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2.基本情報
◇ トルコの一般事情 ◇
●正式国名 : トルコ共和国(Republic of Turkey) 1923年10月29日共和国を宣言
●面
積 : 78万58k㎡ (日本の約2、1倍)
●人
口 : 約74,724,269人(2011年、国家統計庁)
●首
都 : アンカラ
●民
族 : トルコ人、クルド人、少数民族としてアルメニア人、ギリシャ人、ユダヤ人、アラブ人等
●宗
教 : イスラム教(大部分がスンニ派)が国民の9割以上。憲法で政教分離が定められている。
●気
候 : 地中海性気候
●電圧とプラグ : 電圧220Vで周波数50Hz、プラグはCタイプ
●付加価値税 : 8%と18%
●在留邦人数 : トルコ国内:1,485人<イスタンブール:1,275人>(2010年)
●主要都市と人口: イスタンブール
13,624,240人 (2011年、国家統計庁)
アンカラ
4,890,893人
イズミル
3,965,232人
(1)通貨と両替
インフレが進み、2005年1月にデノミが実施され、イェニ・トルコ・リラ(YTL)、及びイェニ・ク
ルシュ(YKr)という新通貨が導入されたが、2010年1月より、トルコ・リラ(TL)に完全に移行
した。両替は、空港、ホテル、市内の銀行、町中の両替店(トルコ語でDövizと表記)で可
能であるが、レートが場所や日によって変化するので注意する。
*最新レート(2012年6月14日現在)
1US$=1.8164TL=79.62円/1TL=約43円
1€ =2.2767TL
(2)チップ
・ 空港ポーター
・ タクシー
・ ホテル
・ レストラン
・ 公共トイレ
荷物1個につき、1ユーロ相当のトルコ・リラ
(2012年6月14日現在約2.50TL)。
おつりとして小銭が出る場合はそれをチップとする。
スーツケース等の荷物がある場合には多めに支払う。
荷物1個につき、1ユーロ相当のトルコリラ。
サービスを依頼する時にも、1回につき1ユーロ相当のトルコ・リラ。
勘定書の5~10%程度。
店によっては、勘定書にサービス料が含まれている。
係員がいる場合は表示金額を支払う。一般的に50Kr~1TL程度。
(3)電話
公衆電話の利用方法は、PTTやキオスクで売られているテレフォンカードを使う。
国際電話のかけ方 (日本へのかけ方)
・0081-に続いて、日本の市街局番から0を取った番号をダイヤルする。
例:東京 03-xxxx-xxxxに掛ける場合→0081-3-xxxx-xxxx
1
・日本へのコレクトコール 008-0081-1177(この後日本のオペレーターが応対する)
(4)交通機関
イスタンブールの中心部の交通量は相当なもので、朝夕の通勤時間帯はもちろんのこと、そ
れ以外の時間帯も道路が混んでいて移動に思わぬ時間をとられることがある。このため、常
に時間には十分な余裕を持って行動する必要がある。
市内の公共交通機関としては、タクシー、市営バス、民営バス、地下鉄の他、ミニバスやドル
ムシュと呼ばれる乗合タクシー、アジア側とヨーロッパ側を結ぶ連絡船やフェリー等がある。
鉄道は郊外通勤電車、長距離線がある他、旧市街と新市街には路面電車(トラムヴァイ)も
走っている。また、イスティクラール通りとガラタ橋のたもとの2駅を結ぶ地下鉄テュネル、タク
シムとカバタシュの2駅を結ぶ地下鉄フィニクレル、テレフェリクと呼ばれるケーブルカーもあ
る。メトロバスは、道路の中央に設けられた専用レーンを走るバスで、ヨーロッパ側のアヴジ
ュラルからアジア側のソーウトルチェシュメまで伸びている。
【空港バス(HAVATAŞ)】
空港からタクシム広場(繁華街)までは約15キロ。交通渋滞にもよるが、空港からタクシム
広場まで30~45分程度。料金は10TL(2012年6月現在)。タクシム広場及び空港から0
4:00AM~翌01:00AMに30分毎出ている。
【地
地下鉄、路面電車】
ジェトンと呼ばれるコイン式チケットを購入するかアクビル(磁気式プリペイド器具。リチャー
ジ可能)を使う。
空港から市内に向かう鉄道の利用も可。
【タ
タクシー】
