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人権とコンプライアンス

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人権とコンプライアンス
「ネスレの経営に関する諸原則」では、ネスレの企業としての基本姿勢と順守すべき高い基準につ
いて述べています。これらの基準は会長とCEOが全面的に支持しており、ネスレの全社員に伝えら
れています。
責務とシステム
ネスレは、自社の社員には直接的に、そのサプライチェーンに
含まれる企業などには間接的に影響を与えており、双方で人権と
労働者の権利の原則の推進に務めています。
「ネスレの経営に関する諸原則」には「国連グローバル・コンパ
クト10原則」が組み込まれています(下記参照)。
私たちは企業と人権に関する国連フレームワークと指導原則に
まとめられた「企業の人権尊重責任」に準じて行動しています。
また、
「世界人権宣言」ならびに国際労働機関(ILO)の基本条約
を支持しています。
私たちのパフォーマンスの向上のために、2010年に制定され
た「ネスレ エンプロイー・リレーションズ・ポリシー」を補うもの
として、2011年11月に一時雇用、外注、労働時間または賃金など
を規定した労働条件と雇用に関する新しい規約が加えられまし
た。
また、
「ネスレの経営に関する諸原則」の変更ならびに新しい
方針や手順を反映し、
「ネスレ マネジメント及びリーダーシップ
の基本原則」が2011年秋に全面的に改訂されました。
「ネスレの経営に関する諸原則」の順守は、ネスレの第三者
監査プログラムであるCAREプログラムに基づいた社外監査、
ならびに監査部門による社内監査を通してモニターされていま
す。2011年には110の施設がCARE監査を受けましたが、重大な
コンプライアンス違反は発見されませんでした 。
このCAREプログラムは、人権全般を網羅できるように2011
年に見直しが行われました。
さらに、2011年第4四半期には、ネスレの方針や手順に関する
懸念を社員が内密に提起するための新しい通告システムが導入
されました。
国連グローバル・コンパクト(UNGC)
ネスレは「国連グローバル・コンパクト10原則」を採用してお
り、国連グローバル・コンパクトを率先して実践している企業グ
ループからなるLEADの創立メンバーでもあります。私たちは
UNGCの人権と労働に関する作業部会およびそのサプライチ
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社会情勢の改善に対する貢献:カカオ栽培地域の教育インフラを改善す
るネスレの取り組みの一環として、コートジボワールのマホウノウでは生
徒で溢れかえっていた教室を新しい建物に造り変えました。
ェーン助言グループに参加しています。私たちが 事業を展開す
る国や地域がUNGCネットワークに参加することを奨励して
www.nestle.com/csv/
おり、進捗状況に関する年次報告
( Compliance
を参照)
では、人権、労働、環境、腐敗防止という
UNGC原則の4つの分野の各々における取り組みについて説明
しています。
人権と労働に関する取り組み
2008年11月以降、人権に関する私たちの方針、システムおよ
び手順を見直すために、デンマーク人権研究所(DIHR)と協働し
てきました。この取り組みは、新しい「ネスレの経営に関する諸原
則」と「ネスレ エンプロイー・リレーションズ・ポリシー」に反映
されています。また、原則レベルでの取り組みについての情報発
信を継続しており、人権に関する具体的な指標の設定を行ってい
ますが、これについては、総合的なリスク管理システムの一環とし
て年1回評価と見直しが行われています。
2010年7月、私たちは人権デュー・ディリジェンス(人権に関す
る詳細調査)に関してDIHRと2年間のパートナーシップを結び、
人権に対する私たちの責務が世界中で果たされるよう務めてき
ネスレ 共通価値の創造報告書 2011
労働の権利:ネスレ・ナイジェリアでは人権に関する原則を
業務に組み込むために積極的なアプローチを継続していま
す。2年に1度行われるMDユニオン・フォーラムは職場と産
業の適切な関係を培うための対話形式の取り組みです。
右:ナイジェリア、オグン州に新たに建設されたフラワーゲー
ト工場で組合員と面会するネスレの経営陣。
“
デンマーク人権研究所(DIHR)との協力によ
り、国際的な事業と人権の分野でリーディン
グ・カンパニーになるという私たちの目標達
成が早まるでしょう。”
人事総務担当デピュティ・エグゼクティブ・バイスプレジデント
ジャン-マルク・デュボアサン
ました。ネスレの事業に関する総合的な影響評価は、2010年に
コロンビアで、2011年には、ナイジェリア、アンゴラおよびスリラ
ンカで実施され、また、人権に関する研修オンラインツールを世
界的に導入しました。リスクの高い国々で働く社員にとってこの
研修の受講は必須です。
私たちは国 際カカオイニシアチブと協力し、公正 労 働協会
(FLA)と共に、ヘーゼルナッツとカカオのサプライチェーンにお
ける労働条件と児童労働に対し、食品企業として初めて問題に取
り組み、カカオ栽培地域における教育の普及向上に務めています
(34ページを参照)。2012年、私たちはFLAへの正式加盟を申
請します。
コロンビアでは、スイスの6つの非政府組織の支持団体である
労働団体南同盟Alliance Sudとの対話を続けています。5年間
のやりとりを経て、この同盟は2011年6月にネスレの人権とその
事業展開の影響について報告書を発表しました。世界的には、イ
ンドネシアでの労働紛争が解決した2011年3月に、国際食品関
連産業労働組合連合会(IUF)はネスレに対するキャンペーンを
中止しました。残念ながら、インドネシアのパンジャン工場におけ
る労使関係が2011年後半に再び悪化し、それによりキャンペーン
が再開されることになりました。
安全と健康
安全と健康は基本的な価値であり、組織の全員が意識を高め
るためのより良い方法を見出す取り組みの一環として、2011年に
ネスレ 共通価値の創造報告書 2011
ネスレのエグゼクティブボードはそのすべての会合で安全と健康
に関する進展を確認することを決定しました。このモデルは、ネス
レの各法人の経営会議や毎日のチームミーティングでも採用され
ています。
この数年間で特に生産などの業務分野において安全に関する
パフォーマンス全体が著しく向上しましたが(2011年のパフォー
マンス概要を参照)、私たちの目標は数値をゼロにすることです。
引き続き死亡件数に注意を払います。残念ながら、2011年はネス
レで勤務中に18人が亡くなりました 。そのうち14人は社員で(8
人が交通事故で死亡)、4人は請負契約者でした。私たちは死亡リ
スクの管理(特に運転、建設、フォークリフト、機械操作)にさらに
重点を置くこととし、広範な基準設定と業界のベストプラクティス
を基に新しいプログラムを開発しています。ネスレにおける安全と
健康の詳細については、www.nestle.com/csv を参照してくだ
さい。
腐敗防止
2010年の徹底した腐敗防止評価に続き、私たちは包括的な贈
収賄禁止プログラムの一環として対話的なオンライン研修プロ
グラムを開発・実施し、社員による不適切な行動の回避に役立て
ています。
「ネスレ考働規範」に基づき、すべての社員は従来の報告手段
または秘密保持が行われる現地の報告システムを利用して非合
法的または不順守に相当する行為を報告することになっていま
す。別の報告方法として、2011年に内密に報告できる通告システ
ムを設置し、現在はグループ全体で運用しています(上記の「ネス
レの経営に関する諸原則」を参照ください)。
母乳代替品の販売に関する世界保健機関の国際規約に対す
るネスレの順守状況は33ページを参照してください。
オンライン資料
• www.nestle.com/csv/Compliance
• www.nestle/com/csv/OurPeople
• www.humanrights.dk
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