 と拳を振り上げたのでした。そしてこの「オイ! オイ! 」 、僕達は開 演から終演までの 9 時間半にわたって、休憩時間とバラードを除い て繰り返すこととになりました。客観的に見ればアホな話かもしれ ませんが、僕たちは長渕剛と共に、ここ富士山麓で伝説を作り出 写真は billboard Japan より すために集結したのです。日本の象徴の富士山麓で、生きる意味、生きる感じ、生き る感覚をみんなと共有し、日本人の自尊心と連帯を呼び起こすため、 「俺たちの手で、 魂で、朝日を引きずり出す」かなり詩的で神がかった表現、そして怪しげ(笑)。この 長渕剛の神がかったコンセプトに共感し、その男気に惚れた男どもの集結。でも伝説 を作り上げるのは本当に大変でしたよ。 「10 万の拳をニッポンの空へ繰り上げろぉぉ ぉぉぉぉお!」 「本気で行くぞ、本気で!本気で来いやぁぁぁぁぁあ!」 「俺とみんな で最高の伝説を作ろうぜぇ!!!! !!!! エブリバディセーイ……ヨー! ヨー! ヨー」と長 渕剛の檄が途絶えることなく飛び、ず~っと息を抜くことは許されません。そう、感 想は一言で言うと「1 日体験長渕道場入門」という感じ(笑) 。長渕をたっぷり楽しみ、 長渕にたっぷりしごかれ、長渕と一緒に太陽を引きずり出し、長渕と完全燃焼した夏 の夜でした。隣にいた疲労困憊の友人も「これは、修行だね…」と言葉少なめにつぶ やいてました。ちなみにこの友人、元プロ・キックボクサーで、現役の時は当時の有 名選手と対戦していた経歴を持つ強者のため、拳の突き上げ方が純粋なパンチになっ てしまったようでした。それじゃあ疲れるわけです(笑)さて長渕剛の「Japan」にあ るメッセージ、僕なりの解釈は「俺たちこの先どこへ流れていくんだろう。何をしよ うとしているのだろう?日本人が大切にしてきた文化は地に堕ち、歴史も教訓になら なくなってしまったように思う。でも俺はそんな日本だったとしても、自分が生まれ育った日本を愛している。 日本人として貫き通すべき矜持、それが壊れたこの国の姿をよく自問してみてほしい。俺は 2 人の子供を抱き 締めていると富よりも大切なものがあるのがはっきりわかる。もし君が今何らかの息苦しさを抱えているとし たら、それは富よりも大切な何かを見つけたいと思っているからだと思うんだ。どうにもならなくなってしま う前に、自分の心を信じて今起きている事実を正面から受け止めよう。強いものへは信念を持って、弱いもの へは思いやりの心を持って」。どうですか?結構いいこと言いますよねー。このメッセージに関連して、今月 のおススメの 1 冊は森沢明夫『ライアの祈り』です。唐突ですが、物語に出てくる縄文時代の族長の言葉「皆 の衆よ、思い出して欲しい。先代の大族長の言葉を。大族長は常々こう言っていたはずじゃ。我々が笑ってい られるのなら、それ以上を望んではいけない、と。ワシらはすでに、十分な食べ物を得られておる。クリの林 を作り、ヒエの畑を作り、海と川から魚と貝を頂き、森からも多くの命を受け取っている。食糧庫には木の実 の備蓄もあるし、酒さえも飲める。そして、誰一人として空腹で死んではおらん。つまり、ワシらはもう十分 に幸せなのだ。(中略)ワシらは大自然という美しい環境に恵まれておる。このありがたい環境は、ご先祖さ まから受け継がれたものではない。もちろん、神からのご褒美でもない。この大自然は、子孫からの預かりも のなんじゃ。ワシは大族長からそう教えられた。預かった物を壊して返すわけにはゆかんじゃろう?」。もし も縄文人のような考え方が共有できたら、争いや奪い合いはなくなるハズ。Remember Jyomon-era!! 小林義和 Rie’s Trip to British Columbia, Canada—Part 1 夏休みを利用して、Canada の British Columbia 州に行って来ました。 今回は、2 泊 3 日で行ったその BC 州の Vancouver から東に 400 キロほど行っ た、美しい湖が沢山ある Okanagan Valley のお話です。穏やかな丘陵、温暖な 気候で有名なこのオカナガンは、夏の日照時間が長く、気温も 30℃以上になる 所が多いのですが、実は BC 州随一のワインの産地なのです。日本ではほとん ど知られていないカナダワインですが、California の Napa Valley やヨーロッパ に負けないほどの美味しいワインが沢山作られている所なのです。そこにある ワイナリーは 120 以上!3 日間では到底全部回れません!今回私と友人は、ア メリカとの国境に近い南の方にある Osoyoos(オソヨーズ)からスタートし、 Oliver、Naramata Bench、Summerland のワイナリーを朝から夕方までハシゴ しました。