黄色い車体が目印で、屋根の上に「TAKSI」の表示がある。タクシーは、日本に比べて値段
が安く数も多いので、効率良く観光名所を回るには利用価値が高い。但し、英語が通じる運
転手は少ないので、地図を見せて行き先を示すか、または紙にトルコ語を書いて示すなど工
夫が必要である。
料金はメーター制で、初乗り料金は一律2.70TLである。2009年9月17日より、初乗りの
深夜割増料金制度は廃止された。時々、遠回りしたり、不当な料金を請求する悪質な運転手
がいるので、経路に注意を払うとともに、乗ったら直ぐにメーターが初乗り料金にセットされて
いるかどうか確かめるべし。チップを払う必要はないが、釣り銭が少額の場合は切り上げて
支払うことが多い。但し、荷物が多い場合などはチップを払う。
【市
市バス】
フロントと脇に、路線番号、出発地、経由地、行き先が表示されている。市内を走っている
バスには市営(赤白・緑)と民営(青)の2種類があり、市営バスに乗るときは運転手に現金を
支払うか、アクビルを利用する。民営バスは、乗車後に中に常駐している乗務員に現金を支
払うか、アクビルを使う。
【ド
ドルムシュ、ミニバス】
発着所と運行ルートが決まっており、決められた料金を運転手に支払う。運行ルートが複雑
であり、乗りこなすのは難しい。
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【レンタカー】
イスタンブール市内は交通量が多い上に渋滞が多発しており、運転マナーも極めて悪いた
め、短期旅行者のレンタカーの利用は勧められない。
【その他】
海峡を挟んで 2 大陸にまたがるという土地柄、船は市民の日常的な交通手段である。当地
には市営・民営ともにいくつかの船会社が、ヨーロッパ側とアジア側を結ぶ連絡船を運航し
ている。主な路線は、カラキョイ~カドゥキョイ、エミノニュ~カドゥキョイ、エミノニュ~ウスキ
ュダル、ベシクタシ~カドゥキョイ、カバタシ~カドゥキョイなどである。
また、シルケジ~ハレム間ではフェリーが運航している。
(5)郵便
郵便局は、「PTT」と書かれた黄色い看板が目印。これは、郵便、電話、電報を意味するトル
コ語の頭文字を取ったものである。営業時間は基本的に月から金の08:00~12:30、13:
30~17:00(地区によって営業時間が多少異なる)。中心地には土日に営業しているPTT
もある。日本への所要日数は、手紙・はがきで約1~2週間、小包は航空便で約1~2週間、
船便だと約2~3ヶ月を要する。
(6)トルコの祝祭日および時差
国民の祝日(新暦)
1月 1日 元旦
4月23日 独立記念日(子供の日)
5月 1日 メーデー
5月19日 青年スポーツの日
8月30日 戦勝記念日
10月29日 トルコ共和国宣言記念日
宗教上の祝日(イスラム暦/毎年11日ずつ時期が早まる)
● シェケル・バイラム(砂糖祭)
イスラム暦第9月断食月の終わりを祝う3日間の祭り。
(次は2012年8月19日~21日)
● クルバン・バイラム(犠牲祭)
巡礼が終わったことを感謝する祭りで、各家庭で神に生け贄の羊を捧げる。
イスラム暦12月の10日目から4日間。
(次は2012年10月25日~28日)
(参考)この期間は、官公庁が休みになり、商店なども前日の午後から休業することがある。ま
た、両バイラムの前後は、親類や知人への訪問・外国旅行などで、交通機関やホテルな
どが混雑する。このため、航空便やホテルの予約などは早目にする必要がある。
時差
日本との時差は7時間。但し4~10月はサマータイムとなり、時差は6時間となる。
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(7)禁煙法
2008年5月以降禁煙法が施行され、屋内、公共交通機関(タクシーを含む)、レストラン、バ
ー、カフェ等での喫煙は禁止となった。禁煙法に違反した場合には、喫煙者に対して82TL、
喫煙した場所の責任者に対して560~5,600TLの罰金が科される。また、煙草の吸い殻を
捨てた者に対しても、25TLの罰金が科せられる。
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