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『あなたに幸運を呼ぶ宝石』
宝石と
宝石 と ジェム・
ジェム ・ ストーン
人は常に天体の惑星からの影響を受けて生きています。その影響力は、物理的なエネル
ギーではなく、重力とともに弱まるものでも、装置によって観測されるものでもありませ
ん。その影響力は、身体よりも、わたしたちの 精神に直接作用している と考えられます。
占星術には、惑星からの否定的な影響力を緩和するための技法が多く存在します。
その中で最も効果的で、古代の叡智から導きだされた宝石処方 『ジェム・ストー ン』
とは何でしょうか?
地球が誕生したはるか昔、マグマの作用によって宝石の原石が生まれました。
はるか太古の地層から掘り出され、加工・ 研磨された宝石は、その美しさと不思議な力
で人々を魅了してきました。 そうした数ある宝石の中で、人間にさまざまな影響を与える
石(パワーストーン ) を占星術では Gem Stone (ジ ェム・スト ーン) と呼んで、普 通
の宝石とは区別しています。 Gem Stone の種類は全部で 84 種類。その中でも特に効力が
あり、 9つの惑 星に 対応して いる石 は『 ナワラト ナ(9つの 宝石 )』 と呼ばれてい ま
す。インドのマハラジャ(王様)たちも、Gem Stone を身につけることによってマイナスエ
ネルギーの解消を行って、さまざまな問題を解決してきたのです。
星からの影響を受けるものは人間だけでしょうか?
たとえ人間であっても、地球上の多くの有機物と無機物の組み合わせのひとつにすぎま
せん。動物や植物も、また本や石ころなどの地球上の万物が、生まれた瞬間の星の影響を
受けているわけですから、Gem Stone も『ある特別な星の配置の影響によって、生み出
された無機物』 ということになるわけです。
Gem Stone には、誕生した瞬間のエネルギーが封じ込められ、ある特定の色が宿り、特
別なエネルギーを発散するようになります。だから、自分と同種のエネルギーの石や、透
明感があって不純物の少ない石を身につけることが 、すばらしい効力をもたらす理由なの
です。
宝石のはじまり
宝石がアクセサリーとして認識されている現代では、宝石を単なる鉱物として扱ってい
ます。しかし、近年この宝石鉱物をスピリチュアル な世界との媒介物ととらえる側面が、
しだいに定着したかのようにも 見えます。それは、「賢者の系譜」
がまだこの世に保たれていること、古代のよみがえりがこ の変革
期に余儀なく必要とされているからに他なりません。
古代では、宝石はれっきとした「魔よけ」であったといわれています。人の不幸や災難、
病気が「魔」の作用と連携していた時代、人々は可能なかぎり「魔」を遠ざけることを願
いました。 もっと も日 常的であり ふれた「魔 」の作用は 「邪眼 」 とよばれる 、 他 者 の嫉
妬、中 傷、悪 意の 眼 であったといわれてい ます。この心の働きは 、人間をそのように仕
向ける「魔」の作用と考えられていたからです。
邪眼はちょっとした 気のゆるみを狙って人を襲うが、最初の一撃をそらすことができる
ならダメージを回避できたのです。そこで人間たちはキラキラ輝くものや、
「眼」の模様を
したものを身につけて邪眼を弾きかえしていたのです。これが宝石をアクセサリーとして
身につける始まりといっても過言ではないでしょう。
一国の王様・王女様、世の聖職者や修行者が身にまとっていた宝石や数珠などの「石」
も、このような「魔」から身を守るためのものであったのでしょう。また、宝石は肌にし
っかりと触れていることが重要なポイントになり、インドの伝承医学(アーユルヴェー
ダ) では、 宝石を削って飲んだり身につけることによる処方 が、現在でも治療法とし
て存在しているのです 。
宝石のもたらす影響
なぜこれほどまでに宝石が人間に与える影響が大きいの
か、その秘密は「色と光」にあります。この色と光が、わ
たしたちの目にみえない世界に大きく作用していることを
知ったなら、だれでもこの力を活用したいと思うようにな
るでしょう。
物理の世界では 「物質とは光が凍結したものである 」
と言われています。この世の幸・不幸を牛耳っている物質
世界を変化させるには、まず 光を知り、色をコントロー
ル してみることです。
では、光や色をコントロールするとはどういうことなのでしょうか。
宝石処方の起源
古代インドには、賢者(リシ)と呼ばれる、たいへん意識の澄み渡った聖人たちがいま
した。彼らは深い瞑想の中で、太陽系の構造や星々による影響を認知し、それを弟子たち
に語りました。その知識は、代々、口伝により伝えられ、今日それは書物として記され、
『古代ヴェーダ文献』として知られています。その中で五千年以上昔から、ジョーティッ
シュ『 光の 科学 』 と 呼ばれてい る占星 術が 存在してい ます。 占星 術はまさに 、文明 の発
祥とともに始まっているのです。
つまり、占星術で用いる ホロスコープ(天宮図) とは、ジョーティッシュの名前にあ
るように、
「光りを科学する」もっとも適したツール だったのです。また、各星々には、
対応する『色』が与えられています。
ではなぜ賢者(リシ)たちは、この星の動きに注目し、この光と色を知ることが人々の
運命を知ることになり、その光と色をコントロールすることが運命をコントロールするこ
とだということを導き出していったのでしょうか?
