バスケットボール競技規則変更点の概略

平成 2
6年 3月 1
5日
関係各位
公益財団法人日本バスケットボーノレ協会
審判委員会
バスケットボール競技規則変更点の概略
国際バスケットボーノレ連盟 (
F1BA :
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)のテクニカル・コミッションは, 2013
年
6月 20日
, 2
1日の 2日間にわたりスイスのジュネーヴにある FIBA
本部で開催された FIBA
セントラノレ・ボード (
FIBA中
央委員会)に, 2
014
年1
0月 1日以降 (2014年男女世界選手権大会以降)に施行される予定の新しし、競技規則の最
終原案を提出した.
FIBA
セントラノレ・ボードは,その原案を採択・承認し, 2
014年 10月 1日より施行される規則として, FIBA
のホーム・
ページを通じて公表した.
FIBAは,これらの変更点を含む新しい競技規則については,印刷物としての競技規則書を r
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0
1
4
Jとして 2014
年夏までに刊行することをすでに公表済みである.
変更点の主な概略は,以下の通りである.
1
. ノー・チャージ aセミサークル・ルール:
ノー・チャージ・セミサークノレのラインは,ノー・チャージ田セミサークル・エリアに含まれることになった.
すなわち,ノー・チャージ・セミサークノレのラインに触れている防御側プレイヤーは,ノー・チャージ・セミサークル
エリア肉にいるものとみなされることになった.
したがって,防御側プレイヤーがノ←・チャージ・セミサークルの外側にいても,その防御側プレイヤーがノー・
チャージ・セミサークノレのラインに触れている場合は,ノー・チャージ・セミサークルリレーノレの規定が適用されるこ
とになった.
E
これは,ショットやパスをするためにジャンプ した攻撃側プレイヤーをより保護するための変更で、ある.
o
など,変更に付随する締かい点における規定については,
※「片足だけがラインに触れている場合J
FIBA
からの解説の発表を待つことになる.
2
. タイム・アウト:
第4ピリオドの最後の2分間には, 1チームがタイム・アウトを3聞とることはできなくなった.
チームは,後半(第 3ピリオドと第4ピリオドを通じて)に3
回のタイム・アウトをとることができる J
が
,
すなわち,「 1
第4
ピリオドの最後の2
分間にはそのチームにタイム・アウトが3回残っていたとしても,それぞれのチームは2
田ず
つまでしかタイム・アウトが認められなくなった.
これは,ゲーム終了直前における過度の回数のタイム・アウトによるゲームのたび、重なる中断を避けるための変更
である.
※ 1チームが「後半(第 3ピリオドと第4ピリオドを通じて)~こ3回のタイム・アウトをとることができる」としづ本来の
規則についての変更はない.
※ 「前半(第 1ピリオドと第 2ピリオドを通じて)に 2回J,r
各延長時限には 1回ずつ J
のタイム・アウトをとることが
できることについては規則の変更はない.
3
. 24
秒ルール:
フィールド・ゴールあるいは最後のフリースローのボーノレがリングに触れたのち,シューター側チームのプレイヤー
がそのリバウンドのポールを取った場合は, 24秒計は 1
4
秒からはかり始められることになった.
これは,ゲームのテンポ・アップ。やスピード・アッフ。を図り,攻撃や、ンヨットの機会をより増やすための変更である.
24秒計)の仕様に変更が求められているので注意すること│
※出器具 (
※「ショットによってボーノレのコントロールが終わっても, 24
秒の制限が終わらないうち(ボールがリングに
触れなかったとき)にふたたび伺じチームがそのボールをコントロールした場合は, 24
秒計は止めないし
リセットもしなしリことについては変更はない.
からの
※「パスされたボーノレがリングに触れた場合」なと変更に付随する細かい点における規定は, FIBA
解説の発表を待つことになる.
4
. テクニカル・ファウル/その①:
プレイヤーに科されるものでもコーチに科されるものでも,テクニカノレ・ファウノレの罰則は「相手チームに 1
個のフ
リースローとスロー・インを与える jことになった.
そのほかの点については下記 5
.に述べられたもの以外,特に変更はない.
これは,テクニカル・ファウノレとアンスポーツマンライク・ファウノレを比較したとき,“からだの触れ合いのないテクニカ
ノレ・ファウノレ"にも“からだの触れ合いによるアンスポーツマンライク・ファウル"と同様に「相手チームに2個のフリー
e;
.
l¥うことが罰則としては重すぎるのではないかという考え方から,これらのファウノレ
スローとスロー・インを与える J
による罰則の重さのバランスを取るための変更である.
※変更になるのはフリースローの数だけである.
E テクニカル・ファウル/その②:
1フ。レイヤーにテクニカノレ・ファウルが2回記録されたときは,そのプレイヤーは失格鋼退場になることになった.
これは, 1プレイヤーが一度テクニカノいファウルを宣せられているにもかかわらず,ふたたび、スポーツマンシップと
フェア・フ。レイの精神を逸脱するふるまいをしてゲームのクリーンな雰囲気を損なった場合に,そのプレイヤーによ
り重い罰則を科すための変更である.
J個のファウ J
レとして考えるので,
※テクニカノレ・ファウルとアンスポーツマンライク・ファウノレは種類の異なる男I
1プレイヤーにテクニカノレ・ファウルとアンスポーツマンライク・ファウノレが 1回ずつ記録されても,それだけ
では失格・退場になることはない.
※この規定によってプレイヤーが失格・退場となった場合は,罰則はテクニカル・ファウルの罰則だけを適用
する.したがって,そのうえさらにデ、イスクオリファイング・ファウルの罰則が適用されることはない.
※コーチに記録されるテクニカル・ファウノレの回数によるコーチの失格・退場となる条件については変更はな
2
0
1
5年 3月 1
4日
r2015-バスケットポール競技規則 Jにおけるユニフォーム(シャツ・パンツ)の圏内導入について
2
0
1
5年 4月 1日に施行される r2015-バスケットボール競技規則」の改正点のうち、ユニフォーム(パン
ツの長さ)に関するルール改正について、移行措置として次のとおり定める。
該当規定 :
r
2
0
1
5
.
.
.
.
.
.バスケットボール競技規則 j 第 4条 .3ユニフォーム (
4
.3
.1
)
「ユニフォーム規程 J 3
.パンツ (
3
.1
.3
)
まひざ上までとする旬り;ざ言葉にかかってしまう長さ的パンツ i
ま公式大会のニエニ
※パンツの長さ i
ま認められない.
フォームとして i
1
.2
0
1
5年 4月以降に新しくユニフォームを製作・購入する際は、上記規則に準じたユニフォームであること
2
.各カテゴリーの特性を考慮し、導入する時期を次のように定める
①全日本総合バスケットポール選手権大会(オールジャパン)
2
0
1
5年度開催の本大会より適用する
各ブロック予選大会ほか、 NBL及び WJBしを除く、オールジャパン出場推薦を兼ねる大会での適用に
ついては、主催者の判断とする
② NBL.WJBL
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0
1
5年度開催の大会 (
2
0
1ト 2
0
1
6シーズン)より適用する
③U
1
2
(ミニ連盟)
身体成長の著しい時期でもあるため、国肉大会での規則の適用は行わない
但し、国際親善大会の場合は(日本国肉開催であっても)、上記規則にできるだけ沿うような長さのパ
ンツを着用することが望ましい
④その他
0
1
6年度からとする
全国大会での適用は、移行期間を 1年開設け、 2
各ブロック予選大会、各都道府県園地区大会、各地方連盟主催大会等の適用については、主催者の
判断とする
以上