当社取締役CFO兼管理本部長の ブルームバーグTVにおけるインタビュー(生放送)要旨 2012年5月11日 9:40~ (Opening) >グリーやディー・エヌ・エーなど日本の主なゲーム企業と比べ、ネクソンの時価総額は約2倍になっていま す。*Nexon $7.6billion・Gree$4.5billion・DeNA$3.93billion(2012年5月11日現在) また、日本のVideo Game市場の成長率はおよそ33%と予想されています。 (Interview) >今後のネクソンの成長についてはどう見ていますか。 ネクソンは第一四半期に売上高ベースで46%、営業利益ベースでも80%を超える成長率を記録しました。コ ンテンツに於いても、アジアのゲーム市場を中心に需要が高くなってきています。昨年度870億円の売上高 を達成したネクソンは、本年度に於いて1,080億円の売上高を達成すると予想しております。 >最近日本で話題になっているコンプガチャがネクソンに与える影響は。 ネクソンの場合、影響は軽微と見ています。ネクソンのゲームでガチャアイテムは扱っていますが、コンプ ガチャはこれを更に進化させた、より複雑な形態のものです。現在、コンプガチャに関する消費者庁の正式 なガイドラインの発表を待っているところです。 >韓国、日本、中国等では青少年がゲーム中毒による、または暴力的な画像を見ることによる社会問題が 話題になっていて、一部規制を導入することにより緩和策が図られていますが、ネクソンはこのような規制 による影響は受けますか。 恐らく影響は少ないと見ています。例えば、韓国の場合、16歳未満のユーザーは夜12時から朝6時までの ゲームプレイが禁止されていて、ネクソン側としてもそのルールを守っています。このような規制による影響 は軽微で、かつネクソンもこの時間帯に子供たちがゲームをすることを望んでいません。ネクソンはユーザ ーの皆さんがより健全な形でゲームを楽しめるよう、これからも努力していきます。 >ネクソンの売上高に占めるPCゲームは90%と見ていますが、現在流行りのモバイルゲームにおける可能 性を見逃がしているのではないでしょうか。 現在はモバイル革命において未だ早い段階にあると思っています。ネクソンもこのような面白い時代に突 入していることを興味深く思い、またそこにはチャンスがあるとみています。未だオンラインに比べると規模 こそ小さいですが、モバイルの方も早いスピードで成長して行くことを期待しています。ネクソンは韓国の優 秀な開発者を中心にモバイルコンテンツの開発を行っています。 >モバイルに力を入れる上で、M&Aなどを行うことも考えていますか。また、最近市場で話題になったM&A の噂についてもコメントください。 モバイル部分に関しては、内部投資も行っている他、世界各国の会社へ投資することによってモバイルプ ラットフォームの構築を図りたいと思っています。M&Aに関してネクソンは今まで成果を上げてきましたし、 これからも長期的に成長の余地のある開発チームやIPを有する先への投資を検討したいと思っています。 今まで韓国を始め、アジア各国でこのような努力をしてきましたし、北米にも十分魅力的な会社はあると思 います。引き続き、M&Aの検討は図っていきたいと思っています。 最後ですが、会社の方針として噂や推測に関してはお答えしていません。繰り返しになりますが、ネクソン は開発チームやIPの取得に興味を持っています。基本はオンラインゲーム会社ですから、今後もオンライ ンをベースとしたビジネスに集中していきたいと考えています。 (以上)
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