アプリケーションノート LOGIC TRAINER+ MT-D002 サンプルプログラム 1.概要 このアプリケーションノートでは、ロジックトレーナープラス(MODEL MT-N100)用のオプション基板である フルカラー LED 基板(MODEL MT-D002)のサンプルプログラムについて解説します。 サンプルプログラムは簡単ビジュアル・プログラミング・ソフト「Applilet EZ PL Ver.3.5」で作成します。 2. サンプルプログラムの内容 MT-D002 に搭載されているフルカラー LED をスライドボリューム抵抗を使った調光制御プログラムと、光センサー と LED を使った周囲光レベル表示プログラムの作成例を紹介します。 マイコンの端子と各デバイスの端子は下図のように接続することとします。スライドボリュームのツマミを左から右 へ動かすと、フルカラー LED の対応する色(VR1 →赤、VR2 →緑、VR3 →青)が明るくなります。逆に、右から 左へ移動すると暗くなります。 また、周囲を暗くする(光センサーに当たる光をさえぎる)と、その暗さに応じて LED1 ∼ 4 が点灯します(もっ とも明るいときに LED4、もっとも暗いときに LED1 が点灯)。 LED1 LED2 LED3 LED4 VR1 DS2 DATA RxD (P44) TxD (P43) INTP3 (P41) GND SUNHAYATO 78K0S/KA1P CX VR3 12345 | 67890 P123 P30 P31 GND SEN1 VR3 VR2 VR1 TB1 VR2 MODEL MT-D002 P42 P41 P40 VCC R VCC B G 1 P130 P45 P44 P43 CN9 P23 P22 P21 P20 1 SEN1 1 DS3 DS1 MODE POWER PRG ON RUN OFF MODEL MT-N100 0 SW1 SW2 SW3 SW4 RESET LOGIC TRAINER+ ジャンプワイヤーの接続 マイコンの端子 P130 P45 P44 P43 P42 P41 P40 P23 P22 P21 P20 ジャンプワイヤーを配線する ときは、POWERスイッチを 必ず 「OFF」 にしてください 接続先の端子 R (MT-D002) G (MT-D002) B (MT-D002) LED1 (MT-N100) LED2 (MT-N100) LED3 (MT-N100) LED4 (MT-N100) VR1 (MT-D002) VR2 (MT-D002) VR3 (MT-D002) SEN1 (MT-D002) 図 1 ジャンプワイヤーの配線 3. Applilet EZ PL でプログラムを作成する Applilet EZ PL を起動します。Windows のスタートメニューより 「 すべてのプログラム 」 →「Applilet EZ PL」→ 「Applilet EZ PL」をクリックしてください。 Applilet EZ PL が起動したら、下図のようにパネルを配置してください。 図 2 Applilet EZ PL のパネル配置 各パネルのプロパティは次のように設定してください。 アプリケーションノート MT-D002 サンプルプログラム ①アナログ入力パネル P21 ~ P23(VR1 ~ VR3) スライドボリューム VR1 ∼ VR3 に対応するアナログ入力パネルの設定を行います。ポート P21 ∼ P23 をそれぞ れ下図のように設定してください。 図 3 VR1 ~ VR3 用のアナログ入力パネルのプロパティの設定 ②アナログ入力パネル P20(SEN1) 光センサー SEN1 に対応するアナログ入力パネルの設定を行います。 ポート P20 を下図のように設定してください。 図 4 SEN1 用のアナログ入力パネルのプロパティの設定 ③簡易 PWM パネル P130、P45、P44(フルカラー LED) フルカラー LED の各色に対応する簡易 PWM パネルの設定を行います。ポート P130、P45、P44 をそれぞれ下 図のように設定してください。 図 5 フルカラー LED 用の簡易 PWM パネルのプロパティの設定 ④デジタル出力パネル P43 ~ P40(LED1 ~ LED4) LED1 ∼ LED4 に対応するデジタル出力パネルの設定を行います。ポート P43 ∼ P40 をそれぞれ下図のように設 定してください。 図 6 LED1 ~ LED4 用のデジタル出力パネルのプロパティの設定 すべてのパネルの配置、プロパティの設定が終了したら、名前をつけてファイルに保存してください。 ファイルに保存したら、 「生成」ボタンを押してプログラムをコンパイルし、ロジックトレーナープラスに書き込み ます。 プログラムの書込みが終わったら、スライドボリュームを動かしたり、光センサーを手で覆うなどして動作を確認し てください。 本資料について ・本資料は、電子工作や電子回路、パーソナルコンピュータ ・本資料に記載してある内容は、一般的な電子機器(学習教 の操作について一般的な知識をお持ちの方を対象にしてい 材、事務機器、計測機器、パーソナル機器、コンピュータ ます。 エレクトロニクス社製 ・本資料を元に操作するには、NEC 78K0S/KA1+ マイコンについての知識や開発環境などが必 ・ ・ 要です。 Microsoft®、Windows® は米国 Microsoft 社の米国および その他の国における登録商標です。 その他、記載されている製品名は各社の商標または登録商 標です。 本資料のご利用にあたって お客様が用途に応じた適切な ・本資料に掲載している内容は、 製品をご購入頂くことを目的としています。その使用によ ・ り当社及び第三者の知的財産権その他の権利に対する保証、 又は実施権の許諾を意味するものではありません。また、 権利の侵害に関して当社は責任を負いません。 本資料に記載した情報を流用する場合は、お客様のシステ ム全体で充分評価し適用可能かご判断願います。当社では 適用可能判断についての責任は負いません。 ・ ・ ・ ・ ・ 機器など)に使用されることを目的としています。高い品 質や信頼性が要求され、故障や誤作動が直接人命を脅かし たり人体に危害を及ぼす恐れのある、医療、軍事、航空宇宙、 原子力制御、運輸、移動体、各種安全装置などの機器への 使用は意図も保証もしておりません。 本資料の一部、又は全部を当社の承諾なしで、いかなる形 でも転載又は複製されることは堅くお断りします。 全ての情報は本資料発行時点のものであり、当社は予告な しに本資料に記載した内容を変更することがあります。 本資料の内容は慎重に制作しておりますが、万一記述誤り によってお客様に損害が生じても当社はその責任を負いま せん。 本資料に関してのお問合せ、その他お気付きの点がござい ましたら、 当社ホームページのお問い合わせページ(https:// www.sunhayato.co.jp/inquiry/)よりお問合せください。 本資料に関する最新の情報はサンハヤト株式会社ホーム ページ(http://www.sunhayato.co.jp/)に掲載しております。 Copyright© 2009 Sunhayato Corp. 2009 年 2 月 20 日発行 REV.1.00 SG097001 ホームページ:www.sunhayato.co.jp
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