インド占星学からみた宝石処方
古代の占星学を今日のような不名誉な地位に転落させた
のは、知ったかぶりのにせ占い師たちでした。占星学は数
学的にも哲学的にも、あまりにも広大な学問であるため、
よほど達識のものでなければこれを正確に把握することは
できません。
いにしえの賢者たちの科学的知識は実に偉大なものでし
た。カウシタキ・ブラッマナには紀元前3100年ごろのインドの占星学がきわめて進ん
だものであったことを示す詳細な記述があります。また、1934年2月号のイースト・
ウェスト誌は、ヴェーダ占星学(インド占星学)に関する論説ジョーティッシュ について
次のように述べています。
「ヴェーダには、インドをして古代諸国の先進国とし、また知識の探求者たちのメッカ
たらしめた科学的諸説が含まれている。ジョーティッシュ の論説の一つブラッマグプタに
は、この太陽系における太陽を中心とした惑星の運行、黄道の傾斜、地球が球形をしてい
ること、月の光が反射光であること、地球の自転、銀河系における恒星の存在、引力の法
則、その他西欧においては コペルニクスやニュートンが現れるまで明らかにされなか
った各種の科学的事実が取り扱われている 」
占星学は、星の刺激に対する人間の反応を研究する科学です。星には意識的な善意や悪
意があるわけではありません。 星はただ、 陽性または陰性の放 射線を放ってい る に す
ぎないのです。これらの放射線は、それ自体としては人間を助けたり害したりするもので
はないが、各人が 過去においてまいた行為の種子(因)に、因果の法則による発芽の
機会(縁)を与えている にすぎないのです。
人は、この天からの放射線と、本人の個人的な過去の行為とが 数学
的 に合 致 し た そ の 日 、 そ の 時 刻 に 生 ま れ る の で す 。 そ の人 の ホ ロ
スコープ(天宮図)は、もはや塗り変えることのできない 過去と、そ
こ か ら生 じ る で あ ろ う 未 来 を 予 測し て 見 せ る 、 い わ ば 運 命の 挑 戦 的
肖像画 といえるでしょう。
誕生の瞬間に大空いっぱいに描かれるこの託宣は、決してその人の
運命を強調するためではなく 、むしろその 束 縛から 抜け出そう と する人間の意志を喚起
するためのものだと考えられます。自分でしたことは、自分で元どおりに直すことができ
るし、 どんな障害でも克服できないものはない のです。
占星学というものをただ迷信的に恐れ信ずる者は、運勢の奴隷としてその機械的な法則
に巻き込まれてしまうことになるが、賢者は、もともと持っている人間の霊的資産を活用
することによって、自己の星、すなわち過去の因縁に打ち勝つことができるのです。なぜ
なら自己の霊性に目覚めれば目覚めるほど、物質的に支配される度合いが少なくなる か
らです。
しかし、自己の霊性を忘れて迷妄の中をさまよっている 人間は、物質的環境の支配から
逃れることができないので、いにしえの賢者たちは、人間が迷妄の中を放浪する時間を短
縮する多くの法則を発見してくれたのです。
それは、旅行者に地図がいらなくなるのは、目的地に着いたときであるように、旅行中
は、地図があればいろいろと 便利な近道をとることができる、つまり、因果の法則には、
英知の指先によって 操作できる巧妙な調節装置がついている ということなのです。すな
わち過去がもたらす悪い結果は、いろいろな方法によって最小限にくい止めたり、あるい
はまったく避けることもできるということなのです。
そのひとつの方法が 金属や宝石、植物の組み合わせを用いる ことなのです。
宇宙の法則との関連性
宇宙にはいろいろな 電気的あるいは磁気的放射能がたえず循環して
おり、それらは人体に良い影響や悪い影響を与えています。大昔の賢
者たちは、人間がそれらの宇宙からくる悪い影響力を征服するにはど
うしたらよいかという問題に取り組みました。そしてついに、純粋な
金属から発散している霊的放射線が、星の陰性の引力を強く打ち消す
力をもっていることを発見したのです。また、ある種の植物を組み合
わせても同様の効果があることや、2 カラット以上の無傷の宝石が
特に有効 であることを知ったのです。
天空の星たちが放つネガティブな放射線を打ち消すために、各星の特徴をとらえ、それ
に対応する宝石が導き出されていったのです。それが今日に伝わる宝石処方です。
また、それぞれの星は 各人のホロスコープによって、ネガティブになったりポジテ