もちろん、ワインテイスティングです!(笑)3 ドルぐらい取られ る所もありますが、赤白ロゼ、多い所で 8 種類以上のワインが味わえるのです から Reasonable です。Donation の所もありますし、気に入ったワインがあっ て購入すればテイスティング代は無料になる所もあります。良く見かけた種類 は白でしたらピノグリ(Pinot-Gris)、シャルドネ(Chardonnay)赤はメルロー (Merlot)、カベルネ・ソーヴィニョン(CanerbetSauvignon)、ピノ・ノワ ール(PinotNoir )と言う所でしょうか。リースリング(Riesling)のアイスワイ ンもありましたよ。とにかく天気が良い所で、そのわりにドライなので本当に 気持ちが良い所です。日本からのツアーには中々組み込まれてはいませんが、 バンクーバーからのワイナリーに泊まるツアーとかも出ていますし、飲まない ドライバーが居れば、近くのホテルとか B&B に宿を取り、色々ワイナリーを調 べて行くのも面白いので是非訪れて頂きたい所です。 編集後記~Chiko’s Column~ さてさて、Chiko のシチリア旅行記にもうしばしお付き合いくださいませ!!私達の今回のシチリア旅行はレンタ カーでの移動だったのですが、まず初めに一番大きい町 Palermo(パレルモ)から Bagheria(バゲリ-ア)での結 婚パーティを経て、どんどん東海岸へ向かいました。途中 Messina(メッシーナ)を経由し Taormina(タオルミー ナ)、Siracusa(シラクーザ)、Noto(ノート)そして最後に Modica(モディカ)という具合に回ったわけですが (興味のある方は是非地図で位置関係をご覧になってください!!)印象的な出来事をどんどんご紹介していきた いと思います。まず Taormina!!ここは皆さんご存知ですか?この場所は有名な映画「グランブルー」のロケ地なの です。ジャンレノが出演したリュックベッソンが監督の少し古い映画です。私にとっては私の世代ではない映画で すが、なぜかとても気になって、以前見て以来とても好きな映画の一つだったので、この場所に行けたのは本当に ラッキーでした。そのロケ地である海を山のてっぺんにあるお城(Castelmola)から眺めた時の感動は忘れられま せん。とっても静かで時間を忘れ、ただ歴史と自然を感じ、なんだかノスタルジックな時間でした。そこから移動 して夜ごはんは Siracusa で食べたのですが、何を食べたかと言うと、ここで有名な屋台の馬肉のハンバーグのパニ ーニ!!もう日本から 1 番人気の屋台を調べて地図片手に頑張りました!でもアジア人はもちろん 0 人!屋台は地 元の人であふれかえり、注文もかなりテキトー!さすがイタリア!もう私のお姉ちゃんがイタリア語話せなかった らもう完全に諦めていたご飯でしたが、苦労しただけあって最高の味でした!さて、更にそれから Noto へむか い、一泊したのですが、ここ Noto で有名なのは何と言ってもアーモンドミルク!ピスタチオ、オリーブもかなり 有名ですが、お姉ちゃんが昔1●年前(秘)の修行時代に行ったカフェのアーモンドミルクをどうしてもみんな で飲みたいと言う事になり、行きました!もうただただ最高!の一言!純粋なアーモンド100%のミルク、し つこくなく、でもコクがあり(あちらではシャーベット状にして食べるのが一般的)、やはり乾燥した地で燦々 と降り注ぐ太陽の下で育ったアーモンドは格別な味でした!さて、さらにその後、Modica へ行くわけですが、 Modica で有名なのは何と言ってもチョコレート。でも普通のそれとは違うのです!溶けないのです!その理由 は、バターや生クリームなどの乳製品を使っていないから。色んな味があって、ピスタチオやアーモンド、バニ ラ etc 色々です。小さな工場で一つ一つ丁寧に作られていて、なにが美味しいかって、本当に何とも言えないコ クがあるのです。もう私たち家族はまとめ買いして帰って来ました(笑)一番イスラミックな建物や雰囲気を感 じられたのはこの Modica でした。とにかく、てんやわんやな旅でしたが中でもやっぱり 1 番印象に残ったのは、 結婚パーティーで花嫁のお父さんにつられて結局会場真ん中のダンスホールで踊りまくり、最後にそれを見てい た人に「Bella Ballerina!!(可愛いダンサーちゃん‼)」と言われたことですかねー!はっはっはー!!まだまだ行け るぞ自分!!と一瞬だけでも思わせてもらいニヤついてしまった Chiko のシチリア旅行でした!では Ciao!!!
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