HTLV-1関連脊髄症[HAM]の 有効性評価指標に関する 多施設共同

HTLV-1 関連脊髄症[HAM]の
有効性評価指標に関する
多施設共同前向き臨床研究にご参加いただく方へ
この研究は、HAM の個別化治療や新薬の開発を促進する
この研究では、皆さまが通院する病院で、最初と 2 年後
ために、皆さまの臨床情報と血液や髄液のデータを解析し
に血液と髄液の検査を実施します(任意)
。また病院へ通院
て HAM の進行の個人差をもたらす原因を明らかにし、進行
した際に、約 2 年間にわたり歩行状況に関する調査を実施し
具合を評価する指標を確立することを目的としています。
ます。さらに、HAM ねっと事務局から、1 年に 1 回お電話で
この研究により、お薬の効き目を適切に確認できるように
経過や症状などをお伺いします(5 年間)
。
なり、また病気の進み方が早い患者さんを早期に診断するこ
HAM の新しい治療法の開発を促進するために非常に重要な
とも可能になることが期待されます。
研究です。皆さまのご協力をよろしくお願い申し上げます。
ご参加から研究終了までの検査及び調査
ご参加いただく期間︵5年間︶
病院での検査(2 年間)
HAM ねっと事務局※
からの調査(5 年間)
初回検査
1 年に 1 回
歩行状況確認
血液・髄液検査(検査は任意です)
電話または携帯電話にご連絡致します。看護師
その後の外来での検査
等の専門の医療スタッフが以下の内容について
お話を伺います。
歩行状況確認
※可能な限り、1 ∼ 3 ヵ月以内の
調査内容
◎氏名・生年月日・性別・住所・電話番号など
の基本情報
◎家族構成・家庭環境・生活状況(就労状況・
公的補助受給状況)など
◎診断・治療状況・合併症など
◎運動機能障害の程度・排尿障害の程度など
◎QOL(クオリティーオブライフ:生活の質)
の尺度など
受診をお願いします。
2 年後の外来
歩行状況確認
血液・髄液検査(検査は任意です)
お問い合わせ先
HAM ねっと事務局
〒216-8512 神奈川県川崎市宮前区菅生 2-16-1 聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター
電話・FAX:
0120-868619
(フリーダイアル)
お電話によるお申込み、お問い合わせの受付は、
月∼金 10 時∼ 16 時まで
メール:
[email protected]
※HAM ねっとの概要については裏面をご覧ください。
HAM ねっと[HAM 患者登録システム]のご案内
HTLV-1 関連脊髄症(HAM)は、進行性の歩行障害や
HAM ねっとによる調査の概要
膀胱直腸障害を来たす稀な難治性疾患で、残念ながらそ
の治療法はいまだに確立されていません。これは患者数
対象
が少ないために患者さんが全国の医療機関に散在してし
HAM と診断されたすべての方が対象です。年齢・性別・病期・
まい、症状がどのように進行していくのか、これまでの
薬にどれくらい効き目があるのか、などといった情報が
集約できていないことが大きな原因となっています。そ
こでこの問題を解決するために HAM 患者登録システム
「HAM ねっと」を設立し、研究の推進に必要となる情報の
全国的な調査をはじめました。
HAM の病態解明や新しい治療薬の開発には、多くの情報
が集まることがとても大切です。ひとりでも多くの患者さ
病型は問いませんが、キャリアの方は対象外となります。
調査内容
「HTLV-1 関連脊髄症(HAM)の有効性評価に関する多施設共同
前向き臨床研究」に加え HAM の症状の経過に関する調査など
調査期間
調査期間は 10 年間です。
んのご協力をお待ちしております。
「HAM ねっと」にご登
調査方法
録いただいた患者さんには、治験の情報や HAM に関する
登録時、その後は 1 年に 1 回、電話での聞き取り調査を行います。
最新の研究成果などいち早くお届けすることができます。
なお、
「HAM ねっと」は厚生労働省の研究班によるプ
HAM ねっとに登録いただいた患者さんには治験や研究などの最新
ロジェクトの一環で、HAM の新たな治療法の確立に向け
情報が掲載された「HAM ねっと通信」を定期的にお送りしています。
た研究推進のために運営しています。
「HAM ねっと」への登録と調査の手順
HAM ねっと事務局
・登録のご案内
・聞き取り調査
・患者さんの情報管理
・患者さんへの情報提供
患者会
① 登録の申込み
患者会の支援
② 書類一式の郵送
(同意書・登録票・調査票等)
④ 記入済みの書類を郵送
患者さん
⑤ 聞き取り調査
③ 患者さんから主治医へ調査票
必要箇所の記載を依頼
主治医
厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等実用化研究事業(難治性疾患実用化研究事業)
「HAM の革新的な治療法となる抗 CCR4 抗体療法の実用化に向けた開発」