ィブに もなります 。 よって、正確な生年月 日、出生時刻、出生場 所がホロスコープをつ
くる上でとても重要になります。なぜなら、たった5分の出生時刻の違いが、その人の誕
生星座を正確に導き出せない原因になることもあるからです。それによって、それぞれの
星の吉凶が間違って判断され、間違った処方が展開されてしまう恐れがあるのです 。
間違った処方は運をマイナスに
いにしえの賢者たちが緻密に残してくれた法則によって、人生の多くの障害が取り除け
るにもかかわらず、巷にあふれるパワーストーンの類いから宝石に至るまで、全くこの法
則性を無視していることが、返って悪い結果を増幅 しているように思われてなりません。
ひと昔前流行った・・・ 今でもかな? 「神秘の石ラピスラズリ」 といわれているブ
レスレットなどは、ネガティブな星、土星を強めます から、大部分の人にとって 危険な
石 だったわけです。何人かには良くても、ほとんどの人には悪かったはずです。このラピ
スラズリだけではなく、青い石は、おおむね土星を強めます。その代表的なお話しは、み
なさんもご存知の 「ブルーダイヤモンドの悲劇」 です。
それは、1666 年にインドからフランス人貿易商が、お寺の像の眼にあったブルーダイヤ
モンドを盗んだことが、悲劇の始まりでした。その後 45.5 カラット に加工研磨されたブ
ルーダイヤモンドは、フランス王ルイ 14 世に売却され、マリー・アントワネット に伝えら
れました。この二人をはじめその後このダイヤを持つ人々が次々と変死を遂げていきまし
た。あの有名なマリリン・モンローも、主演映画の中で、本物のブルーダイヤを身につけ
ていました。最終的には誰も所有できない、この呪いのブルーダイヤモンドを、宝石商の
王ハリー・ウィンストンが買い取り、10 年間所有した後、スミソニアン博物館に寄贈し
た ということです。
占星学的にみてもブルーの石はつけられる人が少ないうえ、ダイヤモンドは他の宝石と比べて、軽
い重量でパワーをもっとも発揮する石です。この二つが重なれば、その効果は良いも悪いも相当なも
のがあります。それがもし悪い面にでたら…… こういう悲劇が繰り返させるということになるのです。
正しい処方で幸せ倍増
しかし、そのパワーの原理をしっかり押えて活かすことができれば、これ以上 強い味方
はないでしょう。
自己のホロスコープから運命を導き出し、さらにはその克服法がしっかり用意されてい
るとしたならば、賢いみなさんならその方法を活用されることでしょう。
どんな石を身につけるのがよいかは、その人の生年月日と誕生時刻、出生場所から導き
出されます。占星術師が作成するホロスコープから、どの惑星エネルギーの影響を強く受
けているか、それによってどのような効果がもたらされるかが診断されます。その際は、
運気改善の処方にあった加工 、 重量 、 台座 を正しく選び、 浄化の儀式(プージャ)を
施してから 身につけられることをお薦めいたします。
◆ジェム・ストーンは 本当に幸せをもたらせてくれるものなんですね!
長野県 美容師 30代 女性
3年ほど前です。ホトホト付き合う男性に振り回され疲れていたとき、妹の紹介で、インド占
星術に出会いました。
最初は、半信半疑で見てもらったのですが、運命を改善できる方法があるということに、とて
も惹かれました。わたしには、心を安定させるための真珠かムーンストーンを身につけるのがい
いと。
一番いいのは指輪ということでしたが、職業柄、指輪をつけるのは難しいためペンダントをつ
け始めました。ただ、最大の効果がほしかったので、次はブレスレット、そして最終的には指輪
も手に入れたのです。
今までお付き合いしてきた男性は、みんな同じ『シャイな自分勝手』タイプでした。相手の気
分次第で毎日が過ぎ、先が思いやられる不安でいっぱいでした。しかも、いつも付き合いは
長続きしませんでした。
そこで一念発起し、今までとは違う、安心できる男性と出会えますように! と願いを込めた開
運だったのです。毎日肌身離さず、仕事では指輪とブレスをペンダントヘッドにつけて、家で
はもとに戻すことをくり返しました。すると、3ヶ月たった頃でしょうか・・・
出逢ったのです! 理想のパートナーが!! 精神的レベルの高い大人の彼です。あれほどま
で望んでいてもいつも同じタイプの彼だったのが、わずか3ヶ月で・・・ ウソのようです。
トントン拍子で結婚話が進み、今では子どもと一緒に平和に暮らしています。
ジェム・ストーンの力って本当にすごいと身に染みて実感しています。